Googleフォームがアップデート―アドオン、カラー・テーマ、通知など新機能多数

2016-02-11-forms-addons

Googleフォームは素早くアンケートを作り、回答を収集、分析するのに便利なツールだが、今日(米国時間2/10)、大きなアップデートがあった。 テンプレートのサポートから新しい分析オプションまでフォームに多くの新機能が付け加えられた。

Googleフォームの前回のアップデートは主としてデザイン回りで、ユーザーはアンケートにロゴ、ビデオ、GIFアニメなどを追加できるようになった。

今回のアップデートで、Googleはよく使われるアンケートのテンプレートを使えるようにした。これには顧客アンケート、小テスト、イベントへの参加申し込みなどGoogleフォームがよく利用される場合の標準的書式が含まれている。これまでユーザーがフォームを開くといきなり編集画面が表示され、新しいアンケートを作りたい場合はゼロから書式を編集する必要があった。新しく用意されたテンプレートはこうしたユーザーの手間を大幅に節約してくれる。

また、フォームにはドキュメントやスプレッドシートと同様に、アドオンとGoogle Apps Scriptsがサポートされるようになった。新しいフォームでは、たとえば、Form PublisherChoice Eliminatorg(Math) for Formsといったサードパーティー製のツールをフォーム画面から利用できる。

Googleはアンケート結果の分析にも新機能を追加した。たとえばGoogle Apps for Workや教室でフォームを利用する場合、アンケート作成者は誰がアンケートに回答ずみか簡単に調べることができる。その結果によって、さらに「未回答を注意するメールを送信する」というオプションも使える。

IndividualResponses

ユーザーはフォームのエディター画面から個別の回答をチェックすることができりるようになっている。上のGIFのスクリーンショットのように、フォームを通じて特定の個人に対してリアルタイムでコミュニケーションすることもできる。

〔日本語〕現在の日本版Googleフォームで新機能を利用するには明示的にアップデートする必要がある。ただヘルプはまだ日本語化されていない。

この記事のGIFスクリーンショットをテストするには「新しいフォームを利用する」をクリックしてForm Test{Test Questions}を表示させる。アドオンを利用するにはフォーム・エディター右上隅のメニューを開き、「アドオンを取得」を選択する。通知や数学テスト作成などのプロダクトのリストが表示されるので必要なアドオンをインストールする。フォーム・エディターのトップ中央左側のアイコンをクリックして必要なアドオンを選択、数学テストであればg(math)アドオンを開いて「グラフ作成」などの機能を利用する。またForm Publsherを利用するとアンケート回答者がフォームを開いたときに予め用意したドキュメントやスプレッドシートを表示させることができる(現在説明は日本語化されていない)。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。