iPhone 6/6 Plusの売れ行きは新記録―発売直後の週末で1000万台

AppleはiPhone 6と6 Plusの発売開始後、最初の週末ですでに1000万台を販売したことを公式に確認した。これは昨年の iPhone 5sと5cの900万台を上回り、iPhoneの発売直後の週末のセールスとして新記録となった。2012年のiPhone 5の場合は500万台だった

アナリストの予測は、BernsteinのToni Sacconaghiの7-800万台からWells FargoのMaynard Umの千数百万台までまちまちだったが、多くは供給能力の制限を考慮に入れて1000万台前後と予測していた。今回のiPhone 6/6 Plusの世界同時発売開始は前回に比べて1カ国少なかった―中国だ。最近のAppleにとって稼ぎ頭となっている国だけに、この影響はかなりあったはずだ。

iPhone 6/6Plusの予約は受付開始後 24時間で400万台を超えた。2年前のiPhone 5のときは200万台だったから倍増したことになる。発売開始時に世界のAppleストアの前に出来た行列の長さも新記録だった。Apple自身、需要が供給能力を上回っていることを認めた。今日(米国時間9/22)発表されたプレスリリースで、CEOのティム・クックは新世代のiPhoneに対する需要について、「われわれの製造能力がもっと大きければはるかに多くの台数が売れただろう」と述べた。

今週末にはAppleは6/6 Plusの販売を新たに次の20カ国で開始する予定だ。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、アイルランド、マン島、イタリー、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、カタール、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ、アラブ首長国連邦。

Appleはデバイスの種類別の売れ行きを公表しないのが常だが、アナリストは一致してiPhone 6が6 Plusより売れていると考えている。しかし6 Plusの供給も需要に追いついていないようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+