タグ: 事例
[寄稿] 「検索順位で1位になる」ことがSEOの成功なのか?を、事例を踏まえて考えてみる
スタートアップの事例からわかるBtoCのソーシャルメディア活用のポイント
「SEOに優れたサイト」と、「上手なSEOを行っているサイト」は全然違うという話
土居です。今月は色々あって(ないですけど)更新が滞っておりました。
さて突然ですが、自社で運営しているApplivっていうメディアがありまして。2012年のリリースから2年もたち(マジか)、少しずつ知名度が出て参りまして、一般ユーザー以外でもアプリ業界の方々とSEOに関する方々にもたまに見てもらう機会はあるのではないかなと思います。
それなりにランキングも付いているように見えるからか「ApplivのSEO良いですね」的なことを言われるケースも出てきておりまして、それについて色々思うところを書きます。
ApplivのSEOって普通のことをやってるだけ
結論としては、自分が言うのもなんですけど、ていうかDVD売ったりしていながらアレなんですけど、そんな特別優れているわけじゃないですよ。むしろ「特別なことをやらなくてもできるSEO」を一生懸命やってきたつもりです。
もちろんその分、参考にして頂けることもそれなりにはあるとは思っておりますが「SEOに優れているサイトの代名詞」とは程遠いものという認識でいます。
誤解を生まないために:SEOは上手にできてると思います
誤解を生みそうなので予め弁解しておくと、あのサイトのSEOはうまい事やっているほうだと思っていますし、今のところ、自然検索トラフィックを中心にPVも収益も良い感じに伸びています。検索結果においても全体的には良いポジションです。
少なくともはアプリ系の検索ではおそらく国内ではかなり高いポジションにいるサイトの1つだと思いますし、日常的にアプリを検索サービスを使って探す方には高確率で見てもらえる機会があるサイトだとは思います。
SEOが上手い、とSEOに優れている、というのはちょっと違う
しかし「SEOをうまい事やってる」のと「SEOに優れている」というのは個人的には別ものだと思っておりまして、今のApplivの場合は前者という感じなのですね。
※どんな事やっているの、の詳細はこちらのDVDで語っていますので是非買って下さい。
【DVD】Web担当者のためのSEOノウハウセミナー ~広告を一切使わず1年で1000万PVのメディアを作る方法~
ApplivのSEOの核となっているもの
今のApplivのSEOの核は、「スマホアプリの情報を網羅して、探しやすいように整理して掲載する」ことです。逆に言えば大半の検索トラフィックはこれを日々繰り返しているだけで獲得しているものとも言えます。
あとはクローラビリティだとか内部リンクだとかっていうところとか、あとはテンプレート毎にどうテキスト吐くかとかそのくらいで、サイトのSEO要件のお話ですので決して”核”ではありません。
“機能”や”特徴”は何の差別化でもない
ここがけっこう勘違いされがちなのですが。
カテゴリ切り分けてる、内部リンク頑張ってるとかを挙げる方もいらっしゃるかと思いますがそれはぶっちゃけやろうと思えば誰でもできるので何の差別化でもなく、サイトの仕様です。
それらはSEOやユーザビリティといった点で良いこともあるのかもしれませんが、他に真似できない強みかと言われれば決してそうではありません。それは強みでも差別化でもありません。
ApplivのSEOにおける強みって?
現時点評価では、これまでの運用実績がほぼ全てだと思います。
- 社内のライターさんや編集スタッフが頑張ってレビューコンテンツをためてきたこと
- レビューを掲載して紹介していく中で多くのアプリ開発者さんや広告代理店さん、メディアさんとのアカウントを築けたこと
- 彼らと関係を築いていく過程で数多くのリンクをもらえてきたこと。
- 次第に一般ユーザーに知ってもらう機会も増えて、少しずつサイトの認知が広まってきたこと
- 結果として定常的に自然リンクを集められるサイトになったこと
このように、企画や運営の地道な活動に、いわゆる検索エンジン最適化の視点をアドオンしたオペレーションを取り入れることで、初めてSEOの有機的なサイクルが回っているのですね。
参考:SEOで月間1000万PVを集めたサイトの「SEOノウハウ」を公開します
これは「SEOのやり方を知っている」だけでは同じことは出来ないことだと思うのでその辺のSEO屋さんで同じことやろうとしてもそんなに簡単にはできないでしょう。
ここの部分がうちの媒体の今のところの強みというか、同じことやろうとした人が簡単にマネできない点であって、それはSEOの最新テクニックとかなんとか言われるような胡散臭いものでは決してありません。
検索エンジンの仕様を根拠にサイト運営しない
繰り返しですがSEOに強いメディア、というのを事業にしているのではなくて、事業を営む上で行われる様々な活動の中にSEOの戦略を組み込むことによって、それが結果的に検索トラフィックに転換されるように設計しているのです。インハウスSEOの基本はここにあると思います。
一昔前「SEOしないことがSEO」という禅問答のようなフレーズがちょっと流行りましたが、「検索エンジンの今の仕組みをサイト運営の根拠にしない」はやっぱり大切です。その上でもちろんSEOはちゃんとしますけど。
事業としてSEOに注力するのであればこうしたことは常に念頭においておきたいものです。
「独自の付加価値を持った情報」が重要な理由
よく言われる話ですが、「独自の情報」と「独自の付加価値を持った情報」は異なります。前者はただ独自性があるだけですが、後者はそれがどれだけ良いものなのですか、ということです。
Googleのような検索サービスはもともとユーザーが(自分にとって価値ある)情報を発見するために利用されるサービスです。
もちろん現時点では、独自の情報を持たないWebサイトこそ検索結果からおおよそ姿を消しつつありますが、一方で本当に価値のある情報を持っているWebサイトが必ずしも優先表示されるような性能では今のところありません。
しかし、Googleの性能が向上すればするほど、ユーザーは求める情報にダイレクトに辿り着ける確率が高くなるはずです。
従って「情報を見つけるためのサイト」の色が強いサイトは将来的にはGoogleの検索結果における価値を失っていくことになり、その一方で、独自の付加価値を持つ情報を多く保有するサイトこそSEOにおける優位性を獲得してくるようになるでしょう。
今すぐの話では到底なさそうですが、そう遠くない将来、ここから何もしなければApplivも他人ごとではありませんし、他の縦型検索系媒体も同じような課題に直面することになると思います。
「検索結果に優先表示される理由」を持っているサイトこそ、SEOに優れているサイトだと思う
結論というか、今回の記事で言いたいことはここで、皆さんに強く意識されたいポイントです。
今は何かしらの方法で大量のデータを集めて、それらをコンテンツとして一度にWebに公開してインデックスさせることが比較的容易にできてしまう時代です。
それを分かりやすく整理して掲載してあげることで、それらしきサイトの体裁が成り立ちます。テーマにもよりますが、その上である程度のプロモーションを行っていけばそうしたページが検索にヒットすることも出てくるでしょう。
でもそれでは決して十分ではないはずです。何故ならばそのサイトは「多くのコンテンツをWebに掲載している」だけで、「自分たちで価値ある情報を生み出している」わけではないためです。
それであれば「他のサイトで良いじゃない」とか「Googleが検索結果で直接提示してあげれば良いじゃない」ってことになってしまいますね。検索結果にそのサイトが提示されなくても困る人はほとんどいないでしょうし。
結論としては、検索結果に他のサイトより優先して表示される理由を生み出すこと、それがSEOの基本であり、同時に奥義となり得ると思っております。そういう理由をたくさん有しているサイトこそ、「SEOに優れたサイト」と言えるのではないでしょうか。
もちろんまだまだテクニカルな対処で改善させられることはたくさんあるのですけど、SEOのテクニックというのは、あくまでも保有している情報の価値が前提にあって、それを最大限活かすためのテクニックですので。
まとめ
とりあえず今後Applivはどのような施策を打つのですか、ということについては僕がここで語ることではないので割愛しますけど、まぁ色々試行錯誤しながらきちんと今よりも独自の価値を持つサービスとして成長できるように頑張っていっている感じです(多分)。
少なくとも「検索したらよく見かけるサイトを作る」をゴールにするつもりはありませんので、そのあたりは是非温かく見守っていて頂けると幸いです。
(勝手に色々話しましたけどまぁ外からみて分かる人には分かってる情報だと思いますので大丈夫でしょう。)
オムニチャネルのトップランナーが語る、インバウンドマーケティング戦略
次世代インバウンド戦略!? 大躍進するSansanの営業・マーケティング実録
企業だって絶対に負けられない!?BtoB企業のW杯企画、怒涛の6ゴール!
BtoBマーケティングのプロが明かす!BtoBサイトで魅力的なコンテンツをつくるコツ
「SEOで月間1000万PVのサイトを作る方法」のSEOセミナーがDVD化されました
さて、タイトルの通りなのですが、昨年開催した自社メディアを題材としたSEOセミナーがDVDとなって販売開始しましたのでお知らせさせて頂きます。既に一部告知もしておりまして多くの方に購入も頂いていて皆様本当にありがとうございます。
※詳細:【DVD】Web担当者のためのSEOノウハウセミナー ~広告を一切使わず1年で1000万PVのメディアを作る方法~
セミナーの概要とDVDの内容
昨年、Applivという弊社が運営しているアプリ検索サイトを主題に、内部データや社内事情なども公開しつつ、具体的にどういうSEOを実践してきたかについて語り倒すという内容でSEOセミナーを開催しました。
テーマとしては「SEOで月間1000万PVのメディアを作りましたよ」という内容です。(昨年時のデータですので今はPVはもうちょっと増えています)
※当時Find Job!Startupさんに取材して頂いて一部内容が公開されておりますのでよろしければこちらも参考にどうぞ。→SEOで月間1000万PVを集めたサイトの「SEOノウハウ」を公開します
セミナーでは、全体感から細かな実装についても触れていましたので、実質3時間くらいの講義でしたがかなりギチギチに詰まった内容になってしまいました。幸い、参加したお客様からはありがたい感想を思いのほかたくさん頂きました。
もともと、結構な内部事情までお話するというところで参加費25,000円の有料セミナーとやや強気な価格設定としまして、社内からも「ちょっと高くない?」という意見もありました。
ですが実際には大変ありがたいことに2回とも満員御礼(2回目は飛び込みで参加したいという方まで来られて、予備席まで用意しました)で、計110名様を超えるお客様に参加頂くことができました。本当に感謝ですね。
そのセミナーをこの度は21,600円(税込)という価格でDVDとして販売するということになっています。なかなかボリューミーなので2枚組です。
※詳細:【DVD】Web担当者のためのSEOノウハウセミナー ~広告を一切使わず1年で1000万PVのメディアを作る方法~
変にポジショントークを入れたつもりもありませんので、総じて、SEOの仕事に関わる方であれば必ず何かしらの気付きが得られる内容と思っています。
DVDをご購入頂いた方からの反応
たかぽんさんというSEOでは有名なアフィリエイターさんがDVDを購入して頂いていてコメントをしてくれました。
@amateras_seo 買いましたよ!勉強になります。(まだ開始7分)
— たかぽん (@takapon216) 2014, 5月 17
彼ほどの実力者を開始7分で満足させる内容ということで、一度ご覧いただく価値はあると思います。
何を吸収して頂きたいか
あらかじめお断りしておきますと、普段からこうしたブログやセミナーなどで積極的に情報収集をされている方にとっては、そこまで目新しい内容は多くはないと思います。
聞いたことあるような話ばっかりじゃん、と思うかもしれません。ですが、それでも良いのです。
今回は、
- 実際にある程度の規模のメディアを作って運営するにあたり
- 何を考えてSEOの戦略や方向性を決めて
- 「当たり前に聞くような」手法をどのようにサイトに反映させて
- それが結果としてどう結びついたのか
こうしたことをまずは読み取って頂きたいというのがまず第一です。
しかし、DVD冒頭の挨拶でも触れていますが、このサイトで上手くいったことが他のサイトで上手くいくことだとは限らない(むしろ、そうでないことのほうが多い)ことは間違いありません。
ただ、このサイトが行ってきたアプローチの中から、エッセンスとして活かせる要素は必ずどこかにあると思います。それを抜き出して、サイトに反映させて頂ければ本望です。
最後に、
- かなり早口だと思います。
- かなり前髪長いです(今はもっと爽やかです)。
- 一部、質問内容に特定の個人名や会社名が出ましたのでその部分のみカットしています。
という点はあらかじめご了承くださいませ。プレゼン資料はPDFとしてお送りします。
ということでオチも何もなくて恐縮なのですが、是非ご覧いただければと思います。よろしくお願いいたします。→DVD販売の詳細はこちらから
※今週、別のセミナーでも話します。こちらは小人数制です。→Web制作・開発者対象 SEO内部設計基礎セミナー
ヴォラーレ株式会社 土居
米国のスタートアップ企業が実践するB2Bマーケティングの手法とは?
海外のBtoB企業から学ぶ!Facebookページのカバー写真デザイン5選
2014年は大人数のSEOセミナー形式だけでなく少人数制のワークショップや勉強会を開催します
さて、放置気味だったサイトを1月に全面的にリニューアルし、ブログもしばらく更新が滞っておりましたが、2月からまた更新を再開いたします。2014年もよろしくお願いいたします。
SEO勉強会・ワークショップ定期開催のお知らせ
ということで、2014年最初の更新が告知のような内容で恐縮なのですが、昨年まで月次で開催する(しなかった月もありましたが汗)SEOセミナーが中心でしたが、今年は大人数を集めてセミナー形式、というよりも、少人数制でのワークショップや勉強会を中心に、頻度を上げてテーマを色々変えて毎週開催する予定です。
→詳細:ヴォラーレ SEOセミナー開催情報 | SEO HACKS
理由としては、実際に案内をしても「日程が合わないので」という理由で来られない方が結構いらっしゃったり、あと月に一回だとテーマもそんなに色々できるわけでもないですし、ということで、もうちょっと小回り効かせながら小規模開催をしていきましょう、ということになりました。
勉強会・ワークショップの内容
色々テーマを変えながらやっていますが、今やっているのは主に内部的な話、ペナルティ系の話題、事例中心の話題、初心者向けの話題、などなどまあ色々です。
ちょっと現時点でやってみて頻度が多すぎると既に思っている節もありますので頻度については今後は週1~2程度で開催されていく、程度に解釈して頂けるとよろしいかと思います。
これまで行った内容のアンケート
1月に行った勉強会のフィードバックとしてはこうしたものがありました。
実践に基づいた説明のため、リアルに伝わった。
受講者参加型で題材となるサイトのSEOのレビューを行うなど、普段あまり体験できない内容もあり、ためになった。
半分位は知っている知識でしたが改めて整理されました。もう半分は知らないことでしたので活用できそうです。
少人数だったこともあり、自分が気になる点をたくさん伺うことができました。無駄がない。
初心者にもわかりやすかったです。知識が追いつかずどう質問して良いのかわからないところもありましたが、自社HPの課題がなんとなく見えてきた気がします。
超初心者にもわかるSEO、みたいな内容も今後やって欲しいです。タグのこと、キーワードのこと、ブログの書き方で気を付けることなど。
こうしたフィードバックを受け、順次改善できるポイントは改善して参ります。
2月開催中の勉強会・ワークショップ
リンクに依存しない内部SEO改善のポイント
人工リンクのリスクが高まる中、インハウスでSEOに取り組まれる企業様向けに、見落としがちな改善ポイントをピックアップしていく形で内的SEOのエッセンスを学んでいただきます。
脱・広告依存!SEOでトラフィックを集めるための基本要件
リスティング広告の単価高騰×ブラックハットSEOの市況の変化に伴い、競合に対する優位性の確保に悩む企業様向けのSEO勉強会です。
不動産賃貸サイト事例に見る、内部SEO改善のポイント
不動産賃貸サイトや求人サイトなどによく見られる典型的なDB連携の検索サイトのような、なかなか独自性や差別化をはかることが難しいサイトのSEOのポイントについて解説します。
順位下落と手動警告の最新事例から読み解く、Googleペナルティ対処法最新セミナー
不自然リンクに起因するGoogleペナルティの解除対応事例を紹介した上で、今すぐに活用できるペナルティへの対処方法をお教えします。
【ワークショップ】Googleペナルティ対応担当が教える、不自然リンク調査(リンク精査編)
実際に不自然リンクペナルティを受けてしまった企業様が、自社でリンクの調査を行い解除まで導くために、ワークショップを通じて実際にどのようなリンクを削除対象とし、どのようなリンクを残すべきかを学んで頂きます。
Q&A
たまにお問い合わせで頂く内容についてはあらかじめ回答しておきます。
終わったあとにガッツリ営業されるの?
営業かけられるんじゃないの?という点については「後日営業しても良いですか?」というアンケート項目がありますのでそこにYesと書いていただけたら喜んで営業しますし、そうでなければ引き続きよろしくお願いいたします程度に留めますのでその点気負わずご参加頂ければと思います。セミナー案内くらいは継続的にお送りすると思いますがご了承ください。
SEOについて素人だけど大丈夫?
講師もSEOに不慣れな方でも分かるような説明を心がけておりますので、参加して意味がないことはないと思います。ただし、既にSEOを実践している方向けの内容も多く含まれたり、質疑応答もそうした内容が中心になることもありますので、講義の内容についてはある程度選ばれたほうが良いかもしれませんし、こういうのないの?というご要望などは大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
このくらいの金額だったら無料にすれば?
特に数千円の収益を上げたいということではなく、真剣に勉強されたい、あるいは既に実践している中で明確な課題を感じている、といった方を中心に参加して頂きたいと思っています。
以前はほとんどが無料でのセミナーでしたが、例えば私が去年25,000円のセミナーを開催した際は2回とも満員御礼(第1回は40名、第2回は70名)までご来場頂きましたが、無料セミナーとの違いについて感じたこととしては、全体の真剣さが格段に違うなあ、というところ(タイプ音が半端ない)と、質問されるレベルも、普段から色々とSEOについて情報のキャッチアップをしつつ試行錯誤されてきたんだろうな、というようなご質問ばかりでした。
実際に1月の勉強会でも、わざわざ地方から複数名でいらっしゃったり、題材として是非自分のサイトを使って欲しい、というご要望も多く頂いたりしています。数十名で行うセミナーよりも講師とのコミュニケーションの機会は多くとっていただけますし個別の質問についても対応できることも多いですので、費用は頂きますがご参加頂く価値は十分あるかと思いますので是非日程合えばご参加下さい。
ということで2014年もSEO頑張っていきましょう。今年もよろしくお願いいたします。
※勉強会・ワークショップの詳細はこちら→ヴォラーレ SEOセミナー開催情報 | SEO HACKS
ヴォラーレ株式会社 土居
サイトリニューアル時に見直したい!製品・サービス紹介ページを作るまでの9個のSTEP
インバウンド営業だけで1,200社の導入実績!積極的な売り込みをせずに受注率25%を維持する秘訣とは?
訪問受注率が7倍に!営業のプロフェッショナルが体験したインバウンド営業の効果
自社メディアを事例としたSEOセミナー開催のお知らせ+過去に開催したセミナーの開催報告
ここのところ更新を完全にサボっておりましたが丁度良い話題として久々にセミナー告知させて頂ければと思っております。
ApplivのこれまでのSEOや現状についてゴリゴリお話します
昨年リリースした自社サービス「Appliv」がちょうど運用歴1年となりましたので、これまでのSEOへの取り組み方や、その経過報告などをしたいと思っています。トラフィックデータの公開とかは積極的に行いますのでそれだけでもそれなりに面白いと思います。
詳細:ヴォラーレSEOセミナー「広告を一切使わず1年で700万PVのメディアを作る方法」
ここでも補足で概要をご案内しておきますと、Applivは、簡単に言えばiPhoneアプリやiPadアプリを探すためのサイトです。本家のApp Storeさんやアプリレビューサイトの代表格のAppBankさんなどに比べて「ジャンル・目的でアプリを探す」ことに特化したメディアです。
ちなみに1年で700万PVてどうなのという声もあると思いますが、少なくともたくさんのPVを集めること自体を目的として運営しているサイトではありませんのでそこの数字自体はオマケで捉えて頂ければと思います。
どなたかが何かの記事で「メディアは1000万PVを超えてようやく中堅、1億PVを超えるとブランドに」というお話をされてたのですが(ソースを見つけられません、、ご存知の方いましたらお知らせ頂けると幸いです。)そういう意味で現状のApplivはまだまだ人間で言えば思春期に入る前くらいの段階だと思います。
2013年のオーガニック流入はこんな感じで推移しています。
当日お話するのはPV集めのテクニックではなくてあくまでこのサイトがどのようにSEOを行いどのような結果に至っているか、という情報を参加者の方に共有する目的が主となります。
今回は自社サイトの具体的なデータまで開示しますので珍しく有料とさせて頂けますが、他のサイトが1年間どのようなことを行ってきたのかということをお話しますので相応の価値はあると思っています。というか出せるように頑張ります。
詳細・申込はこちらから:http://www.seohacks.net/seminar/201309/
過去のセミナー開催のご報告
こちらもそういえば毎月ご報告します、というお話でしたが全然していなかったですね。基本的にはSEOセミナーは今も毎月開催していまして、こちらの過去の開催分についても簡単にまとめさせて頂きます。
8月:解除事例から見る 最新被リンクペナルティ解除対処法
開催:8月23日(金) 講師:實川 セミナー詳細はこちら
2012年以降、ペナルティ解除やリンク否認ツール、再審査リクエストなどに関連する話題は日常的に見るようになりましたが、Google側の対応含めてその内容はかなりの速度で変化をしてきています。最近では手動対策ビューアの登場などで色々と戸惑った方も多かったと思います。
今回のセミナーでは、8つの事例を元に、再審査リクエストのドキュメント作成例や、否認ツールの効果の有無、警告メッセージ受領→ペナルティ解除までの順位推移事例などについてお話させて頂きました。
リンクペナルティ関連のに関しては状況が順次変わっているものですので何ヶ月かに一度は今後も開催していきます。
過去の開催レポート:「ペナルティ解除はやるべきことを着実に、ただひたすらに泥臭く」
関連記事1:不自然リンクによるGoogleペナルティ解除事例 (基礎編)
関連記事2:不自然リンクペナルティ・再審査リクエスト絡みの質問を20個集めて汎用的かつ無難なQ&A集を作ってみた
7月:一から学べるSEO基礎セミナー
開催:7月26日(金) 講師:山田 セミナー詳細はこちら
内容としては久しぶりに超基礎に絞ったセミナーでしたので内容は割愛しますが、これまでのセミナーの中では圧倒的な自由度を表現できたセミナーだったのではないかと評価しています。
少しばかりスライドの一部をご紹介しておきます。
6月:キーワード選定プロセスを学ぶ
開催:6月21日(金) 講師:土居 セミナー詳細はこちら
珍しく(やったことなかった話題だったので)キーワード選定に関する内容でお話しました。
こちらはまとめようと思ったらkenjieeen’s blog様が内容を簡潔にまとめて頂いておりましたので、こちらをご紹介するに留めることとします。ご紹介有難うございます。
5月:Webサイト設計に関わるセミナー
開催:5月24日(金) 講師:土居 セミナー詳細はこちら
こちらについては4月に行いましたセミナーと同じ内容となります。4月に比較的多くの方から嬉しいFBを頂きましたので(省エネも兼ねて)第二回目を行わせて頂きました。
実況:ヴォラーレ:Webサイト設計に関わる無料SEOセミナー セルフまとめもいいとこ
開催報告:理解していれば回避できるはずの問題は予め回避しておくが吉
まとめて頂きました:Web制作・開発に関わる方が知っておくべきSEO設計ポイントまとめ
最後に:セミナーの反響からみるSEOの需要
毎月色んなテーマでセミナーやっていますが、テーマ毎に反響は全然違いますね(その時の集客への力の入れ具合にも寄るのかもしれませんが)。
- リンクペナルティとか再審査リクエストに関する話題
- Webの設計、コンテンツなど内部施策に関する話題
- ペンギンアップデートとかパンダアップデートみたいな話題
やはりこうしたものが安定して需要があるみたいです。どの回もFacebookやTwitterでの簡単な告知と、最低限のリターゲティング広告での集客ですが、例えばキーワードの話題とか超基礎とかよりも上記のものの方が全然集客で勢いが違うなあと思っています。
今後も定期的にセミナーは開催させて頂きますのでよろしくお願い致します。
ヴォラーレ株式会社 土居
おすすめの記事
Googleからウェブマスターツール経由で「手動ペナルティでの処置を変更したよ」のような珍しい通知が来た
普段あまりこういう時事ネタは書かないんですが、本日Googleからなんだか興味深い、新しい対応(のような気がする)通知を受け取りましたのでこちらに書いておこうと思います。
http://******* の再審査リクエストを処理しました2013年7月21日
http://******* のウェブマスター様から再審査リクエストを受け取りました。貴サイトはこれまで、Google の品質に関するガイドラインに違反しているとの判断に基づき、Google が対策を適用していました。今回、お送りいただいた再審査リクエストを検討した結果、この対策を変更いたしました。これによるサイトの状態の変更が、Google 検索結果に反映されるには、時間がかかることがあります。
なお、サイトの一部またはサイトへのリンクが現在も品質に関するガイドラインに違反しています。品質に関するガイドラインへの違反がサイトにないことを確認したうえ、Google 検索結果に表示するためのサイトの再審査をリクエストしてください。
他にご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。
文面はいつもと同じテイストなのですが、これまでの通知と内容が大きく異なる点としては
お送りいただいた再審査リクエストを検討した結果、この対策を変更いたしました。
なお、サイトの一部またはサイトへのリンクが現在も品質に関するガイドラインに違反しています。
の部分ですね。再審査リクエストによって、ペナルティで課せられていた処置が変更されたが、未だにガイドライン違反は解消されないためペナルティの根本的な解除はされない、という内容のようです。
これまではウェブマスターツール上で受け取る通知としては大きくは「処置を取り消しました」という解除通知か、「ガイドラインに違反しています」という差し戻し、しかなかったと思いますが、今回は「処置を変更したよ」です。この通知を受け取った事例を他に見ていませんのでだからどうこう、ということは言えないわけですが、何と言いますかGoogleも色々試行錯誤しているんだろうなということは伺えます。
少なくとも今回の通知を素直に解釈すれば、「ある程度解消されていることが分かれば、その分だけレベルは緩和してあげるよ」というメッセージと前向きに受け取れないこともありません。もちろん、今まで内部的には普通に行なっていた対応を、ご親切にアウトプットしてくれるようになった、というだけかもしれませんけれども。
個人的にはあんまりこういうのにイチイチ何かを期待することはないのですが、引き続き何か新しいものがあればお知らせします。
ヴォラーレ株式会社 土居
おすすめの記事
【ABテスト事例】「ダウンロード資料」の名称変更でクリック率1.35倍
本Webサイト・ブログで実践した改善施策の中から、効果の高かった施策をご紹介します。
「【ABテスト事例】CTA(Call To Action)の改善でクリック率185%アップ」に続き、今回はクリック率が1.35倍になったグローバルナビ文言のABテスト事例です。
日々のWebサイト改善で参考にしていただけたら幸いです!
結果サマリー
■Aパターン:企業目線で「ダウンロード資料」となっていたパターン
【クリック率】4.57%
■Bパターン:ユーザ目線に立ち「お役立ち資料」としたパターン
【クリック率】6.17%
A/Bテストの内容
ゴール
リード数の獲得目標から必要な資料ダウンロードページへの誘導数を算出。
誘導数目標を達成するために、サイト内の他のページから資料ダウンロードページへの遷移率向上を狙いました。
仮説
- メールマガジンに登録したが、資料をダウンロードしていない
- セミナーに申し込んだが、資料をダウンロードしていない
ユーザが想定以上にいました。弊社としては「メールマガジンに登録する/セミナーに参加するような情報収集中の方であれば、ノウハウ資料もダウロードするだろう」と想定していたため、予想外の結果でした。
- ダウロード資料の存在に気づいていない
- プレミアムコンテンツではなく、いわゆる「カタログ」だと思われている
の2つの仮説が考えられたため、2つ目の仮説を検証することにしました。
施策内容
企業目線の「ダウンロード資料」から、ユーザ目線に立って理解しやすい「お役立ち資料」に文言を変更しました。
結果
資料ダウンロードページへの遷移率が4.57%から6.17%に向上。その結果、資料ダウンロード数が増加しました。
分析(達成/未達成の要因)
クリックした先のページ内容を正確に伝える文言にしたことで、クリック率が向上したのではないか。
また、ノウハウ資料や調査資料などのお役立ち資料を提供していても、「ダウンロード資料」ではその内容を理解してもらえないのではないか。
今後の打ち手
仮説1の「ノウハウ資料の存在に気づいていない」を検証するだけでなく、これ以外にも企業目線の言葉になっている箇所がないか確認する。
【事例付き】BtoB企業がソーシャルメディアを活用する7つの方法
Webを営業に活用しようと取り組んでいるBtoB企業の中でも、ソーシャルメディアの活用方法はまだまだ手探り段階で、自社や業界の最新ニュースを中心に「お知らせ」として使っている場合が多いようです。
しかし、日本国内でソーシャルメディアの普及率が40%を超え、Facebookの月間アクティブユーザー数は1,900万人に成長した現在、BtoB企業でも、潜在顧客・見込み顧客がソーシャルメディア上にいる状況になっています。
今回は、先日シナジーマーケティング社に寄稿した記事の転載許可をいただきましたので、これからソーシャルメディア(Facebook、Twitter)に取り組むBtoB企業様向けに、7つの活用方法を事例付きでご紹介します!
BtoB企業でも使える7つの活用方法
1.Webサイトやブログのコンテンツへの集客経路として使う
コラムやお客様インタビュー、セミナーレポートなどの見込み顧客に役立つコンテンツをソーシャルメディア上で発信し、Webサイトやブログに誘導します。
どんなに良いコンテンツを作っても、見つけてもらえなければ、効果が出ることはありません。コンテンツを見つけてもらえるように自社のソーシャルメディアで告知しましょう。
新着ブログの記事を紹介しているContent Marketing LabのFacebookページ
2.ソーシャルボタンを設定して、コンテンツを拡散してもらう
Webサイトやブログにソーシャルボタンを設置して、見込み顧客がコンテンツを拡散しやすくします。
いいね!やツイート、はてブが集まれば、検索エンジンが「このページはユーザーから高い支持を得ている」と認識してくれるため、上位表示されやすくなります。
記事の目立つ位置にソーシャルボタンを設置しているbtraxスタッフブログ「freshtrax」
3.コンテンツを通して、リードを獲得する
自社のソーシャルメディアアカウントをフォローしているユーザーに、リード獲得につながる情報(セミナー情報や、ホワイトペーパー)を告知して、ソーシャルメディア経由でリード情報を獲得します。
ガイアックスのサイトではソーシャルメディア経由でのリード獲得が増加中
4.ソーシャルメディア上の声を聞く
BtoB企業の場合、企業名や製品名がソーシャルメディア上でつぶやかれることは少ないですが、プレスリリースやブログ記事に対する反応はソーシャルメディア上で確かめることができます。
INBOUND marketing blogの記事に対するソーシャルメディア上の反応
5.Facebookグループで交流する
弊社ではセミナーに参加いただいた方をFacebookのグループに招待し、セミナー後も継続的にディスカッションを行なっています。
共通の関心を持つ人たちを集めて、コミュニティを作りましょう。
6.業界の最新情報を配信して、ソートリーダーシップを発揮する
Webサイトやブログのコンテンツを配信する以外にも、TwitterやFacebookで業界の最新情報を発信することで、その分野に対するソートリーダーシップを発揮することができます。
ソートリーダーシップとは?
ソートリーダーシップ(Thought Leadership)とは、特定のセグメントや分野において将来を先取りしたテーマやソリューションを示し、人々の議論や思想形成を引き起こすことにより、そのテーマやソリューションについて改めてより深く考えるようにする活動を指す。
タブレットやO2Oに関する最新情報を発信しているエスキュービズム社のFacebookページ
7.親近感を持ってもらう
社内の何気ない風景を伝えたり、情報発信にキャラクターを使うことで、企業として発信する情報がより身近に感じられ、親近感を持ってもらうことができます。
キャラクターを使い発信する情報をより身近に感じさせるスカイアークシステム社のFacebookページ
■最後に
以上、7つの活用方法をご紹介しましたが、大切なのは見込み顧客と中長期的な関係を築いていくことです。
そのためにソーシャルメディア上の声を聞きながら、見込み顧客に役立つコンテンツを継続的に発信し、その中で信頼感や親近感を持ってもらうようにソーシャルメディアを活用していきましょう。
【ABテスト事例】CTA(Call To Action)の改善でクリック率185%アップ
本Webサイト・ブログで実践した改善施策の中から、効果の高かったものをお伝えします。今回はCTAエリアのABテスト事例です。
—
「【ABテスト事例】バナー内文言の変更で資料ダウロード数4倍」に引き続き、本Webサイトを運営する中で効果の出た改善施策をご紹介します。
今回はCTA(Call To Action)エリアのABテスト事例です。
リード獲得施策を検討する際に、参考にしていただけますと幸いです!
「CTA」とは、Call To Actionの略で「行動喚起」を意味します。
「お問い合わせはこちら」「いますぐ資料請求」「製品デモを見る」など、ユーザにクリック(行動)を促すものを指し、バナーやボタン、テキストリンクの形で表現されます。
結果サマリー
■Aパターン:CTAエリアが背景と同化していた従来のパターン
【クリック率】4.10%
■Bパターン:CTAエリアを赤枠で囲い、目立たせたパターン
【クリック率】7.56%
A/Bテストの内容
ゴール
月間のリード獲得目標から必要なお問い合わせフォームへの訪問数を逆算。お問い合わせフォームへの訪問数目標を達成するために、CTAのクリック率向上を目指しました。
仮説
Webサイトへの訪問数は増えていたものの、お問い合わせフォームへの訪問数が伸び悩んでいました。
- 従来のCTAでは、背景と同化していて目立っていないのではないか
- CTAエリアであることが明確にわかれば、ユーザの行動を喚起できるのではないか
施策内容
- 背景と同化しないように、CTAエリアを赤枠で囲うなどデザインを変更
- 縦幅も120pxから170pxに変更
- 過去のお問い合わせ内容を分析した結果、提案依頼が多かったため「提案・コンペの依頼」ボタンを設置
結果
CTAのクリック率が185%アップし、フォームへの訪問数の目標値を大幅達成。結果、お問い合わせ、資料請求、提案・コンペのご依頼数が増加しました。
分析(達成/未達成の要因)
- CTAエリアが目立つことで、ユーザの行動を喚起でき、CTAのクリック率が向上したのではないか
- 「提案・コンペのご依頼」など、選択肢が増やたことでクリック率が向上したのではないか
今後の打ち手
- サイドカラムのCTAエリアが他のバナーなどに埋もれてしまっているため、CTAエリアだと明確にわかるようにデザイン変更
- ヘッダー、サイドカラムのCTAにも「提案・コンペのご依頼」ボタンを追加