Google、新しい旅行プランツールを公開

ゆっくりだが確実に、Googleは旅行サービスを拡大し今やホテルやフライトの予約からトラベルプランのツールまで提供している。今日(米国時間9/27)、Googleはトラベルプランとホテル予約を中心とする新サービスを発表した。

中でも休日の旅行計画をする人にとっておそらく最も興味深いのが、新しいランディングページで、感謝祭や年末年始の休みに先立ち、いつ予約するのが最適かを2017年の価格変動に基づいて教えてくれる。対応している都市は少々限定されるが、用意されている25のルートを利用する予定の人は、確実に何ドルか安くできるはずだ(今年の価格傾向が去年と類似していることが前提)。

同じページにホテルの料金も載っているが、これはGoogleマップのホテル検索機能(おそらく知らない人が多い)へとつなぐツールとしての性格が強い。

目的地を決めたら、Googleの新しいホテル位置スコアが、おすすめの地域を探すのを手伝ってくれる。スコアには近くのバー、観光スポット、公共交通機関へのアクセスなどの情報が、Googleマップのデータに基づいて要約されている。空港との往復方法も教えてくれるのはうれしい追加機能だ。

10月にGoogleは、Your Tripsという旅行プランを立てるための新しい機能をスタートする。Your Tripsはフライト料金の追跡結果やホテルの検索情報など、計画している旅行に関して保存しておいた情報を一箇所に集めてくれる。これはInbox(さようなら)のトラベル情報とも似ているが、まだ計画中の旅行が対象だ。

そして、ユーザーが通常のGoogle検索で人気の旅行先を探すと、結果ページでこれらの旅行プラン機能がハイライト表示され、観光プランや当地に関する記事などを見ることができる。旅行の予約を始めたあとは、予約状況やこのデータに基づく追加情報も表示される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

どんなに複雑で特異な予約システムでも短時間で簡単に実装できると豪語するTimekitがシード資金を獲得

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【抄訳】
デベロッパーが自分のアプリケーションに作りこむ、ネットによる予約の部分を、使いやすいプラットホームとして提供するデンマークのTimekitが、Connect Venturesがリードするシードラウンドで170万ドルを獲得した。

【中略】
〔投資家の詳細〕

2015年に創業されたTimekitは、これから複雑な予約システムを作らなければならない企業のために、そのためのAPIを提供し、しかもデベロッパーやデザイナーは同社のWebアプリケーションのシンプルで視覚的なインタフェイスから、顧客企業が望む予約システムを構築できる。

協同ファウンダーでCEOのJesper Klingenbergはこう語る: “私たちのミッションは企業がリソースをより効率的に管理できるようにして、彼らのユーザーや顧客にもっと楽しめる予約体験を提供することだ。ネットによる予約の流れは、時代遅れのソフトウェアにやらせている場合がとても多く、それらは硬直的で柔軟性(自由度)を欠き、それぞれの企業独自のビジネスニーズに対応していない”。

それに対してTimekitが開発した予約エンジンは、モジュール化されたソフトウェアにより、企業が独自の予約の流れ(ブッキングフロー)を作れる。Klingenbergによると、“さまざまな、独自のニーズがある: 支払い決済の部分が必要、Webhookによるリマインダーをお客さんに送りたい、可利用なリソース〔予約対象〕をプログラムの中で加除したい、複雑な可利用性ルール〔例外や条件が多いやつ〕を実装したい、等々…Timekitを使えが最小限のコーディングでこれらのニーズに対応できる”。

たとえば、スケジューリングのニーズが独特かつ複雑すぎたり、予約システムのルック&フィールを会社のWebサイトやWebアプリケーションのそれに統一したい、といった、従来の予約システムでは不可能なことが、Timekitを使えばできる。

CEOは実例を挙げる: “ロンドンのあるコワーキング企業は、部屋の予約を従来的な、すぐ使えるけどカスタマイズの幅があまりないソリューションでやっていた。しかし彼らは、独自のルールや決済システム、可利用性のリアルタイムの更新などを、Google Calendarの完全な統合の上で実装する必要があった。Timekitを採用した彼らは、それらのすべてのニーズを、デベロッパーのごくわずかな仕事量で実現できた”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))