インドの鉄道駅では800万人がGoogle提供の無料Wi-Fiを利用している、Googleには広告収入がある

2015年にGoogleは、インドの鉄道駅に無料のWi-Fiを設置する企画をスタートし、そして今日同社は、目標の400駅、対象人口800万を超えた、と発表した

今日(米国時間6/6)、インド北東部のアッサム州ディブルガール駅がオンライン化されたとき、その目標に到達した。

Googleの発表によると、今では毎月800万あまりの人びとが駅のWi-Fiを利用している。そして一回のセッションで平均350MBのデータ通信を消費し、その半分が少なくとも一日に二回、この事業のWi-Fiを使用する。

十分な規模に達したと見たGoogleは今年から、有料の高速接続を別途提供して、この事業の収益化を開始した。これまでの標準プランにも広告という収入源はあるが、それは鉄道会社や通信会社と分有されている。

400駅800万人という到達点は、Googleにとってまだ“旅の途上”だ。今後は鉄道駅以外にもWi-Fi接続ポイントを全国的に設置していく意向だ。

GoogleのNext BillionチームのVP Caesar Senguptaはブログでこう述べる: “インドはインターネット人口が世界で第二位に多い。しかしそれでも、オンラインでない人口がまだ10億近くいる。われわれの計画も、あと数百万はまだ未達成だ。そもそも、駅を利用しない、あるいは駅に近くない人びとも多い”。

この事業は今、インドネシアやメキシコなどにも根付きつつある。Senguptaによれば、今後対象国はさらに増やしていくそうだ。

しかし無料のWi-FiはGoogleの専売特許ではない。FacebookのInternet.orgはネットの中立性に違反しているとしてインドで禁じられたが、昨年その後継システムがインドでローンチした。Facebookはそれについてあまり語らないが、規模ではGoogleにとうてい及ばないだろう。

Googleがインドで展開しているのは無料のWi-Fiだけではない。検索など主要サービスもインドでそのデータフレンドリーな(データ通信をあまり消費しない)バージョンを提供しているし、またモバイルの決済ネットワークTez食品配達サービス、そしていちばん最近は地域コミュニティのためのソーシャルネットワークを立ち上げた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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