Google が実施したウェブスパム対策 – ウェブスパム レポート 2016

2017 年に入って早くも数か月が過ぎましたが、ここで 2016 年のウェブスパム対策を通じて得た気づきをお伝えしてみたいと思います。Google は昨年も、スパムによって検索の品質が低下しないよう新たな方法を探し続けるとともに、世界中のウェブマスターと協力してウェブのさらなる改善に努めてきました。

世界中のすべての人に適切な検索結果を提供する、という使命を果たすためには、ユーザーにとって有害な(または単純に不快な)ウェブスパムとの戦いを放棄するわけにはいきません。ユーザーの皆さんがウェブを最大限活用できるようにするための Google のさまざまな取り組みをご紹介します。

2016 年のウェブスパムの傾向

2016 年の Google のウェブスパム対策

より快適なウェブの実現に向けたユーザーやウェブマスターとの連携

  • 2016 年に世界中のユーザーから寄せられたスパムレポートは 180,000 件を数えます。これらの妥当性を慎重に確認した結果、報告されたサイトの 52% がスパムと判定されました。よりクリーンで安全なウェブ エコシステムの実現にご協力いただきありがとうございます。
  • 世界中で 170 回以上のウェブマスター オフィスアワーやライブイベントを開催し、150,000 人以上のウェブサイト所有者、ウェブマスター、デジタル マーケティング担当者と交流する機会を持つことができました。
  • ウェブマスター ヘルプ フォーラムを 15 言語で運営し、世界中のウェブサイト所有者を継続的にサポートしています。これらのフォーラムには 67,000 件以上の質問が寄せられ、その大部分において、トップレベル ユーザー、注目ユーザー、Google 社員のコミュニティから「ベストアンサー」が得られたと評価されています。
  • ウェブマスター ヘルプ フォーラムでは、119 人のトップレベル ユーザーと注目ユーザーがボランティアで活躍してくれています。Google では、4 つの大陸(アジア、欧州、北米、南米)の 11 都市でトップレベル ユーザー ミートアップを開催しました。
  • 日本では、11 のブログサービスを中心としたホスティングサービスの方々と連携し、共同でスパム対策を実施しました。こちらの取り組みは 2017 年も続けていきます。

より品質の高い検索結果のために、今年も Google はスパム対策に取り組んでまいります。

リッチカードが世界中で利用できるようになりました

リッチカードが英語の検索結果に表示できるようになったのが 2016 年 5 月。この度、Google がサポートするすべての地域でリッチカードをご利用いただけるようになりましたのでお知らせします。

リッチカードは、ご好評いただいているリッチ スニペットをもとに開発した新しい検索結果形式です。リッチ スニペットと同様、schema.org 構造化マークアップを使用して、より視覚に訴えかける魅力的な形式でコンテンツを表示します。オープンソースの AMP 形式にも対応しており、モバイル ユーザーに高速なエクスペリエンスを提供できます。


リッチカードを実装すると、検索結果の表示は大きく変わります。たとえばユーザーが [餃子 レシピ] のような料理のレシピを検索すると、結果がカルーセル形式のリッチカードとして表示され、左右にスクロールしながらさまざまなレシピを簡単に閲覧できます。

サイトを所有している方は、リッチカードを活用して検索結果を目立たせることで、ターゲットとするユーザーからのページアクセスを増やすことが可能です。たとえばレシピサイトを運営しているなら、おいしそうな料理の画像をカード形式で表示してユーザーの目を引くことができます。探しものが画像ですぐに見つかるため、「特定の料理のレシピ」を探しているターゲット ユーザーをより確実にサイトに誘導できます。

現時点でリッチカードが表示されるカテゴリは、レシピ、映画、飲食店の 3 つで、すべて AMP 形式に対応しています。各種のリッチカードをギャラリーで紹介しています。スクリーンショットや、マークアップのコードサンプルも用意していますので、コンテンツに合ったタイプを見つける場合はこちらをご利用ください。リッチカードをサポートするカテゴリやデータ形式は、今後も積極的に増やしていく予定です。

サイト所有者やデベロッパーの皆様にリッチカードの実装から掲載結果の確認までをお試しいただけるよう、デベロッパー向けドキュメントを更新し、充実したツールを用意いたしましたのでいくつかご紹介します。

  • 構造化データ テストツールを使用すると、マークアップ エラーを確認したり、検索結果に表示されるカードをプレビューしたりできます。
  • Search Console のリッチカード レポートを見ると、どのカードにエラーがあるか、マークアップを追加して拡張できるのはどのカードか、などがわかります。
  • AMP テストでは、AMP ページだけでなく、ページ上のマークアップも検証できます。

何かご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムで質問してください。

3/24 開催イベントのお知らせ「オンラインメディアのための Google 検索入門&コンテンツ制作のベストプラクティス」

Google では、インターネットでコンテンツ制作に携わる方々を対象に「オンラインメディアのための Google 検索入門&コンテンツ制作のベストプラクティス」を開催します。第 1 部では、Google 検索の基本的な話とモバイル対応の最新情報についてお話します。そして第 2 部では、Google 社外のコンテンツクリエイター、オンラインメディア運営者の方をお招きし、ユーザーに支持されるコンテンツの作り方について、その秘訣とベストプラクティスをお話しいただきます。


開催概要

日時 : 2017 年 3 月 24 日(金)
   17 時 00 分開場、18 時 00 分開始
   22 時 00 分終了予定
場所 : Google 東京オフィス
費用 : 無料
定員 : 100 名
想定している対象者 : 初級者
スピーカー :
  • 金谷武明(Google シニア サーチ エヴァンジェリスト)
  • ダンカン ライト(Google パートナーシップ マネージャー)
  • 安田英久さん(株式会社インプレス Web担当者Forum編集長・ネットショップ担当者フォーラム編集統括)
  • ヨッピーさん(ライター)
  • 宮脇淳さん(有限会社ノオト 代表)
  • 青木耕平さん(株式会社クラシコム 代表取締役 CEO)


スケジュール

17:00 : 開場、受付開始
18:00 : イベント開始、挨拶(5 分)
18:05 : 「オンラインメディアのための Google 検索入門」金谷武明(30 分)
18:35 : 「優れた顧客体験を作るための最新ウェブ技術」ダンカン ライト(30 分)
19:15 : 「ユーザーに支持されるコンテンツの作り方」ヨッピーさんセッション(45 分)
20:00 : 「ネットでメディアやる人が知っておかなきゃいけないこと」パネルディスカッション(45 分)
    ファシリテーター:安田英久さん
    パネリスト:ヨッピーさん、宮脇淳さん、青木耕平さん
20:45 : 質疑応答(30 分)
21:15 : ネットワーキングタイム
22:00 : イベント終了


ゲストスピーカー紹介

安田英久さん(株式会社インプレス Web担当者Forum編集長・ネットショップ担当者フォーラム編集統括)

情報サイト「Web担当者 Forum」編集長。プログラミング・サーバー・データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現職に。情報サイト「ネットショップ担当者フォーラム」を編集長として創刊し、現在は編集統括としてメディア運営全体をみている。


ヨッピーさん(ライター)

東京都在住のライター。大阪府出身。お笑いポータルサイト「オモコロ」やYahoo!ニュース個人など、様々な WEB メディアで活動中。企業や自治体の広告案件も多数手がける。好きな雲はちぎれ雲。


宮脇淳さん(有限会社ノオト 代表)

1973 年 3 月、和歌山市生まれ。雑誌編集者を経て、25 歳でライター&編集者として独立。5 年半のフリーランス活動を経て、コンテンツメーカー・有限会社ノオトを設立した。主力事業は、オウンドメディアのコンテンツ制作。品川経済新聞編集長、東京・五反田のコワーキングスペース「CONTENTZ」管理人、コワーキングスナック「CONTENTZ分室」店主を兼務している。


青木耕平さん(株式会社クラシコム 代表取締役CEO)

1972 年生まれ。株式会社クラシコム代表取締役。2006 年、実妹と株式会社クラシコム共同創業。07 年、賃貸不動産のためのインターネットオークションサイトをリリースするが、1 年ほどで撤退。07 年秋より北欧雑貨専門のECサイト『北欧、暮らしの道具店』を開業。現在は、オリジナル商品開発、広告、出版(リトルプレス発行)事業なども展開中。


お申し込みフォームはこちら!
みなさまのご応募お待ちしております!


※ 応募多数の場合は、抽選とさせていただきます。
※ 当選者は 3/13 以降メールにてご連絡を致します。なお、抽選の場合、当選者のみのご連絡とさせていただきます。
※ 取材目的、記事執筆のみを目的としたお申し込みは対象外とさせていただきます。

2016 年もありがとうございました!- 2016 年ハイライトと人気記事トップ 5 のご紹介

2016 年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。今年もウェブマスター向け公式ブログをはじめ、ウェブマスター ヘルプ フォーラムGoogle ウェブマスター コミュニティ、そして ウェブマスター オフィスアワー など、多くの方にご参加、ご愛読いただき、ありがとうございました!

2016 年はどんな一年でしたでしょうか?恒例の今年公開した人気記事トップ 5 とともに、2016 年を振り返ってみたいと思います。
  1. モバイル ファースト インデックスに向けて
  2. モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために
  3. Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて -- 導入ガイド日本語版を本日公開しました
  4. コンテンツ キーワードが廃止されます
  5. Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました

いかがでしょうか?モバイル関連の記事がトップ 3 を独占するなど、今年もモバイルがキーワードとなった一年だったことが伺えますね。そして廃止が決まったコンテンツ キーワードや、Penguin アルゴリズムのブログ記事も大きな反響をいただきました。

また、トップ 5 には入りませんでしたが、2016 年は Google 東京オフィスにおいて、Google の検索チームとウェブマスターやサイト運営に関わるみなさんを結ぶイベント、Google Dance Tokyo を開催し、多くのウェブマスターの皆様と直接交流することができました。また来年もそのような機会を持てるよう、いろいろ企画をしていきたいと思います。

そして最後に。みなさまが年末年始も安心してオンライン ショッピングをご利用いただけるよう、#NoHacked キャンペーンを実施していますので、ぜひご覧ください。みなさまの Tips も #NoHacked をつけてご投稿いただければと思います。

それでは今年もありがとうございました!また来年どうぞよろしくお願いします。

Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました

Google のアルゴリズムは、ユーザーが検索したいものを特定できる 200 以上の固有のシグナル(手がかり)に基づいています。このようなシグナルには、たとえば、ウェブサイト上の特定の単語、コンテンツの鮮度、ユーザーの地域や PageRank などがあります。こうしたアルゴリズムのシグナルである Penguin は、2012 年に初めて導入されましたが、今回アップデートが実施されることになりました。

開発とテストを経て、このたび Google では、Penguin アルゴリズムのアップデートをすべての言語で実施します。主要な変更点は以下のとおりです。これらの変更は、ウェブマスターの方々からも多数のご要望をいただいておりました。

  • Penguin のアップデートがリアルタイムになりました。これまでは、Penguin の影響を受けるサイトのリストは、定期的に同じタイミングで更新されていました。ウェブマスターがサイトを大幅に改善し、インターネット上でのプレゼンスを強化すると、Google の多くのアルゴリズムではすぐに考慮されますが、Penguin など他のシグナルでは更新作業が必要でした。今回の変更により、Penguin のデータはリアルタイムで更新されるようになります。そのため、変更内容が従来と比べてはるかに早く(通常、Google が再クロールしてページをインデックスに再登録するとすぐに)反映されます。また、Google が今後の更新についてコメントすることもなくなります。
  • Penguin でさらにきめ細かい対応が可能になりました。新しい Penguin では、スパムに対して、サイト全体に影響を与えるのではなく、スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するようになりました。

ウェブは年月とともに大きく変化していますが、Google では当初のブログ記事でお伝えしているように、ウェブマスターの皆様には心置きなく、魅力的なウェブサイトを作成していただきたいと考えています。また、もう 一つ覚えておいて頂きたい重要なことは、「Penguin のようなアップデートは Google がランキングの決定に使用している 200 以上のシグナルの 1 つにすぎない」ということです。

ご意見やご感想などがありましたら、Google のフォーラムTwitterGoogle+ までお寄せください。

Advanced Hosting Meetup プログラム : 結果のご報告

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラム。このプログラムでは、健全なウェブ エコ システムの構築を目指して活動を続けています。開始から 3 か月経ち、進展がありましたので、ここでご紹介します。

プログラムの様子

1 月にスタートした当プログラムは、月一回のミーティングと、メーリングリストでの日常的な情報交換によって進行されました。
1 月のミーティングでは参加者の自己紹介、このプログラムで目指すゴール設定を行いました。どのサービスもスパム対策に共通して悩んでいることが確認でき、協力してより効果的な対策ができないか検討を進めていくことになりました。
第 1 回ミーティングの様子

2 月のミーティングでは、アメブロを運営する株式会社サイバーエージェントさんから、どのようにスパム サイトの検知を行っているかプレゼンテーションを行って頂きました。その後、各社での対策状況の共有、当プログラム内で共同して実施できる取り組みの検討を行いました。実に 2 時間以上に及ぶ活発な議論が行われました。

事例紹介をしてくださった株式会社サイバーエージェントのお二人
第 2 回ミーティングの様子

3 月は各社内で検討結果を調整、4 月の第 3 回ミーティングでは、共同で実施するスパム サイト対策について以下のように合意しました。

プログラムの結果ご紹介

本プログラムの参加企業 8 社は、健全なウェブ エコ システムの構築のために、以下のアクションを実施することを決定しました。
  1. 【スパム サイト情報の相互共有】本プログラムに参加したホスティング サービスを運営する企業(以下、プログラム参加企業 ※)は、各サービス上のスパム サイトに関する情報(例えば Google が Search Console 上の手動対策ビューアで提供しているスパム サイトの情報等)をプログラム参加企業間で共有します。情報を相互に共有することで、各サービス上のスパム検知や対策の精度向上を目指します。また、スパム サイトの情報に加え、各社で発見したスパムの最新の傾向や対策法などについても知見を共有します。
  2. 【アフィリエイト プログラムの悪用抑止】アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトの作成抑止および、より迅速な対策を目指し、プログラム参加企業は、アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトについて調査、情報交換を強化していきます。今回、その第一歩として、健全なアフィリエイト プログラムの活用という共通のゴールのもと、楽天アフィリエイトさんとの間で情報交換をスタートすることとしました。具体的には、悪用したスパム サイトを発見した場合、その情報を、楽天アフィリエイトに提供します。楽天アフィリエイトは、提供された情報をもとに調査を実施し、必要に応じて悪質なアフィリエイト サイトに対する対策を実施します。
なお、当プログラム内で相互共有する情報は、スパム サイトの URL やスパムの種類、手法等が対象であり、個人情報は含みません。
※ プログラム参加企業一覧 (敬称略・50 音順、カッコ内は主な提供サービス名)
(株式会社サイバーエージェントさん、楽天株式会社さんは「班長」さんとして、プログラム内で議論をリードしてくださいました。ありがとうございました!)

その他にも、当プログラムをきっかけに、参加企業独自のスパム対策が始まりました。
  • JUGEM でのブログ作成時に reCAPTCHA 認証が導入されました。
  • はてな匿名ダイアリー上で(エイプリル フール企画と兼ねて)「はてラボセンター試験認証」が試験的に導入されました。クイズへの回答を求める形式のスパム サイト作成防止策は、以前のホスティング向けイベント内でシーサー株式会社さんから実践例を共有頂いたことで、JUGEM 上での導入が実現、そして今回はてな匿名ダイアリー上での試験導入に至りました。

プログラムの今後 - 参加企業を募集します

プログラム参加メンバー
Google とプログラム参加企業は、より健全なウェブ エコ システムの構築に貢献することを目指して、Advanced Hosting Meetup プログラムを継続して実施していきます。
新規の参加希望者も随時受け付けておりますので、ご興味のあるサービス運営者の方はこちらのフォームからお知らせください。
  • 次回は 5 月 18 日(水)にミーティングを実施予定です。
  • 参加対象者はホスティング サービス(ユーザーがコンテンツを投稿できるブログ等のサービス)を運営している事業者となります。
  • 当プログラムは参加企業によるディスカッションを中心に運営されます。Google はプログラム運営を担当しますが、プログラム参加企業に対して検索エンジン上のパフォーマンスに影響するような特別なアドバイスやサポートを提供しません。
情報を探す検索ユーザーと情報を発信するウェブマスターどちらにとってもより良い、健全なウェブのエコ システムを維持、発展させていくため、多くの方々とご一緒できることを楽しみにしています。

多言語による AMP NewsLab オフィスアワーを実施します。

Accelerated Mobile Pages (AMP) は、業界全体で推し進められているグローバルな取り組みです。大小あらゆる規模のパブリッシャーとともに、より高速化されたモバイル ウェブの実現を目指しています。

これまで英語圏の皆さまに対しては、AMP オフィスアワーを実施し、大変ご好評をいただいてきましたが、一方で、英語が母国語でない皆さまがいることも、私たちは理解しています。

そこで、今後 2 週間にわたり、新しいオフィスアワー シリーズを多言語にて実施していきます。これにより、皆さまはご自身の母国語で AMP について学ぶことができます。実施予定の言語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジリアン ポルトガル語、ロシア語、インドネシア語、そして日本語です。オフィスアワーでは、Google のプロダクト マネージャーやテクニカル マネージャー、そしてエンジニアが、それぞれの言語で皆さまからの AMP に関する質問にお答えします。

AMP の技術的な仕様や様々なコンポーネントに関してもお話していきたいと思いますが、まずは、 AMP とは何かということや、どのように機能するのかについて改めて紹介していく予定です。ご質問をお持ちの方は、以下のイベント ページ上の Q&A アプリより投稿することができます。投稿された質問はオフィスアワーの中で私たちがお答えしていきます。また、イベント終了後は、 News Lab の YouTube ページで、それぞれのオフィスアワーを視聴することができます。

下記のスケジュールをご確認の上、ぜひオフィスアワーへご参加ください。

  • 日本語
  • フランス語
  • イタリア語
  • Introduction to AMP - 3月8日 15:00 CET
    Luca Forlin, Head of International Play Newsstand Partnerships
  • AMP Anatomy - 3月15日 15:00 CET
    Flavio Palandri Antonelli, AMP Software Engineer
  • ドイツ語
  • Introduction to AMP - 3月9日 17:00 CET
    Nadine Gerspacher, Partner Development Manager
  • AMP Anatomy - 3月18日 16:00 CET
    Paul Bakaus, Developer Advocate
  • スペイン語
  • Introduction to AMP - 3月9日 14:30 CET
    Demian Renzulli, Technical Solutions Consultant
  • AMP Anatomy - 3月16日 14:30 CET
    Julian Toledo, Developer Advocate
  • ブラジリアン ポルトガル語
  • ロシア語
  • インドネシア語

リンク プログラムのネットワークに対策を行いました

Google では検索ユーザーの皆さんに、より良い検索結果を届けるために日々いろいろな取り組みをしています。例えばウェブマスター向けガイドラインを設定し、これに違反するようなサイトに対策を施すのもその一つです。

この一環として、Google ではこの度、検索結果を不正に操作するためにリンク プログラムに参加しリンクの売買を行っていた日本語のいくつかのサイト ネットワークに対して対策を施しました。この中にはウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返しているサイトも含まれていたため、通常よりも厳しい対策を施したケースもあります。

また、以前もお伝えしましたが、ウェブマスターの知らないところでウェブマスター向けガイドラインに違反するような施策が行われてしまうケースがあるようです。以前は SEO 業者の例を紹介しましたが、SEO 業者にとどまらず広告などの業務委託により発生することもあるようです。これを防ぐために、ウェブマスターの皆さんには業務委託先がどのような施策を行っているか随時確認することをおすすめします。

Google は引き続きユーザーの検索体験をより良いものにするべく取り組んでまいります。

Advanced Hosting Meetup:参加企業が決定しました

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策の実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラムプログラム発表後、多くのサービス運営者様からお申し込みを頂きました。この度プログラムに参加して頂くサービス運営者のみなさまが決定し、早速第 1 回のミーティングを開催、プログラムがスタートしました。

プログラム参加者のみなさま
参加企業のみなさま(敬称略・順不同、カッコ内は主なご担当サービス名)
ミーティングの様子

第 1 回目のミーティングでは、互いの自己紹介の後、早速参加者同士での活発なディスカッションがおこなわれ、3 か月間に渡るプログラムのスタートを切りました。今後、月 1 回のミーティングおよびオンライン上でのディスカッションを続け、スパム対策や大規模サービス運営上の工夫などについて情報交換や実験等を進めていきます。

プログラムの内容および結果は、プログラム終了後、当ブログでご紹介します。

プログラム参加者のみなさま、健全なウェブ エコシステムを実現していくために、皆で頑張りましょう!よろしくお願いいたします。

SEO JapanのFacebookページを開設しました!

今回の記事はSEO Japanからのお知らせとなります。– SEO Japan

昨日、2016年2月1日に、SEO JapanのFacebookページの運営を開始しました。

こちらのFacebookページでは、SEO Japanで更新した記事について、いち早くお知らせいたします。

また、SEO Japanでは紹介しない記事もFacebookページでは紹介していきます。

もちろん、SEOを中心とした海外の記事を紹介させていただきますが、対象はWebマーケティング全般となっております。

さらに、海外のカンファレンスを含む、各種イベントに参加した際のライブレポートなども予定しています。

SEO Japan本体とは異なったコンテンツをお届けしていきますので、ご興味のある方は、ぜひ、いいねをお願いします!

SEO JapanのFacebookページはこちら。

今後も、SEO Japan並びに、Facebookページもよろしくお願いします。m(__)m– SEO Japan

続きを読む SEO JapanのFacebookページを開設しました!

Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて — 導入ガイド日本語版を本日公開しました

この記事は、本日 Google Developers Japan ブログに投稿された記事のクロスポストです。

スマートフォンとタブレットは、人々が情報と接する方法を大きく変えました。今日、多くの人がスマートフォンを使って、たくさんのニュースや新しいコンテンツに触れています。世界中のメディアやコンテンツ提供者が、モバイル ウェブを通じて読者に記事やコンテンツを提供していますが、そのユーザー体験は、残念ながら理想的ではない場合もよくあります。

ある調査では、ページの読み込みに 3 秒以上かかると、40% のユーザーがそれ以上の閲覧をやめてしまうことがわかっています。これは、コンテンツ提供者にとっては、広告や定期購読による収益化の機会を失うことも意味します。

Google は、世界中のコンテンツ提供者、テクノロジー企業との議論をもとに、Accelerated Mobile Pages(AMP)というオープンソース プロジェクトを 2015 年 10 月に公表しました。これは、モバイル ウェブの表示を飛躍的に向上させることを目指すプロジェクトです。Google は、動画、アニメーション、美しいグラフィックス表現をそなえたウェブページが、スマートな広告とうまく共存しつつ、瞬時に表示されるようにしたいと考えています。また、同じコードが複数のプラットフォームやデバイスで動作することで、ユーザーが利用しているのがスマートフォン、タブレット、その他のモバイル端末のいずれであってもコンテンツが瞬時に表示されるようにしたいと考えています。

本日、 AMP 導入ガイドの日本語版 PDF を公開しました。技術資料等も順次公開しており、安定版の仕様書などは AMP プロジェクトの公式ページ内でご参照いただけます。また、GitHub のレポジトリでは最新版の実装や提案中の機能を確認できますし、問題がある場合にはこちらのイシュー トラッカーよりご報告ください。オープンソース プロジェクトですので、ソース コードを直接ご提供いただく Pull Request も歓迎しています。

現在、AMP には New York Times や BBC をはじめとするパートナーが世界的に参加を表明しており、日本でも、朝日新聞、産経新聞、日刊スポーツ、毎日新聞、株式会社イード、マイナビニュース、BLOGOS をはじめとする多くのメディアやコンテンツ提供者が AMP への対応を準備しています。また、Ameba や LINE を含むサービスが、サービス内のコンテンツ ページを AMP に対応させる他、外部ウェブページへのリンク時に AMP 版が存在する場合は、AMP 版にリンクするなどの対応を予定しています。一方 Google では、先日 Inside Search ブログ(英語)でもお伝えしたように、Google の検索結果から AMP ページが表示されるようになります。

AMP プロジェクトは、すべての人にとってモバイル ウェブの体験をより速く、優れたものにすることを目指しています。このオープンなプロジェクトが、情報が自由に流通していくための一助となることを期待しています。関係者のみなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

新しい年に、新しいウェブサイトへ: 新しいウェブマスター向けウェブサイトのご紹介

新しい年を迎えて、Google のウェブマスター向けウェブサイトも新しくなりました

このサイトの作成にはあたっては、じっくりと時間をかけて、サイト訪問者の行動を分析したりユーザー アンケートを実施したりしました。その結果、サイトをカテゴリ別に分類することでさらに使いやすくすることができました。コミュニティやトップレベル ユーザーの皆様には貴重なフィードバックをいただき、ありがとうございました。

新しいウェブマスター向けウェブサイト

このサイトは、ウェブサイトの問題を解決するのに役立つヘルプリソースや、高品質サイトの作成や検索ランキングの向上に役立つ SEO 学習資料、そして担当チームやウェブマスター コミュニティから最新情報を知ることができる”つながる”ページで構成されています。また、次のような新機能も追加しました。

  • ウェブマスター向けトラブルシューティング: サイトを移転する方法や Search Console で表示されるメッセージなどについてサポートが必要なら、このトラブルシューティングが問題解決のお手伝いをします。また、Google 検索や Google Search Console でよく見られるサイトの問題を解決することもできます。
  • 人気リソース: 人気の Google ウェブマスター向け YouTube 動画や、ブログ記事、フォーラム スレッドをお探しの場合は、こちらをご覧ください。人気のリソースが一覧にまとめられています。このリソースは言語によって異なる場合があります。
  • イベント カレンダー:オンラインのオフィスアワーやお近くのライブイベントでチームの担当者とお話しになりたい場合は、こちらをご覧ください。オフィスアワーとイベントは、世界中で様々な言語にて開催しています。

何かご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお知らせください。

「Advanced Hosting Meetup」を実施します

この度、ホスティング サービス運営者のみなさまを対象にしたプログラム「Advanced Hosting Meetup」を開催します。このプログラムでは、3 か月間にわたってサービス運営上の工夫やスパム対策について情報交換、アイディア交換、共同での実験や調査等を行います。

ブログなどのホスティング サービスは、無料または低コストで簡単に利用できることから広く利用されています。一方で、サービスの運営においては、大規模サービスであるが故の運営上の工夫や、サービス上でのスパム行為への対処等、専門的なノウハウが求められることも多いでしょう。

Google サーチ クオリティ チームでは、これまでもホスティング サービスを運営するみなさまと、大規模サービスの運営、特にスパム サイト作成に利用されず、Google 検索と相性の良いサービスとするにはどうすればいいか等について考える場を設けてきました(ブログ記事 ハングアウト)。

こうしたイベントを通じホスティング サービスの方にお会いする中で「他のサービス運営者との情報交換は非常に役立つので、さらに続けたい」、「大規模サービス運営ならではの疑問をさらに解消する場が欲しい」というお声をたくさん頂きました。そこで今回、当プログラムを開始することとしました。

このプログラム では 2016 年 1 月から 3 月までの 3 か月間、Google サーチ クオリティ チームおよびプログラムに参加する他のホスティング サービス運営者のみなさまで、月に 1 回程度のミーティング(参加者のニーズに合わせて回数は変動します)、日常的なメール等でのコミュニケーションを通して、Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて、参加者同士の情報交換やディスカッションを実施します。プログラムを通して、参加者が具体的な成果(サービス運営上の改善、サービス上のスパム サイト減少等)を達成することを目指していきます。

参加のメリット 

  • ノウハウの具現化:普段のサービス運営の中でなかなか手がつけられないサービスの改善アイディアや効率的なスパム対策について、参加者同士で知見を持ち寄り、共同で実験や調査を行うことで、一サービスで取り組むよりも効率的、効果的に実際の施策に結びつくような場になればと思っております。
  • サービスの信頼性向上:検索エンジンと相性の良いサービスであること、スパム サイトの存在しないサービスであることは、ユーザーからの信頼や高い評価を得る上でも良い影響があると思われます。参加者のプログラム内での取り組みについては、後日当ブログ等でご紹介させて頂けたらと思っています。

お申込み

参加を希望するホスティング サービス運営者の方は、こちらのフォームから 2016 年 1 月 21 日(木)23:59 までにお申し込みください。プログラムの性質上、申込多数の場合は選考によって参加企業数を絞らせて頂く場合もありますので予めご了承ください。参加企業が決まり次第、当ブログにて発表いたします。

Advanced Hosting meetup プログラム概要

開催概要

ホスティング サービス間で Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて情報交換、ディスカッションを行う場を設ける。具体的アイデア、アクションプランが生まれ、各サービスのさらなる改善につながるきっかけを提供することを目指す。

スケジュール

  • 本日:プログラム開催の発表、参加企業の募集開始。
  • 2016 年 1 月:プログラム参加企業の決定。プログラム開始。
  • 以降、月 1 回程度のミーティングを実施。各ミーティングでは以下のような内容を想定しています(参加者のニーズに応じてミーティングの内容は変更する可能性があります)。
  • 1 月:プログラム キックオフ、参加者の自己紹介、プログラムの目標設定 
  • 2 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(1)、Google team からの最新スパムトレンドのご紹介、ディスカッション
  • 3 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(2)、Google team からの大規模サービス運営に関する Tips ご紹介、ディスカッション、プログラムの振り返り 期間中、ミーティング以外にもメール等を通して日常的に情報交換、ディスカッションを行います。
  • 2016 年 3 月:プログラム終了。
  • 2016 年 4 月:実施内容および成果の公開。
  • ご参加にあたって(参加要件)

    プログラムの性質上、以下の参加要件を設定させて頂きます。
    • ホスティング サービスを運営していること。
    • 期間中月に 1 回、2~3 時間程度のミーティングへの参加、およびメール等での日常的なコミュニケーションが可能であること。
    • Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策を目的としたサービスの仕様変更、機能の改善・追加等を実施できる可能性があること。
    • 自社で実施している Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策等の内容について可能な範囲でプログラム内で紹介頂けること。
    • プログラム中の取り組み内容について、当ブログ等 Google のサポート チャンネル上で後日公表することに同意頂けること(会社、サービス名を含む)。

    みなさまと実りある 3 か月を過ごせることを楽しみにしております!

    2015年もありがとうございました。- 今年の総まとめ

    2015 年もいよいよ終わりが近づいてきました。皆さまにとって、2015 年はどのような一年だったでしょうか。今年最後の投稿となる今回は、Google 検索に関する今年の出来事を振り返り、2015 年を皆さまとともにおさらいしていきたいと思います。

    モバイル関連の記事が注目を集める

    まずは、ウェブマスター向け公式ブログに投稿されれた記事のうち、今年一年アクセスの多かった記事をランキングでご紹介します。

    1. 検索結果をもっとモバイル フレンドリーに
    2. 検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために
    3. "Google Search Console" - ウェブマスター ツールが新しくなりました
    4. Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法
    5. モバイル フレンドリー アップデートを開始します
    6. Google の検索結果からコンテンツを削除するには
    7. HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
    8. 誘導ページについて、品質に関するガイドラインを更新しました
    9. Google のインデックスからコンテンツを削除する方法
    10. 4 月 21 日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問

    上記ランキングの中には、Search Console のように今年初めて登場した言葉も見受けられますが、一年を通して最も人気を博したトピックは "モバイル" でした。上位 10 件中 5 件もの記事がモバイル関連となるなど、ますます読者の皆さまのモバイルに対する関心の高まりを感じます。

    App Indexing

    2013 年の発表、そして 2014 年の一般公開以降、App Indexing は 多くのウェブマスターやアプリ デベロッパーの皆さんに利用され、Google 検索はより多くの モバイル アプリ内コンテンツをインデックスすることが可能になりました。今年は、ランキング要素の一つとして使用されることが発表され、検索結果でアプリ コンテンツがより簡単に見つかるよう変更が行われました。Google サーチ クオリティ チームでは、

    など、App Indexing に関してより良い体験を提供できる体制を整えました。

    Google Search Console

    一方、Google 検索に関心を寄せるのはウェブマスターだけではなくなったと考えた私たちは、今年 5 月、ウェブマスター ツールを Google Search Console として一新し、アプリ開発者向けの機能を提供するなど、様々なタイプの人たちに向けたサービスの提供を開始しました。もちろん、従来からある機能の改善も継続的に行っています。Search Console はこれからも検索に関心を寄せるすべての人にとっての包括的な情報源となることを目指していきます。Search Console に関する記事を読み直したい方は、Search Console ラベルより検索いただけますので、ぜひご活用ください。

    セキュリティ

    モバイルなどの話題が盛り上がる一方で、Google はユーザーやウェブマスターの安全性も決して忘れません。昨年に引き続き今年も #Nohacked キャンペーンを開催し、ハッキングを防止するための様々な方法を紹介しました。また、検索結果に表示されるサイトの不正なハッキングに取り組むことを目的に、一連のアルゴリズムの変更も行いました。さらに、セーフ ブラウジングによるユーザー保護の取り組みを紹介したり、HTTPS URL を優先的にインデックスしていくことを発表するなど、ユーザーがより安全にウェブ ブラウジングを行えるための情報提供と環境の改善に力を注ぎました。

    皆さんとともに

    そしてもちろん、今年もウェブマスターをはじめとする多くの方と出会えたことを私たちは大変嬉しく思います。今年はハングアウトを活用したウェブマスター オフィスアワーのみならず、東京をはじめ、岡山や大阪、金沢といった地域で行われるイベントにも参加し、参加者の皆さんと直接的な意見交換を行いました。また、米国本社では 2 年に一度の TC summit が開催され、ヘルプ フォーラムでユーザー サポートに日々大きな貢献をいただいている世界中のトップレベル ユーザーの方々と、貴重な意見交換や議論を行うことが出来ました。

    以上、今年も様々な取り組みが行われましたが、これらは、ヘルプ フォーラムや Google + コミュニティ、ハングアウトなど、様々な場所で皆さんにご参加いただいたり、フィードバックをご提供いただいたおかげです。どうもありがとうございました。Google サーチ クオリティ チームでは、2016 年も皆さんのお役に立つ情報を提供できるよう、継続的に取り組みを行っていきたいと思います。

    それでは皆さん、良いお年を!

    TC Summit 2015: ウェブマスター フォーラムのトップレベル ユーザーのみなさまに感謝を込めて

    先週、米国カリフォルニア州サンフランシスコ、そしてマウンテンビューの Google 本社にて、「トップレベル ユーザー サミット 2015(#TCsummit)」を開催しました。今年も多くのトップレベル ユーザーとお会いできたことを非常に嬉しく思います。

    トップレベル ユーザー(Google Top Contributors)は、豊富な製品知識と経験に基づいて、Google 公式ヘルプ フォーラムで世界中の数多くのユーザーのために多大な貢献を果たしてくださっている方々です。「トップレベル ユーザー サミット(Top Contributor Summit)」は、そのユーザー支援への「感謝」として 2 年ごとに開催されるイベントです。今回は 526 名のトップレベル ユーザーが世界中から集まりました。

    “Learn, Connect, Celebrate” をモットーに、トップレベル ユーザーは Google のプロダクトについてさらに詳しく学び(= Learn)、Google の未来についてのインサイトを得て Google 社員と様々なトップレベル ユーザーがつながり(= Connect)、そして最後に Google のプロダクトやユーザーに対してトップレベル ユーザーが与えるポジティブな影響について称え合いました(= Celebrate)。
    トップレベル ユーザー サミット 2015 の様子を映像でもお楽しみください

    また、ウェブマスター関連のトピックに特化したセッションを開催し、ウェブマスター フォーラムの 20 カ国 14 言語を代表する 56 名のトップレベル ユーザーにお会いするという貴重な機会を得ることができました。
    ウェブマスター フォーラムのトップレベル ユーザーと
    Google のウェブマスター リレーションズ チームの集合写真

    1 日をかけて Google のウェブマスター向けガイドラインや Search Console、Google 検索に関する様々な専門的なセッションを開催し、世界中のフォーラムでよく見られるトピックについて意見交換をしたり、検索関連のツールについてのフィードバックに耳を傾けました。また、トップレベル ユーザー プログラム自体やユーザーのために Google やトップレベル ユーザーがさらにどんなことができるかなどを話し合いました。Google のプロダクト マネージャーやエンジニア、そしてサーチ クオリティ チームがセッションに参加し話を伺い、トップレベル ユーザーや(フォーラム上で)ユーザーから寄せられたフィードバックをそれぞれのチームへ持ち帰りました。
    ウェブマスター向けセッション中のトップレベル ユーザー
    Google のウェブマスター向けガイドラインや Search Console、
    Google 検索などについての専門的なセッションに耳を傾けています

    トップレベル ユーザーのみなさんとのセッションは、わたしたち Google 社員にとっても様々な気づきや発見があり、ウェブマスター、コンテンツ制作者、そしてユーザーのみなさんが今どんなことを悩んでいるかを知ることができる貴重な機会となりました。こうした貴重な機会に、そしてトップレベル ユーザーのみなさんに感謝します。
    日本から参加した様々なプロダクトのトップレベル ユーザーのみなさんと
    Google 社員の集合写真。Google+ のコミュニティや
    ハングアウトのグループ チャットなどを使って連絡を取り合いました

    日本のウェブマスター リレーションズからは
    長山と金谷が参加しました

    今後も ウェブマスター ヘルプ フォーラム では、多くの方にトップレベル ユーザーとしてご参加いただきたいと思っています。トップレベル ユーザー プログラムの詳細についてはこちら をご覧ください。

    Diogo Botelho and Roberta Remigi, Webmaster Relations team

    ウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返すサイトについて

    Google では、検索結果の品質を守るために、品質に関するウェブマスター向けガイドラインを設定し、それに違反するサイトに対して、その掲載順位を下げる、あるいは検索結果から削除するなどの、自動及び手動による対策を施しています。あなたのサイトに手動による対策が施されている場合、その対策を解除するには、Search Console 内の [手動による対策] ページからその理由や適用範囲を確認し、それを参考にして違反箇所を削除した上で再審査リクエストを Google に送信します。これにより、数多くのウェブマスターが手動による対策を解除されています。

    しかし、手動による対策が解除された後すぐに、その原因となった施策を再度サイトに施す、という例が最近になってしばしば確認されています。例えば、サイトからの不自然なリンクを理由として手動対策を受けたウェブマスターが、一旦当該リンクを nofollow として再審査リクエストを送り、成功裏に再審査が終わった後、すぐに nofollow を取り外す、といったようなことです。そういった形でウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返しているサイトは、再審査リクエストにおいて通常よりも厳しく審査する可能性があります。特に、悪意を持ってガイドライン違反を繰り返している場合、手動による対策において、更に厳しい対処を取る場合があります。

    そうした事態を避けるためにも、ウェブマスターのみなさまには、品質に関するウェブマスター向けガイドラインの違反を行わないこと、そして意図的な違反の繰り返しをしないことを強くお勧めいたします。サーチ クオリティ チームは、今後とも、ユーザーを守るために、検索結果からのスパムの排除に全力で取り組んでまいります。

    Autocomplete API の今後のご利用について

    Google 検索では、ユーザーが入力を終える前にクエリを予測するオートコンプリート サービスを提供しています。これまで何年もの間、数多くのデベロッパーが、公開されていない非公式の API を使ってオートコンプリートの結果を自らのサービスに統合してきました。この API には使用の制限もありませんでした。Autocomplete API の存在を知るデベロッパーは、Google 検索に関係のない形でオートコンプリート サービスを組み込むことが可能となっていました。

    これまでに何度か、デベロッパーのコミュニティが非公開の API を介して Google サービスをリバースエンジニアリングすることで、大きな進歩につながった事例があります。たとえば、Google Maps API は、創造力のあるエンジニアの手によって地図データと他のデータソースを結合したものが登場してから数か月後、公式にサポートされる API となりました。現在、Google では 80 以上の API をサポートしており、デベロッパーはこれらを使って Google のサービスやデータを自らのアプリケーションに統合することができます。

    しかしながら、サポートされていない非公開の API の使用には、ある日突然 API が利用できなくなるというリスクが伴うこともあります。今回もそのような状況のひとつです。

    オートコンプリートは Google 検索の補完機能のひとつとして構築されたもので、ユーザーの検索クエリの予測という目的から離れて使用されることは一切意図されていません。オートコンプリートのデータフィードには検索結果の他にも有用な用途があるといえるものの、全体としてオートコンプリートのコンテンツは検索結果とともに使用する意図のもとに最適化されており、ウェブ検索以外の状況ではユーザーに重要なメリットをもたらさない、ということが時間の経過とともにわかってきました。

    そこで、Google 検索の一部というオートコンプリートの位置づけを保つため、2015 年 8 月10 日より、非公開の Autocomplete API に対する未許可のアクセスを制限します。Google ではオートコンプリートを、Google 検索と密接に関係したサービスという設計時の用途に沿った形でユーザーの皆様にお使いいただけるようにすることを目指しています。そうすることで、検索とオートコンプリートの両方のサービスにおいて最適なエクスペリエンスを提供できると考えています。

    サイトで引き続きオートコンプリート サービスをお使いになりたいサイト運営者およびデベロッパーの皆様は、Google カスタム検索エンジンをお使いいただくと、サイトで検索機能とともにオートコンプリート機能をご利用いただけます。既に Google カスタム検索エンジンをお使いのパートナー様には今回の変更による影響はございません。それ以外の皆様で 2015 年 8 月 10 日以降も引き続きオートコンプリート機能をお使いになりたい場合は、カスタム検索エンジンの登録ページをご覧ください。

