ビジネス向けチャット、Slackの動物アニメのCMはかわいいし、効果的〔ビデオあり〕

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テクノロジーに詳しいならSlackが何であるかはよくご存知だろう。企業向けチャット・サービスの代表であるSlackの名を聞いてけげんな顔をするような読者は少ないはずだ。

ということでこちらのビデオをご覧いただきたい。:

事情に詳しい読者でもジョークを全部理解するのに繰り返しビデオを見直す必要があったらしい。もちろん特に何も考えずにかわいいビデオを楽しんでもかまわない。ファウンダーのスチュワート・バタフィールド(以前Flickrを作ったことで有名)のTwitterはこちら。

Slackが用意した動物テーマをサポートするページはこちら

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年明けに誰か事情に疎い人間があなたがたの会社でやたらにスラックとやらが話題になっているのはなぜか、などと尋ねるようなら上のビデオURLを送ってやればよいだろう。Slackは2016に大ブレークしそうだ。もしかするとエンタープライズ向けとしてわれわれの知るすべてのサービスの上をいくスーパー大人気アプリになるかもしれない。

私もスチュワートにあの「カラー雨傘」をひとつ注文したい。

〔日本版:Slackは現在UIが英語だが、コンテンツには日本語も問題なく使えて非常に便利なツール。ちなみに”Leave it to me!”は「それはオレに任せろ!」というような意味。〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

サムスン製Gear VRのCMビデオは驚きの完成度

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Samsung Gear VRの発売が始まったのを機に、サムスンは新しいテレビCMを投入している。たとえば49ers vs. Seahawksの試合中にも流れていた。

見てすっかり感心した。
かなり興味深いものに仕上がっているのだ。

TechCrunchでもこのSamsung Gear VRの記事をいくつか公開しているが、VRの魅力をふつうの映像で伝えることの難しさを感じていたのだった。しかしサムスンのCMでは、見事にVRの魅力が表現されているのだ。

Gear VRが出てからの評判を聞いてみると、どうやらVR関連業界でもサムスンのプロダクト戦略はなかなかうまくいっているのではないかということだ。キャンペーンのキャッチコピーは「It’s Not a Phone, It’s a Galaxy.」というものだ。

CMビデオを見てみよう。

広く一般の人に魅力を訴えようとする努力が読み取れるのではないだろうか。もちろん、この99ドルのデバイスを楽しむために、新たにサムスン製スマートフォンを買おうと考える人はそう多くはないだろう。しかし、クリスマスプレゼントにねだってみようと考えた新しいもの好きの人々(子供たち)はいるはずだ。

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(翻訳:Maeda, H

Twitterは、このテンポの速いCMで若者層にアピールしたがっている

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TwitterのQ3決算会見で、CEO Jack Dorseyは、同社がワールドシリーズでテレビCMを流す計画を明らかにした。

The Vergeが指摘するように、このコマーシャルは、Appleの1984キャンペーンを作ったのと同じグループによって制作された。これはTwitterにとって初めてのCMではないが、本格的な「キャンペーン」の始まりのようだ。Twitterは、若年層を引き込もうとしている、ともThe Vergeは書いている。

このテンポの速い、ネット俗語満載のTwitter Moments機能を見せるCMは、一般大衆には興味深く見られるだろうが、CNNやESPNのツイートを見たり見なかったり、という人々の心を把むのは難しいかもしれない。Momentsに関して私も指摘したように、鍵となるのは、ハードコアなリアルタイムユーザー以外の人々でも消費できるように、サービスをスローダウンさせることにある。サービスそのものは、かなりよくそれを実現して、様々なタイプのニュースを各自のペースで追うことができる。

実際のTwitterサービスを完全に忘れてしまい、長いこと見たことのなかった人々は、このCMを見てもう一度使おうとするだろうか?かもしれない。もし、スポーツが好きなら ― ワールドシリーズを見ているなら恐らくそうだろう ― 試してみるチャンスはさらに高い。私はわかる。子供は派手で速いものが好きだ ― しかし人はそれぞれだ。

同意してもらえると思うが、同じ会社が作ったかどうかはともかく、これは決して1984ではない、と私は言いたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook