後部に見える排気管は無視していい。あれは一般の見物人をだますカムフラージュにすぎない。Autoblogによると、この車はPorscheがTesla対抗として発表を目論む電気自動車である可能性が高い。Porscheは数年前から、Mission Eと呼ばれるコンセプトでこの車について話してきたが、生産モデルの写真はこれが初めてだ。
写真の車には、コンセプトにあったラディカルデザインは見られない。球状のボディーや特徴的な室内と低い車高はどこかへ消えた。これは全く新しい車というよりは、進化したPanameraのように見える。
Porscheらしい左右の車輪間隔を残していて、フロントはPanameraと異なるデザインを採用している。ヘッドライトはコンセプトと似ているようだ。
一連の写真(上記リンク先)はドイツ、シュツットガルトのPorsche施設の屋外で撮られたもので、Tesla車も何台か一緒に写っている。
ただしこの車の駆動系については情報がない。Porscheにはいくつか選択肢がある。MercedesがSLS AMGで行ったように車輪ごとに電動モーターを付けるか、TeslaのAWD(全輪駆動)モデルのように車軸ごとに1台のモーターを使うか。いずれの場合でもPorscheは持っているもの全部をこの車に注ぎ込むに違いない。Mission Eは、年齢を重ねるTesla Model Sに直接対抗する位置づけで、Panameraと同様の価格で2019年には市場に出すとPorscheは言っている。TeslaがModel Sのモデルチェンジを行うと言われている時期の2年前だ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )