Googleが地球の空から雲を取り除いた―マップとEarthの衛星写真更新

またもテクノロジーが魔術に近いところを見せた。

なんとGoogleが地球から雲を追放したのだ―といってもGoogle Earthの中の話だが(本物の地球から雲を無くすのは止めて欲しい)。今回、Google EarthとGoogleマップの衛星写真がアップデートされ、高精細度かつ雲のない鮮明な地表が眺められるようになった。

Googleが過去の地球を見るために作った Planetary Time Machineの紹介ページによればGoogle は何百テラバイトにも上る地球上のあらゆる場所の複数のバージョンの衛星写真を統合することができるという。同一場所の多数の写真から雲のない写真を作りだしたわけだ。これを地球全体にわたって実行したのだからその計算量は想像を絶する。今や勇敢なる探検者はアーロンの回転椅子に腰掛けたままで世界のどこへでも行ける。

今回のアップデートでは、ロシア、中央アフリカ、インドネシアなどここしばらく更新されていなかった地域の新しい写真が提供されている。

新しい雲のない地球はGoogleマップでも見ることができる。

以下はGoogle提供の新旧写真

パプア島中央部(インドネシア)

サウジアラビア

南アメリカ

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。