Google、Google+ Sign-Inを利用するアプリに無料SEO支援中!

日本ではイマイチ話題になりきれていませんが、英語圏を中心に普及が進んでいるGoogle+。Googleの各種サービスと連携させたり検索結果で何かと優遇したりとGoogleの地道な努力が実を結んでいるようですが、今回は新たにアプリ連携を促進する取り組みを始めたということで早速のその内容をご紹介。特に海外でアプリ展開を行っている・考えている方には確実に集客支援になりそうな朗報なニュースかも? — SEO Japan

Google+-App-Search

アプリで行われた人気の高いアクティビティ、あるいは、閲覧されたコンテンツが何か知りたいだろうか?現在、グーグルは、この情報を検索結果に反映している。その結果、アプリの開発者が、グーグル+サインインを活用すると見込んでいるためだ。

グーグルは、グーグル+のアカウントを使って、サイトやアプリに容易にサインインする手段として、グーグル+サインインを2月に導入していた。現在、グーグルはこのサービスを活用するアプリに対しては、検索結果内で当該のアプリの人気の高いアクティビティや利用を表示している。

この結果はSERPの中央に掲載される。アプリ内で人気の高いコンテンツを明らかにすることで、クリックする手間を省くために用意されている。以下にFandangoの結果ページを掲載する。このページには、グーグル+のページだけでなく、ユーザーの間で話題に上がっている映画のページに直接アクセスするリンクも表示されている:

before after

上のページには、グーグル+ページを持つFandangoがどのように表示されるのかが示されている。 しかし、グーグル+のサインインを利用すると、このスペースは拡大され、その他のグーグル+のユーザーのアクティビティに応じて、アプリ内での人気の高いアクティビティが表示される。当然ながら、この情報は全て、グーグルで検索している際にログインしているユーザーのみに提示される。

この機能は今後数週間で徐々に展開されていくようだ。また、次のアプリがテストパートナーとして参加している:

詳細は、グーグル+の公式ディベロッパーブログの投稿で確認してもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Rewards App Developers Using Google+ Sign-In With Better Visibility On Google Search」を翻訳した内容です。

ウェブ検索に優先表示することで利用を誘うというGoogleならではの強力なアプリ連携促進キャンペーンでした。検索というSNSと並んで(しかもさらに独占的)圧倒的なプラットフォームを握っている(批判を浴びないぎりぎりのラインで)優位性を見事に活用していますね。この試みがどれだけアプリ運営者のGoogle+ Sing-In連携を促進するか注目です。 — SEO Japan [G+]

Google、Google+ Sign-Inを利用するアプリに無料SEO支援中!

日本ではイマイチ話題になりきれていませんが、英語圏を中心に普及が進んでいるGoogle+。Googleの各種サービスと連携させたり検索結果で何かと優遇したりとGoogleの地道な努力が実を結んでいるようですが、今回は新たにアプリ連携を促進する取り組みを始めたということで早速のその内容をご紹介。特に海外でアプリ展開を行っている・考えている方には確実に集客支援になりそうな朗報なニュースかも? — SEO Japan

Google+-App-Search

アプリで行われた人気の高いアクティビティ、あるいは、閲覧されたコンテンツが何か知りたいだろうか?現在、グーグルは、この情報を検索結果に反映している。その結果、アプリの開発者が、グーグル+サインインを活用すると見込んでいるためだ。

グーグルは、グーグル+のアカウントを使って、サイトやアプリに容易にサインインする手段として、グーグル+サインインを2月に導入していた。現在、グーグルはこのサービスを活用するアプリに対しては、検索結果内で当該のアプリの人気の高いアクティビティや利用を表示している。

この結果はSERPの中央に掲載される。アプリ内で人気の高いコンテンツを明らかにすることで、クリックする手間を省くために用意されている。以下にFandangoの結果ページを掲載する。このページには、グーグル+のページだけでなく、ユーザーの間で話題に上がっている映画のページに直接アクセスするリンクも表示されている:

before after

上のページには、グーグル+ページを持つFandangoがどのように表示されるのかが示されている。 しかし、グーグル+のサインインを利用すると、このスペースは拡大され、その他のグーグル+のユーザーのアクティビティに応じて、アプリ内での人気の高いアクティビティが表示される。当然ながら、この情報は全て、グーグルで検索している際にログインしているユーザーのみに提示される。

この機能は今後数週間で徐々に展開されていくようだ。また、次のアプリがテストパートナーとして参加している:

詳細は、グーグル+の公式ディベロッパーブログの投稿で確認してもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Rewards App Developers Using Google+ Sign-In With Better Visibility On Google Search」を翻訳した内容です。

ウェブ検索に優先表示することで利用を誘うというGoogleならではの強力なアプリ連携促進キャンペーンでした。検索というSNSと並んで(しかもさらに独占的)圧倒的なプラットフォームを握っている(批判を浴びないぎりぎりのラインで)優位性を見事に活用していますね。この試みがどれだけアプリ運営者のGoogle+ Sing-In連携を促進するか注目です。 — SEO Japan [G+]

生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

生まれたばかりのブログやWebサイトにアクセスを呼び込むのは至難の技です。
ブログを公開している以上アクセス数は気になりますし、なるべく多くの人に見てもらいたいと思うのが素直な気持ちでは無いでしょうか。

今日はそんな生まれたばかりのブログがアクセスを獲得するにはどうすれば良いかをご紹介したいと思います。勿論、既に運用しているブログにも応用できるものもありますので、参考にして頂けると幸いです。

Twitterで記事タイトルとURLを呟く


基本中の基本ですね。
この時点で「なーんだ…。」と思ってしまう方も居るかも知れませんが、ちょっと待って頂きたい。これは何も、よくあるSNS活用を促しているのではありません。

既に持っているアカウントでも、新規に取得したアカウントでも何でも結構です。
たとえフォロワーが居なくとも、Twitterで呟く事に意味があります。

@room402biz からのツイート

手動でも自動でも良いので、過剰にならない程度の頻度で呟きましょう。
勿論、フォロワー数が多く、既に多数のフォロワーと友好な関係が築けているアカウントの方が有用なのは言うまでもありませんが、Twitterで呟く事の意義は別にあります。

SEOの観点からTwitterを利用する

生まれたてのブログはコンテンツも少なく、満足なSEO効果を発揮する事が出来ません。
また、基本的には被リンクも無いですし、ドメインの年齢も低いとくれば、インターネットの世界ではまさに赤子のような脆弱さです。知名度も皆無と言って良いでしょう。

そこでTwitterを利用します。

恐らくブログを運用していてTwitterを知らない人は居ないでしょう。
Twitterには確固たる運用実績とコンテンツの集積があり、SEO的にも優れています。(少なくとも、生まれたてのブログよりは。)

その為、Twitterで記事名やブログ名、URLを呟く事でインターネットと言う世界にあなたのブログの痕跡を残す事が出来ます。
そしてこれが、何かの拍子に検索で引っかかって、あなたのブログへの入口となるのです。

Twitterはフォロワーへのアピールではなく、Web上に足跡を残すつもりで呟きましょう。
暫くは、ブログ名で検索しても自分のブログよりもTwitterが上位に表示される場合も少なくありません。

ブログのランキングサイトに登録する


やがて殆ど意味を成さなくなるブログランキングですが、生まれたてのブログにとっては大切なアクセス源になります。『にほんブログ村』などの、代表的なランキングサイトに登録してみましょう。

少し面倒でも、最初は毎日自分でバナーをクリックしてランクを上げるよう務める事も重要です。
もしも友人に頼めるなら、暫くの間クリックしてくれるようお願いすると更に効果的です。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップにほんブログ村 – 人気ブログランキングとブログ検索 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

所感ですが、これだけで一日50PV程度のアクセスを見込む事が出来るでしょう。
決して多くは無いですが、生まれたてのブログにとっては貴重な数字です。

既にブログを持っている場合はアクセス数と見比べて、この数が重要だと感じるならブログランキングサイトに登録してみると良いでしょう。

上位十位以内に入れば、数百程度のアクセス数は期待出来ます。

Pingを整備する


Ping自体に直接的なアクセスアップを期待する事は難しいかも知れません。
しかし、ブログの更新情報をより多くの場所に通知する事によって、検索エンジンにクロールされる速度がアップする可能性はあります。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ国内・海外の登録不要Pingサーバー一覧リストまとめ | room402.biz 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

主要なPingサーバーのURL一覧をリスト形式でまとめてあります。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップWordPressでSEO対策としてPing送信先を設定する方法 | room402.biz

また、WordPressでPing送信先を管理する方法については、上記の記事が参考になります。

Googleウェブマスターツールに登録する


Googleウェブマスターツールは、ブログやWebサイトに関してセキュリティやSEOなどの総合的な観点から解析・管理してくれる、文字通りウェブマスターの為のツールです。

Googleウェブマスターツールにブログを登録する事で、少なくともGoogleはあなたのブログを素早く正確にクロールする事が出来るようになります。
また、セキュリティ上の観点からもGoogleウェブマスターツールの登録は有益なものです。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップGoogleウェブマスターツールでサイトの所有権を設定する方法と必要性 | room402.biz 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

将来的にコンテンツを見直す時のデータも蓄積される為、まさに一石二鳥です。

検索エンジン用サイトマップの作成


併せて検索エンジン用のサイトマップも作成して、ウェブマスターツールに登録しておくと良いでしょう。
WordPressなら自動で最新のサイトマップを作成してくれる便利なプラグインがあります。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップWordPress › Google XML Sitemaps « WordPress Plugins 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

是非活用しましょう。

同好の士を見つける


あなたのブログで主に扱っている話題と、同じ話題に興味がありそうな人を探しましょう。
例えば、私のブログはWordPressについての記事が多く用意されています。ですから、WordPressに興味がありそうな人やコミュニティと接点を持つことで、よりアクセスアップに繋がる可能性があります。

極端な例ですが、WordPressの記事をグルメブロガーや政治経済・教育について熱く語っているブロガーに薦めてみても、あまり良い反応は得られないでしょう。

ガーデニングのブログなら、同じくガーデニングのブログ。
グルメならグルメ、ペットならペット、本や映画についてのブログであれば、同じような事を記事にしているブロガーやWebサイトの方と積極的に交流を計ってみると面白いでしょう。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップWordPress – IT技術ブログ村 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

TwitterやFacebookを活用したり、ブログランキングのコミュニティに登録したりすると探し易いです。

ひたすらコンテンツ量を増やす


ブログやWebサイトは一朝一夕でできる物ではありません。
一つ一つのコンテンツが集まって、やっとアクセス数が伸びて行きます。

その為、小手先の施策はここまでにして、あとはひたすらコンテンツをたくさん作りましょう。
SEOなんかも気にしなくて大丈夫です。真実を言うならば、アクセスアップには質より量です。

 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップこれからブログを頑張ろうと思う人へ。まずは三ヶ月毎日書く。話はそれからだ。 生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ

とは言え殆ど内容の無いコンテンツばかりを増やすのは逆効果です。キチンと中身のある、読んだ人にとって有益なコンテンツを丁寧に作り上げましょう。
そうしていくうちに、ひとりコメントを下さり、ひとりTwitterで仲良くなり、ひとり呟きをRTしてくて、そのうち自然とコンテンツがシェアされるようになっていきます。

大切なのはしっかりと良質なコンテンツを、できる限りたくさん作る事のみです。

まとめ

なぜこんな記事を書こうかと思ったのかと言うと、世の中にはとても面白いけどアクセス数がそれ程無いブログと言うのが結構あるみたいです。

そういうブログを見てるとアピールの仕方と言うか、どう言う風にアクセスアップを図って行けば良いのかが分からなくて困惑してる印象を受けるんです。
アクセス数をもっと増やしたい!でも、どうすれば良いのか分からない…って。

SEOはかなり細かい話になりますし、そもそもあれが必要なブログは限られていると個人的には思います。

それよりももっと身近なアクセスアップ方法として、全くと言って良い程アクセス数が無い生まれたてのブログにも使えるものをまとめてみました。
一概には言えませんが、これだけでも月間で見て1,000〜2,000 PVは獲得できると思います。

勿論、アクセス数が全てでは無いのは承知の上です。
私もあまり神経質にならない方が良いと思いますし、このブログについては実はたまーに見る程度です。

しかし、アクセス数がひとつのモチベーションになるのも、また事実。
世の中に埋もれる面白いブログやWebサイトの管理者がモチベーションを無くして去って行ってしまうと寂しいので、少しでもアクセス数を稼ぐ方法がシェアされればと思い記事を書きました。

あなたのサイトが大きくなるまでのほんの少しの間、この記事が何かのお役に立てば幸いです。

生まれたてのブログがアクセスを獲得する為の7ステップ is a post from: room402.biz

コピペするだけですぐに使えるPINGサーバーリストまとめ

PING送信の効果については様々な意見があります。個人的には、それほど激的な効果は無くともWeb上に足跡を残す…程度の気持ちでPING送信する事にしています。そこで、今回は国内と海外に登録不要でPingを送信できるURLのみを纏めました。

コピペしてお使いください。

国内のPingサーバーの送信先URL一覧

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http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2
http://blog-search.net/up.php
http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
http://blogstyle.jp/xmlrpc/
http://j-ranking.com/ping.cgi
http://ping.ask.jp/xmlrpc.m
http://ping.blog360.jp/rpc
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.namaan.net/rpc/
http://ping.rss.drecom.jp
http://ping.speenee.com/xmlrpc
http://rpc.reader.livedoor.com/ping
http://rpc.technorati.jp/rpc/ping
http://www.blogpeople.net/ping/

海外のPingサーバーの送信先URL一覧

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http://api.moreover.com/RPC2
http://api.my.yahoo.com/rss/ping
http://audiorpc.weblogs.com/RPC2
http://blogsearch.google.com/ping/RPC2
http://ping.blo.gs/
http://rpc.blogrolling.com/pinger/
http://rpc.icerocket.com
http://rpc.technorati.com/rpc/ping
http://rpc.weblogs.com/RPC2
http://services.newsgator.com/ngws/xmlrpcping.aspx
http://www.bloglines.com/ping

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コピペするだけですぐに使えるPINGサーバーリストまとめ

PING送信の効果については様々な意見があります。個人的には、それほど激的な効果は無くともWeb上に足跡を残す…程度の気持ちでPING送信する事にしています。そこで、今回は国内と海外に登録不要でPINGを送信できるURLのみを纏めました。

コピペしてお使いください。

PINGサーバーリスト

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http://blog-search.net/up.php
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http://blogstyle.jp/xmlrpc/
http://j-ranking.com/ping.cgi
http://ping.ask.jp/xmlrpc.m
http://ping.blog360.jp/rpc
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.namaan.net/rpc/
http://ping.rss.drecom.jp
http://ping.speenee.com/xmlrpc
http://rpc.reader.livedoor.com/ping
http://rpc.technorati.jp/rpc/ping
http://www.blogpeople.net/ping/
http://api.moreover.com/RPC2
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http://audiorpc.weblogs.com/RPC2
http://blogsearch.google.com/ping/RPC2
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http://rpc.blogrolling.com/pinger/
http://rpc.icerocket.com
http://rpc.technorati.com/rpc/ping
http://rpc.weblogs.com/RPC2
http://services.newsgator.com/ngws/xmlrpcping.aspx
http://www.bloglines.com/ping

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国内・海外の登録不要Pingサーバー一覧リストまとめ

Ping送信がどれ程に役に立つかは分かりませんが、やって損は無いだろうという事で毎回適当に設定しています。Ping一斉送信サービスなどもありますが、そこまでやる必要は無いという方も多いでしょう。

今回は国内と海外に登録不要でPingを送信できるURLのみを纏めました。
コピペしてお使いください。

国内のPingサーバーの送信先URL一覧

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http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
http://blogstyle.jp/xmlrpc/
http://j-ranking.com/ping.cgi
http://ping.ask.jp/xmlrpc.m
http://ping.blog360.jp/rpc
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.namaan.net/rpc/ 
http://ping.rss.drecom.jp
http://ping.speenee.com/xmlrpc
http://rpc.reader.livedoor.com/ping
http://rpc.technorati.jp/rpc/ping
http://www.blogpeople.net/ping/

海外のPingサーバーの送信先URL一覧

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http://rpc.blogrolling.com/pinger/ 
http://rpc.icerocket.com
http://rpc.technorati.com/rpc/ping
http://rpc.weblogs.com/RPC2
http://services.newsgator.com/ngws/xmlrpcping.aspx
http://www.bloglines.com/ping

WordPressユーザーの方へ

WordPressを利用している方は簡単にPingサーバーの管理が行えます。

 国内・海外の登録不要Pingサーバー一覧リストまとめWordPressでSEO対策としてPing送信先を設定する方法 | room402.biz

上記の記事を参考にして、Pingサーバーリストをコピペしておくと良いでしょう。

国内・海外の登録不要Pingサーバー一覧リストまとめ is a post from: room402.biz

インハウスSEOとして成功する秘訣

GWまっただ中ですがこの時期にこそお仕事中という人も多そうなので、SEO Japanも記事発信を。今回は日本でも需要が増しているインハウスSEOに関する成功の極意について考えた記事をサーチエンジンランドから。GW中に「なんで世間の大半の人は休んでるので自分だけ地道にSEOしてるんだ。。。」と嘆いているあなた、これを読めば元気が出るかも。 — SEO Japan

親交がある方には既に伝えたが、私は今年の1月からスマートシート社でインハウスのSEOとして働いている。インハンスになってから数週間が経過したこともあり、今回は、エージェンシーのSEOとインハウスのSEOの違い、インハウスSEOとして成功する上で必要な要素、そして、落とし穴について私の見解を提供する。

エージェンシー vs インハウス

まずは、エージェンシーSEOとインハウスSEOの違いから見ていく。

インハウスSEOは同じことを何度も繰り返しているわけではない

エージェンシーでは、繰り返しは必要とされる。推奨した作業をクライアントが実施するまでは、何もすることが出来ない。

SEOエージェンシーの従業員にとって最善のエクササイズなのだろうか?イメージ: PBoyd04

エージェンシーでは、請求可能な勤務時間、そして、表に記載される推奨事項の数は、あまり多いとは言えない。また、クライアントにミーティングに参加してもらわなければ、新しいプロジェクトを始めることは出来ない。余裕があると思ったら、次回のミーティングの開催日が2週間後に決まり、今日から推奨事項を提示しなければならなくなるケースもある。するとフラストレーションが溜まり、実際に効果があるかどうかは別として、とにかく提供することが可能な提案を探す羽目になる。

インハウスSEOとして、私は障害を調査し、交渉を行うことが出来る。また、価値をもたらす別の作業に取り掛かることも可能である。

請求可能な時間数が存在しない

これほど嬉しいことはない。支払いを請求する時間を計算しなくてもよいのだ。どんなツールまたはストップウォッチを利用するにせよ、勤務時間の計算は不可能である。最終的にあやふやな記憶や推測に頼らざるをえなくなる。

In-house SEOs do not have to track billable hours

イメージ: Zak Greant

インハウスSEOは集中力を維持するのが困難

エージェンシーでは、検索とソーシャルメディアに関して、従業員は私とCEOを頼りにしていた。当然、CEOではない私に質問は集中した。つまり、担当しているかどうかに関わらず、全てのクライアントの仕事に私は関与していた。

ところが、インハウスSEOに転身すると、さらに多くの同僚から質問が寄せられ、作業を中断する回数が大幅に増えた。当然だ。エージェンシーでは、受け付けからCEOに至るまで全員が検索とソーシャルのスペリシャリストであった。80%の知識を全員が持っており、20%の困難な取り組みにおいてのみ、助けを必要としていた。

インハウスSEOとして、私はゼロから同僚に情報を与え、SEOのメリットを教えなければならない。この会社の従業員は、自然な検索とソーシャルの重要性を心得ているものの、活用する方法を学び始めたばかりである。基本的に孤立していることが多いPPCのランディングページとは異なり、パンフレットページ、ケーススタディのぺージ、ブログの投稿… インデックスされるページは全てSEOに影響を与える。

インハウスは社内を移動して、直接話をすることが可能

エージェンシーでは、クライアントとの間で問題を抱えると、全てクライアントの意思に左右される。コミュニケーションのスピードが遅くなるにせよ、技術的な問題が生じているにせよ、あるいは、クライアントが防御姿勢を取っているにせよ、クライアントが実際に決断を下すか、承認を与えるまでエージェンシー側は待つしかない。

インハウスSEOの場合は、単純に席を離れて、同僚を訪ねることが出来る。求めている答えを毎回得られるわけではないものの、全ての問題の状況を把握し、私の目標を理解し、分かち合うスタッフと力を合わせて作業することが出来る。

SEOのコミュニケーション

エージェンシーでSEOとして働く場合でも、あるいは、ある程度の規模を持つ会社でSEOの担当者として働く場合でも、次のようなコミュニケーションスキルが求められる:

専門用語を使わずにコミュニケーションを取る

エージェンシーで同僚と話しをする時、あるいは、カンファレンスに参加する時は、初心者には意味不明な専門用語を使ってコミュニケーションを取ることが出来る。ある優秀な教授から、伝える能力こそが知識の本来の意味であると教えられたことがある。分かりやすい言葉で定義し、利用を心掛けるべきである。また、分からないときは説明を求めて欲しい点を同僚に伝えておこう。

規律を持って、簡潔に話す

同様に、ダラダラ長く話して、他の従業員の時間を独占するべきではない。明確に、簡潔に、そして、説得力を持って話すことが出来ないなら、インハウスSEOとして成功する可能性は低い。

Discipline

イメージ: Grotuk

覚悟を決め、駆け引きを理解し、賢明な行動を取る

初めて出勤した日に、CEOからITディレクターの主な指示 – アプリをクラッシュさせるな – を言い渡された。スマートシートの信頼性は、機能と同じように重要である。弊社のウェブサイトとアプリは同じドメインに置かれているため、テストが必要されてる取り組みもあれば、単純に禁止されている取り組みもある。エージェンシーでは、禁止されている取り組みに手をつける必要はない。しかし、インハウスでは、このような難問に配慮しつつ、ITディレクターやアプリの開発者と協議を行い、解決へ向けた活動を行うことが出来る。

価値の高いアクティビティを選び、秩序を保ち、脱線を避ける

スマートシートに入社した際、改善することが可能な様々な取り組みを見つけた。 入社後の1ヶ月間は、毎日異なる機会を見つけ、追いかけていた気がする。2ヶ月目からは、実現可能であり、最大の見返りをもたらすアクティビティに狙いを定めることにした。

SEO部門が一人だけであれ、または、数名のスタッフで構成されているのであれ、実現することが可能なプロジェクトの数は、時間の制約を受ける。そのため、時間を最大限に活用するべきである。

共有することが出来る知識

インハウスSEOは、知識を周りの従業員と分かち合うことが出来る。すぐに共有する価値のある知識がある点を覚えておいてもらいたい。

SEOは競争

コンテンツを最適化し、リンクとオーソリティを獲得するだけでは不十分である。SEOの競争は激しい。キーワードの競合者がコンテンツおよびオーソリティの構築を加速する中で、追いつき、追い越す必要がある。同じレベルで努力するだけでは不十分である。競合者よりも質を高め、早く動き、そして、強くなる必要がある。

検索エンジンもまたスパマーとしのぎを削っている。検索エンジンはスパムを封じ込める取り組みを強化しているが、一方でスパマーは検索エンジンを操作する新たな方法を見つけている。まっとうな会社はこの戦いから距離を置くべきである。雇用者のドメインを危険にさらすべきではない。

サイトの最適化 vs ページの最適化

マーケティング部門に、内部リンクの構造、ドメインのオーソリティ、そして、SEOを支えるコンテンツ等の最適化のコンセプトを理解してもらう必要がある。

競争の激しい分野では、例えばウィジェットに関するページを1つ投稿するだけでは、グーグルのSERPでトップ 10に食い込むことは不可能である。リンクおよびサイテーションの質が高い、複数の支援する文書が求められる。とりわけ有料検索に慣れている会社は、この点を理解していないことが多い。

全てのページがSEOのランディングページではない

ショートテールまたはロングテールのキーワードに対して好きなページを最適化することは可能だが、全てのページが上位にランクインする、または、トラフィックをもたらすことが出来るわけではない。従って、トップレベル、または、価値の高いコンテンツに対してキーワードの最適化を実施し、その他のコンテンツはスキップして、リンクとオーソリティをもたらす新しいコンテンツの投稿に移るべきである。

念のために言っておくが、技術的なSEOのエラーがあれば解決し、内部リンクを最適化する必要はある。また、ページを最適化していなくても、編集作業から解放されるわけではない(例えば、アンカーテキストをSEOでターゲットにしているページに加える)。

SEOの成果を記録する表を策定した後、価値の低いページを見直し、ロングテールのキーワードに対して最適化することが出来るかどうか確認しよう。これは、ウェブサイトに慣れる必要があるインターンや新しいスタッフに向いている仕事である。

コンテンツのタイプによって、SEOの強さは異なる

これは個人的に好きなポイントである。 ウェブのアセットや文書によって、意図、そして、SEOの強さは異なる。

例えば、プレスリリースキャンペーンを立ち上げる際は、ケーススタディは効果的かもしれないが、ツイッターでバイラル化する可能性、あるいは、多くのリンクを獲得する可能性は低い。また、人気の高いカンファレンスで生中継ブログを実施すると、多くのメンションやリンクを獲得することが出来るものの、登録や売り上げへのコンバージョンに関しては期待薄である。そのため、様々な意図に応じて、様々なタイプのコンテンツを用意しておこう。

私はこの点をフライホイール(はずみ車)の例えを使って説明した。ブランド、ブログ、そして、ソーシャルメディアのアセットの人気が高くなればなるほど、それぞれ異なる経緯でSEOに貢献する確率は高くなる。この評価を勝ち取る必要がある。人気の高いブログでは、記事がバイラル化するだろう。一方、知名度の低いブログでは、全く同じ記事であっても何も起こらない。はずみ車を回す必要があるのだ。

競争する分野の範囲内で行動する

現在、どのキーワードで会社のウェブサイトが上位にランクインすることが出来るのか、どのキーワードに手が届きそうなのかを、同僚に把握してもらう必要がある。例えば、キーワードSEOで上位へのランクインを試みるSEO業者が少ないが、これには理由がある。時間の無駄でしかないことをSEO業者は心得ているのだ。短期の目標、長期の目標、そして、難易度の高い大胆な目標を定めてもらいたい。積極的に行動する必要はあるが、無理な期待を抱かせないように注意しよう。

ここでヒントを送る。私はキーワードリサーチを行う際、フレーズ一致をベースにしているが、常に完全一致の数字をレポートするようにしている。

最適化 vs 過剰な最適化

過剰な最適化について同僚に警告を与えておく必要がある。主に2つ理由がある。まず、検索エンジンから過剰最適化のペナルティを科されたくないからだ。

一息つくスペースを得ることがもう一つの理由である。どこにいっても「前の職場ではこの作業をしていましたね。ここでも同じことをしてくれませんか?」と言う人達がいる。スタートレックのボーンズなら、「勘弁してくれ、ジム。機械じゃないんだ、人間なんだよ」と言って呆れるだろう。

チェックリストをつけていても、全てのページを同じように最適化することは出来ない。SEOは、技術であり、科学であり、そして、創造である。SEOに関わる機会が増えれば、スキルは改善され、勘は冴えわたってくる。しかし、たまには「必要以上に最適化はしたくありませんが、考えてみます」と冷静に、そして、気楽に言いたいものである。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Survival Tips For Becoming An In-House SEO」を翻訳した内容です。

元気が出るよりさらに疲れてしまった人もいそうで怖いですが、インハウスSEOの仕事の在り方について真っ当に書かれた記事でした。最近は広告代理店やSEO会社でSEOに従事していた方が企業のインハウスSEOとして転職していくケースも増えていると思いますが、ここに書かれていることを多少なりとも意識しておけば、よりスムースにインハウスSEO担当者として活躍できるかもしれません! — SEO Japan [G+]

インハウスSEOとして成功する秘訣

GWまっただ中ですがこの時期にこそお仕事中という人も多そうなので、SEO Japanも記事発信を。今回は日本でも需要が増しているインハウスSEOに関する成功の極意について考えた記事をサーチエンジンランドから。GW中に「なんで世間の大半の人は休んでるので自分だけ地道にSEOしてるんだ。。。」と嘆いているあなた、これを読めば元気が出るかも。 — SEO Japan

親交がある方には既に伝えたが、私は今年の1月からスマートシート社でインハウスのSEOとして働いている。インハンスになってから数週間が経過したこともあり、今回は、エージェンシーのSEOとインハウスのSEOの違い、インハウスSEOとして成功する上で必要な要素、そして、落とし穴について私の見解を提供する。

エージェンシー vs インハウス

まずは、エージェンシーSEOとインハウスSEOの違いから見ていく。

インハウスSEOは同じことを何度も繰り返しているわけではない

エージェンシーでは、繰り返しは必要とされる。推奨した作業をクライアントが実施するまでは、何もすることが出来ない。

SEOエージェンシーの従業員にとって最善のエクササイズなのだろうか?イメージ: PBoyd04

エージェンシーでは、請求可能な勤務時間、そして、表に記載される推奨事項の数は、あまり多いとは言えない。また、クライアントにミーティングに参加してもらわなければ、新しいプロジェクトを始めることは出来ない。余裕があると思ったら、次回のミーティングの開催日が2週間後に決まり、今日から推奨事項を提示しなければならなくなるケースもある。するとフラストレーションが溜まり、実際に効果があるかどうかは別として、とにかく提供することが可能な提案を探す羽目になる。

インハウスSEOとして、私は障害を調査し、交渉を行うことが出来る。また、価値をもたらす別の作業に取り掛かることも可能である。

請求可能な時間数が存在しない

これほど嬉しいことはない。支払いを請求する時間を計算しなくてもよいのだ。どんなツールまたはストップウォッチを利用するにせよ、勤務時間の計算は不可能である。最終的にあやふやな記憶や推測に頼らざるをえなくなる。

In-house SEOs do not have to track billable hours

イメージ: Zak Greant

インハウスSEOは集中力を維持するのが困難

エージェンシーでは、検索とソーシャルメディアに関して、従業員は私とCEOを頼りにしていた。当然、CEOではない私に質問は集中した。つまり、担当しているかどうかに関わらず、全てのクライアントの仕事に私は関与していた。

ところが、インハウスSEOに転身すると、さらに多くの同僚から質問が寄せられ、作業を中断する回数が大幅に増えた。当然だ。エージェンシーでは、受け付けからCEOに至るまで全員が検索とソーシャルのスペリシャリストであった。80%の知識を全員が持っており、20%の困難な取り組みにおいてのみ、助けを必要としていた。

インハウスSEOとして、私はゼロから同僚に情報を与え、SEOのメリットを教えなければならない。この会社の従業員は、自然な検索とソーシャルの重要性を心得ているものの、活用する方法を学び始めたばかりである。基本的に孤立していることが多いPPCのランディングページとは異なり、パンフレットページ、ケーススタディのぺージ、ブログの投稿… インデックスされるページは全てSEOに影響を与える。

インハウスは社内を移動して、直接話をすることが可能

エージェンシーでは、クライアントとの間で問題を抱えると、全てクライアントの意思に左右される。コミュニケーションのスピードが遅くなるにせよ、技術的な問題が生じているにせよ、あるいは、クライアントが防御姿勢を取っているにせよ、クライアントが実際に決断を下すか、承認を与えるまでエージェンシー側は待つしかない。

インハウスSEOの場合は、単純に席を離れて、同僚を訪ねることが出来る。求めている答えを毎回得られるわけではないものの、全ての問題の状況を把握し、私の目標を理解し、分かち合うスタッフと力を合わせて作業することが出来る。

SEOのコミュニケーション

エージェンシーでSEOとして働く場合でも、あるいは、ある程度の規模を持つ会社でSEOの担当者として働く場合でも、次のようなコミュニケーションスキルが求められる:

専門用語を使わずにコミュニケーションを取る

エージェンシーで同僚と話しをする時、あるいは、カンファレンスに参加する時は、初心者には意味不明な専門用語を使ってコミュニケーションを取ることが出来る。ある優秀な教授から、伝える能力こそが知識の本来の意味であると教えられたことがある。分かりやすい言葉で定義し、利用を心掛けるべきである。また、分からないときは説明を求めて欲しい点を同僚に伝えておこう。

規律を持って、簡潔に話す

同様に、ダラダラ長く話して、他の従業員の時間を独占するべきではない。明確に、簡潔に、そして、説得力を持って話すことが出来ないなら、インハウスSEOとして成功する可能性は低い。

Discipline

イメージ: Grotuk

覚悟を決め、駆け引きを理解し、賢明な行動を取る

初めて出勤した日に、CEOからITディレクターの主な指示 – アプリをクラッシュさせるな – を言い渡された。スマートシートの信頼性は、機能と同じように重要である。弊社のウェブサイトとアプリは同じドメインに置かれているため、テストが必要されてる取り組みもあれば、単純に禁止されている取り組みもある。エージェンシーでは、禁止されている取り組みに手をつける必要はない。しかし、インハウスでは、このような難問に配慮しつつ、ITディレクターやアプリの開発者と協議を行い、解決へ向けた活動を行うことが出来る。

価値の高いアクティビティを選び、秩序を保ち、脱線を避ける

スマートシートに入社した際、改善することが可能な様々な取り組みを見つけた。 入社後の1ヶ月間は、毎日異なる機会を見つけ、追いかけていた気がする。2ヶ月目からは、実現可能であり、最大の見返りをもたらすアクティビティに狙いを定めることにした。

SEO部門が一人だけであれ、または、数名のスタッフで構成されているのであれ、実現することが可能なプロジェクトの数は、時間の制約を受ける。そのため、時間を最大限に活用するべきである。

共有することが出来る知識

インハウスSEOは、知識を周りの従業員と分かち合うことが出来る。すぐに共有する価値のある知識がある点を覚えておいてもらいたい。

SEOは競争

コンテンツを最適化し、リンクとオーソリティを獲得するだけでは不十分である。SEOの競争は激しい。キーワードの競合者がコンテンツおよびオーソリティの構築を加速する中で、追いつき、追い越す必要がある。同じレベルで努力するだけでは不十分である。競合者よりも質を高め、早く動き、そして、強くなる必要がある。

検索エンジンもまたスパマーとしのぎを削っている。検索エンジンはスパムを封じ込める取り組みを強化しているが、一方でスパマーは検索エンジンを操作する新たな方法を見つけている。まっとうな会社はこの戦いから距離を置くべきである。雇用者のドメインを危険にさらすべきではない。

サイトの最適化 vs ページの最適化

マーケティング部門に、内部リンクの構造、ドメインのオーソリティ、そして、SEOを支えるコンテンツ等の最適化のコンセプトを理解してもらう必要がある。

競争の激しい分野では、例えばウィジェットに関するページを1つ投稿するだけでは、グーグルのSERPでトップ 10に食い込むことは不可能である。リンクおよびサイテーションの質が高い、複数の支援する文書が求められる。とりわけ有料検索に慣れている会社は、この点を理解していないことが多い。

全てのページがSEOのランディングページではない

ショートテールまたはロングテールのキーワードに対して好きなページを最適化することは可能だが、全てのページが上位にランクインする、または、トラフィックをもたらすことが出来るわけではない。従って、トップレベル、または、価値の高いコンテンツに対してキーワードの最適化を実施し、その他のコンテンツはスキップして、リンクとオーソリティをもたらす新しいコンテンツの投稿に移るべきである。

念のために言っておくが、技術的なSEOのエラーがあれば解決し、内部リンクを最適化する必要はある。また、ページを最適化していなくても、編集作業から解放されるわけではない(例えば、アンカーテキストをSEOでターゲットにしているページに加える)。

SEOの成果を記録する表を策定した後、価値の低いページを見直し、ロングテールのキーワードに対して最適化することが出来るかどうか確認しよう。これは、ウェブサイトに慣れる必要があるインターンや新しいスタッフに向いている仕事である。

コンテンツのタイプによって、SEOの強さは異なる

これは個人的に好きなポイントである。 ウェブのアセットや文書によって、意図、そして、SEOの強さは異なる。

例えば、プレスリリースキャンペーンを立ち上げる際は、ケーススタディは効果的かもしれないが、ツイッターでバイラル化する可能性、あるいは、多くのリンクを獲得する可能性は低い。また、人気の高いカンファレンスで生中継ブログを実施すると、多くのメンションやリンクを獲得することが出来るものの、登録や売り上げへのコンバージョンに関しては期待薄である。そのため、様々な意図に応じて、様々なタイプのコンテンツを用意しておこう。

私はこの点をフライホイール(はずみ車)の例えを使って説明した。ブランド、ブログ、そして、ソーシャルメディアのアセットの人気が高くなればなるほど、それぞれ異なる経緯でSEOに貢献する確率は高くなる。この評価を勝ち取る必要がある。人気の高いブログでは、記事がバイラル化するだろう。一方、知名度の低いブログでは、全く同じ記事であっても何も起こらない。はずみ車を回す必要があるのだ。

競争する分野の範囲内で行動する

現在、どのキーワードで会社のウェブサイトが上位にランクインすることが出来るのか、どのキーワードに手が届きそうなのかを、同僚に把握してもらう必要がある。例えば、キーワードSEOで上位へのランクインを試みるSEO業者が少ないが、これには理由がある。時間の無駄でしかないことをSEO業者は心得ているのだ。短期の目標、長期の目標、そして、難易度の高い大胆な目標を定めてもらいたい。積極的に行動する必要はあるが、無理な期待を抱かせないように注意しよう。

ここでヒントを送る。私はキーワードリサーチを行う際、フレーズ一致をベースにしているが、常に完全一致の数字をレポートするようにしている。

最適化 vs 過剰な最適化

過剰な最適化について同僚に警告を与えておく必要がある。主に2つ理由がある。まず、検索エンジンから過剰最適化のペナルティを科されたくないからだ。

一息つくスペースを得ることがもう一つの理由である。どこにいっても「前の職場ではこの作業をしていましたね。ここでも同じことをしてくれませんか?」と言う人達がいる。スタートレックのボーンズなら、「勘弁してくれ、ジム。機械じゃないんだ、人間なんだよ」と言って呆れるだろう。

チェックリストをつけていても、全てのページを同じように最適化することは出来ない。SEOは、技術であり、科学であり、そして、創造である。SEOに関わる機会が増えれば、スキルは改善され、勘は冴えわたってくる。しかし、たまには「必要以上に最適化はしたくありませんが、考えてみます」と冷静に、そして、気楽に言いたいものである。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Survival Tips For Becoming An In-House SEO」を翻訳した内容です。

元気が出るよりさらに疲れてしまった人もいそうで怖いですが、インハウスSEOの仕事の在り方について真っ当に書かれた記事でした。最近は広告代理店やSEO会社でSEOに従事していた方が企業のインハウスSEOとして転職していくケースも増えていると思いますが、ここに書かれていることを多少なりとも意識しておけば、よりスムースにインハウスSEO担当者として活躍できるかもしれません! — SEO Japan [G+]

ジャーナリストが教える良質なストーリーテリングの要素

コンテンツマーケティングが注目されていますが、コンテンツをマーケティングする時に参考にしたいのが、長年ストーリーを伝えてきたプロのジャーナリストの発想。本質を失わず、わかりやすく、時に大胆に伝えるストーリーテリングの技術を学んでみませんか。 — SEO Japan

SEOでは良質なコンテンツが、そして、アウトリーチ(接触)では関係構築が重要視されるようになるにつれ、その一方では、リンク構築とジャーナリズムの間のギャップが埋まりつつある。ジャーナリストのキャリアを呪ったこともあるが(仕事が少ないため)、現在は、優れたストーリーを伝える方法を教えてくれたため、この道を選んだことに満足している。

ストーリーテリングはマーケティングにおいて欠かせない要素である。優れたストーリーは良質なリンクをもたらすためだ。

マーケティングと同じように、ストーリーテリングもまた、アートでありサイエンスでもある。コピーライティング & 創造力はある意味才能であり、発展させ、磨き上げることは可能だが、必ずしも教わる類の技術ではない。しかし、科学的な計画および実行なくして、芸術性は発揮されない。

ジャーナリストは、このポイントを最初に学ぶことになる。事実、テッド・スパイカー氏、マイク・フォレイ氏、ノーム・ルイス氏、ベティ・コルティナ氏、ビル・マキーン氏等、ジャーナリズム業界の天才達によって、私は優れたストーリーを伝える方法を学ばせてもらった。この優秀なジャーナリスト達のアドバイスが、皆さんの役に立つことを願っている。

ちなみにフロリダ州に住んでおり、ストーリーテリングを復習したいなら、フロリダ大学が主催するデジタルストーリーテリング・ワークショップに参加してみてはいかがだろうか?

キャラクターに焦点を絞る

最終的にストーリーを作るのはキャラクターである。製品やサービスに対してマーケティングやリンク広告を行うのは皆さん自身であっても、例えば、ローンに関するストーリーを伝えるなら、オーディエンスとのつながりをなかなか見出せないのではないだろうか。

「実際に三次元で見ることで、つながりを見出す」とテッド・スパイカー氏(「YOU: The Owner’s Manual」の著者の一人であり、Runner’s WorldでBig Guy Bloggerを担当し、そして、 Men’s Healthで編集者を務めた経験を持つ)は述べている。「優れたストーリーテラーは、強烈なキャラクターを作り上げ、読者を没頭させる。」

SEOmozは、ロジャー(オンラインツール)に対してこの取り組みを巧みに実施している。どれだけこのツールが素晴らしくても – 実際に素晴らしい – この可愛らしい小さなロボットがいなければ、ここまでユーザーが熱中することはなかったはずだ。オンラインツールに親しみを感じたことはあるだろうか?それでは、このロボットには親しみを感じるだろうか?

storytelling in marketing

そうだと思った!

私達が提携を結んでいる無料のオンライン資金集めツールのYouCaringは、提供するサービスに焦点を絞るのではなく、資金提供者が支援する人達をアピールしている。

storytelling marketing

「人間のストーリーの共有こそが、オーディエンスを没頭させる上で、最も効果があり、妥当である」とベティ・コルティナ-ウェイス氏(NBCLatino.comのコンサルティング・シニア・プロデューサー)は指摘している。「苦労や大成功でも、あるいは幸せや絶望でも構わない。人間のストーリーを介して、事実上、何にでも息吹を与えることが可能になる。」

基本的な人間のニーズを利用する

リアリティ番組に視聴者が夢中になるには、理由がある。進展が気になるからだ。悪い手本ではあるが、手法は高く評価するべきである。

「ライターのトム・フレンチが指摘しているように、優れたストーリーは「次に何が起きるのかを知る」人間の基本的なニーズを活用する」とマイク・フォレイ氏(フロリダ大学のジャーナリズム学部で博士課程の講師を務める)は述べている。「当然、良質な文章を書く必要もある。」

優れたストーリーは、冒頭で好奇心を掻き立てて読者の注目をつかみ、中盤で読者がもっと知りたくなるように導き、そして、最後に読者が納得し、他の人達に伝えたくなるような結論を与える。

このアプローチを採用するマーケティングとリンク構築は成功する。オーディエンスの知りたいと言う欲求を活用するのだ。

野外フェスのボナルーフェスティバルは、 RooCluesでこの取り組みを見事に行っている。この音楽フェスティバルに出演するバンドの情報は、コーラの作り方以上に厳重に外部に漏れないように管理されている。しかし、発表の約6週間前から、参加するミュージシャンの手掛かりを提供していく。

storytelling marketing

Tame Impalaはボナルー・フェスティバル2013でパフォーマンスを披露する。

オーディエンスは手掛かりの意味を知りたくなるため、サイトに戻り、自分なりの推測を行い、友達に伝える。

感情を込める

どんな媒体を利用しているにせよ – 友達に伝えるストーリー、読んでいる本や記事、見ている映画、または、吸収しているマーケティングのメッセージ – 良質なストーリーテリングの要素は同じである。

「ドラマ、愛、幸せ、悲しみ、衝撃、不安、期待、矛盾、障害、ユーモア、サプライズ。つまり、教訓を与えるストーリー、有益な情報を与えるストーリー、そして、その他の人、場所、アイデア、出来事の理解を深めるストーリーである」とジョン・シュランダー氏(タンパベイ・タイムズのオンラインエディター)は指摘している。「そのストーリーを盛り込むことが出来るか否かはジャーナリストの実力次第である。」

例:

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有用性を忘れずに

このような感情、そして、反射的な行動を巡って私達は競っている。しかし、リアクションのために、取り組みを実施する理由を犠牲にするべきではない。

「感情と実用性の双方を持ち合わせるストーリーを求めている」とノーマン・ルイス氏(フロリダ大学ジャーナリズム学部の准教授)は述べている。「どのように役に立つのかを説明し、同時に感情に訴えかける必要がある。」

ルイス氏は、ジャレッド・フォーゲル氏によるサブウェイのダイエットキャンペーンを例に挙げている。これは実用的であり、尚且つ刺激的であった。ジャレッド・フォーゲル氏との感情面でのつながりを見出していたため、オーディエンスは熱中した – ダイエットの成功を願ったのだ。サブウェイの製品が好きでなくても気になってしまう。

もう一つ良い例を紹介する(ちなみにスーパーボウルのCMを全て流すつもりはない)。

YouTube Preview Image

この農業従事者のCMを見て何も感じない人は、感情を持っていないと言わざるを得ない。

さて、皆さんの会社はどのようなストーリーを伝えているだろうか?

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Art & Science Of Storytelling As Told By Journalists」を翻訳した内容です。

ジャーナリズム101のクラスで学びそうな内容でしたが、普通に勉強してきた人もこういうことは学んでいない人が大半でしょうし、実際、十分コンテンツマーケティングにもきっちり活かせそうなものばかりでした。キャラクターの活用に関しては一歩間違えるとキャラクターに(悪い方向に)左右されてしまいそうなケースもあると思いますが、例で出ていたPRキャラクターでなくとも、ストーリー自身のキャラクターをいかに読者に共感づけるかというのは大事なポイントですよね。 — SEO Japan [G+]

SEO&アフィリエイトの参入障壁

GoogleのSEO取締り強化によるSEO難易度アップで、以前に比べSEOビジネスに参入する人も少なくなっている最近ですが、外部リンク支援はともかくコンサルティング、インハウスSEO支援等、SEO関連のサービスニーズはまだまだ存在します。今回は特にSEOを活用したアフィリエイトビジネスに関する参入障壁の問題についてトップマーケッターのロス・ハッジスが考えた記事を。 — SEO Japan

通常のビジネスの世界では、参入する際の障壁が実在し、定着している – 実際の店舗を設ける小売業界では、特に参入の壁は高く、これが、貧しい状況を抜け出し、潤沢な企業を目指すことが難しかった原因の一つであった – サプライチェーンにおいて効率を確保するには、長く、大変なプロセスを経る必要があり、また、大きな店舗を建てるため、利益が出るまでに時間がかかった。そんな中、インターネットのデータが新たな富裕層を生み出す一方で、小売および店舗の壁は崩れ始めていった – そして、新しい、崩れかけた参入の壁を活用した人達が、複雑で、かつては非常に競争の厳しかったマーケットに参入し始めたのだ。

アフィリエイトビジネスで成功sた経験があり、ある程度、ウェブサイトをデザインする力があるなら、ふさわしいかどうかは別にして、SEO業界に加わることは出来る。「基本的なアフィリエイト」が競争の激しい業界に風穴を開け、先見の明のある起業家に多額の収益をもたらし、その一方で、動きの遅い物理的な建物を持つ企業は徐々に衰えていった。

時が流れ、アルゴリズムが改善されると、このような安易なアフィリエイトの多くは、効率が悪いため、撤退するか、あるいは、落ちぶれていくかのいずれかの道を辿った – 理由は、利鞘が少ないためマーケティングの予算の多いビジネスには歯が立たない、もしくは、事業開発プロセスが怠惰な、効率が悪いため、コンバートしたビジターの収益が少ないのいずれかであった。

さらに、多くの採算性の高いキーワードのニッチが薄れ、容易に上位にランクインすることが可能であった完全一致のドメインが、ドメイン名の売買業者、あるいは企業の防衛策によって次々に登録され、さらに、SEOの需要および認識が高まるにつれ、ドメインの単価が上がっていった。

その結果、優れたアフィリエイトやSEO業者がマーケットへの参入を断念するようになった。その理由は、A) 手頃な価格の、取得可能な完全一致のドメイン(EMD)が少ないため B) アルゴリズムにより参入が阻まれるため C) ニッチで競争に勝つために必要な純粋なSEOのオーソリティがレベルアップしているためである(この記事の意図において最も重要なのはCの理由)。

参入の壁として存在するリンク構築

インターネットは、確かに優れた企業に対しては、マーケットに「挑戦」しやすい環境を作り出しているものの、時間、そして、確立されたマーケットの状態を考慮すると、 – 少なくとも競争する力を持つかどうかを判断することが出来る優秀なアフィリエイトにとっては – 維持可能なアプローチで参入し、競争する上での難易度は明らかに高まりつつある。

大半のSEOは、キーワード難易度ツール等のツールを使ってキーワードを入力し、すぐに当該の分野で戦うことが出来るかどうかを調べる。「競争の激しさ」の評価は、センスと適性がそれぞれ異なるため、SEOによって異なる。一般的に、SEOは次のような状況を考慮し、評価を行う:

  • 完全一致のドメインが、キーワードの上位を独占している
  • SERPに定着した、知名度のあるブランドのリスティングが複数掲載されている
  • ページオーソリティの高いURLが上位の大半を占めている
  • 上位が.govやその他の圧倒的に強い競合者によって埋められている
  • 高度に最適化されているページが、上位のランキングを独占している
  • 著名なニュースサイト(CNN、フォーブズ等)、教育機関のサイト(.edu)、政府のリソース(.gov等)の「取得不可能」と思われる被リンクを数多く持つプロフィール
  • ローカルの結果ページが、全国的なページ、または、地域が指定されていないページのビジビリティを大幅に制限する

リード生成分野のアフィリエイトや企業にとっては、競合性リサーチは絶対に必要な取り組みであり、このような「検査」によって、長期的に実施するビジネス – つまりROIを高めるランキングの追求および維持 – の開始または中止が決まる。

そのため、この業界で勝負する人達は、長期的に利益をもたらす1位のランキングを1つ(または複数)維持するだけでなく、新たな競合者の登場を食い止めるべく、出来るだけ多くの参入の壁を作らなければならなくなる。

PPCは短期的なコンセプトである – すぐにトラフィックを集め、ROIを計測する。SEOは長期的な視点で行われるものの、経済の原理に基づいて緻密に構成されているわけではない。そのため、1位を獲得し、焦点を変える必要がある。SEOは、このような「参入の壁」の基礎をベースにしている場合、1位を獲得するだけでなく、今後10年あるいは20年間に渡って上位を独占することが可能になる

マーケットの寡占を巡る戦い

競合者の参入を確実に防ぐ方法はない。しかし、先見の明のあるSEO業者が、競争を激化させないために当該のマーケットの状況を整えることは可能である。

1. 完全一致ドメインを防御策として購入する – 多くの「ブランド」は防衛策として魅力的な完全一致のドメインを取得する取り組みを実施している。コストは嵩むが、競合者から実質的なアドバンテージを奪うことで、ランキングを長期間に渡って固定させ、また、参入を試みる競合者の存在をハッキリさせて、注意する必要があるレベルに達した際に調整することが出来るようになる。さらに、多くに会社は十分な武器(完全一致ドメイン)を携えて参入することが出来なくなるため、参入を思い留まらせる効果も見込める。

2. 参入する競合者のドメインを推測する優れたアフィリエイトプログラム - リード生成の分野では、事業開発を行って、利鞘を増やしたり、独自のテクノロジーを入手する前に、すぐにプログラムを収益化することが、最善のアフィリエイトの戦略だと見なされている。 当該の分野で最も優れたアフィリエイトプログラムを確立することで、所謂「氷山の観測所」を用意し、競合するドメインの侵入やリードの量等を容易に観察し、必要に応じて調整することが可能になる。同じように、当該の分野で唯一アフィリエイトプログラムを運営しているものの、既存の利益を蝕まれる可能性があるなら(あるいは2次的な機会を見つけられてしまう可能性があるなら)、長期的な競合者を完全に封鎖する方針が望まれる。

3. バーティカルの競争を誇張する – 多くのキーワードは、競争する/勝つために、40-50のドメインオーソリティ(DA)があれば十分である。しかし、障壁を偽造する、そして、不要な障壁を作る効果があるため、必要な資金に対して、以前は損益ゼロ、または、若干利鞘が少ないロングテールのキーワードを追求する価値はあると言える。二次的なキーワードをつり上げ、ドメインのメトリクスを誇張することで、競合者候補に競争を思い留まらせる状況が生まれる可能性がある。

4. 被リンクプロフィールにゲーム理論を利用する – 多くのバーティカルでは、競争するためには「あるタイプのリンク」が必要だと言う条件が存在するように見える。多くのサイトが、共有、いいね!、リンクを推奨しているが – 現実は必ずしもそうとは限らない。また、この条件付けは、ゲーム理論および「集団思考」の類の効率をベースとしており、マーケットは同分野のプレイヤーのリンク構築の取り組みを真似して、スタイルおよび適性において、任意のリンク構築プロフィールが生まれる。これは、大半のバーティカルに「特定の厄介者」が欠けている理由の一つであり、大半のプレイヤーが、スタイルまたは類似点において、厄介者以上に厄介か、あるいは、「うまくいく取り組み」に関して、同じような効果を得ているかのいずれかである。これは、共通点を確立する集団の考えにおけるゲーム理論にも当てはまる – つまり、「自分のリンクプロフィールがブラックハットなら、競合者もブラックハットなリンクプロフィールを持っているため、全滅する。そのため、結局誰もお咎めを受けずに済むはずだ」と言う考えである。

場合によっては、必要以上に多くの時間をハイレベルなドメインオーソリティのリンクの構築/促進にかけて、弱点を“隠す”ことで、競合者に偽りの印象を与える行為は、プロフィールの本来の「清潔度」を惑わせる効果があるなら、実施する価値はある。だからこそ私は以前有料リンクを買うことが出来るように良質なコンテンツを構築するべきだと主張したのだ – 「強靭なリンクPR班」が、競合者を退け、さらには、10%の良質な外観をはがして、90%の悪質な中身を暴く取り組みには執着しない、サイトを評価するエンジニアも欺くことが出来る。

5. 複数のドメインでSERPをコントロール – 共通の取り組みを行うものの、ブランドに関してお互いの存在を明かさないタイプの“無印”のドメインが有効に働くことがある。 こうすることで、1つのキーワードを独占し、さらに検索の意図に関する有益なデータ(複数のリスティングを閲覧するユーザーのデータ)を得られる。

また、競争上の絞り込みが行われると言う考えも説得力がある – ある会社が価値の高いキーワードに対して、1位と2位、または3位をコントロールしている場合、4位または5位のサイトがランクを押し上げるために費やす資金は、やがて底をつく。

その結果、やがて会社や事業は資金繰りに困る、または、諦めて、リンク構築を中止する現象が起きる。これは理想的なマーケットの状況であり、是非とも実現するべきである。また、この状況は先程申し上げた「参入の壁」のコンセプトとも一致する。参入を完全に阻止するほど理想的ではないものの、独占的なSEOの取り組みによって、競合者が3位や4位で“満足”するなら、高く評価することが出来る。これはランキングの動きがなく、収益に納得が出来ない場合に起きることが多い。特に1位または2位を狙う長期的且つ大変な努力が必要される状況で、よく発生する – なぜなら、ご存知のように、利益の大半は1位から得られるからだ。

SEOのマーケットの状況を利用する

SEO業者としての強みの一つは、単純にSEOを心得ているだけでなく、業界の仕組みを理解している点である。ウェブには無数のサイトが存在する – しかし、インハウスのSEO担当者、または、SEOに予算が割り当てることが出来るサイトは多くはない。そのため、多くのサイトはエージェンシーやコンサルタントを活用し、リンク構築を代わりに実施させている。このプロセスを介して、相当数のサイトが停滞するか、または、勢いを失う。その結果、ROIに期待していた企業はストレスを抱えることになる。すると、SEO業者を「悪徳業者」扱いする会社、そして、単純に継続的に投資するには成果が不十分だと判断する会社も現れる。

「怪しげなサービス」を提供するSEOサービスは稀であり – 契約の打ち切りで得をする業者は存在しない。大抵の場合、SEOサービスのプロバイダーがマーケットの状態をただ単に勘違いしたか、もしくは、変化を起こすことに失敗し、クライアントの期待に応えられなかっただけである。また、全て競合者が猛スピードでリンク構築を行うバーティカルに足を踏み入れている可能性もある – つまり上位へのランキングが非常に困難であり、思うように成果が上がらないだけなのかもしれない。その結果、サービスを購入するかどうかを決定する人物は、最終的に「停止と再開」を繰り返すことになる – 要するに、短期間でリンク構築を諦め、その他のコンサルタントに依頼するか、もしくは、SEOを社内で雇うルートを辿る。この非活動的な期間が、SEO業者およびクライアントにとって、最大の価値をもたらすのだ。

つまり、理論的には、SEOの地位だけでなく、上位の地位も固めて、基礎を確立し、付け入るすきを与えない状況を作り出すことが出来る。 「簡単に得られるメリット」、そして、マーケットの活力を取り除くことがSEOの目的である。この活力こそが、企業に自信を与え、予算を投じる決断を下させるのだ。投入される予算が増えると、ランキングが下がらないとしても、資金を失うことになる。収益からコストを差し引いた残りが「利益」となり、収益を維持するために、リンク構築を続けることでコストが膨らむなら、利益は減ってしまう。

1位を獲得して、利益を得ることが目的なのではない。目的は、競合者との競争を止めて、以前の状況を出来るだけ長く存続させることである。

1位を越えて

この記事のテーマを考慮し、最後に時間の経過とともにSEOの見返りを増やし、倍増させる理想的なシナリオを、フローチャートとして説明する。このフローチャートの最後に、理想的なマーケットの状況が導かれるだろう。

大半のマーケットのキーワードでランク #1を得る

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重要なキーワードで1位を獲得し & 競争の激しいキーワードで1位を狙う取り組みを止める

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重要なキーワードで1位を獲得し、競争の激しいキーワードで1位を狙う取り組みを止めて & マーケットへの参入を遅らせる

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重要なキーワードで1位を獲得し、競争の激しいキーワードで1位を狙う取り組みを止めて & マーケットへの参入を止めさせる

完璧にこのフローチャートを実現するのは不可能に近い – 強力で莫大な資金を持つ企業、そして、バーティカルを不適切に評価する企業は、私達がどんなに努力しても参入してくる。また、グーグルによって、検索可能な製品に対するマーケットの独占がほぼ不可能な環境が作り出されている。しかし、競合者に対するポジティブなマーケットの地位を損なう取り組みに十分に資金を投じることで、健康的で採算性の高いトップの地位を出来るだけ長く維持し – より魅力的な取り組みに焦点を絞ることが出来るようになるだろう。


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「SEO As A Barrier To Entry」を翻訳した内容です。

SEOというよりは、SEOを武器にアフィリエイトやサイト運営をしている人に色々実感&共感することの多い記事だったのではないでしょうか。ドメイン関連の話が多かったのは英語圏ならではですが、アイデアとしてはヒントになる点が多い内容だったと思います。 — SEO Japan [G+]

4タイプのSEOリーダーの下で働くコツ

外部リンク中心だった日本のSEOもインハウスSEOの重要さが認められてきた最近。インハウスでチームを作ってSEOに取り組む 企業も増えていると思いますが、その際に重要なのがリーダーの存在。SEOの知識はもちろん、リーダーとしての資質や役割も求められるわけですが、当然人には色々なタイプがいるわけで、、、そんなSEOチームを率いるリーダーに関する考察を。SEOに関わらずネットマーケティング全般に当てはまる内容で中々面白いです。 — SEO Japan

私は様々な企業でインハウスとして、そして、時にはコンサルタントとして、SEOの取り組みを担当させてもらってきた。この業界に参加して8年が経過するが、経験を通じて分かったことがある。それは、インハウスのSEOの成功は、リーダーの検索に対するアプローチの範囲内で取り組みを実施することが出来るかどうかに左右されると言う点である。これは、効率良くSEOを実施するために必要な部門間の協力、そして、SEOならではの流動性によるものである。

今回は、4つの極端に異なるリーダーのタイプ、当該のタイプ特有の検索の取り組みを列挙し、検索のリーダーシップのスタイルに関して、それぞれのリーダーシップの範囲内で、検索を効率良く実装する方法を紹介していく。

干渉しないリーダー

Hands Off_shutterstock

イメージ: Shutterstock

干渉しないリーダーは、保守的であり、インターネットが登場する前に、または、計測しやすいPPC、eメール広告、またはディスプレイ広告等のオンラインチャンネルが登場する以前に成功を収めてきた人物であることが多い。干渉しないタイプのリーダーは、AOLのメールを今でも利用している可能性がある。

この類のリーダーシップの下では、検索は機能としては恐らく実在しない。また、実在したとしても、PPCやディスプレイの初心者が担当していることが多い。放置主義のリーダーは、検索をチャンネルとして重視していないか、最悪の場合、積極的に排除の方針を固めているかのいずれかである(後者の方がより可能性が高い)。

干渉しないリーダーを攻略する方法

実はこのタイプの人物がリーダーシップは、検索マーケッターにとって有利に働く – なぜなら、放置主義のリーダーは、検索から簡単に得られるメリットを求めている可能性が高いからだ。そのため、一部の容易に得られるメリットを手に入れ、広範な計測結果を用意することが肝要である。

ROI、売上原価、取得原価等の計測基準を用いて、検索とその他のチャンネルを比較するべきである。検索は(基本的に)その他のチャンネルよりも優れたパフォーマンスを見せる。

干渉しないタイプのリーダーシップにおける最大のチャレンジは、大半の検索の取り組みを効率良く実施する上で欠かすことの出来ない、部門間の協力を得る取り組みである。

コミュニケーションを行い、先程申し上げた計測基準を用いてその他の部門の功績を認めることで、この難問を乗り越えよう。コストセンターをプロフィットセンターに変えるだけで、友好的な態度に一変する。

自信満々だけど勘違いしているリーダー

Boost Web Traffic

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自信満々だけど勘違いしているリーダーは、業界用語や業界特有の指摘を誤って捉えている。このタイプのリーダーは、オンラインビジネスに携わったことがあるものの、オンラインプロパティの作成に取り掛かったことはない人物であることが多く、カノニカルタグと魔法の杖の違いを理解していない。

グーグルジュースについて自信満々に語るものの、リンクベイトとスパムのニュアンスの違いが分かっていない。「分からない」と認めることはなく、ネットワーキングイベントで得た、数ヶ月前または数年前に流行っていた情報をとうとうと述べる。「ピンタレストジュースが必要だ!」等々。

通常、自信満々だけど勘違いしているリーダーシップの下では、成功は見込めない。

自信満々だけど勘違いしているリーダーを攻略する方法

幸いにも、自信満々だけど勘違いしているリーダーは、検索を重要視している – 何をすればいいのか分かっていないだけだ。ここでは、目立った変化をもたらす取り組みに焦点を絞り、不要な取り組みを最小限に抑える必要がある。このタイプのリーダーによる大言壮語を利用し、部門全体でリソースを集め、検索の取り組みをプッシュしよう。

このタイプのリーダーシップの下では、プロジェクト管理に対して規律あるアプローチを行う必要がある。例えば、プロジェクトに取り掛かる前に、事業の目標を特定し、その後、全てのプロジェクトを振り返り、事後分析するべきである。こうすることで、自信満々だけど勘違いしているリーダーの持論が誤っている点を証明することが出来るようになる。

事実、事後分析を行うことで、検索の専門的な情報や詳細な情報によって、リーダーは学習し、同時に、飽きる可能性がある。これは勝利に等しい。その他の状況とは異なり – 自信満々に勘違いするリーダーの功績を認めることで(実際に作業した部門ではなく)、着手したいプロジェクトへの支持を得られるだろう。

成長を切望するリーダー

Aspiring

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成長を切望するリーダーは、立上げの経験が多く、当該の製品が求められている点を確信し、また、インターネットが多くのビジネスの機会をもたらすと認識している。しかし、その方法を把握していない。 成長を切望するリーダーは、あちこちでアイデアを拾い上げるタイプである。しかし、自分に知識がないことは認識している。そのため、明らかに(そして、有難いことに)自分の専門分野に焦点を絞っている(通常は消費者が必要としているかどうかも分からない製品を構築する)。

また、このタイプのリーダーには、時間および検索の競争上の要素に関する理解が欠けている – 例えば「pink fuzzy bunny slippers」よりも「mesothelioma lawyer」でトラフィックを得るためには、より多くの時間とリソースが必要になる。恐らく、検索をランキングレポートと同一視しているのだろう。

成長を切望するリーダーの攻略法

成長を切望するリーダーには、現実を理解してもらう必要がある。このタイプのリーダーの下で働く際は、なるべく早く段階で、そして、頻繁に、検索の技術的な要素および戦略的な要素を徹底して教え込むアプローチが最も効果が高い。このアプローチには次の2つのメリットがある: 1) 検索がすぐには利益をもたらさないと言う現実を知ってもらい、2) 細かい情報で飽きさせることが出来る。こうすることで、スタッフに仕事を任せつつ、自分の得意分野に集中してもらえるようになる。

成長を切望するリーダーは、悪徳、または、ただ単に質の低い検索 & ウェブ開発エージェンシーに疎く、法律の問題を解明することに多大な時間を費やさなければならなくなる可能性がある。

SEO通のリーダー

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SEO通のリーダーはとても少ない。優れた技術系の学位を取得し、自分一人でコーディングを行ったサイトを売却するほどの実力を持つ。

SEO通のリーダーは、検索のベストプラクティスを組織の隅々にまで浸透させ、A/B/C/D/E…テストを実施するまではサイトへの変更を控え、また、サイトのデータを共有することを必要以上に恐れているため、グーグルアナリティクスに代わる優れたインハウスのレポートツールを自ら作成する。 恐らく、エージェンシーの業界にこのツールを販売することも可能だが、自分のビジネスを構築するために利用することに固執しており、売るつもりはない。

SEO通のリーダーの攻略方法

インハウスの検索マーケッターにとって、大変でもあり、また、楽でもある。まず、検索に関する知識においては確実に負けるため、謙虚な気持ちが必要である。しかし、SEO通のリーダーシップの下では、検索に付きものの駆け引きや部門間の争いが起きる確率は低い。

SEO通のリーダーが舵を取る組織では、「最近何か役に立つことをしましたか?」と言う問いに対する答えが最も重要視される。 また、テストに次ぐテストが行われる。創造力を発揮し、また、テストを行う。このような会社は、検索マーケッターにとって、最高のトレーニングの場所だと言えるだろう – 大学を卒業したばかりの検索マーケッターには、この手の会社で経験を積むことを薦める(エージェンシーに就職するよりも)。

つながりが物を言うSEO業界の特徴により、駆け引きの多い企業の文化は、検索の取り組みを低迷せさる傾向が見られる。その一方で、焦点が絞られた、小さな会社が成功を収める。検索マーケッターとして、この現実を嘆きたくなるかもしれないが、組織内のリーダーシップおよび駆け引きの構造の中で、機能する方法を学ぶ姿勢は、スキルとして絶対に必要である。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Work With Four Common SEO Leadership Styles」を翻訳した内容です。

もちろんSEO通のリーダーが望ましいのかもしれませんが、どれも一長一短ではありますよね。さて、あなたの会社のSEOチーム攻略の参考になる情報はあったでしょうか? — SEO Japan [G+]

SEO業界の異端児、アーロン・ウォールに学ぶSEOの未来

ウェブコンサルタントとして最近注目を浴びているロス・ハッジス、彼のブログはSEO始め、CRO(コンバージョン最適化)、コンテンツ戦略など非常の濃い内容の記事が多いことに最近気づき、今回から定期的に翻訳していきたいと思います。第一弾は、なんとあのSEO業界で誰もが一目置くカリスマ、SEO Bookの翻訳記事でSEO Japanでもお馴染みのアーロン・ウォールのインタビュー記事を。そのハイレベルな内容をただただ楽しむべし。 — SEO Japan

私はアーロン・ウォール氏を深く尊敬している。ウォール氏は間違いなくSEO業界で最も優秀な人物の一人である。それだけでも、ウォール氏が運営するSEOBookを読む価値があると言えるだろう。ウォール氏の見解は、賛否両論を呼ぶこともあるが、常に説得力がある。また、私は以前から同氏が抱えるレベルの高いコミュニティに参加するかどうか検討しているが、恐らく、間もなく参加することになるだろう。賛否両論の意見を持つ優秀な人達と議論をする場所は少なく – だからこそSEOBookは、私にとって読む価値のあるブログの頂点に君臨している。アーロン・ウォール氏は、私が言いたいことを代わりに言ってくれているのだ。このインタビューに応じてくれた同氏に感謝の意を伝えたい。ツイッターでSEO Bookをフォローし、ブログをブックマークしておこう。

1. SEOコミュニティは「SEOは終わった」と言う主張を「SEOは進化した」と言う主張に変えることに成功しました。その結果、大勢の人達が「インバウンドマーケティング」によって、SEOの影が薄くなる、あるいは、SEOにとって代わると考える、または望むようになりました。しかし、この推測は外れるはずでしょう。「インバウンドマーケティング」が用語として定着するかどうかは未知数です。このアイデア、「インバウンドマーケティング」が、現在、多くの「SEO」サイトが得ているマーケットのトラフィックの大半を共食いする可能性はあるのでしょうか?多くのSEOの活動の基盤となっており、そして、大勢の人達が「ザ SEO」と見ているSEOMozでさえ、SEOから撤退してでも、さらなる成長を求めて長期的にブランドの再構築を行う方針について揺れているように見えます。マーケットの規模が大幅に縮小した場合、「SEO」のトラフィックは別の用語に食われるかもしれませんが、あるいは、SEOの支持者によるメカニズムのおかげで食い止められる可能性もあります。SEOBookは、5年後、10年後に(基本的に)今とほとんど変わっていないと思うでしょうか?(期間は短いですが)SEO業界に参入してから、目立つ変更はサイトのデザイン変更だけだったように思えます。また、どのようなマーケットの状態になったら、ビジネスを行うアプローチを部分的に変えるのでしょうか?あるいは、推測を無視し、その場その場で対応していくのでしょうか?

特定の企業や人物や言葉を考慮しない状態では、マーケティングを実施する価値はありません。過去のコンセプトに捻りを加えて新しい何か(http://www.youtube.com/watch?v=suRDUFpsHus)を作り出す行為が行われており、これには幾つか意図があります:

  • 言い換え & 新鮮 + 関連しているように見せる:
  • 毎日(あるいは毎週でさえ)新しいことを考えるのは容易ではありません。新たなコンセプトを考案するよりも、過去のコンセプトを改称し、新しい包装紙に包む方が遥かに簡単なのです。
  • 特定の行為をスパムと見なす「高度」なSEOを実施し、半年間、または、1年間待って、同じ行為を最先端の「ホワイトハット」戦略と指摘する人達は大勢います。真意は火を見るよりも明らかです。
  • 悲しいことに、SEO業界の関係者の多くは無知であり、このようなトレンドを理解することが出来ず – 新しさが感じられる手法に乗っかり、より深い背景を理解する努力をせずに、撤退する傾向が見られます。私は以前から一番利益になるのは素人だと主張していますが(http://www.seobook.com/images/customer-pyramid.gif)、SEOBookのメンバーの大半は、マーケットの玄人に偏りがちです。
  • 短く & 簡単な記事を投稿すると、多くのコメントが寄せられます。しかし、読み終えるまでに長時間を要する記事を投稿すると、メンバーのフォーラムでは話題になるものの、ブログでは、ツイッターで「絶対に読むべき」等のコメントが寄せられる以外、リアクションは起きません。
  • 支持者の流れを作る:
    • マーケットに参入したばかりの素人の記憶に留まるようなキャッチーなフレーズを作り、自分のサイトを無償で宣伝してもらうのです。その一方で、残りの無知な人達は、マーケティング戦略のサクラになってくれます。
    • 今年の「____マーケティング」は5年/10年前の「_____の規定」と何ら変わりありません。
    • 倫理的なPRを説くエドワード・ベルナイスが、グアテマラでクーデターを起こしてクライアントの利益を高め(http://www.youtube.com/watch?v=jnYZVNVqBgU)、自由への灯火キャンペーンにより大勢の女性を肺ガンにした点をブログで取り上げたことがあります。
  • 伸びを証明する:
    • このSERP(http://www.seobook.com/images/newyorkhotels.png)を見ると、SEOの効果を証明するのは至難の業です。グーグル自身が検索結果に侵入し、SEOの推測が困難になりつつあるため、マーケッター達は異なる呼び方を必要としているのでしょう。
    • 投資家が資金を調達する企業に対する価値を高く見積もるべきだと言う見解を促すため、投資家に対して対応可能なマーケットに関する見解/範囲を広めることが、異なるキーワードの主な狙いだとデブラ・マスタラー氏(http://www.alliance-link.com/)が指摘していた気がします。

    マーケティングの認識を変えるために、マーケティングのコンセプトを練り直す新たな用語が近いうちに登場するとは思いませんが、長年に渡って、小さな変化が積み重なっていくのではないでしょうか。

    この点について心配しているかと問われれば、特に心配していないと答えます。それには、幾つか理由があります…

    • 新しいコンセプトが生まれないほど(あるいは古いコンセプトが新しいコンセプトとして再び登場するほど)マーケットが停滞しているなら、マーケットは動かない状態で収益化されていることを意味します。
    • 短期間においては痛みを伴いますが、パンダアップデート等の出来事は、参入のハードルが上がり、より頻繁に学習しなければならくなることから仕事の機会が確保され、プロのSEOにとってはプラスに働くでしょう。
    • ウェブの構造が変化するにつれ、様々な分野の最適化 & 投資の最適水準も変わります。
  • 数年前、SEOマーケットの用語の変化について、メンバー専用のセクションで触れたことがあります。
    • 私自身、SEO業界で複数のキーワードを造り、または、広めたことがあります – 今年は以前と比べ、大幅に登場する機会が少ないだけです。新しい用語は、現れては、消えていくのです。
    • トレンドを一度理解したら、その他のマーケットで起きる変化の一部を推測しやすくなります。
  • また、SEOのキーワードをごり押ししたところで、仕事の機会が増えるわけではありません。
    • SEO業界の商取引は、主に口コミマーケティング(http://www.seobook.com/word-of-mouth-marketing)を中心に動いています。
    • アドワーズにはスパムと詐欺がまん延しており + 検索エンジンのアドバイスは誤解を招くものが多く、検索結果をSEOの客観的な情報源として信頼することが出来ないアドバイスが、多く出回っています(http://directmatchmedia.com/googles-trust-us-penalty.php )。
    • 中にはSERPを信頼している人達もいますが、私自身は、成功または失敗の分岐点ではなく、潜在的な信頼性と考えるようになるでしょう。

    あらゆるマーケティングの用語における大きな問題は、ある程度成功すると、SEOを見直そうとするアプローチ(普通、そして、正当に見える戦略をスパマーや詐欺師がマネしようと試みる)と同じアプローチで見直される点です(http://www.johnon.com/293/seo-consulting-2.html)。詐欺師も信用を必要としているため、信頼性のバッジ、業界機関のバッジ等をウェブサイトに表示しているのではないでしょうか(http://www.benedelman.org/publications/advsel-trust.pdf)。

    SEOBookに関しては、このサイトを立ち上げた時(2003年)、3年から5年間、運営する予定でした。毎年、期限を延ばす傾向があります。1年後のことは心配していません – ただし、2年後、3年後には全てが消えると考えるようにしています。そうすることで、短期において全力を尽くす気になるからだ。年末になると、私はあと2、3年は維持できると考えます。しかし、SEOBookのようなサイトは、間違いなくいずれ姿を消し & 最終的にSEO業界から撤退することになるでしょう(5年後、または、それ以降になるかもしれません)。個人的に重要だと考えているのは、刺激/動機/意図です。昨年は、この3つの領域において物足りなさを感じていましたが、予想外の展開を迎えることがあります。最低の取り組みがうまく行くと感じることもあれば、大きく失敗に終わっても、意外なほど晴れ晴れとした気分になることもあるのです。

    2. ここ最近、SEOBookで、グーグルが、アフィリエイトや同様のサービスを絶えず抹殺しているため、SEO目的で新たなサイトを作ることはないと宣言していました。この点に関して、意見は変わっていないのでしょうか?コミュニティ/ソフトウェアにおいて、SEOBookほどの地位を確立していない人達にとって、高額なSEOはどこに向かっているのでしょうか? 優秀なSEOの人材、そして、ブルーグラス等の元アフィリエイトを抱えている企業は、(見たところ)高額のコンサルティングのみに絞っており、新たにサイトを構築した後の持続性について不安を感じる人達がいます。自分のサイトを構築する試みを行う代わりに、このようなルートを選択する方針は、「SEOの新たな自衛」の手段として得策なのでしょうか?自分自身を価値の高いSEOと言う「ブランド構築」を行い、大企業の顧客を集める方が、瓦礫を掻き分けて進み、自分独自のネットワークを構築するよりも、理に適っているのでしょうか?

    新しいサイトを作らないと断言したかどうか、ハッキリとは覚えていません。好奇心 & 新旧/大小/営利非営利等の分野を理解するプロになりたいと言う欲求により、新しいものをどうしても作りたくなります。その結果、どうしても新しいサイトを作らざるをえなくなるのです。SEOBookと(「SEOの生活のイメージ」を売るものの、現場の知識に欠ける)その他の有名なSEOサイトの大きな違いは、Bookは新しいプロジェクトを次々と立ち上げ & その多くが、それぞれ異なる発展の段階にあることです。統計データを持つ会社は、様々な規模のウェブサイトを熟知している会社と同じように、SEOの仕組みを理解することに苦戦しています。

    SEOコンサルティングは、今後の3年または4年間で、価格決定力に関して、大打撃を負うでしょう。コンサルタントの仕事の多くは、関係会社 & 外部のコンサルタントよりも報酬が少ないインハウスに流れていく可能性があります。このトレンドは既に進行しています。優秀なSEOのプロが、フォーチュン 500のマーケットでのサービスの提供を狙うのは当然です。グーグルが徹底的にアルゴリズムを大手企業に有利に働くようにバイアスをかけており(http://www.seobook.com/learn-seo/infographics/brand-branding-brands.php)、さらに、小規模な会社に何層ものリスクを与えている状況では(http://www.seobook.com/learn-seo/infographics/affiliates.php)、企業のマーケットに力を入れる方針は合理的だと言えるでしょう。雪だるまを山の頂上まで転がしながら登るよりも、山腹の雪片を吹き飛ばす方が簡単なのです。

    しかし、グーグルがアルゴリズムを大企業に有利になるように仕向けていたとしても、企業のコンサルティングが、必ずしも楽に実施することが出来るわけではありません – 巧みにプロジェクトを管理し、駆け引きに対処し、内部のチームから支持を引き出す必要があります。また、このような支持を得るニーズにより、時折、外部のエキスパートを招き、SEOの必要性を説いてもらう必要があるのです。.

    3. SEOBookコミュニティの購読サービスは、私が知る限り、この業界では独特のサービスであり、ウォールさん自身のような、価値の高いメンバーによる貢献があってこそ存続しているコミュニティだと思います。「コミュニティ」ベースモデルは、どの程度伸びしろがあるのでしょうか?当初は十分に成長させることが出来ると感じましたが、コントロールするためにはメンバー/優秀なSEOの適切なバランスが求められるのではないか、また、数ヶ月間で退会する人が続出する可能性もあるのではないかと思うこともあります。同様に、価格が300ドル丁度と言う点も際立っています – 299ドルのような心理的な価格設定は行っていません。これは意図的な方針なのでしょうか?「意図的」と言えば、SEOBookブログは「意図的」(最適化したURLの文字列/アフィリエイトのコードに関する製品のレビュー)なコンテンツと「非意図的」(業界の発展を説明するランダムな投稿)なコンテンツが組み合わされているように思えます。このように「意図」を意識し過ぎない方針は、ブログを必要以上に営利目的に見せない効果があり、ブログにとって必要不可欠な戦略なのでしょうか?それとも、「特に気にしていない。どちらでもよく、書きたいことを書くだけ」と言うハッカーニュースコミュニティの思考過程に似た、単純な方針なのでしょうか?ラーメンの利益程度まで金銭的なインセンティブが下がったとしても、SEOに関する記事を作成するのでしょうか?

    基本的にソフトウェアベースをモデルとしたウェブサイトは、規模を変幻自在に変えることが可能です。主にインフラを維持するだけでよく、関係構築および維持を行う必要がないためです。 また、ソフトウェアモデルは、リスクを軽減し、製品を出来るだけ多くのオーディエンスに見てもらうために実施する、無料のお試し期間等を楽に提供することが出来ます。一方、コミュニティベースのサイトを主に運営し、無料のお試し期間を提供すると、無料と言うワードに飛びつく人達が集まり、サイトが汚染され、既存のメンバーに対する価値が破壊されてしまいます。

    コミュニティベースのウェブサイトは、ベンチャーキャピタル投資を獲得し、大幅に拡大することが可能なビジネスとは異なり、「身の丈に合った」ビジネスだと言えるかもしれません。慌てて成長させようとすると、チャーンを増やし、サービスの価値を低下させてしまう可能性があります。そのため、成長を考慮して、SEOBookでは、最適化を試みているのではなく、小規模なエキスパートのコミュニティを運営することに満足しています。

    SEOBookのブログで統一感が取れていないのは、主に私自身の関心とグーグルのアルゴリズムのバイアスが原因です:

    • 自分のアイデアを具体的に表現し、フィードバックを得ることが、記事を作成する目的の一つです。私自身へのメモとも言えるかもしれません … 一部の読者は嫌がるかもしれませんが、小規模な事業を自立させる程度なら、万人に受け入れられなくても問題はありません。
    • グーグルの意向により、大企業なら5%ほどの努力で上位に格付けされる状態では(これはグーグルがパンダアルゴリズムを実施した動機です – 小規模なウェブサイトを一掃しつつ、その一方で、大企業のウェブサイトを優先したのです)、特定のアドバイス & 手法を公の場で紹介する上での金銭的なインセンティブは存在しなくなります(共有することで、得られるものよりも、失うものの方が遥かに大きくなる可能性があるため)。短期的に作業の機会を作るものの、その一方で、今後の収益の機会を破壊してしまうなら、有名なサイトであるかどうかは、大きな意味を持たなくなります。
    • このように、特定の業界のトレンドに関する記事を作成しても、前向きな情報を共有する金銭的なインセンティブが欠けるため、必要以上に皮肉の多い記事が完成してしまいます(マーケットメーカーに不当な扱いを受けている状況で、公の場で自分のアドバンテージを明かしたくはないのです)。
    • レビュー等に関しては、ブログをミックスし、多様性を与えるために行っています。レビューの多くは、記事の中にアフィリエイトのリンクを掲載せず、また、大半のレビューは無償で行っています。基本的にSEOBookにとっては単なるコストですが、メンバー、そして、SEOコミュニティ全体に対するサービスとして実施しています。
    • とは言ったものの、価値がある情報を共有することもあります。しかし、大半の場合、SEOBookは、全てをさらけ出すのではなく、読者に行間を読むよう求めています。奥の深い記事を作成するのは、SEOBookと適当なことばかり主張するブロガー達との差別化を行うこと、そして、SEO業界の優秀な人材をコミュニティに集めることが目的です。SEOBookのメンバーの多くは私よりも年齢が高く、私よりも遥かに大きな成功を収めています – 私達のコミュニティには大勢の優秀な人材が揃っているのです。

    4. 少し軽い話題を取り上げます。ウォールさんは、どのサイトを定期的にチェックしているのでしょうか?SERPには直接影響を与えないものの、SEOの取り組みを改善する効果はある「間接的なSEO」の記事はあるのでしょうか?また、SEOBookの取り組みやIMを実施していない時、何をしているのでしょうか?

    私にとっては、軽い取り組みがSEOに当たるかもしれません。経済に関する多くの記事に目を通していますが & 米国が数年後に主要通貨のイベントを行うと私は睨んでいる。iTulip、Ritholtz.com、Market-ticker.org & OfTwoMinds.com等のサイト/ブログは、マーケット、トレンド、そして、経済を理解する上で有益な情報を得ることが可能であり、マーケティングの手法を適用する方法に応用して、黒字の事業を構築する上で役に立ちます。

    残念ながら、社会は封建的になりつつあり、財産を盗み、一般市民の人生を破壊しておきながら、バンクスターには何の責任も問われない状態です( http://www.bloomberg.com/news/2012-03-23/mf-global-s-corzine-ordered-funds-moved-to-jpmorgan-memo-says.html)。バンクスターが権力を持っている限り、私達は破滅に向かって進んでいると言わざるを得ません。

    会計は基本的に抽象的な概念です – どうすれば多くの国々が同時期に借金を抱える状況になるのでしょうか?誰に借金をしているのでしょうか?誰かがこの詐欺ゲームで勝っているはずです。なぜ、ほぼ全ての通貨が借金としてマーケットに入ってくるのでしょうか?なぜ、民間に利子をつけて貨幣を作らせ、マーケットの民間の団体の一部からレバレッジ制限を取り払うのでしょうか?また、所得の不均衡が問題なら、犯罪に手を染めたバンクスターを救済し、不正に作った借金を一般市民に押し付ける行為は、八方塞になるペースを早める以外に何の効果があるのでしょうか?

    私は経済に関する出来事への無関心や無知に怒りを感じています。しかし、米国では、子供の頃から無関心や無知を徹底されており、また、この方針は、文化に深く根付いています。米国は過剰消費に基づいた社会を形成しているのです。

    経済の構造は私達が功績を認める以上に重要です。しかし、昨年の北アフリカで起きたような状態になるまでは、感謝しようとはしないでしょう。

    少なくとも、興味深い時代に生きていると言えます。

    5. 30年後には、SEOBook、またはSEOBookが進化したプロジェクトから引退しているかもしれません。 しかし、ブランドを基にSEOBookは構築されており、コミュニティは、個人のブランドのおかげで繁栄しています。この点を考慮すると、ウォールさんが引退した時点で、このサイトの価値の多くはは消えてしまいます。ランド・フィッシュキン氏は、SEOMozで同じような問題に直面しているが、ブログの取り組みの多くをその他の優秀なブロガーに「移転」することに成功しており、現在、コミュニティを活用して、独自のブランドを築こうと試みています。SEOBookでも、時折、他のブロガーが記事やコラムを投稿しているものの、このブログのレベルおよび多様性は限られており、今でもSEOBookは「アーロン・ウォール」そのものと言う印象を私は持っています。その多くは、真似することが出来ない独自の見解と関係があるのでしょう。SEOmozのようにコミュニティを解き放つ/拡大する上で、記事に対する多様性を高める取り組みを検討したことがあるでしょうか?将来的にこの方向に進み、SEO Bookから距離を置く、または、その他のプロジェクトに力を入れるつもりはあるのでしょうか?

    寄稿を増やす方針は検討したことがありますが、慎重に行う必要があります。大勢のマーケッターが、SEOブログを支援するのではなく、経路として利用しようと試みています(http://www.seobook.com/reddit-distilled-virante)。そのため、この類の人達には注意しなければいけません。また、頻繁に読むブログのことを考えると、ブログを開設した人物が関与しない状況になると、面白味がなくなると言わざるを得ません。例えば、マイケル・アーリントン氏が辞めた後、テッククランチは魅力の半分近くを失ってしまいました & また、この独自の魅力にページランク、リンク、コンテンツ、勢い、注目等が左右されるのです。

    30年後には間違いなくSEOから距離を置いているはずです。しかし、サイトの更新を止めても、オンラインに残しておくつもりです。私は1年間に1000ドル支払って、Threadwatchを数年前からホスティングしています。このサイトを引退させた後も、インターネット上で引き続き提供しているのです。

    私は常に複数のプロジェクトを並行して運営しています – 一つのプロジェクトから得た知識を別のプロジェクトに活かすことが出来るからです。また、各種のプロジェクトの宣伝 & 取り組みの加減を頻繁に調整しています。SEO Bookを閉鎖したくなったら、まずはスタッフと協議し、その他のサイトにより積極的に関わってもらうようにするでしょう。ただし、現時点では、うまくいっており、何かを変える必要はありません。

    時々、多少モチベーションを失うことはありますが、その他の一般的な仕事と比べると、SEOはとても魅力的です。また、SEO Bookのコミュニティには、優秀な人材が揃っています。私があまり乗り気ではない時は、他のメンバーが素晴らしい情報を提供し、私がいなくてもコミュニティに多くの価値を与えてくれます。また、スタッフを雇うことで、私が仕事を休んでも、サービスを継続することが出来ます。幸いにも、SEO Bookは大勢の優れたメンバーに、そして、私は優秀なスタッフに囲まれているのです。

    6. 第二の検索エンジンに対する注目が高まってきているようです。事実、投資家がDuck Duck Goやその他のソリューションに熱い視線を送っています。グーグルの有料検索結果が増え、その他の大手検索エンジンが発展する中、新たな検索エンジンが近いうちにマーケトシェアを浸食する可能性はあるのでしょうか?5年後には大きく進展しているのでしょうか?台頭する検索エンジンがあるとすれば、それはどこからやって来るのでしょうか?

    グーグルの最大の競争上の脅威はグーグル自身です。誰とでも競い & プライバシーにおいてユーザーを騙す欲求により、やがて痛い目を見るでしょう。最終的に、グーグルは、政界の大物に睨まれ & その結果、様々な行動が引き起こされるでしょう – 今の段階では、これ以上予測することは出来ません。

    素晴らしい答えを提供してくれたこと、そして、SEOコミュニティへの貢献に感謝している。SEOBookツイッター、そして、SEOBookブログでアーロン・ウォール氏に注目してもらいたい。


    この記事は、Ross Hudgensに掲載された「Interview With SEO Book’s Aaron Wall」を翻訳した内容です。

    アーロン・ウォール、翻訳が難しい文章・話し方の人で、直訳調で恐縮です。しかし普段チェックしているブログが経済系なのが目の付け所が違います。内容自体もじっくり考えたくなってしまう重みのあるコメントが多かったですね。業界の人間としてはSEOMozの話も興味深く読みましたが、さてSEO業界、このインタビュー記事を参考にあなたなりの今後の発展の方向性について考えてみてはいかがでしょう。 — SEO Japan [G+]

    SEOとローリング・ストーンズの5つの類似点

    ストーンズファンには怒られてしまいそうですが、ロック、いや音楽業界の歴史に残る偉大なバンド、ローリングストーンズとSEOの共通点について畏れ多くも考えてみた記事を。ネタ記事だろう、、、と思って読むと意外と面白いおススメの内容です。 — SEO Japan

    2012年夏、ローリング・ストーンズは、ロンドンのMarquee Clubでの初ライブから50周年を迎えた。

    彼らを好きにしろ嫌いにしろ、ドラッグや酒の問題、何回かのバンドメンバーの変更、時折起こる引退や解散のうわさにも関わらず、最初のロックンロールの不良少年たちは半世紀持続したのだ。(“これが最後のツアーだ”という噂が長年にわたってたくさんのコンサートチケットを売ったことは確かだ。)

    私が初めて完全にストーンズを“知った”のは、ストーンズやザ・フーなどのパフォーマンスを記録したフィルム“The Rolling Stones Rock And Roll Circus”を見た時だった。それは1968年に撮影されたが1996年まで公開されなかった。フロントマンのミック・ジャガーのステージパフォーマンスは、しっかりと職務を果たしている他のバンドメンバーと共に、信じられないほど素晴らしい―よく知られている興奮してアリーナを気取って歩くうぬぼれの強い雄鶏のモノマネとはまったく違う。

    あなたがファンかどうかは分からない。ましてやストーンズを知らないかもしれないが、否定しようがないことが1つある。SEOはローリング・ストーンズに似ている。こじつけのように聞こえる?読み進めて、考えを変えよう!

    ミック・ジャガー

    “性差を表した男らしさの定義を開拓し、今では現代若者文化の一部となっている自己発案と性的柔軟性の土台を築いた”といわれるパフォーマンススタイルでかつて“ロックンロールの歴史の中で最も有名で影響力のあるフロントマンの1人”と呼ばれた彼。ジャガーは間違いなく職業的にも個人的にも長い間たくさんの注目を集めてきた。

    全てのブランドは、オーディエンスの注目を獲得するために第一焦点としてダイナミックで魅力的なフロントマンを必要とする。SEOでは、ウェブサイトの検索エンジンランキングがまさにジャガーのようだ。人々はジャガーのステージ上の動きに心を奪われ、同じようにランキングでの動きに心を奪われる。しかし、ミックがストーンズの提示する唯一の焦点ではないのと同じように、ランキングはSEOの唯一の焦点でもない。実際、多くのSEO担当者がランキングよりもサイトトラフィックとコンバージョンにより焦点を合わせることを勧める。

    しかし、結局のところ、良くも悪くも、ミックが最大の注目を浴びるのだ。そして、それはSEOにおけるランキングも同じだ。

    キース・リチャーズ

    青年時代に無断欠席で大学から追い出され、大人になってからはドラック関連の罪で5回裁判にかけられ、かつて“狂気、不良、危険な奴”と呼ばれた、リチャーズはこのバンドの紛れもない問題児だ。

    リチャーズはドラッグでいっぱいの自分の“汚れた”血を新鮮な血液と入れ替えるためにスイスを定期的に訪れたという都市伝説が流れた。リチャーズはルックスが良くパーティ好きなストーンズのギタープレイヤー、ブライアン・ジョーンズに嫉妬したために、1969年ジョーンズが自宅のプールで溺死したことに関与もしくは原因となったという根も葉もないうわさもあった。

    リチャーズのように、SEOには少し評判の問題がある。私たちのメール受信箱は、どこそこのSEO会社を雇うことによってどんなキーワードでも私たちのサイトが1位になれるという約束でいっぱいだ。SEOは、いんちきなセールスマンと同じレベルであると一部の人には受け取られている。中にはSEO担当者を“不道徳なSEO実施”でGoogle検索の結果を操作することを専門としたプロだと見る人もいる。

    全ての専門的職業には良い行動をする人と悪い行動をする人がいて、SEOも何ら変わりはない。リチャーズはきっと自分の問題児のイメージについて笑いが止まらないし、SEOコミュニティは少々汚された評判と格闘するのだ。

    ロニー・ウッド

    ジェフ・ベック・グループやフェイシズやバーズなどの有名バンドの元メンバーだったウッドは、ギタリストのミック・テイラーの代わりとして1975年にストーンズに加わった。ウッドは、リズム、リード、ベース、スライドギターを担当する。また、自分でもしくは共同で詩を書いたり、歌ったりもするし、ソロアルバムも出した。何にもまして、ウッドは有名なビジュアルアーティストで、自分のラジオ番組を持ち、自分のレコード会社“Wooden Records”を所有する。明らかにロニーは多彩な顔を持っている。

    SEO担当者はロニーとたくさんの共通点がある。なぜなら、彼らも多彩な顔を持つからだ。私たちは、HTMLやCSSやJavaScriptの仕組みの他に検索エンジンがどのようにウェブサイトをクロールしインデックスするかも知らなければならない。私たちは、アナリティクスとペイド・サーチのことをよく知っていなければならない。ユーザー体験(UX)とコンバージョン率の最適化に精通していなければならない。Excelの名人でなければならないし、ログファイルの読み方を知っていなければならないし、さまざまなコンテンツマネージメントシステムを操作する方法に関する実際的な知識を持っていなければならない。

    そして、それはSEO担当者が知る必要のある、できる必要のあることのほんの上っ面をなでているだけだ。もっとたくさんのことがある。私が思うに、ロニーはSEO担当者でいることに共感するだろう。

    チャーリー・ワッツ

    熟練したジャズドラマーのワッツは、1963年にストーンズに加わった。ステージの上や外でのワッツの振る舞いはとても控えめで落ち着いている。きらびやかな他のバンドメンバーと比べた時は特に。過去49年間レコーディングおよびライブツアーで堅実にドラムをたたいているワッツは、スポットライトを浴びることも個人的問題もほとんどなく自分のすべきことをやってきた。静かに絶え間なく、ワッツは質素にストーンズに貢献してきた。

    SEOはソーシャルメディアマーケティングほどイケてる流行でもない。SEOはペイド・サーチほどすぐに測定可能でもない―結果を見るには長い時間がかかる。しかし、SEOは静かに絶え間なくトラフィックをもたらし、時にその大部分をもたらす。

    SEOは、トラフィックとコンバージョンの確固たるバックボーンをウェブサイトに供給する安定したドラムビートなのだ。ソーシャルネットワーキングサイトは現れたり消えたりするかもしれないし、有料キャンペーンの予算は縮小したり枯渇したりするが、SEOはファンファーレやスポットライトもほとんどない中で懸命に働き続けるのだ。ワッツのように。

    イギリスの最新ヒットメーカー、The Rolling Stones

    それは1964年5月のデビューアルバムのタイトルだった。その後の50年で、彼らは20枚以上のスタジオアルバムをリリースし、数々のヒット曲を出した。しかし、時々、ストーンズがローリングをやめる―つまり解散もしくは引退するといううわさが流れた。それらのうわさは続いている

    “SEO”という用語は1995年に作られ、その後の18年で‘ヒット’を次から次へと作り出した。もちろん、SEOに関係する人なら誰でも、SEOは死ぬもしくはすでに死んだといううわさや主張を聞いたことがあるはずだ。しかし、SEO死亡の多くの声明にもかかわらず、それはローリングし続けている…ローリング・ストーンズのように。

    SEOがローリング・ストーンズに似ている点は他に何があると思うだろうか?あなたの考えを是非聞きたい。下のコメント欄でシェアして欲しい。


    この記事は、Portentに掲載された「5 Ways SEO is Like the Rolling Stones」を翻訳した内容です。

    私はそこまでストーンズファンというわけではありませんが、かなり楽しめた記事でした。この筆者、なかなかセンスありますね。順位とミック・ジャガーをなんだかんだいっても結局一番注目してしまうという類似点でつなげたのにまずやられました。他もナルホドね、、、と思わず唸ってしまう対比の仕方でネタ系コンテンツ記事はこうあるべきだ、と思わせてくれる内容でした。 — SEO Japan [G+]

    11のクリエイティブなリンク構築戦略

    最近のGoogleのSEO取締度アップに伴い、以前に比べてリンク構築に関する記事が少なくなってしまったSEO Japanです。とはいえ、やっぱりリンクは今でも(極めて)大事、ということで、今回はパンダ・ペンギン後の時代でも効果的なリンク構築を行うためのクリエイティブなアイデアを11紹介した記事を。コンテンツマーケティングで自然に被リンク構築という手段が王道ではありますが、まだまだ意識的にリンク構築を狙う手法は色々あります。 — SEO Japan

    昔流のやり方でリンクを築くのはうんざり?そう、何千ものウェブマスターにリンクを請うメールを送信する手法だ。勘違いしないで欲しいが、それらは今でも効果がある。しかし、退屈な作業であることは間違いない。

    では、他にどんな方法を使ってリンクを築くことができるのだろうか?

    クリエイティブな戦略はたくさんあるが、ここではあなたが精力を使い果たさずにリンク構築ができる11の楽しい方法を紹介する。

    戦略1: エイプリルフール

    エイプリルフールをリンク構築に活用したらどうだろうか?見え透いたエイプリルフールのジョークをするのではなく、TechCrunchをお手本にしてみてはどうだろう。

    彼らは、数年前の3月31日に、“The AdSense”と呼ばれたRichard Rosenblattのヨットに関するブログ記事を書いた。多くの人はその記事が本物だと信じ、600人以上の人がそれについてツイートをしたり、それにリンクをしたりもした。(註:リチャード・ローゼンブラットは低品質コンテンツ&アドセンスで広告収入を荒稼ぎしていたことで名高いコンテンツファーム「ディマンドメディア」のCEO)

    優れたエイプリルフールのジョークを作ることのカギは、それを現実的に見せることだ。エイプリルフールの前日に何かをして、それを現実的に思わせるように手を加えるのだ。TechCrunchはRosenblattにこの記事について話している声を録音してもらい、それをもっと現実っぽく思わせたのだ。

    もしあなたが自分のエイプリルフールのアイディアでリンクを構築したいのなら、それは優れたものでなければならない。二流ではだめだ。

    戦略2: エキスパートへのインタビュー

    リンクを構築する最も簡単な方法の1つは、エキスパートにインタビューをすることだ。あなたがいかに素晴らしく、あなたをインタビューしたいと思っているというメールが送られてきて、ノーと言う人は珍しい。

    私自身、毎週4件くらいのインタビューを依頼されるが、決してノーと言わない。さらには、私は何十人もの人にインタビューを依頼するためのメールを送ってきたが、ノーと言われることはめったにない…これは、私のブログが有名ではなかった時でさえ機能した。

    では、エキスパートをインタビューしてどのようにリンクを構築するのか?大部分のエキスパートはウェブサイトを持っているため、彼らにインタビューをしたなら、それを彼らの読者に共有することや、それをツイートしたりFacebookに投稿することをお願いできる。

    90%の確率で、人々は少なくともそのインタビューをTwitterやFacebookで共有し、40%の確率で自分のウェブサイトからそれにリンクするということが分かった。リンクの確率を増やすチャンスを上げる1つのこつは、インタビューを依頼する前に相手がプレスページを持っているかどうかを確かめることだ。もし持っていれば、彼らがあなたのインタビューにリンクするチャンスは95%以上になる。

    戦略3: インフォグラフィック

    複雑なデータを理解しやすいものにするのが私は好きなため、これは私のお気に入りのリンク構築の手法だ。Mintは、初期の頃、この戦略をよく使って、複雑な金融データを美しいグラフィックを介して理解しやすくした。

    私たちもまた、KISSmetricsでこれをした。私たちのインフォグラフィックは3741のリンクを獲得したのだ

    では、インフォグラフィックからリンク生成をするためのカギは何か?まずは、埋め込みコードを各インフォブラフィックの下に用意して、人々がリンクバックできるようにすること。そして、このブログ記事に書いてあるプロモーション戦略に従うことだ。

    戦略4: クイズ

    あなたはOatmealの仕掛け人としてMatt Inmanを知っているかもしれないが、大部分のSEOプロは、彼をクイズの達人として知っている。彼は、最初SEOmozでキャリアをスタートし、その後リンクベイトを介したリンク生成を始めた。

    彼は、あなたは一度の勝負で何人の5歳児と戦うことができるか?のようなバイラル効果のあるクイズを作ることによって全てのオンラインデート用語でMingle2を1位にした。そして彼は、同じ戦略を用いて、ペイデイローンに関連した全てのキーワードで、あるペイデイローンサイトを1位にしたのだ。

    現在、MattはThe Oatmealにクイズを載せているので、もしあなたが、1000のリンクを構築したいのであればその戦略を真似することを検討すべきだ。今では彼のデートサイトとペイデイローンサイトはどちらもGoogleによってダメ出しをされており、真似するには注意をしなければならないが、以下のルールに従えばそのような問題はないはずだ

    1. クイズはあなたのウェブサイトに関係がなければならない – あなたがデートサイトを運営しているのなら、5歳児のケンカに関するクイズを作ろうとしないこと。
    2. 上位表示したいキーワードをアンカーテキストを使用しないこと – 各クイズの最後は、あなたの得点を見せびらかす埋め込み可能なバッジであるが、そのバッジには上位表示させたいキーワードをバッジのアンカーテキストを含むべきではない。アンカーテキストは、あくまでクイズ名であるべきだ。
    3. 自分のクイズページにリンクする – バッジはあなたのホームページにリンクするのではなく、クイズにリンクバックするべきだ。

    戦略5: パーソナライズした動画

    Elf Yourselfを覚えているだろうか?? JibJabはOfficeMaxのためにそのキャンペーンを作り、何十万もの人々がエルフ化した。彼らは自分たちの顔写真をアップロードし、JibJabがそこからElf動画を作った。

    この動画の最後には、他の人に共有したり、自分のブログに投稿したりすることができるリンクが提供される。

    Open Site Explorerによると、Elf Yourselfには10,000以上のリンクがある。クリスマスの宣伝動画としては立派なものだ。

    人々が動画をパーソナライズすることを可能にするクリエイティブな動画コンセプトを思い付くことができれば、あなたはそれをリンク構築に活用することができる。人々は面白いパーソナライズされた動画を共有することが好きなのだ。

    戦略6: イベントのスポンサーになる

    リンクを構築する簡単な方法の1つは、イベントのスポンサーになることだ。カンファレンスサイトでは、ありとあらゆるスポンサーを一覧表にしていて、多くの場合はそれらのスポンサーにリンクバックしている。

    これは面白いアイディアもしくはクリエイティブなリンク構築戦略のようには思えないかもしれないが、こう考えてみるのだ…あなたはそのカンファレンスに行くことができる

    もしあなたが企業世界で働いていているなら、オフィスの中で働くことに少し飽きているかもしれない。だから、カンファレンスに参加することによって一息つくのが良いだろう。

    カンファレンスサイトからリンクを獲得する際には、将来は閉鎖されるかもしれないということを頭に入れておくこと。つまり、あなたは毎年そのイベントのスポンサーになり続けなければならないということだ。もしあなたが小さな会社なら、その費用はすぐにかさむが、カンファレンスに行くのは楽しい。

    戦略7: NPOのスポンサーになる

    私はNPOの世界が好きだ。なぜなら、それはあなたが残りの世界にお返しをする素晴らしい機会だからだ。NPOのスポンサーになれば、多くの場合あなたはリンクバックを獲得することができる。

    私がかつてKISSinsightsを運営していた頃、私たちは自分たちの製品を非営利に無料で提供し、彼らは私たちにリンクバックしてくれていた。ある非営利がブログでの宣伝と引き換えに無料アカウントを依頼してきた時にこのコンセプトを思い付いたのだ。

    この戦略の最高の部分は、それが現金の交換を必要としないことだ。あなたは自分の時間、製品、サービスをリンクのために捧げる。それが何であるにせよ、非営利には大きな予算がないためにほぼどんなことでも受け入れるということが分かっている。

    戦略8: 写真を撮る

    画像、特にハイクオリティなストック写真画像を探している人は常に存在する。私自身は画像にお金を支払うことを厭わないが、それはすぐにとても高い値段になり得る。

    もしあなたが一眼レフのデジタルカメラを持っているなら、外に出て自分の業界に関するもののハイクオリティな写真を撮ろう。そして、自分のウェブサイト上のページに載せて、それらがロイヤルティフリーの画像であることを人々に知らせるのだ。ただし、いずれかのあなたの画像を使用することに決めた場合にはあなたにリンクバックする必要があるという要請をすること。

    この戦略の素晴らしい点は、あなたの業界にいる人々がそれらを使用する可能性が高いために、関連性の高いリンクを獲得することだ。

    戦略9: 奨学金

    Ross HudgensはたくさんのハイクオリティなEDUリンク(註:eduドメイン、つまり大学・学校からのリンク)を築くことで有名なSEOのプロだ。そして、彼はあまりお金をかけずにそれをやっている…では、どうやっているのだろうか?

    自分の会社に関連した奨学金を作るのだ。それは、あなたが還元とリンク構築を同時にする最高の方法だ。例えば、あなたがマーケティングエージェンシーなら、1人の学生に年間1000ドルを提供するデジタルマーケティング奨学金を作ることができる。

    Rossは、マーケティング奨学金のような奨学金を作ると、マーケティング科を持つ全ての大学にその奨学金について知らせる。大学はそれを生徒に知らせるために自分たちのサイトに掲載するため、最終的には数百ものEDUリンクとなるのだ。

    もし奨学金を作りたいのなら1つやらなければならないことがある。それを“本物”にすることだ。SEOはリンクを構築するためだけに奨学金を作ろうとしている。それが合法であるかどうか確かめること。あなたは毎年お金を提供しなければならないし、もし可能ならば奨学金受給者への支援を試みること。例えば、私はマーケティング奨学金を作って、お金を提供し、受給者に有給のインターンシップさえも提供する。

    戦略10: マスコミに取り上げられる

    マスコミに取り上げられることの副作用は、あなたが自分のウェブサイトにより多くのリンクを築くことだ。Forbesのようなサイトがあなたの会社について書いてそれにリンクしないことはめったにない。

    メディアがあなたやあなたの会社について取り上げる時、大半のケースではあなたのサイトやブログにリンクする。もしリンクを築きたいのなら、自分のビジネスや起業家的な成功でマスコミに取り上げられるのはどうだろうか?

    地元のPRエージェンシーを訪ねて、彼らがあなたのためにできることを確かめよう。もしくは、大金を持っていないのなら、自分でマスコミに取り上げられる方法を学んだりHelp a Reporter Outのようなサイトを使用するのだ。

    私自身は、成果報酬型モデルを実施しているPRserveのようなPRエージェンシーを採用している。もし自分がマスコミに取り上げられれば支払いをし、取り上げられなければ一銭も支払うことはない。

    戦略11: 身の回り品をあげる

    無料のものが好きな人がいる。それが高かろうが安かろうが関係なく、人はプレゼントをもらうことが好きなのだ。自分が手に入れる無料のものについてだけ話す一人の人物が、Shoemoneyだ。

    毎週金曜日に、彼は誰かからもらった新しいTシャツを着た自分の写真を撮る。そして、そのシャツについてブログを書き、そのシャツをくれた会社にリンクバックするのだ。

    クリエイティブになって、ブロガーに身の回り品を提供し始めるのだ。Tシャツから、帽子、小物、あなたのブランドに関するその他の物まで、とにかく無料で提供し始めるのだ。ブロガーはあなたを愛するだけでなく、あなたの会社についてブログを書いたり、あなたのウェブサイトにリンクし始めるだろう。

    結論

    リンク構築の可能性は無限大だ。あなたは多くの異なる方法でリンクを構築することができる。ただクリエイティブでいなければならないだけだ。長年の間に私が学んだことは、最高のリンクビルダーはクリエイティブな人であるということだ。

    Matt Inmanがオンラインデート用語でサイトを1位にするとは誰も思っていなかったが、彼は自分独自のリンク構築のやり方で何か月かでそれを実現した。

    今回紹介したリストは単にリンク構築の表面を引っかいているだけにすぎず、あなたはとにかく既成概念にとらわれずに考えることが重要だ。あなたが考えるクリエイティブなリンク構築の方法は何だろうか?


    この記事は、Quick Sproutに掲載された「11 Creative Ways to Build Links」を翻訳した内容です。

    コンテンツマーケティングと大げさに話を拡げる気はありませんが、コンテンツを活用した手法が多かったですね。日本でも今年エイプリルフールを活用したキャンペーンは多くのサイトが手がけていましたが、あれだけ皆がやっていると、リンク数にしてもソーシャルでの拡がりにしても実際の効果ってどうなんだ、って気にならなくはないですが・・・。日常的に上に書かれているような企画をで継続的に打っていくことが重要と思う最近です。アイデアと発想力次第で意識的なリンク獲得もまだまだできる。 — SEO Japan [G+]

    新旧SEO対決 – 全体像を把握せよ!

    Googleの進化と共にSEOの手法も進化してきましたが、今回はそんな新旧SEOを比較しながらこれからのSEOについて考えた記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

    先日、私は「Algorithms in a Nutshell」と言う本に綴られた名言を再び読んだ。簡単に言うと、この本の著者は次のように指摘している:

    「… 問題を解決するには、まずは全体像から手を付けるべきである… [なぜなら、全体像を理解していない状況では誤った問題を解決する、もしくは、その他の - より適切である可能性がある - 答えを見逃してしまう可能性があるためだ。.

    この考え方は、「新しい」SEOと「従来型」SEOの戦いを見事に表していると私は感じた。SEOのエキスパートは、「新しい」SEOを定義し、宣伝する前に、全体像を把握し、理解する必要がある。

    流行りの戦略ではなく、SEOのプロが常に考慮するべき全体像に焦点を絞るべきではないのだろうか?その流行りの戦略は、全体像に一致するだろうか、あるいは、重要視する必要も、考慮に入れる必要もないだろうか?

    今回は、私が感じたSEOの新旧対決について、私の見解を聞いてもらいたい。 

    SEO, strategy, HTML, keywords - photo

    キーワードは常にSEO戦略の要素の一つであった。ウェブ文書のラベルとディスクリプションには、関連性と情報の手掛かりを伝えるキーワードが含まれているためだ。

    キーワード、関連性、そして、表示

    開けても暮れてもキーワード - キーワードは、SEO担当者の呪文と化している。私自身、この呪文を何度も口ずさんできたため、他人のことをとやかく言える立場ではない。

    しかし、SEOのエキスパートは何について繰り返し口ずさんでいるのだろうか?キーワードだろうか?実は、そうとは限らない。

    私達は次のような様々なタイプのラベルについて、この呪文を繰り返している。この点こそが、見過ごしている全体像なのかもしれない:

    • コンテンツのラベル
    • ナビゲーションのラベル
    • ドキュメントのラベル

    一つ前のパラグラフを読み直した際、関連と言うワードが、私には際立って見えた。

    本当の全体像は、関連性なのかもしれない。キーワードは、人間と機械に関連性を伝える上で重要なのかもしれない。

    従って、「過去」の概念がキーワードであり、(常に存在する)「全体像」が関連性なのではないだろうか。

    サイトの構造 & デザイン

    サイトの構造、ページのレイアウト、そして、デザインは、以下の要素を伝える上で今でも重要である:

    • 場所の要点
    • 情報の手掛かり
    • (コンテンツに対する)アクセシビリティ
    • ビジュアルの階層

    サイトの構造には、インフォメーションアーキテクチャ(IA)とテクニカルアーキテクチャの双方が含まれる点を忘れてほしくない。時間の経過とともに強化され、コンテンツの自然な発展を可能にする構造を用いる必要がある。

    このようなコンセプトは“新しい”SEOなのだろうか?エリック・ワード氏や私のようなSEOの草分け的存在は、このような全体像のコンセプトを随分昔から理解しており、テクノロジーの進化に合わせて、メソッドを調整してきた。

    ここで、別のホットな話題に触れる必要がある…

    リンク構築 + ソーシャルメディア = 認証

    セレナ・ナラヤサミは、記事「自動車産業から得た教訓: ソーシャルを活用して、自然なトラフィックの勢いを得る」の中で次のように指摘していた:

    「リンクは、優れたソーシャルキャンペーンの副産物だと考えられることは少ない。ブランドのソーシャルメディアキャンペーンは、「フォロワーとオーディエンスを増やす」と言う単純な目標を掲げていることが多い。広報の手段を構築する以外にもソーシャルメディアには、メリットが存在する。ファンやフォロワーを適切に活用することで、ソーシャルメディアは、リンクおよびブランドに関する言及を自然に増やす上で中心的な役割を果たすのだ。」

    私は後者の指摘を行うことがよくあるため、この記事の見解には大いに同意している。ソーシャルメディアを認証および信頼の一つの形式と私は見ている。

    エリック・ワードは、リンク構築を - グーグルの知名度が上がり、人気が出る前 - 1990年代から行っている(ジョン・アウデッテ氏のマルチメディアマーケティンググループ等)。

    ソーシャルメディアは、随分前から存在する。現在、ニュースグループやフォーラムの代わりに、フェイスブック、ツイッター、グーグル+等のサービスが利用されることが多い。このようなサービスが、永遠に続くとは限らない。

    しかし、認証および信頼は、検索エンジンのユーザーの経験において重要な要素の一つであるため、姿を消すことはない。

    Searcher Experience Honeycomb by information architecture guru Peter Morville

    信頼性は、検索ユーザーのポジティブな経験において、重要なポイントである - ピーター・モーヴィル氏から許可を得て、転載させてもらった。

    (フルサイズのイメージを見たい方、そして、モーヴィル氏の「ユーザーエクスペリエンスのハチの巣: 検索ユーザー版」の見解が気になる方は、フリッカーにアクセスしてもらいたい)。

    ウェブ検索ユーザーの行動

    検索/発見の行動は今でも重要であり、ナレッジグラフ、そして、進化を続けるセマンティック検索の台頭により、情報を提供する目標が注目を集めつつある。

    フリーサイズのレスポンシブデザインを推奨する人達は多いが、ユーザーが、大きなスクリーンとは異なるアプローチで、モバイルデバイスで求めるコンテンツを探し、見つけている点をいまだに理解していない。

    例えば、手っ取り早く事実を把握するための検索(インフォメーショナルタイプの検索)は、大きなスクリーンを持つコンピュータと比べ、モバイルデバイスで一般的に行われることが多い。

    ナビゲーショナルクエリ、そして、トランザクショナルクエリは、デスクトップ/ノートブックで実施されることが多く、今も重要度は高い。しかし、ユーザーエクスペリエンスのエキスパートは、全体像にも注意する必要がある - 検索ユーザーの経験において、ファンダビリティは重要な役目を担っている。

    上のユーザーエクスペリエンスの蜂の巣をもう一度よく見てもらいたい。「Findable」(ファインダブル)が含まれている。インフォメーションアーキテクチャの重鎮、ピーター・モーヴィル氏が、著書「Ambient Findability」の中で指摘しているように、「見つけることが出来ないものは、利用することが出来ない」のだ。

    それでは「新しい」SEOは、「過去」のSEOと大幅に異なるのだろうか?確かに細かい部分は異なるかもしれないが、全体像は変わっていない。冒頭の引用は、SEOを深く理解する上で重要である。全体像を理解しなければ、恐らく、誤った問題を解決してしまうだろう。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO Smackdown Round 2: Old Vs. New Search Engine Optimization」を翻訳した内容です。

    正直、タイトル程は面白くなかった内容でしたが 汗、ま、軽めのSEOエッセイ記事と考えればこれはこれでありかと。途中で紹介されていたユーザーエクスペリエンスの蜂の巣は、SEOやコンテンツマーケティングを考える際にも参考になる表だな、と思いました。 -- SEO Japan [G+]

    SEOコンサルタントを苦しめる10のシチュエーション

    Googleの外部リンク対策の高度化でリンク便りのSEOが以前ほど効力を失っている今、サイトの内部を改めて見直そうとしているウェブサイト担当者も多いのではないでしょうか。今回はSEOをサイトに導入する際に難題となりうる要素をSEOコンサルタントがサイトにSEOを施す時に見立てて解説した実戦的な記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

    Image via Crestock.com  under license

    イメージ: Crestock.com (ライセンス)

    SEOコンサルティングに10年以上携わった経験を基に、私はこの業界およびクライアントに関する「難題を10点」リストアップした。

    皆さんも同じような経験をしたことがあるはずだ。まずは私からSEOコンサルタントを困らせる問題を10点挙げさせてもらう。

    1. 応急処置

    私達のクライアント – 通常は敏腕の経営者 – は、SEOに関して、なぜか応急処置を求める傾向がある。SEOの複雑さ、そして、適切な取り組みから得られるメリットを理解しているものの、手っ取り早いメリットを望むクライアントは多い。

    私のクライアントは、四半期または年間の成果で、評価される。事実を基にした説得力のあるピッチを行い、長期的なアプローチを採用して、24-36ヶ月間のスケジュールで取り組みを行うことで、収益を2倍に増やすと力説しても、納得してもらえないことがある。長期的な戦略は気に入ってもらえない。早く結果を出したいのだ。クライアントは1年間のスケジュールを好む。

    役員会議を前にして、心配するクライアントからeメールが送られてくることがある。自然のトラフィックの目標を12ヶ月の数値に分類し、きれいなグラフを描き、その後、(困ったことに)初期の会話で同意したトラフィックの量に全く届いていないことが判明したのだ。

    企業は、自然の検索は重要であり、焦ってはいけない点を理解する必要がある。応急処置は、手っ取り早くメリットを得られるかもしれないが、維持することも、長続きすることも期待するべきではない。

    2. 「でも、競合者は___をしている。」

    答えに特に困るのは、「競合者は___をしている。なぜ、私の会社は____をしたらいけない?」と言う質問だ。

    多くのサイトは、グーグルのガイドラインを無視し、検索アルゴリズムの抜け穴をついている。怪しいリンク構築、完全一致ドメイン、重複するコンテンツでのランキング等の行為に手を染めている。このような手法によって、短期間において、競合者をリードすることが出来る可能性はある。

    グーグルは、数々に明るい未来を約束(実現することはほとんどない)して、ウェブマスターに対して、このような取り組みを思い留まらせようと脅している。しかし、SEOコンサルタントとしては、言葉だけでは満足することが出来ない。

    私が暮らすノルウェーの人口は、500万人である。割と少ない部類に入るだろう。しかし、この国で特に規模が大きく、トラフィックの多いサイトのSEOを担当する際、検索ランキングを操作しようとする不正行為および悪質な行為に対して、グーグルが効果的な対策を用意していないために、私はよく恥ずかしい思いをする。個人的には、グーグルは、ノルウェーでは質の低いコンテンツを取り除く取り組みに失敗していると思う。質の低いサイトを報告しても、対処してもらえない。

    クライアントに申し訳なく思うときもある。競合者は数年に渡って、不正行為を働いているにも関わらず、誰も止めず、ペナルティも科されていない。不正行為を介して莫大な利益を得ている。一方、私のクライアントは正当なホワイトハットのSEOを実施し、ベストプラクティスを採用し、ガイドラインに配慮しているものの、質の低いサイトよりも低いランクに甘んじている。SEOコンサルタントにとっては、フラストレーションの溜まる状況だ。皆さんも同じ経験、または、似たような経験を味わったことがあるだろうか?

    3. 「時間給」の問題

    SEOコンサルティングプロジェクトの入札への参加を求められることがある。プレゼンを行い、提案書を提出する – すると数日後、または、1週間後、顧客候補から電話が入り、私の時間給が高過ぎると指摘される。その他の提案には満足しているものの、競合者は、低い時間給を提示していると述べ、値下げしようと試みるのだ。

    確かに私の会社の時間給は高いかもしれない。しかし、それは、競合者が、SEOに対して異なるアプローチおよび取り組み方を採用しているためだ。それよりも、私が、クライアントの収益を増やす額がいかに多いかに注目してもらいたいものだ。収益の目標やターゲットをいかに早く達成するか、そして、事業を成長する上でいかに効果的に支援するかを見てほしい。

    優秀なSEOコンサルタントは、単なる技術者ではない。優れたSEOコンサルタントは、分析に秀でている。貴重なデータにアクセスすることが可能なコンサルタントは、事業の発展に貢献し、会社を新たな手法で成長させる案内役を務める。このような価値を「時間給」で評価するのは、無意味だが、このケースには頻繁に遭遇する。皆さんはどのように対処しているだろうか?

    4. SEOは劣悪な製品を補うことは出来ない

    SEOは何もかも直すことが出来るわけではない。この業界特有の伝説とは相容れないかもしれないが、事実である。製品、サービス、または、カスタマーサービスが三流なら、または、“良質”ではないなら、SEO業者にトラフィックの増加を要請する前に、まずは質の問題をどうにかしてもらいたい

    SEOは事業の成果を拡大するこが出来る。顧客に価値を与えるような優れた製品を持っているなら、SEOは、接触範囲を広げつつ、利益を増やす上で役に立つ。

    5. 「いいえ」ともっと頻繁に言えるように訓練する

    私もこのアドバイスに従う必要がある。顧客候補にミーティングを求められる際、嫌な予感がする時がある。2年の間に、3度目となるエージェンシーの切り換えを考えているのかもしれない。現在のSEOベンダーに不満を持っているのかもしれない、あるいは、エージェンシーと対立し、コンサルタントを変えたがっているのかもしれない。

    このタイプのクライアントは、せっかちであり、落ち着きがなく、一緒に仕事をするのが大変だと感じることがよくある。些細なことが、行動やSEOコンサルタントに対する態度に影響を与えてしまう。眠れない夜、四半期の芳しくない成果、上司による手荒な評価等に遭遇すると、衝動的に適当な結論に飛びつき、自分自身の判断に後悔し、周りを悪者に仕立て上げる。

    コンサルタントとして、遭遇したくないケースである。このようなクライアントの態度は、モチベーションを下げ、ムードを台無しにする要因になる。このような関係はすぐに解消しなければならない。このような状態を迎えたら、堂々と「No」と言おう。既存のクライアントであっても、「終わり」を宣言するべきだ。

    クライアントを失うかもしれないが、それでも、正しい判断であることに変わりはない。「エネルギーを吸い取られる」クライアントを維持すると、その他のコンサルティングビジネスに壊滅的な結果をもたらす可能性があるためだ。

    6. アクセスカウンターに固執する

    「アクセスカウンター」を好きな人達は大勢いる。アクセスカウンターと言う用語は、ここでは正確ではないかもしれない。しかし、多くのクライアントは、いまだにページビュー、検索ランキング、その他の質の低いKPI(主要業績評価指数)に必要以上に重点を置いている。

    この指数は事業のパフォーマンスを正確に反映しているわけではない。適切なKPI(日本語)に焦点を絞るべきである。行動に移すことが可能な指標を採用するべきだ。なぜなら、この行動こそが、直接、収益に影響を与えるからだ。SEO戦略を通して、改善するべき指数と言えるだろう。

    多くのクライアントにとっては、今でもランキングが最も重要である。しかし、SERPでのサイトの配置は、事業を成功に導く階段の一つの段に過ぎない点をSEOは理解している。コンバージョン率を上げ、セールスを高め、その結果、収益を増やすことが出来なければ、1位を獲得したとしても無意味である。

    7. SEOは飾りに過ぎない

    SEOには、何もかもを変え、魔法のように最高の結果をもたらす力があると言う天真爛漫な考えを持っている人達がいる。ウェブサイトの開発の準備が整って初めてSEOに相談するタイプの人達だ。

    残念ながら、この、計画も構成も中途半端なサイトは、十分な成果をもたらすことはない。このタイプのサイトの修正には、高額のコストが必要とされる。そのため、SEOの要素がその他の要素と調和し、シンクロして、素晴らしい成果を得られるように、計画段階からSEOコンサルタントに参加させるべきである。

    8. ITコンサルタントは何でも直すことが出来る

    私の家族は、いまだに、私が「ITコンサルタント」だからと言って、プリンター、パソコン、携帯電話、スキャナー、あるいは、コンピュータウイルスの問題を私が解決することが出来ると信じている。テレビ、ケーブルの接続、さらには、衛星受信アンテナの修理まで頼まれることがある。

    仕事でも同じ現象が起きている。クライアントは、ウェブデザイナー、ウェブディベロッパー、有料検索のエキスパート、そして、SEOコンサルタントを区別していない。「肩書きにITがつくなら、電気が流れるものは何でも直すことが出来る」と考えているのだろう。現実はそこまで単純ではない。

    9. 「コンテンツは簡単だ」

    申し訳ないが、簡単ではない。余白をテキストで埋め、キーワードを詰め込むだけなら簡単だが…

    自分でコンテンツを作ることが出来ると主張するクライアントが後を絶たない。「優秀なコピーライターやライターを抱えている」とクライアントが言っても、もはや私は喜べない。当該のライターがSEOを深く理解しているケースは限りなくゼロに近い。

    このような「内部のエキスパート」に頼ると、必ず期待を裏切られ、最終的に、必要とされる作業を教えなければならなくなる。これはSEOの予算に盛り込まれ、その他のSEOのタスクに用いられる予算が削られてしまう。皆さんは、同じような事態に直面したことはあるだろうか?

    10. 有料リンクを得る

    SEOに関する会話でリンク構築が取り上げられると、リンクの購入に関する問題が浮上する。グーグルのペンギンアップデートの影響が至る所に見られる中、「ペイパーリンク」の取引をオファーする人達から、敢えてリンクを買おうとする意図が私には分からない。

    この行為は危険であり、私は必ずこのような要請は却下している。しかし、一部の企業は、悪質、または、ブラックハットなリンク構築の手法を続け、ペナルティを受けたら今度はSEOを非難する。

    以上。今回は、SEOコンサルタントとして、不満を感じる点を幾つか挙げた。今回紹介したケースとは異なる状況に直面した人もいるはずだ。その場合は、コメント欄で是非教えてもらいたい。このような厄介な問題を議論し、解決策を見出していこうではないか。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「10 Things Most SEO Consultants Hate」を翻訳した内容です。

    見立てたというか、本当にSEOコンサルタントの嘆きに近い内容の記事でした。とはいえ、SEOをアウトソースする会社さんもインハウスで努力する会社さんも記事に書かれた各項目に学べる要素は多少なりともあったのではと思います。現役のSEOコンサルタントやSEO会社の方には面白く読めた記事でしたね。苦労しているのは、あなただけじゃない! — SEO Japan [G+]

    データドリブンな未来のSEOを実践するための11の指標

    パンダ・ペンギンアップデートに代表されるGoogleの進化とソーシャルメディアの普及に伴うユーザーの変化のダブルパンチで、SEOもこれまでのもう一段階、いや二段階位の進化を求められています。SEOにもコンテンツマーケティングを活用すべきとの話もありますが(コンテンツマーケティングに注力してSEOはそっちに取り込んでいくべき、でも別にいいです)、今回は最近IT業界でバズワード化しているビッグデータのSEO、ならびに検索マーケティングに活用する可能性について考えた記事を。 — SEO Japan

    マーケティング業界に参入するには、今が最高のタイミングであり、スリルを味わえる。顧客のデータを集める、新しいデータ主導型のアプローチとインフラは、マーケティングの戦局を大幅に変えており、データがもたらす新たな見解を基に行動を起こすことが出来る人達にとって、大きなチャンスが到来している – マーク・ジェフリー ケイログ経営大学院

    ジェフリー氏の指摘は正しいと私は思う – マーケティング業界に参入するには、今が最高のタイミングであり、スリルを味わうことが出来る。

    現在、マーケティングのパフォーマンスを計測するコストは低く抑えることが可能であり、また、容易に計測することが出来るため、マーケティングの機会を見つけ、つかみ取るべきである。適切なデータを集めて、分析することが出来れば、より秀でた決断を下し、成功の確率を高められるだろう。

    グーグルが、強引な手法を使ってシステムの操作を難しくしているため、次世代のマーケティングは、顧客維持、チャーン、収益性、顧客生涯価値等の従来のマーケティングの計測基準と緊密に統合させるべきである。ビジターの獲得に高額なコストがかかる場合、当該のビジターが、獲得する価値があるビジターである点、そして、ビジターのポストクリックを引き込めば引き込むほど、グーグルに対して、より適切なサイトであるように見える点を確認しなければならない。

    それでは、測定し、行動を起こす上で重要なメトリクスを幾つか見ていく。

    しかし、その前に….

    データドリブンの現状

    たとえ一部の検索マーケッターが異なるアプローチを選んでいたとしても、全ての検索マーケッターが、データドリブン(註:データ志向・データ重視的意味ですが、ニュアンスを無くさないよう本記事ではデータドリブンで通します)の考え方を把握しておくべき理由はもう一つある。

    それは、グーグルがデータを基に動く企業だからだ。

    グーグルの次の一手を読むには、グーグルのように考える必要がある。
    グーグルの従業員は、- データ – を考慮し、- データ – に基づいて行動を取る。

    `

    グーグルの元デザイナー、ダグラス・バウマン氏は、ビジュアルデザインの決定において、直観よりもデータにあまりにも頼り過ぎていると感じたため、グーグルを去った。

    グーグルのチームは、2本の青い線のどちらが良いのか決めることが出来ない。そのため、2種類の青の間の41の色調を試し、どの青のパフォーマンスが高いのか確認する。最近は、ボーダーの幅は3ピクセルがいいのか、4ピクセルがいいのか、あるいは、5ピクセルがいいのかで意見が割れ、また、自分の主張の正しさを証明しろと言われた。これでは仕事にならない。このような些細なデザインの決定について議論することに嫌気が差した。もっと刺激的なデザインの問題がこの世の中にはあるはずだ。

    データを基に行動を取るのであれ、直観に頼るのであれ、データドリブンの考え方、そして、その考え方がもたらす会社のカルチャーを関連付けることが出来るなら、グーグルをより深く理解することが出来るようになる。検索エンジンのユーザーの満足度は、グーグルのレーダーにハッキリ現れ、グーグルは時間の経過とともにさらに改善し、さらに精度を増していく。

    パンダアップデートは、ユーザーエンゲージメントの問題を重要視していた。ユーザーを引き込むことが出来ないサイトが、上位にランク付けされる確率は低い。

    インターネットマーケッターのジム・ボイキン氏は、グーグルは「ロングクリック」に興味を持っていると指摘している:

    最も基本的なレベルにおいて、グーグルはユーザーの満足度を把握することが出来る。トルストイの言葉を借りるなら、「幸せなユーザーは同じ反応を示す」と言うことだ。ユーザーの幸福感を最も顕著に示すのが、「ロングクリック」である。これはユーザーが検索結果に向かい、理想的には上位の結果をクリックし、戻ってこないケースである。つまり、グーグルはクエリを全うしたことになる。一方、不満を持つユーザーは異なる反応を示す。最も分かりやすいのは、「ショートクリック」であり、リンクに従ったものの、すぐに検索をやり直す行動である。「ユーザーが何かを入力して、すぐにクエリを変更する場合、満足することが出来なかったことを意味する。結果の次のページに進んだ場合も、不満の表れである。グーグルのサービスに対するユーザーの不満を意味する、このような兆候を活用して、調査を行うことで、検索を改善することが出来る。」と(アミット)パテル氏は指摘している。

    ブランドに関しては、知名度が高ければ高いほど、トラフィックの一部が事前に認められるようになる。ブランドアウェアネスは、直帰率を下げ、その結果、エンゲージメントのシグナルは改善される

    あらゆるサイトが、意図的なブランド関連のトラフィック、そして、一般的な検索のトラフィックを得る。サイトが多くのブランド関連の検索を得ている場合、このタイプの検索は前向きなエンゲージメントの目安となり、サイト全体を押し上げる効果がある。次の表はあくまでも概念を表したものだが、要点を理解する上で役に立つはずだ。ブランドトラフィックが増えるに従い、総合的なエンゲージメントのレベルは上がっていく。

    サイトおよび企業のメトリクスが、ビジターの満足度において良好なら – つまり、ビジターが製品を買う/記事を読んでいる/友達に薦めている – グーグルが、関連性のシグナルを高く評価している可能性は高い。ユーザーはサイトに到達し、戻るをクリックしているのではない。サイトに没頭し、時間を割き、サイトについて語り、そして、再びサイトを訪問している。

    サイトへの繰り返しの訪問、とりわけ、グーグルにログインしたクレジットカードを登録しているユーザーの訪問もまた、ユーザーが製品を気に入り、求め、そして、高く評価しているシグナルとして、グーグルは注目している。

    パンダアップデート以降、SEOでは、ビジターのポストクリックの行動が最も重要視されるようになった。ビジターの満足度を最適化するためには、ポストクリックの行動を計測し、オファーを調整しなければならない。パンダアップデート以降の環境下で、私がうまくいくことに気づいたモデルがデータドリブンのアプローチであり、このアプローチはPPCで主に利用されている。現在もリンクを構築し、有益なページを配信する必要はあるものの、ビジターがサイトにアクセスした後の行動に焦点を絞る必要がある。そのため、私達は行動のデータを集めて、分析し、配信戦略に反映させるようにしている。ビジターが求めるものを確実に提供するためだ。

    データドリブンマーケティングとは?

    データドリブンマーケティングとは、文字通りデータを集めて、分析を行い、マーケティング戦略に明晰な見解をもたらす取り組みである。

    ビジターにとってどれだけ適切なのかを計測する手段であり、適切であればあるほど、エンゲージメントのメトリクスは上向きになる。過去のビジターの行動を基にサイトを常に調整し、さらに適切なサイトに変えていくことが出来る。

    そうすれば、誰でも成功することが出来る。

    データドリブンマーケティングは、3つの段階を経て行われる。ビジターの行動を計測し、分析するフレームワークを設定し、ビジターのデータを使って仮定をテストし、そして、コンテンツ、チャンネル、および、オファーを最適化し、最大限の見返りを得る。このプロセスは、PPCで多用されている。

    ウェブが登場する以前は、このタイプのデータを得るには多額の投資が必要であった。大企業は、調査の実施、フォーカスグループの決定、そして、フィールドワークの実行をマーケットの市場調査員に任せていた。

    最近では、消費者からデータを集め、キャンペーンを調整する取り組みは、分析ソフトを起動させ、行動を観察するプロセスを作って、結果を基にアプローチを修正するだけで済む。貴重なデータの分析およびマーケティングが、少ない予算で実施することが出来るようになったのだ。

    にも関わらず、多くの企業がデータドリブンマーケティングをいまだに実施していない。

    また、実際に実施ている企業の多くは、適切なデータを計測しているとは言い難い。適切なデータを獲得し、分析することで、競合者の大半よりも優位な状況に身を置くことが出来る。

    マーク・ジェフリー氏は著書「データドリブンマーケティング」の中で、フォーチュン 500でパフォーマンスが低い企業は、平均的で予算の4%をマーケティングに割り当て、一方、パフォーマンスの高い企業は、平均で20%以上をマーケティングに割り当てていると指摘している。パフォーマンスの低い企業は、需要の生成 – セールス、クーポン、イベント – 等に力を入れ、一方のパフォーマンスの優れた企業は、ブランドおよびマーケティングのインフラに焦点を絞っている。インフラには、マーケティングのデータを手に入れ、分析する上で必要なプロセスとソフトウェアが含まれる。

    そのため、より大きな成功を収めている会社は、パフォーマンスの低調な企業よりも、ツールとプロセスに資金を投じているのだ。

    中小企業に関しては、必要なツールの多くは既に揃っている。適切なデータの取得および分析においては、プロセス、そして、適切な質問を尋ねる取り組みが鍵を握る。

    適切な問いとは?

    ビジターの満足度を計測し、最適化する上で役に立つ一連のメトリクスが必要である。

    ジェフリー氏は、マーケッターの15のデータ分析の領域を特定している。この領域の一部は、検索マーケティングに直接関係しているが、関係していない領域もある。しかし、関係がなくても、少なくとも認識しておく価値はあるだろう。なぜなら、従来のマーケティングマネージャーは、このタイプのメトリクスを利用しているため、検索マーケティングと従来のマーケティングが交差する場所について考える上でインスピレーションを得られるかのもしれないからだ。データドリブンマーケティングを短期で集中的に学び、マーケティング担当者の考えを深く理解したいなら、データドリブンマーケティングを読むことを薦める。

    • ブランドアウェアネス
    • テストドライブ
    • チャーン
    • 顧客満足度
    • テイク率(興味を示したものの、実際には行動を起こさなかったビジターの割合)
    • 収益
    • 正味現在価値
    • 内部収益率
    • 資本回収
    • 顧客の生涯価値
    • コスト・パー・クリック
    • トランザクションコンバージョン率
    • 広告利益
    • 直帰率
    • 口コミ(ソーシャルメディアの接触範囲)

    このリストを再定義し、ビジターのエンゲージメントおよび満足度に関して、サイトおよびオファーを最適化する取り組みにおいて、現実的に利用することが可能な一部のメトリクスに絞って、話を進めていく。この取り組みを実行に移すことで、おまけとして、グーグルが求めており、上位にランクインする際に役立つ、適切な関連性(相応しさ)のシグナルも得られる。因みに、メトリクスの大半は、PPCをベースとしている。

    まずは、…ダッシュボードが必要である。ダッシュボードとは、一目で、時間の経過とともに計測された進捗状況を見ることが出来る場所を指す。第三者のツールから選ぶことも、あるいは、自分で作ることも出来るが、重要なのは、ダッシュボードを手に入れ、利用することである。ビジターのエンゲージメントに関して、現状、そして、今後の方向性を計測する手段が必要である。

    1. トラフィック Vs リード

    トラフィックは、ディスプレイおよびブランディングにおいては、有効である。サイトが、サイトのビューの数に応じて収益を上げている場合、トラフィックを計測することになる。

    その他のサイトにおいては、トラフィックとリードを組み合わせることで、重要な情報を得ることが出来る。トラフィックが増加しているものの、リード – もしくは理想的な行動の測定値(ここでは総称してリードと呼ぶ)が変化していないなら、そのトラフィックは価値があると言えるだろうか?リードが完了した数を記録すると、トラフィックの価値を把握することが出来る。トラフィックが高いものの、エンゲージメントが低いなら、ビジターは戻るをクリックしている。これはグーグルにとって望ましいシグナルとは言えない。

    また、このデータは、オファーおよびコピーの調整とテストのベースとなる。エンゲージメントは、コピー/オファーを調整した後、増加/減少しただろうか?

    2. 検索チャンネル Vs その他のチャンネル

    検索トラフィックは、例えば、ソーシャルメディアのトラフィックよりも、より多くのリードをもたらしているだろうか?その他のチャンネルよりも多くのリードを与えているだろうか?多くのリードをもたらしているなら、その他のチャンネルよりも検索マーケティングへの予算を増やす正当な理由になる。

    比較/対比することが出来るように、マーケティングチャンネルを分離しよう。

    3. チャンネルの成長

    SEMのチャンネルは成長しているだろうか、変わっていないだろうか、それとも、その他のチャンネルと比べ、衰退しているだろうか?

    ターゲットおよび段階的な目標を定めるべきである。コピーとオファーを調節し、成果を計測するプロセスを作ろう。求める行動へのコンバージョンが高くなればなるほど、関連性のシグナルも高まる可能性があり、より多くの見返りを得られるようになるだろう。

    このメトリクスをさらに細かく設定することも出来る。特定のページが、キーワードのクリックの結果として、他のページよりも多くのリードを生成しているなら、チャンネル全体のパフォーマンスを改善するため、どのキーワードの領域を拡大し、活用すればいいのか分かる。ビジターがページからページへとスキップしているかどうかを区別するのは難しいが、サイトのパフォーマンスに貢献しているエントリのページおよびキーワードの目安を得る効果はある。

    4. 有料 Vs 自然

    検索キャンペーンがPPCとSEOの双方を用いているなら、2つのソースを分ける必要がある。SEOがより多くのリードをもたらしているなら、ブログの投稿、記事、リンク戦略等への投資を増やす方針を正当化することが出来る。

    PPCの方が多くのリードを獲得しているなら、PPCのトラフィックに投じる資金を増やし、オファーとランディングページを最適化し、A/Bテストを実施した方が無難である。当然だが、ここで得られた情報をSEOに反映させることが可能である。PPCでコンテンツがうまくいっているなら、少なくとも、エンゲージメントに関しては、SEOでもうまくいく。

    5. コール・トゥ・アクション

    どうすれば、コール・トゥ・アクションが効果を上げているかどうかを把握することが出来るのだろうか?コール・トゥ・アクションの文言を変えるべきだろうか?どのコール・トゥ・アクションが、最も望ましい成果を上げるのだろうか?どの位置が良いのだろうか?リンクの色は結果に影響を与えるだろうか?

    このタイプのテストはPPCでは浸透しているが、SEOではあまり行われていない。SEOのページがこのような方針で最適化されているなら、エンゲージメントのレベルを高めつつ、クリックバックを減らすことが出来るだろう。

    6. 再訪

    ビジター全員が初めてサイトを訪問し、二度と戻って来てくれないなら、関連性のシグナルは低い。

    だからと言って、サイトが妥当であるとグーグルに見なしてもらうために、必ずしも全てのサイトが多くのリターンビジターを必要としているわけではない – 単発の販売サイトはリターンビジターが少なく、ブログは多い。しかし、当該のサイトが、リターンビジターを得ているサイトのグループに属している場合、比較されてしまう可能性がある。

    リターンビジターと初めてのビジターを計測しよう。とりわけ競合者のリターンビジターの比率が高いと思われる場合、ビジターに戻って来てもらえる方法を考えるべきである。

    7. コスト・パー・クリック/トランザクションコンバージョン率/広告利益

    PPCのマーケッターはこの手のメトリクスには慣れている。クリックごとに料金を支払い(CPC)、ビジターが理想の行動にコンバートすることを祈る。この測定基準とトランザクションコンバージョン率(TCR)および広告利益(Return on Ado Dollars Spent:ROA)とを組み合わせることで、キーワードマーケティングの効果を把握することが可能になる。TCR = トランザクションコンバージョン率とは、ウェブサイトにクリックしてアクセスした後、購入した顧客の確率であり、ROAとは支払った広告投資に対する利益を意味する。

    この3つの測定基準は、とりわけSEOへの投資がその他のチャンネルに関連している場合、SEOにとっても、貴重な情報を得る上で役に立つ。コスト・パー・クリックに関しては、キーワードの価値を実証したいなら、アドワーズの相場を用いて、自然のキーワードに割り当てることを薦める。遥かに低いクリック単価でビジターを獲得しているなら、SEOのチャンネルは効果的である。SEOにおけるコスト・パー・クリックは、また、クリック数で分割されたSEOキャンペーンのコストの総額とも言える。

    8. 直帰率

    パンダ以降、直帰率は、重要な測定領域になると推測する人達が多い。パンダに関係なく、明らかに直帰率を低く抑えておきたいところだ。

    上位にランク付けされているものの、直帰率が高い場合、ページのコンテンツが適切ではない可能性がある。アルゴリズムが見る限り、適切なのかもしれないが、ビジターの意図とは一致していないと思われる。このようなページは、時間の経過とともにランキングを徐々に下げる可能性があり、ビジネスにとってプラスに働くことはない。

    9. 口コミ(ソーシャルメディアの接触範囲/ブランド)

    他の人達の話題に上がっているだろうか?会社名を繰り返し取り上げてもらっているだろうか?頻繁に話題にしてもらっているだろうか?企業名をベースに大勢の人にグーグルで検索してもらうことが出来れば、そのワードを“自分のもの”にすることが出来る。すると、グーグルは当該のサイトを結果で返さなければならなくなる。さもなければ、ユーザーから不十分と見なされてしまうためだ。

    以前、口コミを計測する取り組みは難しかったが、最近は、ソーシャルメディア、そして、様々な情報収集ツールのおかげで、遥かに容易に計測することが可能になった。アーロン・ウォールは、SEOにおけるブランドの影響について多くの記事を投稿しているので、この分野に明るくないなら、ブランドの台頭ビッグブランド、そして、パンダを考慮した潜在的なブランドシグナルに目を通しておくことを薦める。

    10. 収益

    収益が全てである。

    収益にプラスの影響を与える点を証明することが出来れば、その検索マーケッターは、慰留され、予算を増額してもらえる可能性は高くなる。これは、ビジネスの収益が増えれば、ビジターが満足している確率が高くなる点を除いて、パンダの最適化とは、直接関係があるわけではない。

    利益 = 収入 – 経費。検索マーケティングキャンペーンは、経費よりも多くの収入を得ているだろうか?どのようにこの点を計測し、証明することが出来るのだろうか?検索マーケティングキャンペーンが焦点を絞っているのは、収益性の高い製品だろうか、それとも、低い製品だろうか?どの製品が会社にとって最も利益をもたらすのか理解しているだろうか?顧客は製品にどのような価値を見出しているのだろうか?

    このような領域をまとめて計測する手段はない。そのため、測定基準を考慮し、測定する方法を考案し、ダッシュボードに加えていく必要がある。

    11. 顧客の生涯価値

    重要度の高い顧客もいれば、低い顧客もいる。一部の顧客は、利益につながらない製品やサービスを購入し、二度と戻ってこない。その一方で、最も収益性の高い製品やサービスを買い、何度も何度も戻って来る顧客もいる。

    その検索キャンペーンがサイトに迎えているのは前者のタイプだろうか、それとも後者のタイプだろうか?顧客の生涯価値を計算するのは困難であり、検索マーケッターがアクセスすることが出来ない社内のシステムが必要になる可能性がある。しかし、既に会社がこの情報を得ているなら、検索マーケティングキャンペーンのコストの妥当性を検証し、最も見返りの多いキーワードの領域にキャンペーンを絞る上で役に立つ。

    一部のメトリクスは、ランキングとは関係なく、マーケティングの価値に着目している。しかし、従来のマーケティングの測定対象、そして、検索マーケティングの測定対象の説明には、共通する点が幾つかある。今回紹介したメトリクスは、利用可能な多くのメトリクスの一部に過ぎない。そこで、皆さんが利用している他のメトリクス、そして、その利用方法を、是非、教えてもらいたい。

    ビジターの経験を考慮した最適化

    上述した測定基準をテストし、コンテンツおよびオファーを分析 & 最適化すると、収益が増えるだけでなく、ビジターに対する“相応しさ”に関して、ビジターが取るクリック後の行動のおかげで、グーグルの目に、好ましく映るだろう。

    この取り組みを適切に行っていれば、ビジターはサイトに没頭する。戻るボタンをクリックするのではなく、サイト上のリンクをクリックし、その他のページに目を通し、フォームに記入し、ページをブックマークし、ソーシャルメディアで他の人達に伝えてくれるだろう。これは全てエンゲージメントのシグナリであり、エンゲージメントのレベルが高ければ高いほど、通常は、より相応しいページだと考えられる。

    これは、たとえ検索チャンネルにこだわり、SEOを前面に押し出していたとしても、SEO主導のマーケティングのアプローチよりも深い領域に達する(SEO主体のアプローチは、最近までは確かに有効であった)。データドリブンのマーケティングでは、新しいユーザーおよび初めての訪問だけでなく、リターニングビジターおよびその後のエンゲージメントのレベルを重要視している。検索エンジン経由のビジターは、初めてのクリックおよび閲覧を遥かに超える価値を持っている。

    データドリブンのコンテンツおよびオファーの最適化は、今後のSEOのあるべき姿と言えるだろう。


    この記事は、SEO Bookに掲載された「Post Panda: Data Driven Search Marketing」を翻訳した内容です。


    しかしこの記事を読んでいると、ますますSEOの範疇がわからなくなってきますね 汗 Googleがクリック後のユーザー行動をある程度監視しており検索結果にも影響を与えているであろうことは以前からいわれていましたが(どれ位はともかく)、これこそ正にビッグデータの本格活用。ウェブマスターとしては少なくとも自身のサイトのユーザー行動をきちんと分析して、それをサイト改善・ユーザー行動のさらなる喚起に活かしていくことがウェブサイト成功の王道でもあり、そしてSEOの成功にもつながるようです。

    これはこれで真実と思いますが、しかしこういう記事を読んでいると私も意見しておいてなんですが、最近色々いわれている***マーケティングとかどうでもいいというか全部まとめてもう一回ウェブマーケティング一言でリセットしなおしても良いんじゃないかという気もしてくる私でした。なんて、最近はオフラインマーケとかも増えているので面倒ですが。。。ま、言葉の定義考える暇があれば戦略立案と実行、後は改善サイクルの繰り返しに時間をかけたい私です。 — SEO Japan [G+]

    「コンテンツマーケティングが新しいSEO」である理由

    先日、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という記事を紹介した所、思った以上に反響がありました。その中で、Web Shufuさんに書いていただいた「「コンテンツマーケティングが新しいSEO」ではない理由」の内容が大変興味深く、また諸々改めて考える点もありましたのでSEO Japanでは珍しく下記に意見記事に対するレス記事として私の意見を書いてみたいと思います。尚、Web Shufuさんの記事を事前に読まないと全く意味不明な内容ですのでまだの方はお先に是非。 — SEO Japan

    まずWeb Shufuさんの記事ですが、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という物言いが嘘であり、それを私がわかったままSEOの権威を守るためにあえて掲載している、というような指摘をいただきました(ざっくり&個人的視点すぎてゴメンナサイ)。記事全体の書かれている内容自体は同意できる点も多かったのですが、この記事タイトルが嘘である、という点について私の意見を述べさせていただきます。

    記事の前段の説明によれば嘘の理由は「SEOはコンテンツマーケティングの手段であるから」、ということかと思いますが、もちろんそれはそうかと思いますが、SEOをずっと行ってきた人間からすると「コンテンツマーケティングはSEOの手段」でもあります。コンテンツマーケティングを昔から実践していた!と偉ぶるつもりはありませんが、サイトへの集客窓口を広げるためのコンテンツ提案やコンテンツ作りはSEOの作業範囲で過去も10年前からやっています。

    あくまで私自身の考えですが、SEOは検索エンジン、コンテンツマーケティングはコンテンツを主軸に置いているだけで、基本マーケティング施策という意味では似たような話かとは思っています。検索エンジンじゃなくて検索ユーザーだろう、という話もありますがそういう面倒な議論は省きます。コンテンツマーケティングの定義はもっと拡い、SEOは集客だけで視点が狭い、という意見もありますが(その前提でWeb Shufuさんの記事も書かれていると思いますが)、SEOはSEOなりに集客だけでなくその後のコンバージョンや顧客育成、ブランディング等もそれなりに考えています。コンテンツマーケティングが言葉として話題になる以前は、SEOの範囲は集客に加えどこまでが含まれるのかという話がSEO界隈でよく議題になりましたし、実際、集客以降の施策を行っているSEO会社やSEO担当者も少なからずいるとは思います。

    最も、現時点でもSEOは主に検索エンジン経由の集客のみをさす言葉ですし、どちらかというと普及以前に定義に関する議論がされているようなコンテンツマーケティングに比べるとマーケティング施策としての定義や体系化はきちんとされていません。本当は検索マーケティングの中核手法であり、立派に体系化できるマーケティング概念のはずなのですが、検索広告と分けて取り扱われていたり、SEOサービス会社も部分的手法の提供に従事し自らの範囲を狭めてきた点は否めませんし(反省)、特に日本では検索エンジンマーケティング(Search Engine Marketing / SEM)が検索広告とほぼ同一視されSEOと分けて考えられただけでなく(私は元々SEOというよりSEMを提唱していたのですが)、ネット広告市場の成長ドライバーだったので仕方ありませんが、検索広告部分のみ注目され、集客以降の施策は余り注力されてこなかったこともあり、Web Shufuさんのような批判が展開されるのは十分理解できます。

    同時に、またこれも個人的な印象になってしまいますが、大規模事業者の場合はSEOを集客のみの1パーツとして扱う場合も多いですが、中小規模サイトなどではSEOからウェブマーケを始め、同じ担当者がそのままマーケ全般をやりきっている場合も多いと思いますし、ユーザーの検索行動調査から始まる全体のマーケ活動全てをSEO(検索マーケティング)で括ってしまっている場合もあると思います。その観点からいえばコンテンツマーケティングもその一部と考えることができなくはないのでは、と思っています。

    私自身も自身が15年前、お金が無かった時にベンチャーを起こして検索エンジン経由で集客を始め成功したのが今の仕事のきっかけですし、SEOサービス以外にもウェブメディアやECサイトを運営していますが、それこそ企画の段階から常に検索ユーザーを意識してそこから最後まで考えていきますのでコンテンツマーケティング的なこと(&顧客育成的なこと&ブランディング的なこと諸々)もその過程で実施していますが、実際にやっていることはともかく全てSEO(正確に言うと検索マーケティングですが)起点で考えてしまっています。浅はかな奴といわれればそれまでですが、とりあえずどうにか各事業回っていますし個人的にはネットの検索行動自体が衰退するまではその路線で進めて今後も良いと思ってはいます。

    元記事の筆者はその代表格のような人間で、B2Bのサービスサイトで長年ウェブマーケに取り組み、結果サイトの集客の大半を検索エンジン経由で獲得し、そこから多くの顧客を得続けているからこそ、検索エンジン経由の集客を最重視しており、それを実現するためのマーケティング施策をSEOと呼び、その手法として今後はコンテンツの活用が重要と考えており、そのままタイトルにした、という話かと思います。多少キャッチ―さは意識したかと思いますが、嘘をついているつもりはないと思いますし、私自身そのタイトルが嘘にも思えません。私はSEO屋ですから「SEOの権威を守るため」といわれても仕方ありませんが、元記事の筆者はウェブサービス運営会社の経営者ですし。そういう記事を掲載したのはお前だろ、といわれるかもしれませんが、記事の内容を読んでいただければ分かりますが、どちらかというとSEOよりコンテンツマーケティングを大絶賛している内容ですし。。。過去のSEOに頼り続けたければそもそもこんな記事は載せません 汗

    2000年代検索マーケティング全盛時代からウェブマーケに取り組んできた事業者の中にはソーシャルメディアの活用や、コンテンツ等を活用した中期長期型の顧客育成や手法に対応できていない所も多くありますし、SEO Japanでもそんなサイトやウェブマーケッターさんを支援、そして私自身が勉強する意味でもSEO以外の幅広い記事を日々紹介しています。ただ元々紹介するソースにしても私のコメントにしても検索・SEOよりの視点になりがちなので、今回のご指摘は逆にありがたく読ませていただきました。

    本来は、SEO/SEM側の人間が、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングに対抗できるようなサーチマーケティング論や体系を構築・提示・実践していくべきなのでしょうが、現状、私のそこまでの覚悟も知力も体力もありません。批判は甘んじてお受けいたしますが、自分の価値を守るため嘘と知りつつ釣りタイトルの記事を掲載する奴と思われるのに耐えられなかったので 汗 私の考えを一筆書かせていただきました。所詮SEO屋の枠を抜け出せない奴。。。と思われればその通りかと思いますが、嘘で人を欺くつもりはなかったことはご理解いただきたく思います。Web Shufuさんはじめ、今後も皆様から様々なご意見いただければ嬉しく思います。


    実は上の記事、元々、Web Shufuさんの記事のコメント欄に投稿しようと思ったのですが、長くなりすぎたのでさらに加筆してSEO Japanに投稿することにしました。今回のタイトルもWeb Shufuさんの記事タイトルにからめたバズ狙いタイトルではありますが、上に書いたように私自身は「コンテンツマーケティングが新しいSEO」と思っているので特に嘘をついているつもりはありません。

    またこういう記事を書くと「コンテンツマーケティングとSEOの主導権争い」と思われそうで怖いのですが、そういう意図は一切ありません。その点に関しては結論からいうとどうでもいいですし、主導権なら喜んでお譲りいたします。パンダアップデートにしろ、最近のコンテンツマーケティングブームにしろ、皆さんに心配される程、ビジネスへの影響もありませんし、所詮その程度のレベルでやっていますので。私自身がSEOに長年取り組んできた人間ですし、このブログも名前通りSEO Japanですし、SEOに興味がある読者の方を想定してSEO起点に視点がなりがちというだけという話です。重要なのは「検索エンジンで検索しているユーザーの集客と顧客化」のみであり、SEO Japanではそれに効果がある手法は積極的に紹介しています。

    結果、SEO Japanでも日本でコンテンツマーケティングという言葉が騒がれる前から見出しの書き方から記事のソーシャル拡散方法までコンテンツマーケティング系の記事を大量発信していますし、逆にリンク関連の記事やテクニカルなSEO手法の解説記事は最近は余り紹介していません。SEO屋がコンテンツマーケティングをPRしてどうする?という話もありますが、その点は特に余り気にしていません。そもそも私自身はコンテンツマーケティングは人に教えられたり、人や会社に代行させるものではなく、自らが日々のマーケティング活動の中で体感し、会得していくものだと思っており、その部分をビジネスにするつもりもありませんし、SEO Japanが基礎知識習得の参考になればそれで十分です。結果、私の会社のSEOサービスを利用しない会社さんも出てくるかもしれませんが、それはその会社さんの事業にも貢献できた&自身の「大人の余裕ブランディング」にプラスになったとむしろ喜びたいです。

    私の会社も総合マーケティングサービスを手掛けられるにこしたことはありませんが、リソースも限界がありますし、ピンポイントでのサービス(インフォグラフィックLPOなど)しか提供していません。このブログが直接的にビジネスに役立つことは多分他の業種特化型ブログに比べると少ないでしょうし、コンテンツマーケティング・インバウンドマーケティング的には正しくないアプローチな気もしますが(実際、趣味?のスタートアップ系の記事も多く会社の人にSEOの記事を増やして!と怒られることも多々あります)、まぁ多少なりとも会社のブランディングには役立っていますし(と、信じたい)、幅広い種類の記事も多少は最近話題のフィルターバブルを打ち破るきっかけにもなり良いのでは勝手に納得しています。何より、私自身が興味があることじゃないと長続きしませんし。経営者だから許される道楽ともいえますが、少なくとも今日食べた豪華ディナーの自慢をするよりは多少は価値のあることを提供できているのではと思いたいです。

    ダラダラと長文かつ何故か最後は自虐的になってしまい恐縮ですが 汗 私の一意見ということでWeb Shufuさん始め皆様今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m — SEO Japan [G+]

    完全版GoogleウェブマスターツールSEO活用ガイド

    ウェブマスターなら誰もが活用したいグーグルのウェブマスターツール。SEO本格的に取り組まなくとも、グーグルでのサイトの登録状況が様々な側面から把握できるこのツール、意図しないペナルティ等も増えている最近、最低限理解&設定しておきたい項目を厳選して紹介します。機能が豊富すぎてどこから手をつけたらよいかわからない、というあなたもまずはこれを読んで基本を押さえるべし。 — SEO Japan

    グーグルウェブマスターツール(WMT)は、強力な味方になり得る。しかし、ミスをすると、もしくは、間違った使い方をすると、SEOにマイナスの影響をもたらす可能性がある。この記事では、ウェブマスターツールの利点を完全に利用していない人達のために、ウェブマスターツールの基本的なSEOガイドを提供したいと思う。

    これから説明するツールの一部は、その他のツールよりもサイトにより大きなダーメージをもたらすことがある点を指摘しておく。また、それぞれのツールやレポートに対する記事が既に投稿されている可能性もある。このウェブマスターツールのSEOガイドは、鋭い見解を交えた要約だと思ってもらいたい。

    SEO Guide to Webmaster Tools

    ウェブマスターツールのSEOガイド

    メッセージ: スパムの警告 & その他の通知

    優先順位: 中/高

    サイトに問題が見つかると、グーグルがウェブマスターツールにeメールを送信することは、よく知られている。ウェブマスターツールのメッセージを頻繁にチェックしていない場合、重要な情報を見逃してしまう可能性がある。

    重要メッセージの例として、不自然なリンクの通知が挙げられる。このようなメッセージは、重大な問題を示唆する場合もあれば、結果的に何も起こらない場合もある。特定の状況に対処するグーグルの計画に左右される。いずれにせよ、このタイプのメッセージを受信したなら、その理由を解明するべきである。

    Bad Link Warning

    リンク警告

    設定

    優先順位: 高

    設定のタブでは、- 地域ターゲット、使用するドメイン、そして、クロール速度の3つの設定を行うことが出来る。

    地域ターゲット

    グーグルは次のように指摘している。「お客様のサイトで汎用的なトップレベル ドメイン(.com、.org など)が使用されている場合は、地域ターゲティングの情報を基に グーグルでは検索結果へのお客様サイトの表示方法を決定できます。地域ターゲティングにより、地域に関連する検索結果の精度も向上します。お客様のサイトを特定の地域に関連付けたくない場合は、[指定なし] を選択してください。」

    この項目を設定して、意図する地域のマーケットに狙いを定めよう。

    使用するドメイン

    グーグルはこの項目について、「使用するドメインを http://www.example.com と指定し、グーグルが検出したサイトのリンクが http://example.com である場合、この 2 つのリンクは同一と見なされます。」と説明している。

    私は使用するドメインに関しては、ウェブサイトをどのようにインデックスして欲しいかを考慮して設定するよう薦めている。こうすることで、wwwと非wwwのドメインの双方の所有権を証明する必要がある可能性がある。

    クロール速度

    最後の選択肢は、クロール速度である。グーグルは、「グーグルでは、サーバーの帯域幅に大きな負荷をかけることなく、サイト内のできるだけ多くのページをクロールすることを目標としています。サイトのクロール速度(クロール処理での グーグルのリクエストの速度)は、www.example.com や http://subdomain.example.com のようなルート レベルまたはサブドメイン レベルのサイトで変更できます。新たにカスタマイズしたクロール速度は 90 日間有効です。」と説明している。

    大抵の場合、ウェブマスターは、グーグルにそれぞれのウェブサイトに対するクロール速度の選択をグーグルに任せている。しかし、一部のケースでは、グーグルボットが問題を起こす可能性があり、その場合は速度を変えなければならない。

    Settings Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – 設定

    サイトリンク

    優先順位: 中

    あらゆるウェブサイトのオーナーが良質なサイトリンクを求めている。ちなみにサイトリンクとは、グーグルの検索結果でドメイン名の下に表示されるリンクのことである。

    小さなサイトリンク:

    Small Sitelinks

    小さなサイトリンク

    大きなサイトリンク:

    Big Sitelinks

    大きなサイトリンク

    サイトリンクは、特定のクエリに対して、ドメインが持つオーソリティの高さに基づいて決定される。サイトリンクを構築して、オンラインの評判管理を支えているウェブサイトは多い。ネガティブな情報をページの下の方に下げることが出来るためだ。

    サイトリンクがどのように表示されているにせよ、ウェブマスターツールのこのセクションで、サイトリンクを降格させることが出来る。従って、何らかの理由で表示させたくないサイトリンクがあるなら、削除しておこう。

    ここで一点注意しておきたいことがある。1本のサイトリンクの順位を下げた結果、全てのサイトリンクが数ヶ月間に渡って表示されなくなったケースがある。そのため、軽はずみな気持ちで、順位を下げるべきではない。

    Sitelinks Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – サイトリンク

    URL パラメータ

    優先順位: 高

    ウェブマスターツールでは、URL パラメータを指定し、クロールするべきURLとするべきではないURLをグーグルに伝えることが出来る。これは非常に強力なツールになり得る。しかし、失敗すると、サイトの大半がインデックスから削除されてしまう。

    個人的には、このツールの利用を避けるべきだと思う。このツールが役に立つ問題に直面したなら、rel=canonical、no index/no follow、301 、または、robots.txtを使う方が無難である。

    このツールを利用する必要がある場合は、適切に設定していることを確認してもらいたい。また、ウェブサイトのURLの構造を熟知していることが、このツールを利用する上での大前提だと言っておこう。

    サイトのURLの構造がクリーンであり、適切な人物が利用しているなら、役に立つだろう。

    URL Parameters

    ウェブマスターツール – URL パラメータ

    アドレス変更

    優先順位: 中

    引っ越しするなら、適切にその旨を伝える必要がある。

    この項目についてグーグルは次のように説明している。「新しいドメインにサイトを移す際、アドレス変更ツールを使って 、グーグルに新しいURLを伝えることが出来ます。グーグルは、インデックスを更新し、新しいURLを反映させます。変更は180日間に渡って有効であり、その頃までには、新しいURLのページをクロール & インデックスしているはずです。」

    Change of Address

    ウェブマスターツール – アドレス変更

    過剰な量のクロールのエラー

    優先順位: 中

    ウェブサイトの動きが悪く、定期的にエラーが発生しているなら、対処するべきである。しかし、現実には、エラーに対処していないウェブサイトが多い。ユーザビリティに悪影響を与えるエラーは、顧客の損失につながりかねない。

    Crawl Errors WMT

    ウェブマスターツール – クロル エラー

    クトールの統計情報

    優先順位: 中

    このレポートは、1 日あたりのクロールされたページ数、1 日にダウンロードされるキロバイト(KB)数、そして、ページのダウンロード時間 (ミリ秒)を報告している。偶然にも、ページのダウンロード時間を伝えるレポートが新たにグーグルアナリティクスに導入されている。個人的には、アナリティクスのレポートの方が遥かに質は高いと思う。しかし、このタイプのレポートは、全体的に有効だと言えるだろう。レポートを確認する際は、次のように考えてもらいたい:

    • クロールされるページが多ければ多いほど良い(グーグルがコンテンツに興味を示し、チェックしている)
    • ダウンロードされるページが多ければ多いほど良い(無視しても良い領域でグーグルが時間を無駄に費やす問題が発生していない場合)
    • ダウンロードに費やす時間が短ければ短いほど好ましい。ご存知のようにページスピードはSEOの要素である。しかし、特定のメディアのダウンロードに時間がかかる可能性もある。

    注記: 上述した原則は、全てのウェブサイトに当てはまるわけではない。あくまでも一般的な目安である。

    Crawl Stats

    ウェブマスターツール – クロールの統計情報

    ブロックされたURL

    優先順位: 中/高

    このレポートでは、robots.txtによってブロックされたURLを確認することが出来る。一部のケースでは、ブロックされるべきではないサイトの領域が表示されることもある。このケースに該当する場合は、ブロックを解除する必要がある。

     

    Blocked URLs

    ウェブマスターツール – ブロックされたURL

    Fetch As Google

    優先順位: 高

    Fetch as Googleは、グーグルのようにウェブサイトのページを取得することが出来るツールである。ページがアクセス可能かどうかを調べたい場合、このツールは大いにプラスに働く。大規模なサイトの場合、様々な取り組みが行われており、このシンプルなツールが頼りになることがある。直接的な答えを得られるからだ。当該のページをグーグルが取得することがどうかが分かる。

    また、このツールには、グーグルボット-モバイルとして、ページをフェッチするオプションも用意されている。モバイル向けの最適化の異なる形式に対して、必要な要素が存在するため、このオプションは大いに役に立つ可能性がある。

    Fetch as Google

    ウェブマスターツール – Fetch as Google

     

    インデックスステータス

    優先順位: 中

    インデックスステータスのレポートは、グーグルがウェブサイトで見つけることが出来るURLから、何本のURLがインデックスされているのかを報告する。

    このレポートを利用することが可能な用途の例を一つ紹介しよう: サイトマップに300本のURLを抱えていると仮定する。この300本のURLは、インデックスしてもらいたいURLであり、また、恐らく、サイト上に存在することを把握しているURLだと考えられる。しかし、インデックスレポートは、20,000本のURLから、3,000本のURLをインデックスしていると指摘している。

    このような不一致が意味することは、サイトが、カノニカルURLや重複するコンテンツの問題を抱えているか、または、ただ単にウェブマスターがサイトでの取り組みをよく分かっていないかのいずれかである。

    Index Status Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – インデックスステータス

    マルウェア

    優先順位: 高

    フォーラムやコメントに誰かがコードを挿入した場合、問題が発生する。グーグルはこの問題に気づき、マルウェアだと判断する。すると、誰かがこのサイトに訪問すると、ユーザーにとって安全ではない旨を説明するメッセージが表示される可能性がある。そのため、マルウェアのレポートを確認する必要がある。

    Malware Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – マルウェア

     

    検索クエリ

    優先順位: 中

    検索クエリのタブでは、グーグルのインデックスでURLが得ているインプレッションとクリックの回数の目安を知ることが出来る。このツールは、上位のクエリを表示し、また、携帯電話、画像、動画、ウェブ、場所、そして、トラフィックに分類されている。

    このレポートを確認することで、ランキングとトラフィックの目安を得られる。しかし、信頼性に欠けると言わざるを得ない。このレポートで提供される情報は目安に過ぎない。チャートに大きな変動があるなら、調べてみる価値はある。

    Search Queries

    ウェブマスターツール – 検索クエリ

     

    サイトへのリンク

    優先順位: 中/高

    ご存知のように、劣悪なウェブサイトから張られたリンクはサイトに害をもたらす可能性がある。一つのキーワードに対してアンカーテキストが多過ぎる(日本語)と、アルゴリズム関連のペナルティを科される可能性がある。ウェブマスターツールのリンクレポートでは、誰がリンクを張ったのかが分かる。また、上位のアンカーテキストの情報も得ることが出来る。上位のアンカーテキスト内に表示されている用語で上位にランクインしていないなら、リンクの一部を削除しておくことを薦める。

    この項目では、ウェブサイトに向かうリンクを全てエクスポートし、見直すことが出来る。審査請求を行う前にリンクを無効化する必要がある場合、この項目を時間を割いてよく調べる必要がある。とりわけ、私はこのレポートを見る時、サイトに大量のリンクを向けている質の低いサイトを確認するようにしている。通常、海外の質の低いサイトからのリンクは、グーグルに注意を促す。リンクを評価する方法を延々と語ることも出来るが、このツールが存在する点をここでは知ってもらいたい。

    Links to your Site

    ウェブマスターツール – サイトへのリンク

    内部リンク

    優先順位: 中

    良質な内部リンクは、グーグルがページを発見する上で大いに役に立つ。また、適切に実施すれば、ランキングアップにもつながる。ページに対するリンク1本1本が、それが、内部リンクであれ、外部リンクであれ、グーグルで上位にランクインするための票の役目を持っている。そのため、内部リンクがもたらす価値についてよく考えてもらいたい。

    ページに向けられているリンクが多ければ多いほど、グーグルの目には、ページのオーソリティが高く映る。従って、検索にとって特に重要なページに対して、頻繁にリンクを張るように心掛けよう。しかし、その他の取り組みにも共通することだが、過剰にリンクを張る行為は避けるべきである。妥当な範囲内で内部リンクを行い、その他のページの内部リンクの比率に合わせるように努力しよう。

    Internal Linking Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – 内部リンク

    サイトマップ

    優先順位: 中/高

    サイトマップに関しては、少なくともウェブマスターツールには投稿しておくべきである。これは、基本的なXMLのサイトマップであることが多い。また、画像のサイトマップ、ニュースのサイトマップ、動画のサイトマップ、または、モバイルのサイトマップもまた投稿することが出来る。

    いずれにせよ、この項目をチェックして、サイトマップが投稿されているかどうか、エラーが生じているかどうかを確認しよう。サイトマップは多ければ多いほど良い – サイトマップを支えるコンテンツが存在することが条件。

    Sitemaps Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – サイトマップ

    URLの削除

    優先順位: 中/高

    グーグルはURLの削除ツールを用意しており、ウェブマスターは、URLの削除を依頼することが出来る。当然、ウェブサイトを持っていることが条件である。残念ながら、このツールの効果を理解することなく利用している人がいるようだ。以前、ある会社の従業員がこのツールを使って、大規模なウェブサイトのホームページを削除していたことがあった。私がこのリクエストの存在に気づくまで、誰もトラフィックが激減した理由を理解することが出来なかった。

    また、先日、あるディベロッパーがこのツールを使って、50本以上のURLを削除していた。全てのURLのページは割と上位にランクインしており、301リダイレクト、または、単純に修正して残しておくべきであった。このツールは強力であり、誰にでも利用させて良いわけではない。

    Google URL Removal Tool

    ウェブマスターツール – URLの削除ツール

    HTMLの改善

    優先順位: 中

    このレポートはとても価値が高い。グーグルの視点で、ウェブサイト上の重複したコンテンツの形態を見ることが出来る。重複するコンテンツのタイトルタグのリンクをクリックすると、同じタイトルを利用しているページのリストが表示される。これは、カノニカルURLやサイト上のその他の重複するタイトルやディスクリプションを見つける上で大いに役立つ。

    HTML Improvements Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – HTMLの改善 Improvements Webmaster Tools

    コンテンツ キーワード

    優先順位: 中

    コンテンツ キーワードレポートは、ウェブサイトで特に多く利用されているキーワードを報告する。この内容はSEOに影響をもたらす。パンダアップデート以来、ウェブサイトに関連するテーマを持つことが重要になった。

    論理的なテーマを持つキーワードのグループを携えることで、グーグルで上位にランク付けされる可能性は高まる。難易度の高いキーワードに焦点を絞っているなら、コンテンツ キーワードレポートに反映されているべきである。

    Content Keywords Report

    ウェブマスターツール – コンテンツ キーワードレポート

    構造化データ

    優先順位: 中

    構造化データレポートは、グーグルがサイトで見つけた構造化データの数、そして、構造化データが用いられているページの本数を報告する。また、サイトで利用されている構造化データのタイプの数も伝える。構造化データは、競合サイトから差別化する上で効果があり、今後、SEOにおいて大きな役割を担うようになるだろう。このタブを見れば、サイト上の構造化データを明確に理解することが出来る。

    Structured Data

    ウェブマスターツール – 構造化データ

    データハイライター

    優先順位: 中

    データハイライターは、コーディングに自信がないウェブマスターにとって貴重なツールである。このツールを使うと、サイトに変更を実際に加えることなく、構造化データをウェブサイトに適用することが可能になる。現在、利用することが出来るのは、イベントの構造化データのみだが、今後、グーグルが構造化データを加えていく可能性はある。

    Data Highlighter

    ウェブマスターツール – データハイライター

     

    その他のリソース

    優先順位: 中

    その他のリソースには、3つのツールが用意されている。一つずつ簡単に紹介していく。

    リッチスニペットテストツール

    これは、グーグルが正確に構造化マークアップを解釈し、表示していることを確認するためのツールである。

    グーグルプレイス

    グーグルが提供するこの無料のローカルプラットフォームはグーグル+になったものの、ここではグーグルプレイスと表記されている。アップデートしてもらいたいものだ。

    Google Merchant Center

    これは製品データをアップデートするための場所である。先日のアドワーズの統合により、このアカウントをアドワーズに接続して、グーグルショッピングで良好なパフォーマンスを実現することが重要になった。この点に関して詳しく知りたい方は、この分かりやすいスターターガイドを参考にしよう。

    作成者の統計情報

    優先順位: 中

    このページには、作成者(オーサー)のプロフィールがウェブサイトに適切に接続されている場合、スタッツが表示される。新しいウェブサイトにrel=”author”を設定する際に私はこのツールを多用した。全て適切に設定され、準備が整っていることを確認するためだ。

    Author Stats Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – 作成者の統計情報

    カスタム検索

    優先順位: 低

    グーグルの検索バーをウェブサイトに加えることが出来る点を知っていただろうか?このタブでは、カスタム検索に関する情報を得られる。 私はカスタム検索を複数のサイトに設定したことがあるが、全て問題なく動いている。このツールには、サイトの検索レポートを有効にする利点がある。

    Custom Search Webmaster Tools

    ウェブマスターツール – カスタム検索

    インスタントプレビュー

    優先順位: 低

    このツールは、Fetch as Googleにとても良く似ている。ウェブサイトを取得し、その後、検索のオンデマンド インスタント プレビュー検索のプリレンダリング インスタント プレビュー、そして、モバイル検索のインスタント プレビューを見ることが出来る。

    このセクションでは、取得中のエラーも表示される。ここでは、Ignite Visibilityを例として用いている。ご覧のように幾つか問題は発生していたが、デザイン変更を終えようとしているところであり、今後対処する予定である。下の方には9つのエラーが発生した旨が表示されている。

    Instant Previews

    ウェブマスターツール – インスタントプレビュー

     

    サイトのパフォーマンス

    優先順位: 一番低い

    グーグルは、サイトのパフォーマンスのサポートを終了している。グーグルはこのセクションで次の情報を提供している。

    サイトパフォーマンスはWebmaster Labsの機能でしたが、現在はサポートを終了しています。

    サイト パフォーマンスを把握し、改善するには、以下のサービスをお試しください:

    • グーグル アナリティクスのサイトの速度では、ユーザーのページ読み込み時間が測定され、他のユーザー設定速度も測定できます。
    • ページスピードインサイトではページのコンテンツが分析され、パフォーマンス改善のための提案を見ることができます。

    ちなみに、私はページスピードインサイトを愛用している。

    リンクの否認ツール

    優先順位: 議論の余地あり

    リンクの否認ツールは、役立つこともあれば、害をもたらすこともある。グーグルでウェブスパム対策を統括するマット・カッツ氏は、強力なツールだと強調している。しかし、良質なリンクをブロックしてしまうと、ランキングが落ちる可能性はある。質の低いリンクを否認すると、SEOにプラスの影響を与えると見られている。

    従って、このツールを利用する際は、リンクの質を理解しておく必要がある。大半のSEOのエキスパートは、質の低いリンクを分析するための基準を用意している。

    disavow links tool

    このガイドでは多くのポイントを取り上げたものの、他にもこのツールを利用する用途は数多くあり、また、このツールとレポートから得られるメリットも他にも多く存在する。まずは、始めることが最初のステップである。サーチエンジンランドには、グーグルウェブマスターツールの最新情報、そして、ウェブマスターツールを特集したニュースが豊富に揃っており、情報源としても利用してもらいたい。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「The SEO Guide To Getting Started With Google Webmaster Tools」を翻訳した内容です。

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