Apple、FaceIDとiPadの新CMを公開

Apple は、iPadの携帯性と利便性がノートPCや伝統的紙メディアよりも優れていることを示す新しいCMを展開している。15秒のCMは、iPadならいちばん面倒な仕事さえも簡単にできる、というところ焦点を当てている:旅行、メモ、書類、等々。

4本中3本に、3月の教育イベントで発表された第6世代iPadが登場している。このiPadは低価格(米国では329ドル)ながらPencilに対応している。

CMはAppleの国際YouTubeチャンネル(UAE、シンガポール、英国)で公開された。

この1日前、FaceIDに焦点を当てた 90秒のCMも公開された。そこではクイズ番組に出演している男が、その日の午前に作った銀行のパスワードを尋ねられる。彼はさんざん苦痛な時間を過ごしたあと、バンキングアプリをFaceIDでアクセスできることを思い出す。

iPadの次世代モデルにFaceIDが組み込まれるのではないか、という憶測が出ているが、本当のところはAppleの次のイベント(おそらく9月に行われる)までわからない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iPhone Xでは、Face IDがTouch IDを置き換える

Appleはつい先ほどiPhone Xを発表した。フチなしのエッジツーエッジ画面にホームボタンはない。ホームボタンがないことはTouch IDがないことを意味する。従来機種ではそこに指紋スキャナーが置かれていた場所だからだ。

このためAppleは、セキュリティーを守るためにFace IDを導入した。iPhoneを見つめるだけでロック解除できるしくみだ。この顔認証システムは、 Apple PayやTouch IDを利用してユーザーを識別する銀行アプリなどのサードパーティ製品ではTouch IDの代わりに使用される。

しくみはこうだ。新しいiPhone Xは最初に使用するとき、ユーザーの顔をあらゆる角度から3Dスキャンする。スキャン結果はiPhone Xのハードウェアチップの中に安全に保管され、iPhoneをロック解除するときカメラに映った顔との比較に使用される。

Appleは、この3Dフェイシャルマップを作るために様々な新ハードウェアを動員している ―― ドットプロジェクター、通常のフロントカメラ、フラッドイルミネーター、および赤外線カメラだ。Xbox Kinnectのミニチュア版がiPhoneの前面についたようなものだ。

Appleによると、顔スキャンは非常に精密で、他人の顔で誤ってロック解除される確率はわずか100万分の1だという。これはTouch IDのエラー率である5万分の1よりずっといい。そして、顔の写真を見せても解除はできないし、ハリウッド水準のフェイスマスク(下の写真)でもロック解除できない。Appleの技術チームは、ニューラルネットワークを学習させるために、さまざまなフェイスマスクを使用したと言った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook