Microsoft、時期Windows 8.1にて「スタートメニュー」(のようなもの)を復活採用か?!

全米に広がった悪夢に、ようやく終わりが訪れることとなりそうだ。The Vergeが伝えるところによれば、マイクロソフトは次にリリースされるWindows 8.1で画面左下隅の「スタート」ボタンを復活させることにしたようなのだ。但し復活される「スタート」ボタンは、マウスを画面右端に動かした時に表示される「チャーム」と同じもので、タイルインタフェースが表示されるようになるものだ。Pokkiなどのツールにより表示できるようになる従来のスタートメニュー風のものではないが、それでも操作に戸惑っていた人には便利な機能だろう。

マイクロソフトがWindows 8の開発にあたって主張してきた「妥協しない」というポリシーの過ちを示すものだという人もいるかもしれない。あるいはこれはタイルUIを見て操作がわからずに凍りついてしまうユーザーを抱える、企業のIT部門に対する「天の助け」になるものかもしれない。企業で利用するアプリケーションや、以前から使い続けているソフトウェアのほとんどがWindows 8向け機能を活用するものではないわけで、デスクトップモードのようなスタイルで使いたいと考えるのが普通のことなのだろう。結局のところ、ストアアプリのインタフェースを必要としない人も多く存在するわけだ。

MicrosoftがWindows 8のインタフェースにつき揺れ動いていると判断する人が多いことだろう。しかし、正しく「妥協」しつつあるとも言えるのかもしれない。

Image via Geekzone.co.nz

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(翻訳:Maeda, H)


一般消費者は本当にタッチを必要としているのか?

これは驚き。ロシアのMicrosoftポータル、その名もMicrosoftPortalが、今のところ“Blue”と呼ばれているWindowsの次のバージョンには、“CanSuppressStartScreen”という名のブーリアンの(二値の)フラグがあることを見つけた。これをonに設定するとユーザは、スタート画面をバイパスしていきなりクラシックのWindows環境に着地する。一部の人にとっては嬉しいかもしれないが、完全にタッチインタフェイスのWindowsマシン、というMicrosoftの夢にとっては、明らかな退歩だ。

でも、Hexusの記事によると、これはMicrosoftが別の顧客層をねらっていることの証拠だ。その客層とは、PCをタッチでなんか使いたくない!使えない!と固く信じている人たちだ。

まず、タッチは無料ではない。ふつうの22インチモニタは149ドルぐらいで、探せばもっと安いのもある。タッチ画面のモニタは300ドルだ。構成にもよるが、ラップトップもタッチ画面のはノンタッチの倍はする。部品価格としても、12インチのWXGAスクリーンで90ドル、タッチなら240ドルだ。タッチ画面にするとラップトップの価格は高くなり、メーカーの利益率は下がる。

Microsoft自身が、内蔵アプリケーションや初心者ユーザ向けにWindows 8の“クラシックエディション”を出すことも、考えられる。タッチ機能なしで完全に使えるOS、世界中の多くの人が慣れ親しんでいるWindows XPの世界に戻すユーザ体験だ。

しかし、この退歩はMicrosoftとって難題だ。Windows 8の売りは、古い世界との決別、だったはず。古いことわざを言い換えると、タッチスクリーンを持ってると何でもタッチスクリーンに見える。Microsoftは、本心では、店頭のすべてのデバイスをSurfaceにしたい(それ自体は悪いことではないが)。今のMicrosoftにとっては、クラシックインタフェイスはどっかに消えてほしい邪魔者だ。でも、世の中、それほど甘くはない。

Chris Pirilloのようなユーザが大声でWin8に不平を言う。Engadgetのナードたちですら、後方互換性が重要と言う。こいつは困った。Windowsの一部のパワーユーザたちは、慣れている今までの使い方で十分、と信じている。それは、世代の問題でもある。OS Xはあと数年はノンタッチだと思うが、これも世代問題への対応だ。

今や、タッチの時代だと言われる。でも、そう言える状況は限られている。モバイルデバイスは、マウスとキーボードが無理だからタッチだ。でもラップトップなら、それを十分使える状況では、タッチパッドとキーボードの方がずっと使いやすい。

