Amazonの食料品事業が買い物客の利便性を新たなレベルに引き上げた。AmazonFresh Pickupは、車のトランクに届けてくれるドライブイン食料品店だ。火曜日(米国時間3/28)にベータ版を開始した。買い物客はオンラインでAmazonFreshのカタログから商品を選び、時間帯(最短で注文の15分後)を指定したら、あとはAmazonFresh Pickupの受け取り場所へ行き駐車スペースに止めるだけで、サービス担当者が数分のうちに車のトランクに直接商品を積んでくれる。
これはAmazon Prime契約ユーザーへの無料付加サービスで、既存のPrime機能に大きな新機能を加えるものだ。注文に最低金額はないので、その気になれば歯磨きのチューブ1本でも買うことができる。
対象商品は野菜、肉、乳製品、日用品など。プログラムは現在ベータテスト中のため、利用できるのはAmazon社員のみだが、正式展開されれば全Primeメンバーが利用できる。地理的制約もあるので、全Primeメンバーが利用可能とは言っても、シアトルのSODO地区またはバラード地区近郊にあるAmazonFresh Pickupの指定場所で受け取らなくてはいけない。
Amazonは食料品買い物の形態を変える様々な方法を検討しており、これもまた伝統的ショッピングと同社のEコマースモデルを融合させた興味深い試みといえる。AmazonFreshは地理的拡大には慎重だが、今回のテスト結果が良ければ、この種のビジネスの促進につながるかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)