本当にクラシックなBlackBerry端末の使用を止めるときがきた

BlackBerryの長く孤独な死は、明日(米国時間1月4日)に新たな節目を迎える。同社はついにレガシーサービスへのアクセスを終了する。しがみつくようにBlackBerry OS 7.1とBlackBerry 10搭載デバイスを使っているユーザーは、同日、実質的にその機能を失ってしまう。携帯電話を使って行うこと、つまりデータ、電話、SMS、911アクセスなどの主要な機能が使えなくなる。

同社が指摘しているように、この動きはまだ先が長い。BlackBerryは2016年に自社製ハードウェアを捨て、TCL(2020年に終了を宣言)のような企業にブランドを明け渡した。同社は2020年に、1月4日のシャットダウンを発表しており、BlackBerryが重要な移行期間を提供していないと非難することはできない。声明では次のように記されている。

BlackBerryのへの移行におけるもう1つのマイルストーンとして、BlackBerry 7.1 OS以前、BlackBerry 10ソフトウェア、BlackBerry PlayBook OS 2.1および以前のバージョンのレガシーサービスを廃止する措置を取る予定であり、2022年1月4日を使用停止または終了日とする予定です。この日をもって、これらのレガシーサービスおよびソフトウェアをキャリアまたはWi-Fi接続で実行するデバイスは、データ、電話、SMS、911機能を含め、信頼性をもって機能しなくなります。私たちは、忠実なパートナーやお客様に対する感謝の気持ちを込めて、この日までサービスを延長することを選択しました。

もちろん、そこにはたくさんの選択肢がある。しかし、5G BlackBerryブランドのデバイスを約束したOnwardMobilityは、2021年の発表を約束したにもかかわらず、現在まだ「MIA(作戦行動中行方不明)」のままだ。カナダの名門OSOMのデバイスもある。しかし、やはり、プライバシーに焦点を当てたこの製品は、2022年2月末のMobile World Congressまで発表されないだろう。

それまでの間、BlackBerryが世界のリーダーや芸能人、一般人から選ばれ、モバイルの世界を支配していた時代を思い出してみよう。しかし、ハードウェアの世界では、物理キーボードも含めて、金のものは残らない。R.I.P. BB classic。本当だよ。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(文:Brian Heater、翻訳:Dragonfly)

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TechCrunch Japan

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