Google、ハングアウトをアップデート―スライダーで通信速度を選択、音声のみモードも新設

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どんなインターネット接続条件下でもさまざまなサービスをできるかぎりユーザーに届けようとGoogleは努力している。 たとえば第三世界の国々に旅行した場合、非常に遅い接続速度しか得られないことがままある。いや、それをいうならアメリカ国内だって接続速度の遅いスターバックスはいくらでもある。

今日(米国時間2/7)、Googleはハングアウトに2つの新機能を追加した。ひとつはユーザーの接続環境に合わせて通信速度を選択できるスライダーだ。これまでハングアウトは接続環境の中で最良の画質を得られるよう自動調整を行なってきた。しかしユーザー自身がマニュアルで速度をコントロールできると非常に便利なことが多い。またこのスライダーに関連するが、ビデオを停止して音声のみのモードが選択できるようになった。

GoogleのTim Blasiによればこういうことだ。

今日われわれはインターネット接続速度が低い、あるいは不安定な環境におけるハングアウトの体験を改善するために2つの機能を新設した。

1) 音声のみモード:このモードでは音声のみがやり取りされる。そのため接続帯域が大幅に節約できる。参加者の音声は高音質で明瞭に聞こえるが、ビデオではなくユーザーのプロフィール画像だけが表示される。

2) 帯域幅スライダー:ハングアウトセッションを始めるとトップにスライダーが表示されるようになった。ユーザーはこのスライーダーを動かすことでリアルタイムで通信速度を変更できる。スライダーを最低状態に動かすと上記の音声のみモードになる。これによってインターネット接続が不安定な地域でもセッションを続けることが可能になる。

これら2つの機能は今日から個々に公開されるので、ユーザーによってはどちらか一つの機能が先に利用可能になることがある。すぐに全員が両方の機能を利用できるようになるはず。試してみて感想をきかせていただきたい。

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音声のみモードの追加で、ビジネスだろうとプライベートだろうと誰でもどんな場所でもハングアウトに参加することが可能になった。モバイル・ユーザーの場合、よほど接続条件がよくないとビデオを利用したハングアウトにはつらいものがあった。音声のみならほとんどの接続条件で問題なく機能するはずだ。残念ながらこの機能はデスクトップではサポートされない。近くサポートされるようになることを期待したい。

Google+のヘビーユーザーでない読者でも、それと気づかずにハングアウトを利用している場合が多々ある。たとえば一般公開を目的としたHangouts on Airではリアルタイム会話を録画して即座に配信することができる。先月、ジョー・バイデン副大統領がHangout on Airを利用して多数の視聴者を集めている。

できるだけ多くのユーザーにサービスを提供するといえば、Googleは昨日、ハングアウトをインドで提供開始した。Googleの翻訳能力の高さを考えると、多国語の会話がリアルタイムで自動通訳されるハングアウトというのも近い将来登場するかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

今日発表されたプレスリリースはこちら

興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

今日発表されたプレスリリースはこちら

興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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2013年、Googleで1ページ目を獲得するための7ステップ

名前の割にSEOの話題が少ないといわれるSEO Japan、今回は基本に戻って改めてGoogleで上位表示するためのSEOの基本についてまとめた記事を。米国のリンク売買サービスの考察に某トップアフィリエイターが意見したこの記事、基本と2013年ならではの戦術が混じっており、読んだあなたの感想を是非聞いてみたい内容です。 — SEO Japan

誰だって検索結果の上位に表示されたいが、誰もがクリック単位で支払う予算を持っているわけではない。

PPCマーケティングに直結せずに検索エンジンに上位表示する代替ソリューションは、もちろん、リンク構築に焦点を合わせることだ。

あなたが包括的、あるいは狭いニッチ、あるいはロングテールキーワードに焦点を合わせているにしろ、結局のところ、要は自分のサイトへの価値の高いバックリンクおよびコンテンツを備えた質の高いウェブサイトを持つことだ。

価値の高いウェブサイトを見つけることは、リンク構築の最大の問題の1つだ。もちろんあなたは、ゲストブログを書くことに焦点を合わせたり、他の無料または格安でリンクを設置できるサイトを利用することもできるが、彼らはすでに自分のサイトからたくさんのリンクジュースを流れ出しているため、あなたが受け取るのはごくわずかな量だ。

LinksManagementは、様々なウェブサイト、特に多くのアウトバウンドリンクを持たないウェブサイト―つまり、これらのサイト上で広告を出す人はより多くのリンクジュースを獲得することになる―上のテキストリンク配置を売買するテキスト仲介サービスだ。

全ての人がウェブサイト上のリンク売買のビジネスに賛成するわけではないが、リンク構築戦略の大部分がそれを元にしている有名企業はたくさん存在するし、Links Managementは長年の間そのビジネスで大変成功している。

2012年が終わり新しい年が始まったばかりだということは、Googleがゲームを支配して、いくつかの新しいコンプライアンスの問題と規則を世界中のサイトオーナーとブロガーに投げる日があと300日以上あるという意味だ。

Links Managementが、“2013年、Googleで上位10位に入るための7つのステップ”のリストをリリースした。ここでは、それぞれの要点を取り上げ、それぞれに対する私の見解を提供する。

1.) 適切なキーワードを選択する

自分のウェブサイトとブログのオーディエンスが何を検索しているかを知ることは、リンク構築キャンペーンに取り組む最高の方法の1つだ。次のステップは、競争相手について―彼らがどこにランクしているのか、自分のキーワードの競争相手―も知ることだ。適切なキーワードを見つける方法を知ることとロングテールキーワードを見つけることが長期的なリンク構築キャンペーンのカギになる。

2.) 関連のあるサイトからハイクオリティなテキストバックリンクを獲得する

それは単に、ウェブサイトが持っているAlexaランキングやPage Rankやトラフィックのことだけでなく、コンテンツのことでもある。リンク構築の世界では、関連のあるサイトから自分のサイトに人やリンクを獲得する必要がある。もしあなたがスポーツに関するサイトを持っているのなら、手芸に関するサイトからあなたのサイトへのリンクはいらない。あなたのサイトにリンクしているサイトが関連性があればあるほど、あなたのリンク構築戦略でそれが大いに役に立つ。

3.) 異なるアンカーテキストを使ったバックリンクを獲得する

去年、Googleは、同じアンカーテキストを使ってサイトに大量の被リンクを作るサイトに追放のハンマーを下した。Googleがその鉄槌を食らわす前は、これは、完全に一致するドメインを持つことと共に、検索結果で上位表示するための最高の手段の1つだった。今、サイトオーナーは、クリエイティブになる必要があり、自分たちのキーワードだけに焦点を合わせるのではなく、URLや“Click here”や“Visit”、“Read Now”のような一般的なリンクも使って、幅広いバリエーションのアンカーテキストを使って被リンクを築かなければならない。

最近のGoogleアルゴリズム変更後、サイトへの被リンクがアンカーテキストを基にどのように構成されるべきかに関してSEOMozがケーススタディを発表した。下の図でその分類を見ることができる。

4.) 異なるPage Rankのサイトからバックリンクを獲得する

あなたのサイトにリンクしているサイトのPage Rankが高ければ高いほど、あなたが受け取るリンクジュースは多くなるということは誰もが知っている。しかしながら、もしあなたがハイエンドもしくはローエンドの被リンクだけに焦点を合わせることに全ての時間を費やすなら、あなたは自分のリンク構築の取り組みに関してGoogleに明確な警告サインを送っている可能性がある。人気ブログのことを考えてみるのだ。どうやって彼らが今いる地位にたどり着いたのか…あらゆるサイズのサイトが彼らにリンクをしている。これこそが、あなたが目指すべき戦術である。

5.) バックリンクの獲得と購入はゆっくりと

もしあなたが本当にGoogleを怒らせたいのなら、100ドル以下の費用で24~48時間以内にあなたのサイトに何千ものリンクを送信する大量リンク構築パッケージを注文しよう。これは、サイトへのリンクを構築するのに最もしたくない方法だ。1日1~3つの質の高いリンクを築くことに焦点を合わせれば、あなたは、順位を継続して上げる長期的な結果を目にすることになる。

6.) 我慢強く

リンク構築と検索エンジンやPage Rankにおいて結果を目にすることに関して最も嫌なことの1つは、Googleがアップデートするのを待たなければならないことだ。Page Rankのアップデートは数か月ごとだが、検索エンジンはそのリスティングを毎日考慮する。それはゆっくりとしたプロセスだが、時間がたつにつれて最も機能するプロセスだ。

あなたのキーワードの競争が激しければ激しいほど、あなたがGoogleで上位表示されるには時間が必要不可欠になる。かなり競争率の低いキーワードでも1か月から3か月かかり、中くらいの競争率の用語では3か月から6か月、競争率の高いフレーズでは6か月から9ヶ月、時には12ヶ月かかることもある。―LinksManagement

7.) 重複するコンテンツは全て削除する

サイト上に重複するコンテンツがあると、すぐに問題が発生する。Googleは重複するコンテンツを追いかけ、アーティクル・スピンニングをしたり、コンテンツを複製したり、RSSフィードを再投稿したりすることに関与するサイトを投げ捨てることを何とも思わない。自分のサイトが何らかのコンテンツ問題を持っていないかどうかを確かめるために、Googleに掲載されている重複するコンテンツのチェックリストを使おう。

最後に、結果を追跡すること!

最後に最も避けたいのは、これら全てのステップに時間と努力を注いだ後に自分の道を見失い、結果を追跡しないことだ。自分のリンクキャンペーンと努力が自分にとって役に立っていることを確かめるのが重要だ。自分が上位表示させようとしているキーワードのパフォーマンスを追跡し、時間をかけて経過を追跡する方法を学ぶこと。

リンク構築のトレンドや今後のGoogleアルゴリズム変更を心配する代わりに、今のところは最善を尽くすことに焦点を合わせよう。


この記事は、zacjohnson.com,に掲載された「7 Steps to Get Ranked in Top 10 Results on Google in 2013」を翻訳した内容です。

SEO Japanの読者の方には当然すぎるノウハウだったとは思いますが、改めてリンクに関する基本を再確認できる記事でもあり逆に新鮮だったかもしれません。最後の7は2013年ならではという感じでしょうか。4は未だにページランクが指標になっていることに驚く人もいるかもしれませんが、正直、私もざっくりベースの参考にはしています 汗 今年に入っても微妙な更新を繰り返しているGoogle、一時の順位に一喜一憂しすぎず、我慢強く長きに渡って通用するリンクプロフィールを構築していきたいものですね。 — SEO Japan [G+]

Google Mapsの次の課題は個人化–“もっとおもしろい地図にしたい”

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Google MapsCrunchies 2012でベストモバイルアプリ賞を取ったばかりだが、授賞式の会場で、Google Mapsのモバイル担当ディレクターDaniel Grafを本誌のColleen Taylorがつかまえてインタビューした。Grafは、スクラッチからの〔==完全に新規の〕開発は彼とチームにとって他に例のないユニークな機会だった、と語った。そして彼は、Google Mapsの次のフロンティアは個人化(パーソナライゼーション)だ、と述べた。

Grafによると、Google Mapsに関しては2013年にやるべきことが山のようにある。“人が地図を使ってやれることは、もっとたくさんある。一度地図を見て、次にまた地図を見るとき、その二回は、同じ場所を同じ目的で見るかい? 見る場所が違えば、地図を見る目的も違うのではないかな”。

Googleはすでに、検索結果をかなり個人化している。だから地図の個人化は次のステップとして妥当だ。Google+でやってるような、レストランなどのお店を高輝度で表示するだけが、個人化ではないはずだ。

Grafは今年の仕事を詳しくは明かさなかったが、とくに前半が忙しいと言った。彼によれば今Googleは、ベーシックなユースケースがどれもダウンしているから、地図に関しても“もっとおもしろいこと”をしなければならない時期だ、という。

下のビデオが、そのインタビューだ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Nowがデスクトップでも可利用に?: Chromeのコードに通知センターが加わる

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Google Nowはたぶん、ぼくがAndroidを好きな理由の一つだ。だから、Chromiumの最新ビルドにノーティフィケーション(通知)センターが載ったというニュースは、すばらしい。先月のChromeのコードの変更はGoogle Nowのカードが近くChromeに載ることを示唆していたから、ノーティフィケーション(通知機能)と合わせると*、いよいよGoogle Nowはモバイル以外の世界にも広がっていくようだ。〔*: 新しいGoogle Nowカードが掲出されるとユーザには通知アラートが行く。だから両者はセット。〕

通知センターに関するコードの変化を見つけたのはフランスのデベロッパFrançois Beaufortだ(The Next Webより)。Google NowのカードがChromeに載るらしいと思わせる最初の変化を見つけたのも、彼だ。実際に動かしてみるには、Chromeのためのオープンソースの開発パイロットというかテストベッドのようなChromiumを使う必要がある。そして、ブラウザの構成パラメータchrome://flagsで”Enable Rich Notifications”オプションをonにする(通知をon)。こんな面倒なことをするより、Chromeの正規バージョンを待ちたいというユーザがほとんどだろう。しかもノーティフィケーションセンターには今はまだ、わずかなものしかないからね。

これまでの通知機能はGoogle Nowにとってあまり便利じゃなかった。ノーティフィケーションセンターの導入で、Chromeの通知機能が大幅に改良される。つまりiOSのNotification Centerみたいに、通知が一箇所で集中管理されるのだ。最新情報が一箇所にまとまっているから、ほかの仕事をしながらでもほんの一瞬で更新情報をチェックできる。とりわけ、Chromebookのユーザには便利だ。

Chromiumで試行したことのすべてが、その後の安定バージョンのChromeに載るわけではないが、でもこれは、Google Nowのリーチを広げていく長期的な戦略の一環だろう。とくに、デスクトップではモバイルよりも多くのユーザ情報を集められるから、Google Nowにとっても、栄養豊富な環境だ。それに、デスクトップユーザにGoogle Nowの味を教えると、モバイルでも使いたくなるだろう。Chromeが正規にサポートして当然、とも言える機能だよね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Microsoft Office 2013のWindows優先は裏目に–サードパーティの機会が増大

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Microsoftが、最新版のMicrosoft Office 2013をSurfaceタブレットのWindows RTにしか提供しないので、多くのCIOたちが困っている。この、クロスプラットホーム性を欠く姿勢によりMicrosoftは、より明確で完全なモバイルのワークフローを提供するサードパーティのベンダたちに、大きなチャンスを与えている。

ThinkJarのファウンダでアナリストのEsteban Kolskyの説では、OutlookはMicrosoftの最有力アプリケーションの一つだが、同社はSurfaceやそのほかのモバイル製品向けにそれをリリースする気配がない。それどころかMicrosoftは、Office365をクラウドに置いて事足れりとしている。しかしそれは、現状では、Microsoft Officeのデスクトップバージョンの20〜30%の機能しかない。Office365については、本誌のSarah Perezが、昨日(米国時間1/30)記事を書いている

またForrester ResearchのアナリストPhil Karcherによると、MicrosoftはWindows RTとWindows Phone向けにモバイルアプリの完全なスイートを提供しているが、iOSとAndroid製品向けにはLyncとOneNoteがあるだけだ。SharePoint 2013へのアクセスはiOSとAndroidでも良くなったが、かんじんの、メインのオフィス生産性アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint)のモバイルバージョンがない。Microsoftがほかのプラットホームに城を明け渡すのは時間の問題、とKarcherは見ている。

しかしKarcherはまた同時に、Microsoftと競合するサードパーティたちにも問題がある、と見ている:

Google Driveのエディティング機能はAndroidデバイスでは多いがiOSでは少ない。iOSにエディティング機能が導入されたのは、やっと昨年の9月だが、それはdocsだけでスプレッドシートやプレゼンテーションにはない。IBMのDocsはiOSもAndroidもネイティブアプリがあり、機能も完全に揃っている。たとえば、これらのモバイルデバイスからコラボレーションによるドキュメントの編集ができる。しかしユーザの大きな不満は、ドキュメントの形式が独特でほかのアプリとの互換性がないことだ。オフィス生産性全般に関しては、GoogleとAndroidがモバイルの人気プラットホーム上にネイティブアプリを提供して、Microsoftの牙城を脅かしている。しかしモバイルのサポートでいちばん早かったというアドバンテージは、長くは保(も)たないと私は思う。

ZohoのエヴァンジェリストRaju Vegesnaは、Officeのそのような現状は、Windows Phoneの貧しいマーケットシェアも影響している、と言っている。とりわけ、デスクトップの重要性が薄れたことが大きい:

Windows Phoneのシェアは5%足らずを維持し、OfficeのiOSとAndroidバージョンはない。当然ユーザは、それに代わるものを求める。忘れてならないのは、モバイルにおけるシェアの方が、将来的にはデスクトップのマーケットシェアよりも重要であることだ。インドなどの国では、デスクトップユーザの10倍のモバイルユーザがいる。

Office365がもっと地位を固めれば、それが一つの節目になるだろう。今のOfficeが抱える最大の問題が、ポータビリティ(可搬性)だ。これからは、どんなドキュメントでも、デバイスやOSの種類を問わずふつうに開けて、モバイルを含めいつでもどこでも、シームレスなワークフローが得られないと、仕事にならない。

でも、そのシームレスなワークフローを一社だけでまかなっているところはない。今は、複数のベンダのいろんなツールを組み合わせて使わざるをえない。たとえばIBM DominosはIBM Travelerを統合してメールをモバイルにプッシュしている。IBM Docsは OpenSocialを利用してクリーンなWeb体験を提供している。しかし、少なくとも私が知っているIBMの顧客は、SAPのAfariaでモバイルデバイスを管理している。自分なり(〜自社なり)のワークフローを確保するために行うアプリの混成的な編成が、これからますます、このように多様化するのだろう。

〔参考記事。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleの助成金によりイギリスの1万5000名の学童にRaspberry Piとプログラミング教材を無償配布

【抄訳】
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Googleのチャリティ部門Google Givingが、イギリスのRaspberry Pi Foundationへの助成金により、15000名のイギリスの学童のプログラミング学習用に、超ミニコンピュータRaspberry Piを寄贈する。

助成金の額は公表されないが、子どもたちに寄贈されるModel BのPiは35ドルで売られているから、単純にかけ算をすると525000ドルになる。またハードウェアのほかに教材やサポートやそのほかのリソースも含まれるから、総額は50万ドルを超えよう。アップデート: 本誌TechCrunchが得た情報によると、助成金の総額は100万ドルで、子どもたちがPiを無料でもらえるだけでなく、フルに使いこなせるようになるためのサポートや教材がすべて含まれる。

Raspberry Pi Foundationの今日(米国時間1/29)のブログ記事によると、Googleの会長Eric SchmidtとRaspberry PiのファウンダEben Uptonが今朝CambridgeshireのChesterton Community Collegeを訪れ、子どもたちに、プログラミングの概論と、この35ドルの超ミニミニコンピュータの構成等の詳細をレクチャーした。

