MicrosoftはSurfaceに関して常に高級路線をとり、同社のオペレーティングシステムに何ができるかを、最上位ハードウェアでユーザーに知らしめてきた。サードパーティーのハードウェアメーカーとの結びつきがこれほど強いメーカーとして、意味のあるやり方だ。しかし、「クリエイティブ・プロフェッショナル」のハイエンドなニーズに焦点を絞ってきた商品路線に、近々お手頃バージョンが加わりそうだ。
Bloombergの最新記事によると、Microsoftは年内に400ドルバージョンのSurfaceを発売しようとしている。Appleのどこにであるタブレットと直接競合するための機種だ。もちろん、これまでに多くのメーカーがiPadに立ち向かっては殆どが失敗しており、Microsoftもそうだった。
5年ほど前に同社はSurface RTを発売したが、ほとんど評判にならなかった。近頃タブレット市場が縮小気味になるなか、Microsoftは高級純正ハードウェアのメーカーとしての地位を築いてきた。
新しいデバイスは画面サイズが10インチでAppleの低価格iPadとの直接競合を狙っている。Microsoftの入門機の400ドルという価格は最低価格のiPadよりまだ70ドル高いが、799ドルのSurface Proよりも大幅に安い。記事によれば端末にはSurface最大のセールスポイントと言われるキーボードカバーが付いてこない —— ただし、キックスタンドは付属しており充電にはUSB Cポートを利用する。
Microsoftはこのデバイスについての問い合わせに当然答えていないが、発売は今年の後半になると報じられている。同社が最近Windows 10Sを強く推していることを踏まえると、教育市場向けの低価格機戦略の一環としてこの製品はたしかに理にかなっている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )