スマホのイヤフォンで聴く音楽をゴージャスな3Dサラウンドサウンドに変えてしまうBoom

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Boom for iOSは音楽を変える。たぶん、良い方へ。このアプリは一種のイコライザーで、通常のMP3の音に低音と奥行きを加える。ベースがよく鳴る3Dサウンド的な音になるから、超安物のイヤーバッドでも音楽を楽しめる。スピーカーからの音には、臨場感‘らしさ’が加わる。

しかし、万人向き、ではないかもしれない。Peter Schickeleの後期のアルバムを昔のVictrolaで聴きたい、という純粋派には、たぶんだめだ。

そのほかの人は、このアプリを自分の音楽系アプリの一員に加えるとよいだろう。使い方はとても簡単で、このアプリを通して音楽を聴き、さまざまなエフェクトを選ぶ。3Dのサラウンドもどきもあれば、いろんなブースターもある。5日間無料で試用して気に入ったらお金を払う。DRMで保護されていたり、ストリーミングの音楽には使えない。

いろんな曲で試してみたが、音の分離が良くなるし、相当極端なリバーブもかけられる。

OS X上には5年前からあるアプリケーションで、これを作っているGlobal Delight社によると、月間アクティブユーザーは250万人以上いる。同社は、Camera PlusやVizmatoも作っている。

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ソフトウェアアーキテクトのSandhya Prabhuは、こう説明する: “市場における重要な差別化要因は、独自のオーディオ処理ロジックを使っていることだ。それによりこのアプリは、ヘッドフォンから聴こえるふつうのステレオ音に、リアルなサラウンドの空間感覚を加える。高価なハードウェアがなくても、いつでもどこでも、サラウンドサウンドを楽しめる”。

同社はこの技術を、ストリーミングサービスや各種メーカー企業にライセンスしている。だからそのうち、SchickeleのP.D.Q. Bachを昔のJVCのヘッドフォンで聴いても、すごい音になるだろう。18世紀のフリューゲルホーン奏者たちも、本当はそんな音を出したかった、…のではないだろうか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iOS 9.3へのアップデートが途中で止まってしまった古い機種のユーザーにAppleが対策を提供…最新のサポート記事で

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古いデバイスのiOSユーザーの一部が、9.3へのアップデートで思わぬトラブルに遭遇しているらしい。アップデートに際してApple IDとパスワードを入力するのだが、それらは最初にそのデバイスをセットアップしたときのでないといけない。あとから変えたIDやパスワードでは、だめなのだ。

ID/PWが違うと、アップデートは途中で停止し、そこから先へ進めない。

Appleは本誌TechCrunchにこんな説明をくれた:

“一部のケースでは、顧客がパスワードを思い出せないとデバイスは不活状態になり、正しいパスワードを入力するまでその状態を保つ。そのような古いデバイスに関しては、一時的にアップデートを控えている”。

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この問題が生ずるのは、iPhone 5SまでとiPad Airまでの機種の一部だ。“古い”ではなくて、“新しくはない”と言うべきだね。たぶん今でも多くの人たちの現用機だから、アップデートを待たされる人が多いだろうな。

Appleは、この問題を修復するためのアップデートのアップデートを“数日後”にリリースするそうだ。でも、今すでに、停止した画面を見て途方に暮れている人は、この最新のサポート記事に書いてあることを、試してみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

このトリックを使ってiPhoneの不要なアイコンを隠そう


デスクトップの乱れは精神の乱れ、と信じる人たちにとって、iPhoneのホーム画面では同じことがいっそうの真実であるにちがいない。悲しいかな、iPhoneの美的フローを完全にコントロールしたい人たちは、初期画面にあるあの避けられないAppleお仕着せアプリたちと常に戦わねばならない。

リマインダーアプリを捨て去りたい自由人であれ、ヘルスアプリから逃れたいクリスピークリーム愛好者であれ、あるいは株式アプリを削除したい残念なTwitter投資家であれ、このトリックは問題のアプリを意識の外へと追い出すのに役立つだろう。しかもSpotlight検索を使えばいつでもアクセス可能だ。