Googleによると、寄贈の初回ぶんは12歳の学童のクラスに贈られた。

Foundationによると、Googleとの協働は今後も続き、イギリスの6つの教育関係サイトとも提携して、“Raspberry Piを個人的に所有することが大きな利益になるような子どもたち”を見つけていく。6つのパートナーは、CoderDojo()、Code ClubComputing at SchoolsGenerating GeniusTeach First、そしてOCR…Piは彼らの手から、コンピュータに関心を示す子どもたちに渡される。

またこれら6つのサイトは、子どもたちへのPiプログラミング教育やサポートも行う。たとえばOCRは、Raspberry Piと関連教材のパックを15000セットを、無料で提供する。

Eben UptonがRaspberry Piを作ったそもそもの動機が、子どもたちのためのプログラミング自学自習玩具だったから、今回は思いがけぬお金持ち企業が、彼の本来の願いの実現を、助けてくれることになる。また、これまでの学校でのコンピュータ〜情報通信教育の不毛に気づきつつあるイギリス政府にも、今後の新しい良い方向に向かうきっかけになるだろう。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

セマンティックSEOで小売業者が売上を上げる方法

昨日、セマンティック技術に関する記事を紹介しましたが、今回はより具体的にセマンティックSEOを意識してEコマースの売上を向上させる仕組みについて解説した記事をサーチエンジンランドから。マークアップについての知識が必要となり、若干、難易度高めなのでその覚悟でどうぞ。 — SEO Japan

セマンティック SEOは、ウェブマーケティングの手法としては新しい部類に入り、SEOとセマンティックウェブの技術を組み合わせた取り組みである。セマンティック SEOには、検索アルゴリズムのテキスト、キーワード、そして、リンクに頼るだけでなく、人口知能に焦点を絞り、ユーザーの意図(クエリの意味)を理解する試みが含まれる。以前、「小売業者が構造化マークアップを使って製品のビジビリティを改善する方法」を投稿し、構造化マークアップを利用する取り組みを取り上げたことがある。

また、数週間前、「schema.orgを利用するeコマースSEO、細かくなる」の中で、アーロン・ブラッドリーは、グーグルがeコマースのschemaをGoodRelationsからschema.orgに導入した点を取り上げ、この方針により、コマースサイト向けのschema.orgのクラスとプロパティが大幅に増え、その結果、小売業者にインパクトおよびメリットがもたらされると指摘していた。

構造化データの重要性

つまり、今まで以上に小売業者にとって、構造化データに対する語彙およびシンタックスに力を入れる取り組みが重要になりつつあるのだ。アーロン・ブラッドリーも説明していたように、構造化データは、ウェブページのコンテンツの意味の詳細を、検索エンジン、そして、データを消化するその他のコンピュータに対して、容易に処理することが出来る仕組みで送信する。

様々な語彙が公開されているが、小売業者に主に影響を与えるものは2つだけである。その2つの中でも、GoodRelationsのオントロジーがより重要であり、その次にオープングラフのプロトコルが続く。そのため、GoodRelationsに焦点を絞って説明していく。

とりわけ人気の高いシンタックスは、GoodRelationsのオントロジーで用いられるRDFa、そして、Schema.orgの階層で用いられるMicrodataの2つである。

構造化マークアップの語彙およびシンタックスは、セマンティックマークアップと言い換えることが出来る。

セマンティック SEOには、セマンティックマークアップをウェブページに導入し、ドメインおよびページの意味を補い、コンピュータが容易に処理することが出来るようにする取り組みが含まれる。その結果、検索エンジンは、クエリに対してユーザーにより良い結果を提供することが出来るようになる。

私は、小売業者に対して、GoodRelationsのオントロジーを2010年から推奨してきたが、現在、セマンティック SEOをSEOのベストプライクティスとして採用することが不可欠になっている。その理由を説明していく。

ビジネスのデータ & デジタルコンテンツに容易にアクセスすることが出来る

ビジネスのデータには、リッチメディアの動画コンテンツ、製品のレビューや評価、場所および連絡先の情報、専門的な情報、特別販売、製品情報、医療情報等が含まれる。セマンティック SEOにより、このようなデータは次のような状態になる:

  • コンピュータが読み取り可能な検索エンジン、ウェブアプリ、カーナビ、タブレット、モバイルデバイス、アップルのマップ、SIRI、イェルプのマップがアクセス可能になり、また、Linked Open Dataによって消化される。
  • セマンティックマークアップによって、ビジネスのデータは、検索エンジンにとってチョコレートのような存在になる。つまり、検索エンジンに気に入られ、すべて取りこんでもらえる。
  • 検索エンジンはこのデータを理解し、ユーザーエクスペリエンスを改善するため、どのように集めればいいのかを理解している。
  • 検索エンジンは構造化データを使って、SERP内でデータを表示し、CTRを高める。

グーグルはGoodRelationsの語彙に対応する

2011年7月、グーグルはGoodRelationsのサポートを開始すると発表した。予備調査では、GoodRelationsの拡張子を持つ検索結果では、クリックスルー率(CTR)が30%高くなった点が証明されている。セマンティックマークアップを加えると、検索エンジンは当該の情報を使って、ページを直接SERPに表示する取り組みを強化する。

