あなたが今使っている典型的なクラウドモニタリングサービスは、数ダースのサービスを統合し、きれいなダッシュボードを表示し、何らかの自動化により、アプリケーションの現況を監視する手助けをするだろう。Datadogも長年そんなことをやっていたがしかし今日(米国時間7/12)、Watchdogという新しいサービスを導入した。それは、機械学習を使って自動的に異状を見つけるのだ。
同社によると従来のモニタリングのセットアップでは、アプリケーションの動きをチェックするためのパラメータをユーザーが定義して、それらをモニタするためのダッシュボードやアラートをセットアップしていた。しかし今日の複雑なクラウドアプリケーションでは、そのやり方には限界がある。そこで、オートメーションの層がもうひとつ必要になる。
そしてそれが、Watchdogの役目だ。このサービスは、捉えられるかぎりのパフォーマンスデータをすべて観察し、それらの正常値を学習し、そして何か異状が起きたらアラートを発して、できるかぎり、何が起きたのかのインサイトをユーザーに与える。
Datadogのデータサイエンスの長、Homin Leeが、Watchdogの発表声明で述べている: “私たちの顧客の長年にわたるデータセットを使って、アルゴリズムの研究と訓練を行った。プログラムが問題を見つける点ではこの技術はユニークだが、それだけではなく、ユーザーが調査を始めるために必要な、おおよそのルートコーズ(根本原因)を指摘できる”。
このサービスは、DatadogのEnterprise APMプランの顧客が今日から利用できる。
関連記事: デベロッパーとオペレーションの文化を融合するDatadog(未訳)