LGの次期旗艦機はフロントカメラを3D化してバイオメトリクスの精度をアップ

LGは、ビッグな見本市を待たずに新製品を発表することが多い。Mobile World Congressはまだ何週間も先だが、それでも同社は近く出る旗艦機G8 ThinQを、人びとにちらっと見せずにはいられない。

ネーミングはごたついているが、でもこのハンドセットは再度、LGの画像技術への注力に目を向けさせる。そのキモは、フロントカメラに組み込まれた飛行時間センサー(上図)だ。LGの説明を読んでみよう:

そのほかの3D技術は複雑なアルゴリズムでカメラのレンズからオブジェクトまでの距離を計算している。しかしToFイメージセンサーチップは、物からの赤外線の反射光を捉えて、より正確な計測を行なう。その結果、ToFは環境光の中でより高速かつより効果的であり、アプリケーションのプロセッサーの負荷を減らす。したがって、電力消費も少ない。

エンドユーザーにとってこのことは、今のAndroidハンドセットが提供しているものよりもずっと有能な顔認識技術が使えることを意味し、奥行き(z軸方向)感知が加わることにより、今のiPhoneに近いような、高度なバイオメトリクス認証が可能になる。この前のリーク写真では大きなノッチがあったが、それもToFで説明がつくだろう。

そのほかの詳細は、MWC用に取っておくつもりだな、たぶん。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoogleのVR180対応のカメラがLenovoから登場

Lenovoは、ヘッドセットのMirage Solo発売に合わせて、Googleの180度テクノロジーに対応した最初のカメラを発表した。Lenovo Mirage Cameraは、YouTubeクリエイター向きを強く意識した製品で、13メガピクセルの魚眼レンズ2基が両目の位置に配置され、VRビューイングに最適な高画質の3Dビジョンを提供する。299ドルというか価格は、試してみようというクリエイターにとって高すぎることはないが、そのニッチの大きさが果たしてどのくらいなのかは考えなくてはならない。今日から出荷される。

カメラはYouTubeのVR180プラットフォームをベースに作られていて、クリエイターが少しでも簡単にVRのライブ撮影できることを目的としている。実際360度カメラは多くの注目を集めてきたが、クリエイターはこれで何ができるのかわかっていなかった。Googleの割り切りは、撮影対象を360度の半分にしてメディアとカメラを簡易化することで、そこまでコストをかけずに鮮明な3D 4Kビデオを提供することだった。

カメラの作りは非常にしっかりしている。はっきりした高級感はないものの、十分堅牢で何よりも携帯性が非常に高い。多くの360度カメラと同じくバッテリーの持ちは2時間とさほど長くないが、交換可能で1台スペアがついてくるのがうれしい。VR180とは180度を意味している。これは、特にカメラの上端に指がかかっていると180度の半球に映り込んでしまうのでよくわかる。

GoogleのVR180アプリを使うと、写真をプレビューしたり、カメラからYouTubeにライブストリームすることができる。

これは成功のための正しい答なのかもしれないが、問題は商品の登場が遅すぎたのではないかということだ。山ほどのYouTubeクリエイターが、VRビデオを試そうとしてフラストレーションを募らせていることは間違いない。ヘッドセットの数は増えているものの、VR視聴者の数はチャンネルを維持できるのにはいたっていない。「マジックウィンドウ」モードを使うとヘッドセットがなくてもモバイルやデスクトップでVR180ビデオを見ることはできるが、当然のことながら最大の売り物である3D機能は失われる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook