PornHub、エクササイズ(セクササイズ)サービスを提供するBangFitをスタート

ポルノ系サービスからの登場ということで、意外に感じるかもしれない。PornHubがフィットネスサービス(ウェアラブル+ワークアウトビデオ)に参入するようなのだ。サービスの名前はBangFitという。

名前の通り、「バンバンする」ことでフィットネス効果を得ようとするものだ。

仕組みを記しておこう。

まずウェブサイトから登録を行う。登録後にスマートフォンと連携できるようになる。サイトではプレイヤーの数(1人、2人、あるいは3人)の設定も行える。

登録が終われば、行うエクササイズ(セクササイズ)を選択する。30分で消費できるカロリーがエクササイズ(セクササイズ)の種類ないし男女の別によって記述されている。

そしていよいよ実践となる。スマートフォンをBangFit Band(このベルトをプレイヤーが装着する)にとりつけ、「運動」中に消費したカロリーを計測するのだ。

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PornHubによるとBangFit Bandは間もなくリリースする予定であり、ソフトウェアプロダクトもいまのところはベータ段階であるとのこと。

こちらでも、2台のスマートフォンをウェブアプリケーションと連動させようと試みてみた。しかし片方のスマートフォンしか認識してもらえなかった。また、今のところはゲイやレズビアンへの対応は行われていない様子。

かように、現在のところは不備も目立つわけではあるが、ちょっと面白い試みであるとは言えると思う。

PornHubは、他に先駆けてVR対応を行ったり、またポルノサイトと絵文字を統合するマッチングサービス(?)も展開している。

BangFitの紹介ビデオを以下に掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H

「計るだけ」ダイエットの先をいく(?)、「自撮りする」ダイエット

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体重を減らしたいと考えている人は多い。理想の体重に近づくために、頑張ってライフスタイルを変える人もたくさんいる。ただ、そうしたチャレンジにとって、成果がすぐに体感できないということが高いハードルとなることがある。体重の変化は一般に徐々に、ゆっくりとあらわれるものだ。努力の結果が目に見えにくいことに苛立ち、そして未来に向けた努力を諦めてしまう人も多い。そんな人に対して、単純でありながら効果的な支援を提供しようとするのがProgressだ。

このアプリケーションの制作者も、やはりフィットネスの成果が目に見えないことに苛立った経験があるのだとのこと。ジムに通っても変化が目に見えず、継続へのモチベーションを失ってしまいがちだったのだと言う。そういう経験を踏まえて、フィットネストレーニングの成果を目に見えるようにするための仕組みが必要だと考えたのだそうだ。

アプリケーションの登場をまたず、「成果が見えない」という問題に自力で対処しようとしている人もいる。すなわち自分の姿を写真におさめて成果を確認しようとしているのだ。しかし写す角度のちょっとした違いなどによって、見える印象が全くことなってしまったりもする。結局、自身の身体にどのような変化が生じたのかがわからなくなってしまうのだ。

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iPhoneアプリケーションとして登場したProgressは、基本的にはその仕組みを可能な限り効率的にしようとするものだ。自撮り写真を撮るという方法自体は同じながら、アプリケーションでは前日の写真がうっすらと表示されるようになっている。それによって、前の日と変わらぬ角度で写真を撮ることができるようになっているのだ。

さらにProgressはAppleのHealthKitとも連携しながら体重管理をすることもできるようになっている。すなわち、HealthKit対応のスマート体重計を使っているのなら、体重データは自動的にProgress側にも記録されることとなる。

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データを15日間にわたって記録すると、Progressがそれまでの写真を組み合わせて、身体の変化具合を示す短いビデオを作ってくれる。このビデオは友だちとシェアして変化の具合を自慢するようなこともできるし、もちろんひとりで眺めながら、乗り越えてきたハードワークに耐えた自分を褒めたりするような使い方もできる。

こうした類のアプリケーションがないわけではない。App StoreにはSnapTrack、Fitness Progress Photos、Selfit、Fitstream、Transformation Suite Progressなどといったアプリケーションが登録されている。違いといえば、このProgressがシンプルに体型変化の記録をしようとしているところにある。他のアプリケーションは、たとえばウェイトリフティングや、あるいはより広範な健康管理の一環としてフィットネスの進捗具合を管理しようとするものが多いのだ。そのシンプルな目的ゆえに、アプリケーションの使い方も非常にシンプルでわかりやすくできている。

アプリケーションは無料でダウンロードできる。ただし「プロ」モードで使用するには、アプリ内課金が発生する。

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(翻訳:Maeda, H

Fitbitが130ドルのカスマイズできるフィットネスバンドAltaを発表

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Fitbitに新顔が登場した。名前はAltaと言い、この130ドルのフィットネストラッカーはFitbitの老いてきたプロダクトラインに新たな風を吹き込む。手遅れでないと良いのだが。

AltaはFitbitの一連の通常機能をほぼ搭載しているが、心拍モニタリング機能は付いていない。バンドにはアクティビティ・トラッキング、睡眠トラッキング、運動のリマインダー、時計とスマホの通知機能が付いている。Altaはバンドを取り替えることができ、Fitbitはもちろん多種多様なスタイルの異なるバンドを販売する。Fitbitは多様な色と質感のバンドを用意している。

FitbitはAltaを北米で3月から、他の世界中の地域に4月から出荷する予定だ。Altaは130ドルで、追加のバンドは30ドル、60ドル、100ドルのものがある。

Altaは2015年1月に出荷を始めたCharge HR以来のFitbitのメインストリームとなるプロダクトだ。Charge HRは前からあるFitbitプロダクトを改良した商品だった。FitbitはAltaのローンチでフットネストラッカー市場での地位を守りたい考えだ。

今回のAltaの発表の数週間前、Fitbitは2016年のCESでスマート・フィットネス・ウォッチのBlazeを発表した。Blazaは200ドルの精巧なフィットネス・トラッカーで、時計の文字盤やバンドをカスタマイズできるものだが、すでに同じような価格でさらに高機能なフィットネス・トラッカーが市場に溢れている。Fitbitの株価はBlazeの発表の後に急落し、まだ回復していない。

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[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

ハイテクで安全な(大リーグボール養成ギブス風)トレーニングウェアのRXACTIVE

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カフェインをたっぷり摂取してランニングの準備をしたものの、走れる時間が終業時間とディナーミーティングの間の30分しかないとき、本当に残念な気持ちがしてしまうものだ。そんなときに役立ちそうなのがRXACTIVEだ。

RXACTIVEは、エクササイズバンドを内蔵したスポーツウェアのようなものだ。Indiegogoでキャンペーン中だが、初日の段階で3万ドルの目標額を軽く突破してしまった(現時点では4万ドルを上回っている)。

NYUで医学を学ぶファウンダーのFrank Yaoと、元フェンシングのオリンピック代表であったKeeth SmartがRXACTIVEを考案した。もともとは不健康な生活習慣を送る人向けに最低限のフィットネスを行わせるために産みだしたものだった。そこからエクササイズ習慣を身につけさせようとするものだったのだ。

しかしすぐに、アメリカにおいてはフィットネスフリークを相手にする方がはるかに有望であることに気づいた。そこで彼らはNYUのドクターや、元NBAコミッショナーのDavid Stern(RXACTIVEのアドバイザーでもある)をも巻き込んで、自らの技術をアスリート用のウェアとして開発してきたのだ。

「私たちの開発したウェアは、筋肉に負荷を与えるための伸縮パネルを備えたものです」とYaoは説明する。「使う筋肉の反対側にパネルを設置することで、個々の動きに従来より多くの負荷がかかるようになっているのです」。

わかりやすく言ってしまえば、エクササイズバンド内蔵のウェアのようなものなのだろう。ハイテク版のアンクルウェイトのようなものだとも言えるかもしれない。

ちなみに、以前も同様のエクササイズ効果を謳うプロダクトはあった。SketchersのShape-UpsとReebokのEasyToneというシューズだ。2010年頃にちょっとしたブームになったが、すぐに消えていった。実際に効果があるのか訴訟沙汰になったり、払い戻しの対象になったりした。

「当時のプロダクトは効果の面に疑問があったのみならず、身体に害をなす危険性もありました」とYaoは言っている。「腱や関節を痛める可能性があったのです。それで使う人はいなくなりました」。

RXACTIVEでは、害をなす可能性がないかについて、とくに念入りにテストを行なったのだそうだ。効果をみると、ハムストリングや大腿四頭筋の活動量が平均で23%増加するというデータがとれている。さらに心拍数も8%増加し、カロリー消費量も14%増となっているのだそうだ。

「リハビリテーションとして、エクササイズバンドを使うことはよくあります。ただし何かに結びつけておく必要があるので、作業部屋は足の踏み場もない状態になりがちです」と、NYU School of MedicineのインストラクターでありRXACTIVEの相談役でもあるDr. JR Rizzoは言う。「これをウェアラブル化したものがRXACTIVEで、ハイパフォーマンストレーニングのための革新的プロダクトと言えるでしょう」とのこと。

Indiegogoにおける出資者に向けた出荷は感謝祭前に開始する予定であるらしい。ショーツおよびレギンスタイプのものがあるが、キャンペーン終了後はそれぞれ120ドルで販売していく予定であるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

あなたが住んでる都市は怠け者が多いかな?…Humanがそれを知っている

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アクティビティアプリが大流行なのは、スマホなどと違ってスマートウォッチや腕輪、脚環などは一人がなんぼでも身につけられるからかもしれない。またAppleのHealthKitなんかもブームをひっぱっているだろう。今やいろんなアクティビティが行われており、またそれらから発生するデータも、いろんなアプリの餌(えさ)になっている。

でも、そういうデータを見ていると、おもしろいことが分かることもある。Humanは、人間という意味ではなくてこの際会社の名前だけど、そのHuman社にはiOS用のフィットネス測定アプリがある。30分間のアクティビティやエクササイズの経過や結果を測定するのだけど、このほど、そのデータの一部が(匿名化されて)共有された

同社のサーバに世界の900の都市のユーザからほぼリアルタイムで送られてくるアクティビティデータを分析した結果、各都市の活発度が分かるようになったのだ。たとえば下図は、左がサンフランシスコ(一日のアクティビティ時間65分)、右が全都市平均(50分)だ:
・ライトグレー…車や交通機関に乗ってる
・ブルー  …自転車に乗ってる
・赤    …歩いてる
・オレンジ  …ランニングしてる
・ダークグレー…その他

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それらユーザデータによると、ここ数日間でいちばんアクティブだった都市はベルリンだ(アクティビティ時間85分、下図)。ぼくはベルリンにしばらくいたことがあるけど、だいたい彼らのアクティビティは、歩くことが多いね。歩くよー、連中はどこへでも。

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この図を見て、もっとアクティブになろう、と決意した人はいないと思うけど、でもアクティビティに関するデータを視覚化した試みとしては、ユニークだしおもしろいよね。

Foursquareもこういうのが上手だったけど、今は、やっていない。それらはユーザの移動データではなく、位置データだったけどね。

[昨日と今日のアクティビティ時系列の比較]
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ユーザ数がもっと多ければデータのクォリティも上がるけど、今のユーザ数300万人でも十分おもしろいよ。とくに、歩き、ランニング、自転車など、タイプ別に分類しているのが良いね。

ご自分の都市を見てみたい人は、こちらへどうぞ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa