Gmailのアドオンを誰でも作れる、マーケットプレースで売れる

Gmailのユーザーにとって、嬉しいニュースだ。Gmailが、サードパーティ製のアドオンをサポートする。つまり、あなたが作った新しい機能が、Gmailにダイレクトに統合される。Gmailに新しい機能を加えるサービスはすでに山のようにあるが、それらはGmailのというより、ブラウザーのエクステンションである場合が多い。

今日(米国時間3/9)サンフランシスコで行われたCloud Nextカンファレンスで発表されたこの新規軸により、ユーザーはG Suite Marketplaceからアドオンをインストールできる。そこはすでに生産性ツールDocsやSheetsのためのマーケットプレースである場所だ。ただしアドオンを実際に扱うのは、今年後半からとなる。

アドオンは、Web上のGmailとモバイルのGmailアプリの両方で使える。ただしGoogleの次世代メールクライアントと言われるInboxについては、何ら言及がない。

デベロッパーは、アドオンをひとつだけ書けば、それが上記の両プラットホームで動く。GoogleはIntuitやSalesforce、ProsperWorksなどと協働してこの機能をテストしてきたが、トライしてみたいデベロッパーはここのDeveloper Previewに登録する。

アドオンは主に企業ユーザーがねらいだが、G Suiteの有料ユーザーでない一般消費者もアドオンをインストールできる。ただしデベロッパーは、自分の作品に、‘G Suiteの有料ユーザーのみ’という指定ができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleのCompute Engineの最大仮想マシンが64コアRAM 417GBとなる…AWSの優位動かず

GoogleのCompute Engineが提供する仮想マシン‘一台’の最大コア数が32から64へ倍増した。このハイパワーマシンは今ベータだが、Googleの標準構成とユーザー指定のマシンタイプ(コア数とメモリ)で利用できる。

64コアを指定した場合は、最大メモリサイズがRAM 416GBになる。単一仮想マシンのメモリとしてはこちらも倍増になり、ハイエンドのインメモリデータベースのようなメモリ集約的なアプリケーションを十分に動かせるだろう。

料金は1時間3.7888ドルだが、長期ユーザーの値引きはもちろん適用される。

“ここが終点ではない”、とGoogleのUrs Hoelzleが今日のCloud Nextのキーノートで述べた。“今年後半にはコア数がさらに増え、メモリサイズはTB級になるだろう”、と彼は言った。

なお、AWSのEC2はすでに、コア数128、最大メモリ2095.944GB(2TB+)のマシンを提供している。これらの特注規格を選んだ場合は、料金は1時間13.388ドルになる。Microsoft Azureの仮想マシンは、現在の最大が32コアだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

クラウドで出遅れたRackspaceがクラウドにやる気を見せてきたGoogleのCloud Platformに管理サービスを提供

AWSを筆頭とする三強に押されてこのところ管理サービスに転身しつつあるRackspaceが今日(米国時間3/8)、その管理サービスのポートフォリオにGoogle Cloud Platformを加える、と発表した。これまで同社がサービスを提供してきたのは、Amazon Web Services, Microsoft Azure, およびOpenStackのクラウドを使おうとするクライアントたちだ。これからはGoogleとRackspaceの協働により、管理を伴うクラウドサービスが提供される。その立ち上げは今年後半とされているが、具体的な日程は不明だ。

この二社共同提供物のクライアントには、クラウドの構成、実装、データのマイグレーション、その後のオペレーションのサポートなど、通常の管理サービスが提供される。こうやってパブリッククラウドの(その利用の)管理をRackSpaceのようなサービスに頼むと、ユーザー企業にとっては、自社でクラウド管理専任スタッフを雇うよりも、往々にして安上がりなのだ。

RackSpaceがこれまでGoogle Cloud Platform(GCP)をサポートしなかった理由は、それを求めるクライアントが少ないから、とされていた。しかし最近のGoogleはクラウドに本気で注力してきているから、状況は変わってきた。Rackspaceが挙げている 451 Researchの調査報告によると、最近の1年間でGCPのユーザーは倍増している。

RackSpaceでGCPサービスを担当するゼネラルマネージャーPatrick Leeが、今日の発表声明でこう述べている: “GCPはこのところ、日増しに勢いを増しており、ワークロードをこのプラットホームへ移行する企業も増えている。そして彼らは、その新しい旅路を支える専門的技術とサポートパートナーを求めている。そのGoogle Cloudに弊社のFanatical Supportを提供することにより、顧客企業のビジネスニーズの進化を支えることができる”。

たしかにGoogleのクラウド事業はこのところ、前向きの評価に変わりつつあるが、サポート、とくにエンタープライズ級のサポートに関してはまだ高評価とは言えない。これまでの煮え切らない数年間でAWSやAzureに許してしまったリードを挽回するためにGoogleは、これからは顧客にRackspaceの管理サービスを紹介することができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))