Facebookはモバイル優先に体質を改めようと努力中だ。しかし新機能の多くは依然としてまずデスクトップ版に最初に導入される。その方がテストがしやすいからだ。
今日(米国時間10/17)、投稿後に記事やコメントを編集する機能とコメントとして写真を投稿する機能が iOS版に導入された。これでユーザーは自分の意見を写真で表現したり、タイプミスを恐れず記事を投稿したりできるようになった。
今回のiOS版アプリのアップデート(順次公開中なので一部のユーザーはまだ利用できないないかもしれない)にはこれ以外にも、エモーティコン、気分、活動を友だちのタイムラインで共有する機能も含まれている。つまり小さい絵文字と「JoshConstineは喜んでいます」、 「Josh Constineはコーヒーを飲んでいます」などというテキストが表示されるようになる。またプライバシーに配慮して、ナビゲーション・メニューのユーザー名の横にプライバシー設定画面へのショートカットになる鍵のアイコンが表示される。この画面にはプライバシー関係のFAQとユーザーが現在Facebookで何をしようとしているかが表示される。
写真によるコメントは7月に最初に導入され、Tumblrファンなどの若い先進的なユーザー層の人気を集めている。
Facebookは2012年にウェブ版ではコメントの編集ができるようにした。先月には投稿後の記事の編集がウェブ版とAndroid版で可能になった。これまでは投稿後にタイプミスを発見した場合、 削除して再投稿するしかなく、その場合「いいね!」もコメントもすべて消えてしまうのが悩みの種だった。
ただし「いいね!」やコメントを集めた後で記事本文を広告などに書き換えるというインチキを抑止するためにFacebookは編集された投稿やコメントには「編集済み」と表示し、クリックすると編集履歴が分かるようにしている。
これでいよいよ、投稿後の記事とコメントの編集がすべてのiOSユーザーに行き渡ることになった。長らくウェブ中心のサービスだったFacebookのモバイル優先への挑戦はこれからも続く。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)