GoodRelationsは、製品やサービスの詳細を検索エンジン、モバイルアプリ、そして、ブラウザに親切な仕組みで配信する強力な語彙である。RDFaをウェブのコンテンツに加えることで、顧客候補の人達に、すべての機能、サービス、そして、得られるメリットを提供し、その後、顧客候補のコンピュータは容易に情報を取り出し、提示することが出来るようになる。検索エンジンは、このような情報を集めたがっている。

GoodRelationsによって、レストラン、ホテル、レンタカー会社、そして、小売業者が容易に1日限定の特価、営業時間、そして、メニューを様々なスマートフォンアプリに直接送信しやすくなる。サポートを望むそれぞれのアプリに別々にフィードを用意する必要はなくなる。

どこから手をつければいいのか?

モバイルがウェブの小売ビジネスにおいて欠かせない存在になっている点は、ご承知の通りだ。モバイル = ローカルである。ローカルは、誤解されることが多く、軽視されることが多い検索の分野である。よく調べると、大半の小売業者は、ローカルおよびセマンティック SEOの複数の分野で不十分な取り組みを行っていることが分かる。

まずは、Store LocatorとMobile Store Locatorを変更しよう。次に、ローカルSEOのベストプラクティスの導入、地図の最適化、そして、IYPのリンクの最適化を実施する。

Rio SEOで製品開発部門のシニアディレクターを務めるビル・コナード氏は、「このような重要な自動ローカルSEOの手法を実装すると、SERPでの1ページ目で複数のリスティングを掲載してもらえる可能性がある」と指摘している。実際に、クライアントのサイトが上位にランク付けされるように、コナード氏はschema.org[place]とMicrodata[local business]を全てのウェブサイトに挿入している。

まず最適化、次にデータをマークアップ

すべてのローカルのビジネスデータを集め、最適化したら、次にGoodRelationsを使って製品をマークアップする作業に移る。 まずは、ローカルデータを集め、最適化し、オンラインのデジタルな店舗と実際の店舗を結びつける必要がある。

すべてのデジタルおよび実際の店舗をシンクさせたら、検索エンジンと情報サービスは、同じデータを消化するようになる。これは「データフィデリティ」と呼ばれる。データフィデリティは、信頼性およびオーソリティを作り出し、その結果、見返りとして、SERPの1ページ目に複数のスペースを与えてもらえることがある。

GoodRelationsのセマンティックマークアップをページに加えると、1ページ目のリスティングを強化し、CTRを高める効果が見込める。RDFaの詳細は、GoodRelationsのコミュニティウィキを参考にしてもらいたい。このウィキには、GoodRelationsの語彙、コンピュータ、モバイルアプリ、そして、検索エンジンが理解することが可能なeコマースの情報を配信する取り組みに関する情報が掲載されている。

教訓

セマンティックマークアップを利用することで、SERPのビジビリティが改善され、CTRが30%改善される可能性がある。GoodRelationsの語彙は、コンピュータ、モバイルアプリ、そして、検索エンジンが理解することが可能なコマース情報の配信において、標準として認められている。まずは、ローカルおよびモバイルの分野での整理および最適化を行う必要がある。最適化を行った後、構造化マークアップを加えると、ビジビリティ、そして、ウェブ小売サイトの利益が共に改善される可能性がある。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How Web Retailers Can Profit With Semantic SEO」を翻訳した内容です。

肝心のGoodRelationsの詳細ページが英語ですし、正直、これだけ読んで即導入というわけにはいかない内容でした。。。今年セマンティックSEOで一歩進んだSEOを実現していきたい人はこのページを起点に一度じっくり勉強してみては。 — SEO Japan [G+]

Google Mapsがコミュニティの協力で北朝鮮の地図を詳細化

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Google Mapsは、強力なプロダクトであるのみならず、強力なプラットホームでもある。つまり、世界中の人たちがMap Makerツールを使って、Googleの地図をより詳細に、正確に、そしてより今日的にすることに貢献できる。北朝鮮の地図に関してもまさにそれが起きた、とGoogleは今日(米国時間1/28)発表した

Googleの、Map Maker担当のシニアプロダクトマネージャJayanth Mysoreが、北朝鮮地図の詳細化について、こう述べている:

この地図を作るために、市民地図作者たちのコミュニティがGoogle Map Makerに集い、道路名や重要箇所を加えるなどの貢献を行った。この取り組みはMap Makerにおいてすでに数年を経過し、そして本日ついに、北朝鮮の新しい地図をGoogle Mapsで提供できることになった。これにより、北朝鮮の地図は従来よりもずっと豊富な情報と細部を見られる。

しかしこの地図は、まだ完全ではない。地図のおもしろいところは、世界が絶えず変化している場所であるところにある。私たちは世界中の人たちが、Google Map Makerを使って地図の改良を継続されることを、大歓迎いたします。今後も北朝鮮の地図に関しては正しい更新を続け、その結果をGoogle Mapsに反映して参ります。

以下が、北朝鮮の地図の昔と今だ。Map Makerのコミュニティのおかげで、相当詳しくなっている:

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Map Makerのコミュニティの活動について、本誌は最近報じた。彼らはごほうびとして、Googleからお金ではなくバッジをもらえる。作業のベースはGoogle Mapsだけではないが、それが重要な部分であることは言うまでもない。

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たしかにGoogle Mapsは独自の方式で世界最良の地図サービスになっているが、最近ではAppleも、そのGoogle的な方法を採用して追いつくつもりでいる。今Google Mapsの編集に参加しているのは、世界中の200あまりの国/地域の人びとだ。

かなり残念なのは、この方法のほうが、Googleのストリートビューの撮影車が北朝鮮国内を走り回るよりも、現時点では安全なことだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AcerのChromebookは合衆国販売台数の5〜10%を占める–Wong社長は“成功”と評価

Chromebook_c7

Acerの、ChromeOSを載せたChromebooksは、同社社長Jim Wongが今日(米国時間1/28)Bloombergに語っているところによると、11月の発売以来合衆国の同社製品売上の5〜10%を占めている。この、Linux上でChromeブラウザが“ユーザOS”として動くデバイスの総売上台数をGoogleは明かさないし、Chromebookの代表的なメーカーであるSamsungからも情報はない。AcerのChromebookは現在一機種のみで、それは11月発売のC7モデル、インターネット接続はWiFiのみでお値段は199ドルという製品だ。

C7の販売チャネルは、今のところGoogle PlayとBest BuyとTigerDirectのみ。WongはBloombergに、この5〜10%が今後も長期的に続く、という予想を語っている。また、今後Chrome OS機は合衆国以外の先進国市場にも提供していきたい、という。

Chromebooks_ Acer C7 Chromebook

GoogleはChromebookとChromebox(MacMini的なChomeOSデスクトップ機)を主に、学校や企業向けと位置づけている。これらのユーザ層ではOSは伝統的にWindowsだが、ChromeOSに比べるとWindowsはずいぶんと高価である。またその後の費用(管理の手間など)もChromeOS機はWindowsマシンに比べて相当低いとGoogleは主張している。Chromebookは学校の先生たちにタブレットに代わるものとして人気がある。WongはBloombergに、ChromeOSの初期の採用者たちは“教育機関におけるプロ意識の高いインターネットのヘビーユーザであるような人たち、そして今では企業もこのオペレーティングシステムに関心を示しつつある”、と語っている。

WongはChromeOSの将来について楽観的だが(Bloombergの記者は単に”Chrome”と呼んでいる)、Windows 8に対してはかなり冷淡だ。“Windows 8はまだ成功していない”、とBloombergに対して述べている。ChromeOSとWindows 8との比較談義では、立ち上げ時のWindows 8のようなマーケティング努力も宣伝もないChromeOSが成功していることには、気を良くしている、と語っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google、画像検索ページをリニューアル。検索は効率的になり、サイトへのクリックスルー率も向上

google logoGoogleが新しい画像検索を発表した(日本ブログはこちら)。より高速かつ効率的に画像の検索ができるようになる。全員が一気に新しいページを使えるようになるのではなく、これからしばらくのうちに利用できる層が広がっていくことになる。

新しい画像検索ページでは、検索結果がインラインパネルに表示されるようになり、キーボードから画像を切り替えて表示することができる。また画像関連情報(メタデータ)もその場で確認できるようになっている(訳注:インラインパネルで選択している画像が、パネルの下に拡大表示される。従来はポップアップ形式で表示されていた)。

Google Image Search

Googleブログ(英語版)には、ウェブマスター向けのアナウンスも掲載されている。

・画像の詳細情報(メタデータ)を、これまでの別画面表示ではなく、画像の検索結果のすぐ下に表示するようにしました。
・画像脇に表示する情報量を増やしました。表示するようにしたのは画像を掲載しているページのタイトル、ドメイン名、画像サイズなどの情報です。
・ドメイン名をクリックできるようにしました。また、画像が掲載されているページヘのリンクボタンも設置しました。これにより、従来は2つだった掲載ページへのリンクが4つに増えています。テスト段階の調査では、これにより画像掲載サイトへのクリックスルー率が向上しています。
・元ページを詳細画像表示の背景にiframeで表示するのをやめました。ロード時間の短縮となり、またウェブマスターにとってはページビュー測定に無用なデータが入り込むことを防ぐことができるようになりました。尚、これまで同様にWebmaster ToolsのTop Search Queriesから、画像検索クエリーに関するデータを見ることができます。

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(翻訳:Maeda, H)

