テスラが中国マーケット向けロングレンジ後輪駆動式Model 3の生産を開始

Tesla(テスラ)は今、上海工場で電気自動車Model 3のロングレンジ後輪駆動(RWD)バージョンを生産し、販売している。同社は中国政府から1カ月前に許可を得ていた。

この動きはマイルストーンではないかもしれないが、同社が現在、米国で同バージョンを生産していないことを考えると特筆すべきことだろう。また、中国ではModel 3ベーシックバージョンの方を多く販売するという当初の計画からのシフトともなる。

Teslaは、上海工場で初めて生産された標準レンジプラスのバージョンとロングレンジRWDバージョンを紹介している中国のウェブサイトをアップデートした。この変更についてはBloombergが最初に報じた。ロングレンジRWDバージョンのインセンティブ適用後の価格は36万6550元(約560万円)からで、納車は6月に始まる見込みだ。

標準レンジプラスのモデルは、自治体の助成が適用される前だと32万3800元(約500万円)からとなっている。

ウェブサイトによると、標準レンジプラスのModel 3はフル充電で276マイル(約444km)走行できる。ロングレンジRWDのModel 3の航続距離は415マイル(約668km)だ。これらの距離は、欧州が数年前にWLTPに代わって採用した新欧州ドライビングサイクルに基づいている。実際の航続距離はもっと少ないだろう。

画像クレジット: Tesla / スクリーンショット

Teslaは、2019年末に上海工場での標準レンジプラスModel 3のRWDバージョンの生産をスタートさせた。初の納車は1月初めに始まった。同社は中国のポートフォリオへのロングレンジRWDのModel 3追加について、3月に産業大臣から許可を得ていた。

今後TeslaはModel Yも上海工場で生産する計画だ。

画像クレジット: Qilai Shen/Bloomberg via Getty Images / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

DatabricksのLakehouseはデータウェアハウスとデータレイクの良いとこ取り

Databricksが米国時間2月24日、パートナーたちによるData Ingestion NetworkとそのDatabricks Ingestサービスの立ち上げを発表した。目的は、企業が最高のデータウェアハウスと最高のータレイクを1つのプラットホームに結合することで、Databricksはそのコンセプトを「lakehouse(レイクハウス)」と呼んでいる。

同社のレイクハウスのコアにあるものはDelta Lakeで、これはLinux Foundationが管理するDatabricksのオープンソースのプロジェクトであり、データレイクにストレージの層を導入してユーザーがデータのライフサイクルを管理できるようにする。そして、スキーマの強制やログの記録などでデータのクオリティを確保する。DatabricksのユーザーはこれからはIngestion Networkの最初の5つのパートナーであるFivetranとQlik、Infoworks、StreamSets、Syncsortらと共同で自分たちのデータをDelta Lakeに自動的にロードできる。Databricksの顧客は、トリガーやスケジュールに関して何もセットアップしなくてよい。データが自動的にDelta Lakeに入っていく。

Databricksの共同創業者でCEOのAli Ghodsi(アリ・ゴッシ)氏は、次のように説明する。 「これまで企業は、自分のデータを伝統的な構造化データ(定型データ)やビッグデータに分割することを強いられ、それらを別々にBI(ビジネスインテリジェンス)やML(マシンラーニング)のユースケースに使っていた。これではデータがデータレイクやデータウェアハウスの中でサイロに入れられることになり、処理が遅くなるだけでなく部分的な結果ばかりになり、有効な利用ができないほど遅い、または不完全なデータになっていた。Lakehouseパラダイムへの移行にはさまざまな動機があるが、これもその1つだ。つまり、データウェアハウスの信頼性をデータレイクのスケールと結びつけて、あらゆるユースケースをサポートしたいのだ。このアーキテクチャが有効に働くためには、いろんなタイプのデータの取り入れが容易でなければならない。Databricks Ingestは、それを可能にする重要なステップだ」

Databricksのマーケティング担当副社長Bharath Gowda(バラス・ゴウダ)氏も、これによって企業が自分たちの最新のデータを分析することが容易になり、新しい情報が得られたときの反応性も良くなる、という。彼によると、ユーザーは彼らの定型データや非定型データをもっと上手に利用できるようになり、機械学習の良質なモデルを構築したり、データウェアハウスにある部分的なデータでなくすべてのデータに対する従来的な分析も可能になる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

機械学習を利用して肺がんの兆候を早期発見する技術でKaggleが賞金100万ドルのコンペを主催

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データサイエンスのコンペを毎年主催してほぼ10年になるスタートアップKaggleが、今度の賞金総額100万ドルのコンペでは、肺の中の癌になりそうな病変組織を見分ける今よりも良い方法を募る。この2017 Data Science Bowlと名付けられたコンペの資金提供者はLaura and John Arnold FoundationとBooz Allen Hamiltonだ。

目標を限定したコンペで高額賞金、というケースは、今回が初めてではない。昨年の同コンペでは心臓病の兆候を見つけるデータ分析技術に20万ドルの賞金が提供された。さらにその前年は、海の健康診断、という課題だった。

でもこれまでで最高額の賞金は、今年の100万ドルだ。優勝者が50万ドル、2位、3位、4位がそれぞれ20万、10万、2万5000ドルとなる。〔4位は複数か?〕

Kaggleは2010年にAnthony GoldbloomとBen Hamnerが創設した。これまですでにKhosla Ventures, Index VenturesなどからシリーズAで1100万ドルを調達している。

Goldbloomは本誌に、“うちは、データサイエンスのホームのような企業でありたい”、と語った。

同社の収益源は、このサイトでコンペを行う企業や財団などからの出資金の一部だ。また80万名近い会員のための求職求人掲示板からの収益もある。

2017 Data Science Bowlがローンチしたのは今朝(米国時間1/12)だが、すでに300のチームからの提出物がある。Goldbloomによるとこれらの提出物の多くは、提出の早さを競って自慢するためだ、という。しかし2017年4月12日の締め切りまでに、一日平均5件の提出がある、という予想だ。

参加チームは、国立癌研究所(National Cancer Institute)が提供する肺のスキャン画像を使って自分たちのモデルを作る。目標は、今のソリューションが不適切である最大の理由、すなわち高い偽陽性率を、大幅に減らすことだ。

GoogleのDeepMindMicrosoftには、どちらにも、目のスキャン画像を分析して今後失明になりそうな兆候を見つける機械学習モデルとそのためのリソースがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

マーク・アンドリーセンが突然全ツイートを削除、Twitter休暇に入る

今日(米国時間9/25)Twitter界は少し静かになった。Tweetstormの父、Marc Andreessenが昨夜Twitterから姿を消した。休みを取った理由について、本人からも誰からも明確な答えは出されていないが、同サービスから突然離れたシリコンバレーの著名人は、Andreessenが初めてではない。

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この夏、Y Combinatorグループのプレジデント、Sam Altmanが、Twitterプラットフォームのコミュニティー問題に言及して場を去った。このソーシャルネットワークは「ネガティブな反応や皮肉が多く」、「Twitterを使った後は気分が悪い」とAltmanは言った。

Altmanと異なり、Andreessenは離脱の理由を説明していないが、同じような理由で一時的にTwitterを避けた可能性は十分にある。現在Andreessenのプロフィールで読むことのできるのは、休暇を取ることについての4ワードからなる投稿と、ネオリベラリズムに関するリツートが1件だけだが、Andressenがフル稼動でツイートしていた時は、他のユーザーと積極的に政治的議論を戦わせていた。

もちろん、Altmanですら一時的に離れた後、Twitterに帰ってくる欲求を抑えることはできなかった。Andreessenが自分の行動を「休暇」と呼んでいることからも、最終的に戻ってくる可能性は高い。プラットフォームとしてのTwitterは、無神経に荒らし回る一部ユーザーによる有害な文化を許す無関心なやり方に、批判が高まっているが、Andreessenは、敵対的な会話からも通常逃げることはない。

Andreessenが、かつてツイートした古い意見を消したかったのでは、という憶測もあるが、今どきそれは考えにくい。もし心配するような内容がフィードに埋もれているとすれば、アカウントを消したくらいでインターネットから取り除くことはできない ― 個人プロフィールから削除することで、表面化しにくくなることは確かだが。インターネットにはAndreessenのツイートを残らずリツイートするよう設定されているボットがあふれている。ソフトウェアでさえ、世界中のMarc Andreessenのツイートを食い尽くすことはできない。pmarca tweet responce

Andreessenが全ツイートを削除しながら、奇妙なリツイートを1つだけ残している理由も、ボットが説明している。ボットの出力を見る限り、そのリツイートは昨夜の出来事近くに起きたことではない。元のツイートの作者も同じことを言っており、停止されたプロフィールに関連するバグによるものかもしれない。

数あるAndreessenボットの存在は、この気の毒な男が博士論文の研究を継続できることも意味している。

Andreessenがツイートを消した理由について会社に尋ねたところ、「単なるTwitter休暇」という答が返ってきた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook