Samsung、Galaxy S9販売不振で4〜6月期の増益率減速

中国スマホメーカーとの競争に苦戦し、Samsung Electronics 第二四半期決算は過去1年で最も低い増益率という、まったく振るわないものだった。明るい材料として、この韓国テック大企業はセミコンダクター事業が順調であることを挙げている。

営業利益は前年同期比5.7%増の14兆9000億ウォン(約133億ドル)で、2017年第一四半期以来、最も低い増益率だった。純利益は11兆ウォン(約98億ドル)で、昨年同期とほぼ同水準。売上高は4%減の58兆5000億ウォン(約523億ドル)だった。

Samsungは、同社の旗艦スマホGalaxy S9の販売が期待を下回ったこと、季節的な変動、そして低価格スマホとの競争が要因とみている。特にXiaomiとHuaweiという2つの中国企業が手ごわいライバルとなっていて、中国とインドのマーケットでSamsungに圧力をかけている。

スマホ事業で苦戦する一方で、前四半期でもみられたようにSamsungのセミコンダクター事業は好調だ。チップ事業の第二四半期の営業利益は前年同期比45%増の11兆6000億ウォンだった。高密度データセンターの需要のお陰で、今年後半もチップ需要は堅調と見込んでいる。一方、スマホ・タブレット需要は、そこそこのスペックでありながら低価格な端末との競争にさらされ、今後も停滞すると予想している。

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(翻訳:Mizoguchi)

Galaxy S9のディスプレイがカメラと並んで最高の評価、iPhone Xを上回る

今月の初め、SamsungのGalaxy S9のカメラはDxOMarkから、これまででもっとも高い得点を獲得した。そして今度はそのスクリーンが、DisplayMateとディスプレイマニアRay Soneiraからこれまでの全機種の中で最高と評価された。しかし勝者と敗者の差は、世代を重ねるたびに小さくなっている。

S9は、その競合機に勝った。正直に言うなら、その中にはiPhone Xも含まれる。色の精度や設定の自由度など、すべての評価項目でS9が上位だった。それらの測度の多くは、Soneiraのラボで新記録を達成した。色再現域、コントラスト比、画面反射、許容視野角、などなどの項目だ。いずれも、S9がトップだった。

iPhone Xが明るさで上回る場合もあるが、しかし色再現域の高度な設定ができる場合は明るさよりも実際の色の方が重要だ。白色点の調節など、そのほかの項目もS9の高評価に貢献している。また、その優れたカメラ画像も、このスクリーンの上なら見栄えが良いだろう。

S9のカメラや画面以外の評価は、本誌の今後のレビュー記事をお待ちいただきたい。前世代機から大きく変わったところはないと思うが、しかし少なくとも、同じことでも前より良くなっているだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Samsung、「2月のMWCでGalaxy S9を発表」と言明

Samsungのスマートフォンの次世代フラグシップ、Galaxy S9は来月のMobile World Congressで発表される。CES 2018のSmasungのイベントでモバイル事業のプレジデント、 DJ Kohが言明した。

SamsungはMWCをGalaxyスマートフォンの発表の舞台として使ってきた。Samsung S7 Edgeも2016年のMWCで発表されている。バルセロナで開催される世界最大級のモバイル・ショーはMotorola、LG、Xiaomi、Huaweiなどの有力メーカーがフラグシップ機発表の場として使ってきた。

S9についてはこれ以外に公式には何も発表されていないが、Samsung S9はiPhone Xへの反撃をテーマとしているはずだという観測が有力だ。

例年どおり、TechCrunchはMWCを取材するので、現地からS9を始めとするモバイル・デバイスの発表をレポートできるだろう。MWCは2月26日から開催されるが、有力なスマートフォンの発表は通例、MWCの正式開幕前に行われる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+