Google、マウンテンビュー本社地域で新しい高速無線ネットワークの実験を申請

google-wireless

Googleの実験は往々にして世界を変えるような影響を及ぼす。今回の最新の実験もそうかもしれない。

Wall Street Journalが伝えるところによると、Googleはマウンテンビューの本社キャンパスに新しい無線ネットワークを構築する実験の許可を申請中だという。実験の規模は小さいが、利用される周波数はこれまでiOSやほとんどのAndroidデバイスで使われていなかった帯域だという(2524MHzから2625MHz) 。接続は非常に高速で、密集した大都市圏ではきわめて有効なシステムらしい。

実は中国、ブラジル、 日本ではすでにこの周波数帯域を利用した高速無線ネットワークの構築が進んでいる。つまり主要なモバイル・デバイスはいずれこの帯域をサポートすることになるはずだ。Googleが今回小規模な実験を開始するということは、この帯域で作動するカスタム・ハードウェアも製作するのだろう。Googleはこのネットワークの実験の目的などについて詳しい情報をWSJに明かすことを避けたが、FCC〔連邦通信委員会〕に提出された申請書によれば、この実験ネットワークがカバーする地域にはGoogle Fiber担当チームのビルが含まれているという。

Googleが狙っているのはGoogle Fiberのユーザーに対して屋外でも高速接続が利用できるようにすることだろうと思われる。最終的にはGoogle Fiberがカバーする大都市圏全体に無線接続を提供するのだろうという。これはモバイル専門家のWalter PiecykがWSJの取材に対して語ったものだが、十分説得力がある推測だ。

Googleが独自の無線ネットワークを構築したがっていることはかなり前から話題になっていた。最近もGoogleと衛星放送のDishが共同で無線ネットワークを提供するという噂が流れたことがある。またGoogleは東海岸本部ビルが所在するニューヨークのチェルシー地区に無料のWi-Fiアクセスポイントの設置を計画している。今回マウンテンビューの本社地区に単なるWi-Fiではなく別個に免許を取得して本格的無線ネットワークを構築しようというのはGoogleの努力が新たなレベルにステップアップしたことを示すものだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

プレスリリースはSEOに効く真実

プレスリリース経由のリンクは大手サイトにも掲載されるしSEOに効くかもしれない、とばかりにリンクを詰め込んだり、中身より量目的のプレスリリースが日々配信されている現実もあるようです。業を煮やしたGoogleのマット・カッツがプレスリリースはSEOに効果がない、とまで宣言する始末だったのですが、気になったとあるSEOエキスパートの実験によると、全く効果がない、というわけではなかったようで。。。 — SEO Japan

数週間前、グーグルのウェブスパム対策を統括するマット・カッツ氏が、プレスリリース内のリンクは「ランキングにプラスの効果」を与えないとグーグルのフォーラムで指摘していた。

このニュースをサーチエンジンラウンドテーブルで取り上げたところ、SEOコミュニティから多くのフィードバックが寄せられた。そして本日、SEO コンサルトが、プレスリリース内のリンクがグーグルのランクキングにプラスに働くことをテストで証明していた。

このテストは皮肉にもカッツ氏のブログで実施されていた。SEO コンサルトはPR.comでプレスリリースを出し、アンカーテキスト「sreppleasers」をマット・カッツ氏のブログに向けていた。このプレスリリースはグーグルによってインデックスされ、その直後、カッツ氏のブログは、このプレスリリース内のリンクのアンカーテキストに対して、上位にランク付けされ始めた。

[sreppleasers]でカッツ氏のブログが上位にランクインしているSERPの写真を掲載する:

それでは、グーグルのフォーラムに投稿されたカッツ氏のコメントをどのように解釈すればいいのだろうか?同氏は次のように主張していた:

注意: プレスリリースのウェブサイトのリンクがランキングに好影響を与えるとは私なら期待しない。

競争の激しいキーワードでは役に立たないと言いたかったのだろうか?特定のプレスリリース配信サイトを指していたのだろうか?私には分からない。グーグルにeメールを送ったので、返答があり次第、この記事をアップデートする。

リンクの詳細は、リンク構築 & 検索エンジンでのランキングのセクションを参考にしてもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Links From Press Releases Do Have Ranking Benefit Despite What Google Says」を翻訳した内容です。

キーワードの難易度が低すぎるので微妙なところですが、私自身も「SEOに全く効かない」ことはない気もしますけどね。「余り効かない」「ほとんど効果がない」辺りが正しいところでしょうか。マット・カッツもよく読むと「プレスリリースのウェブサイトのリンクがランキングに好影響を与えるとは私なら期待しない。」といっており「全く意味がない」といっているわけではありませんし。とはいえ、内容の薄いプレスリリースの乱発やリンク詰め込みはサイトや会社のブランディングに悪影響も与えそうですし、止めておいた方が無難でしょうか、、、でもやっぱり少しのSEO効果があればやる人はやるんでしょうね。 — SEO Japan [G+]