【2020年版】ローカルSEOにおけるランキング要因調査【Googleマイビジネスとレビューは大きな上位表示要因】

近年、注目が集まりつつあるローカルSEOですが、そのランキング要因の変数はいわゆる自然検索結果のSEOと比べるとシンプルであるようです。

今回は2020年におけるローカルSEOのランキング要因の調査データから、その要因と所感をまとめた記事をご紹介します。

ローカルSEO・マップ・ローカルマップ・ローカルファインダーと用語が分かれておりますので、それらの差分を考えながら読むとより一層深い洞察が得られるはずです。

Googleは過去6か月間に複数の広告アップデートと、Googleマイビジネス機能の強化を行っており、引き続きローカルにリソースを投入している。

Googleマイビジネスへのビデオ会議の導入や、最近のローカルサービス広告のオークションベースの価格設定への移行はその一例である。

広告に注目が集まっているにもかかわらず、Mozによると、自然検索ランキングの方が約20倍ものクリック数を稼いでいることは注目に値する。

焦点となるのは、ローカルSEOの継続的な成長と、そのランキング要因だ。

数年前、Googleは、ローカル検索結果のランキングで考慮する変数を指定するという珍しい措置を講じた。

関連性・距離・卓越性

「関連性・距離・卓越性」に関するGoogleの議論は有益であるが、それでも比較的不透明であることは否めない。

卓越性の説明は次のとおりだ。

卓越性(プロミネンス)とは、ビジネスがどれだけよく知られているかを指します。一部の場所はオフラインの世界でより目立つようになっており、検索結果はこれをローカルランキングに反映しようとします。たとえば、有名な美術館、ランドマークホテル、有名なストアブランドも、ローカル検索結果で目立つ可能性があります。

卓越性(プロミネンス)は、リンク、記事、ディレクトリなど、ウェブ全体からGoogleがビジネスに関して持っている情報にも基づいています。Googleのレビュー数とレビュースコアファクターをローカル検索ランキングに追加します。より多くのレビューと肯定的な評価はあなたのビジネスのローカルランキングを向上させることができます。自然検索結果における位置も要因であるため、検索エンジン最適化(SEO)のベストプラクティスが適用されます。

言い換えれば、Googleは卓越性を計算する際に、SEOのベストプラクティス、リンクや引用だけでなく、レビューも考慮に入れている。

ローカル検索ランキングファクター(Local Search Ranking Factors)は、デイビット・ミーム氏によって作成され、彼によって何年にもわたって管理されてきた12年前から毎年行われているローカルSEOの主要な調査である。後にMozがこの調査を運営し、現在はWhitesparkがそれを引き継いでいる。

Whitesparkの創設者であるダレン・ショー氏は、2週間前の会議で2020年の調査結果を発表し、近い将来に深く掘り下げることを約束している。

今回は、有力なローカルSEO実践者を対象とした調査のトップレベルの調査結果をいくつか紹介しよう。

ローカルSEO実践者調査回答者

主要な調査テーマ

この調査では、7つのテーマをもとに調査した。

  1. Googleマイビジネス(GMB)
  2. 引用/リスト
  3. ページ上の要因
  4. リンク
  5. レビュー
  6. 行動シグナル
  7. パーソナライゼーション

調査結果は大きく分けて2つのカテゴリーに分かれており、「マップ/ローカルパック」と「ローカルファインダー」への影響とローカルの自然検索結果である。

ローカルファインダーは、マップパックの下部にある「すべてを見る」をクリックしたときに表示される地図の補足的なリストのページのことだ。

ローカルパック/ファインダーのランキング変数の変更

出典:Local Search Ranking Factors Survey 2020.

2020年の調査結果によると、Googleマイビジネスとレビューは、認識された影響力が最も成長した変数だ。

ページ上のシグナル、ローカルリンク、引用は、程度の差こそあれ、相対的な影響力が低下していると見られている。

マップパックやローカルファインダーの外側、つまりSERPsのさらに下にあるオーガニックなローカル結果を考慮すると、状況はかなり劇的に変化する。

例えば、ローカルの自然検索ランキングにおけるGoogleマイビジネスの影響力はほとんどないと考えられている。また、レビューはローカルSEOのランキングにはほとんど影響を与えないと考えられている。

ローカルSEOとマップパック/ローカルファインダーのランキング要素の比較

出典:Local Search Ranking Factors Survey 2020.

考慮されたローカルSEOの変数の中には、リンクの質・コンテンツ・ドメインのオーソリティ・モバイルフレンドリー・キーワードの使用率が含まれていた。

外部リンクのオーソリティは、驚くことではないものの、かなりの差でローカルの自然検索ランキング要因のトップとなっている。

それに、 “ウェブサイト全体の質の高いコンテンツの量 “が続いた。それ以降のスコアリングの格差はあまり有意とは言えないものであった。

このことは、ローカルSEOが自然検索ランキングに貢献していると考えている変数の数が多いことを示唆している。

ローカルSEOランキングの上位要因

出典:Local Search Ranking Factors Survey 2020.

この調査では、Googleマイビジネスのローカルパックのランキング変数(ビジネスカテゴリ、ビジネスタイトルのキーワード、近接性、レビュー、スパム対策など)などを明らかにした。

プライマリービジネスカテゴリーは、最も影響力のあるランキング要因として特定された。しかし、それはかろうじてビジネス名におけるキーワードの詰め込みを上回っている。

ビジネスカテゴリとキーワードの詰め込みの後は、近接性(または距離)が主要な要因となっている。

しかし、マーケターは事実上、それに影響を与えるために何かをすることはできない。ユーザーと企業の距離に基づいて、ユーザーが都市や近隣地域を移動することで、ローカルランキングは変化する。

マップパック/ローカルファインダーのランキング要素

ここでのいくつかの驚きは、Googleマイビジネスのプロファイルの完全性と同様に、レビューの影響がより控えめであることだ。

ひとつは、より完全なプロフィールはより多くのコンテンツを持っており、それに応じてより良い順位になると仮定されるはずだ。

余談だが、すぐ上の “ローカルパックトップ15 “のチャートに反映されているレビューの影響は、以前の “経年変化 “のチャートと矛盾しているように見える。

さらに、「レビューに含まれるキーワード(Keywords in Native Google Reviews)」は、レビューのスコアやレビューの量よりも影響力があると見なされており、これも奇妙で直感に反しているように思える。

ランキング対コンバージョン要因

調査の著者であるダレン・ショー氏に、調査結果を振り返ってもらった。

彼は、ランキングは目的のための手段であり、それ自体が目的ではないと警告している。

ショーは、「私にとって最大の収穫は、ランキングにこだわるのではなく、Googleリスティングからのコンバージョンに焦点を当てることの重要性が高まっているということだ」と述べている。

また、「あなたのプロフィールに何の情報もない場合、1位を獲得したとしても、それはコンバージョンには繋がらないだろう」と付け加えた。

製品、写真、説明、特別オファー、および肯定的なレビューを備えた上で5位以内にランキングされた完全なGoogleマイビジネスのリストは、常に情報の薄いGoogleマイビジネスのリストを打ち倒すことだろう

アンケートの最後の質問のひとつは、「どの個別要因がGoogleマイビジネスからのコンバージョンに最も大きな影響を与えていると思うか」というものであった。

これは、Googleマイビジネスのコンテンツがユーザーのエンゲージメントや反応率に与える現実的な影響を物語っている。

このケースでは、レビューが上位を占めている。

上位3つの回答は、すべてレビューの質と量に関係しており、次ぶ「近さ(距離)」という回答が続く。

その後、メッセージ、時間情報、Googleマイビジネスリストの完全性が続く。予約機能、投稿、Q&Aはコンバージョンへの影響力が比較的弱いと考えられている。

Googleマイビジネスのコンバージョン要因

明らかに、可視性(ビジビリティ)とランキングの向上は、クリック、電話、経路の探索、そして最終的にはコンバージョンを促進する。

しかし、このような傾向は広く見られることではあるが、マーケターにランキングの上昇をもたらす可能性のある変数が、実際の売上を生み出す変数と必ずしも同じとは限らないということは興味深い。

(プレゼンテーションの全文と追加情報はこちらから確認できる。)

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google My Business and reviews gain in 2020 Local Ranking Factors survey」を翻訳した内容です。
自然検索結果のSEOと比べると、どうしてもローカルSEOには十分なリソースが払えないのが事実だと思います。

ただし、検索の面を押さえるという意味ではローカルSEOにも注意を払う必要があり、その際の優先度を判断する際にこのような調査データは有用です。

分析された要因の中には、一部ガイドライン違反に繋がりかねない項目もありましたが、そういった点に注意しながらデータを活用いただければと思います。

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あなたの知らないキーワードカニバリゼーションの本質と最短の解決策

「同じキーワードでコンテンツを作成してはいけない」 こんなことを聞いたことはないだろうか? 「同じキーワードでコンテンツを作成すると、お互いが邪魔をし合い、Googleから正当な評価を受けることができない」と一般的に言わ […]

Googleの検索結果において、最もCTRの高いリッチリザルトは何か?

Googleの検索結果において、FAQや動画などのリッチリザルトが馴染んでしばらく経ちますが、それらが生むクリックはどれほどなのでしょうか。

今回はMileStone社がリッチリザルトについて調査したレポートをもとに、Search Engine Journalが内容を簡易にまとめたものとなります。

シンプルな記事ではありますが、検索結果の特徴を捉える良い機会となるはずです。

Googleの検索結果のクリック率を調査した結果、どのタイプのリッチリザルトが平均的に多くのクリックを発生させるかがわかった。

Googleの検索結果におけるすべてのリッチリザルトは、少なくともクリック率に関して言うと同じ結果を生むではないようだ。新しい調査がそれを示している。

Milestoneの調査部門であるMilestoneResearchは、450万を超えるクエリを分析した結果、リッチリザルトのクリック率は平均を上回る58%、それ以外の結果のクリック率は41%であることを示した。

ユーザーが通常の検索結果と比較してリッチな検索結果をクリックする可能性が高いことは驚くべきことではないだろう。

この研究で興味を持つべきは、リッチリザルトの種類によってクリック率がどの程度異なるかということだ。

リッチリザルトの種類によっては、クリック率が87%に跳ね上がる可能性がある。

この調査では、ブランド化された結果とブランド化されていない結果を比較し、クリック数が増えるケースを調査している。

この調査から読み取れることとして、マーケティング担当者がオーガニック検索結果からより多くのクリックを獲得するのに役立ついくつかのポイントを次に示す。

GoogleのSERPs調査における重要なポイント

1ページ目の通常のリッチリザルトにおける平均クリック率は49.5%である。

つまり、総検索の約半分がオーガニック検索結果のクリックにつながるということだ。

残りの50.5%は、クリックなしの検索(ゼロクリック検索)・有料広告のクリック・音声検索で構成されている。

前述のように、リッチリザルトのクリック率は平均を58%上回り、リッチでない結果は平均を下回る41%となる。

ブランドクエリにおけるリッチリザルトは、クリック率が60%と、わずかに良くなる傾向が見られる。

今回の調査では、AMPとFAQの2種類のリザルトについて、個別に分析されている。

AMPのCTRは、最も良く最も悪い

AMPは、調査に含まれる最高のクリック率と最低のクリック率の両方を同時に持っている。

リッチでないAMPのリザルトは、100回の検索あたり最大のクリック数を持ち、クリック率は92%である。

一方、AMP記事のクリック率はわずか15%と最も低くなっている。

AMPの記事は、AMPのリザルトよりも豊富な情報を持っている。したがって、トップストーリーのカルーセルと比較して、標準的な結果でAMP記事のインデックスを作成する方がはるかに有益といえる。

FAQ のCTRは、最も高いパフォーマンスを誇る

ブランドキーワードと非ブランドキーワードを含むFAQのリッチリザルトの平均CTRは、87%である。

Milestone Researchによると、これは調査されたリッチリザルトの中で最も高い。

ブランド化されたキーワードを方程式から外すと、FAQのクリック率は91%に上昇する。

動画のリッチリザルトもうまく機能する

調査によると、ビデオのサムネイルは検索結果の4分の1以上に表示されている。

ブランドキーワードと非ブランドキーワードを含む動画のリッチリザルトにおけるクリック率は62%であり、最もパフォーマンスの高いリッチリザルトの1つとなっている。

FAQのリッチリザルトとは対照的に、クエリにブランドキーワードがある場合、動画はGoogle検索でより多くのクリックを獲得する。

ブランドキーワードを使用した動画のリッチリザルトのクリック率は65%であるが、ブランドキーワードを使用しない結果のクリック率は50%である。

Milestone Researchは、Googleのサムネイルカルーセルの動画はおおむねYouTubeから提供されており、動画をアップロードする際に最も推奨されるプラットフォームであると述べている。

まとめ

構造化データを実装し、その過程でリッチリザルトの表示を得る効果的な戦略は、自然検索結果におけるパフォーマンスを2倍にする可能性がある。

FAQ構造化データの実装方法、および一般的な構造化データの詳細については、以下の記事を参照してほしい(全英語)。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「Google SERP Study: Which Rich Results Get the Most Clicks?」を翻訳した内容です。

リッチリザルトのクリック率が高いことを改めて認識できる記事でした。

リッチリザルトは構造化マークアップを用いて実装しますが、その効果が不透明なことから実装に踏み切れていない方も多いのではないでしょうか。

まずはFAQのリッチリザルトから試して、結果が良ければ展開していくという方法が良さそうですね。

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企業ブログからコンバージョンを生み出すための15の実践的アドバイス

SEOの主要な目的がWebサイトへの流入を増やすことであることは、間違いないでしょう。しかし、せっかく集めたトラフィックも、ビジネスに寄与しなければ、その意味を失ってしまいます。

あらゆるマーケティング手法がそうであるように、SEOの最終目的もビジネスへの寄与と設定すべきです。しかし、トラフィックからコンバージョンへとつなげることは、容易ではありません。

そこで今回は、Search Engine Journalより、ブログ記事へのトラフィックをコンバージョンへと導く実践的なアドバイスの記事を紹介します。

トラフィックは獲得できているが、コンバージョンが発生しない。もう、そんな状況を発生させるのはやめよう。この記事では、より多くのトラフィックを生み出し、リードを獲得するために役立つ15のブログ記事の作成方法を説明する。

こんな状況を想像してほしい。コンテンツ作成のために非常に多くの時間を費やした。あなたの労力は、多くのトラフィック数という形でついに報われた。

しかし、それを喜ぶ前に、大きな問題に気が付いた。

トラフィックが全くコンバージョンに結びついていなかったのである。

品質の高いコンテンツへ多くのユーザーが訪問してくれたが、それ以上、あなたのWebサイトに滞在することはなかった。さらに、メールマガジンへの登録など、何のアクションも起こさなかったのである。

どうすればいいのか?

こうした事態が我々の企業ブログに起こった際、我々は非常に当惑した。

そのため、いったい何が起こっているのか、それを明らかにすることを決意したのである。

我々のブログはGoogleから大量のトラフィックを獲得しているにも関わらず、リード数とコンバージョン数は全く自慢に値するものではなかった(下記参照)。

この問題を解決するために調査した結果、コンバージョン数の低さに関与していると思われる15の理由を発見した。

幸運にも、これらは全て解決可能な課題であった。その内容はこの記事で解説したいと思う。

今回は我々が行った、コンバージョンを生み出す15のブログ記事の作成方法を共有する。

このガイドは、コンテンツマーケティングの段階的な戦略であるが、SEOとCROにも注力している。なぜなら、SEOとCROは非常に関連が深いからである。

15のアドバイスを実践すれば、Webサイトへのトラフィックを増やし、売上に繋がるより多くのリードを獲得できるはずだ。

そして、全ては読者が記事を読むというところからスタートする。

強力なタイトルを作成する(できるまで諦めない)

クリックに値するタイトルを作成するに至るまでは、想像以上の訓練が必要である。

しかし、より多くのコンバージョンを獲得したいのであれば、しっかりとしたタイトルは必須となる。

結局のところ、あなたの記事(もしくはその他のコンテンツ)のタイトルがクリックに値するものでなければ、コンバージョンの機会も生まれないのである。

それでは、どうすれば、良いタイトルを作成できるのだろうか?

タイトルの書き方には科学がある。

タイトルの構成における実績のある形式は、特定の形容詞、キーワード、トリガーワードを含むものだ。

これが、複数の異なる選択肢を用意すべき理由となり、それらを、CoSchedule社のHeadline Analyzerのようなツールでチェックする。

こうしたツールのアルゴリズムは、いくつかの基準に沿って算出し、あなたの付けたタイトルにスコアをつけてくれる。

タイトルの作成において気をつけるべき項目は下記だ。

  • コンテンツの内容と密接に関連のある内容にする
  • ターゲットキーワードと完全に一致するキーワードを含める。可能であれば、前方に含める。
  • ユーザーがアクションを起こすために、十分な興味を含める。修正キーワードを含めることを検討する。

我々はそれをさらに進化させ、作成したタイトルをバイヤージャーニーにマッピングした。

例えば、我々のCloud Phone Systemのランディングページは検索結果で非常に目立つようになっている。なぜなら、「Features(機能)」、「Costs(費用)」、「Benefits(利点)」といった、修正キーワードも含めているからである。

クリックを生み出すタイトルは、「・・・のための〇個の理由」や「・・・した場合に起こること」といったフレーズが含まれている。

「数字を含める(リストのように)」「質問を含める」「読者に語り掛ける」などを検討し、あなたのタイトルを独自のものとしよう。

これは、ハウツーガイドにも当てはまる。

クリックするに値するタイトルを作成するには、何度かの試行錯誤が必要となるだろうが、それは問題ない。

このトピックは1つの記事に値するほどであるからだ。この記事を読み終えた後、タイトルの作成についてのこちらの記事を確認してほしい。

検索者の意図に完全に応える内容にする

優れたタイトルによって読者を誘い込んだ後は、その約束を果たし、彼らを助ける段階だ。

コンテンツマーケティングの観点からいえば、あなたの記事が検索クエリに対する答えを提供するという意味になる。

これを行うために、ターゲットキーワードから始め、読者が持つ疑問に対する答えを、あなたの記事が書いていることを確認しよう。

主要なキーワードに注力するだけでなく、潜在読者が持つであろう、共通の疑問に対しても注力すべきだ。

正確な答えと、ユーザーが問題を解決するために使用できる計画と共に、あなたの記事はこうしたキーワードや疑問を自然に含めなければならない。

そのためには、無料ガイドや説明動画など、有益なリソースを含めても良いだろう。

こうすることで、ユーザーの課題解決に一歩近づくことになる。

さらに詳細な手助けを提供するためのコール・トゥ・アクションを含めることは、コンバージョンに導くための必須要綱と言える。

こうすることで読者があなたのリードに従ってくれ、次の適切なステップに導くことができる。

記事を公開する前に、読者に対して最も価値のある内容を提供していることを保証するため、関連する疑問を十分に扱っているか、最終確認を行おう。

リード文にストーリーやケーススタディを含める

記事の冒頭にストーリーやケーススタディを追加することで、トピックを紹介し、自身の事例に信頼性を付与する手助けとなる。

これが効果的な理由が2つある。

・事実に基づいたストーリーやケーススタディは、理論よりも非常に魅力的だ。読者の関心を集め、残りの記事を読み進めることに繋がる。

・同様の課題に対応し、解決した経験を示すことで、こうした類のソーシャルプルーフ(社会的証明)は、あなたの専門性を高めてくれる。

読者はあなたを専門家と見なすか、少なくとも、自身を助けてくれる十分な経験を持った人材と見てくれるようになる。

また、読者を記事内に滞在させ、最後まで読み、次のステップ(コンバージョン)に導いてくれる。

各記事のアウトラインを作成する際、自身の信頼感を増すことに役立つ過去の経験について考えてみよう。イントロダクションに、適切なトーンで、その内容を含めるのだ。

オリジナルのグラフやチャートを含める

ストーリーやケーススタディが高いエンゲージメントを獲得するように、グラフとチャートにも同じ効果が期待できる。

あなたの記事を読む多くの人が、視覚から何かを学ぶ人たちだ。グラフやチャートを含めることで、コンテンツが理解しやすくなり、印象も強くなる。

また、画像情報は、ソーシャルメディアでも共有されやすい。

誰かがあなたの記事をツイートした場合、コンテンツのリーチが拡大され、Webサイトへのトラフィックが生まれる可能性が高まる。

その結果、より多くのコンバージョンを獲得できる可能性も高まる。

そのため、共有可能なグラフやチャートの作成のための時間を割こう。そうすれば、コンテンツのパフォーマンスに違いが出るはずだ。

Unsplashは、ブランド認知とリンク獲得を目的としたオリジナル画像を使用している好例である。

コピー文の可読性を確認する

意味が通るのであれば、自らが書いたコピー文は「読める」と思うかもしれない。

しかし、それは我々がここで言及する意味とは異なる。

可読性スコアは、あなたの記事で提示されているコンセプトを理解するために求められる、読解力を測定する。

Flesch-Kincaid scaleのようなツールを用いれば、難しい単語の数や長いセンテンスの使用など(さらに、他の要素も含む)から、そのコンテンツを採点してくれる。

そして、あなたのコンテンツを理解するために必要な読解力も算出してくれる。

コンテンツの中身を小さな情報の塊に整理することは、可読性スコアを改善するための最も簡単な方法である。

情報を分割するために少数のパラグラフのみを用いた、大きなテキストの塊で文章を構成しているのであれば、あなたは読者を参らせてしまっているかもしれない。

短いパラグラフを用いることで、これを防ぐことができる。

可能な場合は、小見出し(H2やH3など)でコンテンツのセクションを分割しよう。

複雑なコンセプトやアイデアの場合、読者の助けとなるように、箇条書きでまとめてみよう。

記事の構成段階の時点で、大見出しと小見出しを作成することも可能だ。

下記は、この記事の実際のアウトラインである。

また、コピー文はきちんと編集され、文法のミスもないようにする。可読性と信頼性を損なってしまうからだ。

Grammarlyなどのツールを使用すれば、「their」、「there」、「they’re」などの簡単なエラーを見つけることができる。

もちろん、こうしたツールも100%正確ではないことを覚えておこう。

下記に、よくある文法のミスをまとめておく。※英文法

  • 「in order to」、「own」、「in fact」、「a number of」。これらの使用は避ける。
  • 10までの数字は文字で書く
  • ピリオドとカンマは常にクオテーションマークの中に含める

ソーシャルプルーフ(社会的証明)を散りばめる

ケーススタディ、ストーリー、グラフと同様、ソーシャルプルーフをあなたのブログに追加することで、事例の強化や、そのトピックや製品へのオーソリティの改善に繋がる。

また、ソーシャルプルーフは、あなたの企業と製品は信頼に値することを示してくれる。

しかし、ソーシャルプルーフとは、正確にはどのようなものなのか?

ソーシャルプルーフについて考えるなら、5つ星のレビューのように捉えると良い。

ユーザーがその製品を試して評価すると、その製品が好きか嫌いかを他のユーザーが見ることができる。

ソーシャルプルーフは、時間やお金を費やす価値があるかどうかを判断する前に、何かについての他者の考えを確認することである。

「お客様の声」は、最も簡単で、最も信頼に値するタイプのソーシャルプルーフである。動画、レビュー、ケーススタディといった形式で追加することができる。

そのため、最も説得力のあるお客様の声を、皆がすぐに発見できるように、目立つ場所に配置しよう。

製品関連のページにも同様に、ソーシャルプルーフを設置しよう。

こうすることで、潜在顧客が物理的にあなたの製品に触れることができなくとも、彼らを手助けすることができる。

明確で、訴求力のあるコール・トゥ・アクションを設置する

タイトルに科学があるように、コール・トゥ・アクションにも同様のことがあてはまる。

デジタルマーケティングの基本原則に従うと、コール・トゥ・アクションは一度に1つとすべきである。

読者に1つ以上のアクションを求めることは、全くアクションを取ってもらえない結果となるだろう。

コール・トゥ・アクションの心理学は、効果的な作成方法を示してくれている。

  • 切迫感を含める(例:「今だけのオファーを得るため、我々のメールマガジンに今すぐ登録しましょう」)
  • アクションを取った結果、オーディエンスが得られるメリットに焦点をあてる
  • 気が散るようなフォントや不快な色は使用せず、シンプルに仕上げる

次に、コール・トゥ・アクションの設置場所も検討しよう。

ウェルカムマットはWebサイトへの新規訪問者を歓迎する素晴らしい方法だ。しかし、それがアクションを取ってもらうことを促す、唯一で一度きりの方法であるべきではない。

ブログ記事全体で、コール・トゥ・アクションを再度掲載するようなインラインテキストや画像を追加しよう。

様々な種類のコール・トゥ・アクションを異なる場所に設置するテストを行い、あなたのターゲットオーディエンスに最も適切なものを発見しよう。また、ブログ記事の最後には常にコール・トゥ・アクションを含めるべきである。

多くの読者をひきつけ、メールマガジンの成長を促す最高のコール・トゥ・アクションが発見できるかもしれない。

コール・トゥ・アクションをクリックした後の体験を最適化する

読者があなたの設置したコール・トゥ・アクションに最後まで従った場合、何が起きるだろう?

彼らはどこへ行き、何を見るだろうか?

この体験を最適化し、アクションを取ってくれたことに対する報酬を与えることで、彼らをコンバージョンへと導くことができるはずだ。

読者が次に何を行うべきか迷ってしまうような、一般的なサンキューページをポップアップで表示することは避けよう。

そうではなく、より多くの情報を記載したサンキューページへ、読者を導くのだ。

例えば、次のウェビナーの案内へのアクセス方法や、無料の資料のダウンロードの方法の説明かもしれない。

さらなる情報を提供することで、彼らの前進する勢いを維持し、離脱することを防げるだろう。

インプレッションを発生させるために注力しているキーワードをレビューする

ここまでで紹介したステップを全て完了したら、データを確認し、何がうまくいっており、どこを改善すべきかを把握しよう。

最も簡単な方法は、Google Search Consoleのパフォーマンスレポートをページ毎でフィルタリングすることだ。

Google Search Consoleは、検索インテントを把握するために頼りになるツールである。トラフィック、クリック率、コンバージョン、それらを計測するための優れたツールだ。

検索結果画面は常に変化しているため、あなたの最高のページへトラフィックを発生させる検索キーワードも常に変化しているかもしれない。

Google Search Consoleで特定のページのデータを確認することで、どのようなキーワードがインプレッションを発生させ、あなたのコンテンツをクリックしているか、そういった気付きを得ることができる。

体系的にこうしたトラフィックを発生させるキーワードをモニタリングし、コンテンツを更新することは、競合他社に先んじる手助けとなるだろう。

さらなる詳細を知りたければ、こちらのセマンティックSEOのガイドは読むに値するだろう。

関連するブログや製品ページへ内部リンクを設置する

パフォーマンスの高い他の記事や関連製品のページへブログ記事からリンクを設置することは、Googleに対し、そのページがどれほど重要かを伝える最速の方法である。

ランキングが改善(トラフィックが発生)し、ブログ記事でプロモーションしているものへのサポート(コンバージョンが発生)となるだろう。

Google Search Consoleには、素晴らしい「リンク」機能がある。この機能を使えば、内部リンクと外部リンクが最も設置されているページを把握することができる。

ただし、潜在的なクリック数獲得のためだけに、過度にリンクを設置することはしてはならない。

読者の体験を向上させるために、追加となる情報やサポートとなる情報のあるページのみにリンクを設置しなければならない。

また、あなたの業界の信頼できるエキスパートや、あなたのビジネスのサポートとなる権威のある競合していないブランドへ、外部リンクを設置してもかまわない。

両方のタイプのリンク(内部リンクと外部リンク)を自然に含めることで、訪問者をあなたのWebサイトにとどまらせ、高いエンゲージメントを期待することができる。

また、ページの始めに内部リンクを追加することも、良いアイデアだ。

チャットボットでリードを集める

より多くのコンバージョンを獲得するためによく見過ごされるのが、チャットボットの利点を活用しないことだ。

コンバージョン獲得のための素晴らしい方法であることを意識することなく、あなたはすでにチャットボットを見たことがあるだろうし、もしかしたら使用したことがあるかもしれない

チャットボットを知らない方のために説明すると、ページ下部に設置されたチャットボックスを用いて、バーチャルのカスタマーサービスを提供することができる機能だ。

この「人」はオーディエンスの質問やニーズに24時間対応してくれる。。

チャットウィジェットの素晴らしいところは、顧客にすぐに対応できる点だ。また、新規の訪問者と接触を持つ機会をあなたのチームに与えてくれるのだ。

顧客の要望に応えた後、あなたのチームは特定のランディングページへ直接その訪問者を導くことができ、ニュースレターのサインアップなどを促すことができる。

このタイプのエンゲージメントは会話を継続させ、彼らの判断に対してのより良い情報を提供することができる。

チャットボットの導入を検討してみよう。もしかすると、コンバージョンの即時の増加が見られるかもしれない。

ヒートマップ、クリック、スクロールなどのデータを用い、離脱ポイントを測定する

キーワードレポートのためにWebサイトの分析を取り組むだけでなく、ヒートマップやスクロールデータも確認すべきだ。

こうしたツールは訪問客を「追跡」し、Webサイト内のどこへ行くか、どの箇所に彼らがエンゲージするか、などを把握できる。

スクロールデータは、コンテンツにランディングしたユーザーが、ページのどの箇所までスクロールしたかを示してくれる。

こうした有益な情報は改善箇所の判断に活かすべきだ。あなたが検討していなかった気づきも得られるかもしれない。

下記の左の図はスクロールマップであり、右の図はムーブマップである。

また、ユーザーがアクションを取ることを促している(または阻害している)箇所を把握するため、クリック率も計測しよう。

特定の動詞が効果的であったり、コール・トゥ・アクションの設置場所が適切であったりするかなどを発見することができるだろう。

しかし、こうしたツールを使用しなければ、このような有益な情報を得ることはできない。

コンバージョンを最適化させるためにブログのレイアウトを改善する

ブログのレイアウトはコンバージョン率における大きな役割を果たしている。

簡潔ですっきりとしたデザインは、訪問客を論理的にバイヤーズジャニーに導く。

反対に、散らかっていてごちゃごちゃしたレイアウトは、訪問客を圧倒し、困惑させてしまう。

よくあるレイアウトの課題は、訪問客のアクションを阻害してしまうことであり、具体的には下記が該当する。

  • サイドバーに過度に情報を詰め込む
  • 困惑させてしまうフォントサイズと色の取り合わせを使用する
  • 矛盾したオファーを表示する(ニュースレターのサインアップでは10%オフとしているのに対し、ポップアップでは15%のディスカウントを表示している)

最大サイズのコール・トゥ・アクションのページは、ユーザーはその先へ進まずに、Webサイトからの離脱を発生させてしまう。

このような事態を避けるよう、自身のWebサイトを頻繁に訪れ、ターゲットオーディエンスと同じ目線を持とう。

自身のサイトのレイアウトは、情報の提供とビジュアル的な好ましさの良いバランスが取れているだろうか? もしくは、あなたの意見、オファー、コピー文でユーザーを圧倒してしまっていないだろうか?

Webサイトのあらゆる項目が良く考えられ、良く整理されていることが理想である。

訪問客は、見るべき箇所と何をすべきかを正確に知る必要がある。

そうすれば、ユーザーはWebサイトを離脱することなく、さらに多くのページを閲覧してくれるだろう。

クロスデバイス、クロスブラウザのテストを行う

読者がどのようなブラウザやデバイスでアクセスしても、あなたのコンテンツがきれいに表示されると想定すべきでない。

そのように想定してしまうと、ユーザーの体験を損ない、検索エンジンのランキングも下降してしまうことだろう。

それはなぜか?

GoogleはWebサイトを、モバイル・ファースト・インデックスをベースに評価する。もしくは、「モバイル版のページがどのように見えるのか」と言い換えても良いだろう。

そのため、デスクトップでの表示方法のみを考えているのであれば、あなたは大きなミスを犯していることになる。

頻繁に、定期的に、クロスデバイスとクロスブラウザのテストを行おう。

優れたWebサイトは(複数のブラウザでの)デスクトップユーザーと、タブレットを含めた、異なるデバイスのモバイルユーザーの両方に対応している。

異なるブラウザやデバイスでWebサイトを閲覧し、どのような閲覧状態でも、あなたが作成した各コンテンツが印象的に見えるか、確認しよう。

そのためには、避けることのできない調整が必要となるかもしれない(より多くのコンバージョンを期待する前に)。

サイトスピードを改善する

異なるブラウザやデバイスでコンテンツをテストするのと同様、コンバージョン率を増加させるためには、サイトスピードも検討すべき要素である。

あらゆるユーザーがハイスピードのインターネット回線を使用していると想定すべきではない。

ページの読み込み時間と直帰率の調査によると、ユーザーはページが早く読み込まれることを期待しており、長い時間がかかる場合、すぐに離脱してしまうとのことだ。

「ページの読み込み時間が2秒から7秒に伸びると、直帰率は9.6%から32.3%へ急増してしまう」と、専門家は指摘する。

また、ページの読み込みが100ミリ秒遅くなるごとに、1%の損失が発生してしまう。

あなたの読み間違いではない。私は100ミリ秒、つまり、0.1秒と述べた。

そのため、帯域幅が低い場合のパフォーマンスが良くなければ、あなたが提供したいものを見る前に、もしくは、コンバージョンを発生させる前に、ユーザーは離脱してしまうかもしれない。

特に、読み込みに時間がかかる画像、ポップアップ、広告などを多く使用している場合は、注意が必要だ。

Googleのページスピードインサイトなどの無料のツールを使用し、Webサイトの読み込み時間を、デスクトップとモバイルの両方で確認しよう。

まとめ

かつての我々のように、トラフィックからコンバージョンを獲得できていない場合は、この記事で紹介した戦術を活用し、その結果を我々にご共有いただきたい。

コンテンツSEOと同様、結果が出るまでには時間がかかるだろう。

また、我々にとっては効果的であった施策が、あなたにとっては効果的でないかもしれない。そのため、あなたのWebサイトに適した施策が見つかるまで、実験を継続することを強く勧める。

リード数が増えていないことが確認されるまで、大量のトラフィックは素晴らしいものとして映るだろう。

これが継続したテストが必要な理由となり、コンバージョンとアシストコンバージョンに常に目を光らせておくことで、道を切り開くことができるだろう。

常にテストを行おう。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「15 No B.S. CRO Tips to Create Blog Posts That Convert」を翻訳した内容です。
ブログを運営する目的は様々あり、単純は集客目的や認知度向上といった場合も考えられます。

ユーザーの役に立つことはもちろんですが、それらのトラフィックが自身のビジネスに還元されなければ、ブログ運営の意義も失ってしまうかもしれません。

ユーザーの目的達成と自身のビジネスの拡大との最適なバランスが取れるのが理想ですね。

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【Webセミナー】「現役SEOコンサルがSEOの質問に回答するセミナー」を開催いたします

「何をしたら検索順位が上がるのか?」

SEOに関しては数多くの質問が寄せられますが、最終的にはこの問いを解くことが目的となります。

しかし、検索の仕組みはGoogleがその内側を公開しておらずブラックボックスなこともあり、何が正しくて何が誤っているのかを判断することが難しいのが現実です。

そこで今回、そういった皆様のお悩みにお答えするため、弊社のSEOの知見を活かし、時間が許す限りいただいた質問に回答するというセミナーを開催させていただきます。

  • SEOは何から始めるべきか?
  • 今の時代のSEOにリンクは効くのか?
  • コンテンツを作成する際に意識しておくべきことは何か?
  • 効果的なリンクの獲得方法は何か?

一般的な質問でもコアな質問でも構いません。率直に皆様の質問をお寄せいただければと思います。

セミナーの概要

目次

皆様から事前に募集した質問や、当日いただく質問にお答えするセミナーとなります。

登壇者

アイオイクス株式会社Webコンサルティング事業部

石戸 翔麻

アイオイクス株式会社のコンサルタント/セールス。
「ユーザー理解に基づくWebマーケティング」をモットーに年間100以上のサイトを分析、Webマーケティングの課題解決の提案・コンサルティングを行っている。
また、海外の最新SEO情報を届けるメディア「SEO Japan」の運用も担当。

Twitter:@idist_410

また、他にも弊社のコンサルタント2名の登壇を予定しております。

日時

2020年10月23日(金) 15:00~16:00

タイムテーブル

  • 14:50~15:00:入場
  • 15:00~16:00:セミナー ※途中5分休憩あり

※ご質問がなくなり次第、終了となります。

参加人数

80名まで
(応募者多数の場合は、抽選を行います。)

対象となる方

  • 企業のマーケティング担当の方
  • 今後Webマーケティング・SEOへの取り組みを検討されている企業の方

※恐れ入りますが、同業他社の方・個人の方・広告代理店の方の応募はご遠慮ください。

参加費

無料

会場

Zoomによるオンライン配信となります。
当選された方には、視聴可能なリンクをお送りいたします。

アクセス

なし

お申し込みはこちらから

お申し込みは、以下のフォームよりお願いいたします。
当選された方には、後日視聴用のURLおよびアンケートをお送りいたします。

プライバシーポリシーをご覧の上、ご応募ください。

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人材業界のWebマーケティングで気をつけたいSEOの考え方

人材業界は、景気や社会情勢の変化に影響されやすい市場でもあり、人材獲得競争を勝ち抜くには優れたWebマーケティング施策が不可欠だといえます。

ナイルではさまざまな業界のWebマーケティング支援を行っています。今回は、人材業界において、Webマーケティングで気をつけたい「SEOの考え方」について解説します。

 

この記事のポイント

  • 求人サイトのSEO対策は上位サイトを中心に熾烈な競争下にある
  • 膨大なページに優先順位をつけてクローリングさせるページを決めることが必要
  • 社内理解を得て求人数を確保した上で、コンテンツのオリジナリティを追求する

 

求人サイトのSEO施策は難易度が高い

 

まずは、人材業界のビジネスモデルを確認しておくと、「求人媒体」「人材紹介」「人材派遣」の大きく3つがあります。

 

  • 求人媒体…企業の求人情報をWebや紙面に掲載して求職者を募る
  • 人材紹介…求人企業に求職者を紹介する成功報酬型ビジネスモデル
  • 人材派遣…自社に登録した人材を企業のニーズに応じて派遣する

 

今回のコラムでは、Webの「求人媒体(求人サイト)」を扱います。人材業界は、正規雇用と非正規雇用で分けて考えられることが多いですが、求人媒体で見ると、すべての雇用形態を網羅した「総合求人サイト」から、アルバイトや人材派遣・人材紹介など「テーマを絞ったサイト」まで幅広く存在しています。

 

求人サイトのSEO対策は、上位サイトを中心に熾烈な競争下にあります。情報量とユーザー数で圧倒的な優位にある大手のサイトはSEOに非常に強く、後発サイトが3ヵ月、半年、といった短期間で追い抜くのは非常に困難と言わざるを得ません。そのため、以下の点をWebマーケティングの担当者がしっかり理解し、腰を据えて取り組むことが大切です。

  • 短期間で成果を出すのは難しく、1、2年かかることも珍しくない
  • 大手サイトに追いつき、追い抜くのは難易度が高い
  • 取り組みが長期化することを踏まえて、施策を考える必要がある

 

人材業界におけるSEO施策の流れ

 

では、具体的な人材業界のSEO施策について確認していきましょう。大きく2つのSEO施策を意識することをおすすめします。

 

人材業界2

①ページに優先順位をつけて効果的なクローリングを目指す

1つの職種に対する求人の募集対象地域を限定せず全国に展開した場合、ページ数が一気に増えます。

例えば、「マーケティング担当者」の求人を全国に展開すると、エリア、職種・業界、条件で掛け合わせると、一覧で表示されるページ数はゆうに1,000万を超えるでしょう。ところが、検索エンジン上の情報を巡回して認識するクローラーが1日にクローリングする件数はそれほど多くありません。100万件を超えてクローリングすることはほとんどないのです。

効果的にクローリングさせるため、次に挙げるような観点からページに優先順位をつけるべきです。

  • どこを起点にクローリングさせるか
  • クローラーに評価させたい重要なページ、よく更新されるページはどこか
  • ハブになっているページはどこか

トップページから求人の詳細ページまでの導線設計を行って、内部リンクとXMLサイトマップを活用してクローリングを効率化しておきましょう。

 

②関係する他部署を巻き込む体制をつくる

求人情報のデータベース部分は、違う企業だとしても業界や職種の類似点が多く、どうしても同じような内容になりがちです。他社と差別化するには、企業側に追加情報を依頼するか、求人サイト側が企業にヒアリングするか、いずれかの方法で記事系のコンテンツを追加し、独自色をプラスすることをおすすめします。

後者の場合、クライアントとの折衝は営業が担当するケースが多いため、マーケティング担当者と営業担当者がしっかり連携できる体制を整えたいところです。「なぜやるのか」「やる価値はどこにあるのか」という目的意識を共有できるといいでしょう。

事業部や部署の間が縦割りになっている組織では、WebマーケティングやSEO施策の取り組みについて、部門を横断した横串のプロジェクトとして展開できるのが理想的です。他部署を巻き込める雰囲気づくり、体制づくりから取り組む必要があるでしょう。

ユーザーに求められる求人サイトとは?

では、求人サイトで成果を出すためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。「ユーザーが求める情報を網羅する」「求人情報のオリジナリティを追求する」といった2つのポイントを押さえる必要があります。

ユーザーが求める情報を網羅する

ユーザーの期待を裏切らないためには、求人サイトの情報を充実させる必要があります。ユーザーが条件検索したときに、興味のある求人情報がヒットすることが重要です。そのために、さまざまな業界・職種の求人情報を増やさないといけません。

営業にリソースを割いて新規案件の獲得を増やす、キュレーションサイトのように情報を集めてくる仕組みを取り入れる、といった方法が考えられます。ターゲットとその検索軸に沿った十分な案件数を担保しましょう。

求人情報のオリジナリティを追求する

検索ボリュームが多い「東京都 求人」「品川区 求人」といったエリアワードでは、上位サイトに勝つことができません。Web上に掲載されている求人情報を検索してまとめる方法でも、太刀打ちできないでしょう。

しかし、後発のサイトは、すべての分野で先行サイトに勝つ必要はありません。業界や職種を絞るといったように、ターゲットの検索軸にあった求人数を担保してみてもいいでしょう。そこから、徹底してオリジナリティを追求し、ニッチ化することでシェアの確立を目指しましょう。

ただし、費用対効果を考えたとき、Webマーケティングよりも広告費にコストをかけ、営業力を強化することに注力すべきケースもあります。後発のまだそれほど集客力がないサイトで、成約課金で実績を出しながら少しずつ掲載課金にしていくビジネスモデルの場合、SEOにこだわらず広告やリスティングから成約につなげることを意識してもいいでしょう。

インハウスか?アウトソースか?気をつけること

人材業界の場合は、自社にWebマーケティングの部署があっても、コンサルティングが入るケースが多く、インハウスのみで進めるケースはほとんどありません。自社だけでは最新情報のキャッチアップに限界があるほか、ノウハウ不足でデータベースの実装に失敗する懸念があるからです。

基本的には自社組織でWebマーケティングの指標を持って取り組みつつ、自社のリニューアルの際の監修や全体設計、コンテンツ制作のリソース部分などをアウトソースするケースが多いでしょう。

SEOをアウトソースで進める場合は、パートナーになるコンサル会社と目標やゴールを確実に共有しておきましょう。営業部との関係性やWebの運用体制、営業体制など、社内の体制をコンサル側にインストールしておくと、施策の方向性が明確になりやすく、実装までがスムーズです。

あわせて、競合サイトの情報、およびGoogle検索から無料で求人を検索できる「しごと検索(旧Google for Jobs)」に表示されているデータの収集を進めておきましょう。

求人数の確保とオリジナリティの追求がカギ!

求人サイトのWebマーケティングは、求人数を確保した上でオリジナリティを追求し、確実なSEO対策でシェアを獲得する流れが基本です。ノウハウやリソースが不足している場合はもちろん、リニューアルの方向性やリニューアル後のSEOに不安がある際は、コンサル会社をディスカッションパートナーにして最善策を探りましょう。

 

コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

人材業界のWebマーケティングで気をつけたいSEOの考え方ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

企業のEC戦略におけるPinterest活用のすすめ

プラットフォームといえば、Google・YouTube・Twitter・Facebook・Instagramなどが思い浮かぶかと思いますが、最近になって勢力を増してきているのがPinterestです。

「画像がメインのプラットフォーム」という程度の認識の方も少なくないと思いますが、これからECにおける重要なチャネルのひとつになるかもしれません。

そこで今回は、ニール・パテル氏がECの観点から、Pinterestの基本と使い方について触れた記事をご紹介します。

多くの企業はまだPinterestの可能性を真剣に捉えられていない。これは大きな間違いといえる。

Pinterestは現在、アメリカで3番目に大きなソーシャルネットワークだ。データによると、Pinterestユーザーは、InstagramやFacebook(アメリカでトップの座を占めている)などの競合サイトよりも50%多くの支出を行っている。

言うまでもなく、Pinterest経由での購入者の90%以上がそのECサイトを初めて利用しているユーザーであることから、そのトラフィックには非常に価値があると言えるだろう。

ECにPinterestを使用すべき理由

画像検索の台頭により、Pinterestはこれまで以上にビジネスにとって重要になっている。

Pinterestによると、彼らのレンズ機能は25億を超える生活用品や衣服を識別できるという(Googleのレンズより15億多い)。

プロダクトピンは、PinterestのECネットワークを高品質の販売ファネルに変えるのに役立った。ユーザーは、認識→検討→購入のサイクルを気にすることなく、即座に製品を購入できる。

また、商品を購入したい人に商品を表示しながら、商品ページ、ウェブサイト、ソーシャルアカウントの間にリンクを作成することもできる。

つまり、商品がより多くの場所で、より多くの人々に見られるということだ。

より多くのユーザー、より多くの売上、そしてより多くのブランド認知度を獲得できる。

このメリットを享受しない理由はあるだろうか?

どのような企業がPinterestを使用すべきか?

PinterestのECプラットフォームを使用することは、ほぼすべての種類のビジネスにメリットがある。

家具、食品、サービスのいずれを販売していても、Pinterestで商品を紹介することでエンゲージメントを高められる。

製品に焦点を当てた企業は、ショッピング広告、製品ピン、およびコレクションの即時の成功から利益を得ることができる。

サービスを提供している企業は、Pinterestの大勢のフォロワーと多様な市場を活用して、自社をプロモーションすることができる。

個々のクリエイティブもPinterestを扱うことで多くのメリットが得られる。この人気のあるサイトでは、DIY、クラフト、ファッション、料理のクリエイティブすべてが話題になっている。

扱っている商品・サービスがBtoCであればPinterest上で明らかに有利であるものの、BtoBであっても、ターゲットオーディエンスがPinterestのユーザーと重複している場合には大きなメリットを得ることができる。

Pinterestを利用しているユーザー層

Pinterestの月間ユーザー数は3億2,000万人を超えている。主たるユーザーはアメリカの者であるが、リーチできる層は全世界へと継続的に拡大している。

Pinterestユーザーの71%は女性である。

Pinterestは、アメリカの女性ユーザーを「The Deciders」と呼んでいる。彼らは家計の購入の80%を担当しており、アメリカの富の50%以上を管理しているからだ。

Pinterestによると、The Decidersは、アメリカでのほとんどの食べ物、飲み物、スタイル、美容の購入を管理している。つまり、彼らのピン、ボード、提案は、家計がお金を使う方法に大きな重みを持っているということだ。

男性はまだプラットフォーム機能を使用している。新しいデータによると、新規登録の50%以上が男性だ。

Pinterestユーザーの大多数は30歳から39歳の間に属する。その人口統計は、18〜29歳のグループと密接に続いており、Pinterestのユーザーの34%を占めている。

アメリカのPinterestユーザーの3分の1は、プラットフォーム機能を使用してブランドをフォローしていると述べている。

つまり、彼らはあなたのメッセージを受け入れる準備ができていて、喜んで受け入れるということだ。

PinterestのEC販売の設定方法

まずはビジネスアカウントを設定しよう。

これを行うには、個人アカウントを変換するか、新しいビジネスページを作成する必要がある。ビジネスオプションは、より多くのデータを提供してくれる。

PinterestのECページを作成する際に最初に注意すべきことは、ブランドが明確で、まとまりのある存在感を持つことだ。

フォント、ロゴ、およびハッシュタグの一貫した使用により、ページにまとまりのある感触が与えられる。

人々は信頼できるブランドを望んでいる。ソーシャルプラットフォームをプロフェッショナルな状態に保つことは、オーディエンスとのブランドの整合性を構築する簡単な方法だ。

投稿を開始するときは、高品質の画像を使用し、熱心にピンを打ち、製品リストの一貫性と更新を維持していることを確認してほしい。

Pinterestでは品質が重要だ。人目を引く画像、独自の行動を促すフレーズ、クリエイティブなコンテンツは、フォロワーを引き付け、維持するのに役立つ。

テキストオーバーレイを使用して、スマートフォンでの読みやすさを向上させ、販売、割引、ブログ投稿、ブランド更新などの特別なブランド機能について言及しよう。

その点では、マーサスチュワートリビングの例を参考にしたい。

高品質の写真、ブランドの投稿、価値のある製品に加えて、投稿するときに覚えておくべきことがもう1つある。それはSEOだ。

彼らの検索機能は、消費者がキーワードを使用して製品を見つけることを意味する。つまり、あなたはその検索結果に自身の投稿を表示しておきたいはずだ。

コンテンツのリーチを拡大するために、ピンのタイトルと説明にキーワードを使用することだ。

ハッシュタグは、関連するキーワードを投稿に挿入するための優れた方法である。メインタイトルに1つまたは2つ追加すると、商品がより頻繁に表示されるようになる。

キーワードの調査についてサポートが必要な場合、UberSuggestは無料で、キーワードの提案からトラフィックデータの検索まで幅広いサービスを提供しているので活用してほしい。

売り上げを伸ばすということは、単に良い製品を手に入れるだけではないことを忘れないでほしい。消費者は、信頼できるブランドが購入プロセスをリードすることを望んでいる。

コンテンツが優れているほど、売り上げも向上する。

Pinterestで商品を販売する方法

ブランドページの設定が完了したところで、販売を開始しよう。

Pinterest上でEC商品を設定するには、Webサイトをリンクして確認する必要がある。Pinterestのビジネスアカウントで確認できるWebサイトは1つだけなので、販売元のサイトを必ず選択すること。

データソースを使用する場合は、製品ライブラリ全体をPinterestに一度にアップロードするカタログを作成できる。しかし、すべてのブランドがこの機能を使用するための適切なデータセットを持っているわけではない。

このオプションが自身のECストアで動作しない場合は、リッチピンがWebサイトからPinterestへと直接メタデータを引き出す。各ピンを個別にアップロードする必要があるものの、Pinterestで直接製品の説明と価格を確認できる。

リッチピンを使用すると、モバイルアプリのユーザーは「ショップ」ビューで検索し、好きなピンをクリックしてから、青いショップボタンをクリックするだけで商品ページに移動してチェックアウトできる。

ショップビューとアプリの購入ボタン付きのリッチピンの例を次に示そう。
(元画像がリンク切れとなっています)

プロモートピンを使用して、リーチとフォローを増やすこともできる。

プロモートピンは、Pinterest版の有料広告である。自身のピンをユーザーのフィードの一番上に押してもらうために支払うことができ、より多くの人々があなたのコンテンツへと誘導される。

プロモートされた商品のピンは、トラフィックをWebサイトに誘導し、販売機能を強調するための優れた方法だ。

ほとんどのソーシャルメディアの有料広告と同様に、特定のキャンペーンの目標を選択し、人口統計をターゲットにして、プロモーションの費用、頻度、期間を決定するエンゲージメントオプションを高めることができる。

プロモートピンは通常のピンと同じように見えるが、下部に「プロモート」と表示される。下の中央にあるこのエルジマドールの広告でその例を見ることができる。

Shop the Look Pinsを使用して、複数の製品を1つのピンにリンクすることもできる。これらのピンは、ファッションルック、室内装飾品、DIYプロジェクトに最適だ。

商品には小さな白い点があり、ユーザーがその商品をクリックして買い物できることを示している。ShopStyleの例を次に示そう。

Pinterestでは、商品がアップロードされると、Shop The LookPinsを手動で設定できる。詳しくはこちらのガイドを参照してほしい。

PinterestのEC広告を設定するためのチュートリアルをお探しだろうか?

Pinterest広告を使用して売上を生み出すためのガイドを読むか、以下のビデオをチェックしてほしい。

PinterestのECで売上を伸ばす方法

Pinterestページからのコンバージョンを促したい場合は、フォロワーを獲得する必要がある。

どうすればあなたのページを数多くのライバルの中で目立たせることができるだろうか。

PinterestのECの世界で波を起こすためにできることがいくつかある。

まず、シェアされることを念頭に置いてピンを設計しよう。インフォグラフィック、関連性のある引用、DIYプロジェクトは、すばらしいPinterestコンテンツになる。

テキストオーバーレイは、視聴者を投稿に導く効果的な方法だ。興味深い引用を使用して、クリックとインタラクションを促進してみてほしい。

最も人気のあるPinterestの上位5つのカテゴリは次のとおりだ。

  • 旅行
  • 健康とフィットネス
  • DIY
  • 女性のスタイル
  • 美しさ

同様に、トレンド、休日、ニュースを念頭に置くことも、ユーザーの心にアプローチすることに役立つ。

クリスマスが近づいている場合、あなたのブランドで最も人気のある家族向けギフトを紹介しよう。夏が近いなら、パンチボウル(カクテル)と楽しい夏の飲み物のレシピを解き明かす時だ。

ビデオピンはPinterestの上位の結果に含まれることが多いため、コンテンツには、ビデオやアニメーショングラフィックを散在させる。

ビデオピンを使用すると、消費者が使用するように、製品をリアルタイムで紹介することもできる。それはあなたのオーディエンスをコンバージョンに導くのに大いに役立つことだろう。

次に、ブランドの周りにコミュニティの感覚を作り出すことが不可欠だ。

Web上で、人々は繋がりを求めている。

最高の製品を手に入れるだけでは十分ではない。あなたは最高のコミュニティを持っている必要がある。

コミュニティと関わり、エンゲージメントを取り戻すブランドは、オンラインでの小売を通じて成長し、販売される可能性が高くなる。

UGCの投稿、インフルエンサーマーケティング手法の使用、グループボードの作成などの戦術は、コミュニティを成長させ、ブランドへのエンゲージメントを高めるのに役立つ。

さらに、ユーザーデータを追跡して分析を行うことで、オーディエンスの関心、要望、ニーズをよりよく理解できる。

Pinterest Analyticsを使用すると、クリック数が最も多いピン、引き付けているオーディエンスの種類、売上に繋がるカテゴリを確認可能だ。

まとめ

PinterestのEC機能はブランドの成功を念頭に置いて作成されていることから、まだ参加していないのであれば、今すぐに参加すべきだ。

クイックファネルオプション、リピート購入の約束、エンゲージメントと認知度を高めるためのさまざまな方法を備えたPinterestのECは最適な場所である。

やるべきことはシンプルだ。詳細なPinterest戦略を作成し、ビジネスアカウントを設定し、製品をリンクして、販売を開始すること。

Pinterestで売上を伸ばすために何を試せるだろうか?

この記事は、NEILPATELに掲載された「How to Use Pinterest for E-commerce」を翻訳した内容です。
Pinterestの現状から使い方まで、広く書かれた記事でした。

やはり画像・動画のプラットフォームといえば、日本ではYouTubeやInstagramが強いイメージではありますが、これからその中のひとつにPinterestが加わるかもしれません。

現在扱っているプラットフォーム以外のことを知ることでヒントを得られることもあります。この記事がSEOや他のWeb施策の参考となれば幸いです。

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ソフトウェア業界のWebマーケティングで気をつけたいSEOの考え方

IT企業だけでなくさまざまな業種において、ソフトウェアを活用したサービス提供型・価値提供型のビジネスモデルへと舵を切っています。

ナイルではさまざまな業界のWebマーケティング支援を行っています。今回は、会計ソフトや経理ソフトなどを提供するソフトウェア業界において、Webマーケティングで気をつけたい「SEOの考え方」について解説します。

この記事のポイント

  • ソフトウェア業界の企業の場合、コスト面と機能面における優位性をわかりやすく示す必要がある
  • 指名検索を確実に取り、コンバージョンの起点となるキーワードを取ることが基本
  • 自社サービスのメリットを、サービスページで明確に伝える

 

ソフトウェア業界のSEO施策のポイント

「ソフトウェア」は、パソコンの内部で機能するプログラムや関連するファイルを指す言葉です。

ソフトウェアの機能をクラウド上で提供するSaaSの台頭によって、自社にとって最適なソフトウェアを模索するユーザーの選択肢は一気に増えました。アプローチから契約に至るまでのリード期間が長いという特徴を踏まえて、ソフトウェア業界では次の点に留意してSEO対策を進めることが重要です。

  • コスト面と機能面における優位性をわかりやすく示す
  • 潜在顧客を広く獲得し、長期的に接点を持って、見込み顧客へと育成する

ソフトウェア業界におけるSEO対策の流れ

ソフトウェア業界におけるSEO対策について、流れを確認しておきましょう。

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①指名検索の対応を行う

指名検索は、ほかの検索流入よりコンバージョンにつながりやすいこと、指名検索をするユーザーは興味関心や購買意欲が高い傾向にあることから、取りこぼさないようしっかり対策することが重要です。指名検索に対応するページの多くは、TOPページや製品ページになります。

ビジネス向けソフトウェアでは、顧客管理システム(CRM)や経費精算など、サービスごとの比較サイトが数多く存在しています。加えて、販売をパートナー企業に委託している企業も少なくないため、直接的なサービス名や会社名などを含めた検索キーワード「指名検索」をおろそかにするケースが目立ちます。

②コンバージョンの起点となるキーワードを取る

いわゆる「会計ソフト」といったビッグキーワードは、検索される回数が多い分競合が多いため、対策には時間とお金をかける必要があります。難易度の高さを考えると、コンバージョンの起点となるキーワードをしっかり取りにいくことを優先するといいでしょう。

例えば、「経費精算 効率化」「経費精算 時間がかかる」「帳簿作成 短縮」といったキーワードが、コンバージョンの起点となり得ます。オウンドメディアやサイトで記事を作ることで、ユーザーになり得る人との接点を作っていきましょう。

また、比較サイトの対策も効果的です。ソフトウェアは使った人でないとその価値がわからないため、比較サイトの情報価値が高くなります。ソフトウェア導入の検討段階で、比較サイトに接することが想定されるので、比較サイトの自社サービスの内容を充実させるために、比較サイトの運営にアプローチして情報提供してみてもいいでしょう。

ビッグキーワードを取るために対応すべきこと

キーワード対策として、「指名検索」「コンバージョンの起点となるキーワード」を押さえたのちに、ビッグキーワードの取り組みとなります。ここからは、ビッグキーワードを取るために、記事で対応すべきこと、製品ページで対応すべきことについて、詳しく解説していきます。

記事で対応する

検索からの流入を増やすために、「会計ソフト」「経理ソフト」といったビッグワードを選定し、そのキーワードを折り込みながらオウンドメディアやサイトで記事を制作します。

重要なのは、あくまでもユーザーニーズをベースにした記事コンテンツであること。ユーザーに「知りたい情報だった」と感じてもらい、結果的に商品への訴求が高まるような記事を増やしていきましょう。記事をアップして終わりではなく、検索順位を見ながら記事のチューニングを続けることも大切です。

製品ページで対応する

記事ページでの対応に比べて難易度は高めですが、製品ページでの対応も検討してみましょう。取りたいビッグワードの検索結果を確認して、記事ページではなく、製品ページが出ていれば、製品ページでの検索上位が狙える可能性があります。また、1つの特化した機能に関するビッグワードを取ることを目標にしてもいいでしょう。

例えば「会計ソフト」で検索した人に対して、その意図に即している製品ページに速やかに誘導できれば、コンバージョンにつながるだけではなく、自社のブランディングにもなります。

ここで注意したいのは、SEOとグロースハック、両方の観点を導入していると、理想とするゴールにズレが生じる可能性があること。グロースハックは、ユーザーの動向を見て、自社サービスの機能や設計を変更し、自動的かつ永続的に拡散・成長する仕組みを組み込むもの。SEOとは目的が異なるため、SEOの観点から作成したテキストによって、グロースハックの観点から最適な場所に設定したボタンの位置が下がってしまうといった事態が起こり得ます。どちらを優先すべきか検討し、整合性を取る必要があるでしょう。

優先して対応しておきたいWebマーケティング施策

Webマーケティングのうち、SEO対策で重視したい施策をご紹介しましたが、ほかにも優先的に対応しておきたいWebマーケティング施策について解説していきます。

オウンドメディアで製品やサービスの情報をプッシュする

オウンドメディアをボランティア的な情報発信ツールに留めてはいけません。訪れた人に製品やサービスの情報を積極的に紹介します。オウンドメディアの記事内に、バナーを置くのも効果的です。ナイルがコンサルティングに入った企業では、バナーの設置・最適化により1年でコンバージョン率が3.4倍伸びた例もあります。

ソフトウェア業界の例ではありませんが、弊社でも「ナイルのSEO相談室」では、記事内に以下のような資料ダウンロードのバナーを設置しています。

バナー

リード期間を見越して顧客をナーチャリングする

ソフトウェアは、顧客と接点を持ってから実際に契約に至るまでのリード期間が長いという特徴があります。そこで、SEOで集客を強めることと並行して、見込み顧客を増やし、増やした見込み顧客を直近顧客へとナーチャリングする仕組みを作る必要があります。

集客したユーザーの興味を引くホワイトペーパーを用意し、ダウンロードしたユーザーとメルマガを通じて継続的に接触して、ニーズの変化を見極めて商談につなげていくのがスタンダードな手法です。

あらゆるレベルのユーザーをフォローする導線を設計する

サービスページに来るユーザーを目的別に分類して、あらゆるレベルのユーザーをフォローできる導線を用意しておくことをおすすめします。

形のないソフトウェアは、サービスページでの訴求が難しく、どうしても説明が煩雑になりがちです。ある程度、知識があるユーザーならすぐに理解できても、そこまで詳しくないユーザーは離れてしまうかもしれません。また、SEOで流入してきたユーザーの中には、すでにサービスを利用しているユーザーも含まれている可能性があります。

  • 製品やサービスの存在自体は知っていて、「具体的に何ができるのか知りたい」「どういうものが自社に合っているか調べている」人
  • 最初から「興味があるので資料をダウンロードしたい」人
  • サービスのユーザー

 

サービスのユーザーが多い場合、セッション数は増えても求めるコンバージョンには結びつかない可能性があるので、別の導線を用意して、専用ページに誘導するといいでしょう。サービスの性質上、操作画面が出しにくいなどの制限がある中で、初心者にわかりやすくメリットを伝えるには、最初に見るべきインデックスを提示したり、視覚的に短時間で理解を促す動画コンテンツを置いたりすると効果的です。

コンバージョンに近い施策にフォーカスしよう

マーケティング担当者のリソースがどうしても足りないときは、コンバージョンに近い施策だけにフォーカスして、確実に実行していきましょう。それすらも手が回らない、という場合は、必要に応じてリソースを増やすことも考えなくてはなりません。

ナイルでは、誰が見ても実装につながるようなわかりやすい資料提供でリソース不足をフォローしたり、企業の担当者が目標として持っている数字を共有して認識を合わせたりするほか、SEOだけでなく分析をセットにすることでより効果を高める提案を行っています。

コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

ソフトウェア業界のWebマーケティングで気をつけたいSEOの考え方ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【SEOの都市伝説】メディア『東京フリーランス』にインタビュー記事が掲載されました

こんにちは、アイオイクスの石戸です。

この度、フリーランス・フリーランス志望者向けに有益な情報を提供しているメディア『東京フリーランス』にインタビュー記事を掲載していただきました。

SEOに関する様々な都市伝説について、以下のテーマにお答えしています。

  1. 自分でバックリンクを貼れば上位を取れるってほんと?
  2. 企業ドメインの全盛で個人はもう戦えなくなる?
  3. 記事の「オリジナリティ」ってほんとに必要なの?
  4. 記事を大量生産すれば検索で上位を取れるの?
  5. 「長文記事」はやっぱり上位に表示されやすいの?
  6. 今後個人や企業がやるべきSEOとは?

これからSEOに注力されたいという方は、ぜひご覧ください。

SEOの都市伝説って本当なの?老舗SEO会社に「SEOのホントとウソ」を聞いてみた!
https://tokyofreelance.jp/interview-ioix/

投稿 【SEOの都市伝説】メディア『東京フリーランス』にインタビュー記事が掲載されましたSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【2020年版】上級者向けの17のSEO戦略

SEOを行う際は、検索エンジンとユーザーの両方に配慮しなければなりません。

そして、検索エンジンとユーザー(行動や嗜好)は常に変化・進化を続けているため、必然的にSEOの施策もアップデートしていく必要があるでしょう。いわゆる、SEOの普遍となる基本的な項目を網羅したリストは多くありますが、それ以外の最新トレンドに対応した施策リストも有用です。

今回の記事はBacklinkoの「上級者向け」の施策となりますが、時代に即した施策も盛り込まれています。

この記事は、17の上級版SEOの戦略、テクニック、戦術のリストである。

事実、これらの戦略は、私のサイトがGoogleから月間で350,973の訪問を獲得する手助けとなっている。

あなたが「優れたコンテンツを作ろう!」のような古典的な初級者向けの記事に飽き飽きしているのであれば、この記事を楽しんでくれることだろう。

「ジャーナリスト・キーワード」で上位表示させる

ジャーナリスト・キーワードとは、文字どおりジャーナリストが検索している用語である。

これは、被リンクを獲得するための非常に強力な方法である。

例えば、先日、我々はページスピードの調査記事を公開した。

このページの参照ドメインのデータ(Ahrefsで取得)を見てみよう。

コンテンツが公開された直後に大きな上昇が確認できる。その後、動きは落ち着くが、さらに大きな上昇が確認できる。

この2回目の大きな上昇は、多くのジャーナリスト・キーワードで順位が付き始めたからだ。

どれほど効果的か、おわかりいただけただろうか?

ジャーナリストは記事を書く際に、各種の統計データを必要としている。そうしたデータを探すため、彼らはGoogleを活用するのだ。

そして、ジャーナリストが公開しようとしている記事についての情報を、私のサイトは彼らに提示していることとなる。つまり、私のサイトに記載されている統計データを見に来るのだ。そして、彼らの記事中に、引用元として私のサイトを言及する。

素晴らしい。

滞在時間を改善するために、アニメーション画像を使用する

我々の最新のランキング要素の調査では、Googleでのランキングとサイトの滞在時間は相関していることがわかっている。
1,180万の検索結果を分析した結果、自然検索のランキング要因についてわかったこと

Googleでのランキングとサイトの滞在時間は相関している

そして、サイト滞在時間を改善するためのシンプルな方法を発見した。アニメーション画像である。

特に、解像度が高いアニメーション画像(アニメーションSVGsなど)が効果的だ。基本的に、これらはアニメーションGIFsである。しかし、品質はすこぶる高い。

例を挙げてみよう。
(タップすると、翻訳元記事へと遷移します)

17 Advanced SEO Techniques for 2020

アニメーション画像があると、ユーザーは流し読みをやめ、立ち止まることを発見した。

すると、ユーザーはさらに多くのコンテンツを読んでくれるようになる。結果として、より多くの時間、サイトに滞在してくれるのだ。

例えば、Backlinkoで掲載したこの記事は、アニメーション画像をいくつか使用している。

このページの滞在時間が3分27秒であることは、偶然の一致ではないだろう。

この施策がもたらす影響については、あえて言うまでもないはずだ。

コンテンツハブを作成する

Backlinkoの自然トラフィックの28%はコンテンツハブから来ている。

コンテンツハブとは何だろうか?

