警告のとおりAmazon Web Services(AWS、アマゾン・ウェブ・サービス)は、米議事堂での暴動を呼びかけたトランプ大統領支持者の巣窟となっていた右翼ソーシャルネットワーキングサービスParler(パーラー)へのサービス提供を停止した。サービス停止は警告から24時間経って実行されている。つまり、現在、Parlerのウェブアドレスにアクセスすると、リクエストしたドメインにはアクセスできないというメッセージが表示される。
Parlerのコミュニティは、先週トランプ大統領の公式アカウントがTwitter(ツイッター)とFacebook(フェイスブック)から停止処分となった後に活発になっていた。トランプ大統領の感情と足並みを揃えた似たような激しい罵りや暴力の促進をツイートする数多くのアカウントもそうしたプラットフォームから排除された。Apple(アップル)とGoogle(グーグル)は利用規約に違反したとしてそれぞれのアプリストアからParlerを削除し、AWSもサービス提供停止を通告して追随していた。
Parlerは各社の排除に対抗するために自らのインフラをゼロから構築する意向を示した(ZDNet記事)が、その一方ですでに展開されているGabといった右翼オーディエンスのためのソーシャルメディアサイト(未訳記事)は、Parlerのプラットフォームからの排除の恩恵を受けている。Gabは以前ホスティングが無効化され、ヘイトスピーチ拡散の問題でGoogle Playから排除されている。
関連記事:AWSが愛国者の拠点となったソーシャルメディアParlerに対し日本時間1月11日午後のサービス停止を通告
カテゴリー:ネットサービス
タグ:アメリカ、ソーシャルメディア、Parler、AWS
画像クレジット:TechCrunch
[原文へ]
(翻訳:Mizoguchi)