Windows 8のクラシックバージョンが現実化したら、それはMicrosoftの大きな退歩だが、でも世界中のITとラップトップ艦隊を敵に回さないためには、世代の偏見に前向きに対応せざるを得ない。ちょっと前までは、あくまでもタッチで行く、妥協しない、とMicrosoftは言っていた。でも今は、こう言うぼく自身もWin8の熱心なユーザの一人だが、妥協が必須だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、あと365日でサポート終了とXPユーザーにクギを刺す

もしまだWindows XPを使っているなら、あるいは使っている人を知っているなら、Microsoftは、サポート終了まであと365日しかないことを思い出してほしいと言っている。XPは2001年10月25日にニューヨークで登場したWindows XP SP3およびOffice 2003共、2014年4月8日にはサポート対象外となり、それ以降XPユーザーは、Microsoftからセキュリティー・アップデート、緊急修正、その他サポート(有償無償を問わず)を受けられなくなる。全世界のデスクトップおよびノートパソコンの40%弱が今でもXPを使っている、とNet ApplicationsのNetMarketShareが報じている。

すでにMicrosoftは、Windows XPの主たるサポートを2009年4月に打ち切っているが、企業ユーザーの拡張サポートおよび全ユーザーに対するセキュリティーアップデートは続けている。

2014年4月以降、XPの利用は「移行しないことを選択した利用者の自己責任」であるとMicrosoftは書いており、XPを使い続けれる時間が長くなるほど移行コストは高くなる可能性が強い。

今日の発表でMicrosoftは、XPを使い続ける落伍者たちに対して、「検討提案から移行完了まで」に平均的企業で18~32ヵ月を要すると念を押した。現時点でWindows 7または8への移行を提案することは簡単(Windows 8の方が難しいとしても)に思えるかもしれないが、現実には相当数の企業が新OSへの移行を決断していない。もちろん、XPからWindows 7への直接アップグレードパスがないことも移行を難しくしており、技術サポート要員のいない中小企業ではなおさらだ。

もちろんMicrosoftにとって、Windows XPの終了は潜在顧客にWindows 8の「利点」を再考させるチャンスでもある。同社はWindows 8について「近代的企業のための近代的OSであり、Windows 7のスピード、信頼性、およびセキュリティーといった中核機能に基づき、新しい世代のハードウェアオプションのためにデザインされた最新プラットフォームを作り上げた」と言っている。

しかしMicrosoftは、企業によって「全社一斉にWindows 8に移行するのが最善である場合と、まずWindows 7に移行する方がよい場合とがある」ことも認めている。しかし多くの場合、モバイルユーザーにはWindows 8タブレットといった具合に、Windows 8とWindows 7を並行して展開していくシナリオが主流になるだろう。

Windows 8への移行を促進するためにMicrosoftは、2013年6月30日までWindows 8 ProおよびOffice Standard 2013の15%割引キャンペーンを実施している。

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(翻訳:Nob Takahashi)


jQuery 2.0がWindows Storeアプリケーションを完全サポートできるため部分的に改作

人気の高いJavaScriptライブラリjQueryの次期バージョン(2.0)はInternet Explorer 6, 7, 8のサポートをやめるが、Microsoftは今でも強気で、デベロッパたちに、jQuery 2.0とHTML5による“jQueryベースのWindows Storeアプリケーションのニューウェーブ”を作ってもらうつもりでいる。

今日(米国時間3/29)のMicrosoftの発表によると、同社のオープンソース系子会社Microsoft Open TechnologiesappendToのJavaScriptエキスパートたちが、jQueryのコミュニティと協力して、その次期バージョンがWindows Storeアプリケーションを完全にサポートするための作業を行った。

デベロッパたちは当然すでにWindows Store/MetroアプリケーションをjQueryを使って作っているが、しかしこの協力によって、jQuery 2.0ベースのWindows Storeアプリケーションを開発することがより円滑、安全、そしてより効率化される。

appendToのサポート担当ディレクターJonathan Sampsonが今日の発表声明の中で、jQueryはつねにWindows Storeアプリケーションのための言語の基準を満たしていたが、しかし、“Windows 8はHTML5の開発環境中にWinRTのAPIをすべて露出するので、新しいセキュリティモデルが持ち込まれ、そのためWindows Storeアプリケーションのコンテキストにおいては、一部のコードとjQueryの一般的な慣行が安全でないとマークされる。AppendToはjQueryのコアの一部の検討と書き換えを行い、Windowsのセキュリティモデルとの互換性を確保した。また、今後代替パターンが必要になると思われる重要な部分も同定した”、と語っている。

Microsoftはこれを、Windows 8のローンチの準備作業の一環であると強調しているが、しかし多くのデベロッパは自分たちのWeb開発のスキルをWindows 8やWindows RTのデスクトップアプリケーションの開発にも応用できるのか、不安を抱いている。ただしデベロッパたちは今すでに、ほかにも数多くあるオープンソースのJavaScriptフレームワーク、backbone.jsKnockout.JSYUIなどなどを使うこともできるのだ。

jQuery Foundationの理事長Deve Methvinは今日の声明文の中で、同団体としてもMicrosoftとの協働には関心を持っている、と述べている。“jQuery 2.0が使える環境が新たに増えることは、jQueryのコミュニティにとって欣快である。HTMLとJavaScriptのデベロッパは、自分たちのjQueryの知識を利用してどのような開発課題でも効率化したいと願っている。jQuery 2.0はそんな彼らに、Windows 8 Storeのアプリケーションでもそれができる能力を与える。そのために行われたjQuery 2.0のパッチと試験に関してはappendToに、そしてその技術サポートに関してはMS Open Techに、感謝申し上げたい”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、Windows 8/RTのIE10でFlash使用サイトのブロックを解除

今日(米国時間3/11)現在、Windows 8のMetro UIモードおよびWindows RT上のInternet Explorer 10は、標準でFlashをブロックし、MicrosoftがまとめたCompatibility View(CV)リストに載っているサイトにのみFlashコンテンツの再生を許している。明日それが変わる。あらゆるFlashコンテンツが標準で動作するようになり、CVリストはFlashコンテンツの動作を禁止するサイトのために使用される。

これまでWindows 8ユーザーは、Flash使用サイトを見るためにはデスクトップモードに切り替えなくてはならなかった。しかし、Microsoftは、「テストした数千ドメイン」のうち未だに非互換なのはわずか約4%だったため、方針を変更すべきと判断したと語った。

これはかなり予想外の変更だが、Microsoftは、「過去数ヵ月間徹底的にテストした結果、Flashコンテンツを含むサイトの大半が、今はタッチ、性能、およびバッテリー寿命に関してWindows体験と相応れる状況になった」と 言っている。MicrosoftのInternet Explorerグループのマネージャー、Rob Mauceriは、殆どのサイトがIE10で「問題なく動く。みんなが持ち歩くこれらのメインマシンは、重要なサイトのウェブコンテンツをアクセスできるはずだ。そうでなければ、単なるPCのお供になってしまう」と語った。

Windows 8 Flash

Windows 8およびRTの公開に先立ち、MicrosoftはAdobeと協力して、Windows 8の中心機能に違いないタッチ操作に最適化したバージョンのFlashを開発していた。しかし、Flashがバッテリー寿命やセキュリティー、信頼性を損ねることを恐れたMicrosoftは、当初のWindows 8のMetroモードおよびRTのIE 10ではCVリストを利用して、タッチに対応し利用体験に何らかの悪影響を与えないサイトのみ動作を許可した。

デベロッパーがInternet Explorer 10で自サイトが正しく動作するかどうかを確認するために先月Microsoftが立ち上げたサイト、modern.IEには、明日から、新たなFlashブロックリストに自分のサイトが載っているかどうかをデベロッパーが確認できる機能が加わる。

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(翻訳:Nob Takahashi)

MicrosoftはWindows 8タブレットのアプリのエコシステムの確立を急げ

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私はWindowsユーザーだが、外出するときにはMacBook ProかiPadを使っている。Windows環境にもこれらに匹敵する優秀なモバイル・デバイスがぜひとも欲しいと考えている。しかし発表からかれこれ3ヶ月になるが、いまだWindows 8タブレットは買いたくなる理由に乏しい。

満足なキーボードもついていない11インチのデバイスでOfficeを動かしたいユーザーはどれくらいいるだろう?

Microsoftの代弁者はOfficeが作動することをWindows 8タブレットの最大のセールスポイントとして挙げる。それは事実だ。そしてたぶん唯一の〔Windows 8タブレットを買うべき〕理由だろう。 しかし問題は本当にOfficeが必要なのかどうかだ。

考えつくかぎりのありとあらゆる機能を満載したワープロや表計算ソフトを満足なキーボードもついていない11インチのデバイスで動かしたいユーザーはどれくらいいるだろう? なるほど、そういうユーザーもいるかもしれないが、それならSurfaceタブレットよりウルトラブックの方がずっと目的にかなっている。

何度も繰り返されてきた注意だが、Surface RTにはWindoes RTが搭載されている。Windows RTはARMプロセッサ向けに書きなおされたOSで、標準の〔Intelプロセッサ向け〕WindowsソフトはSurface RTでは動作しない。ChromeもSpotifyもその他あらゆる標準Windowsプログラムがインストールできないのだ。さらに悪いことに、Microsoftのストアに並んでいるアプリはiOS/Androidのストアに較べてガラクタばかりだ(TechCrunchアプリもあるが、これもひどい)。Surfaceの信者でさえRedditでアプリに不満を漏らしているほどだ。

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一言でいえば、MicrosoftはSurface RTにエコシステムを与えず、立ち腐れさせようとしている。

「ウェブにアクセスできるだけでは十分ではない。どんなサイトもアプリ化してホームページに追加できなくてはならない」とMicrosoftは主張した。

2011年にRIM(現BlackBerry)がPlaybookをアプリなしでリリースして失敗したことをみてもわかるとおり、それは事実だ。1年後にBlackBerryがAndroidアプリが簡単に移殖できるようにしたことでやっとPlaybookに勢いがついてきた。BlackBerry 10 OSのリリースに際してはアプリの充実を図るために最大の努力が払われた。先週のローンチ時点ですでに7万のアプリが用意されている。Windows RTはリリース以来3月もたっているのに、依然アプリの数で負けている

BlackBerryがBB10のアプリを揃えるために力を入れてきたことはよく知られている。BBは人気アプリをBB10のためにポーティングしてもらうためデベロッパーに金を払ったと聞いている(その点ではMicrosoftも似たようなことをしているが)。またBBは社内で大量のリソースを振り向けてアプリの移殖を行ったようだ。BB10のエコシステムを成立させるためにBlackBerryはなりふりかまわずあらゆる努力をしているが、現代のモバイル・システムの価値はそのアプリの質と量によって決まるのだから当然のことだ。

私はSurface RTを好きになろうと務めてきた。しかしSurface RTのオーナーは今後も相当期間、劣悪なエコシステムに苦しめられることになりそうだ。Microsoftには自分の脚を撃つような真似を止めて早くRTオーナーの苦痛を軽減してもらいたい。

Surface RTのオーナーは今後も相当期間、劣悪なエコシステムに苦しめられることになりそうだ。

Surface RTのユーザーは本来のアプリの不足からジェイルブレーク(脱獄)を余儀なくされている。現在オープンソースのアプリをWindows RTにポーティングするためのコミュニティーもできている。しかし言うまでもなくそうしたアプリは公式のWindows Storeには登載されない。それにポーティングされるアプリはWindows 7以前の伝統的なアプリでタッチ・アプリではない。大部分のユーザーはそんな手間をかけるのに飽きてしまうだろう。

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iPadはハードウェアの能力だけであのような偉大なデバイスになったのではない。iPadを通じて新しいコンテンツにアクセスする道が大きく開かれたことが大きい。他のプレイヤーも自らの保有するコンテンツのポータルとして独自のデバイスを開発することのメリットに気づいた。最初の例はB&NのNook Colorだろう。その後、Amazon、 Google、BlackBerryが続いた。しかしMicrosoftは頑なにそれに続こうとしない。

Surface RTは、いやそれを言うならSurface Proも、ハードウェアとしては画期的だ。フルサイズのUSBポート、microSDスロットを備え、Proの場合にはWacomのファンタスティックなアクティブ・デジタイザー・スクリーンを装備している。未来からのマシンだ。しかしハードウェアの先へ進むと一挙に事情が変わる。特にWindowsRTの場合ARM専用マシンという制限からあらゆる魅力が失せてしまう。

Microsoftは消費者向けエレクトロニクス市場が新しいルールで動いていることをいまだに理解できていない。ウェブにアクセスできるだけではない十分でないのと同時に、ハードウェアだけでも十分ではないのだ。優秀なアプリを待って始めて消費者を満足させる体験を完結できる。それがiPadを始めAppleのすべてのモバイルデバイスがあのような成功を収めた理由だ。Androidがモバイル戦争の多くの局面で勝利しつつあるのも同じ理由だ。Microsoftがアプリのエコシステムを確立できないかぎりARMベースのSurface RTの行く手は明るくない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Windows 8フルバージョン搭載のMicrosoft Surface Proが2月に北米市場に登場へ―64GB版が899ドルから

SurfaceProRight

いくらなんでもそろそろ出てもいい頃だった。

MicrosoftはSurfaceシリーズを去年の6月18日に発表した。8ヶ月も待たせた後、Microsoftはフル機能のWindows 8を搭載したIntel版のSurfaceProをアメリカ、カナダ市場で2月9日から発売すると発表した。

Surface ProはSurfaceシリーズのトップ・オブ・ザ・ライン・モデルだ。499ドルでWindows RTを搭載した従来のモデルとは異なり、899ドルの Surface Proは標準のWindows 8が走る。ウルトラブックに搭載されていてもおかしくないハイパワーのCPUだ。簡単にいえば、Surface Proは「まとも」なマシンである。

MicrosoftはSurface ProをWindows 8タブレットの標準機として開発した。Microsoftとしては止むを得ない選択だったといえるだろう。HP、Dellなどの昔ながらのパートナーにすべてを委ねるのがイヤならデバイスを内製する他ない。ライバルのWin8タブレットの出来栄えを見ると、内製は正しい選択だったと分かる。

Microsftが昨年夏にロサンゼルスでSurfaceを発表したとき一番ショックを受けたのはWindowsマシンのOEMメーカーだっただろう。Microsoftが一夜にしてパートナーから深刻なライバルに変貌してしまったからだ。

もっともSurfaceがWindows 8タブレット市場を支配していると言ってはいいすぎだろう。HPとSamsungもまだ死んだわけではない。爆発的な売れ行きではないにせよ、SurfaceはWindows 8タブレットの存在に注意を集めるには役だった。Surface Proのローンチでいよいよパーティーが始まりそうだ。

しかし私自身はSurface RTのファンではない。3ヶ月前にレビューしたが、アプリの数が少なすぎ、タッチカバーのデザインが貧弱であることにすぐに気づかかざるを得なかった。数週間前からさらに長時間テストした結果は一層いらだたしいものだった。まずハードウェアのパフォーマンスが悪すぎる。Windows8の能力は驚異的だが、ARM CPUのSurface RTはこのOSを作動させるだけで手一杯だ。Surface Proなら今私が列挙した欠点のほとんどが解消されているだろう。私はWindowsユーザーなのでSurface Proには多いに期待している。私はLogitechがiPad用に作っている超薄型キーボード兼用カバーをSurface用に作ってくれればいいと思っている。

2月9日の北米発売が楽しみだ。Microsoftストア、microsoftstore.com、Staples、アメリカのBest Buy、カナダのFuture Shopで発売となる。64GB版が899、128GB版が999ドル。どちらもSurface Pen Touchカバーがついて くる。Typeカバーはそれぞれ119ドル、129ドル増し。

それからSurfaceには新しいアクセサリがついてくる。 3種類の限定版のTouchカバーと―なんとマウスだ。タブレットにはマウスがつきもの―なのだろうか? ともあれ、初めてSurfaceにわくわくさせるような製品が登場した。Windows 8ユーザーには朗報だ。

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