特定のトピックにおける、ミニWikipediaのようなものだ。

例えば、昨年、我々はSEO Marketing Hubを公開した。

SEO Marketing Hubはカテゴリ(例えば、「テクニカルSEO」や「リンク構築」など)ごとに整理されたSEOのリソースのコレクションである。

それぞれのカテゴリには、いくつかの「エントリー」がある。

これらのエントリーは全て、特定のキーワード(通常はロングテール)に最適化されている。

そして、これらは通常のブログ記事のようには書かれていない。各エントリーはWikipediaの記事のように書かれている。

なぜか?

まず、こうしたスタイルの記事は、これらのタイプのキーワードの検索意図に、より合致しているのだ。例えば、「LSI キーワード(共起語)」と検索した際、私の意見などは必要とされないだろう。

この場合の検索者は、「LSI キーワードとは何か」を知りたがっているのだ。なぜ、重要なのか? 何から始めたらいいのか? そういったことを知りたがっている。

そして、コンテンツハブ内にあるエントリーは完全にこうした検索意図に合致するよう、戦略的に設計されている。

次に、エントリーの全ては、戦略的にリンクされている。

言うまでもなく、こうした内部リンクはSEOにとって有益である。

また、こうした内部リンクは滞在時間の上昇にも一役買う。内部リンクと通じ、読者は他のページへと遷移し、そこのコンテンツを読んでくれるからだ。

その結果、(もし戻りたい場合には)検索結果に戻る前に、十分な時間を私のサイトで過ごしてくれることになる。

比較キーワードをターゲットにする

比較キーワードとは、異なるものごとを比較する言葉である。例えば、

  • コンテンツマーケティングとSEO
  • iPhoneとAndroid
  • WebflowとWordPress

なぜ、こうしたキーワードは狙うに値するのか?

まず、比較キーワードで検索するユーザーは、完全な初心者ではない。

例えば、「SEOツール」と検索するユーザーは、SEOの初心者であろう。

しかし、「Mangools Moz Pro 比較」と検索するユーザーは、SEOツールについての知識はある程度あるはずだ。これら2つの異なるツールに対する意見を聞き、決断を下したいのである。

次に、比較キーワードはそれほど競合性の高いキーワードではない。

例えば、このキーワードの月間検索ボリュームは1,100で、CPCは6ドルである。悪くはない。しかし、キーワードの難易度は、たったの12/100である。

実際、このキーワードをターゲットとした記事を私は作成している。そして、すぐに上位3位に表示させることができた。

上級者向けアドバイス:「あなたと競合サイト」周辺の比較キーワードに最適化した記事を作成しよう。Driftはこうしたページを多く作成している。

そして、多くのキーワードで上位表示されているのだ。

ページネーションにはダイナミックパラメータを付与する

Exploding Topicsは初日にして深刻なテクニカルSEOの問題に出くわしてしまった。

新規のページがインデックスされるのに数日(または数週間)かかってしまっていた。クロールバジェットがすぐに枯渇してしまったのだ。

つまり、Googleボットが新しいコンテンツをクロールするのに非常に長い時間がかかっていることを意味する。

この状況を脱する手助けの1つとなったのが、ページネーションのページにダイナミックパラメータを使用することだった。

つまり、下記のURLから、

https://explodingtopics.com/business-topics/page/2

下記のURLに変更したのだ。

https://explodingtopics.com/marketing-topics?page=2

このフォーマットに変更することが、GoogleがページネーションのページのURLパターンを把握する手助けとなった。Googleがページネーションのページ再クロールするために必要な時間を短縮することができたのだ。そして、新しいコンテンツを発見し、インデックスさせるための時間が増えた。

また、より多くのページをGoogleがクロールしてくれる後押しにもなったようだ。

(もし、クロールバジェットの問題に再び出くわしてしまったら、Search ConsoleのURLパラメータツールを使用し、ページネーションのページへのクロールを止めることができる。これは、ダイナミックパラメータに限り、有効だ。)

ポッドキャストで被リンクを構築する

私は、100を超えるポッドキャストにゲストとして出演している。

そして、その全てからリンクを設置している。

こうした理由により、「ポッドキャストは新しいゲスト投稿である」と私は述べている。

実際、ポッドキャストへの取り組みは、ある意味、ゲスト投稿を執筆するよりも優れている。

ゲスト投稿を公開するには、下記が必要だ。

  1. あなたのゲスト投稿を受け入れてくれるWebサイトを探す
  2. そのサイトに交渉する
  3. ドラフトを作成する
  4. 編集に取り掛かる

その後、ようやくあなたのゲスト投稿は公開される。

ポッドキャストはどうだろう? 必要なのは、出演すること。それだけで十分だ。

実際、Exploding Topicsで使用したリンク構築の最初の戦略も、ポッドキャストであった。

私は、共同創業者のジョッシュに、スタートアップ界隈の企業に私がポッドキャストに出演したがっていることを話してくれるよう、依頼した。

ジョッシュは興味深く話してくれたため、多くの企業が快諾してくれた。

では、他の人のポッドキャストにインタビューを受けるためには、どうすればよいだろう?

これについては、1記事まるまる使ってお話しすることができる。しかし、ここではいくつかのポイントに絞ってみよう。

①オーディエンスにとって有益な内容を話す
あなたがお話しすることは、あなたのインタビューからオーディエンスが得ることができる、具体的な事柄を強調する必要がある。

②マイクを手に入れる
本格的なポッドキャストは音質にも配慮している。そのため、高品質なUSBマイクに投資することをお勧めする(私は、Rode Podcasterを使用している)。

③段階を踏む
できるだけ小規模なポッドキャストから開始しよう。小規模なポッドキャストとの場合、快諾してくれる可能性も高い。そして、ゲストとしての振る舞いが得意になってくる(これはスキルである)。その後、大規模でより優れた番組に出演するといい。

それでは、次のトピックに移ろう。

コンテンツアライアンスを探る

コンテンツアライアンスとは、他のビジネス、サイト、ブログ、YouTubeチャンネルなどと共同し、1つのコンテンツを作成することである。

例えば、私がFractlと共同で作成した記事は、最終的にMoz blogに掲載されている。

このケースでは、私はExploding Topicsのデータを提供している。

しかし、あなたが必要としているデータを保持する誰かと共同する、といった形も可能だ。

例えば、こちらのコンテンツ分析の記事の作成にあたり、私はBuzzSumoと共同している。

この場合、BuzzSumoは大量の魅力的なデータを保持しており、彼らはそれを快く共有してくれた。

そのお返しとして、私は記事を作成し、その記事の中で、オーディエンスに対し彼らをプロモートした。

結果として、このアライアンスはお互いに利益をもたらした。

私は、自身では手にすることが不可能なデータにアクセスすることができた。BuzzSumoは1万人以上の人々に、その名を提示することができた。

実際、この記事は初月で46,489の訪問者を運んできてくれている。

検索結果画面の専有面積を最大化させる

Googleの検索結果の1位に表示されているWebサイトは、全自然検索のクリックの約32%を獲得している。

つまり、上位に表示されなくとも、検索結果画面からより多くのクリックを獲得できる別の方法があるということだ。

検索結果画面における、より大きな専有面積を獲得しよう。

検索結果画面の専有面積は、「検索結果画面の1ページ目で、どれくらいのピクセルをあなたがコントロールできるか」ということだ。

より大きなピクセルをコントロールできれば、そのキーワードで獲得するトラフィックも増えるだろう。

例えば、強調スニペットに採用されれば、ページの最上部にあなたのWebサイトを表示することができる。また、このキーワードにおける専有面積も3倍となる。

他にも例があるだろうか?

先日、私のYouTube動画が、重要なキーワードで1ページ目に表示された。

こちらも、非常に大きな専有面積を提供してくれている。

下記に、より大きな専有面積を獲得できる方法を記載しておこう。

コンテンツ内にオリジナルの画像を埋め込む

高品質な画像があなたのコンテンツをより良いものにしてくれることは、周知の事実だ。

また、間接的に順位の上昇に一役買ってくれるだろう。

では、どのような種類の画像を自身のサイトに用いるべきだろうか?

最近行われたSEOの実験では、「重複画像は順位に悪影響を与える」ことがわかっている。

そのため、可能な限り、オリジナルな画像を使用したいと考えるはずだ。

例えば、我々は非常にプロフェッショナルなスクリーンショットを作成するために、グラフィックデザイナーに作成を依頼している。

通常のスクリーンショットを使用するほうが、遥かに簡単で早いことはわかっている。しかし、我々はオリジナルで、より有益な画像を使用するため、そこに投資している。

また、全ての記事で、オリジナルのビジュアルやチャートを作成している。

繰り返すが、こうしたビジュアルは安くはない。しかし、SEOへの直接的、間接的な利益のために、投資すべき価値はあるはずだ。

副産物として、他の誰かがブログであなたの画像を使用するかもしれない。

そして、ソース元として、リンクを提供してくれているだろう。

例えば、ある記事で使用した下記のチャートは、多くの異なるブログで使用されている。

長文コンテンツのほうが、短文のブログ記事よりも、より多くのリンクを発生させる

そして、私の画像を使用したブログの多くが、ソース元としてBacklinkoへリンクを提供してくれている。

キーワードの関連性にコンテンツを最適化する

1ページにキーワードを187回詰め込む以上のことがオンページSEOにあることはすでにご存知だろう。

実際、Googleの「検索アルゴリズムの仕組み」では、「定量可能な要因」を見ていると説明している。

特に、Googleはそのページが扱っているトピックに関連したコンテンツを見たいと思っている。

ここでの疑問は、Googleが見たいと思っている「定量可能な要因」を、どのようにしてGoogleに伝えるかということだ。

ページ内にLSIキーワードを正しく含める必要がある。

これを行えば、あなたのページがそのクエリと関連性が高いことをGoogleに確認することができる。

結果として、ターゲットキーワードでの上位表示が見込めるはずだ。さらに、その他のキーワードでの順位上昇にも貢献するだろう。

内容の深いコンテンツを書けば、自動的にこうしたLSIキーワードが大量に用いられているはずだ。

ダブルチェックを行いたければ、ツール(ClearscopeSurfer SEOのような)を使用するという手段もある。適切なLSIキーワードがコンテンツ内に含まれているか、発見する手助けとなる。

こうしたツールの仕組みは一様だ。すでに上位表示されているコンテンツをスキャンするのだ。

そして、こうしたページが頻繁に使用している言葉を抽出する。

ブログにコメント欄を作成する

コメントは3つの理由であなたのSEOを助けてくれる。

第1に、コメントは実際に直接的なランキング要素となりうる。

第2に、コメント欄はそのページで行動する理由をユーザーへ与えてくれる。これは、滞在時間の増加につながるだろう。

第3に、コメント欄はGoogleがクロールし、インデックスし、ランクするコンテンツなのである。

実際、Googleの社員もページ上の全てのコンテンツを対象としている(UGC含む)と述べている。

(元ツイートはおそらく「UGCコンテンツが低品質なため、順位が下落しているのではないか」という疑問や不満と思われる。)

それはあなたのWebサイトだ。悪いコンテンツを公開することを選択したのであれば、それがフォーラムにおける投稿・ユーザーによる書き込み・直接の投稿であっても、それはWebサイトのクロール・インデックス・ランキングに使用される。すばらしい高品質のフォーラムやUGCサイトを作成することもできるし、その試みはうまくいくだろう。

これが、私がBacklinkoのコメント欄に大きな労力をかけている理由である。

全てのコメントに返信するだけでなく、コメントの管理のために毎日数時間を費やすスタッフを用意している。

こうすることで、Webサイトに寄せられる全てのコメントが高品質となる。

People Also Askのキーワードを明らかにする

SEMrushによると、Googleの全ての検索結果画面の41%がPeople Also Askのセクションを含んでいるとのことだ。

最適化の対象に値すると言えるだろう。

問題は、こうしたキーワードを大規模に発見することが、大きな苦痛を伴うということだ。

4つの質問は、すぐに手にすることができる。

しかし、さらに多くの質問を見るためにはアコーディオンメニューを毎回開かなければならない。

幸運にも、こうした質問をスクレイプしてくれる「People Also Ask」というツールに偶然出会った。

このツールは、他のキーワードツールと同じように使える。キーワードを入力し、結果のリストを手にすることができる。

関連するキーワードではなく、People Also Askから直接質問を引っ張ってきてくれる。

非常に素晴らしい。

ページに「コンテンツ機能」を追加する

コンテンツ機能とは下記のようなものだ。

  • 計算機
  • 比較チャート
  • 機能の内訳
  • メリット・デメリットのリスト
  • まとめ
  • 引用ボックス

コンテンツの競合性を高め、より便利になるよう、コンテンツに追加する何か、といったところだ。

そして、コンテンツ機能は直接的、間接的に順位改善の助けとなる。

実際、Googleの品質ガイドラインでは、補完コンテンツは「重要」であると記載されている。

コンテンツ機能がどの程度の違いを生むか、最近の事例をお伝えする。

今年の初頭、SEOのエキスパートになるためのガイドコンテンツに2つのコンテンツ機能を追加した。

具体的には、SEOを学ぶ複数の方法を比較したテーブルを追加したのだ。

また、SEOのスペシャリストが身につけるべきスキルのリストも作成した。

ほどなく、このコンテンツは1位に順位が上昇した。

自然トラフィックも36.9%上昇した。

Googleは200を超えるランキング要素をアルゴリズムに使用している。そのため、コンテンツ機能がこの例での違いの全てを生み出していると、確証を持って言うことはできない。

しかし、私個人の意見としては、コンテンツ機能がランキング上昇の大きな理由であると考えている

「トピック+年度」コンテンツを追加する

「トピック+年度」コンテンツは特定のトピック周辺で起こったトレンドを扱うブログ記事である。

例えば、私は毎年、SEOの決定版ガイドを公開している。
※翻訳したホワイトペーパーはこちら→2020年 SEOガイド決定版

また、こちらの記事は「SEO 2020」というキーワードに最適化させている。

ご存知の通り、「SEO」は非常に難易度が高いキーワードである。

(もちろん私にとっても😉

しかし、「SEO 2020」の難易度は「SEO」ほど高くはない。毎月、数千人のユーザーが検索しているキーワードではあるが。

実際、私の記事は、「SEO 2020」というキーワードで1位に表示されている。

これにより、毎月かなりの量のトラフィックを獲得できている(特に年度の初頭においては)。

注:「タイトルタグの末尾に「2020」を追加すれば良い」という話ではないことを指摘しておく。

この戦略を活かすためには、あなたのコンテンツが、その年に発生する質問に100%注力している必要がある。

例えば、私のSEOガイドのコンテンツは、検索エンジン最適化の世界で起きたトレンドを扱っている。

これこそが、「SEO 2020」と検索するユーザーの検索意図となっているのだ。

リンクのない指名のメンションから被リンクを獲得する

リンクではないブランドのメンションは、「ブログ記事やニュース記事であなたについてメンションはしているが、あなたのサイトへのリンクは設置していない」、状態であることだ。

例を挙げてみよう。

あなたがすべきことは、あなたのブランドに言及してくれた人へEメールを送付することだ。そして、あなたのWebサイトへリンクを設置するよう、依頼しよう。

自身の経験からすると、このアプローチのコンバージョン率は非常識だ。主な理由は、あなたが聞いたこともない人に対し、冷たい対応をしているわけではないからだ。

そうではなく、あなたのWebサイトについて、すでに言及してくれている人にEメールを送付するのである。

つまり、彼らはあなたのWebサイトへのリンクを追加する準備ができていると言える。

鍵となるのは、素早く接触することだ。

どんな理由であれ、新しい記事であれば編集してくれる可能性がある。

そのため、Eメールの送付が素早いほど、リンクを獲得できる機会も増えるはずだ。

BuzzSumoの「Brand Alerts」機能はこのテクニックに完全に適している。

この機能は、リンクが設置されていないメンションで絞り込むこともできる。

Google Discoverに最適化する

Google Discoverは、Google版のソーシャルメディアのニュースフィードである。

しかし、あなたがフォローしている人からの投稿を提供するのではなく、あなたが好むであろうとGoogleが考える、高品質なコンテンツを提供してくれるのだ。

そして、Google Discoverは大量のトラフィックをもたらしてくれることを私は発見している。

実際、Google Discoverは過去90日間で6,000を超える訪問を発生させている。

Googleによれば、Discoverに最適化することは不可能である、とのことだ。

しかし、これは真実ではない。

実際、数段落先に、高品質な画像はDiscoverでの表示の助けとなると書かれている。

Discoverの結果にはその隣に大きな画像が表示されるからである。そして、その写真が目立てば、ユーザーはクリックするだろう。これが、他のユーザーのDiscoverのフィードにあなたのコンテンツが表示される手助けとなる。

そのため、あなたが公開するあらゆるコンテンツに、高解像度のog:imageを追加するようにしよう。

また、私が発見した、Google DiscoverのSEOの手助けとなる事柄をまとめてみよう。

  • コンテンツの新鮮さ(Discoverからのトラフィックは、記事が公開された日が最も多い)
  • オリジナルで高品質な画像やチャートやグラフ
  • (Googleにインデックスされている)Twitterでのエンゲージメント
  • 単独のページへの高レベルなトラフィック
  • 人気のあるトピックについてのコンテンツ(Discoverで流れてくるコンテンツは、ユーザーの閲覧履歴に大きく基づいている)

Redditから競合性の低いキーワードを発見する

非常に競合性の低いキーワードを簡単に発見する方法を紹介しよう。

先ず、SEMrushやAhrefsでsubredditsのURLを入力する。

そして、そのページで上位表示されているページのすべてのキーワードを見てみよう。

するとどうだろう? 競合性の低いキーワードのリストができあがるのだ。

もちろん、(常に1ページ目に表示されている)Redditのドメインオーソリティは、あなたのWebサイトよりも高いだろう。

注目すべき点は、Redditのスレッドは非常に乱雑であることだ。また、役に立たないコメントも多く含まれている。例えば、下記のように。

つまり、Redditのスレッドよりも、あなたのコンテンツを良くするためにすべきことが多くあるということだ。

  • 情報を段階ごとに整理する
  • 画像や動画など、マルチメディアを追加する
  • 有益なリソースへの外部リンクを含める
  • より最新のテクニック、戦略、情報を含める

基本的には、「よく書かれた記事>Redditのスレッド」となる。

つまり、あなたのコンテンツがRedditのスレッドよりも上位に表示される可能性があること意味している。

上級者向けアドバイス:subredditsは多くの取るに足らないキーワードで上位表示されている。それらは、あなたがターゲットにしたくないキーワードだろう。CPCで絞り込みをすることで、良いキーワードを簡単に発見することができる。私は、CPCの下限を$2ほどに設定することをお勧めする。こうすることで、取るに足らないキーワードを除外できるはずだ。

ボーナス戦略#1:サイトマップを視覚化する

フラットなWebサイトのアーキテクチャは、テクニカルSEOにおいて、非常に重要だ(特に多くのページがある場合は)。

問題は、あなたのWebサイトのアーキテクチャがフラット(良い)か、非常に深い(悪い)が、それを知ることが非常に難しいことである。

これが、私がサイトマップの視覚化をお勧めする理由である。

Ahrefsのサイト監査機能を使用することで、それが可能となる。

もしくは、私が最近発見したVisualSitemapsという素晴らしいツールでも可能である。

ボーナス戦略#2:Googleキーワードプランナーで隠れた用語を発見する

多くの人が、種となるキーワードをGoogleのキーワードプランナーに入力する。

これは間違ったことではない。

しかし、より多くのキーワードのアイディアを発見したいのであれば、このフィールドにURLを入力しよう。

そうすれば、Googleはそのページをスクレイピングする。そして、多くの人々には表示しないキーワードのリストが生成される。

以上である。

まとめ

この記事で紹介した17のSEOの戦略は、今すぐに効果を出すための戦略である。

ぜひ、あなたの意見を聞かせてほしい。

このリスト内の戦略ですぐに試す予定の戦略はなんだろうか? サイトマップの視覚化だろうか? 「People Also Ask」への最適化だろうか?

ぜひこの記事をシェアして、感想を述べてほしい。

この記事は、Backlinkoに掲載された「17 Advanced SEO Techniques for 2020
」を翻訳した内容です。
ある程度のSEOの知識が無ければ、少し難しい内容であったかもしれません。そのまま使える施策というよりは、アイディアの取っ掛かりとして面白いものが多くありました。今回の記事の中から何かアイディアを発見していただければと思います。

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投稿 【2020年版】上級者向けの17のSEO戦略SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

SaaS企業がWebマーケティングでやるべきこと

近年、ソフトウェアの導入シーンでよく耳にするようになった「SaaS(サース)」。SaaS市場には、スタートアップを中心に多くの企業が参入し、BtoB、BtoCを問わずあらゆる領域がレッドオーシャンとなっています。

ナイルではさまざまな業界のWebマーケティング支援を行っていますが、今回はSaaS企業のマーケティング施策について、コンサルタントの経験をもとにして解説していきます。

この記事のポイント

  • SaaS企業の場合、潜在顧客に認知させてホットリードに育てることが必要になる
  • SEOコンテンツで集客し、ホワイトペーパーを用意することがおすすめ
  • SEO対策は、コンバージョンに近いキーワードや指名検索を押さえよう

 

SaaSとは?

この記事を読むのは、SaaS業界でWeb集客に悩んでいる方だと思いますが、まずは簡単にSaaSについて解説します。

SaaSとは「Software as a Service」の略で、「モノ」を提供するのではなく、その機能性だけをクラウドから「サービス」として提供するソフトウェアを指す言葉です。身近なSaaSの例としては、GmailやPhotoshop、Salesforceなどがあります。

SaaSの登場で、ソフトウェアは「所有するもの」から「利用するもの」に変わりました。ビジネスモデルも、売り切り型から「ストック型のサブスクリプションモデル」へとシフトしたのです。

SaaS企業におけるWebマーケティングのポイント

それでは、SaaS企業におけるWebマーケティングのポイントを確認していきましょう。

サブスクリプションモデルであるSaaSの場合、定額課金になりますので、顧客層が広がれば、安定した収益が見込めます。

しかし、導入するまでに情報収集や検討などが必要で一定の時間がかかること、多かれ少なかれ解約が発生することから、収益化が難しい側面もあります。

そのため、SaaS企業は次の2点を意識しなくてはなりません。

  • 潜在顧客の認知度を向上させて、見込み顧客をホットリードに育てて契約数を増やす
  • 継続的な価値提供を行うことで、既存顧客の満足度を高めて解約を抑え、LTV(生涯顧客価値)の最大化を図る

上記を踏まえて、SaaS企業によるWebマーケティングは、「オウンドメディアでSEOコンテンツを作って集客を行う」「ホワイトペーパーを用意する」といった施策を中心にするといいでしょう。それぞれ詳しく解説していきます。

SaaS

1.オウンドメディアでSEOコンテンツを作って集客する

SaaS企業にとって、オウンドメディア施策は相性がいいといえます。オウンドメディアで、潜在顧客の課題を解決するコンテンツを発信することで、間接的に自社の製品・サービスを認知してもらえるからです。

BtoBサービスの場合、MAツールを導入して顧客管理をしている企業も多いと思いますので、ターゲットを分析して、妄想ではなくデータにもとづいたペルソナを設定するといいでしょう。そのペルソナが検索したキーワードで、SEOを踏まえた良質なコンテンツを作ることで、潜在顧客に広く働きかけることができます。

良質なコンテンツは、営業マンの代わりになってくれます。信用できる情報を提供することで、潜在顧客の社内共有が容易になり、検討が前に進みやすくなります。良質なコンテンツが、SaaS導入への説得材料になりえるのです。

また、オウンドメディアのために、新たにドメインを取得しなくても、自社サイトにブログ機能を備えてもいいでしょう。立ち上げに負荷をかけずに、スタートできます。

2.ホワイトペーパーを用意して見込み顧客へと育てる

オウンドメディアのコンテンツを通じて、自社の製品やサービスに興味を持った潜在顧客に向けて、ホワイトペーパーを用意します。ホワイトペーパーをダウンロードした顧客に的を絞ってアプローチすることで、潜在顧客を顕在顧客へ、顕在顧客を見込み顧客へと育てていくことができます。

まれに「無料トライアル」の導入を、Webでのコンバージョンとして重視している企業もありますが、たとえ無料であっても、BtoBサービスの場合、担当者の意思だけで申し込みにまでは至らないケースが多いでしょう。なぜなら、BtoBサービスは、担当者が上司や社内の承認を得なければ、導入を決定できないからです。

そのため、顧客の連絡先の入手につながるハードルの低いコンバージョンを設定する必要があります。ホワイトペーパーのダウンロードでは、社名、氏名、電話番号、メール、役職といったような基本的な情報を入力してもらえる設定にすることをおすすめします。予算、導入時期といった情報は、社内確認が必要になるので、このタイミングでは除外してもいいでしょう。

ちなみに、SaaSはパッケージ化されたクラウドサービスであり、ほかのITサービスと比べるとサービス内容がシンプルなので、フロントセールスを介さずに契約を獲得するケースもあります。その場合は、電話やメールで無料トライアルを案内し、受注につなげていくインサイドセールスが活躍します。

一般的なSEOは、Webで集客からお問い合わせまでを担いますが、SaaS企業の場合、お問い合わせの獲得部分をインサイドセールスが代わって担うこともあります。

よって、インサイドセールスが架電するための情報を集める資料ダウンロードやセミナー申し込みが、SaaSのWebサイトにおけるコンバージョンにしてもいいでしょう。

SaaS企業のSEO対策

SaaS企業のSEO対策は、「次のアクションに何をつなげるか」を踏まえて検討することが重要です。前述した潜在的なキーワードで広く集客し、ホワイトペーパーにつなげて、見込みの確度を上げていく方法がありますが、サービスや製品に対する認知度や関心が薄い潜在層を広く取り込みたいのであれば、やるべきSEO対策は2つあります。

コンバージョンに近いキーワードを押さえておく

BtoB、BtoCのいずれにおいてもいえることですが、「サービス導入を検討中で、できるだけ早く話を聞きたい」「すぐにでもサービスを導入したい」というコンバージョンに最も近い顧客を想定したキーワードはしっかり押さえておきたいところです。

営業の業務プロセスを自動化するSFAの導入を検討している層を集客したいなら、SFAを絡めたキーワードを取りにいきましょう。ただ、このようなコンバージョンに近い層は、これまでのコンサルティングの経験からいえば、全体の3割ほどに過ぎません。

もう少し潜在層に向けて考えると、その商材で解決できる課題をユーザーが感じているタイミングで、接触できたほうがいいでしょう。例えば、「営業のステータス管理」「営業メンバー内の情報共有」について、課題や悩みを解決するコンテンツを作ることで、間接的にSFAツールを知ってもらうきっかけを作ります。

また、このような記事を作っていくことで、「営業の課題で検索すると、いつもこのサイトにたどり着くな」と思ってもらうことで、コンバージョンに近づくこともありえます。

指名検索ワードを押さえておく

SEOに予算やリソースを割けない場合は、「指名検索」は必ず対策しておきましょう。指名検索は、「ナイル」「ナイル SEO」のように、直接的なサービス名や会社名を含む検索ワードのことです。

指名検索を行うのは、よりコンバージョンに近い顧客である可能性が高いため、検索したときに適切な情報を提供しないと、大きな機会損失になります。検索ボリュームが低いからといって疎かにせず、しっかり対策して確実に集客につなげましょう。

SaaS企業が作るべきコンテンツとは?

では、SaaS企業では、具体的にどのようなコンテンツを作るべきなのでしょうか。

前提としてフェーズによって、適切なコンテンツが必要になります。これからSaaSの導入を考えているならば、「サービスを導入することで変化すること」といったコンテンツを作ることで、SaaS導入をうながすことができるでしょう。

SaaSを比較検討しているタイミングならば、競合とのサービス内容や費用などを比較できるコンテンツを作るといいでしょう。営業資料として使っているものをWebコンテンツとして転換する作り方もあります。

ただし、料金や導入事例、導入の手続きといった「接客コンテンツ」は、どうしてもテキストや図解では理解しにくく、結局のところ人が伝えなければわからない可能性があります。接客はインサイドセールスに一任して、「集客コンテンツ」の制作に注力してもいいでしょう。また、自社サービスの特徴やメリットが伝わる動画を作成するなど、コンテンツ内容を工夫することをおすすめします。

まとめ

SaaS企業のWebマーケティングでは、フェーズに合わせた適切なコンテンツ作りが重要です。ホワイトペーパーも活用しながら、見込み顧客をホットリードに育てて契約数を増やすことを目指していきましょう。

 

コンテンツ制作やオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

 

SaaS企業がWebマーケティングでやるべきことナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

Google 画像検索に画像のライセンス情報を表示する

Google は数年にわたり、画像ライセンス業界と協力して、Google 画像検索に表示されるコンテンツのライセンス要件の認知度を高めてきました。2018 年には IPTC 画像権利メタデータのサポートを開始し、2020 年 2 月には Schema.org と IPTC を通じてライセンス可能な画像用の新しいメタデータ フレームワークを発表しました。それ以来、この新しい規格はあらゆる規模のウェブサイト、画像プラットフォーム、画像代理店に広く採用されてきました。そして本日、Google は Google 画像検索の新機能をリリースします。画像のライセンス情報をハイライト表示し、責任ある使い方をユーザーにわかりやすく提示する機能です。

新機能の概要

ライセンス情報を含む画像は、画像検索結果ページに「ライセンス可」バッジ付きで表示されるようになります。ユーザーが画像ビューア(画像を選択すると表示されるウィンドウ)を開くと、コンテンツ所有者またはライセンサーが提供するライセンスの詳細情報や利用規約ページへのリンクが表示されます。可能な場合は、ユーザーがコンテンツ所有者やライセンサーから画像を入手できるページへのリンクも、追加で表示されます。


左側: ライセンス可バッジが表示された画像検索結果ページ
右側: ライセンス可能な画像とともに新しい項目の [画像の配置場所] と [認可の詳細] が表示された画像ビューア

また、ライセンス メタデータ付きの画像も見つけやすくなります。Google 画像検索のライセンスのプルダウン メニューが改良され、「クリエイティブ・コモンズ ライセンス」と「商用およびその他のライセンス」で画像をフィルタできるようになりました。


改良された [ライセンス] フィルタ

画像ライセンサーにとってのメリット

  • 前述のように、画像ライセンサーからライセンス メタデータが提供されると、画像ビューアにライセンス可バッジ、ライセンスの詳細情報ページ、画像取得ページが表示され、ユーザーがライセンサーから画像を購入したり画像のライセンスを取得したりしやすくなります。
  • 画像があるページから直接画像を取得することを許可していない(ポートフォリオ、記事、ギャラリー ページなど)場合、画像ライセンサーは、Google 画像検索からのリンクに画像の購入やライセンスの取得ができるページの URL を設定できます。
  • 画像ライセンサーは、サイト運営者が購入した画像にもメタデータを適用してもらい、使用される画像にライセンス詳細情報も一緒に表示されるようにすることができます(そのためには、画像ライセンサーが提供した IPTC メタデータを購入者が削除したり改変したりしないようにする必要があります)。

これらの新機能により、Google 画像検索に表示される画像がどのような性質のコンテンツであり、責任をもって利用するには何が求められるか、多くの人が理解しやすくなることを願っています。

活用方法

この機能の詳細、実装方法、トラブルシューティングについては、Google Developers のヘルプページよくある質問のページをご覧ください。

この機能についてのフィードバックは、Google Developers のライセンス可能画像機能のページにあるフィードバック ツール、または Google ウェブマスター フォーラムからお送りください。なお、次回のバーチャル オフィスアワーでは、よくある質問を取りあげて回答する予定です。ご期待ください。

この機能に対する画像ライセンサーのコメント

「約 4 年前に開始した Google と CEPIC のコラボレーションにより、Google 画像検索で作成者と権利者を特定できるようになりました。Google との実りあるコラボレーションのおかげで、ライセンス可能な画像の特定という、鎖の最後の輪がついに実装できたのです。このコラボレーションにより、写真代理店とより広範な画像業界にビジネス チャンスが広がることをうれしく思います。Google に感謝しています。」
- CEPIC 代表、Alfonso Gutierrez 氏

「IPTC と Google の複数年にわたるコラボレーションの結果、埋め込み IPTC 写真メタデータを含む画像が人気のサイトで再利用された場合、Google 画像検索で関心を持ったユーザーは画像のもともとの提供者にアクセスできるようになりました。これは、画像提供者にとって大きなメリットであり、IPTC メタデータを画像ファイルに含める動機にもなります。」
- IPTC 写真メタデータ ワーキング グループ リーダー、Michael Steidl 氏

「Google のライセンス画像機能は、ユーザーがビジュアル コンテンツを特定し、ライセンスを取得する工程を一段と迅速かつ簡単にするものです。Google はこの機能の開発をすすめるにあたり、DMLA メンバーにツールその他の各種情報を共有して私たちのフィードバックを収集し、質問や懸念に対応するというかたちで、綿密なコラボレーションを行ってきました。機能のグローバル展開に伴い、このコラボレーションが継続されることを楽しみにしています。」
- Digital Media Licensing Association 会長、Leslie Hughes 氏

「現在、メディア環境はダイナミックな変革の途上にあり、多くの人たちがオンライン ストーリーテリングやコミュニケーションに欠かせない要素として画像を必要としています。画像のライセンスを適切に取得することが、ユーザー自身を守るためにも、こうした画像を創造するために必要な投資が継続していくためにも重要であると、すべての人に理解を広めていくことが今こそ重要です。Google のアプローチによって、画像のライセンスに内在する価値と、使用するために必要な権利がわかりやすく伝えられると期待しています。」
- Getty Images および iStock by Getty Images、コンテンツ部門上級副社長、Ken Mainardis 氏

「Google のライセンス画像機能は、ユーザーが Google 画像検索で高品質な画像を見つけ、著作権に従って購入またはライセンスを取得する工程をわかりやすくするものです。安全に、権利を守って使用できる画像かどうかをユーザーが簡単に判断できるという点で、これは写真業界にとって画期的なことです。EyeEm は、企業が画像を検索、購入する方法に革命をもたらすという構想に基づいて創設されました。そのため、Google のライセンス画像プロジェクトに最初から参加したときは興奮しましたし、その機能のリリースを迎えるにあたっては感慨もひとしおです。」
- EyeEm、共同創業者、Ramzi Rizk 氏

「デジタル画像の専門的プロバイダとユーザーの世界最大ネットワークとして、picturemaxx は Google のライセンス画像機能を歓迎します。弊社が顧客とするクリエイターや権利管理者にとっては、検索エンジンでの表示順位だけでなく、著作権情報やライセンス情報の表示も重要です。この機能を活用するため、picturemaxx は近い将来、クリエイターや権利管理者が Google 画像検索に画像を表示できる機能を実装する予定です。開発はすでに進行中です。」
- Picturemaxx、最高技術責任者、Marcin Czyzewski 氏

「Google はこのプロジェクトにおいて、Alamy をはじめ写真業界のリーダーたちの意見を取り入れ、コラボレーションを行ってきました。ライセンス可バッジは、ユーザーの混乱をなくし、高品質なクリエイティブ画像やエディトリアル画像の価値を広く一般に伝えることができるでしょう。」
- Alamy、プロダクト ディレクター、James Hall 氏

「画像のライセンスを適切に取得する方法をわかりやすくする Google 画像検索の新機能は、画像クリエイターと画像ユーザーの双方にメリットをもたらします。100 万人を超える寄稿者からなるグローバル コミュニティに公正な報酬を確保するため、適切な保護を求める声を Google に届け、この機能に関してコラボレーションできたことをうれしく思います。この機能を開発した Google は、コンテンツ作成のエコシステムを支持する姿勢を貫いていました。」
- Shutterstock、コンテンツ オペレーション担当副社長、Paul Brennan 氏

「Google 画像検索の新機能であるライセンス画像機能は、クリエイティブ チームがユニークなコンテンツを見つけ出すための強力な手段となるでしょう。Google 画像検索が、ライセンス可能な画像を特定する信頼のおける機能になったことで、ユーザーが用途に合ったライセンス画像を迅速に見つけ、入手するプロセスが効率化され、代理店と独立系写真家すべてに、発見される機会がもたらされます。
- PhotoShelter 最高経営責任者、Andrew Fingerman 氏

Googleが検索語句レポートを変更。広告主が数億単位の広告費の行方を把握できなくなる可能性が生じた

9月になり、Googleは広告レポートについて、「クリックが発生したキーワードが重要でない場合、そのキーワードが確認できなくなる」旨を発表しました。

つまり、クリック課金が発生したのにもかかわらず、その内訳がわからなくなるということになりますが、これは衝撃的な変更に思えます。

自然検索のSEOとは毛色が違うものの、重要な変更と言えそうですので、Googleの動向を把握するためにも押さえておきたい内容となっています。

今朝、私は先週の「ブランドキャンペーンによるワンクリックに対して、キャンペーンに3ドル以上かかる」という提案を受け入れなかった。

そして私は、幅広いクエリを追加するのではなく、ブランドキーワードをトリガーとする無関係な単語をひとつだけ追加した。

今後、Google広告において、そのようなスモールキーワードが表示されなくなったり、複数の少量のクエリで表示されるかどうかがわからなくなったりする可能性がある。

先日ご報告したように、Googleは広告主に対し、「検索語句レポートには多くのユーザーが検索した重要なキーワードのみを含めることにした」と通知した。「重要」の定義については述べていない。

Googleは、変更の理由を「プライバシーポリシーを維持し、ユーザーデータに関する保護を強化するためである」と語った。

当然ながら、この動きは広告主の怒りを買うことになった。

Googleの端的なコミュニケーションはいつもどおりのことだが、いつもどおりガッカリした。「重要」とは何か、まったく触れられていない。数百万ドル、数十億ドルの広告費用の使い道が、広告主にわからない可能性がある。

Googleが「重要」と定義するものについて、それをプラットフォームで毎日働いている人達に何をもたらすのかを何らかの形で認めてもらうことを求めるのは行き過ぎた要望だろうか?

私はこの件に対し、大きなインパクトを与えられないかもしれないが、Googleのプラットフォームからの支出を誘導することはできるだろう。

※Googleの方針に反対し、「Googleを使うのはやめた方がいい」と周囲に働きかけるという意味かと思われる(異なる場合はご連絡いただけますと助かります)。

まず明らかにしておきたいのは、ユーザーのプライバシーの維持と尊重は、マーケティング担当者ではなく、GoogleなどのIT企業にとっても優先事項となるはずだ。

Googleは個人を特定できる情報(PII)や、その他の機密クエリを保持する必要がある。これらのクエリは、検索語句レポートやその他のプラットフォームから外れる可能性がある(アナリティクスに渡される個人を特定できる情報については、また別の機会に話そうと思う)。

しかし、この変更についてのGoogleの斜に構えたコミュニケーションは、その理由について懐疑論の扉を開いたままにしてしまっている。

“not provided”のプライバシー問題は、10年前のものである

今年の秋は、”not provided”が実装されて10周年になる。

Googleは2011年に、プライバシーの件に触れ、Googleにログインしたユーザーが検索したキーワードの表示を制限し始めた。

それ以来、いわゆる「not provided問題」はサイト運営者にストレスを与えている。

Googleはその問題について明確な回答を示さなかったが、検索語句レポートにてそのデータを広告主に表示し続けている。

プライバシーがこの意思決定の背景にあるのなら、このデータを広告主に提供することは偽善的、もしくは利己的だろうか? これを否定するのは難しいことだ。

キーワードデータを制限すると、間違いなくGoogleの広告ビジネスに悪影響が及ぶことになるが、広告主はクリックに対して料金を支払っているため、「無駄な広告支出を排除してキャンペーンを最適化するためのアクセス権を持っているべきだ」という見方もある。

“not provided”である場合、キーワードへの入札が検索広告を購入する唯一の方法であり、キーワードを検索クエリに一致させる方法は比較的容易であった。

なぜ今、検索の条件を変更するのか

なぜこのタイミングなのか。明確な答えはない。Googleは言及していない。

Googleの発言をそのまま受けることもできるだろう。

このデータに関して、突然プライバシーの保護に目覚めたのか、注意を引くのに十分な出来事があったのか、またはデータのプライバシー規制と独占禁止法の調査の増加に対する反応なのか。

具体的なトリガーがあったかどうかはわからない。2018年に発効されたCCPA執行は7月に開始し、GDPRは今年の1月1日に施行された。
※CCPA:カリフォルニア州 消費者プライバシー法
※GDPR:EU一般データ保護規則

GoogleがCCPAをレーダーに載せていたのは、昨年11月に広告主向けのソリューションを導入したからだ(7月まで待っていたFacebookとは違い)。

また、より懐疑的な見方をすることもできる。

Googleは、我々の追加の質問に対する回答を提供していない。

Googleの意図に関係なく、このロングテールデータに費やされる広告費は数十億ドルとは行かずとも、数百万ドルになることだろう。

広告主がGoogleに対し、より明確な回答とコミュニケーションを求めているのは不思議なことでもない。

前の四半期において、Googleの検索ビジネスは、パンデミックの中で広告主が撤退したことで大きな打撃を受けた。

Googleは、検索や地図などから213億ドルを生み出した。しかし、これは前年比10%の減少である。総収益は8%減で、これは初の減収となった。

今回の意思決定は収益云々ではなく、自動化の傾向を反映しているのだと思われる。しかし、この全体があったとしても、少なくともこの決定について、これ以上語らないということは不可能だろう。

このロングテールキーワードのデータは本当に重要なのか?

これらすべてのデータは、広告主にとって大きな収益と重要な気づきに繋がる。

一部の広告主が目にしていることに基づき、広告主は広告費の1/4以上を占める検索語句の可視性を失う可能性がある。

(以下、Googleがロングテールデータを不可視にしたことへの怒りのツイート)

Webマーケティング代理店のSeerは、この変更による初期の影響を調べ、Google広告が「リスティング予算の約28%のキーワードを非表示にし、PPCクリックの20.4%のキーワードの可視性を削除する」と試算した。

Google検索に100,000ドルを費やすごとに、71,000ドル分のキーワードデータを取得できる。

100,000回のクリックごとに、77,900回のクリックのキーワードデータが表示される。

出典:Seer

今朝、私が受け入れなかった3ドルのキーワードに現れた無関係の単語は、他の多くのロングテールキーワード(基準は明確でない)に波及し、その企業のマーケティング予算に大きな打撃を与える可能性がある。

特に中小企業への影響は非常に大きい。

キーワードからの脱却と機械学習への移行

検索広告はキーワードターゲティングの上に成り立っていた。

その後、Facebookが来たが、それはピンポイントで人をベースにしたマーケティング機能を持ち、ユーザーへのターゲティング能力を備えている。

同時に、機械学習とAIにも大きな進歩があった。

その後、Googleはオーディエンスターゲティングとキーワードターゲティングから離れ、マッチタイプを希釈し、キーワードまったく使用しないキャンペーンタイプを導入した。

Googleが同じ意味の類似パターンをフレーズと部分一致の変更されたキーワードに拡張した際、以下のように述べた。

機械学習が引き継がれ、オーディエンスが搭乗するにつれ、ゼロキーワード検索広告の時代は長きにわたって予測されてきた。実際、ローカルキャンペーン・スマートキャンペーン・アプリキャンペーンなど、自動化されたキャンペーンタイプが存在する時代はすでに始まっている。

機械学習を利用したオーディエンスへと移行したより最近の例として、7月にGoogleがGoogleアナリティクスの予測オーディエンスを導入したことが挙げられる。

広告の観点からいえば、Googleは自動レスポンシブ検索広告のフォーマットをテストのデフォルトにしている。

Googleにはこれまで以上の信頼が必要とされる

自動化、機械学習、AIに関して、私はさほど詳しいわけではない。それがより良い結果や工数の削減に繋がるのであれば、良いことだろう。

一方で、マーケターがハンドルから完全に手を離すことはできない。

広告主はクリックに対してGoogleに費用を支払っていることから、広告主は(PII以外の)キーワードデータにアクセスできるべきだという主張を脇に置いたとしよう。

広告主がこの変更に納得するためには、クエリの意図をキーワードに一致させるアルゴリズムが、Googleが理想としているものと同じくらい優れていることを信頼しなければならない。

間違いなく、アルゴリズムは改善されている。しかし、それらが完全ではないという証拠は、これらの検索語句レポートにある。

Googleはそれに詳しく触れてはいないが、どのような返答をするかを予想してみよう。

「我々のデータは、ごくわずかな広告主が除外キーワードを設定していることを示している(裏を返すと、ほぼ除外設定の必要がないということ)」

その事実の裏付けとなる数字の多少がどうあれ、それ自体は問題ではないだろう。

次に何を考えるべきか

Googleは、「我々は、広告主が重要なビジネス上の意思決定を行えるようにするインサイトを共有するための新しい効率的な方法に投資し続けている」と述べた。

これが何を意味するかを確認するまで、待つ必要がある。

それまでの間、広告主は虚無に対して声を発しているように感じるだろう。

また、このGoogleの動きはパンデミックによって影響を受けた企業に広告のクレジットを発行することで獲得した好印象をふいにする可能性もある。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症): 中小規模の企業向け Google 広告の広告クレジット

重要な第4四半期に向けて、パンデミックがかつてないほど深刻になっているため、広告主は多額の広告費の行方が不明瞭なまま進むことを余儀なくされるだろう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google’s search terms move will make millions in ad spend invisible to advertisers」を翻訳した内容です。
Webマーケティングはユーザーの行動がデータとして把握しやすいのがメリットですが、今回のGoogleの変更は、そのメリットが消えてしまうような変更と言えます。

プライバシーの観点からの変更とのことですが、今まで見えていたものが急に見えなくなることへの不満は相応に発生することでしょう。

SEOに注力しているとついSEOの情報ばかり追いがちですが、1企業としてのGoogleの動向も可能な限り抑えておきたいと感じさせられる記事でした。

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投稿 Googleが検索語句レポートを変更。広告主が数億単位の広告費の行方を把握できなくなる可能性が生じたSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

1,801のユーザー行動を分析した結果わかった、ユーザーがGoogleを使う際の12の真実

変化し続けるユーザーニーズに対し最大限対応していくことは、あらゆるWebサイトにとっての命題と言えます。SEOに直接関係があるにせよ、ないにせよ、ユーザーを満足させることができなければ上位表示も難しいでしょう。

ユーザーニーズの把握は非常に難しいトピックですが、ユーザー行動を把握することでそのヒントを得られるかもしれません。

今回は、Backlinkoによる、ユーザーの検索行動を調査した記事を紹介いたします。

最新のGoogleの検索結果に対し、人々がどのように関わっているかをより良く理解するため、我々は1,801のユーザー行動のセッションを分析した。

特に我々が調査した項目は以下のとおりだ。

  • 広告と自然検索結果のクリック数の比較
  • ローカル、動画、Googleショッピングのクリックの割合
  • 検索セッションの平均時間
  • 1ページ目の下部まで閲覧するユーザー数
  • その他

では、我々が得た調査結果を紹介していこう。

※編集部注:
情報をわかりやすくするため、オリジナルの画像に日本語を注釈として加えている箇所があります。あらかじめご了承ください。

この調査で得た重要な発見

1.Google検索の利用者は、23%の割合で、オートコンプリートのサジェストを使用する。コマーシャルクエリで検索するユーザーと比べ、インフォメーショナルクエリとローカル検索のほうが、オートコンプリートのサジェストをクリックする傾向がある。

2.Google検索の利用者の50%は、9秒以内に検索結果をクリックする。検索結果のいずれかをクリックするまでにかかる平均の時間は、14.6秒。

3.Google検索の利用者のうち、たったの9%しか、検索結果の1ページ目の最下部まで閲覧しない。

4.15%のユーザーが、最初に使用した検索キーワードを変更する。これは、Googleが関連性の高い検索結果を提供していることを指し示している。もしくは、Google検索の利用者は、最初の検索で正しいキーワードを選択できることを意味している。

5.検索結果をクリックした後、たったの17%のユーザーしか、再び検索結果画面に戻らない。同じクエリで複数回直帰するユーザーは、たったの5%。

6.Google検索の利用者の大半(59%)は、検索セッションの間、1つのページのみを訪れる。入力したクエリの答えを得るために、4ページ以上訪れるユーザーは、たったの6%。

7.65%の検索者は、検索セッションの間、伝統的な「10個の青いリンク」の検索結果をクリックする。

8.クエリによって大きく異なるが、検索者の19%が、広告をクリックする。

9.ローカルクエリの場合、42%の検索者が、マップパック内の検索結果をクリックする。

10.商品を検索しているユーザーの19%が、Googleショッピングの結果をクリックしている。

11.平均で、検索者の3%しか、”People Also Ask”を使用していない。しかし、この行動はクエリによって大きく異る。例えば、サプリメントを検索しているユーザーの場合、13.6%が、”People Also Ask”をクリックしている。

12.検索結果の2ページ目に行く検索者は、たったの0.44%。

13.検索セッションが完了するまでの平均時間は76秒。また、全検索セッションの半分が、53秒以内に完了する。

調査方法

今回の調査を行うにあたり、我々は454人の米国在住のユーザーにGoogle検索を使用した一連のタスクを行うよう依頼した。

異なるクエリでの広範囲なセットにすべく、被験者に依頼したタスクは下記のとおりである。

  • コマーシャル(物理的な商品):$20以下のFord F-150用のスマートフォンホルダーを探す。
  • コマーシャル(サービス):新規会員の初年度で、少なくとも20,000マイルをプレゼントする航空会社系のクレジットカードを探す。
  • コマーシャル#2(サービス):金利が25%より低く、年会費のかからないスモールビジネス用のクレジットカードを探す。
  • ローカル:自身の地域で交通事故を担当できる弁護士を探す。
  • インフォメーショナル(ノウハウ):自分で髪の毛を切る方法を紹介している動画の中で一番良いものを探す。
  • インフォメーショナル(方法):自身の地域内で、送料が追加されないオンラインで食料品を買うための最適な方法を探す。
  • トランザクショナル:腰の痛みに作用するサプリメントを探す。

それぞれのセッション中、被験者の画面は全て記録してある。

一例を下記に挙げよう。
※クリックすると、元の記事へと遷移します。

How People Use Google Search (New User Behavior Study)

今回の調査で指示した内容が行われているか各動画を確認し、トータルで259人のユーザー(1,801の検索セッション)という結果となった。録画した動画のトータルの長さは2,226分(38時間)となった。

最後に、動画のデータに注釈をつけ、それぞれのデータポイントをスプレッドシートにまとめ、結果を分析した。

では、それぞれの分析結果を見ていこう。

検索ユーザーはGoogleのオートコンプリートのサジェストを、セッションの23%で使用する

Googleのオートコンプリートは、検索履歴、地理的条件、およびこれまでに入力した内容に基づき、検索中に複数のキーワードを提示する。
※クリックすると、元の記事へと遷移します。

How People Use Google Search (New User Behavior Study)

我々の調査によると、かなりの数の検索者がこの機能を使用しているようだ。全ての検索のうち、約1/4がオートコンプリートのサジェストの中の1つを選ぶことがわかった。

しかし、オートコンプリートをどの程度使用するかについては、クエリに依存する。

特に、コマーシャルとトランザクショナルのキーワードで検索する場合が最もオートコンプリートのサジェストを使用するようである。

ここで得られる知見

Googleのオートコンプリートは検索行動に大きな影響を与えているようだ。特に、トランザクショナルとコマーシャルのクエリにおいては。

検索ユーザーの半分が、検索後の9秒以内にクリックする

次に、「最初のクリックまでにかかる時間」を調査した。

言い換えれば、どこをクリックするかを決定するために、ユーザーは検索結果画面をどのくらいの時間見るのかを調査したのだ。

我々は、多くのユーザーが最初の結果を直感的にクリックするものの、Googleが現在使用している複数の検索結果の機能(動画カルーセル、people also ask、トップストーリーなど)によって、ユーザー行動は変化しているだろうと仮定していた。

言うまでもなく、検索結果画面のレイアウトは、検索結果によって大きく異なる。

この組み合わせによって、ユーザーが自然検索の最初の結果をすぐに選択することを難しくしている。クエリによっては、最初の検索結果がファーストビューになることもある。

また、それより下部に位置することもある。さらには、GoogleショッピングとGoogle広告の間に表示されることもある。

我々は、Googleで何かを検索しているユーザーの50%が9秒以内にクリックをすることを発見した。また、25%のユーザーが5秒以内にクリックしていることもわかった。

平均の「最初のクリックまでにかかる時間」は14.6秒であった。


クエリのタイプによって最初のクリックまでにかかる時間が可変することは注目すべきである。

ここで得られる知見

検索者は最初のクリックを行う前に、検索結果を見定めるために十分な量の時間をかけている。平均の「最初のクリックまでにかかる時間」は14.6秒であった。

検索ユーザーの9%が1ページ目の下部までスクロールする

次に、検索結果の1ページ目の下部までスクロールするユーザーがどの程度いるかを調査した。

検索結果の最下部までスクロールするユーザーは、たったの9%であることがわかった。

しかし、ユーザー行動はクエリの種類によって可変する。トランザクショナルクエリである「腰の痛みを和らげるサプリメントを探す」のクエリで検索している場合は、コマーシャルクエリである「車載用のスマートフォンホルダーを探す」のクエリよりも、多くの検索結果を見ているようだ。


おそらく、これは検索結果画面の機能の差異によるものだろう。

コマーシャルクエリの場合、Googleショッピングの結果が表示される傾向がある。また、ほとんどの場合でファーストビューに表示されるのだ。

一方、トランザクショナルとインフォメーショナルの場合、伝統的な「10本の青いリンク」が表示される傾向がある。このレイアウトが、ページの下部へのスクロールとクリックを促すのだろう。

ここで得られる知見

Googleユーザーの比較的少ない割合(9%)が、検索結果の下部までスクロールする。多くの場合、検索結果の上部でクエリに対する答えを発見している。

また、必要としている情報がファーストビューで発見できなければ、検索をやり直すことを好む。

検索ユーザーの15%しか最初の検索ワードを修正しない

我々は、85%のGoogleユーザーが、最初の検索ワードでクエリへの答えを見つけ出していることを発見した。


これは、Googleが(ハミングバードランクブレインなどのアップデートによって)各クエリの真のインテントを理解する能力が改善されているという事実によるものなのかもしれない。

もしくは、単純に「Googleの検索結果が以前よりも良いものになっている」という事実によるものなのかもしれない。その結果、ページの上部に関連する結果を発見できる状態となっている。

また、ユーザーが「検索する方法」をより良く理解できていることが理由である可能性もある。言い換えれば、何千回もの検索をすることで、正しいクエリを入力する訓練ができていると言えるのだ。

いずれにせよ、一般的に、検索者は最初のクエリで必要な情報を探し出しているということだ。その結果、最初の検索の後、クエリを変更することが極めて少なくなっている。

ここで得られる知見:検索者の15%しか、最初の検索で使用したキーワードを修正しない。

検索ユーザーの17%が検索結果に直帰する

物議を醸すトピックではあるが、検索結果の満足度を把握するため、Googleのアルゴリズムは「行動に関するシグナル」を見ているという証拠がある。

それはさておき、我々はどのくらいのユーザーが、検索結果をクリックした後に直帰する(より正確に表現すれば「ポゴスティック」する)かを調査した。

その結果、83%のユーザーが、彼らがクリックした検索結果から直帰しないことを我々は発見した。また、単一の検索セッションの間、ユーザーの5%しか複数回の直帰を行わないこともわかった。

こちらに関しても、クエリによって異なってくる。


我々の調査では、多数の検索者(59%)が1つの結果をクリックしていることがわかっている。また、少数のユーザー(6%)がクエリに対する答えを探すために4ページ以上訪問していることもわかっている。


ここでも、一般的に、Googleはユーザーが満足する結果を表示できていることが示されている。

前述で議論した、「Googleを使用する検索者は最も関連性のある結果をクリックすることを判断するために十分な時間を取っている」という事実を組み合わせると、Googleはユーザーを満足させていることが示唆される。

ここで得られる知見

17%のユーザーが、他の結果を選択するために、検索結果画面へと直帰する

検索ユーザーの65%が自然検索結果をクリックする

強調スニペット、ナレッジパネル、Twitterカードなど、Googleはここ数年間で複数の検索結果上の機能をロールアウトしている。

それにも関わらず、検索者の65%が「10本の青いリンク」の少なくとも1つを、検索セッション中にクリックしていることがわかった。


こうしたユーザーが広告をクリックしていないというわけではない。検索セッションの間、多くのユーザーが自然検索結果と広告の両方をクリックすることがわかっている。

しかし、検索セッションの間、大多数のユーザーが自然検索結果を一度はクリックしていることは注目に値する。

また、多くのユーザー(10%)が複数の自然検索結果をクリックしているのだ。

ここで得られる知見

検索セッションの間、検索者の65%が自然検索結果をクリックする

検索ユーザーの19%が広告をクリックする

今までにないほど、Google広告は検索結果の多くの領域を占めている。

今日のGoogle広告の設置場所は、非常に目立ち、自然検索結果と似ている。

検索者の19%が広告をクリックすることを我々は発見した。また、同一の検索セッションの間、複数の広告をクリックするのはたったの4%であることもわかった。

今回の調査で使用したクエリの多くがコマーシャルとトランザクショナルであることから、予測していた数値よりも高い数値となっているかもしれない。

実際、この行動はユーザーが行っている検索の種類に高く依存することがわかっている。

特に、コマーシャルとトランザクショナルの検索は、インフォメーショナルクエリと比較し、Google広告へのクリックが多い。


こうした検索の場合、広告が表示される機会が多いという事実による結果かもしれない。また、検索インテントも商品やサービスのページへと向かっていることだろう。

その結果、ユーザーが自身の検索と高い関連性を広告に見出しているのだ。

ここで得られる知見

19%のユーザーがGoogle広告をクリックしている。しかし、この数字は検索の種類によって大きく異なる。

ローカル検索をしたユーザーの42%がマップパックをクリックする

ローカルクエリ(”寿司 ニューヨーク”)とGoogleがローカルの文脈と判断したクエリの場合、「マップパック」が表示される。

マップパックは、Googleマップから引用された3つの結果が並び、「通常の」自然検索結果と混ざって表示される。

ローカル検索を行っているユーザーの42%がマップパック内の結果をクリックしていることがわかった。

多くのローカル検索結果画面で目立つように表示されていることを考えると、マップパックを使用してローカルビジネスを探すことを、多くのユーザーが選択していることは驚きではない。

ここで得られる知見

ローカルビジネスを探している検索者の42%がマップパックの結果をクリックする

商品検索をするユーザーの19%がGoogleショッピングをクリックする

Googleショッピングは、商品の検索クエリにおいて、多くの場合でファーストビューに表示される。

そのため、商品を検索しているユーザーの19%がGoogleショッピングをクリックしていることは、特に驚きではない。

ここで得られる知見:検索セッションの間、少なくとも1回は、商品を検索しているユーザーの19%がGoogleショッピングをクリックする

検索ユーザーの3%しか、”People Also Ask”を使用していない

SEMrushのデータによると、Googleの全検索結果の43.21%にPeople Also Askが表示されているとのことだ。

People Also Askは全検索結果のうち、最も目立つ機能の1つであると言える。

我々は、実際にどのくらいのユーザーがPeople Also Askに使用しているかを調査した。

そして、検索者うち、非常に少数(たったの3%)しかPeople Also Askをクリックしていないことがわかった。

画像23:検索者の3%しか、”People Also Ask”を使用していない

しかし、特定のトランザクショナルクエリとナビゲーショナルクエリの場合、People Also Askのクリック数は増加する(13.6%)

ここで得られる知見

People Also Askは多くの検索結果画面で表示されているが、多くのクエリでクリックされているわけではない。実際、我々のサンプルの検索結果では、検索者の3%しか”People Also Ask”を使用していない

検索結果の2ページ目に行く検索ユーザーは、たったの0.44%

驚きではないが、検索結果の2ページ目に行くユーザーはほんの少数(0.44%)しかいないことを我々は発見した。

この結果は、我々が昨年に行ったGoogle Search Consoleのデータを使用した、自然検索結果のCTRの調査結果と一致している。

この調査では、0.78%のユーザーしか2ページ目に訪問していなかった。

ここで得られる知見

クエリに対する答えを探し出すために検索結果の2ページ目に行く検索者は、たったの0.44%

検索ユーザーが検索セッションを完了するまでの平均時間は76秒

Googleで何かを検索する際、探しているものを発見するまでにどのくらいの時間がかかるだろうか。

我々のデータによると、平均的なユーザーのセッションは76秒で完了している。

また、検索者の25%が非常に早くセッションを完了させていること(31秒以内)もわかっている。

他の発見と同様、このタイムフレームも被験者が行う検索のタイプによって可変する。

この結果からも、Googleは検索結果の1ページ目に関連性があり、有益な結果を表示している証拠とも言える。

また、ユーザーが関連性のあるコンテンツに素早く到達する手助けとなる検索結果画面上の特徴を提供しているという証拠とも言えるだろう。

ここで得られる知見

クエリによって幾分かは可変するが、検索者の多くが、比較的短いタイムフレーム(平均で76秒)で検索を完了していることを、我々のデータは示している。

結論

今回の研究結果は気に入っていただけただろうか。

Googleの検索結果の変化は速い。多くの広告、多くの検索機能、そして、Google Discoverのような全く新しい体験もある。

これが、我々が現在の検索結果に対し、ユーザーがどのように関わっているかを把握したいと思った理由だ。

ご興味のある方は、今回の調査手法と全調査結果をご確認いただきたい。また、ローデータを格納している、GitHubのレポジトリへのリンクも紹介しておこう。

もしこの記事の内容が気に入ったら、感想を添えて、ぜひSNSでシェアしてほしい。

この記事は、BACKLINKOに掲載された「How People Use Google Search
(New User Behavior Study)
」を翻訳した内容です。
Googleはユーザーのニーズに合わせ、常に検索結果画面を改善しています。また、Googleの改善によって、ユーザー行動の変化が起きる場合もあるかもしれません。

いずれにせよ、両者の動きを把握することはSEOにとっても大きなヒントになり得るため、こうしたデータは定期的に確認したいですね。

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SEOで流入を増やすも良し、SNSでの拡散を狙うも良し、すべての施策においてコンテンツはカギとなってきます。

一方で、コンテンツマーケティングを行う上では、「どのような情報を発信すればいいのかわからない」「コンテンツの作り方がわからない」など、思った以上に様々な障壁があるものです。

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そのような背景を踏まえまして、今回はコンテンツマーケティングにおいて類まれなる実績のあるLIG社とタッグを組み、「コンテンツマーケティングとSEOの基本」についてお話しさせていただきます。

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セミナーの概要

セミナー構成

第一部:LIG
リアルな成功・失敗事例から学ぶ!コンテンツマーケティングのはじめ方

第二部:アイオイクス
「何となくのSEO」から卒業する。今知っておくべきSEOの基本とファーストアクション

日時

2020年9月17日(木) 15:00~16:30

参加人数

制限なし

対象となる方

  • 企業のマーケティング担当の方
  • 今後Webマーケティングへの取り組みを検討されている企業の方

※恐れ入りますが、同業他社の方・個人の方・広告代理店の方の応募はご遠慮ください。

参加費

無料

会場

Zoomによるオンライン配信となります。
当選された方には、視聴可能なリンクをお送りいたします。

お申し込みはこちら

お申込みやさらなる詳細については、以下のLIGブログよりご確認ください。

【LIG×アイオイクス共催セミナー】コンテンツマーケティングの準備はお済みですか?コンテンツの作り方とSEOの基本※9/17(木)15時〜

当選された方には、後日視聴用のURLおよびアンケートをお送りいたします。

よろしくお願いいたします。

投稿 【LIG社共催】「コンテンツマーケティングの準備はお済みですか?コンテンツの作り方とSEOの基本」SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

ワークマンファンのコンサルタントがワークマンのWebマーケティングの魅力を語る

作業着やアウトドアウェアなど高機能な商品が驚くような低価格で購入できるとあって、その認知は屋外作業着ユーザーのみならず、多くの一般層に拡大しているワークマン。

なんとあの有名女性誌「Cancam」で特集を組まれるほど、性別を問わずさまざまな方たちから人気を集めています。

今回はWebマーケティングのコンサルタントとしてワークマンのマーケティングから学ぶことがあったので、それをまとめるとともに今年オープンしたばかりのECサイトにWebマーケティング(SEO)施策をご提案していきます。(本記事はワークマンさんに掲載許可をいただいています)

この記事のポイント

  • 自社サービス、自社商品のファンを大切にしながら、事業を成長させていくヒント
  • プラットフォームから抜けて自社ECサイトを立ち上げる場合は、自社ECサイトならではのユーザーメリットがあるのかを考えること

 

ワークマンが楽天市場から撤退し、独自のオンラインストアを立ち上げた背景

まずはじめに、ワークマンオンラインストアの背景からお伝えします。

2020年2月末、それまで出店していた楽天市場を撤退し、3月16日、ワークマンは自社独自のオンラインストアをオープンしました。配送方法は従来の配送方法の他に、店頭受け取り(クリック&コレクト)を採用しているのが特長です。

2020年7月末時点で全国に880店舗(ワークマンワークマンプラス合計)ある既存店舗を活用することで、送料無料を実現しています。低価格で商品を提供することに拘るワークマンらしい取り組みで、実際店頭で受け取るユーザーの方が多いそうです。

 

ユーザーメリット

・配送手段を自宅受け取りと店舗受け取りから選べる(店舗受け取りは配送料無料)

・店舗に在庫があれば最短3時間で受け取り可能。

・店舗在庫情報も公開しており、取り置きすれば直接店舗で商品を確認して購入が可能。

 

ワークマンの楽天撤退は大きなニュースになり、さまざまなメディアで取り上げられています。

現代は商品だけ良ければ売れるわけではない

社内でも私服はよくワークマンで買っているという人もいます。

ここまでワークマンが注目を集めている要因は、高機能なのに低価格な製品力だけではありません。現代のマーケティングは商品だけがよくても、なかなか売れ続けるのは難しいのです。

そこで今回はワークマンのマーケティング(主に情報発信)に重きをおいて解説していきます。現在ECサイトを運営している方や、今後プラットフォームを抜けてECサイト運営を考えている方に、なにかヒントになれば幸いです。

ワークマン 店頭 シューズ

自社商品のファンを大切にしよう

字面だけ見ると当たり前のことを書いているようにみえますが、ファンを大切にすることをやり切っている企業はどれほどあるでしょうか。

ワークマンには公式アンバサダーというポジションがあり現在20名の方が活躍されています。アンバサダーとは、ワークマンのコアユーザーでブログやyoutube、SNSなどで日常的に情報発信しているブロガーの中からワークマンが公式に認定された方々です。

ワークマンも公式に「アンバサダ―マーケティングを強化する」と発表していました。

 

アンバサダーはワークマンの商品開発から参加し、ユーザー視点でのアドバイスを行ったり、SNS上で新商品情報を発信するなど、マーケティング面で大きく活躍されています。

ワークマンのオンラインストアでもアンバサダーの方が日々ブログコンテンツを更新されています。

 

▼ワークマンアンバサダーのうち、二名がワークマンブログを執筆しています

ワークマン アンバサダー

また、アンバサダーだけでなく、コアなファンによる情報発信もSNSやyoutubeで日々盛んに行われています。

 

まずはリピーターにお礼を伝えるところから

『ファンベース』という有名な書籍があります。

なぜファンを大切にすることが重要なのか?それは『ファンベース』によると以下の点からです。

 

①ファンは売り上げの大半を支え、伸ばしてくれるから

②時代的・社会的にファンを大切にすることが重要になってきたから

③ファンが新たなファンを作ってくれるから

 

大げさな表現に見えるかもしれませんが、ファンは自分たちを大事にしてもらえると本当にうれしいものです。その企業が彼らにとって1つのコミュニティになります。ファンの声をすべてうのみにするのではなく、ファンの意見に耳を傾ける、という感じです。

 

いきなりワークマンのアンバサダーを真似するのは難しくても、以下のようなことならまずは始められるのではないでしょうか?

・自社のヘビーユーザーに開発秘話など、裏話を共有する

・新商品が出たら、まずはヘビーユーザーに試供品をお届けし、日頃からのお礼をお伝えする。可能ならば意見をもらう

 

BtoBの場合は、

・定期的にセミナーを開催している場合は、普段からお付き合いの長い企業さまに、たとえ不参加でもセミナーの録画をプレゼントする。(見るように押し売りはしない)
→もし興味を持っていただけたなら、他にどんなセミナーなら興味があるか聞いてみる

・新規顧客獲得だけではなく、既存ユーザーのためにセミナーを開く

などがあげられると思います。

既存ユーザーへの手厚いフォローや、ユーザー会などはLTVを伸ばすことにもつながるでしょうし、「あそこのツールはフォローが手厚いからおすすめだよ」というように、ファンがファンを呼んでくれることにもつながります。

 

商品はそのままでも情報発信の切り口で、お客様を広げられる

ワークマンは情報の広がり方、情報発信の切り口が大変興味深いです。

ワークマンから学べる情報発信について2点、ご紹介します。

 

①商品はそのままでも、他の層に売れる

ワークマンの「厨房で滑らない靴」が、妊婦さんや小さなお子さんがいる女性の間で人気になったことがありました。
これまで単純に、「作業用」「職人向け」という視点だけで情報を発信をして販売していたら、厨房用の靴が「妊婦にも使える!」という情報の広がり方はしていかないのではないでしょうか。

商品は何も変えていないのに、これまでターゲットではなかったような方にも響くのが重要なポイントです。

▼滑りにくいシューズの店頭ポップ

滑りにくい靴の店頭ポップ

「厨房用の靴」自体は商品として変わりませんが、それが「妊婦さんも安心」「小さなお子様をよく抱っこする方に安心」という伝わり方が違うだけで、厨房以外の場所の人にも購入される商品になったのです。(2018年3月から、妊婦さん向けの滑り止め靴も販売されています)

商品はそのままで、訴求の切り口を変えて売れるようになった事例です。これはなかなか高度なマーケティングだと思います。

②ブログでの情報発信

いきなり上記のように自社の既存商品の価値をこれまでターゲットではなかった人にお届けするのは難しいかもしれませんが、ブログでの情報発信ならば参考にしやすいかもしれません。

ワークマンブログでは、使用感をすごく丁寧に伝えていて、店頭に行かないとわからないような細部のところも、寄りで写真を撮って、「こうなってますよ」と説明してくれています。

たとえば、レインコートの場合、裏地を映して、生地の縫い目から雨水の侵入を防ぐデザインになっていることを伝えてくれています。

ワークマンブログ

 

ほんの、ひと手間ですが、これがあるかないかで、品質に対する印象が変わりますよね。

 

「ほんのひと手間」は何からすればよいか?

恥ずかしながら弊社のサイトにも一部あるのですが、画像が全くない解説記事などを見かけます。読者からすると、テキストだけでは理解するのは難しいもの。

画像1枚用意するかどうかで、読者の理解は深まります。

また、記事を執筆する際には、できるだけ複数人に社内確認してもらうのもよいでしょう。
そうすることで、自分が気づかなかった「こんなところを読者は気にするんだ」ということに気づけます。

たとえば、本記事も『ファンベース』の書籍の話を追加したのは、編集メンバーと「ワークマンさんのアンバサダーの事例を知って、ファンと一緒にマーケティングに取り組みたいと思った方が、参考にできる情報を追加したいね」という話からです。

 

もしECプラットフォームを出る予定ならば、自社ECサイトだからできる「便益」を必ず持とう

楽天やAmzon、ZOZOTOWNなどのECプラットフォームはとても便利ですが、企業の中にはプラットフォームを離れて、自社ECサイトで販売していくことを考える企業もいらっしゃると思います。

その場合、必ず考えておいた方がよいのは、「自社ECサイトになることで、どのようなメリットがユーザーにあるのか」です。

店舗の在庫が確認できる

ワークマンでは欲しい商品をECサイトで見つけたら、近くの店舗に在庫があるのかどうかもECサイトで確認できます。これは無印良品などのECサイトでも同じようにできますが、楽天やAmazonなどのプラットフォームでは確認できません。

自宅まで届けてもらうのも便利ですが、ワークマンの商品の中でも靴などはやはり試着してみたいですし、アウトドア製品はサイズ感など実際に確かめたかったりもします。よってワークマン店舗への用事がないわけではないのです。

そのため、ECサイトで気になる商品の在庫を確認できるのは大変便利なのです。近くの店舗に在庫があれば、実際い仕事帰りにでも寄って購入できます。

このように、自社でECサイトを始めるならば自社ECサイトだから得られるユーザーにとってのメリットもなければいけません。

ECサイト/ブログはどうすればもっと集客できるか

これだけユーザーに魅力が伝わるワークマンなので、ECサイト/ブログも後発ながら、SEOで流入獲得の余地があります。

ブログについて

ワークマンブログでは、アンバサダーのサリーさん、山田耕史さんを中心に、旬なアイテムをピックアップし、使用感やコーディネート例などを紹介しています。またアイテムの機能特長の解説も非常に分かりやすく、いつも購入意欲をくすぐられます。

今後改善をおすすめする点としては、ブログ記事のタグをユーザーニーズに合わせて細かく設定することをお勧めします。商品ブランドの他に、機能性、用途、悩み、季節性、価格帯なども意識して整理すると、ユーザーが興味のあるタグから関連アイテムを見つけやすくなります。

例えば「防虫加工シャツの女子の着こなし方」に関する記事であれば、「防虫」「アウトドアウェア」「女子コーデ」「FieldCore」といったタグになります。

 

また、ページタイトルがユーザーの検索キーワードを多く含んでいないため、その辺りを意識してページタイトルを設定すると、ページへの集客数がより高まります。ページ共通の記述はタイトルの後半に配置するとページ内容がユーザーに伝わり易くなります。

現状 :ワークマンオンラインストアブログ ワークマンの虫を寄せ付けないシャツ!ワークマン女子の着こなし方も伝授

改善例:虫除け対策に防虫加工シャツ!ワークマン女子の着こなしも伝授|ワークマンオンラインストアブログ

オウンドメディアならではの商品訴求

防水、撥水、冷却、伸縮性など、ワークマンのアイテムは機能性への要望が非常に多いため、これらの機能に関する訴求はとても重要になります。

すでにアンバサダーを始め多くのユーザーがアイテムの使用感について多くのメディアでを情報発信していますので、オンラインストアではユーザーが表現しにくいスペックや機能の詳細な情報発信に取り組んではいかがでしょう。特に伸縮性や防水性といった機能の説明は、動画型式での訴求がより効果的です。

季節性の高い商品や新商品はオウンドメディアの情報発信が重要

梅雨時期のレインウェア、夏場の速乾アンダーウェア、冬の防寒ウェアなど、季節性のあるアイテムを多く取り扱っています。

これらのアイテムはファンの情報発信を待っていると、話題になるタイミングが遅れ、旬な時期を逃してしまうことも考えられるため、自社ブログメディアで先行して取り上げることで、早めに話題作りを行うことをお勧めいたします。

ユーザータイプ別の商品訴求

ワークマンの商品はその機能性の高さから、本来想定していた利用シーンを超えて、様々な用途で活用されることが多くあります。

先ほどの例のように、厨房用のスリップ防止シューズが妊婦に好評で愛用されているなどはよく知られています。このような特定ユーザーのニーズをオンラインストアに取り入れるために、妊婦など特定のユーザーにオススメのアイテム特集記事を用意したり、オンラインストアのアイテムタグを新たに用意するなど、同じ悩みを持つユーザーが商品を探しやすくする工夫も重要です。

また、取り扱いアイテムが多く多岐にわたるため、商品のカテゴリ分類は常に分かりやすく整理されている必要があります。


まとめ

今回はワークマンのマーケティングで参考になるところと、ECサイト/ブログの改善案を書きました。ファンと一緒に取り組む姿勢や、自社ECサイトを立ち上げることでユーザーにとってもメリットがある点など、とても勉強になります。

多くのユーザーによる積極的な情報発信は、商品に魅力があることがまず前提にあります。購入することで得られる満足感を多くの人に体験して欲しいという思いによるものでしょう。今後も魅力ある商品づくりを継続するとともに、ワークマンならではの取り組みで、より多くの人に商品の魅力が伝わるメディアに発展されることを陰ながら応援しています。

 

ワークマンファンのコンサルタントがワークマンのWebマーケティングの魅力を語るナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

感情的知性こそがコンテンツを磨くカギ!ユーザーの感情を深く理解する能力とは?

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SEOに取り組むなら最低限知っておきたい101のシンプルなアドバイス

SEO施策の新しい気づきを得たい場合、自身のSEO施策に抜け漏れがないかを確認したい場合などに、施策リストを紹介している記事は参考になります。

SEO Japanでもこのような記事はたびたび紹介していますが、今回の記事もそれに該当します。

しかし、いわゆる「施策」というよりは、アドバイスやティップスがまとめられているため、今まで紹介してきた記事とは少し毛色が異なります。記事中にもありましたが、初心者の方や自身の考えをブラッシュアップしたい方などへは参考になるはずです。

実績のある、実行可能なSEOの戦術をお探しだろうか?しかも、すぐにあなたの助けとなる戦術だ。この記事では、すぐに実行できる101のSEOのアドバイス、トリック、そして秘密を紹介したいと思う。

SEOは流行りのダイエットに似ている。

すぐに結果が出ることを約束するアドバイスは数多くあるが、その多くが、成果のでるものはほとんどない。

また、評判の良い戦術の多くも、成果がでないこともある。

仮に、まだ過去の手法にすがっているのであれば、すぐにそれらを手放すべきだろう。

今風であり、見栄えの良い施策であっても、あなたのWebサイトには適合しないこともあるはずだ。

一部の正当なSEOの戦術(Webサイトのテクニカルな監査など)は時間がかかる。それらの結果が見られるのに、数ヶ月から1年以上かかることもある。

しかし、SEOの戦略が時間の浪費を意味するというわけではない。

より実践的で、実績のあるSEOの戦術に注力しよう。

本日から、あなたの助けとなるような戦術だ。

ここからは、効果がすぐに見られるSEOのアドバイス、トリック、秘密を紹介したいと思う。流行りのダイエットよりは、よっぽど効果が見込めるはずだ。

SEOの基礎におけるアドバイス

1.動画を作成し、最適化する

動画の価値は今までにないほど高まっている。

予算の制限を理由にこの流れに乗り遅れることはないようにしよう。

電話での録音とモーショングラフの間には、利用できる選択肢が多くある。

2.ユーザーインテントに注力する

キーワード調査を行う際、ユーザーインテントを必ず意識しよう。

また、質問形式のキーワードのような、音声検索のキーワードとも組み合わせることで、ユーザーインテントをさらに把握することができるはずだ。

3.専門性、権威性、信頼性の構築を始める

新規で作成したWebサイトの場合、10年以上運営されているWebサイトを相手にすることは分が悪い。

まず取り組むべきことは、優れたコンテンツとページを作成し、そこにあなたの専門性を表現することだ(個人であれ、企業であれ)。

こうしたコンテンツは、SEOだけでなく、事業の目標達成の助けにもなるだろう。

4.コンテンツをユーザーフレンドリーにする

SEOは、究極的にはユーザーに向き合う施策である。

そして、検索エンジンが行うアップデートの多くは、ユーザーフレンドリーなコンテンツを好む。

SEOのテクニカルな側面に加え、ペルソナ、ユーザー行動、ユーザートレンドなども学ぼう。

5.顧客のサイテーションは非常に強力である

製品に対するレビューやコメントを、顧客に残してもらえるような計画を立てよう。

検索エンジンは、これらを利用して属性値を設定し、高いコンバージョンが期待できる。

6.初めからSEOを考慮する

Webサイトの再デザインをする際、SEOの専門家を計画の早い段階から投入しよう。

Webサイトのデザインは、SEOのベストプラクティスに適合させるべきである。特に、モバイル版においては。

7.クライアントの期待を誠実に管理する

様々なタイプのメンバーが関わることになるだろう。

彼らの期待にそぐわないと、あなたの存在感が薄れてしまうかもしれない。

8.「完全一致」のキーワード以上のことを考えよう

完全一致のキーワードの使用は、常に必要とされるわけではない。

Googleはエンティティ(物事や概念)とその関連性を理解している。

ページの主要なキーワードと検索キーワードを関連付けてくれるはずだ。

9.リファラを用いる

リファラをベースとした、コールトゥアクションのパーソナル化を行おう。

ロケーションや検索キーワードをベースとすることも可能だ。

10.短いドメインを使用する

ドメイン名を選ぶ場合、15文字以下の文字数にしよう。

短いドメインの場合、ユーザーが覚えやすいはずだ。

11.Webサイトの全てのバリエーションを発見する

“site:example.com”と検索し、全てのバリエーションを発見しよう。

例えば、下記のようなバリエーションが挙げられる。

・http://example.com
・http://www.example.com
・https://example.com
・https://www.example.com

モバイルSEOのアドバイス

12.”モバイルファースト”のアプローチを採る

2020年の9月に、Googleはモバイル・ファースト・インデックスの全てのWebサイトへの適用を開始する。
※参考:Google、モバイルファーストインデックスの強制移行を2021年3月末まで延期

Search Consoleのモバイルフレンドリーテストを使用し、モバイルのエージェントがあなたのWebサイトをどのように見ているかを確認しよう。

13.AMPとPWAがあなたのWebサイトに適しているか調査する

モバイル・ファースト・インデックスへの準備と、モバイルからのトラフィックの増加の手助けとなるため、Accelerated Mobile Pages (AMP)やProgressive Web Apps (PWAs)を検討しよう。

モバイル版のWebサイトがない場合、Googleはモバイル・ファースト・インデックスにおいて、AMPページやPWAに対応したページを検索結果に表示させる。

そのため、AMPページやPWAに対応したページに、主要なコンテンツやリンクのリストが含まれていることを確認しよう。

14.インタースティシャル広告を削除する

年齢制限や個人情報の確認などの目的が無い限り、モバイル版のページからはポップアップやインタースティシャル広告は削除しよう。

ポップアップ以上に効果的な別の選択肢は多くある。

15.AMPページでは、スクロールトラッキングを実装する

AMPページでは、Googleタグマネージャーでスクロールトラッキングが実装可能だ。

16.AMPページにフォームを追加する

AMPページには必要最低限の機能しか有していないと見られるかもしれないが、リード獲得のためにフォームを追加することができる。

17.B2Cの場合、PWAを検討する

B2Cのブランドの場合、Progressive Web App(PWA)の実装を検討しよう。

PWAは、消費者が使うアプリの50%に取って代わると予測されている。

Starbucks、Spotify、そしてUberなどは、すでに印象的な体験を提供している。ユーザーも小さなブランドからもそうした体験を提供されることを期待するようになるだろう。

18.モバイル版のページにパンくずリストを追加する

モバイルでのクリック率を増加させるために、目的のページまでの明確な経路を示そう。

テクニカルSEOのアドバイス

19.HTTPSへ移行する

HTTPからHTTPSへ移行する際、その他の変更は加えるべきではない。

Googleがプロトコルの変更のみを想定し、その他の変更を認識することが難しくなってしまうかもしれない。

20.Canonicalタグはクロールバジェットの消費の削減にはならない

検索エンジンは、実際にそのコンテンツが重複しているかを判断するため、重複しているコンテンツへもクロールする。

21.ユーザーのために、サイトスピードは2~3秒を維持する

ページスピードの問題が発生しているページを示すため、Core Web Vitalsのレポートを携え、開発者と連携しよう。

22.ニュース+BERT=トップストーリーのカルーセル

ニュースのパブリッシャーのために、BERTはトップニュースのカルーセルを追加した。

この検索結果に含まれる最適の方法は、真正のニュースコンテンツを公開し、AMPに対応し、Google Newsに自身のWebサイトを送信することだ。

23.rel=canonicalを活用する

複数のURLのバージョンがある全てのページにrel=canonicalを設置する。検索エンジンを、主要なページへ案内するためだ。

rel=canonicalタグは、他のWebサイトがあなたのコンテンツをスクレイピングし、重複コンテンツを作成した際に混乱を防ぐことができる。

24.インデックスされていることを確認する

“site:domain”を使用し、収益を発生させているページがインデックスされていることを再確認しよう。

また、重複したインデックスも併せて確認しよう。重複したインデックスは重複コンテンツの問題へとつながることもある。

25.1ページにつき1つのH1タグを使用する

1つのページに複数のH1タグを使用することは避けよう。

26.投稿する前にalt属性を画像に追加する

Googleは、他のソースと競合するため、ビジュアル検索へと移行している。

この流れに対して、手を抜くべきでない。

27.サイトマップは複数持つことができる

Googleに特定のセクションへのクロールを注力してもらいたいのであれば、画像、動画、プロフィール、ブログ記事など、サイトマップを区別しよう。

28.URLパラメータを管理しよう

動的なURL(例えば、www.donutsaregoodforyou.com/?mode=1-list=1のようなURL)の場合、Search Consoleでパラメータを調整し、Googleのクロールを管理しよう。

この施策も、重複コンテンツを防ぐ手助けとなる。

29.内部リンクをHTTPSへ変更する

HTTPからHTTPSへ移行する前に、内部リンクをHTTPSへと変更しよう。

30.パンくずリストを追加する

パンくずリストを追加することで、SEOとユーザー体験の強化につながる。

31.リダイレクトを確認する

長いリダイレクトチェーンを防ぎ、検索エンジンがあなたのWebサイトを素早くクロールできる手助けをしよう。

32.画像を使用する場合、ベクター画像を使用する

これらのタイプのファイルを使用することで、複数のデバイスでの画像の品質が向上する。

ページスピードに課題がある場合は、WebPファイルの使用も検討しよう。

33.CDNの活用を検討する

画像のホスト先として、content delivery network(CDN)を検討しよう。

CDNはWebサイトのスピードアップにも一役買ってくれる。

34.画像を最適化する

一般的に、画像は読み込み速度における最大の障壁だ。ページスピードとユーザー体験のために、画像を最適化しよう。

35.同様の商品へはcanonicalタグを設置する

名前や説明が酷似している商品がある場合、リダイレクトではなく、canonicalタグを設置しよう。

36.専用のホストを手にしよう

プライベートでホストされたドメインが検索結果のランキングに影響を与えることはないが、シェアホストの場合インデックスの問題が起こることもある。

検索エンジンはIPアドバイスを元にインデックスをする。複数のIPアドバイスがあった場合、検索エンジンは過度のシグナルを受けてしまうだろう。

37.画像検索に投資する

小売やECサイトは、ビジュアル検索をマーケティング戦略に組み込むべきだ。

Pinterest’sを筆頭に、Amazon、Snapchat、Bingもビジュアル検索を追加している。投資すべき価値はあるはずだ。

38.構造化データを活用する

検索結果の1ページ目は、かつてとはだいぶ変わっている。しかし、悪いことばかりではない。

ナレッジグラフ、強調スニペット、トップストーリー、動画カルーセルなど、検索者にとって価値のある情報をあなたがもっていることを、Googleに伝える手段は複数ある。

その可能性を高めるために、構造化データを活用しよう。

リンクビルディングのアドバイス

39.スパムリンクは否認する

否認ツールを賢く利用しよう。

40.有料リンク:Googleのお怒りに気をつける

相互リンクを目的として、チャリティーや非営利活動に寄付している場合、Googleのガイドラインに違反している。

41.悪質なリンクを避ける

SEOを長く行っている場合は、リスクのあるリンクビルディングの戦術には気をつける必要がある。

大規模で意図的な操作をGoogleが検知した場合、他のリンクを含む、全てのリンクの価値を下げてしまうかもしれない。

42.ディレクトリサービスからの大量のリンク設置は行わない

高品質であなたのブランドと関連性のあるディレクトリサービスのみを対象としよう。

43.明確なリンク構造があることを確認しよう

例えば、内部リンクの戦略を促すためにフッターリンクを考慮しているのであれば、再考をおすすめする。

フッターやヘッダーのリンクは、大きなウェイトを占めない。

ボディコンテンツ内の内部リンクは、Googleがより良くWebサイトを回遊できる助けとなるだろう。

44.健全なリンクプロフィールを維持する

Webサイトとブランド全体の品質と権威性を検索エンジンが関連付ける方法の1つである。

45.(量ではなく)リンクの質に注力する

コンテンツが量ではなく質が大事であるのと同様、リンクビルディングにもこれが当てはまる。

リンクビルディングはターゲットと戦略が肝となる。つまるところ、これが権威性へとつながる。

46.リンクビルディングとPRでは手動のリーチを試みる

自然リンクを獲得することは可能だ。

しかし、その他で何かできることはないだろうか?

積極的なリンクビルディングをすることで、その品質をより良く管理することができる。

47.発リンクにnofollowを設置する

当初、nofollowは有料リンクを特定するために作られた。

今日では、低品質なサイトへの外部リンクのために使用されている。

48.フォーラムやコメント内のリンクにはnofollowを常に設置する

スポンサードコンテンツ、広告、プレスリリースなども同様だ。

49.論理的な場面に内部リンクを追加する

内部リンクを設置する場合、ターゲットキーワードでリンクを設置する必要はない。

リンクの周辺にあるコンテンツがターゲットキーワードと関連していれば十分である。

50.リンク獲得のためのゲスト投稿はしない

ゲスト投稿はリンクビルディングと直接関係のある施策ではないが、コンテンツ作成のためには優れた方法である。

コンテンツ最適化のアドバイス

51.(キーワードではなく)トピックについて書く

キーワードだけではなく、トピックを考慮しよう。コンテンツの内容をオーディエンスのインテントに合致させるためだ。

52.内容の薄いコンテンツを削除する(または、リライトする)

内容のコンテンツは何の役にも立たないだけでなく、あなたのWebサイトの品質を下げてしまう。

長文のコンテンツは検索結果で上位に表示されやすいという実績もある(もちろん、長文のコンテンツが常に成功を保証するものではない)。

53.重複コンテンツを整理する

重複コンテンツを整理することで、価値のないコンテンツを除去することができる。

他のWebサイトに自身のコンテンツが掲載されてしまっている場合、Webマスターに連絡し、削除するよう依頼しよう。もしくは、否認ファイルにそのリンクを追加しよう。

54.過去のコンテンツを確認する

過去のコンテンツがいまだにトラフィックをもたらすことはある。

このような場合、同様のコンテンツを新たに作成し、より新しく、新鮮で、関連性のあるコンテンツに仕上げよう。

55.FAQページの作成を行う

読者にとっても、検索結果のランキング(特に音声検索においては)にとっても、有益となる。

FAQページの作成に時間を割いてみよう。

ロングテールのキーワードでの露出を高めるため、検索されるキーワードを考慮に入れ、リライトしてみよう。

56.コンテンツのシンジケーションを確認する

シンジゲート・コンテンツの利益を享受しているのであれば、他のWebサイトが自身のWebサイトへ向けられたrel=canonicalを設置しているか、確認しよう。

57.コンテンツの再利用を行う

革新的なアイデアというわけではないが、よく見落とされる領域だ。

動画、Facebook Live、Slideshareなど、作成済みのコンテンツを再利用できる方法がないか、考えてみよう。

58.手を抜かずに編集する

コンテンツを作成する場合、綴り、文法、一貫性などを確認しよう。

こうした間違いがランキングに影響することはないが、ユーザー体験を損ない、信頼性も低下してしまう。

59.アイデアを得るためにツールを活用する

どのようなコンテンツを作成すべきかを判断するため、BuzzSumoなどのツールを用い、競合サイトのパフォーマンスが高いコンテンツをリバースエンジニアリングしよう。

60.古いコンテンツがランキングに悪影響を与える可能性もある

古いコンテンツを刷新すべきか、削除すべきか、そうした判断をするための定期的な監査を行おう。

61.キャッシュを確認する

インフルエンサーと共同する場合や、他のWebサイトにコンテンツを投稿する場合など、”cache:URL”を使用して、キャッシュが最新であるかどうかを確認しよう。

キャッシュが1ヶ月以上古いものであれば、どこか他の場所に保存しよう。

62.会話形式で書く

音声検索でのクエリで表示されるため、会話形式でコンテンツを作成してみよう。

63.オリジナルの商品説明を書く

ECサイトを運営している場合、ユーザーと検索エンジンのために、オリジナルの商品説明を書いてみよう。

メーカーと同様のコンテンツを掲載している場合、ランキングへの悪影響やユーザーの離脱を引き起こしてしまうかもしれない。

64.メタディスクリプションをテストする

Search Consoleのデータを確認し、表示回数は増えているがクリック数は減少している場合、メタ・ディスクリプションのコピー文のA/Bテストを行い、クリック数が増えるか確認しよう。

65.キーワードのカニバリゼーションを除去する

同様のキーワードをターゲットとしている複数のページがある場合、カニバリゼーションを避けるため、それらのコンテンツを組み合わせて1つの巨大なコンテンツを作成することを検討してみよう。

66.コンテンツを分析する

同内容のコンテンツであるにも関わらず、検索結果では競合サイトのほうが順位が高い場合もあるだろう。なぜだろうか?

自身のコンテンツに情報の漏れがないかを確認しよう。

その記事に関連するキーワードを分析し、コンテンツを強化するために追加できる内容があるかどうか、調査しよう。

67.ユーザー体験をパーソナル化する

新規の訪問者と再度の訪問者へは、異なるコンテンツを提供しよう。

ローカルSEOのアドバイス

68.ファクトとローカルガイドに注力する

Google Home、Amazon Echo、その他のデジタルアシスタントの台頭により、ファクトとローカルガイドを中心としたコンテンツが、恩恵をあずかるようになっている。

69.トラベルガイドの作成を行う

ナレッジグラフの旅行計画の機能を活用しよう。

ローカルビジネスや旅行会社の場合、トラベルガイドを作成することが助けとなるかもしれない。

70.ローカル在庫広告を活用する

Googleのローカル在庫広告を活用すれば、Google内であなたのローカルストアを顧客が閲覧できるようになる。

71.多くのレビューを獲得する

あなたのローカルビジネスのレビュー数を増やす施策を実施しよう。

ローカルビジネスのレビューを読む顧客は非常に多く、多くのレビューを獲得しているWebサイトには優位性が確認できている。

72.地理的な領域とユーザーのロケーションに最適化する

物理店舗がある場合、Google広告の距離のデータや訪問レポートを活用し、どの地域から最も多くの訪問があるかを把握しよう。

73.複数のロケーションに最適化する

複数のロケーションでビジネスを展開している場合、名前・住所・電話番号(NAP)が、全ての地域でのプロフィールで一貫しているか、確認しよう。

74.特定の地域に向けたページの作成

異なる州でビジネスを展開している場合、有効な施策だ。

75.ローカルページに写真を追加する

内装を含め、顧客により強くあなたのビジネスを訴求しよう。

76.「近くの〇〇」検索への最適化

ロケーションに関連する音声検索の回数は増加し続けている。

コンテンツと広告の戦略に、「近くの〇〇」のようなフレーズを組み込むことを検討しよう。

分析とツールのアドバイス

77.離脱ページを分析する

ユーザーがどのページで離脱するかを特定しよう。

なぜ、ユーザーはそのページから去ってしまうのか?

滞在時間を伸ばすため、離脱ページの刷新を検討しよう。

78.IPアドレスを追加する

Google AnalyticsにあなたのIPアドレスを追加しよう。
※フィルタをかけることで、自身のトラフィックをカウントしない設定にできる。

79.トラフィックの減少に注意を払う

トラフィックの急激な減少が起きた場合、アルゴリズムの変更によるものかもしれない。もしくは、手動アクションが原因の場合もある。

EメールとSearch Consoleを確認し、手動アクションの通知があるかどうか、確認しよう。

80.競合サイトに注意を払う

トラフィックの急激な減少は、獲得キーワードの損失が原因であるかもしれない。

競合サイトが作成した新しいコンテンツが、あなたのキーワードで上位表示され始めているかどうか、確認しよう。

81.Google広告の来店コンバージョンを設定しよう

コンバージョンとして計測する価値があれば、設定することをおすすめする。

82.Search Consoleには、www有りと無しの両方のバージョンを登録する

Search Consoleの設定は初めてだろうか?

両方のバージョンを登録することをお忘れなく。

www有り無しの両方のバージョンを送信すべきだ。

登録が完了したら、好ましいほうのバージョンを設定しよう。

83.Search Consoleにサブドメインを追加する

複数のサブドメインがある場合、全てのデータを得るために、新しいプロパティとして、それらをSearch Consoleに送信しよう。

84.メタ・ディスクリプションをリライトする

Search Consoleの検索アナリティクスのレポートを確認し、クリック率が低いページがあれば、メタ・ディスクリプションのリライトを検討しよう。

85.Google Analyticsのセグメントを活用する

セグメントを活用することで、Google Analyticsのデータをより深く理解することができる。

86.カスタムダッシュボードを作成する

Google AnalyticsやGoogle Data Studioでカスタムダッシュボードを作成することで、時間の節約となる。

あなたが見たいデータをログインしてすぐに確認できるようにしよう。

87.インサイトがなければ、データはただの数字である

自身の分析結果のコンテキストを考えずに最適化することは避けよう。

ユーザートレンドとユーザー行動に対する深いインサイトを得るため、また、機会を評価するため、コンテンツの分析ツールを活用しよう。

88.質問に答える

BuzzSumoのQuestion AnalyzerやAnswerthePublic.comなどを活用し、ターゲットとするキーワードではどのような質問があるか、把握しよう。

それらの質問に対し、答えとなるコンテンツを作成しよう。

89.Bing Webマスターツールを活用する

Google Search Consoleのデータにはない、新しいオーディエンスやアクセスのレポートを獲得しよう。

あなたのSEOツール群に、Bing Webマスターツールを追加すべきだ。

ソーシャルメディアのアドバイス

90.Twitterカードを活用する

あなたのWebサイトへのURLがよりクリックされるために、Twitterカード用のURLを作成しよう。

91.FacebookのOpen Graphタグを活用する

Facebookでの投稿を最適化するために、Open Graphマークアップを追加しよう。

92.LinkedInにパーソナルな情報のみを記載することは避ける

より詳細なプロフィールを掲載している企業は、より多く閲覧されている。

93.Instagramを活用する

もしECサイトを運営しているが、Instagramを活用していないのであれば、すぐに開始しよう。

Instagram(とFacebook)は、アプリから直接買い物ができる機能をロールアウトしている。

94.Facebookのカスタマーサービスに投資する

チャットボットや自動メッセージはカスタマーチームの強力な助けとなるだろう。

95.LinkedIn広告のテストと実験

LinkedInは、あなたのスポンサードコンテンツからのユーザー数やコンバージョン数などを計測してくれる。

96.Facebookのプレイリストを活用する

新しい機能は、Facebookのプレイリストをより簡単に構築でき、関わりを持てるようにしている。

試して見る価値はある。

97.PinterestのShop the Look広告を活用する

Google広告のように、Pinterestも”Shop the look”広告を追加している。

モバイルの検索者をコンバージョンへと導くために活用しよう。

98.Redditを調査する

Redditは、アメリカで7番目に訪問が多いWebサイトだ。

あなたのブランドを露出すべき場所であるかもしれない。

まずはスポンサード広告から始めてみよう。

99.Facebookのジオターゲティング

ローカルビジネスであり、Facebookを活用している場合、Facebook Liveの投稿にジオターゲティングを設定しよう。特定の地域を含めたり、除外したりするのだ。

100.契約には常にサインする

インフルエンサーと共同している場合、契約を必ず交わそう。

インフルエンサーがあなたから何を期待するか(逆もまた然り)を明確にしよう。

101.エンゲージメント

SEO戦略の一環として、ソーシャルブックマークに固執することは、最適な時間の使い方ではない。

そうではなく、あなた自身がソーシャルメディアで行うように、ソーシャルブックマークサービスのプラットフォームからリンクとエンゲージメントを獲得することに注力しよう。

コンバージョン、コメントの記載、あなたのコンテンツには関係のないコンテンツへの賛成の投票などを行う必要がある。

まとめ

この記事で紹介した施策の全てを熟知しているのであれば、あなたは最新の情報と優れたSEOのベストプラクティスに精通しているということだろう。

テクニカルなSEO監査による統計データを保持しており、クライアントとの打ち合わせで言葉を失うこともないはずだ。

SEOの知識がない場合や、考えを新たにした場合には、Search Engine Journalが公開している「初心者のためのSEO:SEOの基礎の紹介」という記事をご確認いただきたい。

SEOの監査を行う前に、こうした練習を積んでおくと、より効果的となるはずだ。

練習不足の方や、SEO監査を行うことが始めての方にとっては、この記事で紹介したヒントを参考にし、成功のための足がかりとしていただきたい。

101とかけているように、どちらかというと初心者向けの内容であったでしょうか。当たり前に行っている内容も含まれていたかもしれませんが、抜け漏れがいくつかあった方もいらっしゃるのではないでしょうか?定期的にこうした記事を確認し、自身のスキル・知識をブラッシュアップさせたいと思います。
この記事は、Search Engine Jounalに掲載された「101 Quick & Actionable Tips to Improve Your SEO」を翻訳した内容です。

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強みを伸ばせば後発でも業界のリーダーに成長できるーベイジ枌谷氏に聞く強みの見つけ方、育て方

前回はナイルの顧問である株式会社ベイジ・枌谷力氏に、情報発信の極意を教えていただきました。

今回は情報発信を含む日頃のマーケティング活動などにおいて、鍵となる自分たちの強みを明確にする方法をお伺いします。

この記事の内容

  • 自社の強みを伸ばし続ける「強みをつくるトライアングル」とは何か?
  • 後発でも業界のリーダーになる方法は、異分野との組み合わせ。事業成長につながる「異分野」を見つける3つの考え方

 

「強み」は自然に生まれるものではなく、意図的に作り出すもの

――前回、企業の情報発信において、根底に流れるメッセージの大切さをうかがいました。

 

ただ、これから情報発信に取り組まれる企業のなかには、自分たちが打ち出すべきメッセージや、自社の強みをどう見つけたらいいのか、悩まれる場合もあると思います。ベイジさんは「BtoBに強い制作会社」という強みをどのように見つけられたのでしょうか。

枌谷さん:まず大前提として、強みは自然に生まれるものではなく、意図的に作り出さなければいけないもの、と考えています。「BtoBに強い」というベイジの強みも、かなりマーケティング的に作ってきたと自分では思ってるんですね。

 

――そうなんですね。強みはすでにあるものを伸ばしていくものだと思っていました。どのようなステップで強みを作り上げてきたのでしょうか。

枌谷さん:私は「学習」「交流」「発信」という3つの活動を回すことで、強みが作られると考えています。

強みを作るトライアングル

 

枌谷さん:これが強みになるかもしれないと決めたら、まずその分野について「学習」する必要がありますよね。本を読んだり、イベントに参加したりして、インプットをする。その成果をアウトプットするために、SNSやブログなどで「発信」します。発信することで反応があり、SNSのフォロワーや同じ業界の人などとの「交流」が生まれるでしょう。

 

交流によって新たな学びがあり、さらに勉強を重ね、その成果を発信して……と、3つのサイクルを回し続けることで、それぞれの活動に厚みが増し、強みが作られると思っています。

 

――なるほど。学習、発信、交流のサイクルを意識して動けば、情報発信を続けるモチベーションも保てそうですね。

株式会社ベイジ 枌谷さん01

枌谷さん:そうですね。そしてこのトライアングルの中で、強み作りの重要なエンジンになりえるのは、「交流」ではないかと思っています。交流によってリアクションがあれば、また情報発信しよう、ブログを書こうという気持ちになりますから。SNSの反応はもちろん、お客さんや社内から「あのブログ読んだよ」と実際に声をかけられるのも嬉しいですよね。「コンテンツを作ったことで交流が生まれている」と実感するのが、モチベーション高く学習や発信を続ける秘訣ではないでしょうか。

――交流が生まれると楽しくなるのは、Twitter道場でも実感しています。楽しいからこそ学習・発信を継続できますね。

※Twitter道場…枌谷氏が道場長を務めるナイル社員が個人のTwitterアカウントで情報発信をする取り組み。

 

「サブカテゴリ」でのリーダーを目指す

――先ほどの「強みを作るトライアングル」のサイクルでは、まず自分の思う強みについて「学習」する必要がありました。では、学習対象となる「自分の思う強み」自体は、どのように決めていったらよいのでしょうか。

枌谷さん:私なりにいくつか心がけていることがあるのですが、「流行の後追いをしない」は結構大事だと思っています。例えば有名なプロダクトライフサイクル理論を引用すると、導入期から成長期、成熟期とプロダクトが盛り上がり、飽和期を経て衰退期に至る、という一連の流れがあります。

 

プロダクトライフサイクル理論

 

枌谷さん:この図の各項目は、発表用に適当に作ったものなのであまり真剣に捉えてほしくないのですが、既に市場に浸透し、飽和期以降の市場の中で強みを作ろうとすると、強い競合も既におり、そのような中でゼロから強みを作っていくのは一筋縄ではいきませんよね。経済的に体力がない企業だと特に難しい。そういう意味で、安易な流行の後追いは避けるべきと考えています。

と考えると、導入期にある市場で戦うのが一番競争が少なく楽に思えるのですが、その市場自体が成長軌道に乗らずに終焉してしまう可能性もあります。そのため、成長期にある市場に目を付けて、その中で強みを磨いていくのが、理論上は一番リスクも少なく美味しいように思います。ただ、自分のやりたいことがあって、それが既に成長期を超えていることもありますよね。

 

――はい、ナイルが得意とするSEOも飽和期に入りますね。

枌谷さん:そうですね。ベイジが得意とするウェブ制作も飽和期にありました。では、成長期を越えた市場で強みを作るはどうすればいいか。これに関しては、ブランドの大家、デービッド・A・アーカー教授の著書『カテゴリー・イノベーション』の影響を多分に受けているのですが、成長期を超えた市場で戦う時は、「サブカテゴリ」を作って、その中のリーダーを目指せばいいのだと思います。

 

 カテゴリの考え方

 

枌谷さん:私たちで言えば、既に飽和した「ウェブ制作」というメインカテゴリでは、ベイジはフォロワーに位置していると言わざるをえません。そこで「BtoB」というサブカテゴリを作り、「BtoB」×「ウェブ制作」という掛け合わせでリーダーとなることを目指しました。

 

――要素を掛け合わせることで、あえて狭い範囲でのリーダーになる……ということですね。ただ、ニッチな市場を目指すと、それだけ仕事が限定されてしまう怖さも感じます。

枌谷さん:わかります。ベイジが「BtoBが強みです」と前面に打ち出したのも、実は昨年のことなんですよ。

 

――そうだったんですか!ずっと言われているイメージがありました。

枌谷さん:BtoB分野のウェブ制作については、2012年から力を入れてきたので、長い間サービスメニューとして持ってはいたんです。登壇やSNSなどでも、「BtoBに強い」というのはずっと言い続けてきました。

それでも自社サイトのタグラインにそこまで明確に「BtoB専門」と書かなかったのは、言い切ることで顧客が減ってしまうのではないか、という怖さがあったからです。ただ、年を経るごとにBtoBの問合せ数が増えてきたことを踏まえて、昨年ようやくコーポレートサイトのトップに「我々はBtoBに強い制作会社です」とはっきり言うようにしたんです。

 

株式会社ベイジ 枌谷さん

BtoBに舵を切った結果、さらに問合せ数が増えているので、判断は間違ってなかったと思います。問合せ数の増減は複雑な要因で決まるものなので、このタグライン変更のおかげで問合せが増えたとは断言できませんが、対象を絞り込むことを過剰に恐れる必要はないんじゃないかな、とはこの件で思いました。

とは言え、狭すぎるサブカテゴリだと本当に集客に問題が生じることもあると思うので、サブカテゴリは安易に決めるのではなく、状況の推移も観察しながら、戦略的に、慎重に決める必要はあるでしょうね。

――ぜひ、問い合わせが増えるようなサブカテゴリの切り方を知りたいです!

 

自分の得意分野と掛け合わせる「異分野」の見つけ方

――ではベイジさんは、どのようにしてサブカテゴリを「BtoB」に決めたのでしょうか。

枌谷さん:我々がやりたい「ウェブ制作」は飽和期にありますので、ウェブとは別の分野を掛け合わせることを考えました。掛け合わせる分野には条件があります。「重なる領域の市場規模が大きい」「重なる領域に競合がいない・少ない」、そして「自分が得意もしくは関心がある」の3つです。

 

異分野との掛け合わせ その1

 

枌谷さん:この3つを満たす異分野こそが、自分の強みを作るサブカテゴリになります。「BtoB」は、まさにこの条件を満たすものでした。

 

異分野との掛け合わせ その2

 

枌谷さん:「BtoB」の市場規模はとてつもなく大きいんですが、BtoBの得意なウェブ制作会社というのが、目を付けた当時はほぼゼロで、今も明言している会社は1~2社しかいない状況です。加えて、私自身BtoBの仕事が大好きで、熱意を持って取り組めている。ベイジにとって最高のサブカテゴリと言えます。

 

――逆に、この3つの条件が当てはまらない例には、どのようなものが考えられるでしょうか。

枌谷さん:例えば「音楽」を異分野として掛け合わせてみましょうか。私は音楽が好きなので、「自分が得意もしくは関心がある」という条件は満たせるのですが……。

 

異分野との掛け合わせ その3

 

枌谷さん:音楽自体の市場規模は大きく、ソーシャルメディアやウェブ広告への投資は活発なものの、経験則的に、ウェブ制作への投資は多く見込めないと考えました。重なる領域の市場規模が小さいので、サブカテゴリとしては適切ではないと判断できます。

 

異分野との掛け合わせ その4

 

枌谷さん:こちらは「UXデザイン」を重ね合わせた図です。UXを扱うウェブ制作会社は多いので、重なる領域の競合が多すぎます。また、これも私見ですが、UXデザインの市場自体がそこまで大きなものではないと思うんです。そう考えると、「UX×ウェブ制作」にフォーカスして強みを磨くのも、得策ではないな、と。

 

――なるほど、他の例を見ると、ちょうどよいサブカテゴリを見つけるも簡単ではないことがわかりますね。逆に「BtoB」を見つけたことが奇跡のようにすら思えます。

枌谷さん:正直「いいもの見つけたな」という感じですね(笑) でも、他にもウェブ制作と相性の良い分野もあるんですよ。

 

異分野との掛け合わせ その5

 

枌谷さん:例えば「コンテンツ制作×ウェブ制作」。コンテンツ制作は市場規模も大きいですし、「コンテンツ制作に強いウェブ制作会社です」と名乗っている会社もあまり見かけない印象があります。もし、もう一つウェブ制作会社を作っていいと言われたら、間違いなくこの分野で作りますね。

 

異分野との掛け合わせ その6

 

枌谷さん:あと、ウェブ制作のサブカテゴリからは離れますが、最近ベイジで伸びている組み合わせが「業務システム(SaaS)×UIデザイン」ですね。市場規模が大きい割に競合がいないので、この組み合わせを見つけてから力を入れています。

「BtoB×ウェブ制作」も「業務システム(SaaS)×UIデザイン」も共通するのは、まず自分たちが強みを発揮できそうな市場な領域なりを見つける。それからトライアングルを使って強みを育てる。私の強みの作り方は、いつもこのパターンです。

 

――なるほど。見つけた強みは「市場規模」「競合の有無」「自分が得意もしくは関心がある」の視点で自社事業と相性を見極め、「強みをつくるトライアングル」で強みを伸ばし続けるのですね。引き続き「強みのトライアングル」をまわしながら、自社の強みを伸ばしていきます。本日はありがとうございました!

強みを伸ばせば後発でも業界のリーダーに成長できるーベイジ枌谷氏に聞く強みの見つけ方、育て方ナイル株式会社 - ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。