Adobe Photoshop CC、ワンクリック選択をサポート――Sensei AIが対象を認識

今日(米国時間1/23)、AdobeはPhotoshop CCをアップデートした。これにはWindowsユーザーのためにダイヤルタイプの入力装置、Microsoft Dialのサポートや高精細度モニターのサポート拡充などいくつもの新機能が含まれているが、中でも注目はSelect Subjectツールだ。これはAdobeの人工知能プラットフォーム、 Senseiを利用してワンクリックで所望の対象を認識し切り抜くというものだ。

イメージ処理を行うときにオブジェクトの選択は基本だが、形状が複雑だと手間のかかる作業になりがちだ。Photoshopの選択ツールは長年進歩を続けてきたが、それでも画像から望むように対象を切り抜くにはかなりの時間がかかるのが普通だった。新しいSelect Subjectツールも常に完璧な切り抜きができるわけではない。しかし優れているところはワンクリックでかなり正確なスタート地点を作ることができ、その後自由に編集が可能な点だ。しかもAdobeの新ツールは各種の既存の切り抜きツールと比べて段違いに優秀だ。

ただし、Sensei AIが画像を解析し範囲を決定するためワンクリック選択自体は機械任せとなる。ユーザーはメニューからSelect->Select Subjectと進むだけでよい。後はPhotoshopがやってくれる。

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【略】

Adobe XD

今日のCreative CloudのアップデートにはAdobe XDも含まれている。XDはモバイル・アプリのデザインとプロトタイピングのためのツールだ。XD ユーザーはZeplin、Avocode、Sympli、ProtoPie、Kite Compositorなどのサードパーティーのツールが使えるようになる。ユーザーはこうしたツールでデザインし、その結果をXDにインポートできる。現在のところこの機能はMac版(以上のツールはMacツール)だが、Adobeでは同様の機能をWindowsでも提供していくものとみられる。

これに加えてDropboxのユーザーはクラウドに保存されたXDの最初のアートボードをいちいちダウンロードすることなくプレビューできるようになった。

〔日本版〕Select Subjectは昨年11月にプレビューが公開されていたツール。日本版については未確認。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Adobe、Photoshop CCにワンクリック対象選択を導入へ――Sensei AIを利用して自動認識

長年の練習のかいがあってか、非常に手際よく人物をマスクできるPhotoshopのユーザーは多い。とはいえ、人物の輪郭を切り抜くのはフォトショ作業の中でいちばん手のかかるやっかいな部分であることに変わりはない。しかしクリック1回で対象を切り抜ける魔法の杖が近々登場する。

今日(米国時間11/28)、Adobeが 公開したプレビュー動画によると、次のアップデートでPhotoshopにはAIを利用して対象を認識し、自動的にその輪郭にそってマスクを作成する機能が追加されるという。この機能は現在Select Subjectと呼ばれており、Adobeの AIプラットフォーム、Senseiが用いられる。

メニューからSelect and Maskを選び、選択したい対象をどこでもよいからクリックするだけでよい。AIが自動的に意図された対象を認識してマスクを作成する。その後は背景を透明化したり、別の画像に置き換えるなどこれまでどおりさまざまなツールを使うことができる。

Adobeのティーザー動画によれば、新機能はPhotoshop CCの次のバージョンで導入される。

ただし「次のバージョン」がいつリリースされるのか具体的な日付はまだ不明だ。.

Engadgetの記事によれば、Select Subjectツールはまだ完全に仕上がっておらず、人物の髪の毛など細部の認識に問題が出る場合があるという。しかしこうした問題は機械学習のアルゴリズムがさらに多くのデータを入手できるようになれば次第に改善されるだろう。

〔日本版〕上のビデオの1:00あたりからワンクリック選択がデモされている。デモでは複数の人物や人物とイヌなどを自動認識で切り抜いている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

PhotoshopがTouch Barに対応

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去る10月のApple MacBook Pro大イベントで行われたサードパーティー発表の中でも、最も魅力的だったのがAdobeだった。Touch Barの披露から2ヵ月、Appleはこの新しい入力デバイスのアピールに、もっぱら自社ソフトウェアに頼ってきた。かなり有用なもの(Final Cut Pro)からちょっとシャレたもの(Photos)まで。

嬉しいことに、ついにAdobeがPhotoshopのTouch Bar対応を完了し、今日(米国時間12/13)ソフトウェアアップデートを提供する。今日の午前に公開されたブログ記事で製品マネージャーのStephen Nielsonは、新しい入力デバイスが単なるギミック以上の潜在能力をもつことを説明している。

Touch Barをさわってみて、2つの理由ですばらしいと感じた。第一に、Touch Barは状況に応じた「次のステップ」を知るのに役立つ。Photoshopの操作に慣れていない初心者にとって有用なだけでなく、経験あるユーザーも、次に必要なアクションをすばやくアクセスできる。第二に、Touch Barはツールの新しい使い方を提供する。キーボードやマウスでは面倒だったツールでは特にそうだ。

Touch Bar導入に向けての第一ステップは、予想通り実にシンプルだった。PhotoshopユーザーはTouch Barを使ってレイヤーのプロパティーを選択したり、ブラシのカラー、サイズ、硬さ、透明度、フロー(スライダーを使って微調整する)を選んでお気に入りを作り、すばやくアクセスできる。以下に概要を転載する。

· レイヤー・プロパティー:よく使うアクションをすばやくアクセスできる:スマートオブジェクトの配置、レイヤーのクリップ、選択とマスクを開く ― ブレンドモード変更のコントロールや履歴の閲覧も。

· ブラシ:ブラシのカラー、サイズ、硬さ、透明度、フローを、スライダーを使って正確な値を選ぶ。

· お気に入り:よく使うアクションのセットを自分専用に作る。以前のセクションや、フルスクリーンモード、左右/上下に反転、macOSの共有メニューを起動、等のコマンドを自由に組み合わせられる。

このアップデートはPhotoshop CCユーザーに提供される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Adobe、Photoshopに[コンテンツに応じた]切り抜きを導入

一度でも写真の切り抜きをしようとしたことのある人なら(Instagram世代でやらない人っている?)、あるいはただ水平線に合わせようとしただけでも、重要な部分が切れたり、白い部分が残ってしまうことなく、目的通りに切り抜くことがいかに難しいかをご存じだろう。

もしあなたがPhotoshopユーザーなら、もうすぐ少ない苦労で 画像を切り抜けるようになる。Adobeは、content-aware[コンテンツに応じた]塗りつぶし、パッチ、移動と同じテクノロジーを、画像切り抜きツールにも採用する。

ほんの少し画像を回転させたときに、被写体が切れたり余白が残りすぎたりする代わりに、もうすぐPhotoshopが自動的にそのスペースを塗りつぶしてくれるようになる。Photoshopのアルゴリズムはシンプルで、被写体の周囲のあるべきものを調べて、スムーズに塗りつぶすだけだ。

Photoshopの他の[コンテンツに応じる]ツールと同じく、この機能は比較的単純な構造物(あるいは空)ではうまく働くだろうが、実用的に役に立つかどうかはもちろんまだわからない。

今のところAdobeは、この新機能のごく一部を見せたたけだ。これがPhotoshop CCに登場する時期については、「次のメジャーリリース」の一部としか言っていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook