画像認識リアルタイム百科事典Google Lensが今年の終わりごろPixelスマートフォンで実用化

Googleが、Google Assistantに接続する画像認識アプリLensを初めてデモしたのは、5月に行われたデベロッパーカンファレンスGoogle I/Oだった。当時それは、大いに人気を博したが、そのときの発表の多くがそうであったように、リリースの日程などは明らかにされず、“近く”(soon)という言葉だけがあった。それからほぼ5か月になる。

今日(米国時間10/4)のGoogleのハードウェアイベントでは、Lensの最初のプレビューが同社のPixelスマートフォンに今年の終わりごろ登場する、と発表された。あくまでも、プレビューだ。そしてそのほかのデバイスには、“随時”ということだ。

LensはGoogleのさまざまな機械学習サービスを利用している。画像認識の能力にGoogle Translateのリアルタイム翻訳と、Google Assistantを結びつける。たとえば花のスナップと撮ると、Lensが花の名前を教え、そのほかのことも教えてくれる。ランドマークや名所旧跡、それにレストランですら、情報を教える。

I/Oで拍手の音がたぶんいちばん大きかったのは、Wi-FiルーターのSSIDとパスワードを読んで、ユーザーのスマートフォンをそこに自動的に接続するLensの機能だった。



[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。