エンジンのテストのために連続18時間も飛行機を飛ばさねばならないなら、何か面白いことをしたくなるだろう。ボーイングはどうやら面白いことが好きだったようだ。787ドリームライナーで実施したエンジンのテストの最後の14時間でボーイングはアメリカ上空に巨大な飛行機のイラストを描いた。
私が数えたところでは、このイラストは17の州にまたがっている。イラストの右の翼の端ははミシガン州アッパーペニンシュラに、左側はテキサス州を横断してメキシコ国境近くまで延びている。
この記事を書いている時点で787の軌跡は飛行機の輪郭をほぼ描き終わっている。これからシアトルに戻るのだそうだ。シアトル着陸は太平洋時間 9:24が予定されている。787の軌跡はここでライブ放映中。
専門家の解説によれば、これは大量の燃料を使ったジョークなどではないそうだ。ボーイングはロールス・ロイスの新しい長距離用ジェットエンジンを採用するにあたってテストを必要としていた。
このフライトは17時間46分で1万6000キロをカバーする予定だ。これは現行のあらゆる商用路線より長い。最長の商用空路はカタールのドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶルートで、飛行時間16時間10分、距離は1万4518キロだという。
〔日本版〕すでに787は着陸ずみだが、リンク先から詳細な軌跡を見ることができる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)