次期Apple TVのリモコンはタッチ方式になるかもしれない

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Appleの次期Apple TVは、数週間後に迫ったWorld Wide Developers Conferencesで発表されると噂されているが、新しいデザインのリモコンが付いてくるかもしれない。新たなリモコンにはタッチパッドが付いているとNew York Timesは報じており、ユーザーはスクロールやナビゲーションに使えるという。

AppleはTechCrunchに質問への回答を拒んだが、Appleの入力方式全般の傾向、新しいApple TVに入ると噂されている機能、そして同社の最新タッチ技術の進歩を踏まえれば、このデザイン変更は十分理にかなっている。

まず、AppleがApple TVを、本格的App StoreおよびデベロッパーSDKによって改訂するのであれば、タッチパッドは高度なナビゲーションの要求に答えるものだ。UIのナビゲーションだけでなく、Apple TVの様々なタイプのアプリ ― ゲーム等 ― で使うことを考えればなおさらだ。

もう一つ考えられる理由は、Appleのタッチ入力技術はおそらく業界をリードしており、同社はあらゆるデバイスに採用したがっていると思われることだ。タッチ入力はMagic MouseとMagic Trackpadの両方で使用されており、いずれもライバルの同等デバイスでは得られないようなコマンドや制御を可能にしている。

そして、Appleが最新技術であるForce Touchやタプティックフィードバックを新しいリモコンに採用するのかどうかも興味深い。13インチRetina MacBook ProをはじめMacBookおよびApple Watchと、Appleは最新製品に次々とこの技術を反映している。TVリモコンにForce Touchを利用すれば、入力方法の幅がさらに広がり、NY Timesの予想する、新リモコンにはタッチパッド以外にボタンが2つしかないという場合にも役立つだろう。

Appleのリモコンは長らく改訂が待たれている。現在のアルミニウム製デバイスは、古いプラスチック製の焼き直しにすぎず、Appleの技術もユーザー体験に関する感覚も過去数年間に大きく変わってきている。

6月8日のキーノートから始まるWWDCで明らかになるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook