Mac版TwitterがTouch Bar対応、投稿の画面呼び出しやトップツイート切り替えがタッチ操作で

Twitterは1月9日、TwitterのmacOS向けクライアントアプリをアップデートし、MacBook Proシリーズのキーボード上部に備わっているTouch Barへの対応を果たした。

新規投稿画面の呼び出し、トップツイートへの表示切り替え、ダイレクトメッセージの新規作成画面の呼び出し、リストの設定画面、フィルターの設定画面、各種環境設定などを呼び出せる。この機能が便利だと思うかどうかは人によると思われるが、ソースコードやプロジェクトファイルの修正を最小限に抑えつつ、iPadアプリをMacアプリに移植するアップルの「Mac Catalyst」を使って開発されたMac用Twitterクライアントが、iPadにはない独自機能を搭載した点には注目だ。

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    左が新規投稿画面の呼び出し、右がトップツイート表示への切り替え
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    右がリスト作成
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    右がブックマークを削除
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    右が新規ダイレクトメッセージ画面の呼び出し
  5. Touch Barショット 2020-01-09 17.11.16

    右が環境設定画面の呼び出し

Apple、MacBook Proの一部を対象にバッテリーを無料交換

Appleは、13インチMacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル)ノートパソコンの不良部品を含む可能性のある機器を対象にバッテリーの無料交換を行う。

最近同社は、同機種の少数の個体で部品不良のために内蔵バッテリーが膨張する可能性があることを発表した。Appleはこれを安全性の問題ではないとしているが、無料バッテリー交換によってできるだけ早く問題を解決したい意向だ。

問題の起きる可能性があるのは2016年10月から2017年10月の間に製造されたモデルだ。

自分のMacBook Proが対象になるかどうかを知りたい人へ:
Appleは交換プログラムのウェブサイトを用意しているのでユーザーは機器のシリアル番号を入力すれば交換の対象になっているかどうかを確認できる。

Appleがバッテリー交換プログラムを提供するのはこれが初めてではない。昨年同社は、古いバッテリーを保護する目的で旧型iPhoneの速度を低下させていることがユーザーに発覚し、苦境に立たされた。AppleはiPhoneのバッテリー交換を29ドルで提供することで対応した。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MacBook Proの新しいTouch BarでDoomを走らせた勇者現る

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「その上でDoomが走るのか?」というのは何か新しいデバイスが登場するたびに繰り返されてきた質問だ。もちろんそのデバイスはDoomをプレイするために開発されたわけではない。不適切極まりない試みだ。しかし必ず「イェス!」と報告する人間が現れるのが通例だ。もっともこの答えは正確に言えば「イェス。しかしそもそもやらない方がいい」だろう。

その最新の例がこちらになる。もちろんこの一人称視点ゲームの古典は 2560 x 1600ないし2880 x 1800の高精細度ディスプレイでプレイするのが当たり前だ。しかし手近に新しいRetinaディスプレイがあるなら使ってみたくなるというもの。Touch Barは2170 x 60という極端に横長のサイズだが、Retinaであるのは間違いない。

Facebookのエンジニアの一人、Adam Bellはこの課題に挑戦した。結果は予想通りおそろしく見にくい表示となったものの、「Doomが走る」ことを実証した。Bellはまたツイートにもあるように、Touch BarをゲームのHUDに使ってみた。こちらの方が(相変わらず実用性はないが)表示としてはやや見やすいようだ。

AppleはTouch Barのこうした非公認の利用法を歓迎しないだろうが、MacBook Proのキーボード上部のリボン状ディスプレイを奇妙な目的のために利用しようという勇者は今後も数多く出てきそうだ。高解像度の利用法からいうとこちらのNyan Catの方が少し増しかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

新Macbook ProのTouch Barではこんなことができる

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さきほど(米国時間10/27)、Appleは新しいMacBook Proを発表した。Appleのマーケティング担当上級副社長、フィル・シラーはステージで「ノートパソコンに新しい黄金の標準を作るもの」と宣言した。この新製品で特に注目すべき点は、ファンクションキー列をマルチタッチのミニスクリーンで置き換えた点だ。ステージで披露されたデモを見た印象ではこのミニスクリーンは非常に多機能なようだ。

たとえば、イントロのビデオではビデオファイルを編集ソフトで開き、ミニスクリーンのスワイプで編集箇所を選んでいた。またスクリーンへのタッチで絵文字を選んだり、ビデオ再生では左右にスクラブして好みの場所を再生できる。スライドショーの場合、いちいち画面にメニューを表示せずに写真を選べる。

しかもユーザーが利用してるアプリ、またそのアプリで何をしているかによってミニスクリーンの機能は変化する。またミニスクリーンに従来のファンクションキーを表示しておくこともできる。上部左隅には新たにタッチボタンが設けられて、従来のエスケープキーを代替している。スクリーン右端には音声ボリュームのボタンが2つとSiriボタンが用意される。輝度ボタンはタップすると別のメニューを表示すると思われる。矢印アイコンもキーボードの明るさ調整など他のショートカットを表示するのだろう。

Safarの場合、タブが空白のときTouch Barはお気に入りのサイトを表示する。タップするだけでそのサイトが開く。あるいはサイトをプレビューしながら次々にタブを切り替えることもできる。写真アプリの場合、Touch Barでクロップしたり傾きを修正したりできる。またタイプ入力している場合はiOSの場合と同様、QuickType機能による候補が表示される。

メール・アプリでは返信、全員に返信など標準的なボタンがTouch Bar内に表示される。アプリはメールの相手に誰を追加すべきか予測してヒントを表示する。

サードパーティーのデベロッパーもTouch Barを利用することができる。Adobe Photoshopのデザイン担当マネージャー、Bradee Evansは次回のPhotoshopのアップデートでユーザーがTouch Barからパレット、レイヤー、画像のバージョンを操作できることをデモした。これは非常に使い勝手が良さそうでデザイナーには益するところが大きいだろう(残念ながら私自身はPhotoshopでできることといえば写真のトリミングくらいなものだが)。OfficeとSkypeも今後Touch Barを活用するという。これは期待できる流れだ。

Touch Bar右端のTouch IDセンサーは従来の電源ボタンを置き換えるものとなっている。全体としてTouch Barの機能は非常に強力かつ実用的だ。この機能だけで全く新しいノートパソコンを買う必要が生じるかどうかは別として、買い替えを検討しているユーザーの場合、Touch Barが他のMacではなくMacBook Proを選ばせる理由になるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+