    モバイル フレンドリー アップデートを開始します

    今年の 2 月に発表したように、本日より、Google は全世界でモバイル フレンドリー アップデートを開始します。これにより、モバイル版の検索結果では、モバイル フレンドリーなページの掲載順位が引き上げられ、検索ユーザーは、小さなスクリーン上でも読みやすい、高品質で関連性の高い検索結果をより簡単に見つけることができるようになります。こういったページには、タップやズームなどをしなくてもテキストが読みやすい、タップ ターゲットの間隔が適切、再生できないコンテンツが含まれていない、横方向へのスクロールが発生しない、などの特徴があります。

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    4 月 21 日から実施されるモバイル フレンドリー アップデートにより、モバイル検索では、携帯端末で読みやすく使いやすいページの掲載順位が引き上げられます。

    このアップデートには以下のような特徴があります:
    • 携帯端末での検索の掲載順位にのみ影響する
    • 世界中のすべての言語で検索結果に影響する
    • ウェブサイト全体ではなく、個々のページが対象となる
    この変更は重要なものですが、ランキングにおける他のシグナルの重要性を無視するものではありません。検索クエリの意図は非常に重要なシグナルです。ですので、たとえクオリティの高いコンテンツが掲載されているページがモバイル フレンドリーではなかったとしても、関連の強いクエリでは高い順位に掲載される可能性があります。

    サイトがモバイル フレンドリーかどうかを確認するには、モバイル フレンドリー テストで個々のページを確認するか、ウェブマスター ツールのモバイル ユーザビリティ レポートでサイト全体の対応状況を確認してください。サイトがモバイル フレンドリーではない場合、Google 検索からのモバイル トラフィックが大幅に減少する可能性があります。しかし、サイトがモバイル フレンドリーに対応すれば、Google によるページの再処理(クロールとインデックス登録)は自動的に行われるので、ご安心ください。また、Fetch as Google の「インデックスに送信」機能を使用して、この処理を早めることもできます。処理が完了すると、そのページはモバイル フレンドリーとして順位付けされるようになります。

    ご不明な点がありましたら、こちらのモバイル フレンドリー アップデートに関する FAQ をご覧いただくか、モバイル ウェブサイトに関するウェブマスター フォーラムをご覧ください。

    2014 年もウェブマスター向け公式ブログをご覧頂き、ありがとうございました。

    2014 年もウェブマスター向け公式ブログをはじめ、ウェブマスター ヘルプ フォーラムWebmaster Japan コミュニティ、そして Webmaster Hangout/Office Hour など、ご愛読、ご参加いただきありがとうございました。

    ウェブマスターのみなさまにとって今年はどんな一年でしたでしょうか?今年公開した人気記事のランキングとともに今年一年を振り返ってみたいと思います。上位 5 つの記事を見てみましょう。

    第 1 位:HTTPS をランキング シグナルに使用します
    第 2 位:リンク プログラムによるガイドライン違反について
    第 3 位:ウェブページをより深く理解するようになりました
    第 4 位:検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために
    第 5 位:検索エンジンとの相性を考慮した無限スクロールのベストプラクティス

    今年一番注目された記事は「HTTPS をランキング シグナルに使用します」でした。HTTPS のサイトへの導入については、多くのウェブマスターの方々からご質問を頂きましたが、ランキングのシグナルとして使用しているからというだけでなく、ユーザーにサイトをもっと安全に閲覧していただくためにもぜひ導入を検討していただければと思います。また、今年もう一つ注目を集めたのはモバイルではないでしょうか。今年は他にも「Google の検索結果に、誰もが表示できるウェブサイトを」など、モバイル ユーザーの利便性を意識した改善をたくさん行っています。日本でもモバイルの検索結果に [スマホ対応] と表示されるようになりましたので、ぜひ一度モバイル フレンドリー テストであなたのサイトがモバイル フレンドリーかどうかチェックしてみてください。モバイル フレンドリー サイトの作り方についてはGoogle のウェブマスター向けモバイル ガイドや、2 年前の記事となりますが、「Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法」をぜひご覧ください。

    いかがでしたでしょうか?見落としていた記事はありませんか?見落としていた記事がある方は、ぜひ冬休み中、お時間があるときに目を通してみていただけたら幸いです。また、最近日本でもハッキングの被害が引き続き増えています。年末のお休みに入る前に、こちらの記事なども参考にしながら、ぜひ担当されているサイトがハッキングの被害に遭わないように設定を再度ご確認されることをお勧めします。また、年末年始の時期を狙い、詐欺サイトでオンライン ショッピングのユーザーを騙したり、低品質なアフィリエイト サイトで営利を稼ごうといった悪質な行為を行うケースも残念ながら増える傾向にありますのでご注意ください。また、そのようなサイトを見かけた際はスパム レポートでお知らせください(関連 Google+ 記事)。

    今年もありがとうございました。それではみなさん、よいお年を!

    Takeaki Kanaya, Kiyotaka Tanaka and Kazushi Nagayama, Search Quality Team

    新しいウェブマスター アカデミーが22言語でご利用いただけるようになりました


    このたび、新しいウェブマスター アカデミーが 22 言語でご利用いただけるようになりました。ウェブマスター初心者の皆様には、優れたサイトを作成する方法素晴らしいユーザー体験を提供する方法検索結果に適切に表示されるようにする方法などの基本事項を、さまざまな言語で学習していただくことができます。既によく理解している項目については、各モジュールの最後にあるクイズで理解度をテストしてみましょう。

    お好みの言語でウェブマスター アカデミーをご覧頂いたら、ぜひウェブマスター ヘルプ フォーラムでご感想をお寄せください。今年の 3 月に英語版を公開(英語)した後も、皆様からのフィードバックをいただき、参考にさせていただきました。このガイドはわかりやすく、楽しみながら読めるようになっていますので、ぜひ一通りご覧ください。きっとみなさまのお役に立てることと思います。

    優れたサイトや Google 検索との相性の良いコンテンツを作成し、世界中のユーザーにアクセスしてもらいましょう。