今朝(米国時間3/16)、ソーシャル・カーナビのWazeは、会議やアポイントメントなどの重要なスケジュールに従って車を運転するドライバーのために新しい機能を発表した。 このオプションはWaze Planned Drivesと呼ばれる。 Wazeアプリはスケジュールどおりに目的地に到着するための時間を計算し、いつ出発すべきかをユーザーにアラートを送ってくれる。所要時間には過去のデータから予想される渋滞などその時間帯の交通状況が考慮されている。
Wazeの説明によると、この機能を開発したのはユーザーの時間管理を効率化し、フレキシブルにするためだという。
この機能はオプションでカレンダー・アプリやFacebookイベントと協調させることができる。Wazeはこうしたコンテンツへのアクセスを許可されると、自動的にPlanned
Drivesモードで運転計画を作成し、出かける時間になると通知が来る。
Planned Drivesモードは高度な認識能力があるので、ユーザーは「日程をセットしたら後は忘れていい」仕組みになっているとWazeでは説明する。アプリはリアルタイムで交通情報を取得し、自動的に正しい出発時刻を推定してくれる。ユーザーは参加するイベントを一度入力すれば後はいちいちアップデートする必要がない。
Planned Drivesを利用するには目的地を入力し、WazeのETA(到着時刻推定)パネルに新しく設けられた“Waze Planned Drives”のアイコンをタップする。するとPlanned Drivesのスクリーンが表示され、予定の経路のラッシュアワーの時間帯が分かる。この時点で目的地に到着する必要がある時刻をアプリに知らせる。最初にこのモードを使うときにアプリがリマインダーを送るのを許可する必要がある。
気になるのは出発地点だが、これは「現在地」がデフォールトで、ユーザーは別の地点(例えば自宅、出張先のホテルなど)から出発することがわかっている場合、その地点に変更できる。ナビゲーションの予約は何週間も前から可能だ。
WazeはGoogleグループの一員だが、こういう予約機能はGoogleマップのナビゲーション・アプリにはない。ただしGoogle Nowのスマートアシスタント機能を利用して所定の時刻にリマインダーを送らせるようにすることはできる。Google Nowは運転経路の交通情報を収集し適切なアドバイスをしてくれる。ただしGoogleマップではWazeのようなナビゲーションの予約はできない。
Waze Planned Drivesは今日(米国時間3/16)、iOSアプリから利用できるようになった。Androidにも近々対応するという。
〔日本版〕WazeアプリはiOS、Androidとも日本語化されている。ただし説明は一部、英語が表示される。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)