なつかしい(アナログの)テーブルポンがCES 2019の人気をかっさらう

それはとうてい、‘今週の主なニュース’に載るような話題ではない。それでもいいのだ。Universal Spaceのアナログのテーブルポン(Pong)は、誰も予想しなかった奇襲でわれわれを驚かせてくれる。この卓上マシンは、磁石を使ってポンを実装しているので、レトロ以上のレトロだ。その仕組みは、そのうちわれわれにも分かると思うが。

正方形の“ボール”と、両サイドには二つの矩形のパドルがあり、ホイールを回すとボールは前後へ動く。昔のゲームのように、速く回してボールがコーナーに当たると、ビリヤードのときみたいな短い英語を発する。相手のコーナーにボールが当たると、プレーヤーの得点になる。そういうときは、アーケードふうにオレンジ色のボタンを押すとボールが向こうへ行く。

マシンが対戦相手になる一人遊びモードだと、見ててもっと飽きない。一人遊びでは、マシンを弱い、普通、強いのどれかに設定できる。ちょっと反応が遅いので、慣れるまではゆっくりやった方がいい。

最初はテーブルクロスをかけてふつうのテーブルにしておけば、パーティーのゲストたちに大受けするだろう。お値段は、3000ドルと高い。アーケードモデルは、さらに1500ドル高い。たった一種類のゲームしかできないマシンにしては、大金だ。昔のポンもそうだったが、これを3000ドルぶん(4500ドルぶん)遊ぶだけの忍耐心は、誰にもない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

これは、部屋全体を使って4人でプレイするリアルPongだ

Pongが登場してから45年(!)以上が過ぎた。今のところこれをプレイして大きくなった人を見つけるのは難しくないだろう。

だが、こんなかたちでプレイしたことはおそらくないはずだ。

カナダのマルチメディアスタジオ、Moment Factoryは、Pongを部屋全体を使った巨大な体験へと変えてひとひねりを加えた。それぞれのパドルは人間ふたりが協力してコントロールする。

ゲームはみなさんご存じのPongと同じように始まり、ボールは12 x 18メートルのプレイ空間を動き回る。しかし、ボールを打ち合っていくうちに難題がふりかかる。ボールはスピードアップし、2つに分かれ、ボールのサイズが拡大/縮小する。

画面は天井から床面に映写され、LIDARセンサー(自動運転車の屋根にくくり付けられている大きな回転する筒のようなもの)がプレーヤーの位置を検出する。

ではどこへ行けばプレイできるのか? 残念ながら、おそらく、…今はどこへ行っても無理だ。Moment Factoryは、モントリオールで行われたビデオマッピング会議でこれを公開デモしたが、どうやらまた実験室に戻るらしい。なお、同社は現在ほかのアーケード型の体験を開発中であることを予告していた。

[via Engadget]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ゲーム・グラフィックスの歴史(1)―72年のPongから85年のスーパマリオまでをビデオで振り返る

XboxAhoyのStuart Brownが制作したミニシリーズは最近私が見たドキュメンタリービデオのなかで最高の出来だ。この5部構成のシリーズはゲームのグラフィックスの歴史をPongからストリートファイター、そしてのその後まですべの主要タイトルを網羅して紹介している。40年以上にわたるコンピューターグラフィックスの驚くべき成果とエンジニアが開発のために使ってきたツールの発達の歴史を簡潔に振り返ることができる。Brownのイギリス英語のナレーションも魅力的だ。

上にエンベッドしたシリーズ1ではラスター・グラフィックスとベクター・グラフィックスの差の説明から始まる。最初のコンピュータ・ゲームであるPongから、カラー化を効果的に使ったインベーダー、黄色いパックマンなどのアーケードゲームに進み、その時代を代表するスーパーマリオブラザーズの登場までが紹介される。 第2部では。スーパーマリオからアウトランへの急速な発達をたどる。ノスタルジーに浸りたい中年にも、埃が舞い上がるエフェクトがどこから来たか知りたいプログラマーにもオススメだ。誰が見ても楽しめるだろう。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+