またもテクノロジーが魔術に近いところを見せた。
なんとGoogleが地球から雲を追放したのだ―といってもGoogle Earthの中の話だが(本物の地球から雲を無くすのは止めて欲しい)。今回、Google EarthとGoogleマップの衛星写真がアップデートされ、高精細度かつ雲のない鮮明な地表が眺められるようになった。
Googleが過去の地球を見るために作った Planetary Time Machineの紹介ページによればGoogle は何百テラバイトにも上る地球上のあらゆる場所の複数のバージョンの衛星写真を統合することができるという。同一場所の多数の写真から雲のない写真を作りだしたわけだ。これを地球全体にわたって実行したのだからその計算量は想像を絶する。今や勇敢なる探検者はアーロンの回転椅子に腰掛けたままで世界のどこへでも行ける。
今回のアップデートでは、ロシア、中央アフリカ、インドネシアなどここしばらく更新されていなかった地域の新しい写真が提供されている。
新しい雲のない地球はGoogleマップでも見ることができる。
以下はGoogle提供の新旧写真。
パプア島中央部(インドネシア)
サウジアラビア
南アメリカ
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)