Google、モバイル用検索アプリをアップデート。パーソナル化されたフィードがメイン画面に

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今日(米国時間12/6)Googleの看板モバイルアプリに大きな改訂があった。知っているべきこと ― 約束のフライトの時間等 ― と、興味のあること ― ニュース、スポーツ、エンターテイメント等 ― が区別しやすくなった。これまでのカード型デザインは変わらないが、2つのセクションに分けてコンテンツを整理した。自分専用のフィードと、upcoming(これからの予定)セクションだ。

upcomingセクションは、右下のアイコンをタップすると現れる。スケジュール、通勤の電車時刻、宅配便の通知、フライト、塔乗券などの情報が表示される。これは知的アシスタントのGoogle Nowが何年も前から提供しているものと同じ種類の情報で、Gmail、カレンダー、Googleマップ等、他のGoogleサービスのデータを利用している。

Googleが、個人の予定を表示する upcoming ではなく、ニュースフィードをデフォルトにしたことは興味深い。改訂されたアプリでは、このパーソナルフィードがアプリのメインセクションになり、好きなスポーツチームや気になる人物、音楽、ニュース記事等が満載される。これは、不可欠な重要情報が他のフィードに埋もれる心配がなくなることを意味しているが、通常は見えないという意味でもある。見るためには upcomingフィードを表示させる必要があり、この設定は変えられそうにない。

このフィードは以前と同じくアプリの設定画面でカスタマイズが可能だ。どの株を追いかけるか、どのスポーツチームが好きか等々。さらにGoogleは、このフィードを使い続けるとさらにパーソナライズされ、意味のある情報が載るようになると言っている。Googleやこのアプリを使えば使うほど。

狙いは明らかで、フィードの整理をよくして最重要情報が散乱した情報に紛れないようにすることだ。2つのセクションを切り替えるのは簡単だが、ニュースフィードをデフォルトにした選択には疑問が残る。

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Googleのアプリは、広大なウェブに飛び出していくことに長けていて、移動の計画やスケジュールの確認にはとても便利だが、ユーザーが気にかけていることを知るパーソナルアシスタントではあまり成功していない。

設定画面で明示しない限り(株式、好きなチーム等)、アプリがニュース記事を選ぶ基準は、それまでにユーザーがGoogle検索した履履に頼りすぎていると感じる。

今回の改訂でGoogleは、interests[関心事]セクションを前面中心に据え、ユーザーと自社コンテンツとの接触を増やそうとしている。そうすることで、フィードのパーソナル化を進め、関連度を高めることが可能になる。これまでは過去の検索を反復するだけだった。

さらにGoogleは、フィードをカスタマイズするための新機能も公開する。

まず米国からだが、読みたい記事や情報の話題を選べるカードがフィード内に表示される。これは、アプリをあまり使っていなかったり、Googleで関連性の高い検索をしていないユーザーの「コールドスタート」問題の解決に役立つだろう。

AndroidおよびiOS版Googleアプリのアップデートは今日から公開される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook