プロが語るSEOとコンテンツマーケティングの現状

米国SEO業界の重鎮の一人、リー・オデンがSEOとコンテンツマーケティングの現状について語ったインタビュー記事を。インタビュワーがコンテンツショックの記事が世間をにぎわせたマーク・シェーファーだけに、内容の濃さに注目。 — SEO Japan

earned media

ここ最近、私は新たに刺激的な本を執筆するプロジェクトに取り組んでおり、そのリサーチの一環として、TopRank MarketingのCEOであり、Optimizeの著者でもあるリー・オデンにインタビューを行った。ちなみに、『Optimize』は、過去5年間で読んだビジネス書の中で、ベストの部類に入る。

デジタルマーケティングのトレンドを知りたいなら、リー・オデンに尋ねるべきだ。新たな考えを示すことが出来るだけでなく、デジタルマーケティング業界のベストプラクティスを真剣に研究している。今回のインタビューでは、現在のマーケティング戦略を導く上で役に立ちそうな強力且つ実用的なインサイト、つまり、理解を導くビジョンを披露してもらえた。

マーク・シェーファー(私): Optimizeの中で、オデンさんは「コンテンツは単なる王様ではなく、王国だ」と指摘しています。この点に関する考えは進化していますか?それとも、現状にもこの考えは当てはまりますか?

リー・オデン: アトラクション(オーディエンスを魅了する取り組み)、エンゲージメント(オーディエンスに参加してもらい、ブランドと交流してもらう取り組み)、そして、コンバージョンに関するマーケティングの問題を解決する取り組みにおいては、今もコンテンツ、そして、戦略的なコンテンツの作成が中心的な役割を担っています。

検索は、コンテンツなしでは成り立ちません。ソーシャルウェブでも、コンテンツがなければシェアが行われることは滅多にありません。現在と過去の違いは、量ではなく、インサイトが重視される点だと思います。

多くのSEOの関係者は、今でもコンテンツを作成する巧みな方法を編み出し、コンテンツを増やすことに専念しているようです。しかし、残念ながら、顧客に関して、顧客の理解に関して、カスタマージャーニーの購入サイクルに関しては、全く触れられていません。コンテンツは王国だと私は考えていますが、効果的に機能させるためには、より多くのコンテンツを投入するのではなく、より質の高いコンテンツを作成し、見る側の体験を考慮し、そして、適切な時期に適切な情報を提供する必要があるのではないでしょうか。

コンテンツに関して、顧客とのつながりは、どのような役割を担っているのでしょうか?数年前、ソーシャルメディアは、規模が小さく、静かでした。そのため、当時は、微調整を行い、顧客になる確率が高い個々のユーザー、セールスのリードになる確率が高い個々のユーザーに力を入れることが出来ました。現在、ソーシャルウェブは騒然としています。ソーシャルメディアを利用するユーザーは増加しています。このような状況で、つながりを築くことは可能なのでしょうか?この取り組みを拡大することは出来ますか?人間らしさを貫くことは重要ですか?それとも、違いをもたらすのはアルゴリズムそのものなのでしょうか?

SAS企業に勤めている人達は、アルゴリズムが最も大事だと主張するかもしれませんが、私は人間のつながりを拡大することは今でも可能だと思っています。ただし、難しくなっています。多くの企業にとって、顧客は単なるデータベース内の名前であり、具体的なペルソナ — つまり、行動や年齢等に応じてコンテンツを調整します。セールスサイクルに沿って、コンテンツを助成しているのです。このプロセスを完全に自動化することは不可能だと私は思っています。

マーケティングの自動化とリード生成の取り組みを監督するインバウンドマーケッターがいるはずです。人間の理解が絶対に必要なのです。 リアルタイムで浮上するチャンスを探さなければなりません。

人とのつながりは、今まで以上に重要になってきていると思います。企業は、より優れた、より有意義なコンテンツを作り、セールスサイクルの早い段階でバイヤーを魅了しなければならなくなるでしょう。

例えば、ストーリーテリングです。この用語は決まり文句のようになりつつありますが、実際の人間として話を伝え、より工夫を凝らす上で、つながりに対する多くのインスピレーションが役に立つのではないでしょうか。企業はこのように差別化を行っているはずです。間違いありません。

自動化のプロセスでさえ、機会が生じた際に、自分自身を登場させて、このつながりを作る人間が存在するのでしょうか?

当然です。ご存知のように、企業は自動化した「単一の答え」と「単一の事柄」に偏る傾向が見られます。私は顧客とのつながりには階層的なアプローチを用いるべきだと考えています。 人は高等な生物であり、単一の答えを提供するアプローチでは対応することが出来ないのです。

計画的なコンテンツと組み合わせて、ソーシャルメディア、そして、エンゲージメントの計測指標をチェックし、今後浮上するビジョンの存在を確認しています。

現実は、当然ですが、購入プロセスに消費者が従うとは限りません。消費者は、複数の段階に属し、購入サイクルに慣れています。リアルタイムで情報を集め、人を関与させると、例えば「この人はファンネルに入ったと思ったら、もう購入する気満々だ」のような状況を把握しやすくなるのです。

何度かSEOに触れていますが、SEOは、現代のコンテンツマーケティングの世界においてどんな意味を持つのでしょうか?数年前は、明確に決められた一連手法と活動が存在し、チェックリストを確認していたような気がします。今でも、明確に定められているのでしょうか?

今でも利用されているアクティビティは幾つかあると思います。しかし、チェックリスト自体、内容が大きく変わっています。私自身はSEOを検索、広告、Eメール、コンテンツを含む、ビジネスを構築する全てのアイテムに対する、マーケティングのパフォーマンスの最適化と見ています。

lee odden

リー・オデン

目標に向かって正しい方向に進んでいるかどうかを示す証拠として、データを集め、KPI(主要業績評価指数)を集め、このデータベースのインサイトを用いて、軌道修正し、実行中の取り組みのパフォーマンスの最適化を行っているのです。

当然ですが、SEOにおいては、Googleに任務を遂行してもらうための従来の取り組みは、今でも存在しています。なぜなら、Googleは完璧とは程遠いからです。Googleは今年以前とは異なるアプローチを採用し、新しいビジネスの源として自然な検索に大きく依存していたウェブサイトに劇的な影響を与える選択を行いました。このタイプの事業は、特にリンクおよびリンクの供給源に関して、大きな方針転換を行わざるを得なくなりました。リンク構築の手法の大半が、Googleによって潰されてしまったのです。

かつて、企業はリンクを獲得するためにSEO業者を雇っていました。しかし、現在は、獲得したリンクを削除するために、SEO業者に料金を支払う有様です。

テクニカルな面で、そして、コンテンツの調整の面で、自分達が誰なのか、サイトが何を描写しているのか、そして、ユーザーが検索している対象として最も相応しいかどうかをGoogleに楽に理解してもらうために出来ることはあります。

Googleはオーサーの信頼性、そして、コンテンツのオリジナリティを重要視する姿勢を強めています。これは、個人で対応可能な領域なのでしょうか?それとも、SEOのスペシャリストを雇い、シグナルをGoogleに送ってオーサーランクを改善し、サイトのランク、および、検索結果を改善する試みにおいて、導いてもらう必要があるのでしょうか?

現実として、新しいコミュニティや新しい職場に足を踏み入れる際は、その組織において信頼を築いていきたいはずです。さもなければ、何も仕事を成し遂げることが出来ないからです。

つながりを得るためには、既に信頼されている人達に接触し、関係を持つに値する何かしらの理由を考え出すと良いかもしれません。この取り組みにより、例えば、パーティーを誰かが開催し、招待してもらう等、認めてもらえるようになったら、さらに信頼され、さらに多くのつながりを構築することが出来るようになります。

これは、信頼性のシグナルにおいて、Googleが求めていることです。Googleが実際にオーサーに関して考慮しているかどうかは分かりませんが、情報検索において、エンティティと呼ばれる表現が存在することは事実です。

人、会社、そして、例えばハブ等のモノもエンティティになりえます。そして、このエンティティがコンテンツを作り出すのです。エンティティは情報を作り出し、専門誌にあるように他の人達に言及させる力を持っています。これがGoogle、そして、ページランクアルゴリズムの起源なのです。

ページランクがウェブサイトに明確に関連していると言うよりも、コンテンツを配信すると個人を特定することが可能な信頼性のシグナルが存在すると言った方が近いかもしれません。

Google+のアカウントを持っているなら、Gメールを使っているなら、YouTubeのアカウントを持っているなら、Googleは、リンクやコンテンツ等、検索エンジンが通常確認する要素を考慮するだけでなく、ソーシャル経由で流れるデータの一部にも注目します。

例えば、Social Media ExaminerやThe Wall Street Journal等、別のサイトで記事を投稿すると、理にかなっている場合、名前の言及が行われるため、信頼性はついて回ります。

素晴らしいコンテンツを作成するシェーファーさんの取り組みは、個人のオーソリティを築くことを望む方々にとって良い見本になります。現代的な考え方を持つSEOの専門家は、各種のツールを使って、ストーリー、コンテンツ、信頼性の拡散を促進するチャンスを明らかにするでしょう。現代のSEOは、広報のような存在です。広報のように、例えば、シェーファーさんに関するストーリーを発掘し、このストーリーを介して宣伝を行い、見てもらい、注目してもらう確率を高める方法を考案するのです。

とても興味深いコンセプトですね。オデンさんの言う現代のSEOは、従来のパブリックリレーションズを連想させます。別の信頼されているサイトでポジティブに取り上げられると、Googleに追加的なシグナルを送るため、コンテンツのレベルアップにつながるのでしょうか?

まさに仰る通りです。私は常にパブリックリレーションズには高い価値があると考えてきました。私達のエージェンシー自体、元を辿れば、パブリックリレーションズの代理店として15年前に誕生したのです。PR、具体的に言うとメディアのリレーション、そして、この類の認知度を対象として配信媒体と連携する能力は、ソーシャルメディアでの接触範囲、検索、そして、コンテンツの移動において、今まで以上に重要度を増しています。

具体的なケーススタディを見ていきましょう。先日、オデンさんは、Content Marketing Worldカンファレンスを宣伝するため、名作「不思議の国のアリス」をテーマにした一連のeブックを作成していました。素晴らしい作品だっと私は思います。工夫が凝らされ、有益であり、興味をそそられました。これは第一歩目です。それでは、実際に、このコンテンツをここからネットワークにどのように移動させればよいのでしょうか?

content wonderlandコンテンツは複数の方法を介して移動します。まず、eブックで取り上げる人物の選定は、トピックへの関連性、そして、アクティビティとソーシャルメディアでの交流の質を考慮して行われました。

私達は、オーディエンスが見たい優れた作品を作っているため、まず、コンテンツが動きます。カンファレンスに足を運ぶかどうかは別として、優れたマーケッターにとって役に立つ情報源になるのです。シェーファーさんの仰る通り、コンテンツの質が起点となります。

このeブックの配信を始めた際、関係者がシェアしやすいように工夫しました。eブックに参加したことを誇りに思ってもらい、「この素晴らしい企画に参加したんだよ」と言う感じで伝えたくなるため、限定的ではありますが、再びコンテンツが動きます。ただし、誰かがお願いしているからではなく、実際に素晴らしい作品に仕上がっています。これもコンテンツが動く次元の一つです。

当たり前のことですが、私達自身もコンテンツの宣伝を行います。eブックに付随するインフォグラフィックを作成しました。そのインフォグラフィックの中には、ツイート可能な名言を盛り込んでいます。また、楽にシェアすることが可能な質の高いコンテンツの一つとして、優れたインフルエンサーの名言をグラフィックなイラストで表現する試みも実施しています。 その上、講演者のTwitterのリストも作りました。そして、このプロフィールは、Pinterest等に持ち込まれ、eブックのコンテンツを、言わばバラバラにしていきます。さらに、講演者へのインタビューを付加的な宣伝素材として配信しました。eブックの配信を始めた当日、参加者および広範なネットワークに対して、ツイートを配信し、そして、スライドデックにコードを埋め込んだのです。

私は、リストやこの手のアイテムを長年配信してきました。この取り組みを行う度に、影響力を持つ人達とのつながりが増え、「こんなことしたの覚えていますか?もう一度同じようなキャンペーンを行うのですが、良かったらシェアしてもらえませんか?」と再び声を掛けることが出来るようになります。

インフルエンサーの相乗効果を作り出しているように見えますが、いかがでしょうか?

その通りです。成果は出ていますし、高い関心を持っています。それだけでなく、このプロセスを経て出会う人々、そして、生まれるつながりに驚かされています。

「リー・オデンは面白い取り組みを行っている」と言ってもらえるように、私はポジティブで、知的で、創造性に富んだ体験を関係する方々のために作りたいと思っています。

6ヶ月もすると、このつながりは具体的な形で現れます。このつながりは、有料のチャンネル、無料のチャンネルを通して、ネットワーク作りを通して、そして、インスピレーションを通して、コンテンツを動かす上で役に立ちます。なぜなら、力を合わせてコンテンツを作っているからです。型に嵌めてそれで出来上がるのではなく、素晴らしい、オーガニックなコンテンツだといます。それが原動力になるのです。

少し脱線しますが、先程、インフォグラフィック等の別のコンテンツの形式に触れていました。基本的には、同じコンテンツを使ってイベントの宣伝を行うため、再利用しており、素晴らしいアイデアだと思いました。イベントを宣伝するにあたって、どのような角度でSEOを見ていましたか?

私達は、キーワードを組み合わせ、eブックのシリーズを「不思議の国のコンテンツマーケティング」と名づけました。私達は、コンテンツマーケティング、そして、不思議の国のアリスを意識し、「不思議の国」をキーワードのターゲットにしていました。

このeブックは、「コンテンツマーケティング 知識」や「コンテンツマーケティング 秘訣」等のワードではヒットしませんが、無料、もしくは、有料のソーシャルメディアを介してこの作品の存在を知ると、大勢の方々は「不思議の国のコンテンツマーケティング」を検索し、このキーワードの正当性を立証してくれます。

私達は、このようにして検索の需要をまさに作り出しているのです。適切な宣伝を行うと、不思議の国のコンテンツマーケティングは、何度も検索される用語として定着します。当然、そのためには、この検索用語で見つけてもらえるあらゆるアイテムを最適化していきます。

あまりにも多くのことが起きています。しかも、チャンネルは複数存在するのです。Eメール、そして、多少有料のオプションを用いて効果を増幅させる取り組みも行います。

今回は、貴重なご意見を共有して下さり、本当に有難うございました。{grow}のコミュニティにとって、掛け替えのない情報を得ることが出来ました。

この投稿は、進化するテクノロジー業界に関するニュースと分析を提供する、Dell Insight Partnersプログラムの一環である。さらに情報を求めている方には、TechPageOneを訪問して頂きたい。この記事はDellの資金援助を受けて作成したものの、Dellの見解や戦略を必ずしも反映しているわけではない。

情報開示: 本のリンクはアフィリエイトリンクである。また、リー・オデンと私は取引関係にある。私はオデンを雇い、反対にオデンが私を雇ったこともある。しかし、この記事で取り上げることに対しては、報酬は支払われていない。


この記事は、{grow}に掲載された「The state of the nation on SEO, content strategy and earned media」を翻訳した内容です。

SEOは広報のような存在、という一言は、まさにこれからのSEOの在り方を示していると思います。記事で紹介されているeBookは既に見ていましたが、業界10年以上の大ベテランが最先端のコンテンツマーケティングとSEOをフル活用していることにまず驚きを受けますね。一方、インタビューの内容自体は、極めて全うなことを述べているだけとも思いますし、どこまで着実に確実にやるべきことを考え、そして実行できるか、にかかっているのかな、とも思います。ベテラン度合いだけは負けない私も頑張っていきたいと思います。。。 — SEO Japan

コンテンツショック時代を生き抜く最高の方法

コンテンツショックコンテンツショックへの反論等の記事を紹介してきました。内容については人によって意見あると思いますが、コンテンツマーケティングが単純にコンテンツを作れば良い時代では既になくなっているのもまた事実。コンテンツショックに陥らないためにあなたができることとは? — SEO Japan

be more human

ここ数年、幸運にも、世界でも指折りのマーケティングおよびビジネスのエキスパート達と話をする機会を得てきた。多くのことを学んだが、毎日必ず心の中に浮かび上がるのは、ロバート・チャルディーニ博士の一言だ。

2012年にもこの発言を取り上げたことがあるが、時を重ねるごとに、チャルディーニ博士のアドバイスはより深みを増しているような気がしてならない。

チャルディーニ博士は、権力および影響力に関しては、世界で最も著名な研究者であり、作家でもある。著書の一つ、影響力の正体: 説得のカラクリを心理学があばくはベストセラー作品である。

自分の本を書くためにリサーチを行っている時、Return On Influence私はチャルディーニ博士に、大量の情報が存在する世界で、リーダーはどのように注目を集めているのか、と尋ねたことがあった。

「より人間らしく行動することだ」が、博士の答えであった。

このデジタルな世界に没頭すればするほど、チャルディーニ博士の指摘の正しさを確信することが出来るようになった。

最終的に、消費者は、知っている人、信頼している人から製品を購入する。最高の被リンクや巧みに最適化されたコンテンツではない。この競争の激しい世界を勝ち抜くのは、人間らしいコンテンツ、そして、人間らしい会社だと私は思っている。

人間らしくつながりを持つことで、信頼関係が築かれる。信頼関係から忠誠が生まれる。そして、忠誠は他の何よりも強い影響力を持っている。

Johnson & Johnsonからアメリカ空軍に至るまで、様々な組織と仕事をする中で、私は「より人間らしく行動すること」を心の中で何度も繰り返すようになっていった。

  • 本気で仕事に取り組む際は、人間らしさこそが最も大事にするポイントなのではないだろうか?
  • 「人間らしさ」は大企業全体に拡大することは出来るのか?そのためには、どうすればよいのか?
  • 人間らしさとプライバシーの尊重の境界線はどこか?この境界線は変化しているのか?
  • 「人間らしさ」は戦略なのか?戦略にするべきなのか?

このアイデアは、様々な疑問を生む。私は自分自身にとって、そして、デジタルマーケティング業界にとって、「人間らしさ」が何を意味するのか理解しようと試みている。

最も人間らしい企業が勝つのだろうか?最も人間らしいブログが勝つのだろうか?最も人間らしい人物が勝つのだろうか?私はそう思う。人間らしさこそが、コンテンツショック時代を生き抜くための最高のアプリなのではないだろうか。

皆さんの意見を聞かせてもらいたい。

イラストは、Flickrのクリエイティブコモンズの作品、および、Thomasの作品を利用した。


この記事は、{grow}に掲載された「The best marketing insight I’ve received in the past 5 years」を翻訳した内容です。

意外な内容に肩透かしを食った印象を持った人も多いかもしれませんが(私自身も正直そうでした)、改めて読み直してみると、確かにそうだと思わせる記事でした。「人間らしさ」、これまた定義が難しい言葉ですが、大量のコンテンツが溢れる今日、究極の差別化につながるキーワードでもある気がします。 — SEO Japan

SEOとコンテンツの関係 – SEOはバイラル化をもたらすのか?

コンテンツマーケティングがSEOの中心になりつつある昨今ですが、コンテンツマーケティングといえば検索以上にソーシャル経由のアクセスも期待できるのが魅力です。また時にコンテンツがバイラル化し、短期間で驚異的なアクセスを記録することもありますが、きっかけは大抵ソーシャルメディア経由だったりします。一般的にソーシャルはコンテンツの短期的集客及びバイラル拡散、SEOは検索エンジン経由で中長期的な安定したアクセスを狙うのが王道と思いますが、今回はSEOとバイラルの関係性を改めて考えた記事を。 — SEO Japan

what makes content go viral

「SEOとコンテンツにはどんな関係があるのだろうか?」– 私は以前からこの問いの答えを出そうと試みてきた。コンテンツはSEOにとって非常に重要だが、コンテンツの配信においてSEOは重要なのだろうか?

SEOのベストプラクティスに関する「規則」が存在することは理解している。しかし、経験上、全てのコンテンツにこの規則が当てはまるとは限らない。事実、全く理にかなっていないように思えることもある。このように、SEOとコンテンツの関係を解明することに苦労していたが、ついにこの疑問に対する答えを出すことが出来た。

今回の投稿では、「バイラル」、SEO、そして、コンテンツのタイプの関係を導き出していきたいと思う。まずは、あるケーススタディに注目してもらいたい。

SEOはコンテンツをバイラル化させることは出来るのか?

上の表で矢印をつけた箇所に注目してもらいたい。この矢印は、過去12ヶ月間、私のウェブサイトに大量のトラフィックをもたらした3本の記事を指している。当該の記事を紹介していく。

1月 — コンテンツショック! もしくは、コンテンツマーケティングの終焉(日本語)

6月 — ソーシャルメディア業界を彩る70名の成長株

11月 — こんなスピーチ二度と聞けません

この3本の記事は、会社が徐々にブランドを構築するために用いる「コンテンツのパターン」の定義では、「ヒーローコンテンツ」に当たる。このパターンは、3つのタイプのコンテンツで構成されている。

  • ハイジーンコンテンツ 一般のオーディエンスのニーズを満たし、大方、検索エンジンのトラフィックをターゲットにする。
  • ハブコンテンツ 詳細なストーリーを伝え、読者とブランドとの架け橋となる。
  • ヒーローコンテンツ バイラルな配信を通して、ブランドアウェアネスを生み出す。

この3つのタイプのコンテンツの中で、ヒーローコンテンツは最も難易度が高い。バイラル化を狙って計画を立てることは不可能だ。しかし、上の3本の記事は、ウェブに常に押し寄せる流れに勝つ上で必要な「エピック」(傑作)コンテンツに共通する品質を兼ね備えている。

1. SEOとは関係ない

皮肉にも、この3本の記事は、2014年に投稿した記事の中で、とりわけSEOを軽視した部類に入る。「コンテンツショック」と言う用語は、私が考案した造語であり、検索トラフィックをもたらすとは考えにくい。

実に興味深い現象だと言える。私達はSEOに注意して、ブログにトラフィックをもたらすべきだと言われているが、成功した3本の記事においては、SEOに特に役割は与えられていなかった。その理由を説明する。

この3本の記事を作成した時、私は敢えてSEOを度外視し、オーディエンスが好むであろう良質なコンテンツを作ることに専念した。要するに、「人気の高い検索用語でコンテンツを埋め尽くしたところで、オリジナリティ – チャレンジ精神の欠片も見られない作品に仕上がる」。

当然のことだが、SEOの用語を巡って競争すると、キーワードの優位性を巡って他のサイトを打ち負かさなければならなくなる。バイラル化を狙ってコンテンツを作ると、新たなキーワード – オリジナリティを礎にした優位性が生まれる。

従って、SEO戦略は、「バイラル」泣かせなのかもしれない。

2. 大変だった

優れた記事を作るには、通常、2-3時間を要する。バイラル化した3本のコンテンツに費やした取り組みを挙げていく。

コンテンツショック — 2013年の7月、モントリオールで初めてこのコンセプトを紹介した。その後、アイデアをまとめ、2014年1月に投稿するまで、毎週、コンセプトを練り上げていった。つまり、6ヶ月間以上を費やしたことになる。

70名の成長株 — このコンテンツの完成には6週間以上を要したが、実際に作成に費やした時間はあまりにも多く、カウントしていない。恐らく、この3年間で最も時間をかけて作成した投稿だと言える。

こんなスピーチ二度と聞けません — この記事は、12分間のスピーチとして産声を上げ、それぞれのワードに納得することが出来るまで何度も声に出して練習した。つまり、この台本は、数週間の作業の成果とも言える。

ただし、時間をかけて作った作品が必ず成功するとは限らない。ブログの記事に多大な時間をかけても、駄作が生まれることもある。しかし、この3本には、オリジナリティとコンテンツの奥深さが反映されている。濃いコンテンツであるため、他の記事よりも作成に時間がかかり、この濃さ故、私は見返りを得られたのだ。

3. コンテンツが長い

私のブログの記事の多くは、1000ワード以下だ。読者の時間、そして、要点を考慮し、短ければ短いほど良い、と言う立場を以前から取ってきた。しかし、最近、この考え方は間違えているのではないかと思うようになった。この3本の記事は、人気が高いだけでなく、今まで投稿した記事の中で特に長い記事に数えられる。

リサーチによって、詳細なコンテンツが、よりシェアされる事実が裏づけされている。BuzzSumoが1億本のウェブベースの記事を分析したところ、基本的に長文形式のコンテンツは短文形式のコンテンツよりもソーシャルメディアで多くシェアされることが判明した。事実、長ければ長いほど、シェアされる回数は多く、3000 – 10000ワードの記事が最もシェアされるようだ。New York Timesが行ったリサーチでも同じことが確認されている。Eメールされた回数の記事のほぼ全てが、3000ワードを超える記事であった。

SEOとコンテンツに対する新たな考え方

この体験、および、現在のSEOについて考えていた時、SEOに重点を置くかどうかは、コンテンツの目標に左右されるのではないかと思うようになった。 以前は、このアイデアをなかなか受け入れられずに苦労していた。SEOは必要であり、一部のコンテンツに勢いを与える上で役に立つことは理解しているが、先程説明したケースでは、SEOは大して影響を与えているとは思えない。

そのため、SEOはコンテンツに勢いを与えるための万能薬ではなく、作成するコンテンツのタイプと関係があるのではないかと考えるようになった。以下のグラフは私の考え方を代弁している。

seo and content

「大半のコンテンツにとっては、発見してもらうプロセスでSEOは欠かせない役割を担っている」と、このセオリーは示唆する。一方、SEOのベストプラクティスに執着すると(タイトル、リンク、コピーに人気の高いキーワードを埋め込む)、広範な接触範囲に達するコンテンツの力を削いでしまう可能性がある。

皮肉にも、SEOを全く考慮せずに作成した記事「コンテンツショック」は、業界の多くの有名なブログから多数の被リンクを引き寄せることに成功した。SEOを無視したにもかかわらず、今まで一番のSEOにおける成功を収めたのだ。

確かなコンセプトかと問われれば、自信はない。そこで、読者の皆さんに手伝ってもらいたい。だからこそ、コメント欄を用意しているのだ。このコンセプトに関する意見を是非聞かせてもらいたい。


この記事は、{grow}に掲載された「SEO and Content: Can SEO drive “viral?” 」を翻訳した内容です。

考え方は色々あると思いますが、途中に出てきたコンテンツの分類ピラミッドは一つのアプローチとして有効と思います。バイラル化した記事の評価が上がり意外なキーワードで検索経由のアクセスが増えることもありますし、一概にはいえませんが、このような意図ある配信戦略を持って考え方で記事発信していくことが、中長期的なコンテンツマーケティングの成功につながるのではないでしょうか。

ちなみに私もSEO Japanで、基本SEOやコンテンツマーケティングを中心にしつつ、たまに知名度アップやサイトのSEO評価向上を目指しバイラル拡散を狙ったネタ記事を出していたことがありました。以前はたまに大ヒットしていたのですが、最近はそうでもないので控えていますが、、、最近の一番ヒットは、上にも書かれているコンテンツショックの記事でした。 — SEO Japan

コンテンツショックに対する6つの反論への反論

先日紹介したコンテンツショックに関する記事が想像以上に日本でも話題となりました。米国でも大きな論議を呼んだこの記事、その後様々な反論・意見が飛び交った後に筆者が改めて書き下ろした続編的な記事を今回は紹介します。 — SEO Japan


content shock dylan

今回の投稿では、以前投稿したコンテンツショック(日本語)に関する記事に対する主な反応を幾つか取り上げていく。この記事を読んでいない方のために、主な主張をおさらいしていく。

無料のコンテンツが爆発的に増えるものの、コンテンツを消化する能力には限界がある。その結果、ある時点で、適応を求める、そして、現行の戦略からのシフトチェンジを求める「経済的」なプレッシャーがシステムに生じる。すると、余裕がなくなり、参入 & 競争のコストが高まっていく。そして、最終的に現在のコンテンツマーケティングは、一部のビジネスにとって、経済的に有望な選択肢とは言えなくなる可能性がある。

個人的には単純な理論だと思う — 難解なコンセプトは一つもない。コンテンツの飽和、および、飽和に対する消費者の抵抗がもたらす仕組みを指摘したのは、私が初めてではないはずだ。

dentsu 1例えば、5年前、世界でも指折りの広告代理店に挙げられる電通はThe Dentsu Way を出版していたが、この本で著者は、大量のコンテンツに晒された消費者は、降り注ぐコンテンツを避けるために「殻」を作ると指摘するリサーチを紹介している。

コンテンツが増えると、消費者が持つ狭いフィルターを潜り抜けるのが、より難しくなる。形式にかかわらず、コンテンツはマーケティング戦略の一翼を担っている。一部の専門家の指摘とは異なり、コンテンツマーケティングは終焉したわけでもなければ、終焉に向かっているわけでもない。

しかし、分別ある経営者として、「理想」ではなく、「現実」に対応しなければならない。従って、私は問題を提起し、合理的に何をする必要があるかを検証している。コンテンツショックを取り上げた記事は、350本のコメント、数十本の電話とEメール、そして、少なくとも500点の関連するブログの記事、動画、ポッドキャストを生み出した。大半は肯定的な反応であり、正反対の意見を持つ人でさえ、私が提案した経済のシナリオに関しては否定していなかった。

この議論に参加した方に、この場を借りて、時間を割き、真剣に考えてくれたことに感謝の意を伝えたい。

反論に反論

出来れば、コメントを投稿してくれた人全員、および、ブログで取り上げてくれた人全員に対応したいところだが、仕事と家族と過ごす時間も大切にしたいため、一つの場所でまとめて、主な反論のテーマを取り上げることにした。皆さんの素晴らしいインプット、そして、コメントに対して私に出来る精一杯のお礼だ。反論には以下の6つの主なテーマが見られた。

  1. 優れたコンテンツは必ずスポットライトを浴びる。
  2. 優れたコンテンツをさらに作る取り組みはコストがかからないため、経済に関する前提は存在しない。
  3. 適切にマーケットを特定しているなら、コンテンツショックの影響は受けない。
  4. どれだけ多くのコンテンツがマーケットに存在したとしても、ニーズ、または、疑問がある限り、消費者は有益なコンテンツを見つけ、消化する。
  5. コンテンツマーケティングの世界においては、万人が平等であり「潤沢な資金」を持っているかどうかは関係ない。
  6. コンテンツショックの消費サイドの問題はテクノロジーによって解決される。

それでは、主な反対意見の見解を詳しく検証していく。

1) 優れたコンテンツは必ずスポットライトを浴びる

反対派は、「優れたコンテンツは必ずスポットライトを浴びる」ため、私が説明した経済面でのプレッシャーは影響をもたらさないと主張している。マーケティングの第一線で頑張っているなら、優れたコンテンツが必ずしも成功をもたらすわけではないことに既に気づいているはずだ。コンテンツがスポットライトを浴びるかどうか、そして、検索を通して見つけてもらえるかどうかは、以下のアイテムが複雑に絡み合って起きる化学反応によって決まる。

  • SEO
  • オーサーのオーソリティ
  • サイトのオーソリティ
  • ソーシャルシグナル
  • 配信チャンネル(有料および無料)
  • プロモーション(有料及び無料)
  • ブランドの知名度
  • キーワードの競争のレベル
  • オーディエンスの規模
  • 個人の検索履歴
  • 場所の関連度

— それと、コンテンツの品質。現在、「素晴らしいコンテンツ」は試合に参加するための入場料に過ぎない。世界の情報の壁を切り開き、見つけてもらうためには、様々な領域で戦略を実行しなければならない。

ある読者が見事にまとめてくれていた — 「良質なコンテンツは必ずスポットライトを浴びると主張する人達は、既に確固たる地位をマーケットで築いている連中だ。私を含むぎりぎりの生活をしているルーキーにとっては、どれだけ作業をこなしても、気づいてもらえるとは思えないのが現状だ。」

予算や人材が不十分ではないため、または、その他の成功の要素に継続的に力を入れることが出来ないため、多くの良質なコンテンツが、永遠に誰にも見てもらえず、冷遇されている。そして、情報の密度が高くなることで発生する経済的なプレッシャーにより、この問題は一部の会社をますます苦しめることになる。

2. 優れたコンテンツをさらに作る取り組みはコストがかからないため、経済に関する前提は存在しない。

既にコンテンツの作成に取り掛かっているなら、コンテンツショックの経済に耐える良質なコンテンツに新たに投資する必要はないと主張する人達もいる。 仮に、顧客に無料でランチを提供しているとする。さらに、来る日も来る日も顧客に美味しいスープを提供するため、スープ職人も雇ったとしよう。顧客はこのサービスを大いに気に入っている。もっと欲しいと言う声も上がっている。絶好調だ。

しかし、競合者が目を覚まし、無料で食べ物を提供すると顧客を魅了することが出来る点に気づき、シェフの集団を雇用し、豪勢なステーキ、サラダ、デザートを全て無料で顧客に振る舞うサービスを始めた。

すると、突然、店に足を運ぶ顧客が劇的に減る。大半の顧客は、質素なビュッフェから、競合者の豪華な料理に鞍替えしたためだ。そこで、才能豊かなスープ職人を呼び出し、「何が起きているのか分かっているのか?もうスープは要らない。ステーキと豪華な料理が必要なんだ。明日から豪華な料理を作ってくれ!」と命令する。

スープ職人は、シェフの集団に勝てるのだろうか?あるいは、別にシェフを雇わなければならないのだろうか?競合者の基準に達したとしても、競合者が再びハードルを上げ、今度はディナーを提供するようになったら、どうするつもりだろうか?

この例は、競争の激しい環境で「素晴らしい」サービスを提供するには、コストがかかることを証明している。コンテンツ版の軍拡競争が激化すれば、無料ではなくなるか、あるいは、あらゆるビジネスにとって継続が難しくなる。

ただし、スープ職人がキャリアを断念しなければならない、と言うわけではない。スープに対する新しいマーケットを見つけることも、スープを提供するための新しい手段を探すことも、包装を変えて、新たな場所で食べてもらうことも出来る。しかし、どんな戦略を採用するにせよ、現状維持は不可能であり、やがて、顧客を失う日はやって来る。マーケットでコンテンツの飽和に直面する可能性があるなら、状況を一変させるための方法を考えておく必要がある。

3. 適切にマーケットを特定しているなら、コンテンツショックの影響は受けない

コンテンツショックは、マクロなトレンドであり、全ての企業と業界に平等に当てはまるわけではない。マーケットがコンテンツの飽和に達する時、あるいは、達するかどうかは、多数の要因で決まる。だからこそ、コンテンツショックは「一部のビジネス」にインパクトを与える、と慎重に言葉を選んで説明している。

例えば、参入のコストが高いため、マーケットを独占しているなら、もしくは、知的財産の保護に成功しているなら、あるいは、その他の強力なアドバンテージを持っているなら、コンテンツショックの影響を受けることはないため、心配する必要はない。そもそも、コンテンツマーケティング自体、懸念を持つ必要がない。また、競合者が居眠りし、コンテンツの戦略を軽視しているケースも恵まれていると言える。このケースに該当しているなら、今のうちにチャンスを活かすべきだ。ちなみに、居眠りしている会社は非常に多い。

従って、真のニッチを独占する状況は、ビジネスにとって理想的であり、コンテンツショックへの妥当な防衛手段だと言える。

4. どれだけ多くのコンテンツがマーケットに存在したとしても、ニーズ、または、疑問がある限り、消費者は有益なコンテンツを見つけ、消化する

この主張は、コンテンツマーケティング戦争の勝者のみに当てはまる。その理由を説明していく。マーカス・シェリダンが投稿した良質な記事に返信する際、シェリダンの有名なスイミングプールのサクセスストーリーを、競争の激しい分野におけるコンテンツマーケティングの限界に例えて私は説明した。

バージニア州北部のプールの設置のマーケットにおいて、シェリダンの競合者は既にコンテンツショックに完全に直面している。ブログの記事を介して、マーカス・シェリダンと同じぐらい有益な情報を提供し、全ての顧客の疑問に答えたいと思っていても、もう手遅れだ。マーケットには、既にシェリダンが投稿した多数の素晴らしいコンテンツが存在するためだ。競合者のコンテンツマーケティング戦略は、長続きしない — そのため、別の取り組みを探す必要がある。

それでも、新しい形式、新しいプラットフォーム等に進出する場合、コンテンツはある程度の効果を発揮する可能性がある。しかし、疑問に答え、オーディエンスの役に立つ取り組みは、競合者に対する参入の障壁にはならないため、事実上、戦略とは呼べない。

理論上、同じリソースを持っているなら、コピーすることは可能だ。ただし、競合者が見つけてもらう取り組みが経済的に不可能になるほど、(マーカス・シェリダンのように)質の高いコンテンツでマーケットを埋め尽くすことが出来るなら、コピーは不可能である。皮肉にも、コンテンツマーケティング戦略を通して得られる唯一のアドバンテージは、コンテンツの飽和を発生させるまでアウトプットを増やし、競合者に対してコンテンツショックを発生させることが出来る点だ。

マーカス・シェリダンのような成功したコンテンツマーケッターにとって、コンテンツショックは問題ではなく、解決策である。

5. コンテンツマーケティングの世界においては、万人が平等であり「潤沢な資金」を持っているかどうかは関係ない

競争の激しい分野では、潤沢な軍資金と人材を抱える会社が、最終的に小規模な競合者を飲み込む、と私は主張した。一方、反対派は、優れたコンテンツは大手の企業に限られるわけではなく、事実、コンテンツマーケティングは小規模なビジネスに有利に働くと考えている。

当然だが、例外はある。また、「ジャイアントキリング」も存在する。しかし、コンテンツマーケティングの仕組みは単純だ — 顧客および顧客候補に見つけてもらう良質なコンテンツを多数作る。マーケットを満たすことが出来るなら、尚更良い。

資金を多く持っている会社は、通常、より質の高いコンテンツをより多く作ることが出来るだけでなく、有償で宣伝し、配信することが出来る立場にある。潤沢な資金を持つ者が常に勝つとは限らない。しかし、全ての条件が同じなら、小規模なビジネスを潰す。それは歴史が物語っている。

規模にかかわらず、あらゆる会社がデジタルの世界において、理想的なニッチを切り開くことが出来る — これはソーシャルウェブの長所だと私は思っている。しかし、一般論としては、条件が同じなら、リソースを最も多く持つ会社がマーケットを最終的に制するはずだ。

単純なことだ。勝つ上で有利な状況を作り出したいなら、資金の量は、競合者よりも多い方が良いか、あるいは、少ない方が良いか、少し考えれば分かるはずだ。

小さな会社が、大きな会社の裏をかく方法に関して、実は私は多くのアイデアを持っている。予算とは関係はない。例えば、小さな会社なら、コンテンツの量とリードの生成に力を入れるのではなく、感情を意識した交流に焦点を絞る方針を主に採用するべきだ。この戦略では、小さな会社は大きな会社よりも有利な立場にある…この点に関しては、別の機会で取り上げたいと思う。

6. コンテンツショックの消費サイドの問題はテクノロジーによって解決される

情報過多は今に始まったことではない点を根拠として、反論していた人達もいた。問題がないだけでなく、新しいテクノロジーにより、コンテンツをうまく絞り込み、さらに多くのコンテンツを消化することが可能になると指摘する声もあった。次の表を見てもらいたい。

Content consumption trends

2つの重要な傾向があることに気づいただろうか?

1) テクノロジーの革新が起きるごとに、コンテンツの消化量が等しく増えている — ラジオ、テレビ、インターネット。

2) 限りある時間がコンテンツで埋め尽くされている。事実、アメリカでは、8時間を睡眠時間として、24時間のうち、18時間が既に埋められている。

テクノロジー、特に装着可能テクノロジーと拡張現実が、今後も消化量を増やしていく点に関しては私も異論はない。しかし、既に平均で(アメリカの)消費者はコンテンツを10時間消化している。現実的な限界は12時間だろうか、それとも、15時間をコンテンツの消化に割り当てられるだろうか?

答えは私には分からない。元々の記事で、日常生活において消化するコンテンツの量は増え続けているため、誤って安心感を持つようになったと私は指摘した。つまり、コンテンツが増え続けても問題にはならなかった。なぜなら、需要もまた増え続けていたためだ。

ただし、コンテンツの消化量は永遠に増え続けていくと頑固に主張する人達の根拠が、私には理解出来ない。確かに、コンテンツの「フィルター」が改善されれば、より有益で、より関連するコンテンツに集中することは可能になる。

しかし、フィルターが改善されても、時間が増えるわけではなく、そもそも、赤字スレスレのコンテンツプロデューサーを否定する決断が早まるだけだ。そのため、「フィルターの主張」は、現状維持が一部のビジネスにとって不可能である点、そして、絞り込むフィルターが登場しても、今まで通りコンテンツを作り続けるためにコストが増える点を説明していることになる。

結論

ここまで辿り着き、オリジナルの記事に目を通してくれたのは、数少ない精鋭に限られる。

最後に、12月、Facebookの幹部の一人、リチャード・シムが、多くのブランドのFacebookのリーチ(コンテンツの視聴数)が年を追うごとに減っている理由を説明した際の発言を以て、今回の記事を締めさせてもらう — 「一般のユーザーがニュースフィードにアクセスすると、平均で1500点のストーリーをFacebookは表示させることが出来ます。その結果、ニュースフィードのストーリーを巡る競争は激しさを増しているのです。ページには配信における変更が加えられ、自然のリーチの減少が結果として現れるようになるでしょう」

まさにコンテンツショックだ。

この環境で勝つためには何をすればいいのだろうか?これこそが、プロのマーケッターが前に進む上で答えを出す必要のある問いだ。必ずしも憂鬱になる必要も、悲観する必要もない。供給と需要のサイクルは、ずっと昔から、自然、人間、そして、経済のシステムを支配してきた。それが現実だ。真正面から変化に向き合い、適応し、取り入れ、そして、進化する会社のみが生き残る。次にどんな展開が待っているのか私は楽しみにしているが、皆さんはどのように考えているだろうか?

情報公開 この記事で言及した日本の企業、電通は2013年、私のクライアントであった。 この会社に関する書籍へのリンクは、アフィリエイトリンクである。また、ブロガーのマーカス・シェリダンは、個人的に付き合いのある友人だ。グラフ内のデータは、様々な場所から集めているが、主にGlobal Web IndexCaratロス・ドーソンを情報源として活用した。冒頭のイラストは、Fan SIgn Generatorの作品である。


この記事は、{grow}に掲載された「Six Arguments Against Content Shock」を翻訳した内容です。

いきなり電通が登場したのには驚きましたが、内容はどれも納得いくものばかりでした。かつてのSEOやソーシャルメディアと同じで、黎明期、まだ取り組んでいる人が少ない時期は、導入も容易ですし、効果を上げることも比較的容易な場合が多いですが、皆が取り組むようになれば、成功の難易度もかかる費用も増していくことは自然の話です。コンテンツマーケティングの場合、日本で昨年急にブームになったといっても、そもそもブログやソーシャルメディア、SEOでさえも、コンテンツマーケティングの一環でもありますし、元々同じようなことに取り組んでいた企業やサイトは数多くありますし、そんな簡単な話ではないのもまた現実なのかな、と思います。もちろん本格的なコンテンツマーケティング時代はこれからと思いますし、真剣に取り組むことで、効果を発揮していけるケースも多く出てくると思いますが。今年、日本でコンテンツマーケティングはどれ位、花開くでしょうか? — SEO Japan

2015年版 ブログ査定パーフェクトチェックリスト

先日、究極のマーケティング・チェックリストを紹介しましたが、今回はよりブログに特化した内容の記事を。コンテンツマーケティング全盛時代、その基本となるべきブログの戦略や戦術を考える上で、参考になる点満載の内容です。 — SEO Japan

Definitive 2015 Blog Assessment Checklist
新たな1年が始まった。自分のブログを見て、パフォーマンスを改善するために何か出来ることはないのか考えるには、うってつけの時期だ。

昨年、ブログが期待以上の成果を挙げたにせよ、目標の達成に失敗したにせよ、気持ちを切り替え、ブログを成功に導こう。

ブログを精査し、変更を加えたいなら、今以上に良いタイミングは他にない。

2015年版 ブログ査定パーフェクトチェックリスト

出直すことが出来るように、この2015年版 ブログ査定パーフェクトチェックリストを活用してもらいたい。このチェックリストは、アイデアを紙(またはコンピュータ)に書き出しやすいように質問形式を採用している。

Definitive 2015 Blog Checklist


1. ブログの指標を見直す。

通常、私は指標や分析はマーケティングのチェックリストでは後回しにする。しかし、ブログの場合、2014年終了時のブログの状態を理解するため、最初に分析データに着手する価値はある。

ブログの分析データを精査し、ビジネスにどのように貢献しているのか特定することが重要だ。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. 現在、どの指標を計測しているのか?
  2. 2014年にとりわけ多くのトラフィックをもたらしたのはどの投稿か? 共通点はあるか?良い成果をもたらした要因は、コンテンツのトピックであったか?それとも、タイトルだったか?
  3. とりわけ多くのEメールの登録者をもたらしたのはどの投稿か? 当該の記事の特徴は何か? これから投稿する記事をどのように改善することが出来るか?
  4. とりわけ多くの被リンクを獲得したのはどの投稿か?この記事の特徴は何か?
  5. 特定のタイプのコンテンツは別のタイプのコンテンツよりもパフォーマンスが良いか? ゲスト投稿、ポッドキャスト等。
  6. とりわけ多くのトラフィックをもたらし、読者を長く滞在させるコラムニストはいるか? どのようなトピックが取り上げられているか?他のコラムニストとの違いは何か?
  7. タイトルは記事のトラフィックに大きな影響を与えているか? Upworthyが実施した調査によると、タイトルの影響力は絶大だ。
  8. トラフィックの最大のソースはどこか? トラフィックの大半が少数の特定のプラットフォームやサイトから寄せられているため、ブログは危険な状況か?トラフィックを多様化するために何をすればいいのか?
  9. ブログはリード & セールス生成のプロセスに貢献しているか? 注記: コールトゥアクションを盛り込み、ニュースレターを送信するEメールアドレスを集めよう。また、ブランディング、そして、売上げに影響を与えるため、ブログの位置づけを軽視するべきではない。
  10. 2014年、ブログの運営に幾ら費やしたか? 最低でも、投稿1本当たりに必要な平均時間を割出し、投稿の総数で掛け、続いて、テクノロジーサポート、および、その他の有料の製品の価格を加えていこう。
  11. ブログを宣伝するために幾ら費やしたか?

2. ブログの競合状況を調べる。

毎分新たにブログが生まれている。そのため、同分野の他のブログの動向を監視することが求められる。

客観的に自分のブログと競合者のブログを比較する必要がある。広い範囲を見てもらいたい。フォーマットにかかわらず、顧客候補の注目を巡って争うあらゆる形式の情報が含まれる。

他社がブログをブログと呼んでいなくても、信念を貫くべきだ。また、業界内の最大のライバル以外にも注意しておこう。

複数の分野にまたがる主なライバルに注目し、ライバルは行っているものの、自分は行っていない取り組みがあるか確認すると良いだろう。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. 同分野の他のブログはどんなトピックを網羅しているか?
  2. その他の多くのブログが提供する情報と同じ情報を配信しなくても済むように、拡大の余地のあるトピックを取り上げているか?
  3. 競合するブログはプロのライターを雇っているか?
  4. 競合するブログは定期的にコラムを提供しているか?
  5. 競合するブログはどれぐらいの期間に渡って投稿を行っているか?
  6. 競合するブログとその他大勢との違いは何か?自分のブログとの違いは何か?
  7. 競合するブログはどのぐらいの頻度で新たなにコンテンツを投稿しているか?
  8. 競合するブログのタイトルをどう評価するか?
  9. 競合するブログが利用する画像をどう評価するか?
  10. 競合するブログのブランディングをどう評価するか?

3. ブログのコンテンツを評価する。

コアのブログのコンテンツを精査しよう。特に「自分のブログの投稿は他のブログの投稿よりも秀でているか?」について考えてもらいたい。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. 2-4つの同じトピックを継続的に取り上げているか?
  2. 各カテゴリーをある程度深く追求しているか? ブログからメリットを得られると読者は感じているか?
  3. トピックはビジネスと顧客候補の双方にとって妥当か?
  4. ブログで新たにどの領域を取り上げる必要があるか? ソーシャルメディアとGoogle トレンドから有益なアドバイスを得られる。
  5. 顧客候補の購入に関連する疑問に答えているか? コンタクトを取る前に、読者が既に購入プロセスの半分以上を過ぎている点を忘れないでもらいたい。
  6. 定期的にブログで特集を提供しているか? 提供しているなら、パフォーマンスを評価しよう。例えば、ジニ・ディートリッヒはソーシャルメディア、および、コンテンツマーケティング業界のキーパーソンにインタビューを行うSpin Sucks Inquisitionを実施していた。また、Twitterのフォロワーにインタビューを行うコーナーもあった。
  7. 定期的に他のサイトのコンテンツをキュレートしているか? その場合、オーディエンスに受け入れられているか?
  8. ブログではどのようなトーンを採用しているか? 本物の人間が話をしているようなトーンが用いられているか?
  9. 文章に個人的な意見を少し盛り込んでいるか? 個人的な意見ばかりを詰め込むべきではないが、時折個人の意見を織り交ぜると、信頼感、そして、読者が共感を覚える個性を記事にもたらすことが可能だ。

4. 記事以外のブログのコンテンツを精査する。

コンテンツのフォーカスをブログの別の領域に広げよう。一貫したトーンが用いられており、良い印象をビジターに与えていることを裏づけておきたいところだ。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. Aboutページ」はブロガーおよび会社を適切に描写しているか? 記事と同じトーンを採用しているか?人気の高い記事へのリンクが含まれているか?
  2. 「リソース」にどのようなコンテンツがリストアップされているか? Eメール登録ページへのリンクが掲載されているか?
  3. ナビゲーションに「初めて訪れた方へ」セクションを用意しているか? (私もこのセクションの作成に取り掛かる必要がある)。新たにブログにやって来たビジターを案内する上で有効だ。何を読んでもらいたいのか考えよう。
  4. 「連絡先」情報は最新の状況を反映しているか? 必要に応じて、住所(と地図)、電話番号、Eメールアドレスを盛り込んでおこう。
  5. (妥当な場合)製品にアクセスするポイントを用意しているか?
  6. Eメールニュースターの登録は目立つか? 自信がないなら、母親に尋ねよう。コンピュータに詳しい可能性が低いためだ。母親が見つけることが出来ないなら、変更を加える必要がある。
  7. ブログで広告を受け入れているか? 受け入れている場合、フッターのリンクやその他の明白な手段を用意し、広告主を魅了しているか?
  8. アフィリエイトプログラムは明確に記されているか? 連邦取引委員会が求める適切な法律文を掲載しているか?
  9. その他の法律関連の細則は最新の状態が保たれているか? 忘れずにブログの下の著作権の日付を変えておこう。
  10. ブログで証言広告を提供しているか? 最新の状態は保たれているか?

5. ブログのルック & フィール。

このセクションではデザインの要素に注目する。デザインの要素は会社、もしくは、個人のブランドと合致していなければならない(ブランディングの経験が浅いなら、この記事で確認しておこう)。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. ブログのデザインに流行を反映させることは可能か? 手を掛けたくないなら、季節や祭日を反映させるだけでも良い。Googleはドゥードルを加え、ブランドのロゴを見せつつ、この取り組みを巧みに行っている。
  2. 削除することが可能なグラフィックの要素はあるか? 時間の経過とともに、ブログはガラクタの集まりになってしまう傾向がある。
  3. 期限の切れたオファーや広告は存在するか? ページを整理することを念頭に置いてもらいたい。どれがコンテンツなのか分からない状況は避けたい。
  4. ブログの色はブランドと一致しているか? 色を使って、ブログに清潔感をもたらすことは可能か?
  5. ブログに加えることが可能な最近撮影した写真を持っているか? 特にライターの写真、および、「About」ページに掲載する写真。
  6. 同じフォントを継続して利用しているか? 異なる要素の利用を減らすことは可能か?
  7. ボタンは目立つか? 視覚的なデザインのスタイルと一致しているか?

6. ブログのコンテンツを最適化する。

ブログの各コンテンツの効果を出来るだけ高くすることを目標に掲げてもらいたい。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. タイトルは読者をコンテンツに引き込んでいるか? 本文に進む読者は全体の20%しかいない点を肝に銘じておこう。
  2. 画像を少なくとも1枚記事に掲載しているか? 画像は検索およびソーシャルメディアを考慮して最適化されているか?
  3. オーディオ、動画、プレゼン、インフォグラフィック、PDF等の記事以外のコンテンツのフォーマットを加えているか? ブログを活用して、ポッドキャストや動画シリーズをサポートすると良いだろう。
  4. 情報を切り分けて、読みやすくなるように心掛けているか?
  5. 読者が目を通せるように、要点を提供しているか?
  6. モバイルデバイスを考慮した最適化を行っているか?
  7. コンテンツにSEOを実施しているか? 少なくとも、助っ人としてプラグインを利用するべきだ。
  8. 過去の記事やウェブサイトの別の領域にリンクを張っているか?

7. ブログを大勢の人に読んでもらえる準備が整っているかどうか確かめる。

記事を書き、投稿ボタンを押す以外にもブログには様々なタスクが存在する。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. 記事をどのぐらいの頻度で投稿しているか? Hubspotのリサーチによると、毎日投稿した場合の成果と週に2-3本投稿した場合の成果はほとんど変わらないようだ。
  2. 理想的なタイミングで投稿を行っているか? 自信がないなら、別の日に投稿してみよう。 コンテンツの焦点によって結果が多少変わる可能性があることを理解しておく必要がある。
  3. コンテンツを編集しているか? 文法と誤字脱字を確認する必要がある。自信がないなら、アン・ハンドリーの「Everybody Writes」に目を通しておこう。
  4. ブログに対する特別なテクニカルサポートを必要としているか? 必要としている場合、助けを求めることが出来る人がいるか?(因みに、私の場合、ウェブマスターのラリー・アーロンソンが該当する)
  5. 必要に応じて、他のライターやフォトグラファーの名前を掲載し、リンクを張っているか? 大学で論文を書くようなものだ。

8. ブログのコンテンツの配信を最大限まで高める。

ブログの読者がどれだけ大勢いても、コンテンツの配信をサポートし、出来るだけ大勢のオーディエンスに届いていることを確認する必要がある(アドバイスが必要なら、この37点のコンテンツ配信の選択肢を確認しておこう)。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. Eメールアドレス帳にアドレスが掲載されている人に毎回投稿をEメールで知らせているか? コンテンツ全体、または、一部を提供することが可能だ。イアン・クリアリはそれだけで満足せず、読者を魅了するためにオリジナルのEメール用コピーを作り、さらに、過去の関連する記事をキュレートしている。
  2. フィード(RSS)を読者に提供しているか? フィードは最新のツールとはかけ離れているが、フィードのユーザーは多くのコンテンツを読んでくれる傾向がある。
  3. ブログの記事を各種のソーシャルメディアでシェアしているか? 少なくとも、Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+を利用するべきだ。
  4. Pinterestでブログの記事を掲載するピンボードを作ったか? BuzzFeedにはプラスに働いたようだ。
  5. 最新のブログの記事をウェブサイトで宣伝しているか?
  6. 必要に応じて、製品ページからブログの記事にリンクを張っているか?
  7. カスタマーサービスのEメール内からブログの記事にリンクを張っているか?
  8. 従業員にブログの記事をEメールで知らせているか?
  9. 従業員全員の仕事用のEメールの署名欄に最新の記事に向かうリンクを掲載しているか?
  10. とりわけソーシャルメディアでブログの記事を広告で補強しているか?

9. ブログのコンテンツのクリエーターを評価する。

ブログの作成プロセスを精査する必要がある。自分一人で全てのタスクを行っているとしても、このセクションに目を通して、新しいアイデアを得られるかどうか確認してもらいたい。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. ブログの取り組みを指揮するプロのエディターがいるか?
  2. 数名の熱心なライターを抱えているか? 仕事の一部になっているか?
  3. ブログの記事にブログの運営に携わっていない従業員を関わらせることは可能か? EメールのBCC、動画、写真を活用することが出来る点を思い出そう。
  4. 幹部の従業員はブログに関与しているか? 関与している場合、人間らしいトーンが用いられているか?(念の為に言っておくが、これはジョークではない)
  5. 顧客はコンテンツの作成に関与しているか? 関与しているなら、顧客に手を貸しているか?
  6. 有料でライターやインフルエンサーに寄稿してもらっているか?
  7. ゲスト投稿を認めているか? プロセスの管理に役立つ一連のガイドラインを定めているか?
  8. 他のサイトのコンテンツをキュレートしているか? コンテンツのキュレーションを誰かが担当しているか?
  9. まとめ記事を作成しているか? posts? 作っているなら、手順は定められているか?

10. ブログでのエンゲージメントを促す。

ブログをソーシャルメディアアクティビティの中心として活用しよう。ブログもオウンドメディアに該当する。

2015年版 実用的なブログ査定チェックリスト:

  1. コメントを促しているか? 記事の最後に質問を投げ掛けるだけで良い(ちなみにCopybloggerはコメントをGoogle+に移動している)。
  2. コメント用のプラグインを利用しているか? どれだけ注意していても、コメントスパムが投稿される可能性はある。私はDisqusを利用している。
  3. 自分、または、記事の著者はコメントに返信しているか? この取り組みはさらなる会話をもたらす。
  4. 記事で取り上げたことを本人に伝えているか? 脚光を浴びれば誰だって喜ぶ。
  5. ソーシャルシェアアイコンを用意しているか? ソーシャルシェアを増やす方法を学習しておこう)

2015年版 実用的なブログ査定チェックリストを作成したのは、て新年を迎え、ブロガーとし新たなスタートを切ってもらいたかったからだ。(ブログをレベルアップさせたいなら、31通りのテクニックと例を紹介したこの記事を読んでおくことを薦める)。

ただし、1度に全てを変えようとするのではなく、1つの領域を修正し、次の領域に進むアプローチを心掛けてもらいたい。適切な場合、テストを行って、変更や修正が理想的な結果をもたらしていることを裏づけると良い。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「The Definitive 2015 Blog Assessment Checklist」を翻訳した内容です。

圧倒的なボリュームではありますが、1つ1つ取り組んでいくことが大事&最終的な差別化につながると思います。地道に頑張りましょう。 — SEO Japan

コンテンツマーケティング調査レポート2015、ホワイトペーパー版を公開しました。

先日公開した2015年版コンテンツマーケティング調査レポート、それなりに反響があり何よりでした。今回、ホワイトペーパー版を新たに作成しましたので、ここに紹介させていただきます。 — SEO Japan

コンテンツマーケティング調査レポート2015年ホワイトペーパー版

ホワイトペーパー版では、「コンテンツマーケティングの目的と対象」や「取り組んでいる手法や運用について」など、スライド版の調査レポートではお伝えしきれなかった企業規模別の結果を交えつつ、より詳しい情報を掲載しています。ホワイトペーパーはダウンロードして印刷することも可能となっています。オンライン/オフラインどちらでも利用できるコンテンツマーケティング調査資料として是非ご活用ください

せっかく時間をかけて調査を行ったので、あの手この手で二次三次活用していきたいと思います 汗 これこそ、まさに、コンテンツマーケティングですよね?! — SEO Japan [G+]

コンテンツショック! もしくは、コンテンツマーケティングの終焉

私が最近愛読しているブログの1つにコンテンツマーケティングをはじめとして様々なマーケティング系の記事を投稿している{grow}があります。今回、翻訳記事配信の許可をいただけましたので、今後定期的に投稿していきたいと思います。1本目は、コンテンツマーケティングの終焉をいきなり示唆する?!「コンテンツショック」問題に関する記事を。実は米国で昨年前半に投稿され、大きな話題を呼んだ内容なのですが、コンテンツマーケティングの本格的ブームがこれからという日本で今がまさに旬な内容につき、改めてここに紹介させていただきます。 — SEO Japan

content shock

これからコンテンツマーケティング(現在、最も大きな注目を集めているマーケティングのトレンド)が、多くの企業にとって長期的な戦略には向いていない理由を説明していく。

経済に関する良質な議論に共通することだが、私の考えは、供給と需要と言う非常にシンプルな概念に基づいている。供給が需要を上回ると、価格は下落する。しかし、コンテンツマーケティングの世界では価格が下がることはない。なぜなら、コンテンツの「価格」は既に0円だからだ。そう、私達はコンテンツを無料で提供しているのだ。つまり、コンテンツを見てもらうために、実際にはコンテンツを作る側がお金を払っていることになる。また、コンテンツの供給が爆発的に増加するにつれ、限界までコンテンツの量を増やすために、顧客にさらに多くの額を支払わなければならない。

お金を払ってコンテンツを見てもらう…無茶苦茶なことを言っている、と思うかもしれないが、既にその無茶苦茶なことを私達は実施している。これから詳しく説明していく。

お金を払ってコンテンツを読んでもらっている

1997年、初めて仕事用のラップトップコンピュータを手に入れた。このコンピュータ、Gridはまるでレンガのようなデザインであった。家にこのコンピュータを持ち帰り、電話回線に接続すると、あの忘れ難きAOLならではのキーキー & シューシューと言う音が鳴り、私はインターネットに初めてアクセスした。

僅かなコンテンツを調査していると、NASAの写真付きのファイルを発見した。リンクをクリックすると、5分がかりで写真がスクリーンにダウンロードされていった。

この発見に興奮した私は「早く!こっちに来て!電話線を通して写真が送られてきたんだ!」と妻と子供を大声で呼んだ。

当時 — あらゆる — コンテンツにアクセスすることが出来る力は、感動ものであった、。コンテンツに飢え、この新しい電子の経路を通して得られるもの全てに私達は驚いていた。

ここで、2009年まで時計の針を進める。私が本格的なコンテンツクリエイターになった年だ。当時、ウェブにはコンテンツを置くスペースが割と空いていた。Red Bullはメディア会社ではなく、飲み物の会社であり、Chipotleはメキシコ料理のレストランであり、クレイアニメのスタジオではなかった。また、ブロガーの人数は現在と比べて1/3程度で、ポッドキャスト、動画、Pinterest、Facebook、そして、Instagramのクリエイターに関しては、さらに少なかった。

2009年、ブログの読者に読んでもらうコンテンツを作るため、5時間を私は費やしていた。競合するコンテンツが少ないだけでなく、目を通してもらえるコンテンツが劇的に増えていったため(ウェブ、ソーシャルメディア、そして、モバイルデバイスへと読者が詰めかけ、コンテンツを読む時間が増えていったことが要因)、実に幸せな時代であった。

仮定の話として、私が仕事に費やす1時間には100ドルの価値があるとする。つまり、5時間コンテンツの作成に費やしていた2009年、私は毎週500ドルを読者に「支払っていた」。この取り組みから得られる新しい仕事の価値は、この投資を大幅に上回っており、経済的に見て妥当な取り組みであった。

崩壊したコンテンツモデル

さらに時計の針を、今度は2014年まで進める。まず、コンテンツマーケティングの仕組みに影響を与える2つの要素を確認していく — 提供されているコンテンツの量 & 消化されるコンテンツ(供給と需要)。

ご存知のように、無料のコンテンツは爆発的なペースで激増している。調査によって差はあるものの、提供されているウェブベースのコンテンツ(供給)は9-24ヶ月間で倍増していると言われている。想像を絶する量のコンテンツがウェブには存在することになる。

しかし、コンテンツを消化する力(需要)には限界がある。時間は限られており、たとえ食事中、仕事中、運転中にコンテンツを消化しても、論理的、そして、絶対的な限度があり、現在、その限度に近づきつつある。

限度のあるコンテンツの消化と増え続けるコンテンツの量が交わる時、私がコンテンツショックと呼ぶ現象が発生する。コンテンツの供給が飛躍的に増加し、コンテンツの需要が横ばいの状態だと、個人、会社、そして、ブランドは同じ量のコンテンツを見てもらうために、消化する側にさらに多くの金額を「支払わなければならなくなる」。

そして、まさにこの現象が今起きているのだ。

Content Shock definition

次々に作り出される素晴らしいコンテンツに私達は晒されている。単純に私のことを考えてもらい、ブログにアクセスしてもらうため、私は以前よりも遥かに良質なコンテンツを作成しなければならない — 当然、そのためには大幅に長い時間をかける必要がある。2013年と同じ人数の読者を維持するために、2014年には著しく高いレートで「読む代」を支払うことが求められている。

content shock

このグラフを見る限り、消化が、生産されるコンテンツの量とほぼ同じ場合、マーケティングの効果は十分にあると言える。

コンテンツを消化する力は、テクノロジーの革新と共に順調に伸びている。ラジオ、テレビ、そして、インターネットの登場により、会話と趣味を犠牲にしながら、コンテンツの消化量は右肩上がりに増えていった。最近では、モバイルデバイスの台頭により、デスクはもちろんのこと家に縛られることはなくなり、1日にコンテンツを消化する時間は2時間も増えたのであった。Nielsenによると、アメリカ人は平均で1日に10時間のコンテンツを消化しているようだ。

押し寄せるコンテンツショックの波

しかし、この消化の増加ペースを維持することは不可能である。消化することが出来るコンテンツの量には、肉体的な、避けることの出来ない限界が存在する。マーケッターは、この消化のトレンドは際限なく続くと錯覚していた。しかし、不可能であったことは明白だった。コンテンツショックは近づいており、危険なゾーンへと私達は足を踏み入れつつある。

コンテンツのクリエイター、マーケッター、そして、会社は、程度に多少の差はあれど、崖っぷちに立たされており、その影響は計り知れないほど大きい。

1) 資金を多く持つ者が勝つ

まず、新たなメディアのチャンネルが生まれると、最初は荒削りで「ローカル」のコンテンツが投稿される。しかし、最終的に成功を収めるのは資金力のあるコンテンツクリエイターである。 例えば、テレビが作られて間もない頃、地方の番組が多数放映されていた(今のブロガーのような存在だと言えるかもしれない)。料理番組、クイズ番組、そして、バラエティ番組はローカルタレントを起用していた。現在、テレビでは「ローカル」なコンテンツは事実上ゼロに等しい。企業が乗っ取ったためだ。

5年前にYouTubeで人気の高かった動画は、「ローカルで作られた」ホームビデオであった。現在、大半の人気の高い動画は、巧妙に作られた映画やミュージックビデオばかりだ。

時間の経過とともに、注目を得るために払う額が増えると、低予算のコンテンツクリエイターは、消費者から忘れ去られるようになる。

「良質なコンテンツが頂点に昇りつめる」時代は終わった。現在、広告、宣伝、そして、配信戦略がコンテンツ自体の重要性を上回っている。

2) 参入の障壁が極端に高い

小さな分野のマーケットでさえ、多くの資金を持つ者が勝つトレンドが生じている。コンテンツでマーケットを圧倒することが可能な企業は、競合者が参入する際のハードルを上げ、主要な検索結果から競合者を排除することが可能になる。つまり、成功したマーケッターは競合者に対してコンテンツショックを作り出すと言える。

このように、コンテンツショックの2つ目の影響は、多くの会社にとって、マーケットに参入する際のハードルが非常に高くなってしまうことだ。2009年の段階では、ブログを始め、ある程度の人数の読者を獲得するのは割と簡単だった。同分野のコンテンツクリエイターが少なかったためだ。供給は低く、需要は高かった。コンテンツショックの時代に、小さな事業はどのようにオーディエンスを増やしていけば良いのだろうか?このタスクは日に日に難しくなっていると言わざるを得ない。

3) 費用対効果がひっくり返る

コンテンツショックによって生まれたお金の流れにより、やがて、大勢のコンテンツマーケッターは優先順位と戦略を調整しなければならくなる。

再び、2009年に500ドル/週を読者に支払っていたと仮定する。その場合、現在は、2009年よりも質の高いコンテンツを多く作って、注目を集めなければならないプレッシャーに晒されているため、1500ドル/週を支払っている可能性がある。コンテンツショックの波に飲まれ、来年は3000ドル/週に上がっている可能性がある。いずれ、「支出」は「収入」を上回る額に達し、そうなるとコンテンツの作成は私自身、そして、多くの会社にとって賢いビジネスの判断とは言えなくなる。

数週間前、Facebookがビジネス向けのブログでコンテンツショックの仕組みに少し触れていた。この記事は、ユーザーのニュースフィードで見てもらうためコンテンツの量が激増したことにより、コンテンツを自然にファンに届けにくくなる、と率直に指摘していた。現在、多くの企業の自然なリーチは10%を下回り、一年前と比べて半減している。

コンテンツショックは理論ではない。コンテンツショックは目の前で起きている。Facebookのリーチが大幅に落ちたことが、何よりの証拠だ。

コンテンツショックの時代が幕を開けた。コンテンツマーケティング版の地球温暖化は目前に迫っている。

「世界をコンテンツで埋め尽くす」タイプのマーケティングは、多くの会社にとって長期的に有望な戦略とは言えなくなる日が必ずやって来る。

何を頼れば良いのか?

コンテンツマーケティングは健在だ。「ショック」が発生する経緯、そして、タイミングは会社、業界、そして、当該の分野におけるコンテンツの飽和状態、その他の多くの要素に左右される。数年後にコンテンツショックに見舞われる場合もあれば、この瞬間にもコンテンツショックに晒されているビジネスもある。

消化する立場にとっては、歓迎すべきトレンドだと言えるだろう。限りある消費者の注目を得るために企業が競うことで、選択肢は増え、より質の高いコンテンツが作られるためだ。コンテンツショックの影響は、消費者の「情報過多」によって生じるのではない。 限りある注目を巡って、大量のコンテンツを通して争うビジネスの結末だ。両者には大きな違いがある。

マーケティングの歴史をひも解くと、どの時代にも、テクノロジーによる革新が生み出した新たな未開の地、そして、誰よりも早く活動を始める先見の明のある人物が必ず登場している。コンテンツショックが避けられない現代において、私達が開拓する必要のある新たな分野のイノベーションとは何だろうか?

私は幾つかアイデアを持っており、今後、このブログで紹介していく予定だ。最後に皆さんの考えを聞かせてもらいたい。私が考えたシナリオは的を射ているだろうか?実際にコンテンツショックは発生しているだろうか?何よりも、どんな対策を取るつもりなのだろうか?


この記事は、{grow}に掲載された「Content Shock: Why content marketing is not a sustainable strategy 」を翻訳した内容です。

あえて論議を呼ぶトーンで書いている面もあると思いますし、実際、元記事はその後、多くの議論を米国で巻き起こしましたしフォローアップ記事も紹介していく予定です。ただ、冷静に読むと当たり前のことを言っているだけの内容にも思えますけどね。コンテンツコストがコンテンツマーケティングのブームによるネット上のコンテンツ量増加とに伴ってコンテンツの制作コストはともかく反響を得るためのマーケティングコストは増大しているのは間違いない事実です。皆が競ってコンテンツを投入し出せばそこでより目立つために、コンテンツの質向上やプロモーション費用によりコストがかかるのは当たり前の話ですよね。ブームが行き着く所まで行けば、その時点で費用対効果や適正投資コストのバランスが落ち着いてくるとは思いますし、コンテンツマーケティングの重要性が変わるわけではないと思いますが、これまでのような、コンテンツマーケティングが救世主的な存在ではなくなるのかもしれません。ある意味、検索広告しかりSEOしかり、ソーシャルメディアマーケティングしかり、新たに登場し、かつ競合が少ない導入期は驚くべき費用対効果を実現できるマーケティング手法と同じ道を辿っているだけとは思いますが。

日本ではまだまだ多くの分野でコンテンツマーケティングが相当に効果を引き出せる手法になり得る時期とは思いますが、それも時間の問題であることを認識した上で、長期的な視点に立って、仮に競合が出てきたとしても勝ち残っていけるようなコンテンツマーケティングに取り組んでいきたいですね。 — SEO Japan

日本国内コンテンツマーケティング調査レポート 2015年版

先日新たに設立したコンテンツマーケティング専業会社エコンテにて、コンテンツマーケティングの利用状況に関する調査を行いました。そのレポート第一弾が上がってきたのでここに紹介します。 — SEO Japan

調査レポートをスライドで見られるページはこちらになります。

600名に聞いた!コンテンツマーケティング調査レポート 2015年版

例えばこのような調査結果がわかりやすいビジュアルで説明されています。

興味ある方は是非ご覧ください!

今回のスライドに加えてホワイトペーパー、インフォグラフィックなど、様々な形で調査結果を今後紹介していきたいと思っています。日本のコンテンツマーケッターの今がわかるレポート、是非ご活用ください。 — SEO Japan

コンテンツマーケティングにもリンク構築が必要な理由

これからはSEOよりコンテンツマーケティング、リンク構築はもう必要ない、と考えている人は多いと思いますが、そこに異論を呈した記事をサーチエンジンランドから。物事を単純に考えすぎている人は一読を。 — SEO Japan

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結論から言うと、コンテンツマーケティングチームは、リンクビルダーのメンバーを迎えると、大幅に戦力がアップする。

コンテンツマーケティングには、ライター、業界のエキスパート、グラフィックデザイナー等が必要だ。一人で数役をこなす場合もあるが、すべての役割をその道のプロのように全うすることは不可能である。また、コンテンツマーケティングにおいて、プロモーションを行う職種、とりわけリンクビルダーは見過ごされることが多い。

カンファレンスで出会った人達との会話から判断すると、コンテンツマーケティングとリンク構築の違いを理解していない人達がいると言わざるを得ない。

この点に関しては以前も指摘したことがあるが、今後も「コンテンツマーケティングとリンク構築を同一視するべきではない」と何度も指摘することになるはずだ。この2つの取り組みには、幾つか大きな違いがある。両者は巧みにお互いを補うものの、同義語ととらえるべきではない。コンテンツマーケティングとは、メッセージを広め、オーディエンスを増やす取り組みであり、一方のリンク構築は、検索結果で見つけやすくして、信頼の票を得るための運動である。

コンテンツマーケティングは、リンク構築ではない。しかし、リンクを加えると、コンテンツマーケティングに大きなメリットがもたらされる。コンテンツは、 自然に見つけやすくなるのではない — 最高の作品であっても、プロモーションが必要である。

コンテンツマーケティング & コンテンツショック

コンテンツマーケティングは、19世紀後半に生まれたコンセプトであり、デジタル時代に生まれたイノベーションではない。デジタルマーケティングは、日に日に、コンテンツの作成と配信への依存を強めている。

コンテンツマーケティングは、私がこの業界に参入した頃、急激にその存在感を増すようになった。1日に作られるコンテンツの量が、議論の対象になっており、正確な数量を計算する術はないが、DomoとColumn Five Mediaによると、2012年の時点でさえ毎分347本のブログの記事がアップロードされているようだ。

infographic

しかも、これはWordPressのブログに限定した数量である。

コンテンツマーケティングの台頭により、コンテンツショックと呼ばれるセオリーが誕生した。この賛否の別れるセオリーは、2014年1月、マーク・シェーファーによって、初めて提唱された — マーク・シェーファーは、コンテンツマーケティングは、長続きしない取り組みであり、バブルはやがて弾けると指摘した。コンテンツの生産量が急激に増加し、単純に、時間に対して、目を通すコンテンツが多過ぎることが、このセオリーの根拠とされている。

このセオリーに同意していなくても(実際に反論している人達もいる)、とんでもない量のコンテンツがウェブに存在する点に関しては、否定のしようがない。星の数ほどのコンテンツが存在する中で、1本のコンテンツを目立たせるにはどうすればいいのだろうか?

その答えが、リンク構築である。

リンクを必要とする理由

リンクは、Googleのアルゴリズムにおいて、今でも最も重要視されているランキングシグナルである。この点に関しては、今までと変わりはない。Googleで重要な役職に就く従業員も認めている。

Googleのウェブスパム対策を統括するマット・カッツは、6月に行われたSMX Advancedカンファレンスで、1時間を割いて、ダニー・サリバン(当サイトの編集長)と議論を交わしていた。このセッションでは、様々な話題について議論が行われたが、私が気になったのは、ダニー・サリバンが、リンクの価値とリンク構築に関する見解を求めた場面だ(このインタビューはYouTubeで視聴することが可能であり、この場面は、27:27に始まる)。

リンク構築は滅びていません。[...] リンクにはまだまだ利用価値があると私は考えています。

マット・カッツ

要するに、コンテンツに向かう、信頼に値する、適切なリンクを持っていると、自然な検索結果で上位にランク付けしてもらえる確率は高くなるのだ。検索でコンテンツが目立てば目立つほど、トラフィックは増え、そして、認知度は高くなる。何と言っても、Googleは、世界で最もビジターが多いサイトである。

リンクビルダーが出来ること

このように、リンクは、最適化の取り組みにおいて、非常に重要度が高い。と言うことで、早速、リンクを獲得しよう!

…と言いたくなるかもしれないが、はやる気持ちをまずは抑えよう。リンク構築を成功させたいなら、現在のスタッフの仕事に単純にリンク構築を加えるべきではない。優れたライター/グラフィックデザイナーであっても、必ずしもリンクの獲得が得意なわけではない。 良質なリンクの要素、狙いを定めるべきサイト、避けるべきサイト、その他のリンク構築とSEOに関するニュアンスを理解していない可能性もある。

コンテンツチームを指導して、リンク構築のイロハを教える余裕があったとしても、現在の職務に加えて、リンク構築のスキルを磨く時間は持てないはずだ。リンクに値するコンテンツを作成する作業は、当該のコンテンツにリンクを構築する作業と同じように、時間がかかる。

だからこそ、コンテンツの検索結果でのビジビリティ(見つけやすさ)を高めるベストプラクティスを心得たリンクビルダーを雇用するアプローチが、ベストだと言えるのだ。そもそも、トレーニングを受けていないスタッフにコンテンツを与え、ブランディングを任せることが出来るだろうか?

リンクビルダーは、Googleにアクセスする大勢のユーザーに、コンテンツを提示するためのデジタルな基盤を築く。コンテンツマーケティングは、コンテンツを作るだけの取り組みではなく、コンテンツを宣伝する取り組みも含まれる。そして、この宣伝の役割を果たすのが、リンクである。

リンク構築が、キーワードリッチなアンカーテキストを、何でも受け入れる大規模なリンクディレクトリに投稿するだけの時代は終わった。古き良きリンク構築 — 宣伝としてリンク構築に取り組む時代が戻ってきたのだ。

宣伝としてリンク構築を行う

リンク構築は、随分以前から行われている。事実、アルゴリズムのメリットが登場する前から存在する。リンク構築の草分け、エリック・ウォードが、Amazonに対してリンク構築を始めたのは、今から22年前の1994年のことであった。当時、Googleはまだ生まれていなかった。Googleの前身、BackRubが生まれたのは1996年である。エリック・ウォードがAmazonのためにリンク構築を始めた頃は、リンクを票として見るのではなく、宣伝する目的でリンク構築を行うのが主流であった。

ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがGoogleを立ち上げた際、リンクは検索エンジンにおける最も強力なランキングシグナルになった。その結果、リンク構築は、あっと言う間に、操作が横行する取り組みと化してしまった。テクノロジーの天才が、Googleのアルゴリズムを操作することのみを目指して、大量の質の低いリンクを作るメソッドを次々と編み出していったのだ。

しかし、Googleは、密かに対策を練っていた。それが、2012年4月に導入されたペンギンアルゴリズムアップデートである。 このアップデートは、スパムとの闘いにおいて、最もアグレッシブな対策であったと言われている。ペンギンアップデートが展開された結果、リンク構築は、原点回帰することになった。

リンク構築の宣伝面でのメリットは、永久に不滅である。被リンクは、様々なアドバンテージをもたらしてくれる。Googleは、世界で一番交通量の多い通りで、交通整理を行っている警官だと考えてもらいたい。

自分のコンテンツに向かうリンクを取得すると、当該のコンテンツは、1日に30億回利用される検索エンジンの結果ページで、見つけてもらいやすくなる。

最近、ソーシャルメディアが急成長し、FacebookやTwitter等のプラットフォームは、デジタルマーケティングの取り組みにおいて、注目を集めていることは百も承知だ。しかし、ソーシャルシェアの効果は、その性質上、束の間である。私なら、自分の業界、製品、そして、コンテンツに関する情報を具体的にユーザーが求めているGoogleで、コンテンツを見つけてもらいたいと思う。

リンクの獲得に関して、全く宣伝を行うことなく、リンクを向けてもらえる場合、より大きな力を得ることが出来る。このようなケースは、実際に起こり得る。しかし、獲得した1本のリンクに対して、さらに5本のリンクの価値があり、その5本をもたらしてくれるのが、プロモーションである。そして、その役にうってつけなのが、リンクビルダーだ。

結論

優れたコンテンツマーケティングチームは、異なるスキルを持つ人物で構成されている。リンク構築もその中の一つに該当する。

コンテンツは、至る所に存在するため、とりわけコンテンツの宣伝を怠っている場合、簡単にかき消されてしまう。 チームにリンクビルダーを迎えると、コンテンツマーケティングを成立させ、検索結果でより大勢のユーザーに見つけてもらえるようになる。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Why Your Content Marketing Team Needs A Link Builder」を翻訳した内容です。

リンク構築といってもいわゆる人口リンク注入とは違う次元の話です。リンクが多いコンテンツがGoogleのアルゴリズム上、上位表示されやすいのは当然の話ですし、今はリンク構築を意識せずコンテンツの内容だけで勝負している人が大半と思いますが、実際の記事の質以上に、投稿時にどれだけ人気を得られるかということや記事が掲載されているサイトのオーソリティ次第という部分も大きいですよね。リンク構築の手法はアプローチをコンテンツマーケティングの活動に投入していくことは、中長期的には検索経由のコンテンツへの集客を増すことにもつながると思いますし、検討してみる価値はあると思います。英語圏に比べ日本語のネットリソースはそもそも限られているので、どこまでできることがあるかは微妙な面もありますが、、、ただ時にリンクを意識した、いわゆるリンクベイトコンテンツを投入してコンテンツやサイトのオーソリティを上げていく等の内容ありきのリンク構築なら取り組めるかもしれませんね。 — SEO Japan

2015年のコンテンツマーケティングを成功に導く10のトレンド

今年こそは、コンテンツマーケティングに真剣に取り組んでみよう、という方も多いと思います。今回は2015年のコンテンツマーケティングにはトレンドを予測しつつ、実は極めて基本に忠実なお役立ち記事を紹介します。これからコンテンツマーケティングに取り組む人も、既に取り組んでいる人にも有益な情報が詰まった「コンテンツマーケティング入門」的な内容です。 — SEO Japan


2015 Content Marketing Predictions
2015年がついに幕を開けた。コンテンツマーケティングは、もはや、マーケティングを補う存在ではなくなり、事業の計画および運営において中心的な役割を担うようになった。

2015年版 コンテンツマーケティングの推測 Top 10

今回の投稿では、コンテンツマーケティングにおける大きな10点の推測、さらに、ビジネスを成功への軌道に乗せるために必要な関連する戦略を紹介していく(ちなみに、2015年版のソーシャルメディアの推測も行っているので是非参考にしてもらいたい)。

1. コンテンツマーケティングの基礎への注目が高まる

2014年においては、魅力の面でも重要度の面でも高くはなかったが、2015年、コンテンツマーケティングの基礎に対する注目は高くなりそうだ。企業はコンテンツマーケティングを語るだけでなく、全体的な事業計画に統合しなければならなくなるためだ。

つまり、ターゲットのオーディエンス、コアのコンテンツマーケティングのアイテム、および、効率の良いコンテンツの配信を詳しく綴ったコンテンツマーケティング戦略を策定する必要がある。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • コンテンツマーケティング計画を文書にまとめる。会社の計画とターゲットのオーディエンスに合致する計画を策定してもらいたい。
  • 特徴のあるマーケティングペルソナを作る。製品ごとにターゲットの顧客を理解し、顧客が購入プロセスで求めるコンテンツのタイプを把握する。
  • コンテンツの統括者を任命する。役職に関わらず、会社全体のコンテンツの責任者となる重役レベルの人物が必要だ。
  • 会社の編集カレンダーを保つ。ターゲットの異なる複数のカレンダーを利用する必要があるかもしれないが、重複を減らすため、1点のトップレベルの計画にまとめるべきだ。
  • コンテンツの配信を最大限に高める。あらゆる機会を活かし、コンテンツをオウンドメディア(自社メディア)、ソーシャルメディア、ペイドペディア(広告)で宣伝、および、配信する。



2015 Content Marketing Predictions


2.
コンテンツマーケティングの原則は全ての会社の情報を網羅する。

コンテンツマーケティングはマーケティングのみに限られるわけではない。

その他の会社の情報の有効度を高めるため、全ての情報にコンテンツマーケティングのアプローチを当てはめ、他部門との間の壁を取り壊すべきだ。製品(マニュアルおよび標示)、顧客サービス、セールス、人事、投資家向けの広報活動にも適用される。

このアプローチを適切に実施すると、重複するコンテンツ、および、効率の悪いコンテンツを除去することが可能になり、コストの削減につながる。反対に、部門の垣根を超えることが出来ない場合、同じ用途のために何度も同様のコンテンツが作られてしまう。

実用的なコンテンツマーケティングの戦略:

  • 会社が持つ全ての情報を精査する。作成された情報を全て把握する必要がある。
  • 各コンテンツにメタデータを適用する。全てのコンテンツを見つけられる状態にする必要がある。メタデータの利用は、社内のコンテンツキュレーションの良し悪しを左右する。
  • マーケティング以外のコンテンツをコンテンツマーケティング計画に統合する。 1度限りのコンテンツアクティビティを回避するためだ。
  • コンテンツの候補を中央で集める。セールスおよびカスタマーサービスにコンテンツのリソースをBCCで通知させ、尋ねられる質問の回数および作成する必要のあるコンテンツの回数を減らす。
  • 古いコンテンツをキュレートする。関連する場合、既存のコンテンツを再び宣伝する(ついでにキュレートしたコンテンツが元々のコンテンツを上回る理由を学んでおこう)。

3. ソーシャルメディアとコンテンツマーケティングは一つの機能にまとめられる。

コンテンツはソーシャルメディアでの交流に勢いを与え、ソーシャルメディアはコンテンツを流通させる。そのため、この2つの機能をより高度なソーシャルベースの取り組みにまとめることが可能だ。すると、重複を減らし、顧客の反応を改善する効果が見込める。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • ソーシャルメディア計画とコンテンツマーケティング計画をまとめる。 必要なコンテンツを確保していることを確認するため、そして、重複するアクティビティとプロジェクト管理のコストを削減するためだ。
  • 積極的に活動している各メジャーなソーシャルメディアネットワークに対するチャンネル計画を策定する。そのために、各ネットワークに対して、独自のコンテンツを作り、メジャーなプロジェクトを調整する。交流する必要がある点を忘れないでもらいたい(ソーシャルメディアでの対話もコンテンツの一つに数えられる)。
  • 従業員を積極的に活動させる。一連のソーシャルメディアガイドラインを策定する。従業員がソーシャルメディアで素晴らしい活動を行い、会社を代表して交流を行う際の心構えを周知させよう、新しいコンテンツに関して従業員に通知する方法を文書に記録しておくと良いだろう。

4. モバイルを意識したコンテンツを作る。

コンテンツを消化するメインのツールとして、モバイルデバイス、スマートフォン、タブレット、Eリーダーの利用が増えているため、モバイルデバイス向けの情報を提供しなければならない(ついでに55点のモバイルマーケティングに関連するチャートをチェックしておこう)。

デバイスにとらわれないコンテンツを提供する必要がある。情報に種類によっては、テレビや車を含むその他のインターネットに接続されるデバイス、つまり、モノのインターネットを考慮する必要があるかもしれない。

モバイルデバイスでコンテンツを読むことが出来ない場合、コンテンツを見る以前にオーディエンス候補に見捨てられてしまう。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • ターゲットのオーディエンスを理解する。デバイスの利用およびコンテンツの消化をマーケティングペルソナに盛り込み、好きな時に、好きな場所でコンテンツを楽しむことが出来る状態を確保するべきだ。
  • コンテンツ計画の中にモバイルコンテンツの作成を盛り込む。後でコンテンツを調整する作業は難易度が高く、また、コストが高くつく点を肝に銘じておこう。

5. 動画の人気が爆発する。

プロ級の動画をローコスト、あるいは、ノーコストで撮影し、シェアすることが出来るため、この取り組みを行う会社および消費者は増えていく。従って、マーケッターはコンテンツ計画に具体的な動画戦略を組み込んでおくべきだ。

AmazonとNetflix(さらにAppleも)がテレビおよび映画のプラットフォームをDIY動画の分野に拡大し、FacebookとYouTubeからマーケットシェアを奪う試みを行うことで、2015年の動画を巡る状況は変化する。どちらの企業も動画の配信プラットフォームを持ち、ユーザーベースを既に導入している。

その結果、動画およびテレビに特化するエージェンシーにはチャンスが到来する。また、インフラが整っているため、スタートアップがロサンゼルスに続々と集まるようになる。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • レギュラー動画戦略を策定する。 動画を定期的に作成するためだ。顔を出して、話をする程度でも構わない。
  • あらゆる主要なコンテンツの取り組みの一環として動画を盛り込む。詳しい説明、舞台裏の様子、インタビュー、カットした場面等を提供すると良い(10の簡単なステップを介して動画ディレクターになる方法を参考にしておこう)。
  • テキストのコンテンツに動画を組み込む。 自分が好きなものを第三者に説明するようなアプローチを心掛けてもらいたい。

6. LinkedIn パブリッシングが勢いを増す。

LinkedIn パブリッシングはエキスパートとしての重要な要素の一つに数えられる。社内の重役、および、影響力の強い人物は編集カレンダーを策定し、定期的に寄稿するべきである。

LinkedIn パブリッシングは記事の枠組みを超えて、動画、ポッドキャスト、PDF、Eブックを網羅するようになる(LinkedInはB2Bマーケティングの重要な戦力、SlideShareを既に買収している)。地位を強化するため、LinkedIn パブリッシングは有料の製品を拡大し、SlideShareが抱えるリード生成および計測機能を加えるようになるだろう。

今後の3年間で、LinkedIn パブリッシングはBloombergを見習い、書籍や雑誌等の従来のフォーマットを含む本格的な出版ブランドに姿を変える可能性がある(注記: Content Marketing InstituteはCCOマガジンおよび書籍の出版においてこの取り組みを既に実施しているが、LinkedInはさらに大きなポテンシャルを秘めていると言える)。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • 主要な事業の分野に対してLinkedInkのコンテンツ戦略を練る。そのためには、ターゲットのオーディエンス、および、影響を与えたい業界内のソートリーダー(新たな考えを示すことが出来る専門家)を把握する必要がある。
  • 自社が所有するコンテンツ配信チャンネルを介してLinkedInのコンテンツを配信する。 これにはEメールとソーシャルメディアも含まれる。また、従業員のネットワークを軽視するべきではない。

7. ライブイベントはあらゆるタイプのビジネスにおいて重要度を増す。

B2Bの企業のマーケッターににとって、以前から、カンファレンスは欠かすことの出来ない存在であった。買い手と売り手のための市場とも言える。

今年、コンテンツの形式として、ライブイベントはB2CおよびB2Bの企業にとってマストアイテムとなる。ライブイベントは、顧客候補を店舗、または、別の場所に導く手段である。実際に一部の小売業者はこの取り組みを長年実施してきた。大手スーパーの料理のデモンストレーションや食べ物の試食等をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれない。

ライブイベントの利点は、従業員と直接顔を合わせ、関係を構築してもらうことが出来る点だ。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • 四半期ごとに顧客とコミュニティを交えたイベントを行う。 例えば、実演や朗読等が該当する。
  • 各イベントに対して、関連するコンテンツを作る計画を立てる。 イベントのコンテンツの枠組みを超えて、別のコンテンツのテーマとして利用することが可能だ。
  • 名簿を作る。 参加者の氏名とメールアドレスを尋ね、有益な情報を提供するための戦略を立案する。
  • 他の関連するイベントに参加する。 インフルエンサーに会うため、そして、コンテンツを作るために、他社のイベントに参加する手がある。

8. コンテンツのプレゼンテーションが価値を増す。

マーケッター、コンテンツのクリエイター、そして、コンテンツを受け取る側は、コンテンツのプレゼンテーションの価値を高く評価し始めている。

コンテンツのプレゼンテーションは、ブランディングだけでなく、コンテンツの効果を左右する。読者はコンテンツに引き込まれたいと望んでいる。また、ざっと目を通すことが出来る点も重視している。文法も重要であり、コピーの編集は無視できない。

作成するコンテンツの中身だけでなく、どのように提示するか、そして、どのように見る者を魅了するかも重要になる。これは2014年の画像を重視する流れを受け継いでいる。この点は、消費者が期待するプロらしさに欠けることが多いEブック等の自己配信コンテンツにとりわけ目立つ。

その結果、記事主体のコンテンツ作成およびコピーエディターに機会がもたらされるようになるだろう。

実用的なコンテンツマーケティング:

  • 注目を掴みとるタイトルを用いる。BuzzFeedとUpworthyが証明しているように、タイトルはオーディエンス候補に大きな影響を及ぼす。投稿する前にタイトルの候補を幾つか作成するべきだ。
  • コンテンツの視覚的要素を取り込む。 視覚を喜ばせるアイテムを与え、読者を魅了すると良い。
  • コンテンツを読みやすくフォーマットする。 太字、概要、短目の文と段落の利用、および、読みやすさのレベルを考慮してもらいたい。
  • テキストを編集する。 少なくとも、読みやすさと文法をチェックするため、配信する前に誰かに読んでもらおう。

9. テストおよびコンバージョンの手法の利用が増える。

コンテンツマーケティングの成果を最大限に高めるためには継続的なテストおよびコンバージョンの最適化を実施する必要がある。最高のコンテンツを持っていても、顧客候補を顧客にコンバートすることが出来ないなら意味はない。

コンテンツマーケティングが高度化するにつれ、ライバルは増える。従って、各ビジターのコンバージョンを改善することに力を入れなければならない。

実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • 購入プロセスの各領域をテストする。 場馴れするため、まずはすぐに成果が表れやすい領域から着手すると良いだろう。ただし、一度に多数のテストを実施するべきではない。
  • 全ての主要なコンテンツにテスト計画を盛り込む。 今後の改善に向けた計画を立ててもらいたい。
  • 他社のケーススタディを確認する。 Which Test WonとMarketingSherpaを参考にすると良い。

10. セールスとROIを示すコンテンツマーケティングの計測基準の利用が増える。

予算と人材の拡大を実現するため、マーケッターはコンテンツマーケティングの成果を見せる必要がある。

幸いにも、HubspotのInbound調査を参考にする限り、成果を計測するだけで、ROIは17倍も改善されるようだ。

Hubspot Inbound 2014-ROI


実用的なコンテンツマーケティング戦略:

  • 適切なコンテンツマーケティングの計測基準を特定する。 事業の目標と計測基準を関連させる必要がある。
  • コンテンツと適切な製品とをリンクで結ぶ。 製品ページ同士にリンクを張ろう。
  • トラッキングコードを各コンテンツに統合する。 可能な場合、コンテンツを固有のマーカーで関連付けてもらいたい。
  • コールトゥアクションを用いる 顧客候補が必ず次のステップに進むとは限らないためだ。

 

コンテンツマーケティングの成果を最大限に高めるためには、コンテンツマーケティング戦略のコアの要素に力を入れながら、新たなトレンドを取り入れる必要がある。

今年のコンテンツマーケティングにおいて、どの推測が重要だと思うだろうか?その理由を教えてもらえると嬉しい。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「10 Big 2015 Content Marketing Predictions」を翻訳した内容です。

LinkedInは日本では重要度が低そうですが、それ以外は基本と最新トレンドもふまえた、よくまとまった内容だったと思います。コンテンツマーケティングの状況と課題はサイト・企業によってまちまちと思いますが、取り組むべきポイントを考える上で参考になる記事ですね。 — SEO Japan

コンテンツマーケティング専業会社「株式会社エコンテ」を設立しました。

この度、新たにコンテンツマーケティングに特化した専業会社を設立しましたので、SEO Japanでも紹介させていただきます。 — SEO Japan

【概要】
ウェブマーケティング事業を手がけるアイオイクス株式会社は、インフォグラフィック制作やネットリサーチ、メディア運営等を含めたコンテンツ関連事業を分社化し、コンテンツマーケティング事業に特化した株式会社エコンテを新たに設立いたしました。

【背景と目的】
ソーシャルメディアやモバイルデバイスの急激な普及、そして検索エンジンの進化に伴うSEO(検索エンジン最適化)市場の変化に伴い、ウェブマーケティングにおける、コンテンツマーケティングの重要性が高まっています。アイオイクスでは、主事業のSEOサービスの一環として、古くからネットリサーチを活用したコンテンツ制作を行い、また2010年から開始したインフォグラフィック制作の実績も100本を超えるなど、いち早くコンテンツマーケティング事業に取り組んできました。コンテンツマーケティング事業を専業会社化することで、拡大するコンテンツマーケティングの需要に応えてまいります。SEOのリーディングカンパニーとして培ってきたサイト集客や分析力も加え、「リサーチ」「コンテンツ」「集客」「分析」を駆使した、専業会社ならではの統合的なコンテンツマーケティング施策、オウンドメディア構築サービスを提供いたします。

【新会社の概要】
商号 株式会社エコンテ
所在地 東京都渋谷区恵比寿3-46-3
設立 2014年12月17日
代表者 代表取締役社長 滝日伴則
資本金 1,000万円
事業内容 コンテンツマーケティング事業
URL http://econte.co.jp/

【事業内容】
株式会社エコンテは、大量生産型のコンテンツマーケティングとは一線を画した、他社との違いを生み出す「ひとつひとつの物語を描く」コンテンツ制作にこだわります。特に得意分野のインフォグラフィックでは、デバイスの多様化や今日のユーザー行動に合わせて進化した次世代型のインフォグラフィック作成にも挑戦していきます。またサービス事業だけではなく、コンテンツマーケティングのノウハウを活かした独自のオウンドメディア運営やテクノロジーソリューションの開発も行っていく予定です。コンテンツマーケティング市場のさらなる活性化と、インターネット上における質の高いコンテンツ創出に貢献していけるよう尽力してまいります。

上記はプレスリリースとほぼ同じ内容なので、コメント欄にて何点か補足させていただきます。

SEO Japanでも最近はSEO以上にコンテンツマーケティング関連の記事を多く配信しているように、SEOとコンテンツマーケティングは近年切っても切れない関係になりつつあります。アイオイクスでは、他社に先駆けてコンテンツマーケティングに取り組んできましたが、ブランド的にも社内体制にもSEO色がどうしても強くなり、SEOのためのコンテンツマーケティング、という関わり方になりがちでした。

今回、分社化・専業会社化することで、よりコンテンツファーストなウェブマーケティング会社を作りたいという想いが強くあります。SEOはもちろん、インフォグラフィック、リサーチの実績を元に、他ではできないコンテンツマーケティングサービスを提供していきたいと思っています。

アイオイクスから分社化しての会社設立は一昨年のデータアーティスト以来です。エコンテは当面私が代表を兼務しますし、我々にしかできない新たな取り組みに果敢にチャレンジしていくつもりです!アイオイクス、データアーティストに続き、エコンテもどうぞよろしくお願い申し上げます。 — SEO Japan

ブログを書く時に問うべき40の問い

コンテンツマーケティングはブログだけじゃないと書いておきながら、やっぱり基本はブログということで、今回はそのブログをより有益な存在にするためのアドバイス記事をカリスマブロガーのニール・パテルに学びます。 — SEO Japan

content marketing

コンテンツマーケティングの長所は、多数のソーシャルシェア、新たなEメールの購読者、そして、コメントをもたらしてくれる点だ。ただし、前提として、コンテンツの質が高く、また、コンテンツマーケティングを適切に実施する必要がある。

しかし、コンテンツマーケティングのタスクはあまりにも多く、失念してしまうこともある。

そこで、この取り組みを成功に導くため、チェックリストを策定した。これから紹介するリストのアイテムの大部分を実施していれば、コンテンツは有効に働く。

タイトル

以下に、タイトルを作成する際に問い掛けてもらいたい質問を挙げていく:

  1. Googleで検索してもらえるか? – してもらえるなら、検索経由のトラフィックが流れ込んでくる可能性が高い。
  2. タイトルは好奇心をくすぐるか? – 好奇心を喚起するヘッドラインはクリックしてもらえる確率が高い。
  3. タイトルは簡潔で、要点を反映しているか? – タイトルが57文字以上(注:日本語の場合、30文字程度)なら、Googleの検索結果ページで省略されてしまう。
  4. タイトルは分かりやすいか? – 分かりやすさは大事だ。コンテンツの内容が分からないなら、直帰されてしまう。
  5. 感情を利用しているか? タイトルで一般的な欲望を掻き立てることが出来ると、より大勢の人達を魅了することが可能だ。
  6. タイトルには人気の高いキーワードやフレーズが盛り込まれているか? – 盛り込まれていない場合、Googleで上位にランクインすることは難しい。

導入部

ブログの記事には必ず導入部が用いられる。導入部を作る際に、問い掛けてもらいたい質問を挙げていく:

  1. 読者を魅了しているか? – 導入部の段落で質問を投げ掛けると良いだろう。
  2. 簡潔にまとめられているか? – 出来るだけ早く本文に到達したいところだ。段落は3つあれば十分だ。
  3. 要約を提供しているか? – 導入部を読み終えた時点で、読むべきかどうかが分かる程度の情報を与える必要がある。
  4. 写真を盛り込んでいるか? – 何らかのメディアを導入部で利用してもらいたい。写真であれ、動画であれ、クリックを促すアイテムが必要だ。

本文

ブログの記事を作る際に問い掛けてもらいたい質問を挙げていく:

  1. 小見出しを使っているか? – 小見出しを使うと読者は記事を読みやすくなり、飛ばし読みすることが可能になる。
  2. 各段落は5行以下に収まっているか? – 段落は5-6行以下に収める必要がある。このリミットを越えてしまうと、気軽には読めなくなる。
  3. 読者と対話しているか? – コンテンツでは「私/僕」と「君/皆さん」を利用しよう。会話をしている気分にさせる効果があるためだ。
  4. 疑問にイタリック体を用いているか? – 記事内の問いにはイタリック体を使おう。コンテンツに個性を加えることが出来る。
  5. ストーリーを伝えているか? – 常に魅了しなければ読者に飽きられてしまう。そのためには、ストーリーを聞かせる手が一番有効だ。
  6. メディアを使ってコンテンツを強化しているか? – チャート、画像、動画、そして、オーディオに至るまで、メディアは記事に個性を与えることが可能だ。
  7. コンテンツは簡潔にまとめられているか? – どうでもよい情報が大量に詰め込まれているなら、誰にもコンテンツを読んでもらえない。
  8. 賢く見せようとしているか? – 難解なワードを使い、読者を見下した態度の文章を綴ると、あっと言う間に嫌われる。
  9. 何らかの時事ネタに結び付けているか? – GoogleニュースやYahoo!ニュースを用いてトレンドを特定すると、トラフィックをもたらすコンテンツを作りやすくなる。
  10. どの感情に訴えかけているのか? – ユーモアや怒り等、特定の感情に訴えかけるべきだ。1つか2つ選んで、コンテンツ全体で利用しよう。昼ドラのように感情を常に揺さぶることを目標に掲げると良いだろう。
  11. 記事を正しくフォーマットしているか? – 箇条書き、引用符等、ブログのプラットフォームが提供するフォーマットツールを使えば、さらに読みやすくなる。
  12. 外部のサイトにリンクを張っているか? – 適切な場合、外部のウェブサイトにリンクを張るべきだ。すると、記事を配信した際にサイトのオーナーにEメールを送り、ソーシャルメディアのアカウントでシェアを要請することが可能になる。
  13. 記事の中で専門家に言及しているか? – 記事の中に他の専門家の発言や意見を盛り込んでおくと、コンテンツに対する信頼が増す。また、取り上げた専門家に連絡を取り、ソーシャルメディアでのシェアをお願いすることが可能である。
  14. 主張を裏付けているか? – 何らかの主張を行うと、必ず疑いを持たられる。スタッツとデータを用いて、読者に信頼してもらえれば、エキスパートとしての地位を確固たるものにすることが出来る。

結論

記事をまとめる際に問い掛けてもらいたい質問を挙げていく:

  1. 問いで記事を結んでいるか? – 問いで記事を終えると、コメントを多く獲得する効果が見込める。問いの部分をイタリック体で入力することを薦める。
  2. 3つの短い段落で記事をまとめているか? – 短く、要領を得た結論を作り、記事の要点を読者に提供する。
  3. まとめは200ワード以下か? – 200ワード(注:日本語で400文字程度)を越えると長過ぎる。出来れば100ワードから150ワード(注:日本語で200~300文字程度)にまとめておきたいところだ。
  4. 読者の意見を受け入れているか? – 最終的な決定を下すようなトーンは避けるべきだ。代わりに、読者に会話に参加してもらおう。
  5. 記事を読みたいと思うような結論になっているか? – 本文を読む前に結論を読む人もいる。魅力的なら、導入部まで戻って読んでくれるはずだ。

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記事を投稿する前に問い掛けてもらいたい質問を挙げていく:

  1. 理想的な日時に投稿しているか? – コンテンツマーケティングには科学的な要素もある。このチャートに目を通し、コンテンツ配信の適切なタイミングを把握しておこう。
  2. 自分のサイトに投稿するべきか、または、別のサイトに投稿するべきか? – 通常は、他のサイトに質の高いコンテンツを投稿する方が効果は高い。この記事を読めば理由が分かる
  3. Eメールアドレスを集めているか? – Eメールアドレスを集めていないなら、コンテンツを配信するべきではない。Eメールはサイトに戻って来てもらう上で強力な手段となる。
  4. リードマグネットを持っているか? – リードマグネットは、Eメールアドレスを引き寄せる効果がある。EメールアドレスとEブックやPDFを交換すると良い。
  5. 記事全体にソーシャルシェアボタンを散りばめているか?Flare等の自動スクロール型ソーシャルプラグインやリンクをツイートするツールを利用し、出来るだけソーシャルシェアを呼び掛けよう。
  6. 同分野の人物のソーシャルネットワークリストを作成しているか? – 記事を投稿する度に、コンテンツのシェアを要請するべきだ。私のブログは毎月大勢のビジターを獲得しているものの、いまだにこの取り組みを行っている。
  7. ソーシャルメディアのメタタグを使っているか?使っていない場合、使っている時と比べ、メジャーなソーシャルネットワークでシェアされた際のパフォーマンスが落ちる。
  8. シェアする際にエキスパートの情報源に言及しているか? – ツイート内でユーザーネームを盛り込むと、RTしてもらえる確率が高くなる。
  9. LinkedInでインフルエンサーに直接メッセージを送っているか? – 単純だが、シェアを増やしてくれる可能性がある。この記事でLinkedIn向けのメッセージのテンプレートを紹介している。
  10. コンテンツを再利用しているか? – ブログの記事をPDFやスライドにまとめ、ウェブでシェアすると、より多くのトラフィックを稼ぐことが出来る。Slideshare等のサイトに投稿すれば、さらにトラフィックは増える。ただし、コンテンツの重複によるペナルティーから逃れるためにコンテンツを調整しておく必要がある。
  11. 1回以上コンテンツをシェアしているか? – Twitter等のソーシャルメディアで少なくとも2回はシェアするべきだ。最初のツイートを全てのフォロワーが見るとは限らないためだ。

結論

今回紹介した40点の問いに答えれば、コンテンツマーケティングを成功に導く上で必要なタスクを実施しているかどうかがすぐに分かる。

全ての取り組みを実施していなくても構わない…事実、この記事を作成する際、全ての手段を活用したわけではない。しかし、実施するタスクが多ければ多いほど、良い結果を得られる。

その他にも記事を投稿する前に問い掛けるべき質問をご存知なら、教えてもらいたい。


この記事は、Quicksproutに掲載された「The Ultimate Content Marketing Checklist: 40 Questions to Ask Yourself before Publishing Your Next Blog Post」を翻訳した内容です。

このリスト、かなり良くできているのではないでしょうか?!LinkedInの話以外はほぼ日本語でもそのまま使えるように思います。ブログ初心者はもちろん、日常的に書いている人でも一読すると何か新しい気づきがあるかもしれません。コンテンツマーケティングを活用する上でもまずが基本が大事ですよね。 — SEO Japan

最新調査から読み解くB2Bコンテンツマーケティング戦略の秘訣30

先日紹介した米国の2015年コンテンツマーケティング調査レポートから、B2Bコンテンツマーケティングに参考になるポイントをまとめたお役立ち記事を紹介します。コンテンツマーケティングというとブログばかりが注目されている日本ですが、その手法は多種多様、米国では既に様々な手法が活用されていることがわかります。いずれ日本でもそうなるであろう近い未来、今から先取りして差をつけてみませんか? — SEO Japan

今すぐ使える30点の実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス

2015 B2B Content Marketing Tactics
2015年に向けて、利益をもたらす様々なB2Bのコンテンツマーケティングの手法を組み合わせ、コンテンツマーケティング戦略を策定しているだろうか?

答えを出す前に、Content Marketing Institute(CMI)とMarketingProfsが合同で実施した2015 B2Bコンテンツマーケティング 予算、基準、トレンド(北米版)調査を基に、他のマーケッターが利用している手法をチェックしていこう。

2014年、マーケッターは平均で13通りのコンテンツマーケティングの手法を用いている。また、今後の1年間で8つの新たなコンテンツの取り組みを行う計画を立てている。つまり、1ヶ月に実施する取り組みは2つを下回ることになる。

マーケッターの70%は2013年よりも多くのコンテンツを作成している。さらに、 マーケッターの42%は新しいコンテンツを毎週、または、毎日、複数配信している。

Change in B2B Content-2015 B2B Content Marketing Benchmarks


2015年 B2Bコンテンツマーケティングの有益な手法

2015 B2B Content Marketing Tactics


効果的なコンテンツマーケティング戦略を策定するには、様々なコンテンツマーケティングの手法を組み合わせる必要がある。2015年のコンテンツマーケティングを確実に成功に導くため、2015年に使える24点の有益なコンテンツマーケティングの手法、そして、推奨する実用的なコンテンツマーケティングの手法を併せて紹介していく。

B2B Content Tactics Used-2015 B2B Content Marketing Benchmarks


B2Bマーケッターの92%はソーシャルメディアのコンテンツを利用している(ブログは含まない) 。

ターゲットのオーディエンスに接触するため、オーディエンスが時間を過ごす場所にコンテンツを配置する必要がある。eMarketerによると、アメリカのインターネットユーザー(成人)はコンピュータ & モバイルデバイスを介して、ソーシャルメディアを平均で1日に67分間利用するようだ。

Time Spent with Social Media per Day - eMarketer


ソーシャルメディアは、B2Bのコンテンツを効果的に配信する上で鍵を握っている

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • コンテンツマーケティングを各ソーシャルメディアプラットフォームに合わせる。コンテンツマーケティングの効果を高めるため、各ソーシャルメディアサイトに対して、コンテンツマーケティングを適応させ、最適化しよう。

B2Bマーケッターの83%はEメールのニュースレターを利用している。

多くの会社が、Eメールをコミュニケーションの頼みの綱として用いている。顧客のEメールリストを使って、定期的に有益な情報を提供しよう。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • Eメールのニュースレターのフォーマットをスマートフォンのユーザーに合わせる。Eメールの多くは、時間に関わらず、スマートフォンで読まれるためだ。

    Email Opens By Time Of Day-2Q2014-Movable Ink


B2Bマーケッターの81%はウェブサイトで記事を利用している。

品質の高いコンテンツを会社のウェブサイトに掲載し、検索結果で上位にランクインさせよう。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 検索エンジンとユーザーに対してウェブサイトのコンテンツを最適化する。段落を短くまとめ、太字を使い、キーワードに焦点を絞った情報とナビゲーションを活用してもらいたい。

B2Bマーケッターの80%はブログを利用している。

(注記: Social Media Examinerによる2014年の調査ではブログを利用したと回答した参加者は55%であった)

5つの基本的なタイプのコンテンツを介して、ブログはウェブサイトの情報を補う役目を持っている。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • ブログを会社のウェブサイトに統合する。 Orbit Mediaのアンディー・クレストディナは、MarketingProfsが主催した2014 マーケティング B2B フォーラムでこの手法を推奨していた。ブログをナビゲーションに明確に反映させ、ビジターが発見しやすい環境を作ろう。

B2Bマーケッターの77%は直に会うイベントを利用している。

コンテンツの観点で見て、ライブイベントの主催、後援、プレゼン、参加を組み合わせて活用しよう。各取り組みから複数のコンテンツを作成することを目標に掲げてもらいたい。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 事前にイベントのアクティビティを計画し、コンテンツを作るチャンスを最大限に活用する。リー・オデンは、カンファレンスを開催する前にEブックを作成することで有名だ。Eブックは究極のキュレーションコンテンツに挙げられる。

    The Future of B2B Marketing eBook - MPB2B Forum


B2Bマーケッターの77%はケーススタディを利用している。

ケーススタディは、以前からB2Bマーケティングの必需品として重宝されてきた。他の会社(実際の顧客)が製品をどのように利用しているのかを紹介すると、顧客候補が選択する際の判断材料を与えることが出来る。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 出来るだけ具体的なケーススタディを作成する。可能な場合は、会社名、そして、数字を用いて、結果等、具体的な情報を加える。ただし、ケーススタディを配信する前に許可を得る必要がある。

B2Bマーケッターの76%は動画を利用している。

製作価値の高い動画を作ろうとすると高額なコストがかかるものの、スマートフォンやコンピュータを使って、魅力的なコンテンツを作るアプローチを検討してみよう。例えば、Spin Sucksのジニ・ディートリヒは、ラップトップで作った短い動画を使って、Facebookで週に1度質問に答えている。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 従業員と顧客の動画を撮影する。動画は文章を作る手間を省いてコンテンツを作ることが可能な優れた手段である。
  • 利用許可書を用いる。許可を取ってから動画を投稿する必要がある。

B2Bマーケッターの69%はイラスト/写真を利用している。

視覚的な情報は一瞬のうちに脳に取り込まれる。視覚的な情報には、注目を集め、複雑なコンセプトを簡素化する効果がある。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • イラストや写真を使って画像をテキストのコンテンツに挿入し、読者により長い時間コンテンツに触れてもらう。見せ掛けのストック写真の利用は回避しよう。実際の人物の写真を利用するべきだ。

B2Bマーケッターの68%はレポートを利用している。

顧客候補を魅了するために、最高の情報を提供しよう。例えば、Kelly Servicesは1点のレポートを3点のSlideShare向けのコンテンツに変換し、250名の顧客候補を獲得した。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 視覚的な訴えを活かして、より魅力的なレポートを作成する。画像と太字を駆使して、コンテンツを見てもらえるように工夫しよう。
  • レポートをSlideShareで配信し、接触範囲を広げる。通常の会社のウェブサイトと比べると、このB2B向けソーシャルメディアサイトは遥かに多くのトラフィックを獲得している。レポートには、登録して、より詳しい情報を得られる手段を顧客候補のために用意する必要がある。

B2Bマーケッターの65%はオンラインプレゼンテーションを利用している。

顧客候補、その中でも、購入する製品のリサーチを開始したばかりの顧客候補が求める情報を提供して、セールスのリードを増やすことが出来るため、直感的にこのアプローチは理にかなっていると考えられる。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • プレゼンテーションの価値を拡大させる。配信する場所によってコンテンツを作り直し、見つけてもらう確率を高めるためのツールを加える。

B2Bマーケッターの62%はインフォグラフィックを利用している。

インフォグラフィックの利用が大幅に増加している。ニール・パテルは、自身のインフォグラフィックが時間の経過と共に成果が落ちていることを指摘し、この傾向を裏付けている(ニール・パテルは今もインフォグラフィックを利用しており、結果が出ていることは疑いようがない)。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 特別な配信網を作り、インフォグラフィックの接触範囲を広げる。PRとインフルエンサーへの接触を行おう。

B2Bマーケッターの61%はオンラインセミナーやウェブ放送を利用している。

オンラインセミナーは、強力なコンテンツであり、事前に再利用の計画を練って、出来るだけ良い結果を出し、投資を最大限まで活用しよう。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • インフルエンサーに参加してもらう。重要なソートリーダー(新たな考えを示すことが出来る人物)をオンラインセミナーに招待し、接触範囲を拡大する(注記: 取り組みに対する見返りを用意しておく必要がある)。
  • オンラインセミナー後に送る一連のEメールを作成する。Eメールアドレスの取得は、この手法を用いる大きなメリットであるため、オンラインセミナー終了後に送信するEメールを事前に作成しておき、この機会を最大限まで活かすべきだ。

B2Bマーケッターの48%は調査レポートを利用している。

人間はデータが大好きな生き物だ。有益で、魅力的なチャートと分析データを用意しよう。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

B2Bマーケッターの47%はマイクロサイトを利用している。

特定のカテゴリーの顧客を引き寄せるため、マイクロサイトはターゲットを絞ったコンテンツを提供する。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 用途に合わせたランディングページを利用する。コンテンツとベースに一貫性を持たせ、ビジターにさらに読んでもらえるよう促そう。

B2Bマーケッターの38%は独自のコンテンツツールを利用している。

ここでは、単純な問題を解決するオンラインツールを指す。このツールは製品に関連する具体的な問いに答える。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • オーディエンスが持っている疑問に対して自動的に答えを与えることが可能な場所を決める。セールスリードとして顧客候補をコンテンツへと誘うツールを活用しよう。

B2Bマーケッターの37%はEブックを利用している。

様々な長さと形式のEブックが存在する。マーケッターはこのタイプのコンテンツを外部に依頼することが多い(この手法を用いるマーケッターが少なくて驚いた)。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 既存のコンテンツを魅力的なEブックに編集する。多数の記事を単純にまとめればいいわけではない。新たな見やすいフォーマットで有益な情報をキュレートすると良い。

B2Bの32%は雑誌を利用している。

ターゲットを絞った(印刷)雑誌は、B2Bマーケティングの主力として以前から利用されている。例えば、Content Marketing Instituteは、的を絞った雑誌「Chief Content Officer」を作成している。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 記事を業界の重要な雑誌に掲載する。明確な意図を持って編集者に接触し、問い合わせる。
  • 広告の関係を活用する。広告を掲載している雑誌で関連する記事の掲載を要請しよう。

B2Bマーケッターの30%は本を利用している。

個人の取り組みであることが多いが、(印刷)本を出版すると、会社、そして、会社の取り組みを支える関連するイベントにプラスに働く。本を出版すると、重役に講演の依頼が舞い込むこともある。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 狙いのハッキリしたマーケティングキャンペーンを行い、本の宣伝を行う。一流のB2Bマーケッターであっても、書籍が行き届く範囲と生産性を最大限に高めるため、裏方の力に頼っている。

B2Bマーケッターの30%はモバイルアプリを利用している。

モバイルアプリは、開発、ダウンロードの宣伝、そして、ダウンロードしたユーザーへの利用の要請を行う必要がある。オーディエンス側にアプリを利用する理由がある場合、とりわけ効果は高くなる。例えば、MarketingProfs 2014 Marketing B2B Forumは、モバイルアプリを使って、最近のカンファレンスで参加者に情報を伝え、また、積極的な参加を呼び掛けていた。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • ダウンロードと定期的な利用を促す。これは、継続的なコミュニケーションの一環として行うことも、あるいは、特別な狙いを持つメッセージを作って実施することも可能である。

B2Bマーケッターの27%はデジタルマガジンを利用している。

デジタルマガジンは、ハイパーリンクの力と追加の情報を提供する力を活用する。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 第三者のプラットフォームを活用する。例えば、AmazonやApple。
  • 代わりにキュレーションを試す。Scoop.itPaper.liを使うと、定期的な配信が楽になる。

B2Bマーケッターの23%は仮想イベントを利用している。

仮想イベントはオンライン版のカンファレンスである。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • イベントの前、最中、後に提供するコンテンツを企画する。顧客候補が求めるイベント関連の情報を提供しよう。

B2Bマーケッターの22%はポッドキャストを利用している。

ポッドキャストは、コンテンツマーケティングを行う機会をもたらす。以前からポッドキャストを実施しているマイク・ステルツナー等の一流のマーケッターの取り組みを参考にすると良いだろう。パット・フリン曰く、ブログのビジターの20%はiTunesのポッドキャスト経由でアクセスしているようだ。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 人気の高いポッドキャストでゲスト出演する。他の誰かのポッドキャストを使って、ポッドキャストを試してみよう。
  • 自社メディアでポッドキャストの宣伝を行う。第三者のサイトとソーシャルメディアでのプロモーションに加え、ウェブサイト、ブログ、Eメールでポッドキャストを大々的に宣伝しよう。

B2Bマーケッターの21%は紙媒体のニュースレターを利用している。

その他の印刷媒体と同じように、ニュースレターの利用も減少している。しかし、郵便物を受け取る機会が減っているため、紙媒体のニュースレターは飛躍的な効果をもたらす可能性がある。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 紙のニュースレターを始める、または、継続を決定する前にメリットとコストを計算する。製作費、印刷費、そして、郵便代金に加え、増えていくメリットを評価しよう。

B2Bマーケッターの12%はゲーム、または、ゲーミフィケーションを利用している。

ゲームとゲーミフィケーションは、消費者向けのアイテムであることが多く、B2Bマーケッターはこの手法をあまり魅力的だとは感じていない。

上位にランクインしたコンテンツマーケティングの手法

慌てて、24点の手法を全てマーケティングの計画に加える前に、上位にランクインしている手法を振り返ろう。

B2B Content Tactic Effectiveness-2015 B2B Content Marketing Benchmarks



Change in B2B Content Marketing Tactic Use-2015 B2B Content Marketing Benchmarks


  1. 直に会うイベントは、5年連続でB2Bコンテンツマーケティングの手法において1位を獲得した。会社を飛び出し、人と会って関係を構築する必要があるため、当然と言えば当然である。
  2. 2番人気はオンラインセミナー。ライブイベントと同じように、オンラインセミナーでは、ターゲットのオーディエンスが必要とする有益な情報を提供する。オンラインセミナーの開催には、Eメールアドレスを獲得し、別のコンテンツを用いて関係の構築を継続することが出来る効果がある。
  3. 動画はB2Bコンテンツマーケティングにおいて3番目に多く利用されている。動画の人気は高い。YouTubeに投稿して、検索を強化しよう。YouTubeは世界で2番目に大きな検索エンジンであり、その接触範囲は広範に及ぶ。
  4. 4番目に利用が多かったのはブログであった。ブログでは、検索のトラフィックをもたらし、顧客の疑問に答える情報を提供すると良いだろう。

 

今回紹介した「2015年版 コンテンツマーケティングの手法」を組み合わせれば、コンテンツマーケティング戦略にプラスに働く。

具体的な手法を選択する際は、ターゲットのオーディエンスに接触し、事業の目標を達成する上でどのように効果があるのか特定するべきである。また、利益の増加をもたらすために必要とされるコストを算定する必要もある。

競争に勝つために、毎月、コンテンツマーケティングの取り組みを1つか2つ企画し、編集カレンダーに盛り込んでおこう。

今回紹介したB2Bコンテンツマーケティングの手法のリストから、どの手法を採用して来年のコンテンツマーケティングを進めていくつもりだろうか?その手法を選んだ理由も聞かせてもらいたい。

この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Top 2015 B2B Content Marketing Tactics」を翻訳した内容です。

コンテンツマーケティングのチャンネルは多数、コンテンツをブログだけでなく様々な方法で発信していくことが重要と思わせる内容でした。しかし効果的な手法でイベントが一位といわれると、そうなのか?という気がしなくもないですが、、、私もデータアーティスト社にてイベントを主催したりもしていますし、もちろん効果は実感していますが、それも普段の地道なコンテンツマーケティングあっての気もします。その場で人と話せるだけに体感的にそう感じる人が多いのかもしれませんが、本当にコンテンツマーケティングを活用できているのか?という気にならなくもない私でもありました。 — SEO Japan

2015年のB2Cコンテンツマーケティングを成功に導く3つの取り組み

昨日、コンテンツマーケティング調査を元にした記事を紹介しましたが、今回はB2Cのコンテンツマーケティングに特化した記事を。コンテンツマーケティングはよりB2Bで活用されているという話もありますし、B2CはB2Cならではの難しさもあるようですが、さてB2Cマーケッターが考えるコンテンツマーケティング成功の秘訣とは。 — SEO Japan

2015年 B2Cコンテンツマーケティングのトレンド: リサーチ & チャート

2015 B2C Content Marketing Trends-3 Elements
現在、常にネットにつながり、情報に溢れた時代を迎えており、コンテンツなしでは、B2Bのマーケティングは成立しない。

Content Marketing InstituteとMarketingProfが共同で行った2015 B2C Content Marketing Trends調査によると、B2Cマーケッターの77%はコンテンツマーケティング戦略を用いて、明確に狙いを絞ったオーディエンスに価値をもたらす情報を作り、配信しているようだ。

コンテンツマーケティングを活用しているB2Cマーケッターがこれほど多いことを知ると、B2Cのマーケッターは何の問題も抱えることなくコンテンツマーケティングを実施している、と思うかもしれない。

しかし、2015 B2C Content Marketing Trends調査では、正反対の結果が出ている。コンテンツマーケティングの利用が効果的だと感じているマーケッターは37%に過ぎないのだ。


2015 B2C Content Marketing Trends-


2015年のB2Cコンテンツマーケティング計画に盛り込むべき3つの不可欠な要素

コンテンツマーケティングを採用するだけでは十分とは言い難い。セールスと利益を増やすために、次の3つの不可欠な要素をコンテンツマーケティングの計画に取り入れる必要がある。

2015 B2C Content Marketing Trends-3 Elements


1. コンテンツマーケティング戦略の文書化

コンテンツマーケティングを成功に導く上で、コンテンツマーケティングを文書化する取り組みは欠かせない。ただしこの戦略を利用しているB2Cマーケッターは27%のみである

2015_B2C_Research-Have content marketing strategy


コンテンツマーケティングを文書化する戦略は有効である。戦略を文書化したB2Cマーケッターの43%はコンテンツマーケティングからセールスを得ている。

コンテンツマーケティング戦略に対する、次の3つの要素を重役に納得してもらう点に関して、大勢のマーケッターが尻込みしているようだ。

  • コンテンツマーケティングの目標が企業の目標と一致している。 目標では、顧客の獲得と維持(リード生成とセールス)に的を絞ってもらいたい。

    2015 B2C Content Marketing Trends


  • 顧客、顧客のインフルエンサー等、オーディエンスを絞る。そのために、現在の顧客を理解し、また、マーケティングペルソナを作る必要がある。このリサーチに基づき、B2Cのマーケッターは、通常、4タイプのペルソナを用いて、ターゲットのマーケットを網羅する。
  • プログラムの成功を判断するコンテンツマーケティングの計測基準。出来れば、セールスを主要な業績の視標の一つに含めてもらいたい。

反対にマーケッターの50%は文書化していない(あるいは口頭で済ませている)。 文書にまとめるか否かは、パフォーマンス & コンテンツマーケティングの成功に大きな影響を与える。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • オーディエンスをターゲットにしたコンテンツマーケティング戦略を策定する。コンテンツマーケティングの計画の一環として、コンテンツの作成および配信に加え、コンテンツマーケティングの評価、そして、コンテンツのキュレーションを行おう。
  • コンテンツマーケティングの計画をチーム一丸となって遂行する。品質の高いコンテンツを作る上で必要なツールを従業員に与えよう。写真と動画の利用も忘れずに行うべきだ。公の場で恥をかく恐怖心を拭い去ることが鍵を握る。

 

2. コンテンツマーケティングのリソース: スタッフと予算

マーケッターは平均で予算の25%をコンテンツマーケティングに費やしている(人材は除く)。


2015 B2C Content Marketing Trends


予算が多ければ多いほど結果は良くなる。

  • 良好な成果を上げているB2Cのマーケッターは平均でコンテンツに予算の29%を投じている。
  • 良好な成果を上げていないB2Cマーケッターは平均でコンテンツに予算の17%をに投じている。

平均的なB2Cマーケッターの45%はコンテンツマーケティング専用のスタッフを抱えている。

  • B2Cマーケッターの17%は個別のユニットとして動くコンテンツマーケティングの人材を抱えている。
  • B2Cマーケッターの28%は社内で横並びに組み込まれたコンテンツマーケティングの人材を抱えている。

成功するためにはリソースは欠かせない。良好な成果を上げているマーケッターの63%はコンテンツマーケティング専用のスタッフを抱えている。


2015 B2C Content Marketing Trends-headcount


マーケティング部門の一部がコンテンツマーケティングを担当する会社は、B2Cの会社の約1/3を占める。小さな規模の会社では、経営者がコンテンツマーケティング(およびコンテンツの作成)を担当する。


2015 B2C Content Marketing Trends-headcount


基本: 専用のリソース、スタッフ、予算を用意することで、コンテンツマーケティングの成果は良くなる。

興味深いことに、成功や規模に関わらず、マーケッターの60%は今後12ヶ月間でコンテンツマーケティングの予算を増額する計画を立てている。


2015 B2C Content Marketing Trends-Budget


3. コンテンツマーケティングの計測基準(コンテンツマーケティングのROIを含む)

ビジネスの面で、セールスと利益は成功へのとなる。

  • B2Cマーケッターの54%はセールスを計測している。2014年度の調査から比べると10%アップしている。
  • B2Cマーケッターの39%はコンバージョン率の増加を計測している。コンバージョン率が良くなると、各コンテンツに対して成立するセールスが増えるため、この計測基準は収益に関連すると言える。
  • B2Cマーケッターの39%はSEOのランキングを計測している。コンテンツマーケティングはSEO戦略を支えるため、検索マーケティングの経費の削減につながる。


2015_B2C_Research-Content Metrics-1


信じられないことに、B2Cマーケッターの5名に1名はコンテンツマーケティングのROIを計測していない。


2015 B2C Content Marketing -ROI success


Hubspotが実施した「2014 Inbound Research」により、ROIを計測するだけで収益が改善されることが判明している。コンテンツ戦略の文書化と同じように、従業員はセールスと利益について検討せざるを得なくなるためだ。


Hubspot Inbound 2014-ROI


ROIに関連しているため、Hubspotの「State of Inbound 2014」調査の結果を精査したいなら、このコンテンツマーケティングのROIの分析に関する記事に目を通しておこう(注記: インバウンドマーケティングはコンテンツマーケティングとは異なる。前者はSEO、ソーシャルメディア、そして、コンテンツマーケティングを網羅している)。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • コールトゥアクションを加える。顧客に次に取ってもらいたい行動を本人に突き止めさせるのではなく、購入プロセスの次のステップを踏んでもらえるように要請する必要がある。
  • 適切な追跡ツールを実装する。コールトゥアクションをクリックした人数を計測することが出来る環境が求められる。
  • コンテンツの特徴をランディングページにも反映させる。同じブランディングおよびコンテンツの同じ要素を維持し、読者がコンテンツマーケティングのルートから脱線していないことを把握してもらう必要がある。

コンテンツマーケティングの計測基準を詳しく知りたい方は、53点のコンテンツマーケティングの計測基準を確認しておこう。

 

コンテンツマーケティングで成功するB2Cマーケッターが少ない理由

 
コンテンツマーケティングを通じて順調にセールスを得ているB2Cマーケッターは25%を下回った。 B2Cマーケッターがコンテンツマーケティングに力を入れているにも関わらず、なぜ成功しているマーケッターは少ないのだろうか?

その答えは知るには、マーケッターの力の及ばないコンテンツマーケティングにおける難問を理解する必要がある。

  • 成功の判断はコンテンツマーケティングの難点として最も多く挙げられていた。マーケティングの取り組みがうまくいっている点を証明しなければ、リソースを確保するのは難しくなるため、辻褄は合う。
  • (予算および人材の面で)リソースの欠如を挙げるマーケッターは2番目に多かった。魅力的なコンテンツの製作の難航、一貫したコンテンツの製作の難航、そして、各種のコンテンツの製作の難航は、コンテンツマーケティングが予算と人材の面で足りていない兆候である。
  • B2Cマーケッターの約1/3が重役の支援の欠如に直面している。この状況では、コンテンツマーケティングの全ての取り組みが難航してしまう。

実用的なコンテンツマーケティングのアドバイス:

  • 重役がコンテンツマーケティングを支持することに難色を示す原因を探り、その問題に対処する。さもなければ、コンテンツマーケティングを成功に導く上で必要なリソースを永遠に得ることは出来ない。

しかし、マーケッターが絶対に持つべきではない領域が1つある。それは、マーケティング部門の取り組みにおいてである。

  • コンテンツマーケッターの1/3はマーケティング部門全体の結束が欠ける問題を抱えている。マーケティング部門全体が同じ方向を向いている必要があるため、この問題は目立つ。また、コンテンツマーケティング戦略をマーケティングの計画のその他の要素に統合して、コスト効率よく結果を改善することはそれほど難しくないはずである。


2015 B2C Content Marketing Trends-Challenges


 

2015年のB2Cコンテンツマーケティングを成功に導きたいだろうか?

それなら、コンテンツマーケティング戦略を策定 & 文書化し、(人材および予算の面で)リソースを与え、そして、コンテンツマーケティングのROIを計測しなければならない。

2015年のB2Cコンテンツマーケティングにおけるトレンドにおいて、何が鍵を握ると思うだろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Does Your 2015 B2C Content Marketing Plan Include These 3 Elements?」を翻訳した内容です。

成功の秘訣という意味では、そこまで大きくB2Bと変わるわけではないようですね。私はどちらかというとB2BよりB2Cのコンテンツマーケティングに携わることが多いですが、B2Bと比較し、ターゲットユーザーの範囲が広く、ピンポイントでコンテンツの制作を行うことももちろん大事ですが、ネットでバズる要素を求められる点がチャレンジといえばチャレンジに感じます。もちろん、またそれが面白くもあるわけですが。。。さて皆さんに少しは参考になるデータはあったでしょうか。 — SEO Japan

コンテンツマーケティング調査レポートに学ぶ、2015年、コンテンツマーケティングを成功させる3つのポイント

2015年もよろしくお願いいたします!ということで、SEO Japan新年最初の記事は時代を反映してコンテンツマーケティングに関する話題を。毎年米国で行われているウェブマーケッターにコンテンツマーケティングに関して行ったアンケート調査を元に2015年のコンテンツマーケティングを成功させる術を考えます。 — SEO Japan

2015年 コンテンツマーケティングのトレンド[リサーチ/チャート付き]

2015 Content Marketing Trends2015年のコンテンツマーケティングは、成功に向かって順調に前進しているだろうか?

この問いに答える前に、まずはコンテンツのマーケティングにおける成功を定義しておく必要がある。

大半のマーケッターは、この問いに対して答えを出すことが出来ていない。

Content Marketing Institute(CMI)とMarketingProfsによるレポート「2015 B2B コンテンツマーケティングの予算、ベンチマーク、トレンド(北米編)」の結果を見れば一目瞭然だ。2015のコンテンツマーケティング戦略を妨げる事柄、そして、データを、利益をもたらすコンテンツマーケティングに変換する方法をこれから紹介していく。また、「2015 年版コンテンツマーケティングの技」でも関連する情報を提供している。

リサーチに基づく2015年のコンテンツマーケティングのトレンド

2015 Content Marketing Trends


2014年、B2Bマーケッターの86%はコンテンツマーケティングを利用した。昨年の93%から少し減少している。

コンテンツは増え続けているのに、コンテンツマーケティングの利用が減ったのはなぜだろうか?Contents Marketing Institute(CMI)は、コンテンツマーケティングの定義を変更していた。CMIは、今年の調査でコンテンツマーケティングの成功に影響を与える2点の大事な要素を明確に定義している。

1. 明確に特定したオーディエンスを集め、維持する。事業の目標を達成するには、不特定多数のオーディエンスではなく、特定のオーディエンスに向けてコンテンツを作らなければならない。

不特定多数のオーディエンスに向けてコンテンツを作ると、力のないコンテンツが生まれる。企業が作った文書を読めば、私の言いたいことが分かるはずだ。反対に、良質な記事を作るには、具体的で詳しい情報が必要になる。この具体性によって、真のコンテンツが生まれ、オーディエンスが増えていく。

実用的なコンテンツマーケティングの手法:

効果的なマーケティングペルソナを各オーディエンスに用意する。時間を割いて、主要なオーディエンスを明確に特定してもらいたい。これは、マーケティング部門だけではく、組織全体にまたがるグループによる取り組みである。つまり、重役、マーケティング、営業、カスタマーサービス、製品、経営が一体となって取り組む必要がある。

マーケティングペルソナを作る際の目的: 従業員に主要な顧客を理解させる必要がある。マーケティングペルソナは、顧客を描写するだけのタスクではない。事業の改善に組織を向かわせる効果がある。マーケティングペルソナの力は、マーケティングの他の取り組みにも行き渡る。

何名のペルソナを作ればいいのか問われることがよくある。特徴のある顧客の区分を網羅し、それぞれに異なるマーケティング戦略を適用することが可能な人数が必要である。

B2Bビジネスには、4つのタイプの顧客のオーディエンスが存在することが、リサーチにより明らかになっている

2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Target audiences-1


2. 利益をもたらす行動を促す。広範なコンテンツの計測基準をチェックしていくことが出来るものの、コンテンツが適切なリードとセールスを生み出し、利益をもたらすパターンを見出す必要がある。要するに、利益がコストを上回る必要がある。

実用的なコンテンツマーケティングの手法:

事業の目標を特定し、重要な計測基準と関連付ける。特定の行動項目、そして、計測する術のない目標設定は、失敗を自ら望んでいるようなものだ。ドミニカン大学のゲイル・マシューズ博士がこの点を証明している。

目標を記録し、他の誰かと共有し、そして、毎週最新の状況をその人物に伝えると、報告する義務がない状態よりも、書き出した目標を達成を達成する確率は平均で33%高くなる

2015年 コンテンツマーケティングの効果

  • 2014年、B2Bマーケッターの38%はコンテンツマーケティングを「効果あり」と評価した。昨年同じ評価をしていたのは42%であった。
  • B2Bマーケッターの約5人に1人がコンテンツマーケティングを「効果なし」と評価していた。個人的には信じ難い。


2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Content Marketing Effectiveness-2


2015年のコンテンツマーケティング戦略を策定する

コンテンツマーケティングを成功に導く上で、コンテンツマーケティング戦略を策定し、記録する作業は当たり前だと思うかもしれない。しかし、CMIとMarketingProfsの調査では反対の結果が出ていた。

  • B2Bマーケッターの35%はコンテンツマーケティング戦略を文書に残している。
  • B2Bマーケッターの48%はコンテンツマーケティング戦略を策定したものの、記録していない。
  • B2Bマーケッターの17%はコンテンツマーケティング戦略を持っていない、あるいは、持っているかどうか分かっていない(これはひどい)。6名のうち1名はコンテンツマーケティング戦略を持っていないことになる。


2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Have Content Marketing Strategy


実用的なコンテンツマーケティングの手法:

毎年マーケティングの計画を立てるプロセスの一環として、コンテンツマーケティング戦略を策定しよう。コンテンツマーケティングは片手間で実施するような取り組みではない。ビジネス全体に組み込む必要がある。これは様々なプレゼンで私が主張しているポイントでもある。

コンテンツはマーケティングの計画において重要なパーツであり、顧客候補と顧客に向かって「買ってくれ!」と叫ぶ行為を回避する上で必要である。

Nielsenによる「広告に対する信頼 2013年版」レポートによると、あらゆる広告の形式よりも、品質の高いコンテンツを消費者は信頼している。この点を忘れないでもらいたい。

  • 顧客の69%はブランドのウェブサイトを信頼している。
  • 顧客の67%は記事を信頼している。

コンテンツ作成の取り組みを社内全体に広めよう…と言っているのは私だけではない。コンサルタントのジェイ・ベールとマーカス・シェリダンもこのアプローチを推奨している。

会社全体で取り組むことで、組織の垣根を壊し、顧客と製品を熟知している従業員の力をフル活用することが可能になる。

このアプローチは、リソースの制約を受けるマーケッターにとっては特に重要である。別の部門の予算を使うことが出来るためだ。

マーケッターの42%はコンテンツ戦略がコンテンツの作成をしっかりと導いていると答えた。残りの58%のマーケッターに尋ねたいことがある。コンテンツがビジネスの目標に貢献していることをどのように裏付けているのだろうか?

2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Strategy guides Content Efforts-1


2015年 コンテンツマーケティングの目標

マーケッターは、ブランドアウェアネスをコンテンツマーケティングで最も優先する目標として挙げている。「もっと予算を貰う理由が必要だが、他に思いつかない」ため、この目標が使われることがある。セールスと利益に貢献しなければ、効果的なコンテンツマーケティングとは呼べない。そのため、次のような目標を主に設定するべきである:

  • マーケッターの83%はセールスのリードを生み出すことを求めている。
  • マーケッターの75%はセールスを増やすことを求めている。
  • マーケッターの74%はリードを促進することを求めている。
  • マーケッターの69%は顧客を維持することを求めている。
  • マーケッターの52%はアップセル、または、クロスセルを求めている。

大半のマーケッターは、新しい顧客の獲得に力を入れている。しかし、セールス後のマーケティングを用いて、コスト効率よくセールスと顧客の生涯価値を高める機会を見逃している。

2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Content Marketing Goals-1


実用的なコンテンツマーケティングの手法:

  • コンテンツのシリーズを作り、最近製品を購入した顧客にEメールで送る。初めての顧客なら、会社と製品に大きな期待感を持っているはずだ。このチャンスを活かして、製品の利用を改善し、関連する製品のクロスセルを実施しよう。

2015年 コンテンツマーケティングの計測基準とROI

マーケッターは、簡単に入手可能なデータ、つまりトラフィックを計測する傾向がある。これは一歩目としては申し分ないものの、トラフィックが、セールスや利益をもたらす原動力だとは限らない。

4つの重要なコンテンツマーケティングの計測基準をチェックしているマーケッターは5割に満たない:

  • マーケッターの49%はセールスのリードの質をチェックしている。
  • マーケッターの48%はより高いコンバージョン率を計測している。
  • マーケッターの43%はセールスを計測している。
  • マーケッターの40%はセールスのリードの量をチェックしている。


2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Content Marketing Metrics


実用的なコンテンツマーケティングの手法:

  • コンテンツマーケティングの目標に関連する計測基準を特定する。つまり、セールスの数に数値を割り当てる、もしくは、質の高いセールスのリードの特徴をチェックする。
  • 追跡可能なコールトゥアクションを盛り込む。購入を呼び掛けるだけで、結果は良くなる。プロモーションコードを使って、計測しやすい環境を作っておこう。

大勢のマーケッターは、コンテンツマーケティングのROIを理解することに苦戦しているようだ。

  • マーケッターの21%はコンテンツマーケティングのROIを計測することに成功している。5名に1名しかROIを正しく計測していない計算になる。
  • マーケッターの25%はコンテンツマーケティングのROIを計測することに失敗している、もしくは、コンテンツマーケティングのROIを計測していない。つまり、マーケッターの4名に1名がROIの計測において問題を抱えていることになる。


2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Content Marketing ROI Success-2


しかし、Hubspotのインバウンドの現状調査 2014年版によると、コンテンツマーケティングのROIを計測する行為は、計測する対象と同じぐらいROIを高める上で重要度が高いようだ。

実用的なコンテンツマーケティングの手法:

要素、とりわけコンテンツマーケティングの利益を左右するセールスとコストの計測を始める。手が込んだ追跡システムは不要だ。製品種目別にセールスの合計と売れた数を算出し、コンテンツの製作費とアイテムを販売するコストを特定しよう。スタッフの時間も考慮する必要がある。

2015年 コンテンツ作成専用のリソース

品質の高いコンテンツを一貫して作成するには、人材および予算において、専用のコンテンツのリソースを用意しなければならない。

マーケッターの47%はコンテンツマーケティング専用のチームを編成している。このリソースを用意するメリットは、コンテンツの量を増やすことが出来るだけではない。その他の社内のコンテンツの作成を支援し、既存のコンテンツを最適化することも出来る。

  • マーケッターの12%は単独で機能するコンテンツマーケティングのユニットを編成している。
  • マーケッターの35%は組織全対で横並びで機能するコンテンツマーケティングのユニットを編成している。

5つの会社のうち2つ弱の会社がコンテンツマーケティング専用のリソースを用意していない。このリソースの欠如により、コンテンツの作成、収集、そして、配信において、常に他社に後れを取っていると感じるようになる。

2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Dedicated Content Marketing Group-2


実用的なコンテンツマーケティングの手法:

人事部と連携し、組織全体でコンテンツの作成を促進する。コンテンツに対するマーケティング、および、コピーライティングの先を見据えるべきだ。

  • コンテンツマーケッター扱いされていないコンテンツクリエイターのいる場所を特定する。マーケティング、PR、コミュニケーション、セールス、カスタマーサービス、そして、ソーシャルメディアに関して、幅広く考える。
  • 品質の高いコンテンツの作成に貢献するよう従業員を奨励する。 編集および技術的なサポートを用いて、コンテンツ作成の障害を取り除くと良いだろう。

会社の規模によっては、経営陣、そして、マーケティング部門が、コンテンツの作成において中心的な役割を果たす傾向があるものの、社内の全従業員に参加させることも出来る。仕事の内容にコンテンツの作成を盛り込むには、人事部の助けが必要になる可能性がある。

コンテンツマーケティングの重役への報告が行われている企業は、たった3%である。これは、コンテンツマーケティングが、事業単位で統合されている点が要因になっていることが多い。マーケッターの5%はコンテンツがどこで作られているのか把握していない。これはどうにかする必要がありそうだ。

2015 B2B Content Marketing Benchmarks-Who creates content marketing-1


コンテンツマーケティングの成果を改善するため、2015年のコンテンツマーケティングのトレンドに基づいた強固な戦略のコアを形成する次の3つのシンプルな手法に従ってもらいたい:

  • 事業の目標と関連するコンテンツマーケティングの目標を設定する。最終的にセールスと利益につながることを確認しよう。
  • 4通りの主なコンテンツのオーディエンスを特定する。各タイプにマーケティングペルソナを作成しよう。
  • コンテンツマーケティングの成果を計測する。少なくとも、セールスとコストを計測しよう。

2015年のコンテンツマーケティングにおいて、何が最も大きな障害になると思うだろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「How To Succeed At Content Marketing In 2015」を翻訳した内容です。

調査自体は私も既に見ていましたが、こうして改めて解説してもらえると大変ありがたいですね。結論をシンプルにしてくれているのも、取り組みやすいといえば取り組みやすいです。今年こそは本格的にコンテンツマーケティングにチャレンジしようと思っている方には参考になる記事だったと思います。 — SEO Japan

米大手新聞にもディスラプションの波、Uberが反省? – 米国発Web業界ニュース12月初旬号

究極のリンク構築ガイドを翻訳し終えて年内のSEO関連記事は書ききった感があるのですが、SEO以外の記事も積極発信していこうと思います。今回はお馴染みの週刊ウェブ業界ニュース。日本でもニュースアプリの普及でニュースメディア再編が囁かれていますが、日本以上にネットの影響を受けている米国の状況はいかに?そしてとんでもPRから事件など話題のUber、その他多数のニュースでお届け。 — SEO Japan


Beat up car in LEGO bricks
今週のウェブマーケニュースでは、・New York Timesもディスラプションの波に飲まれる ・Apple Payの本当の狙い ・Facebookがプライバシーの設定を(再び)変更 ・Twitter、荒らし対策を強化 ・密かに成功するMedium ・オーディオのバイラル化 ・七転び八起きのUber ・絶好調のLyft ・見えないソーシャルのインパクト ・コンテンツのカルチャーを作る ・天才を見分ける難しさ ・PRをプロに任せるべき理由等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。ニュースレターを購読することも可能だ。

また、Flipboardを利用しているなら、This Week in Digital Magazineを購読すると、同じリンクを手に入れることが出来る。

注記:

  1. 先週は感謝祭のため休ませていただいた。そのため、今週のFlipboardにはこの記事で紹介する記事よりも多くの記事が掲載されている。
  2. 2、3週間前より、オーディオのセクションを追加した。ポッドキャストおよびオーディオのコンテンツに対する注目が高まっているためだ。

インダストリー

プラットフォーム

  • Facebook
  • Twitter
    • TwitterのCFOは交渉中に誤ってDMのメッセージを公開してしまった。しかも二度も。意図的なリークなのか、それとも、単純に使い方を間違えただけなのだろうか?(Business Insider)
    • Twitterは暴言を発するアカウントと嫌がらせをするアカウントをブロック & レポートする手段を改善した(The Verge)
  • Instagram
    • デジタル時代における重要性を高めるため、PolaroidがSocialmaticの販売を行う。299ドルで販売されるこのインスタントカメラは、Instagram、Facebook、そして、TwitterにWiFi経由で接続する。また、やはりカメラの裏側には自己撮り用のレンズが搭載されている(CNN Money)
    • National Geographic、GoPro、そして、Intelを含む6つの企業はInstagramを巧みに活用している(B2Bの会社もInstagramを有効に活動することが可能)。この記事を読み、まあまあレベルと一流レベルの違いを理解しておこう(Mashable)
    • IKEAはInstagramのアカウントを用いてオンラインカタログの作成に取り組んでいる(Mashable)
  • Tumblrはアクティブユーザーの増加においてFacebook、Twitter、Instagram、YouTube、Pinterestを上回っている(Inc.)
  • Mediumの存在を忘れないでもらいたい。ライターにとって重要なプラットフォームであり、ソーシャルチャンネルをスムーズに、そして、巧みに統合しており、また、インタラクティブな機能も多い。そして、着実に成長している[そのうち、ラージと呼ばなければならなくなるのだろうか?](Medium)
  • コラボレーティブエコノミー

    • Uber
  • Lyft 
  • Uberのドライバーとしての生活を綴ったジョエル・コムは、 シェアエコノミニーで大事なのはテクノロジーではなく、人だと指摘している(Huffington Post)
  • Airbnbは、先日、約1300名の住宅提供者を集めてカンファレンスを開催した。Uberが理解していない文化をAirbnbは理解している(HBR)
  • オーディオ

    計測基準/測定/ビッグデータ

    法律/人事

    コンテンツ

    • コンテンツ戦略を策定する際は、コンテンツのカルチャーを無視することは出来ない。良好な成果を得るためには、人、プロセス、そして、インスピレーションを基に、トーンを決める必要がある。The Altimeter Groupがこの件をレポートしている(Top Rank Blog)
    • 今からでもブログを始める価値はある。これからブログを始めるつもりなら、ブランド vs ニッチ、オーディエンスの獲得、SEOに対する考え方等、検討すべきポイントに注意してもらいたい({grow})

    重要な記事、動画 & オーディオ

    簡単に言うと

    「平凡な人は所詮平凡なことしか分からないが、才能のある人は一瞬にして天才を見極めることが出来る」
    - シャーロック・ホームズ

    画像ソース: Atin(Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital December 5th 2014」を翻訳した内容です。

    おなか一杯になった記事でした。。英語が苦にならない方は、気になった記事を後でチェックしたいですね。 — SEO Japan

    【リサーチ】40代〜50代の管理職が重視しているビジネスマナーとは?

    日本のビジネスシーンでは、暗黙のルールとなっている慣例や慣習も多く、常識的な振る舞いをしているつもりでも「非常識」「マナーがなっていない」と認識されてしまう可能性もあります。また、世代によって常識も変わるもの。そこで、弊社がリサーチをお手伝いさせて頂いた「日本のビジネスマナー、ホントに押さえておくべき常識って?」をご紹介します。 — SEO Japan

    オフィス訪問時や会議などで押さえておきたい常識
    【リサーチ】40代〜50代の管理職が重視しているビジネスマナーとは?40代〜50代の管理職者400人を対象に、オフィス訪問時や会議などにおける複数のマナー項目について聞いたところ、それぞれ過半数は「気にしない」という回答でした。その中で一番「気にする」という回答が多かったのは名刺に関するマナーで、38.3%が「気にする」「どちらかといえば気にする」と回答。「名刺を渡したら、見ずにそのまましまった」(44歳/男性)というコメントをはじめ、「名刺を片手で受け取られた」(52歳/男性)「名刺を机の上に置きっぱなしにする」(42歳/女性)などを気にする意見が多数あり、受け取り方やしまうタイミングまでしっかり見られているようです。

    上司よりも早く帰っても問題ない?勤務態度編
    部下が「定時に帰宅する」「上司より先に帰る」ことを気にする上司はどれくらいいるのでしょうか?
    「部下が定時に帰宅する」ことを気にする上司は22.5%、「自分よりも先に帰宅する」ことを気にする上司は10.5%という結果で、全体の9割程度は「仕事ができていれば早く帰っても問題ない」と回答しました。もちろん、「仕事ができていれば」ということが前提ですが、付き合い残業などの習慣は過去のものとなりつつあるようです。

    より詳細な調査結果は、サーブコープジャパン オフィシャルブログ「【40代・50代の管理職400人に聞く!】 日本のビジネスマナー、ホントに押さえておくべき常識って?」のページをご覧ください。

    全体的に細かいビジネスマナーについては気にしない寛容な上司が多いようでしたが、「名刺交換」のマナーに関しては厳しくチェックされているようです。注意すべきところにしっかり注意を払えば、逆に好感度をアップさせることができるかも!?ポイントを押さえて日々の仕事に役立ていきたいですね。– SEO Japan

    Click Z Live Chicago-The Huffington Postが披露する、ネイティブコンテンツの作成事例。ブランドとパブリッシャーの共同作成による高品質なコンテンツ。

    米大手ニュースサイトのThe Huffington Post(日本語版はこちら)によるコンテンツマーケティングのセッション。通常のニュースに加え、ブランドとの共同によるコンテンツも多数配信しています。純粋にコンテンツとしての質の高さがあり、ブランドへの貢献も期待できます。それぞれの強みを合わせたイイトコどりの手法となっていますが、その内容とは?– SEO Japan

    原題:How to Create Kick Ass Native Content
    Speaker:Lauri Baker, VP Brand Strategy, The Huffington Post

    業界のトレンド

    ブランドはパブリッシャーである
    The Huffington Postのニュースフィード内で、ブランドが発信するコンテンツの数は2年前と比べ、60倍になっている。複雑さも増している。リアルタイムペースで行う必要がある。

    B2Bのトレンド
    86%のB2Bのマーケターがコンテンツマーケティングに取り組んでいる。しかし、明文化された戦略を持っているマーケターはその内の35%しかいない。これは問題だろう。

    B2Cのトレンド
    77%のB2Cのマーケターがコンテンツマーケティングに取り組んでいる。しかし、ROIをしっかりとトラッキングしているマーケターはその内の23%しかいない。優れたコンテンツを作成することは大切だが、”なぜ”、”どうして”はさらに重要。単純な”作成して配信する”作業から、フォーマルなビジネスにおける規律へとシフトしよう。

    今後の展望
    アテンション(注目)は新しい貨幣と言える。Intel社のBryan Rhoades氏の言葉を借りれば、”ブランドはコンテンツが貨幣であることを認識しつつある。また、ソーシャルでのアクションがこのマーケットプレイスにおいて、消費者の注目を集めるトランザクション(取引・相互作用)であるのだ”、ということになる。今日の状況を正確に表していると言えるだろう。コンテンツが人との関わりを作るのだ。

    消費者の期待
    61%の消費者が、内容が優れていれば、ブランドがそのコンテンツのスポンサーだとしても構わない、と答えている。彼らはただ楽しみたい、もしくは、有益な情報があればよいのだ。

    The Huffington Postからのレッスン

    レッスン#1:ソーシャルは新たなフロントページだ
    人々はソーシャルで良い記事に出くわすとそこから訪問してくれる。2005年と2013年では明らかに異なる行動だ。以前は1人の講演者にみんなが注目していたが、今は自分のデバイスを持っており、そこでニュースを消費している。コンテンツがモバイルでどう表示されるかを非常に気にしているのだ。

    レッスン#2:トラフィックは偶然ではない。判断だ。
    目立つことが何より重要。ユニークなボイスで、感情に訴えるのだ。

    レッスン#3:スピードの文化におけるコンテンツ
    タイムリーでいよう。ニュースサイクルと常に共にあるべきだ。

    レッスン#4:参加を発生させよう
    会話と行動を喚起させよう。全員が意見とストーリーを持っている。ブログのコメント欄での会話は非常に速く行われている。上手くやっている企業は、Google+などを使ってニュースストリームに参加させたりしている。また、招待をしてメンバーを増やしている。アイスバケツチャレンジは好例だ。ヒューマナイズし、ソーシャルを使用するのだ。71%の消費者は、良い体験をした場合、そのブランドの製品やサービスのプロモートを手伝ってくれる。友達に有益な情報を共有しようという気にさせよう。

    レッスン#5:長期間の関係性の構築を狙おう
    そのためにはオーセンティック(真正)である必要がある。透明性を持とう。コンテンツにあなたの名前を必ず記載するのだ。競争力ではなく、質が大事だ。コンテンツの数が大事なのではない。また、関連性を築こう。ブランドとつながっているという実感が必要だ。

    ネイティブ広告をやっつけろ

    Citiの例
    ポイントはインフォーム(情報提供)。読者にとって複雑な問題を噛み砕いて説明し、彼らが想像していなかったソリューションを提供する。そこでのアドバイスはありきたりなものではなく、オリジナルでユニークなものであることを忘れずに。Citiの記事は”女性であることが最適であるTOP25の国々“。女性のエグゼクティブからの支持を得、250万ページビュー、3万2千のソーシャルアクション、2万四千のいいねを獲得。年間共有数の第3位の記事になった。

    Toyotaの例
    インフォームの別例。”最も家族に優しい、アメリカ全土のロード・トリップ“。記事の内容とブランドとのつながりは強い。6万ユニーク・ビュー数、10万以上のTwitterでのリーチ、1万7千のソーシャルアクションを獲得。

    有益な情報について
    実用性のある情報があるコンテンツに対する反応はよりポジティブなものになる傾向がある。下記のグラフは、紫が平均的な実用性のある記事で、黄色がより実用性のある情報を載せた記事である。ブランドリコール(想起率)、親しみやすさ、より多くの情報への興味、の3つで高い数字を出している。

    Patronの例
    メキシコの有名なテキーラのブランド。ポイントはタイムリーであること。永続的な記事もよいが、リアルタイムの記事はより良い。”あなたがテキーラについて知らないであろう13のこと“は、ナショナル・テキーラ・デイにソーシャルで人気になった。10万以上のページビュー、76万のTwitterでのリーチ、18万のソーシャルアクションを獲得。

    Barillaの例
    イタリアの大手食品会社。ポイントはヒューマナイズ。顔と名前が透けて見えるような、親近感のあるストーリーは読者の注意を惹きつけやすく、行動を喚起しやすい。食事と家族にフォーカスしたネイティブコンテンツを作成。”全ての親が夕食時にやめるべきたった一つのこと“、”二人種の家庭である私が夕食を一日のうち最も重要な時間にした方法“、”レズビアンの母親の私にとって今までで一番難しかった夕食時の子どもとの会話“など。10万以上のページビュー、3万9千のソーシャルでの言及を獲得。

    Nordstromの例
    アメリカの大手ファッション小売店。ポイントは売り込みをしないこと。質の高いコンテンツを提供することで、読者にあなたのブランドへのポジティブなイメージを構築させる。この場合、商品の売り込みを含める必要はない。あくまで自然に感じてもらうことが大事だ。”流行りのミスマッチドレスが素晴らしい結婚式7選“は掲載後1日で最も読まれたコンテンツになった。百万ページビュー、1万7千のソーシャルアクションを獲得。

    JetBlueの例
    アメリカの航空会社。売り込みをしないコンテンツの別例。”あなたの次の旅行先をプエルトリコにするべき21の理由“は旅行カテゴリーの中で最もバイラルしたコンテンツ。3万2千のユニークビュー、2万2千のソーシャルアクション、96万のリツイートを獲得。

    Chipotleの例
    アメリカのメキシカン・レストラン。ポイントは目立つこと。通常の認識や、問題に対する型通りの理解とは別の場所へ自身を置いてみる。驚きのあるデータと興味深い事実を用いてあなたの意見を強化しよう。”人生で今まで食べてきたものについて、あなたが知らない9つの実にうんざりさせる事実“は2014年の3月にWeb全体で最もシェアされたコンテンツだ。140万ページビュー、70万のソーシャルアクション、56%のエンゲージメントを獲得。

    ブランド×パブリッシャー

    ブランドとパブリッシャーが一緒に働いたらどうなる?
    非常によい友達になるだろう。パブリッシャーはプラットフォームと読者を良く知っている。ブランドは自社の製品が他とどう異なるか知っている。それぞれの良さを組み合わせることができるのだ。

    より多くのブランドメッセージをもたらす
    カスタムしたコンテンツと組み合わせることにより、そのページの広告がスポンサーの認知度を向上させる。下記のグラフは左から、ブランドコンテンツのみ、スタンダードなディスプレイ広告との組合せ、プレミアムなフォーマットとの組合せを表している。コンテンツと広告のミックス効果がよくわかると思う。

    BMWの”RE:FORM”キャンペーン
    ブログプラットフォームのMediumとのパートナーシップキャンペーン。デザインに特化した、ゴージャスなサイトに仕上がっている。コンテンツは建築物、デイリーアート、デザインを刺激させる様々な内容になっている。

    Which Brew Are you?
    アメリカのケーブルTVのEsquire NetworkとThe Huffington Postのコラボ。クイズに答えていくことで、ピッタリのビールを選んでくれるというもの。視覚でのアピール性が高く、レイアウトは非常にキレイ。コンテンツは突飛であるが、非常にキュートだ。友達に共有したくなるような愉快なものになっている。

    STARBUCKSの広告であることを隠すコンテンツ
    アメリカのニュースサイトのthe ONIONに掲載されたSTARBUCKSの記事。通常、人間の生産性は月曜の9:00amに始まり、金曜日の5:00pmに終了してしまうが、マサチューセッツ工科大学が科学的に”生産的な週末”を過ごすことができると紹介するという内容。記事の最後に、STARBUCKSのダブルショット・エスプレッソのページヘのリンクが含まれているが、見事にコンテンツの一部となっている。少々皮肉に扱われているが、ブランドへの注目を十分に集めており、単純に全てが完ぺきな内容になっている。

    まとめ
    ・戦略を持とう。なぜ作成し、どうすれば達成でき、どのように測定するか、を考えよう。
    ・目立つこと、情報を提供すること、ヒューマナイズであること、タイムリーであること、
     真正であること。
    ・全てを一人で行う必要はない。優れたパートナーを見つけよう。

    先月に参加したContent Marketing Worldでは、ネイティブ広告のセッションをレポートしましたが、今回の内容は、よりコンテンツへの意識が高いものだと感じました。コンテンツの質を高めながら、いかにブランドをアピールするか。そうした”戦略”がこの手法での肝となりそうですね。より細分化されたターゲティングが現在のマーケティングの特徴の一つですが、ターゲットの選定とともに、内容に則したコンテンツの作成も求められています。自社のリソースで確保できれば理想的ですが、外部とのパートナーシップによる作成も、非常に効果的といえるかもしれません。– SEO Japan

    Click Z Live Chicago-Bryan Eisenberg氏が提唱。あなたのマーケティングを改善する方法、バイヤーレジェンドとは?

    ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家であるBryan Eisenberg氏が提唱する、バイヤーレジェンドについてのセッションです。長期間、アメリカでマーケティングの最前線を走ってきた彼が語る理論について、その内容と効果を十分に説明しています。少々難解な内容になっていますが、じっくりと頭を働かせるためには最適な記事かも??– SEO Japan

    原題:Buyer Legends: A Simple & Actionable Way to Improve Your Marketing
    Speaker:Bryan Eisenberg, NYTimes Bestselling Author, bryaneisenberg.com

    バイヤーレジェンドとは

    優れたブランド
    20年間マーケティングの最適化を行っていて感じることがある。今日の優れたブランドは、カスタマーセントリック(顧客中心主義)であり、データドリブンであり、語り口調によってマネジメントされている、という特徴があるのだ。

    たった一つの大事なこと
    チームエフォート(集団への貢献)だ。マーケティングにおける最適化とは、昨日よりもよいことを今日行うことができるチームモデルの構築である。シカゴ・カブスがリーグ優勝をして久しいが、優勝した年は明らかなチームエフォートがあったと感じている。

    プロセスについて
    過去のプロセスが通用しなくなったとしたら、すぐに修正をする必要がある。なぜなら、プロセスを最適な場所に置くことは、直面している問題よりも、明らかに緊急性が高いからだ。プロセスを最適な場所に置くことは、少なくとも、直面している問題と同じサイドにいることを意味するのだ。

    ストーリーはお金を生む
    多くのビジネスがこの事実に気づいている。しかし、そのためには顧客とのコネクトが必要だ。

    バイヤーレジェンドとは
    顧客が購入者(バイヤー)になる過程でたどるであろう重要な過程を、シナリオを作成する際のテクニックを用いてマッピングする、ビジネス上のプロセスである。バイヤーレジェンドを用いることで、効果的に我々の努力に集中することができる。また、我々のマーケティング、エンジニアリング、プロダクトを、変化に併せてより強力なものにすることができるのだ。

    単純だが簡単ではない
    日本のすし職人を扱った、”JIRO DREAMS OF SUSHI”という映画がある。すしはシンプルな食べ物だが、初心者が握るには非常に難しい。この映画に出てくる職人は、1つのすしに200粒の米をほぼ正確につかむことができる。

    ブランドとは
    ブランドはもはや、こちら側から消費者に、こういうものだ、と伝えるものではない。消費者同士が語りあっているものなのだ。

    顧客はあなたが座っているところに興味はない
    自分たちが優れた提案を行っていると信じている企業は80%もある。しかし、顧客がその意見に賛成している企業は8%しかいない。これでも顧客中心といえるのだろうか?あなたは一日のうちの大半をあなたのブランドやビジネスについて考えているはずだ。顧客のことを考えているわけではない。

    GEICOの例
    アメリカで2番目に大きい自動車保険のGEICOを見てみよう。ランディングページから郵便番号を入れてみる。するとどうだろう?ランディングページとまったくテイストが異なるレイアウトになっている。このページは、郵便番号を入れた顧客が予測していたページだろうか?顧客主義と言えるだろうか?

    *現在はレイアウトが変更されており、一貫性のあるページになっているようです。

    顧客主義と利益
    6年間の利益の積み重ねを、顧客主義のリーダー企業、S&P(米国の格付会社)の500企業、顧客主義に出遅れている企業で比べてみた。リーダー企業は多くの利益を積み重ね、出遅れた企業は利益を損なっていることがわかる。

    *緑がリーダー、青がS&P500社、赤が出遅れた企業。

    Amazonについて

    Jeff Bezos氏(AmazonのCEO)のコメント
    たった一つの最も重要な事は、執拗なほど、顧客に集中することだ。我々のゴールは、地球上で一番顧客主義の会社になることである。

    二つのタイプのビジネス
    購入する企業と販売する企業がある。商品を売るビジネスと、顧客が商品を買うための手助けを行う企業だ。あなたのビジネスはどちらにあてはまるだろうか?

    Amazonにおける4つの支柱
    1.顧客主義・・・徹底して顧客主義を貫く。
    2.絶え間ない最適化・・・配送の最適が最も端的に表しているだろう。
    3.改革の文化・・・多額の予算をR&Dに費やしている。
    4.俊敏性・・・より早くアクションを起こせるよう、協力している。

    4つのインプット
    顧客にフォーカスし、データ由来の決定を行っているが、語り口調のように(明らかなセンテンスで)マネジメントされている。具体的には以下の4つのインプットがある。

    1.セレクション・・・カテゴリーの深さを7倍に。
    2.価格・・・上位5つの競合より5-13%も低価格。
    3.供給力・・・在庫は20位上確保し、ほぼすべての商品をゾーン0か1(輸送費の価格帯。低
           いほど安い)で配送している。
    4.経験・・・顧客満足度は平均よりも13%も高い。

    コンテンツマーケターとバイヤーレジェンド

    コンテンツマーケター
    人類がストーリーを信頼してきた10万年の歴史の中で、物語の中で物を考えることが、遺伝的にプログラムされている。コンテンツマーケターはストーリーを用いることで、はじめてメッセージを送ることができる。

    コンテンツもジャーニー
    コンテンツもジャーニーである。そのため、ゴールではない。あなたのブランドストーリーのヒーローは誰だろうか。もちろん、それは顧客であるべきだ。

    ペルソナ
    ペルソナは合成物だ。含まれる要素は、モチベーション、知識、ニーズ、趣向などが挙げれられる。

    バイヤーレジェンドにおける10個の要素
    1.対象は誰か?
    2.彼らの目的と目標はなにか?
    3.彼らの計画の一連の段階。
    4.彼らのプランに対する合理性。
    5.キーとなる判断。
    6.感情的な葛藤。
    7.悪い結果に対する心構え。
    8.制限や他の検討事項。
    9.理論的な他の手段。
    10.どのようにして測定するか?

    バイヤーレジェンドを採用する理由
    1.コミュニケーションの改善・・・全ての人が全体像と細部を認識することができる。
    2.実行の改善・・・それとなしの指示から直接的なコミュニケーションへ。
    3.テストの改善・・・テストのためのよりよいバリエーション。また、テストが失敗した時
              のよりよい想定。
    4.利益の拡大・・・改善された経験はコンバージョンを高め、価値ある投資となる。

    概念的な内容であったため、理解するのが困難ではありました。簡単にまとめると、顧客中心主義を貫き通し、彼らの経験を一連のストーリーとして扱い、伝えることを、企業内の全てのレベルの人間の共通事項としてまとめる、ということでしょうか。(上手くまとまっているか不安です。)冒頭で、プロセスの変更が必要としており、そのプロセスがバイヤーレジェンドになるということでしょう。ルールは明らかに変わるため、適応するべきということは理解できます。アメリカでもまだ新しい概念だと思いますので、今のうちに深く理解することで一歩先行くマーケターになれる!かもしれません。– SEO Japan