トリックのしくみは実に単純で、目的のアプリをフォルダーの外へドラッグしながらホームボタンを押すだけ。このハックを発見したYouTubeユーザー、videosdebarraquitoによる上のビデオ見てからならずっと簡単だ。気になったかもしれないが、フォルダーの名前は “Disappear” でなくてもハックは働く。

こうした「ロック」されたアイコンをホーム画面から追い出せることは実に嬉しい。なにしろ、これまでこれはjailbreakユーザーのみに許されていた特権なのだから(コメント欄に書かれる前に言っておくと、Androidユーザーにも可能)。

このトリックは、ダウンロードしたアプリのアイコンでも、もし機能は使いたいがホーム画面から痕跡を消したいという場合に使うことができる。

もし気が変わったときは、iPhoneを再起動すれば元にもどる。Apple Newsの形跡を完全に消し去りたい人にとっては残念なことだが、少なくともiPhone自身が死ぬまでは続く、片時の安心は与えてくれる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Esplorioは、あなたに代って旅を記録してくれるアプリ

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結婚する前、私はちょっとした冒険家だった。ドラゴンズリーチからブルーパレスまで、訪れた先のマグカップや記念のショットグラスが証明してくれる。しかし、写真やウェブチェックインはどうだろう? カジートのみやげ物屋でそれを見つけるのは大変だ。

Esplorioは、旅をリアルタイムで記録するのを簡単にしたいと考えている。このアプリは、あなたの旅を従順に記録し、移動に合わせて写真と位置情報を結び付けていく。リバーウッドからレイクビューまで乗馬の長旅? Esplorioが道中の位置情報を取得してあなたの冒険紀行を作ってくれる。

「われわれは他のどんな旅行アプリよりも多くのサービスを統合している」とCEO Tim Fernandoは言った。「Esplorioは、あなたの投稿、旅行記録、写真を、Facebook、Twitter、Foursquare、Instagram、Picasa、Flickrから収集し、コンテンツを利用して旅の記録を作る」

当然のことながらシステムにはあなたが上質のコンテンツ ― ツイート、写真等々 ― を送り込む必要があるが、作られらた紀行は、あなたがスカイリム(あるいはヨーロッパ)をゆっくり確実に横断した感覚をリアルに伝えてくれる。

Fernandoはこのアプリを、友人のEssas Saulat、Sean Phamと共に作った。全員デジタルマーケティングとアプリ製作の仕事経験があり、全員ヨーロッパとアジアに住んだことがある。

彼らはAkash Gupta、Elliot Mackenzie、およびStartup Funding Clubから、30万ドル調達した。アプリはApple App Storeで公開されている。

アプリの2つの特長は、バッテリー寿命とデータローミングた。定常的なデータ接続を必要としないため、バッテリー使用と通信費を節約できる。

「われわれのアプリは旅の記録にデータローミングを必要としないので、ユーザーはローミング料金が嵩む心配をすることなく世界を旅行できる」とSaulatは言った。「ユーザーには旅を楽しんでもらいたいので、手動で旅を記録する代わりに、Esplorioが自動的に訪れた場所にチェックインする」

「プロジェクトは、旅行を記録する簡単なツールがないというTimの長年の不満から生まれた。スリランカを当時の婚約者と訪れたとき、Timは以前訪れて既存のネットワークに記録したカメの産卵地を探したかったが、彼の携帯電話では見つけられなかった。行き方を聞かなくてはならない苛立たしさが、簡単な方法を作ることを彼に決心させた」とSaultは言った。

近年スカイリム(またはペルー)を横断していてドラゴン(またはラマ)に遭遇しないことは難しい、Esplorioのようなアプリがあれば冒険家仲間(バックパッカー)と楽しく旅を共有できるだろう ― 両手大剣(ファラフェルサンドイッチ)を手離す必要もなく。総合的に見て、ちょっといいアプリのようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook