コンテンツの4分類とリンク獲得力との関連性

これからのSEOは単純な外部リンク施策でなくコンテンツマーケティングが大事、とはいわれますが、後者にしても結局かなりの部分で被リンクを集めることが目的だったりするのもまた事実。「コンテンツの質が重要」ともいわれますが、今日のソーシャル中心のウェブにおいて、コンテンツのカテゴリ毎にリンクの獲得力に差があるのもまた事実。今回はそんなコンテンツとリンクの関係を図表にし、解説した記事を。あなたのコンテンツ構築の参考になるヒントがあるはず。 — SEO Japan

理想を言えば、検索エンジンは、コンテンツの「強さ」でランク付けを行うべきである。検索エンジンのアルゴリズムは、良質な文法、優れたデザイン、そして、配送費と製品を検知することが出来るほど賢くあってもらいたい。ビジュアル検索サービスのLike.comをグーグルが買収したことで、良質なデザインを特定することが出来るようになると考えられるものの、専門家の多くが、この方針への直接的な行動が、必ずしも差し迫っているわけではないと考えているように思える。

事実、優れたコンテンツが上位へのランクインの近道だとつぶやく、まるで反対の世界にこの業界は押し込められている。 検索においては、それぞれの分野が異なる特徴を持ち、優れたコンテンツを検索エンジンのランキングに反映させる力は、ウェブサイトのタイプによって、大きく左右される。サイトに対するポテンシャルは、サイトによって異なるものの、あまり魅力的ではない分野のサイトが、より魅力的な分野のサイトを簡単に上回る可能性がある — これはその他の分野とは異なり、大きな制限がないだけである。

コンテンツのリンクの有効性とは、良質なコンテンツが直接リンクをもたらす力であり — また、コンテンツが、別のサイトでも同じように優れている場合、リンクを獲得し、上位にランクインする力にどれぐらいの違いがあるかを示す。この投稿 — サイトのタイプの分類の後 — では、特定の分野が、多数のリンクを獲得する際にプラス、もしくは、マイナスに作用する理由と経緯を詳しく説明していく。まずは、図の左側に位置する最も魅力の高い「ソーシャルなブログ」を取り上げ、最も恐ろしい「ソーシャルなタブー」を最後に紹介する。

1. ソーシャルで、フレッシュなコンテンツに力を入れたサイト

このタイプのウェブサイトは、記事を用いる従来型のブログとは異なるカテゴリーに振り分けられることもがるが、常時アップデートされ、そして、頻繁に新しいコンテンツが投稿されるため、ブログ扱いされることもある。 I Can Has Cheezburgerは猫の写真を頻繁に投稿している。面白く、ユーモアに溢れた写真が大量のリンクをもたらす。同じように、New York TimesTechCrunchも毎日複数の新鮮なニュース記事を投稿している — その多くは、質が高く、報道する価値があるため、他のブロガー達がこぞってリンクを張る。

このタイプのブログは、コンテンツを常時アップデートしているため、ビジターは頻繁にサイトにアクセスし、毎回、新たな発見をする。つまり、その他のタイプのコンテンツとは異なり、継続的にリンクをもたらすポテンシャルを持っていると言えるだろう。New York Times等のサイトは、1つのブログから多数のディープリンクを集める可能性がある — この類のリンクを得るポテンシャルがあるこそ、インターネット上で最もリンクを張ってもらえるサイトとして君臨しているのだ。

2. ソーシャルで、静的なコンテンツを持つサイト

このタイプのウェブサイトに該当するのは、話題にされるものの、再びアクセスしてもらい、新しいコンテンツを見つけてもらうためのフレームワークに欠けた製品サイトである。このようなウェブサイトの多くは、ブログを持っているものの、製品に焦点を絞っているため、先ほど紹介したソーシャルなブログと比べると、バイラルな効果を生み出す力は劣る。時折、良質なインフォグラフィックや関連する記事を投稿して、リンクを集めることが出来るものの、ソーシャルなブログとは異なり、怒涛のリンクの波を作ることは、不可能に近い。

しかし、この類のソーシャル製品ウェブサイトは、インターネット以外の場所で話題にされることがあり、ウェブサイトが存在するだけで、質の高いコンテンツに対して複数のリンク — オンライン、オフラインの双方 — が寄せられることもある。Best BuyFry’sSony等がこのタイプのウェブサイトに該当する。CafepressSavingsZappos等のインターネットeコマースサイトも同様に優れた製品記事にリンクを向けてもらえることがある。大学のウェブサイトやウェブアプリのスタートアップ等もこのカテゴリーに振り分けられる。

3. 割とソーシャルなサイト

割とソーシャルな静的なサイトは、分野が関連しているために、リンクを引き寄せるタイプのサイトである。例えば、このタイプのサイトは、家の建て方、Tシャツの縫い方等のガイドを作るものの、引き寄せられるのは一定のタイプのユーザーのみであり、バイラル化する力はない。そして、上述した2つのタイプのサイトよりも、得られるリンクの本数が少ない。ユーザーベースが広ければ広いほど、そして、話題に上げてもらえればもらえるほど、リンクを獲得する力は高くなる。

ウェブサイトのタイプのフローチャートにおいて、好ましくないタイプに向かうにつれ、獲得可能なリンクは — たとえコンテンツが優れていても — 少なくなる。例えば、Burial Insurance,MedigapStreamline Refinanceのサイトが、特定の基準に基づいて、リアルタイムで保険の価格を比較することが出来たら、便利なサイトになるはずである。しかし、少数の多岐にわたるニュースサイトを除くと、ほとんどリンクは期待できない。一方、「ソーシャルで、静的なコンテンツを持つサイト」のカテゴリーに進み、旅行比較サイトに注目すると、比較機能だけで大量のリンクを獲得していることが分かる。

このような保険の比較機能が存在すると言うことも可能である — 誰も話題にしていないため、知らないだけである — ただ単に気にしていない、そして、知人の中にその情報を必要としている人が少ないためだ。

4. タブー

インターネットには「地下」が存在する — カジノ、ローン、ポルノ等の分野である。このタイプのサイトは、最高のコンテンツを作るポテンシャルを秘めているものの、そのコンテンツが人気を得ることはない。ポルノやカジノ等の一部のサイトは、 — 特に親しい友人のみに良し悪しを伝える — 独特の「密かな」バイラル化をもたらす力を持っている。しかし、このタイプの知識の壁により、一般的に広まる可能性は低くなる。 つまり、コンテンツからリンクを獲得することは不可能であり、検索エンジンが、どのサイトが優れているのかを判断する手掛かりが存在しないことになる — なぜなら、コンテンツを好きなことを公言する人がほとんどいないためだ。

そのため、コンテンツの作成が、このような分野で勝敗を分けることはない — リンク構築の取り組みに資金を相互的に投じる力を除けば、オンページのコンテンツとは関係のないリンクでリンクプロフィールの95%を操作しているサイトが、勝利を収めることが多い(ある意味、とてもクリエイティブだと言うことも出来る)。

教訓

それでは、ウェブマスターやSEOの担当者は、ウェブサイトの4つのタイプのカテゴリーから何を学ぶことが出来るのだろうか?自分のウェブサイトにとって、最も重要なポイントに焦点を絞って、時間を費やすべきである。ソーシャルで新鮮なコンテンツに力を入れているなら、– 検索エンジン経由のトラフィックを得るため、そして、ウェブサイトを成功に導くため — 優れたコンテンツを構築することだけに時間を注ぐべきである。ソーシャルの度合いが薄いウェブサイトの場合は、– 少なくともリンク構築に関して — オンページのコンテンツの作成に多くの時間を投じることで、ユーザーがサイトに戻ってくるかどうかを評価しなければならない。

下の表は、SEOの担当者として、リンク構築にどれだけの時間を費やすべきかを表している。科学的な根拠に基づいているわけではないものの、ずる賢く、操作する力をリンクに変える取り組み、そして、コンテンツをリンクに変える取り組みにどれだけ力を入れるべきかを判断する材料にはなる。残念ながら、この2つの取り組みの間には大きな違いがあり、賢くこの2つの道を行き来することを私は薦める。

 

ポルノやカジノ関連のウェブサイトを作るつもりでも、ユーザーを維持するために優れたコンテンツを提供しなければならない。しかし、コンテンツを通してリンクを獲得することは出来ない。 そのため、このタイプのウェブサイトのデザイナーは、SEO部門から完全に切り離すべきである。

一方、例えば、病気やローンを取り上げるサイトの場合、コンテンツに関する要求はほとんどない — 無難なコンテンツを作り、多少オンページSEOに力を入れ、ユーザーをコンバートするデザインを実装するだけでよい。このタイプのサイトのビジターの大半は、頻繁にアクセスするわけではないため、オンページのコンテンツは、基本的に不要である。

ローン関連のウェブサイトにおいても、SEOのスタッフは、質の高いコンテンツの作成について、デザイナーと会話を交わす必要はない — ユーザーをコンバートするサイトの構築に力を入れるだけである。リンク構築スタッフは、自分達のウェブサイトとは関係なく、ウェブサイトでリンクを操作する方法を探るべきである — 提携、リンクディレクトリ、アーティクルディレクトリ、そして、言うまでもないが、有料リンクが、例として挙げられる。タブーのウェブサイトでは、– 有料リンクかどうかに関わらず、操作こそが、リンク構築そのものである。


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「Content Link Efficacy: Understanding Why Great Content Fails」を翻訳した内容です。

キレイに整理されており色々ヒントになる点が多い記事だったのではないでしょうか。サイトやビジネスの種類によってコンテンツを活用してもリンクが得られにくいケースはあると思いますが、ここに書かれている分類をヒントにその中でも何かリンクを獲得していけるような(と書くと、SEOのためだけに聞こえますが、結果ソーシャルで拡がりユーザーを獲得していける)コンテンツ企画を考えていきたいものです! — SEO Japan [G+]

あなたのEメールを読んでクリックしてもらうための37のアドバイス

インバウンドマーケティングへの注目へと共に、その重要性が改めて見直されているEメールマーケティング。メールリストはそれなりに溜まってきていても、効果的なマーケティング活用は仕切れていないままの企業やサイトも多いのではないでしょうか?そして今日のEメール事情はあなた自身も多分体感している通り、かつて以上に大量のスパムや営業メールが氾濫しているメールボックス、適切なメッセージを対象ユーザーに確実に届けることはかつて以上に困難になっています。今回はコンテンツマーケティングを古くから推奨・実践してきたコピーブロガーがEメールを実際に読んでもらい、そしてリンクをクリックし次のアクションにつなげてもらうためのティップスを37一挙にまとめたお役立ち記事を。 — SEO Japan

私たちはみんな同じ経験をしている…

注意深くEメールを書き上げた。一つ一つの文に磨きをかけた。最高の件名のために知恵を働かせた。

安堵のため息と共に送信ボタンを押した。これで完了だ。

しかし、Eメールの統計を見てみると、開封数は期待していたほど良くなく、クリックスルー率はがっかりなことに気が付く。気分は最低だ。

人々にEメールを開いて読んでもらうことは大きな課題のように感じるだろうか?そして、クリックに進むことも?

それは、そこまで難しいことではない。さあ、あなたはこれから、人々に開封され、読まれ、クリックされるEメールを書くことについて最も大切なアドバイスを学ぶのだ。

準備はいいかい?

心から期待されるEメールを作成する方法

簡単な質問:

あなたはどちらのメールを受け取ることを楽しみにするだろう:親友からのメール?大企業からのメール?そして、それら2つのどちらのメールを読みたいと思うだろう?

簡単な選択でしょう?

では、リストにメールを送信する時、あなたはどうするだろうか?膨大な数の顔の見えない群衆に向けているかのように書く?大企業のマーケティング部門と同じように書く?

もし読者にあなたのメールを楽しみにしてもらいたいのなら、もっと友人のように振る舞うことを検討すべきだ。

あなたは、自分の友人を知っているし、好きだし、信頼している・・・そうでしょう?

その会社っぽい感じを抑えて、もっとミニマリストなメールデザインを作るのだ。対話的な礼儀正しい口調で書くのだ。

フレンドリーで心から期待されるEメールのためには、以下の8つの基本ルールに従おう…

  1. 自分のリストに対して話すのをやめる。自分の購読者に対して話すのをやめる。まるであなたが1人の人だけにメールを送信しているかのように書くのだ。それがあなたのメールを一瞬にしてもっと個人的なものにする。
  2. 人々の時間を無駄にするのをやめる。本当に価値のあるものや役に立つことがある時にだけメールを送信すること。
  3. 役に立つこと。あなたが読者から何かを必要としている時にメールを送信しないこと。役に立て。フレンドリーであれ。本当の友達のようになれ。
  4. 差出人に実際の名前を使用する。自分の名前と評判をさらすのだ。そのほうがより個人的ではないだろうか?
  5. 信頼できる人になれ。予期すべきことを人々に知らせる。確かに、セールスメッセージはあなたのEメールマーケティングの一部であるべきだ。それは問題ない。ただ、彼らが登録する際にそれに関して明確になるのだ。
  6. 気味悪くなるな。Eメールは自由にパーソナライズしてもらって構わないが、人の名前を頻繁に繰り返さないこと。コールセンターの脚本のように聞こえる。
  7. 読者の見方になる。独りじゃないということを人々に気付かせること。あなたが彼らの苦しみを理解しているということを伝えるのだ。彼らに共感し、どうすれば助けることができるのか尋ねるのだ。
  8. 読んでくれた見返りを与える。人々があなたのEメールを読んで必ず得をするようにすること。どうやって?役に立つアドバイスを共有する。彼らの気分を良くする。彼らをインスパイアする。

Eメールを開封してもらう方法

ほとんどの受信箱は過密状態だ―興味のわかない退屈なEメールでいっぱいだ。

あなたのメールは、あふれ出る騒がしい受信箱の中で簡単にかき消される。そして、Gmailタブが気付かれるのをさらに難しくするのだ。

あなたのメールを開封するように人々を誘惑するような魅力的な目立つ件名をどうやって書けばいいのだろうか?

Eメールの件名は、見出しと同じように、注目を集める必要がある。それに関してはいくつかの秘訣がある:

  1. いいことを約束する。もし人々が、自分が何を学ぶことになるのかを具体的に知っていれば、もしくは、あなたが彼らをどれくらい幸せにするのか、どれくらいの情報を与えるのか、どれくらい彼らのビジネスのためになるのかを正確に知っていれば、もっと読みたくてしかたがなくなるだろう。
  2. パワーワードを使用する。感覚的で感情的な言葉は注意を引くし、あなたの件名を混み合った受信箱の中で目立たせる。
  3. 数字を使用する。 なぜなら、数字は―4や37のように―きょろきょろした目を止める
  4. 好奇心をあおる。 場合によっては突拍子もない言葉を使うことを恐れないこと。情報不足でむずむずさせるか、情報不足で期待を裏切るのだ。読者は、もっと知りたいという気持ちになるだろう。
  5. よくある間違いを指摘する。 バカだと思われたい人はいないからだ。
  6. 賢くするのをやめる。 シンプルで具体的な件名は、毎回、賢い件名に打ち勝つ
  7. 実験。 反逆者となって、何か新しいことを試す。思い切って違うことをする。あなたは、何が機能し何が機能しないかに驚くことになるだろう。
  8. 達人から学ぶ。 優れたEメールリストに登録し、彼らの件名を分析する。何かを学ぶことは間違いない。
  9. 意味のない統計を追うことをやめる。最適な件名の長さのようなことだ。平均的な読者というものは存在しない。読者があなたのメールを楽しみに待ち、あなたの名前を認識することによって―たとえ件名が最悪の時でも―メールを開封するように、真のリレーションシップを築くのだ。

興味をそそるEメールを書く方法

そう、あなたは人々に自分のメールを開封してもらった。さて、次は?どうやって彼らの注目を維持するのだろう?どうやってメールの本文を読み続けさせるのだろう?

読者を魅了するメールを書くために、以下の11のアドバイスに従おう:

  1. 素早く書く。そうすることによってあなたの熱狂とパーソナリティが伝わるからだ。
  2. 短くまとめる。 厳しくメールを編集する。長くて手に負えないメールは、読者の興味を徹底的に打ちのめす。編集する時に半分にテキストをカットするように頑張ること。
  3. 質問をする。 読者と顔を合わせて会話をしているところを想像するのだ。そういう状況なら質問をするのではないだろうか?
  4. 厳密な定型に従わない。詳細な計画の立てられたメールは、すぐに読者を飽きさせる。
  5. 個人的なタッチを追加する。 あなたは、読者にあなたのことを知ってもらおう、好きになってもらおう、信頼してもらおうとしているのでは?
  6. 挨拶を機械的にしない。warm wishes、‘best regards、‘greetings from sunny Englandなど、よりパーソナルな挨拶文を使ってみよう。挨拶を混ぜることで機械っぽさは少なくなり、より個人的になる。
  7. Youという言葉を使用する。 なぜなら、それが英語で最も説得力のある言葉の1つだからだ。
  8. ありのままの声を届ける。 Eメールマーケティングについて考えるのをやめる。Eメールは自分の顧客や読者と話す手段だと考えるのだ。
  9. パーソナリティを追加する。 あなただけが使うことのできる言葉や表現を使うのだ。人間になれ。
  10. 切れ味が悪くならないようにする。 退屈な文章の明らかな兆候を理解すること。短く、力強い文を書く。要領を得た文にする。そして、高校で習った規則を破るのだ。
  11. 自己中心的になるのをやめる。 冷酷にならないこと。読者について心から気にかけるのだ。

Eメール内で販売する方法

あなたはただ楽しむためにEメールを書いているわけではない。ビジネスオーナーとして、ビジネスを継続するためには販売しなければならない(好むと好まざるにかかわらず)。

では、悪魔に魂を売らずに販売する最良の方法は何だろうか?

より多くの読者を購入者にコンバートするために以下の9つのアドバイスに従おう:

  1. 見込み客の準備が整う前に販売しないこと。 まずは友達になって情報の信頼できるソースになるのだ。そうすれば、読者はためらうことなくあなたから購入するだろう。
  2. メリットを強調する。 製品を販売するな。代わりに、顧客に提供するメリットを販売するのだ。
  3. 読者が見逃しているものを示す。 大部分の人はリスクを避けたがる。 彼らは、不便、異常、複雑を避けたがる。あなたが提供するもののメリットを、あなたが避ける手助けをする問題に言いかえることを検討しよう。
  4. 厳密な定型に従わないこと。 定型的なEメールは、機械的に聞こえるし、つまらないからだ。
  5. 自分の目的に向かって努力する。 セールスメッセージにつながる興味深いストーリーを伝える
  6. 明確な期限を提示する。 人々が先延ばしにするのを防ぐため
  7. 複数のリンクを挿入する。(同じページへの) 人々がそのリンクをクリックするチャンスを増やすため。
  8. 非の打ちどころのない明確な行動喚起を入れる。 あなたが次は読者に何をして欲しいと思っているのかを伝え、購入することが彼らにとって得策である理由を思い出させる。
  9. PSの力を利用する。 人々に期限を思い出させる。もしくは、もしあなたのオファーに応じなければ何を失うことになるのかを繰り返す。

Eメールに関する厳しい現実

全ての人の受信箱があふれかえっている。もっと多くのEメールを受け取りたいと願う人は誰もいない。

あなたは、人々があなたのリストを選択し、あなたのメッセージを喜んで受け取ることを誇りに思うべきだ。それぞれの購読者が、苦労して得た信任投票をあなたに入れたのだ。

しかし、注意しなければならない。決して、誰かの注目を当たり前に思わないことだ。全ての人の時間は貴重なものなのだ。

毎週毎週、あなたは、メール購読者に自分の価値を証明しなければならない。読者の苦しみに共感できるように、読者のことをよく知るのだ。質問をするのだ。助けを申し出るのだ。

1人の親友にメールを送っているかのように書くこと。そうやって、人々はあなたのことを知り、好きになり、信頼するようになるのだ。

あなたがそれら3つのことを獲得した時、あなたがビジネスを推し進め、成長させる能力を獲得したということなのだ。


この記事は、Copybloggerに掲載された「37 Tips for Writing Emails that Get Opened, Read, and Clicked」を翻訳した内容です。

カテゴリ別にわかりやすく整理され、単なるリスト記事をはるかに超えたどれも素晴らしいアドバイスだったと思います。同時にこれを実践、特に定期的に弛まなく行っていくことは相当の努力と情熱を要することもまた事実だな、と感じました。だからこそ、今までその効果はわかっていても、活用されないままだったメールマーケティングでもあるのでしょうし、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングが注目される今の時代だからこそ、改めてメールマーケティングに注目が集まっている(はず?)のでしょう。メールリストはそれなりに溜まっている企業やサイトも多いと思いますし、眠った宝の山を起こせるかはまさにあなた次第です! — SEO Japan [G+]

上級者向けSEOガイド8/9 : 外部リンクを構築する15の手法

上級者向けSEOガイドも後2記事となりました。前回、コンテンツを活用した外部リンク手法についての解説がありましたが、今回はより具体的なリンク構築手法を一挙15種類紹介した記事を。英語圏で普及しているツールベースの手法が中心でかなりマニアックな内容が多いですが、その用途・意味を考えれば日本でも応用できるものばかり。これからのリンク構築に勝ち抜きたい人は一読の価値あり。軽く一読して気になる内容を読むだけでも学べる点は多そうです。 — SEO Japan

このチャプターの1つ目のセクションでは、単純にサイトを投稿する(そして、followedリンクを獲得することが可能な)場所をリストアップしていく。このチャプター全体では、15通りのリンク構築の方法を手順を追って説明する。そこで、皆さんには、これから紹介する方法を採用するか、あるいは、自分でアイデアを出していってもらいたいと思う。


1. サイトをfollowedリンクを使って投稿する

このセクションでは、followedリンクを容易に獲得することが可能な有名なサイト、そして、知名度の低いサイトを紹介していく。

全てのサイトが今でも有効だとは限らないので注意してもらいたい。このガイドを作成する時点では有効であったが、インターネットの世界は変化が早く、皆さんが利用する頃には役に立たなくなっている可能性もある。

http://9rules.com/

http://associatedcontent.com/

http://barrywise.com

http://bibsonomy.com/

http://blog.fiberdreams.com

http://blog.ruski.co.za

http://Blogengage.com/blogger

http://bloggeruniversity.blogspot.com

http://bloggingzoom.com/

http://blogoria.com/

http://bluehatseo.com

http://blueverse.com

http://bumpzee.com/

http://businessfinancemag.com

http://buzzmarketingwithblogs.com

http://clipclip.com/

http://corank.com/

http://current.com/

http://currybet.net

http://deardrmoz.com

http://digg.com/

http://dotcommogul.net

http://edopter.com/

http://extremejohn.com

http://flickr.com/

http://google-adsense-templates.co.uk

http://graphicdesignblog.co.uk

http://gravitycube.net

http://grokdotcom.com

http://growsmartmaine.org

http://harry.sufehmi.com

http://howtowakeupearly.com

http://IncSub.org

http://Indiano.net

http://justaddwater.dk

http://kikolani.com

http://kirtsy.com/

http://kthread.com

http://lillieammann.com

http://linguisticszone.blogspot.com

http://linkagogo.com/

http://linkedin.com/

http://links.org.au

http://memestreams.net/

http://mister-wong.com/

http://mixx.com/

http://moreearnings.com

http://mybloglog.com/

http://mylinkvault.com/

http://nowpublic.com/

http://OddBlogger.com

http://phpcafe.net

http://polygeek.com

http://postonfire.com/

http://pqinternet.com

http://propeller.com/

http://radpixels.com

http://randomhacks.net

http://realestatetestblog.com

http://seobythesea.com

http://seolutions.net

http://socialmediapower.com

http://technorati.com/

http://thejunglemarketer.com

http://uncommonphotographers.net

http://wallpaperstop.com

http://wassupblog.com

http://weblogtoolscollection.com

http://wordpressmax.com


2. ブランドの言及からリンクを獲得する

このメソッドは、とりわけ、有名なブランドや影響力の強い人に向いているかもしれない。しかし、知名度が低くても、ブランドの言及が行われ、実際にはリンクが与えられなくても、最終的にリンクを獲得するメリットを受けられるだろう。

グーグルアラートと/RSS & IFTTTを利用する

メンション(リンクなしの言及)が行われた際にすぐに通知してもらえるようにグーグルアラートを設定する。ここでは、私のブランドのメンションに対して、グーグルのインデックスをモニタリングしていく。以下にクエリの例を幾つか挙げていく:

-site:quicksprout.com -site:crazyegg.com -site:kissmetrics.com "neil patel"

-site:quicksprout.com -site:crazyegg.com -site:kissmetrics.com quicksprout

-site:quicksprout.com -site:crazyegg.com -site:kissmetrics.com crazyegg

-site:quicksprout.com -site:crazyegg.com -site:kissmetrics.com kissmetrics

次に以下の通りにアラートを設定していく。

結果をeメールで受信すると、リンクを得ている点を確認することが出来る。スクリーミングフロッグを介して、結果のリスト全体をまとめてチェックすることも可能である。

おまけのアドバイス: RSSやIFTTTを使ってモニタリングする

デフォルトの状態では、グーグルアラートは、当該の検索に付随する新しいコンテンツを見つけた際に、eメールで通知を行う。しかし、もっと早く通知してもらいたいはずだ。または、より長期的なスパンで結果を分類したい状況も考えられる。

そこで、メンションが発生した時点でテキストメッセージを送信してもらう設定を行う。

まず、アラートをRSSフィードとして作成する:

アラートを確認し、グーグルリーダーのリンクをクリックして、グーグルリーダーでアラートを開く。

グーグルリーダーから、‘view details’にアクセスする。

フィードのアドレスをコピーする。

次にIFTTT.comを訪問し、新しいレシピを作成する。RSS リーダーをトリガーとして利用する。

SMSをアクションとして選択する。すると、ブランドのメンションが行われる度にテキストで通知してもらえるようになる。

また、オンラインでメンションを受けた際に、全てのメンションをデリシャスでブックマークすることも可能である。ブックマークの目録を作ることも、もしくは、1週間または2週間に1度、まとめてメンションを確認することが出来る。

RSS フィードをトリガーに設定し、デリシャスをアクションとして選択する:


3. ScrapeBoxを使って、ブログにスピーディーにコメントを投稿するホワイトハットな手法

ScrapeBoxは、通常、ブラックハットのツールと見なされることが多い。しかし、ホワイトハットなリンク構築ツールとして利用することも可能である。このセクションでは、完全にホワイトハットなアプローチで、- 効率を上げることを意識して – ブログに速やかにコメントを投稿する賢明な方法を手順ごとに説明していく。

このメソッドでは、ScrapeBoxの“Comment Poster”を“manual poster”モードで利用する。

主にScrapeBoxの右下のセクションを利用することになる。

ステップ 1 – テキストファイルを開く

ScrapeBoxを使ってテキストファイルを参照し、次のコメントのフィールドを埋めていく:

Name – コメントを投稿する際の名前のリスト

Websites – ウェブサイトのリスト(名前からリンクを張る)

Emails – 名前と連動するeメールアドレスのリスト

Comment – 作成したコメント

Blog Lists – コメントを投稿するために収集したブログのリスト

続いて:

Openをクリックする。

各フィールドに対するテキストファイル(予め作成したもの、もしくは自分で作ったもの)を選択する。

選択した状態のイメージを掲載する:

[E]をクリックすると、編集ウィンドウが表示され、ScrapeBoxで直接編集することが出来る。


4. DMozからリンクを獲得する

Dmozは、よくご存知の方もいるかもしれないが、ページランクが高く、また、ウェブに存在する期間が長いため、非常に価値が高い。

しかし、Dmozが多くのサイトにかすめ取られている点はあまり知られていない – つまり、リンクを獲得すると、リンクをかすめ取られ、他の場所で利用されてしまう可能性があるのだ。

リンクを得る場所を選ぶ

カテゴリを選ぶ際に重要なファクターが2つほどある。

1. 関連性 - Dmozは、それぞれのカテゴリーに対して数名のエディターを配置しており、そのため、自分のサイト/ビジネスにフィットする異なるカテゴリを複数選び、それぞれのカテゴリに投稿することが可能である。反応が早いエディターもいれば、遅いエディターもいる。

2. ページランク - この点を考慮する人は少ない。Dmozだからと言って、全てのページが有益だとは限らない。

それぞれのページのページランクのレベルをチェックし、当該のページのリンクの本数で振り分けよう。ページランクが高く、外部へ向かうリンクが少ないページが理想である。

例: 「Travel」のカテゴリを探していると仮定しよう。このURLの構造を使って、Travelのカテゴリを全て確認する:

http://www.dmoz.org/search?q=travel&start=0&type=more&all=no&cat=

次のような結果が表示されるはずだ:

リンクの本数が少ない、関連するカテゴリを探す。Travelは100本を超えるカテゴリが多いため、100以下を探す。

有力なカテゴリが2つ見つかった。

どちらのページもPRは4であり、ODP(オープンディレクトリプロジェクト)としては良好な部類に入る。

リンクの本数が55本のみの“Specialty Travel: Family”のカテゴリは、役に立ちそうだ。

ODPのページの有益なカテゴリに手っ取り早くアクセスしたいなら – opensiteexplorer.orgを利用し、内部ページでレポートを実行する手もある。

1.  www.opensiteexplorer.orgにアクセスする。

2.  http://www.dmoz.orgを選択する。

3. ‘Top Pages’ のタブをクリックする。

4. 上位のページを速やかに分析するには、レポートを.csvにエクスポートする。

投稿

2つの上位のカテゴリを選択したら、以下のプロセスに従って投稿しよう。

1. 最適なカテゴリのページを選び、投稿を行う。

        a. リンク希望するカテゴリのページで、‘submit a URL’をクリックする。

        b. 指示およびガイドラインに従う。

2. 2ヶ月待つ。

3. 2ヶ月間経ってもリンクが手に入らないなら、第二希望のカテゴリに投稿する。

4. 誰にも対応してもらえないなら、希望するカテゴリに対して、交互にこのプロセスを数ヶ月おきに繰り返そう。リンクを得るには、忍耐力、そして、一貫した取り組みが求められることがある。

5. 8-12ヶ月経過してもリンクが得られないなら、3つ目のカテゴリを試すべきである。諦めないでもらいたい。粘り強く、そして、我慢強くこのプロセスを続けていれば、リンクを獲得することが出来るだろう。


5. Disqusを使ってリンクをコメントに組み込む

ブログのコメントは、リンクがnofollowed扱いされるため、そして、コメントのリンクはグーグルから重要視されないため、価値は高くはないものの、- メリットがゼロと言うわけではなく、事実、リファラーのトラフィックも獲得することが可能である。

Disqusのコメントシステムを使って、サイトを容易に探す方法を伝授する。

Disqusの長所は、利用方法が容易な点と、そして、コメントがすぐに表示される点である。

1. まず、Disqusでコメントを獲得する予定のカテゴリに対して登録する。

ユーザーネームはリンクのアンカーテキストとなる。アンカーテキストとしてキーワードを幾つか試したくなるかもしれないが、調子に乗り過ぎないように気をつけてもらいたい。

2. 次に、Disqusを使って当該のカテゴリのブログを検索する。次のタイプのクエリは有効である:

"powered by disqus" travel photography

何かしらのSERP分析ツールを用意しておこう – MozのSERP分析ツールまたはSEOQuake等。

3. ページランク、またはDA/PAが高い結果を選択する

4. コメントを投稿する。

ソースの多くはコメントが0本である。そのため、投稿するコメントが1本目に表示される可能性があり、リファラーのトラフィックが得られる確率は高くなる。

おまけのアドバイス: 最近のリンク

1. グーグル検索を絞り込む

検索を過去1週間に絞り込み、すぐにコメントを投稿すると効果がありそうな結果を選び、投稿を読む人が最も多いタイミングでコメントを投稿しよう。

2. グーグルアラートを作成する

検索またはカテゴリの動きの頻度に応じて、このようにアラートを設定しておく。

また、コメントを投稿する機会が生まれた瞬間に把握するため、複数のアラートを作成しておくことを薦める。


6. リンク切れリストの構築

ステップ 1. 基本のアイテムを用意する

このタイプのリンク構築には、以下のような基本のアイテムが必要になる:

  1. グーグルのクエリブックマークレット - http://www.onlinesales.co.uk/google-results-bookmarklet/
  2. TextWrangler等のテキストエディタ
  3. スクリーミングフロッグまたはXenu Link Slueth
  4. Wayback Machine - www.archive.org
  5. コンテンツを作成するウェブサイト

上述した全てのツールにアクセスすることが出来るなら、次の段階に進む。

ステップ 2. グーグルのクエリを特定する

最適なクエリを探し当てるまでに、異なるクエリを幾つか試す必要があるかもしれない。旅行業界、特にホテルの分野のサイトに対するリンクを構築していると仮定する。その場合、.eduか.govのサイトからリンクを獲得したいはずだ。

次のようなクエリを試してみる:

site:.edu intitle:"hotel industry" -inurl:pdf -inurl:doc -inurl:ppt

site:.gov intitle:"hotel industry" -inurl:pdf -inurl:doc -inurl:ppt

site:.edu intitle:"hotel management" -inurl:pdf -inurl:doc -inurl:ppt

site:.gov intitle:"hotel management" -inurl:pdf -inurl:doc -inurl:ppt

200-5000の結果を持つクエリを探す。これで、大き過ぎず、小さ過ぎないターゲットを設定したことになる。

ステップ 3. URLを抽出する

クエリを獲得したら、URLを抽出して、テキストエディタに落とす。

1. 検索の設定を100に設定する。

再び検索を実施し、100点の結果を表示させる。

ブックマークレットを実施し、Plain Listingsをコピー & 貼り付けする。

.txtファイルとして保存する。

ステップ 4. スクリーミングフロッグ(またはXenu Link Sleuth)を介してURLをチェックする

ここでとっておきの技を使う。スクリーミングフロッグを使って、1度に100本のURLをチェックし、リンク切れを探す。その方法を紹介する。

スクリーミングフロッグをList Modeに設定する。

作成したばかりのテキストファイルを選択する(URLのリスト)。

非常に重要なステップ - 適切な設定を行う。

スクリーミングフロッグをcheck external links とsearch depth 1に設定する。

Startをクリックする – 全ての外部のページをチェックし、クロールするまで、ある程度時間がかかる。

ステップ 5. 関連性に関して、URLのリンク切れを調べる

見つかった外部リンクを確認する。

結果をCSVにエクスポートする – URLをエクスポートして、保存し、行動を起こしたアイテムを記録していく。

ステップ 6. 失われたコンテンツを調べる

スクリーミングフロッグで直接、リンク切れのコンテンツ(404)にリンクを張っているページを確認することが出来る。

自分のサイトに関連するページを見つけたら、 www.archive.orgを訪問して、リンク切れのページの過去の姿を確かめ、既に持っているコンテンツかどうか、または、作り直すことが出来るかどうか確認する。

その後、コンテンツを作り直し、当該のサイトに接触しよう。


7. 簡単なコピー & 貼り付けの埋め込みコードを加える

コンテンツ内で、そして、リンク構築として、インフォグラフィックを利用したことがある人は大勢いるはずだ。その際、誰でも分かるHTMLの切り取り & 貼り付けコードを忘れずに掲載しただろうか?その方法を紹介する。

それでは、KissMetricsのインフォグラフィック「How Do Colors Affect Purchases?」を例にとって説明していく –

http://blog.kissmetrics.com/color-psychology/

ページ上に簡単に切り取り & 貼り付け可能なHTMLを加える方法を手順を追って紹介していく。

ステップ 1 – HTMLモードに切り換える

HTMLを入力するので、HTMLのエディタで作業を行う準備をしておくと便利である。

ステップ 2 – ページでイメージを表示させる

エンベッドボックスを作る前に、イメージがその他のコンテンツと共にページ上に表示される点を確かめる必要がある。

ステップ 3 – <textarea>を設定する

<textarea>ラッパーには、HTMLでエンベッドボックスを表示する効果がある。また、コードが配置される場所でもある。

以下にコードを掲載する:

<textarea rows="5"  cols="70" onClick=select() >

</textarea>

  1. “Rows” & “cols”は高さと幅を調整する。
  2. onClick=select()は、自動的にボックス内部でコンテンツを選択する便利なJavaScriptである。

ステップ 4 – コンテンツを<textarea>内に配置する

この作業には2つの重要なポイントがある。

1. イメージの参照とイメージへのリンク – 読者がページにコードを貼り付けると、実際のイメージがページに掲載されることになる。つまり、イメージを視覚的に読み込む段階である。しかし、重要なポイントは、あくまでもリンクとアンカーテキストの獲得である。

2. ここでインフォグラフィックから大きな被リンクの価値を得られる。自分自身のリンクとアンカーテキストをコードに配置することになる。

以下にコードを掲載する:

<textarea rows="5"  cols="70" onClick=select() >

<p>

<a href="http://blog.kissmetrics.com/wp-content/uploads/2010/08/color-purchases-sm.png">

<img src="http://blog.kissmetrics.com/wp-content/uploads/2010/08/color-purchases-sm.png" alt"how do colors affect purchases?" />

</a>

</p>

<p>

<a href="http://blog.kissmetrics.com/color-psychology/">Color Psycology Infographic</a> by <a href="http://www.kissmetrics.com/">KISSmetrics</a>

</p>

</textarea>

このコードを利用する際は、忘れずにリンクとイメージのソースを変更すること。

ステップ 5 – ページのプレビューを見る

ページをチェックし、問題がない点を確認しよう。

テキストエリアに適切なコードが全て表示されているなら、問題ない。


8. ツイッターのプロフィールを使ってリンク構築を行う

このメソッドは効果が高く、また、簡単に実行に移すことが出来るものの、美的な好みに左右される可能性がある。また、単純ではあるものの、見過ごされていることが多い変更を行う必要がある。

ツイッターにアクセスし、プロフィールの編集画面を表示させる。

次のように、URLおよびツイッターのハンドルをBioに加える:

その際、ツイッターをデータのソースとして利用している、ツイッターリスト等のその他のサイトは、リスティングにこの2本のリンクを最終的に掲載することになる。つまり、ツイッターのプロフィールとウェブサイトに対して、自動的にリンクを構築する。

サイトの一部を以下に挙げていく:

www.tagwalk.com

www.crowdreel.com

www.snpros.com

www.twitperts.com

www.retweetrank.com

www.favorious.com

www.twtbizcard.com

www.favstar.com

www.tweetlevel.com

www.listorious.com

www.twitaholic.com

www.twittercounter.com

www.twellow.com

tweet.grader.com

www.klout.com

各ツイッターのサイトにアクセスし、プロフィールを作成、または獲得すると、リンクに対する最適化を強化することが可能になる。


9. Tyntを使ってリンク構築を行う

Tyntは、コンテンツがコピーされ、ウェブ中に貼り付けられる度にリンクにトラフィックをもたらすツールだが、利用している人は多くはない。

1.  www.tynt.comにアクセスする。

2. フォームに記入し、無料で登録を行う。

3. JavaScriptが表示される – まずはこのJavaScriptをカスタマイズしていく。

Customize Scriptをクリックする。

4. Customize Address Tracking Barをクリックする。

5. Address Bar Trackingを有効にして、保存する。

6. 次にAttributionをカスタマイズしていく。

7. ここで設定を少しカスタマイズし、一味加える。ツイッター/フェイスブックのプロフィールを追加する。タイトル、URL、または双方をリンクのアンカーテキストとして選択することも出来る。

8. 保存する。すると、メインの画面に戻る。

9. JavaScrpitのコードをクリップボードに貼り付ける。

10. 締めの</head>タグの直前にコードを貼り付ける。ワードプレスを利用しているなら、Appearance->Editor->Header.php の順にアクセスしていく(次のスクリーンショットを参考にしよう)。

11. 一番下に用意されているコードを使って、コードをテストする。


10. リンクに値するドメインを探す

2012年、どのようなドメイン名が求められていただろうか?恐らく、次のような特徴を持つドメイン名は人気が高かったはずだ:

  1. 比較的短い
  2. 言いやすい
  3. スペルが簡単(一度だけ説明してもらえば分かる)
  4. unique
  5. 低価格で購入可能
  6. 描写的で明白

2012年においては、被リンクを獲得する上で、ドメイン名は非常に重要視されていた。ペンギンが行われる前は、キーワード主体のアンカーテキストが求められていたが、現在は、ブランド中心のアンカーテキストが必要とされている。そのためには、固有のブランド名とドメイン名がどうしても必要になる。例えば、Bagsterと言うブランドは、ゴミ収集業者、そして、 www.bagster.com - バイク関連の業者が利用している。

以下に優れたドメイン名を考え出す上で役に立つツールとテクニックを挙げていく。

ステップ 1 – ワードを幾つか集める

好きなワードを20-30点集めたリストを作る。生産性ツールを販売しているソフトウェア会社を例に挙げて説明する。まず、類語辞典を調べ、 “productive”と“productivity”を入力する。そこから、(最善の)ワードを得る:

prolific

inventive

creative

useful

fruitful

effective

efficiency

work rate

output

yield

helpful

次に、イメージ – 名詞で会社を連想するワードを考える。生産性ツール製品の多くは、machineを連想させるので、類語辞典に「machine」を入力する:

appliance

device

engine

tool

automation

これで候補のワードを幾つか手に入れることが出来た。早速、実際に利用していこう。

ステップ 2 – Bustanameを使って、ドメインをチェックする

複数のワードを組み合わせて、一度に利用状況を確認することが可能な  www.bustaname.comと呼ばれる素晴らしいツールが存在する。まず、基本的な設定を行う。ここでは良質なアイデアを得るための魅力的な設定を提案している。

次にステップ 1のリストのワードを貼り付ける:

リスト内に結果が表示され、利用可能なドメインが明らかになる。

カーソルを次のように合わせると、さらにアイデアを得ることが出来る。

「readability」(読みやすさ)でソートする機能は便利である。

次に、気に入った名称を右側にある3つ目のリストに加え、購入、あるいは、後で確認するため保存することも出来る。

ステップ 3 – Domain Makerを利用する

同じウェブサイトで、「Domain Maker」と呼ばれるツールが用意されている。このツールの基本的な設定も紹介しておく:

設定およびワードで色々試し、優れたドメイン名のアイデアを得てもらいたい。

固有の名称が必要である点を思い出してもらいたい。.com、.org、.net、さらには.bizの全てのgLTDが利用可能なドメイン名を見つけたいところだ。全てのgLTDを確保し、ブランドを守るためである。

そのための設定を次のように実施する:

ステップ 4 – Knowemを使って、ソーシャルメディアをチェックする

例えば、yieldy.comが素晴らしい名前だと思ったなら、- ソーシャルで使われいるかどうかを確認する必要もある。

 www.knowem.comを使って、確認しよう。

先客がいたようだ。

ソーシャルネットワークでも利用することが可能な名前が見つかるまで、調査を続けよう。

また、Knowemには、ドメイン名と商標を同時に確認する機能も備わっている – この機能を使って、商標登録されたことがあるものの、期限が過ぎているため、取得可能な商標をチェックすることが出来る。


11. 失ったリンクを取り戻す

ブランドの言及のモニタリングに似ているが、捻りを加える必要がある。この方法では、URL自体の言及(メンション)を監視することになる。例えば「Neil Patel」の代わりに、「quicksprout.com」に注目する – リンクを受けることを意図して独特のドメイン名を利用している場合、より効果が高い。

このメソッドでは、アラートが役に立つが、同時に、過去に遡って検索を実行しておきたいところである。URLのメンションが過去に行われているものの、気づいていない可能性があるからだ。

1. 高度な検索を実行する

手始めにintext:quicksprout.com -site:quicksprout.com を実施する。

大きなサイトを運営している場合、検索をさらに絞り込むことを薦める。“past year”と“order by date”で絞り込みをかけてみよう。最近のメンションを使うと、成功する確率は高くなる。

良好な結果が表示されるようになったら、このガイドで再三紹介しているSERPs Reduxブックマークレットを使って、URLをエクスポートする。

結果をコピーし、テキストエディタに貼り付ける。

スクリーミングフロッグを開く。リストモードでURLにクロールを実行する。

次にCustomのフィルターを設定する – 幾つかのフィルターでno linkをトラップし、残りのフィルターでlinksをトラップする。

スパイダーを実施する – そして、結果の一部を確認する:

役に立たない結果も幾つか混じっているかもしれないが、以下の結果は有望である。

やはり、financialpost.comはリンクを張ることなく、quicksprout.comを言及していた。


12. セカンドレベルのリンク構築

自分のサイトに対するリンク構築に関しては、既によく理解してもらえたのではないだろうか?他のサイトに対するリンク構築からも – 適切に利用すれば – メリットを得ることが出来る。ホワイトハットな方法、そして、あまりホワイトハットではない方法の2通りの方法でこの取り組みを実施することが出来る。

コンセプト

まず、追跡可能な状態でウェブサイトを運営する必要がある。eブックを販売している人もいれば、ワードプレスのテーマを配布している人もいれば、あるいは、eメールの登録を目標にしている人もいるだろう。いずれにせよ、このようなコンバージョンを活性化するページを選出する必要がある。

次に、コンバージョン率の高いページへのリファラーの訪問を特定する。

最後に、セカンドレベルのリンクを構築することで、リファラーのページをSERPで上位にランクインさせる。

その方法

ステップ 1 – サイトでページを特定する

大半のサイトは、容易に特定することが出来るはずだ。例えば、Quicksproutでは、次のページがそのページに当たる:

http://neilpatel.com/?utm_source=sidebar&utm_medium=michaelarrington&utm_campaign=ads

追跡用のURLもまた、トラフィックのソースを見わける上で役に立つ点に注目してもらいたい。

ステップ 2 – コンバージョンしやすいリファラーを特定する

分析ソフトウェアを使って、トラフィックを分割し、ランディングページに向かう、通常よりもコンバージョン率の高いトラフィックを特定する。

例えば、Search Engine Journalのこの記事が、コンバージョン率の高いリファラーのトラフィックをもたらしていると仮定する:

http://www.searchenginejournal.com/brand-name-seo-title-tags/10269/

ステップ 3 – リファラーのページのランキングを調べる

セカンドレベルのページにリンクを張る取り組みの目標は、当該のページのランクを高めて、より多くのトラフィックを自分のサイトにもたらすことである。

ここでは、タイトルタグ内のブランド名が重要であり – フレーズ「brand name in title tag」は良質な基準になるだろう:

ご覧のように、Search Engine Journalのページは、現在、この用語で3位にランク付けされており、その結果、より多くのトラフィックが私のランディングページに寄せられている。

ページを特定したら、自由に利用することが可能なリンク構築のメソッドを使って、普段通りにリンク構築を行おう。


13. セカンドレベルのリンク候補

ファッション関連のウェブサイトを運営していると仮定する – その場合、elle.comやvogue.comからリンクを手に入れたいはずだ。いずれ手に入れることが出来るかもしれないが、このようなサイトのリンクのオーソリティを出来るだけ早く活用したい場合は、どうすればいいのだろうか?

これらのサイトがリンクを張っているサイトからリンクを獲得しよう。それでは、候補のサイトを速やかに発見する方法を紹介していく。

1. グーグル検索を微調整する

このテクニックは紹介済みである。グーグルを使って、候補の第一リストを作成する。しかし、今回のケースでは、今後、リンクを獲得することになるオーソリティの高いサイトをリストアップしていく。

ファッション関連のブログを運営していると仮定する – その場合、elle.comやvogue.comからもたらされたリンクを獲得しておきたいところだ。

次のような検索を実行する。

この検索に関する重要なポイントを幾つか挙げていく:

- ブログ検索を利用する

- ホームページを表示させる設定を用いる

- intitle:オペレータを利用する

これで、細かい絞り込みを行い – BESTの結果のみを表示させることが出来るようになる。

2. SERPs Redux ブックマークレットを使って、トップ 10の結果をテキストファイルに落とす

ここでもSERPのスクレイパーツールを使って、結果をテキストファイルに落とし、スクリーミングフロッグにインポートする。

3. スクリーミングフロッグを使って10本のURLをクロールする

このステップでは、何よりも設定が重要である。

スクリーミングフロッグを、コアのリストから1レベル離れた外部のサイトをクロールさせる必要がある

- 検索の深さを1に設定する

- External Linksをチェックする

- 外部のnofollowedリンクをクロールする

すると次のようなリストが提供される:

重要な調整を幾つかリストに加えていく:

- HTMLを表示する設定に変更する。イメージ、JS等を含める必要はない。

- 外部リンクを閲覧していることを確認する :)

- inlinkでソートする。被リンクが多ければ多いほど、サイトにもたらせれているオーソリティは高くなると考えられるためだ。

最後にエクスポートする。


14. 被リンクの評価を実施する

サイトで積極的にリンク構築を行ってきたにせよ、あるいは、新しいサイトを運営しているにせよ、また、古いサイトを運営しているにせよ、自分のサイトに寄せられたリンクの情報を把握する方法を知っておく必要がある。ここでは、高度な方法およびツールを紹介する。それでは、このプロセスを細分化し、手順ごとに説明していく。

パート 1 – リンクのデータを集める

オープンサイトエクスプローラ(OSE)

SEOmozのオープンサイトエクスプローラ - www.opensiteexplorer.orgは、ウェブ上のリンクの情報に関して、最も範囲が広く、そして、最も多くのデータを得られるツールとして名高い。このガイドで紹介する機能の多くは、有料のSEOmozのメンバーに提供されているものだが、無料のメンバーシップを選んだとしても、大半の機能にアクセスすることが出来るだろう。

1. OSE エクスプローラ – 準備とCSVレポートのダウンロード

 www.opensiteexplorer.orgにアクセスし、ログインする。

4つのレポートを実行し、エクスポートする:

  1. 被リンク
  2. 上位のページ
  3. リンク先のドメイン
  4. アンカーテキスト

quicksprout.comを例にとって、リンクを評価するプロセスを実演する。

被リンク

まずはサイトのURLを入力し、Searchをクリックする。“inbound link”レポートはデフォルトの状態だが、少し調整を加えていく。

Inbound Linkの設定を次のように変更する:

  1. Only external(外部リンクのみ)
  2. Pages on this root domain(このルートドメイン上のページ)

Filterをクリックして、CSVファイルをダウンロードする。

CSVをダウンロードする。OSEがビジー状態になっている場合、数分間要することもある。

上位のページ

次にTop Pagesのレポートをダウンロードする。

この手順は割と単純であり、設定を行う必要はない。Top Pagesタブをクリックして、CSVをダウンロードする。

リンクを張るドメイン

Linking Domainsのレポートにおいては、「Pages on this root domain」(このルートドメイン上のページ)のみに絞り込み、リンクを張るドメインのサイト全体の情報を漏れなく手に入れる必要がある。

Filterをクリックして、CSVにエクスポートする。

アンカーテキスト

最後にアンカーテキストのレポートを実行する。

  1. アンカーテキストの設定をphraseのままにしておく。
  2. all pages on this root domainのリンクを表示させる。

Filterをクリックして、レポートをエクスポートする。

2. OSE – 4つのCSVを全て開く

クロームには、4つのレポートを一度に表示させる便利な機能が存在する。

ブラウザの一番下に4つのレポートが全て表示されているはずであり、右側には「Show All」と記されたボタンが用意されている。「Show All」をクリックして、4つのレポートを開く。

マイクロソフトのエクセルを使って、4つのCSVを全て開く。

3. OSE – 4つのCSVを組み合わせ、一つのエクセルのスプレッドシートにまとめる

新しいスプレッドシートを作成する。

各CSVシートのタブを新しいエクセル文書にドラッグする。つまり、4つのタブを新しいエクセルのシートにドラッグする。

全てのタブを集めたら、次のように表示されるはずだ

4. OSE – ヘッダーとフレームの固定

幾つか最終的な準備をエクセスに加えて、分析を容易に行える環境を作っておきたい。自分で考えて設定を行うことも勿論可能だが、とりあえず個人的に好きな設定を紹介していく。

一番上の列をボールド表記に変える。

ウィンドウ枠を固定する。

セルA2を選択する。

Window->Freeze Panesの順にアクセスする。

これで一番上の列(ヘッダー)は、スクロールしても固定される。

同じ作業をその他のシートでも行う:

  1. ヘッダーをボールド体に変える
  2. ヘッダーを編集する
  3. ウィンドウ枠を固定する

これで、4つのレポートが完成し、OSEのデータを調査する準備が整ったことになる。

Majestic SEO

オープンサイトエクスプローラほど多くのデータが得られるわけではないものの、Majestic SEOのインデックスはとても新鮮であり、また、過去のデータを見ることも出来るため、特定のタイプの分析の役に立つ可能性がある。

無料のアカウントを試してみよう(アカウントを作成し、ログインする必要はあるが、料金を支払う必要はない)。

サイトに入る:

まずは、[historical]インデックスを見たいのか、または[fresh]インデックスを見たいのかを確認する:

最初に「historical」のデータを見ていく:

サイトを所有しているなら、無料でレポートを作成することが出来る(所有していない場合、料金を支払う必要がある)。

有料版の方が多くのデータを提供するものの – 無料版でも十分に多くの情報を集めることが可能だ。

例えば、Top Pagesのレポートにアクセスしてみる:

一番下までスクロールし、「download CSV」を探す:

OSE + Majesticのマッシュアップ

最後に、MajesticとOSEのデータを並べて表示させる方法を伝授する。

ファイルを作成する。2つのエクセルシートをここでは用意する:

Majesticの上位のページのレポートを利用する。最新のレポートを持っていないなら、OSEでレポートを作成する:

CSVにエクスポートし、エクセルで開く。次に2つのCSVを1つのシートにまとめる:

vlookupを使って比較する際は、2つのカラムが同じでなければならない点に注意してもらいたい。Majesticは、URLの最後のスラッシュがない状態でデータをエクスポートする。一方、OSEはスラッシュ付きでエクスポートする。

通常のFind関数を使って、スラッシュを削除し、テキストエディタに置き換える:

$はTextWranglerでは、「列の最後尾」に対するグレップのコマンドである。

エクセルに再びコピーする:

vlookupを利用する:

=VLOOKUP(A2,ose!A2:I26,2)

vlookupに慣れていない方のために、簡単に説明しておく:

A2 – 配列とマッチさせるセル

ose! – データを引き出す別のスプレッドシート

A2:I26 – マッチを探すテーブル配列の範囲

2 – 1つ目のカラムの後にデータを引き出し、1つ目のシートに持ち出す2つ目のカラム

次に、テーブルの残りに引き下げるために、各カラムの文字およびセルの番号の前に絶対符号(ドルマーク)を加える必要がある。

vlookupは次のように表示される:

=VLOOKUP(A2,ose!$A2:$I$26,2)

全ての行に引き下げる:

右側の各カラムで同じ作業を繰り返す – 最後の数字を変更し(1ずつ増やす)、ソースのシートから次のカラムを手に入れる。

全体を埋めると、MajesticとOSEのデータを組み合わせた優れたスプレッドシートが完成し、分析に用いることが出来る。

Link DetectiveとOSEを使ってリンクのデータを分析する 

Link Detective - www.linkdetective.com - は新しい無料のツールである。 このツールは、OSEの被リンクのデータを視覚化する上で大いに役立つ。Link Detectiveは、基本的に、ブログロール、フッター、ブログのコメント等のグループに全てのリンクを振り分けるツールである。不明なリンクが幾つか現れるはずだが、自分(または競合者)が獲得しているリンクのタイプを把握することが出来るようになるだろう。

 www.linkdetective.comにアクセスする。

ユーザー名とパスワードを作成する。

すると新しいプロジェクトを作成することが可能になる。

プロジェクトの名前を決める。次にOSEのCSVファイルをアップロードする。このファイルは「inbound link」タブのCSVでなければならない。

確認のメッセージが表示される。レポートが終わると(通常、10-60分間)、eメールが届く。

eメール内のリンクをクリックして、レポートを確認する。基本的に2通りのレポートを見ることが出来る – リンクのタイプとアンカーテキスト。

リンクのタイプのレポート


15. 拡大可能な接触のアプローチ

大規模な接触を効率良く行う上での鍵は、オートメーション – 自動化である。小規模な取り組みの場合、自力を主体としたメソッドでも対応することが出来るかもしれないが、取り組みの規模を拡大し、最大の効果を得るためには、やはり自動化が必要になる。

接触のアプローチに対して、ある程度、自分で管理し、コミュニケーションを個人に特化させたい場合は、「セミオートメーション」に留めることも可能である。

幸いにも、このプロセスを支援するツールが幾つか存在する。ツールをざっと確認し、巧みに利用するコツを紹介していく。

ツール:

  1. GメールのCanned Responses
  2. Rapportive
  3. Boomerang
  4. Tout
  5. BuzzStream
  6. ThankThankNotes
  7. Send and Archive
  8. FollowUpThen

GメールのCanned Responcesを利用する

まず、GメールでCanned Responsesが有効になっている点を確認してもらいたい。

次に設定を行うため、まずは新しい草稿を作成する。署名は全て削除する - 完全に空白にしておく必要がある。

通常の接触するタイプのeメールの草稿を作る。

次にCanned Responseとして保存する。

接触用のメールで利用する準備が整ったら – 新しい草稿を始める。

FollowUpThenを利用する

http://followupthen.com/ は新しいツールである。Boomerangに似ているが、機能がより充実している。

このツールは次のようなケースにうってつけである:

  1. 数週間以内に返信したいeメールがあるものの、受信箱から取り出す必要がある場合
  2. リードに一ヶ月後に再度接触する場合
  3. 返信がない場合に、自分自身と受信者に自動のリマインダーを送信する場合

有料のプロバージョンjには、テキストメッセージとカレンダーを介してリマインダーを受信する機能が用意されているが、ここでは無料版を使って説明する。

自動のリマインダーを受信者に送信する。

CC: cc欄にアドレスを入力すると、自分と受信者の双方に向けてリマンダーが送信される。

3days@ – リマインダーが3日後に再び送信されることを意味する。

1ヶ月後にリードに再び接触する。

候補のサイトに接触したものの、「今はリンク/記事/ストーリー等は不要なので、1ヶ月後にもう一度尋ねて欲しい」と言うリアクションが返ってきた場合 – このリマインダーが役に立つ。

Bcc: 送信者のみがリマインダーを受け取る。

1month@ – 一ヶ月後に再び接触用のメールを送信する。


ここまで到達したなら、サイトにトラフィックが続々と押し寄せているのではないだろうか?残すところ、チャプターはあと1つだけだ。チャプター 9では検索のバーティカルを取り上げる。動画、イメージ、ローカルを利用しているなら、是非、目を通してもらいたい。

上級者向けSEOガイドの記事一覧はこちらから


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Chapter 8: Link Building Techniques」を翻訳した内容です。

冒頭にもあった通り、リンクサイトやツールの紹介が中心でしたし(SCRAPEBOXは英語圏スパマー向けのツールなので不用意に使わない方が無難かと・・・)、個別の手法を見ていくと今の時代にここまでやる意味ある?というものもありますが、仮にここに書かれている(ようなこと)の半分だけでも実施すればサイトのトラフィックは嫌でも上がるでしょうね。全て行うかはともかく、この徹底ぶりに見習う点は限りなく多いと思います。– SEO Japan [G+]

上級者向けSEOガイド7/9 : コンテンツによる被リンク構築

今回の上級者向けSEOガイド、待っていた方も多いのでは?と思われる外部リンク戦略について。時代を反映して「コンテンツを活用した」被リンク構築ガイドになっていますが、さて米国でも特Aクラスのリンク構築アーティストといわれる筆者が上級者向けに書き下ろした被リンク構築の秘密とは?– SEO Japan

リンク、共有、そして、トラフィックを増やす上での「質の高いコンテンツ」の重要性については、耳にタコが出来るほど聞かされているはずだ。このチャプターでは、素晴らしいコンテンツを作成する方法 – そして、適切なテクニックをコンテンツに取り入れ、パフォーマンスをさらに高める方法を手順を追って説明していく。

まず、“トップリスト”を作成してリンクを集めるアプローチを説明する。


1. 「トップ」リストを作成し、リンクを獲得する

この戦略はとりわけ新しいわけではないものの、この取り組みを手早く実行する方法に関する詳しい情報は少ない。

この手法は、基本的に、コンテンツの構築を中心に据えており – 特定分野に関するニッチな「トップ10」や「トップ20」のリスト(註:いわゆる、「まとめページ」)を作成する。例を挙げる:

http://www.webdesignschoolsguide.com/library/top-100-blogs-for-small-business-cost-cutting-inspiration.html

http://www.delish.com/food/best-of-food-blogs

http://www.socialmediaexaminer.com/top-10-social-media-blogs-the-2012-winners/

すべてのリソースが多くの被リンクを獲得している点に注目してもらいたい。しかし、全てのトップリストがこのようなパフォーマンスを実現するわけではない。それでは、その違いを見ていこう。

既に多くのオーディエンスを抱えているなら、まず、リストに含めるウェブサイトを使って、知り合い、そして、緊密なつながり持つ人達を見つけよう。

次に、ソーシャル面の強さを基準として(ウェブサイトの強さではない)、ブログを選択し、絞り込む。

既に知り合いになっているオーディエンス + ソーシャルの強さ = コンテンツは成功を収めるが成り立つ。

Simply Measuredを使って、ツイッターのフォロワーをエクスポート & 分析する

1. 次のURLにアクセスする: http://simplymeasured.com/free-social-media-tools#report-20

2. 分析するツイッターのユーザー名を入力する。

3. レポートを実行し、「pay with tweet」(ツイートで支払う)を選択する(すると無料で利用することが出来る)。注記: 分析している同じアカウントで「pay with a tweet」を行う必要はない。

4. 結果が表示されたら、エクセルにスプレッドシートをダウンロードする – ここから楽しいプロセスに入る。

まず、フォロワーのリストを、リストを作成するトピックで絞り込んでいく。ここでは、トップ10のフードブロガーリストを作成していると仮定する。

フィルターを設定する:

良好な結果が得られた。

次に、このデータをグーグルドキュメント、または、別のスプレッドシートに落とし、その他のブロガーとミックスする。

この時点で、フォロワーの人数でリストを整理し、非フォロワーを加えていくため、「フォローしよう」カラムを加える。

続いて、Followerwonkを使って、さらに際立つブロガーを加えていく。

クオテーションで ______ブロガーを囲む。「ブログ」の代わりにブロガーを利用する理由は、より多くの人(会社ではなく)を集めることが出来るためだ。クオテーションマークを用いることによって、当該のトピックで自分自身をブロガーと名乗っていることが条件になる。ブログをたまたま運営し、食べ物が好きな人は対象から外れる。

例えば:

検索の範囲を拡大する必要があるかもしれないが、まずは、このような具体的な検索から手をつけていくべきである。

その後、クロームのスクレイプ用プラグイン、または、Followerwonkのプロのアカウントを使って、データを引き出し、スプレッドシートに加える。

10,000-20,000のフォロワーを持つ人を探そう。このタイプのブロガーからは注目してもらいやすく、また、ソーシャルメディアでの影響力も強い。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

続いて、ミックスしたリストの中で、「トップフードブロガー」リストの中で取り上げるブロガーを10-20名選択する。既にフォローしてもらっている人もいるかもしれないが – リストで取り上げてもらうことに感謝して、コンテンツを共有し、リンクを張ってもらえるだろう。すると、共有とリンクの数が増加し、さらに高いレベルのインフルエンサーに注目してもらえる可能性が高くなる。

アドバイス

シリーズ化する - 1度きりで終わりにしないでほしい。1年に1度、四半期に1度、または、月に1度リストを作成することで、さらに注目を得られるはずだ。

ブロガーにコンテンツを投稿する前に、事前に知らせておこう - ツイートまたはメールを送信し、リストを承認してもらおう。事前にその存在を把握していると、投稿した際に共有してくれる可能性は高くなる。


2. PDFを使ってリンクを構築する

このガイドでは、PDFの基本的な作成方法を心得ていると仮定して話を進めていく – そのため、大量のチェックリストを提供する – ただし、具体的なプロセスや順番は皆さんにお任せする。

有益で、構成に工夫を凝らしたコピーを作成し、キーワード戦略を利用しよう。

イメージの利用: altタグを作成する。

ファイル名でキーワードを利用する。

適切に最適化されたURLのように、PDFのファイル名は重要な鍵を握る。そのため、キーワードが豊富に詰まったファイル名を利用しておきたいところだ(ユーザーにとって便利)。その際は、キーワードの間にハイフン (-)を挟もう。

メタデータを最適化する

また、通常のウェブサイトと同じように、メタデータが、重要な最適化のステップとして登場する。アドビリーダーのフルバージョン –  http://www.adobe.com/products/acrobat.html もしくは無料のウィンドウズ用のPDFエディター  http://www.becyhome.de/becypdfmetaedit/description_eng.htmのいずれかを手に入れる必要がある。

次の領域を最適化する:

タイトル – ウェブページのタイトルタグになる。

オーサー – オーサー別に分類する。また、PDFではオーサーごとにグループ分けされることが多い。

主題 – SERPのディスクリプションとして、グーグルに利用されることがよくある。また、文書の1行目の影響を受ける可能性もある。

キーワード – 5-10点のキーワードを利用する。

文書でリンクを利用する。

通常のSEOと同じように – PDF内で内部リンクを幾つか利用する。

ファイルのサイズに注意する。

ページスピードの重要性は日に日に高まっている。アドビリーダーを使って、PDFを作成しているなら – PDF Optimizer->Advanced->right-sizeにアクセスしよう。

また、“Optimize for fast webview”を使って、PDFの読み込みを1度に1ページに設定しておこう。

最善のバージョンを選択する。

バージョン 1.5または1.5以下を利用しよう。全てのユーザーが最新のバージョンを持っているわけではなく、一部の読者がファイルを開くことが出来ないリスクを避けたいはずだ。

読み取りの順序を最適化する。

アドビリーダー PDFを使って、読み取りの順番の設定を行う。

読み取りの順序を表示させ、編集を行う方法は以下の通りだ:

1. Advanced>Accessibility>Add Tags to Documentの順にアクセスする。

2. 次にAdvanced>Accessibility>Touch Up Reading Orderを選択する。

サイトのルートディレクトリの近くにPDFをアップロードする。

URLの前の方にキーワードを配置しておくと、検索において最高のパフォーマンスを実現し、また、ユーザーに覚えてもらいやすいメリットも期待できる。私のサイト クイックスプラウトで作成したPDFは、短いURLの模範である: http://www.quicksprout.com/businessmistakes.pdf

ウェブサイトの強固なページからPDFにリンクを張る。

これはユーザーにとって役に立つだけでなく、強力なオーソリティをPDFにもたらす効果も見込める。

コンテンツの重複を避ける

あらゆるページに言えることだが、PDFのコンテンツが他のコンテンツとは異なる点を確認してもらいたい。

PDFをPDFディレクトリに加える。

以下にリストを掲載する。

DocStoc.com

Calameo.com

Ebook88.com

GetFreeEbooks.com

Free-Ebooks.net

SharewareEbooks.com

E-booksDirectory.com

EbookDirectory.com

MemoWare.com

EbookJungle.com

PDFで電子書籍を作成したなら、次のサイトを試してもらいたい:

http://www.changethis.com/

http://www.free-ebooks.net/

http://www.getfreeebooks.com/

http://www.thefreesite.com/

http://www.ebookjungle.com/

http://e-library.net/

http://ebookdirectory.com/

http://www.memoware.com/

http://www.ebook88.com/

http://www.sharewareebooks.com/

http://www.ebookee.com/

http://www.feedbooks.com/

http://directory.pdf-search-engine.com/

http://www.howto.co.uk/

http://www.e-booksdirectory.com/

http://books.google.com

http://www.ideamarketers.com/bids/bookprocess.cfm


3. イメージを利用したリンク構築

イメージを使ったリンク構築に関しては、SEOmozに投稿した記事で取り上げたことがある: http://www.seomoz.org/blog/the-10-golden-rules-to-attracting-authority-linksしかし、ここでは更に高度な技術を紹介する。

先程紹介した投稿では、オンラインでイメージのライブラリを構築し、ユーザーに容易にイメージを見つけ、利用してもらい、リンクを介して出所を明らかにしてもらう方法を取り上げている。

しかし、この方法だと、ユーザーが来るまで待たなければならない。今回は、同じ方法を説明するものの、イメージを求めている可能性がある人達に接触する方法も併せて紹介する。

例えば、ニューヨーク市の写真を持っている、または、現在ニューヨークで生活し、頻繁にスマートフォンで質の高い写真を撮影しているとしよう。つまり、既にニューヨークの写真のライブラリを持っていることになり、役に立つと考える可能性がある人達(そして、リンクをくれる可能性がある人達)に写真を提供することが出来る。

次の手順を踏み、この取り組みを実施していく:

1. 写真を集め、フォーマット化する。

2. 写真を利用する可能性がある人達を探し出す。

3. 接触する価値のある人達に絞り込む。

4. 接触するための文章を作成し、連絡を取る。

ステップ 1: 写真を集め、フォーマット化する

カメラを最高の画質に設定する。質の高い写真を手に入れるには、まずは、出来るだけrawの画質に近づける必要がある。

例えば、iPhoneを使っているなら、HDRに設定する。

すると、最高の画質の写真をiPhoneで撮影することが出来るようになる。

次に – コンピュータに
速やかにアップロードする。Bump等のサービスを利用することが出来る -
 https://bu.mp/ - iPhoneのスペースバーを「バンプ」するだけで、写真をiPhoneからコンピュータにアップロードすることが可能である。

アップロードに利用する手段に関係なく、最高のファイルのサイズおよびピクセルのサイズを利用してもらいたい – iPhoneでは「実際のサイズ」と呼ばれている。

常に整理整頓を心掛けよう。写真をアップロードし、保存する度に、分類していこう – 街の写真なら次のようなカテゴリーを私は薦める:

/people

/architecture

/streets

/attractions

/events

/nature

そして、- like empire-state-building-dusk.jpgのように関連するファイル名をつけてもらいたい。

続いて、ファイルとリンクを用意する。

次に、写真に対して、容易にリンクを張ることが出来る手段を用意しておきたいところだ – 作成済みのHTMLを活用しよう。

<img src=”empire-state-building-dusk.jpg” alt=”photo by Neil Patel of the empire state building” title=”gorgeous dusk view of the empire state building”>

<br>

<a href=”http://photos.quicksprout.com/architecture/empire-state-building-dusk.jpg”>Free image</a> courtesy of Neil Patel and <a href=”http://quicksprout.com”>Quicksprout</a>

これで、クレジット、リンクを一度に提供することが出来るようになる。

ステップ 2: 写真を必要としている人達を探す

大勢の人々、そして、サイトが、ターゲットに含まれる可能性がある:

ブロガー

ニューヨーク市のビジネス

街の写真を必要としている会社

しかし、このターゲットの中で、次の基準を用いて、さらに絞り込んでいこう:

  1. オーサーが一人だけのサイト
  2. 連絡を取る相手が容易に見つけられるサイト
  3. PRまたはDAが高いサイト
  4. ソーシャルメディアの影響力が強いサイト
  5. オーサーのオーソリティが高いサイト
  6. RSSの購読者が多いサイト
  7. 良好なリンクプロフィールを持つサイト(悪質なサイトからのリンクは不要)

また – 既に知り合いになっている人達から取り掛かる手もある。良質な写真を求めているウェブサイトを運営している知り合いはいるだろうか?

それでは – 次のフォーマットを用いてスプレッドシートを作成していく:


URL

Single Author

Contact

DA

FB Shares

G+ Circles

RSS Readers

Link Profile

domain.com

Y

name@domain.com

67

545

3,200

300

4

(スプレッドシートの例)

それぞれのフィールドは次の意味を持つ:

URL = 候補に挙げているウェブサイト

Single Author = Yはオーサーが一人、Nは複数のオーサーが在籍するサイト

Contact = eメールアドレス

DA = SEOmozのドメインオーソリティ

FB Shares = ホームページのフェイスブックでの共有数

G+ circles = 人物または企業が登録されているサークルの数

RSS readers = RSSの購読者数(フィードが用意されている場合)

Link profile = 1は悪い、2は良い、3はとても良い、4は最高

次のリソースを使い、スプレッドシートをサイトおよびメトリクスで埋めていく。

それでは、接触する人達を実際に探すプロセスをこれから説明する。

利用するツールを挙げていく:

https://followerwonk.com/

http://www.socialmention.com/

http://klout.com

http://www.google.com/blogsearch

http://topsy.com

http://amplicate.com/

http://zerply.com/

http://twtrland.com/

Followerwonkを使って、デモを行っていく。良質な写真を持っていないブロガーを探す必要がある。- フォトグラファー、アーティスト、グラフィックデザイナー、または、写真を利用する可能性が高い人達ではなく – 文書に力を入れている人達が、このカテゴリに該当することが多い。

“blogger writer”等の検索は有効である。ブログを運営しているものの、ライティングに焦点を絞っており、写真を苦手にしている人達を見つけることが出来るためだ。

このような検索を実行したら、グーグルクロームのスクレイパープラグインを使って、グーグルドキュメントに落とす - https://chrome.google.com/webstore/detail/mbigbapnjcgaffohmbkdlecaccepngjd

求めている情報をダブルクリックし、Scrape Similarをクリックする。

ウィンドウがポップアップ表示され、データを新しいグーグルドキュメントのファイルに転送することが出来るようになる。

このような手法を用いることで、割と早く、良質なリストを手に入れることが出来る。リストを手に入れたなら、メトリクスを調べ、接触する上で最適なブロガーを見つけてもらいたい。

接触の取り組みにおけるベストプラクティスを利用し、連絡を取り、質の高い写真を利用することが出来るように手を貸してあげよう。


4. 3DのJavaScriptのページまたはマイクロサイトをHTML5とCSS3で作成する

この取り組みを実施しているサイトはあまり多くない。GitHubのオープンソースのコードを少し利用するだけで、3Dのプレゼンテーションやランディングページを作ることが出来る。HTML5とCSS3で構築されるため、コンテンツはクロール & インデックスしてもらえる。

以下のURLにコードが用意されている。

https://github.com/bartaz/impress.js

ステップ 1 – コードをダウンロードする

ステップ 2 – サーバーにインストールする

ファイルをローカル、テスト、または、利用中のサーバーの必要なディレクトリに貼り付けるだけで、インストールすることが可能だ。

ステップ 3 – スライドショーを作成する

スライドショーを作成するためには、インストールに含まれているindex.htmlファイルを編集する必要がある。このコードには、あらかじめ設定されたデモのスライドショーが含まれている。このコードを拝借することも、あるいは、削除して、一から自分で作ることも出来る。

注記: このコードを編集する際は、ここで表示されているパーツから上の部分を編集しないように注意してもらいたい。

次のURLでデモを見ることが出来る - http://bartaz.github.com/impress.js/#/bored

全て“impress” <div>の内側に収める必要がある。

自分でスライドショーを考案することが出来るように、関数を利用する方法を幾つか紹介しておく。

それでは、スライドショーのidのクラスとパラメータを全て挙げていく。


フィールド

説明

id – (何でも好きなものを使うことが可能だ。あるいは空のままにしておくことも出来る)

URLに表示される“ページ”やスライドの名前。空白のままにしておくと、/slide-1と表示される(1つ目のスライド)

class=”step slide”

“スライド”をスライドさせて表示する

class=”step”

スライドを“ターン”させて表示する

data-x

キャンバス上で、要素の中心から水平の位置

data-y

キャンバス上で、要素の中心から垂直の位置

data-scale

要素の拡大 例えばdata-scale=”5”はその他の要素の5倍の大きさを意味する

data-rotate

アイテムを回転させる 例えば、data-rotate=”80”は時計回りに80度回転させる

data-z

3つ目の次元、深さを調整する

footnote

この要素でコンテンツを囲むと、一番下で小さく表示される

data-rotate-x

x軸を中心に回転する

data-rotate-y

y軸を中心に回転する

それでは幾つか例を挙げていく

例 1 – シンプルなテキスト

<div id="bored" class="step" data-x="-1000" data-y="-1500">

       <q>Suppose you want to <b>spice up</b> your online presentation or microsite.</q>

</div>

例 2 – イメージ付き

<div class="step slide" data-x="1000" data-y="-1500">

       <q>You can create a <strong>stunning visualization </strong>

       <br>…and even include images

       <br>

       <br><img src="neil.jpg"></q>

</div>

例 3 – スライドのステップを拡大

<div id="title" class="step" data-x="0" data-y="0" data-scale="5">

       <span class="try">then you should try</span>

       <h1>impress.js<sup>*</sup></h1>

       <span class="footnote"><sup>*</sup> no rhyme intended</span>

</div>

例 4 – 回転

<div id="its" class="step" data-x="850" data-y="3000" data-rotate="90" data-scale="5">

       <p>This is an example <strong>of rotation </strong> <br/>

       caught mid turn <br/>

       by the screen capture software!!<br/>

       <i>(very slick)</i></p>

</div>

Had to capture it mid turn to give you the idea:

例 5 – 3つ目の次元 – 深さ

<div id="tiny" class="step" data-x="2825" data-y="2325" data-z="-3000" data-rotate="300" data-scale="1">

       <p>use <b>some fun</b> 3D elements</p>

</div>

この要素は、遠くからズームインしているように表示される(要素が置かれている「g」に注目してもらいたい)。

例 6 – 3Dのティルト

<div id="its-in-3d" class="step" data-x="6200" data-y="4300" data-z="-100" data-rotate-x="-40" data-rotate-y="10" data-scale="2">

       <p><span class="have">have</span> <span class="you">you</span> <span class="noticed">noticed</span> <span class="its">it's</span> <span class="in">in</span> <b>3D<sup>*</sup></b>?</p>

       <span class="footnote">* awesome, right?</span>

</div>

上の例をそのままコピーし、自分のコンテンツと置き換えることも、もしくは、自分で考案したレイアウトを試すことも出来る。


このチャプターでは、リンクに値するコンテンツを作成する上での正攻法を伝授した。しかし、従来のリンク構築に関するアドバイスとトリックは、まだ紹介していない。心配ご無用。次のチャプターでは、15通りのリンク構築の手法を紹介する。検索でのパフォーマンスを大幅に改善するため、サイトとコンテンツに適用していってもらいたい。

上級者向けSEOガイドの記事一覧はこちらから


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Chapter 7: Link Building with Contents」を翻訳した内容です。

リスト記事、PDF、画像、HTML5によるプレゼンと数は少な目ながらも相変わらずどれも徹底された内容でした。リンク構築のアドバイスだけでなく、きちんと情報を拡散するためのノウハウまで(しかもかつてない程、丁寧に)出し切っている所が流石です。PDFをSEOに活用しているサイトは余り日本ではないと思いますが、一度徹底的にやってみるのもまた差別化につながるかもしれません。画像配布はアイデア自体はシンプルですが、こういうことをきちんとやっている人は限りなく少ないですよね。HTML5を活用したプレゼンテーションはSlideshareでは飽き足りないあなたにピッタリかも?次回のリンク構築戦略も楽しみな内容でした。– SEO Japan [G+]

完璧なFacebook投稿の構造

最近、ディープなSEOの記事が続いていますが、ソーシャルメディアマーケティングも忘れちゃいけない!ということで、Facebookの投稿を最適化するためのノウハウを解説した記事を。前述のSEO記事と同じ筆者によるものだけに、見逃せない内容です?! — SEO Japan

マーケティングプラットフォームとしてのFacebookの力は否定できない。それは、あなたが世界中11億5000万人以上の選りすぐりからオーディエンスを築いて、あなたが望む時にいつでもそのオーディエンスに手を伸ばす能力を与える。私たちは、ブランドがFacebookから驚くような結果を出すのを見てきたが、それはあなたが想像するほど頻繁ではない。

Facebookから生み出すことができる最終的な結果の要因となる変数はいくつか存在するが、多くのブランドやビジネスが習得できていないとても基本的なスキルが一つある:完璧なFacebook投稿を作る技術だ。

ご存じの通り、Facebookユーザーはニュースフィードに大部分の時間を費やす傾向がある。彼らがニュースフィード内で目にするものは、FacebookのEdgerankアルゴリズムによって決められ、それはこのソーシャルネットワークにおけるあなたのアクティビティとエンゲージメントを基に決定される。

例えば、あなたは、現実世界で毎日話をする人よりも、オンラインで最近関与したことのある友人からの最新のアクティビティを目にする可能性が高い。

同じルールがFacebookページにも当てはまる。もし、ある人が最近あなたのページに関与していなければ、彼らはあなたが投稿する大部分のものを目にすることはないのだ。でも慌てるな、私があなたを守る…

悪いFacebook投稿

広範囲に及ぶ調査とテストを基に、私は‘完璧な’Facebook投稿の構造の全貌を知ることができた。私は、オーディエンスがそれぞれ異なることやマーケティングにおいて全てを解決するアプローチなど存在しないことは理解しているが、これがエンゲージメントを最大限にし、あなたのリーチを増やして、より多くのビジネスをもたらす方法であると100%の自信を持って言うことができる。

では、最悪の投稿テクニックの典型であるQuick SproutのFacebookページの以前の投稿を見ることから始めよう。

ここでまず間違っていたのは、リンクを主たるメディアとして投稿していたことだ。エンドゴールはトラフィックをもたらすことであるが、リンクプレビューはFacebookのニュースフィード内で簡単に見落とされる。リンクプレビューは、よりビジュアル的にするために何回かデザインの変更が為されている。

ここでの2つ目の大きな間違いは、コピーだ…コピーがないのだ!近況アップデートに使用するコピーは、あなたが共有しているコンテンツをオーディエンスに関連させるものだ。それを急いで終わらせないこと、見出しを再度入力するだけにしないこと、そして、絶対に空欄にしないこと。

あなたは、この投稿が1つのエンゲージメントも獲得しなかったことに気が付くだろう。たった1つの投稿だけでは納得しない?OK、続けよう。

ここにFacebookですべきではないことの例をもう少し紹介する。

私達が戦略を変更する前に“これについて話していた”人の数を見てみる。

まだ十分じゃない?私たちが変更をする前の全体のリーチを見てみるのだ。

完璧なFacebook投稿の構造

ここからは、私たちが戦略をシフトして以降の結果を見ていくとしよう。

ここからが佳境だ:あなたは、私たちがどうやってそれを行ったのかを目にする。

あなたが最初に気が付くべきことは、メディアの主たる形式が画像であることだ。それだけでなく、画像自体が興味をそそり、魅力的なのだ。これが投稿には不可欠だ。Facebookにはあまりに多くのガラクタと二流コンテンツが共有されているため、あなたは、それを見た人が誰であってもすぐに感銘を受け引き付けられるような画像を選択する必要がある。私たちは、このアイディアを数百人から100万人以上にまでわたるオーディエンスのサイズを持ったいくつもの異なるFacebookページでテストしたが、常に画像は最高の結果を出す投稿タイプなのだ。

2つ目に気が付くべきことは、コピーだ。それは短くて親しみがあり、この投稿が私のオーディエンスにいかに関連があるかに関してコンテクストを提供する。

次にあなたが目にするのは、リンクがそのテキストの横にあることだ。これは、もし画像が人々の注目を集め、コピーが良く書かれたものであれば、読者は次のステップに進んでそのクリックをクリックする可能性が高いことを意味する。

: もし、もう少し簡潔に見せたいのなら、リンク短縮を使用することができるが、人々が短いリンクを好むか嫌うかに関しては矛盾する研究がある。

あなたが気付くべき最後のことは、この投稿が獲得したエンゲージメントの量だ。そのエンゲージメントが全体のリーチの要因となり、それらの同じ人々が確実に私が次に発する言葉を目にするようにする。

: Edgerankは、エンゲージメントの3つの異なるタイプに異なる価値を置く:いいね!は最も価値の低いエンゲージメントの形で、コメントが次に来て、共有がトップに来る。オーディエンスから獲得するエンゲージメントの種類を多様化することが、平均したリーチと全体的な結果を向上するのに役立つ。

しばらくの間新しいアプローチをテストした後、私たちはそのページヒストリの中のトップの投稿の記録を解読し始めた。

これらの施策を維持したことによって、Facebookページへのいいね!(ファンやフォロワー)の急激な成長と同時にFacebookからのエンゲージメントとリーチとウェブトラフィックにおける安定した増加が見られた。

実際の投稿を最適化することに加えて、それらを投稿する時間を最適化する必要もある。新しいFacebookアナリティクスは、“Actionable Insight”を提供して、あなたのファンがいつオンラインなのかや、彼らが好む投稿形式を示している。

完璧なタイミングと完璧な投稿広告を組み合わせれば、あなたがプラスの影響を受けることは間違いない。全ての投稿が記録破りになるわけではないということは頭に入れておかなければならないが、あなたの全体としての取り組みが素晴らしい結果をもたらすだろう。

結論

確かに、Quick SproutのFacebookファンページは、他のファンページに比べると大量のエンゲージメントを獲得しているわけではないが、上の戦略を使用することによって、私たちはエンゲージメントを継続して増加させることができた。

もっと良い結果が出せたはずなのにそうなっていない理由は、ファンの大部分がインド在住であるのに対して、私たちがアメリカの労働時間に投稿を追加しているからだ。私たちがインドでの労働時間に投稿を追加する時には、10倍以上のけん引力を獲得している。

この投稿が完璧なFacebook投稿を作る方法を示していることを願う。とにかく試してみるのだ。本当に、あなたはもっと多くのエンゲージメントを手に入れるだろう。

著者について: Mike Balは、Single Grainのソーシャルメディア&コンテンツのディレクター。彼は、一流ブランド、ビジネス、ソートリーダーがソーシャルメディアを活用する手助けをすることに成功している。


この記事は、Quick Sproutに掲載された「The Anatomy of a Perfect Facebook Post」を翻訳した内容です。

筆者の他のディープな記事を知っているだけに、いよいよFacebook投稿の徹底攻略法が大量に出てくるか、、、と思いきや、意外と、サクッと終った記事でした。やはり本職はSEOのようですね 笑 とはいえ、効果測定&改善のサイクルを感覚でなく数値ベースできっちり回していく姿勢は見習いたいものです。なんとなしにFacebook投稿している人も多いと思いますが、画像やコピーの最適化は確実に拡散力に影響を与えると思いますし、それを習慣化することで記事にもあるように少しずつエンゲージメントレベルが高まっていくのでしょう。私も最近Facebook広告を活用していますし、地道に頑張りたいと思います! — SEO Japan [G+]

上級者向けSEOガイド4/9 : ワードプレス攻略

上級者向けにSEOの主要項目を徹底解説していくシリーズ第四弾、ここにきて意外なというか、ワードプレスのSEO攻略法について。SEO Japanでも過去にワードプレスのSEOに関する記事は何度か紹介してきましたが、本シリーズの記事となれば、その究極版と成り得る可能性大。ワードプレスユーザーは是非一読あれ。 — SEO Japan

これまでのチャプターでは、ウェブサイトを最適化する上でのベストプラクティスを幾つか紹介してきた。このチャプターでは、さらに具体的に、ワードプレスに絞って、話を進めていく。ワードプレスは、世界で最も利用者が多いコンテンツ管理システム(CMS)である。事実、私のブログの読者の多くは、ワードプレスを利用している。そこで、チャプター 4では、ワードプレスを効果的に利用する高度なアドバイスを提供していきたいと思う。


1. ワードプレスのサイト向けの高度なインデクセーション(Yoast SEO)

ワードプレスの設定を終えた時点で、大半のユーザーは基本を押さえているはずである。しかし、このチャプターでは、定番プラグインであるYoast SEOでの設定を手順を追って確認し、どのように利用するべきかを考え – さらに、一般的な利用方法を紹介していく。

注意: Yoastの設定で表示されるオプションの一部は、利用しているテーマによって異なる。私はベーシックな無料のテーマを使ってデモを行うが、オプションの中には、皆さんが実際に利用しているテーマとは、若干異なるものもあるかもしれない。

通常の設定

Title setting – 何らかの理由で、タイトルタグの設定が機能していない場合、チェックを入れる必要がある。

Sitewide meta setting – 通常は「noindex subpages of archives」のみにチェックを入れる。

Clean up the <head> – チェックを入れる必要はない。

投稿のタイプの設定

このセクションでは、タイトルとディスクリプションのテンプレートを設定し、また、このパーツのインデクセーションを管理する。

投稿とページの双方をインデックスしてもらう必要がある。インデックスを拒否するケースは稀である。

通常は、メディアをインデックスする必要はない。

タクソノミー

Categories – 通常はカテゴリをインデックスしてもらいたいはずである。

Tags – インデックスする必要性は低下しつつある。グーグルは以前と比べると、タグを結果で返す行為を控えており、また、代わりにページ、投稿、カテゴリを上位にランク付けしてもらいたいはずである。

Format – チェックを外しておく方が安全である。

その他

Author Archives – インデックスさせるべきではない。また、作者が一人のサイトを運営しているなら、無効にしておこう。ユーザーはブログのホームページにリダイレクトされる。

Date Archives – このアイテムに対するインデックスを回避させておきたいが、有効にしておこう。有効にしておくと、ユーザーは投稿を日付ごとに閲覧することが出来るようになる。

XML サイトマップの設定

注記: 他にXMLサイトマップ用のプラグインを利用していない点、そして、テーマがこの機能を有効にしていない点を確認してもらいたい。

Ping – ヤフー!とask.comを両方ともピングすることが可能である。

Exclude Post Types – インデックスしていないアイテムは全て除外するべきだ。要するに: インデックスしていないページのボックスにチェックを入れる必要がある。

カテゴリのディスクリプション

Yoastでは、次のように、メタタグに対するデフォルトのカテゴリのディスクリプションを表示するように、テンプレートを設定することが出来る:

しかし、このディスクリプションをそもそも書き忘れると言うミスを犯す人達が大勢いる。Posts->Categoriesにアクセスし、新しいカテゴリを加えると、Descriptionのエリアが、メタディスクリプションの設定になる。

.htaccessファイルを編集する

このガイドで紹介する全ての.htaccessのメソッドは、Yoast SEOで実装することが出来る。ファイルの編集にアクセスしよう – 追加のコードは一番下に表示されることが多い:


2. ワードプレスの安全対策

これはSEOのみに関連することではないが、セキュリティの問題は、ウェブサイトの利益に大きなダメージを与える可能性がある。SEOは確かに魅力的な取り組みだが、サイトの安全が確保されていることが前提である。

そのため、ワードプレスに利用することが可能な、追加のセキュリティ対策を幾つか紹介する。コードが若干目立つため、以下の手順に不慣れなら、助けを求めてもらいたい。しかし、技術的な作業にある程度慣れている人なら、十分に対応することが出来るはずである。

1. ファイルパーミッションを変更する

以下の2つのコマンドを実施し、ファイルパーミッションを再帰的に変更する。サーバーへのシェルアクセスが必要になる。

ディレクトリ:

find /path/to/your/wordpress/install/ -type d -exec chmod 755 {} \;

ファイル:

find /path/to/your/wordpress/install/ -type f -exec chmod 644 {} \;

2. ワードプレスインクルードを保護する

.htaccessファイルにアクセスする必要がある。繰り返すが、慎重に作業を行い、自信がないなら、テストサイトで実施するか、助けを求めよう。

上に次のコードを加える:# Begin WordPress

例:

# Block the include-only files.
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^wp-admin/includes/ – [F,L]
RewriteRule !^wp-includes/ – [S=3]
RewriteRule ^wp-includes/[^/]+\.php$ – [F,L]
RewriteRule ^wp-includes/js/tinymce/langs/.+\.php – [F,L]
RewriteRule ^wp-includes/theme-compat/ – [F,L]

# BEGIN WordPress

このコマンドは、「include」ファイルのディレクトリへの外部からのアクセスを遮断する。

注記: 複数の作者が在籍するサイトでこのセキュリティ対策を実施したいなら、次の列を削除しよう:

RewriteRule ^wp-includes/[^/]+\.php$ – [F,L]

3. wp-config.phpファイルを確認する

因みに、wp-config.phpに、ユーザーネームとパスワードが保存されていることを知っていただろうか?ウェブホストを介して、ワンクリックのインストールオプションを利用したなら、wp-config.phpに直接触れたことは一度もないはずである(自分でインストールする場合、このファイルに接する機会がある)。

オプション A – wp-config.phpのレベルを一つ上げる

wp-config.phpは通常、ルートディレクトリに存在する。

しかし、wp-config.phpをルートディレクトリの1つ上に押し上げることが可能である。例:

オプション B – .htaccessファイルのコード

ファイルを動かしたくないなら、このコードを.htaccessファイルで利用する手がある。

次のコードを.htaccessファイルの一番上に置く:

<files wp-config.php>
order allow,deny
deny from all
</files>

すると、ブラウザで開くことが出来なくなる。


3. ワードプレスのコメントの返信リンクをnofollowにする

appearance->editor->functions.phpの順にアクセスする。

以下のコードをfunctions.phpファイルの一番下に貼り付ける:

// コメント返信リンクにrel="nofollow"を加える

function add_nofollow_to_reply_link( $link ) {
   return str_replace( '")\'>', '")\' rel=\'nofollow\'>', $link );
}


add_filter( 'comment_reply_link', 'add_nofollow_to_reply_link' );

デフォルトのアンカータグの結びを置き換え – nofollowを加えているのは、str_replace()関数である。

ファイルを忘れずにアップデートしておこう。

また、SEOmozのツールバーを使って、リンクがfollowedなのか、nofollowedなのかを手っ取り早くチェックすることが出来る:


4. SEO Smart Linksを使って内部リンクを構築する

- ウェブサイト内部でページをリンクで結ぶ – 内部リンクの重要性は、重々承知しているはずだ。しかし、大半のブログの投稿は、どのような運命を辿るのかご存知だろうか?時間の経過と共に、ホームページとの距離が遠くなり、リンクジュースは薄れていく。新しい投稿やページから継続的にリンクを張っているなら話は別だが。

このセクションでは、SEO Smart Linksプラグインのインストール、設定、そして、利用方法を紹介する。(リンクを張るべきページの特定に関する詳細は、#24 – スクリーミングフロッグを使って、サイトをクロールを参考にしてもらいたい)。

例えば、2012年4月9日に投稿した次の記事から、2011年12月5日に投稿した記事に私はリンクを張っている。

SEO Smart Linksプラグインを導入する 

それでは、このプラグインを詳しく説明していく。SEO Smart Linksを使うと、古い投稿への内部リンク構築が容易になる。

ステップ 1: プラグインをインストールする

次のURLにアクセスする http://wordpress.org/extend/plugins/seo-automatic-links/または、ワードプレスで「SEO Smart Links」を検索し、ワードプレスにインストールする。

ステップ 2: 設定する

ここで混乱が生じる可能性があるが、私が手を貸すので心配する必要はない :-)

リンクが表示される場所を選択する:

  1. Posts
  2. Pages
  3. Prevent links in Headers

        

重要度がとりわけ高いページを持っているなら話は別だが、TargetsとSettingsでは、Postsのみ、Process only single posts(単一の投稿のみ処理)、Process RSS Feeds(RSS フィードを処理)を選択することを薦める。

Ignore posts and pages

  1. ここで、プラグインに特定のページまたは投稿にリンクを張らないように要請することが出来る。

Ignore keywords

  1. ここでは、リンクを張る際に特定のキーワードを避けるよう要請することが可能だ。

次に、特定のキーワードが現れた際に、リンクを張る投稿を加えていく(このプラグインの中で、最も役に立つ機能だと言えるだろう)。

Custom Keywords

  1. Prevent duplicate links
  2. キーワードとURLを入力する
  1. 好きなだけキーワードを加えることが可能である。キーワードの間にコンマを振る必要がある
  2. キーワードからリンクを張りたいURLを入力する
  3. リンクをコントロールしたい全ての投稿に対して、同じ作業を行う

最後に、Limitsを設定していく:

Limits

  1. Max Links – 通常の長さの投稿に対しては、5本に抑えるようにしている。
  2. Max Single – 1
  3. Max Single URLs – 1

External Links

  1. Nofollow – 必ずしも有効にする必要はない
  2. Open in new window – ユーザーエクスペリエンスを考慮して、このアイテムをチェックするようにしている。また、サイトに戻って来てもらえる可能性も高い。

内部リンク構築 – おまけのアドバイス

自力で内部リンクを構築している人に重要なアドバイスを提供する。

  1. スニペット、または、投稿の一番上からリンクを張ろう – こうすることで(短期的に)リンクはホームページに表示され、過去の投稿に対して、重要なオーソリティを送り返すことが出来る。
  2. 上に近ければ近いほど、多くのリンクジュースがもたらされる。
  3. ユーザーを対象としたテストを行った結果、ユーザーは7語前後で構成されたアンカーテキストをクリックする傾向が見られた。

6. SERP/ワードプレス内の日付を削除する

ワードプレスのユーザーから、グーグルの検索結果ページから日付を削除する方法を訊かれることがたまにある。以下の例のように、日付を表示したくないケースが時折発生する。

time()関数を探し、置き換えるには

恐らく、この作業において最も難しいのは、ワードプレスで適切な場所を探し出し、コードを変更するプロセスではないだろうか。ここで探す必要のある関数は‘the_time()’である。

the_time()がよく見つかる場所を3つ挙げていく:

  1. archive.php
  2. index.php
  3. single.php

ワードプレスのファイルを検索する方法

1. FilezillaのようなFTPクライアントを利用する。

2. ワードプレスのテーマのファイルをローカルのコンピュータにダウンロードする(バックアップとして、いずれこの作業を実行するべきである)。

ワードプレスの設定全体ではなく、フォルダーのみをコピーすること:

wp-content/themes/your-active-theme-folder

3. Textwrangler等のテキストエディタを使って複数のファイルを検索する。

Search->Multi-File Searchの順にアクセスする…

Findフィールドに‘the_date’を入力する。

Otherをクリックして、テーマのフォルダにアクセスし、選択する。

テーマの名称を除き、次のようにダイアログと選択を設定する必要がある。

Findをクリックする

‘the_time’を含む全てのファイルがリストアップされた結果が表示される。 これは、ワードプレスのエディタで直接編集する必要のあるファイルである。

全てのファイルでthe_time()を変更する

恐らく、次のように表示されているのではないだろうか:

<?php the_time('F jS, Y') ?>

次のコードに置き換える:

<script language="javascript" type="text/javascript">document.write("<?php the_time('F jS, Y') ?>");</script>

仕組み: PHPの関数をJavaScriptで囲んでいる。グーグルは、ディスクリプションに対する日付を引き出す際は、JavaScriptを利用しない。そのため、ユーザーには表示するものの、グーグルには読まれない状態を作り出すことが出来る。


7. オリジナルの作者経歴ページを作成する

ワードプレスのデフォルトの“author archive”は、当該の作者が投稿した記事を全てリストアップしているだけである。私のオーサーページ: http://www.quicksprout.com/author/admin/ は、投稿した記事のリストである。そのため、私はインデックスを回避している。

独自のオーサーページの効果が最も高いのは、複数の作者が在籍するブログである。作者が一人しかいないサイトを運営しているなら、「about」ページを作った方が無難である。それでは、数名のライターが存在するサイトを運営していると仮定して、指導していく。

以下の5つのステップを踏むことになる:

ステップ 1 – ファイルの設定

ステップ 2 – 既存の作者を探す

ステップ 3 – 草稿の作成

ステップ 4 – 変数

ステップ 5 – まとめる

完全なコードのサンプル

ステップ 1 – ファイルの設定

author.phpを編集する必要がある。

appearance->Editorの順番にアクセスし、author.phpを探す。

デフォルトのテーマ、twentyelevenとtwentytenにはauthor.phpファイルが用意されている。/span>

見つかったなら、これから編集していくので、バックアップを作っておく。

見つからなかったら、archive.phpのコピーを作り、名前をauthor.phpに変更する。

最後に、編集しやすいように整理する:

新しいバージョンのauthor.phpをテキストエディタで開く(自信があるならapearanceのエディタで全て実行することも可能だが、薦められない)。

betweenget_header()からget_sidebar()までを削除する。

ステップ 2 – 既存の作者を探す

次に、コードを加えて、既存の作者を見つける必要がある – 次のコードを利用しよう:

<?php
$curauth = (isset($_GET['author_name'])) ? get_user_by('slug', $author_name) : get_userdata(intval($author));
?>

ステップ 3 – 草稿

これはテクニカルな分野ではないが、作者ページのレイアウトのラフな草稿を作っておくことを薦める。こうすることで、変数の設定が楽になる。テキストエディタの中で、草稿を作ることが可能だ。

コードを入力する前に、どのように情報を表示するのかを理解する上で大いに役立つ。

ステップ 4 – 変数

次に、表示したい情報に基づき、コードを構築する上で必要な変数を取得する。

以下にauthorの変数を全て挙げていく:

  1. $curauth->aim;
  2. $curauth->description;
  3. $curauth->display_name;
  4. $curauth->first_name;
  5. $curauth->ID;
  6. $curauth->jabber;
  7. $curauth->last_name;
  8. $curauth->nickname;
  9. $curauth->user_email;
  10. $curauth->user_login;
  11. $curauth->user_nicename;
  12. $curauth->user_registered;
  13. $curauth->user_url;
  14. $curauth->yim;

必要な変数は次の通りだ:

  1. $curauth->nickname; (名前を表示するために利用されることが多い。displaynameを利用することも出来る)
  2. $curauth->user_url;
  3. $curauth->user_description;

ステップ 5 – まとめる

注記: 恐らく、実際のHTMLとCSSのスタイリングは、この例とは若干異なるだろう。この例は、コードを構築する様々な方法の一つに過ぎない。

初めに、作者の経歴情報を掲載する – これはあくまでも例である。

HTMLに慣れているなら、問題なく変数を追加していくことが出来るはずだ。

次の情報を表示したいなら:

<h2>About: Neil Patel</h2>

実際の名前を変数とphpラッパーに置き換えればよい。つまり、次のように ニール・パテルを<?php echo $curauth->nickname; ?>に置き換えることになる:

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

以下にコード全体の例を掲載する:

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

   <dl>

       <dt>ウェブサイト</dt>

       <dd><a href="<?php echo $curauth->user_url; ?>"><?php echo $curauth->user_url; ?></a></dd>

       <dt>プロフィール</dt>

       <dd><?php echo $curauth->user_description; ?></dd>

   </dl>

次にループを開始し、投稿を配置していく。コードの例を、説明と共に下に掲載する:

上のセクションと同じように – HTMLを作成するものの、ワードプレスの変数に並べる必要がある。

完全なコードの例

以下にauthor.phpファイルの完全なコードの例を記載する。テーマに合うように、コードの一部を少し変更する必要があるかもしれないので注意しよう。

<?php

get_header(); ?>

<?php

        $curauth = (isset($_GET['author_name'])) ? get_user_by('slug', $author_name) : get_userdata(intval($author));

?>

<!–Author Bio Box–>

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

   <dl>

       <dt>ウェブサイト</dt>

       <dd><a href="<?php echo $curauth->user_url; ?>"><?php echo $curauth->user_url; ?></a></dd>

       <dt>プロフィール</dt>

       <dd><?php echo $curauth->user_description; ?></dd>

   </dl>

<h2>作者 <?php echo $curauth->nickname; ?>:</h2>

   <ul>

<!– The Loop –>

   <?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>

       <li>

           <a href="<?php the_permalink() ?>" rel="bookmark" title="Permanent Link: <?php the_title(); ?>">

           <?php the_title(); ?></a>,

           <?php the_time('d M Y'); ?> in <?php the_category('&');?>

       </li>

   <?php endwhile; else: ?>

       <p><?php _e('No posts by this author.'); ?></p>

   <?php endif; ?>

<!– End Loop –>

   </ul>

</div>

<?php get_sidebar(); ?>

<?php get_footer(); ?>


8. WP-Super Cacheを利用する

WP Super Cacheは、重いPHPファイルの代わりに、静的なHTMLページを生成する。こうすることで、サイトのスピードが大幅に改善される。このプラグインの設定は、特に初めて利用する場合、割と難しい。そのため、この時間を節約する優れたプラグインの最善の設定を、手順を追って説明していく。

プラグインの参照資料が必要なら、次のURLにアクセスして、専用のワードプレスのページを参考にしよう: http://wordpress.org/extend/plugins/wp-super-cache/

似たような名前のプラグインが幾つかあるので、プラグインインストーラで選択する際は、適切なプラグインかどうか確認してもらいたい:

インストールを終え、プラグインを有効にしたら、タブで重要な設定を行っていく。それでは、手順ごとに説明していく。

なかなか見つからないなら、settings->WP Super Cacheの順にアクセスしていこう。

タブ 1 – Easy

このタブは名前の通り、簡単である。キャッシングを有効にするだけでよい。

タブ 2 – Advanced – 設定の選択

次のオプションを選ぶ:

  1. Cache hits to this website for quick access(アクセスをスピードアップさせるための、このウェブサイトに対するキャッシュヒット)
  2. Use PHP to serve cache files(PHPを使ってキャッシュファイルを提供する)
  3. Compress pages so they’re served more quickly to visitors(ビジターにより早く表示するため、ページを圧縮する)
  4. Don’t cache pages for known users(既知のユーザーに対してはページをキャッシュしない)
  5. Cache rebuild(キャッシュを復元する)
  6. Mobile device support(モバイルデバイスに対応する)
  7. Extra homepage checks(追加のホームページのチェック)

キャッシュが機能していることを確認する

先に進む前に、この時点で、キャッシュが適切に機能していることを確認しておきたい。また、プラグインを設定する際は、定期的にウェブサイトにアクセスして、何も壊れていないことをチェックするべきである。

キャッシュをチェックするには:

  1. サイトのページを訪問する
  2. ソースを見る
  3. 一番下までスクロールする
  4. コード内のWP Super Cachingのコメントを探す:

タブ 2 – Advanced – ガレージコレクションの設定

ガレージコレクションを設定することで、古いファイルや過去にキャッシュされたファイルが削除される頻度をコントロールすることが出来る。要するに:

  1. 頻繁にアップデートされるサイトは、頻繁にガレージコレクションを実施する必要がある。
  2. 一方、頻繁にアップデートされないサイトは、ガレージコレクションをそれほど頻繁に実施する必要はない。

設定のオプションの説明

ガレージコレクションに対する選択肢は2つある:

  1. timerは、定期的なインターバル(秒)で実行するスケジュールを組む。この選択肢は、頻繁にアップデートされるサイトに向いている。
  2. clockは、毎日一連の決められたスケジュールに沿って実行する – 1日に2回、または、1時間に1回。これは、アップデートされる頻度が少ないサイト向きの選択肢である。
  3. eメールで通知を受けることも出来る。

それでは、2つの異なる設定のオプションを見ていこう。

新鮮なデータを大量に提供するサイト

多くの新鮮なコンテンツを提供しているなら、ゴミ箱を空にする回数を増やし、中断期間を短くすることを薦める。この場合、次のように設定していく:

Timeoutを毎分に設定する(60秒)。そして、timerを90秒ごとに実施するように設定する。こうすることで、新しいファイルが作られる度に、古いキャッシュのファイルを捨てることが出来る。これは頻繁にアップデートされるサイトの基準値であり、状況に応じて、インターバルを調節していってもらいたい。

あまりアップデートされないサイト

これから紹介する設定は、多くて1日に1度しか新しいコンテンツが投稿されないようなサイトに向いている。また、サイドバーにウィジェットやRSSフィードがないサイトもこの選択肢を利用することになる。

        

上の設定は、1日または数週間に1度アップデートされるかどうかのサイトに対する設定である。timeoutを10日間に設定する(864000秒)。このケースでは、clockを使い、インターバルをtwicedaily(2回/日)に設定している。サイトに適切な時間を選んでもらいたい。新しいコンテンツを夜に投稿する傾向があるなら、- 10:00pmに実施し – 新しいコンテンツを投稿した直後にゴミ箱を空にして、再びキレイな状態を保つために、10:00amにも実施することを薦める。

ガレージコレクションを無効にする

何らかの理由で、ガレージコレクションを無効にしたくなったら、timeoutをゼロにする。


9. ワードプレスのプラグインリスト

最後に、実践的ではないが、私自身が実際に役に立つと感じた貴重なワードプレスのプラグインを紹介していく。不完全なリストや標準以下のプラグインを含むリストは無数に存在するが、私の知る限り、これ以上、広範なリストは作成されていない。

注記: このガイドを作成する時点で有効なプラグインをリストアップしているが、皆さんが実際にこのガイドを読む頃までに、役に立たなくなっていることも考えられる :)

これで強力なワードプレスのサイトが出来あがったはずだ。ワードプレスに関しては、オンサイトの最適化の最後のセクションでも取り上げている。次のチャプター「高度なデータリサーチ」では、オフサイトのSEOに取り掛かる。

上級者向けSEOガイドの記事一覧はこちらから


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Chapter 4: Word Press」を翻訳した内容です。

いきなりYoast SEOのディープな解説から始まりましたが、かなり細かな設定ができるみたいですね。量以上に質が問われる最近のGoogle、SEO Japanにも早速導入してみたいと思います。その後のhtaccessや安全対策も対策済みの人も多いと思いますが、確認の意味でも読む価値ありの内容。その後も、ホントに痒い所に手が届きすぎるような項目と詳細な解説。。。ワードプレスのSEO、システム的な部分はこの記事一本で120%十分すぎる内容でした。 — SEO Japan [G+]

パーミッションマーケティング、2013年の進化

パーミッションマーケティングという言葉を懐かしく感じる方、ネット業界歴10年以上の強者(または厄介者)に違いありません。最近話題に上がる**マーケティングのベースに常にあるともいえるパーミッションマーケティングの基本概念ですが、今回は改めて2013年現在のパーミッションマーケティングについて考え直してみた記事をコピーブロガーから。 — SEO Japan

あなたは、パーミッションマーケティングというフレーズに馴染みがあるだろうか?

もしあなたがオンラインで何か(アイディアを含む)を販売しようとしているのなら、その言葉に馴染みがあるはずだ。

1999年、ある賢いマーケッターが、21世紀に入ったらどんな種類の説得的コミュニケーションが効果的なのか、そしてどんな種類がそうでないのか、に関していくつかの所見を述べた。

“パーミッションマーケティングは、個人的に関連があると予測できるメッセージを、それらを実際に手にしたいと思っている人々に届けるという特権(権利ではない)である。” ~Seth Godin

20世紀は妨害の時代だった。あなたのお気に入りのテレビ番組は、石鹸やシリアルや光り輝く新車の騒々しい広告によって“提供”されていた。テレビ、新聞、ラジオ―ほぼ全てのマスコミュニケーションが、広告によって支援されていたのだ。

インターネットは違うものをもたらした。

広告でウェブを“マネタイズ”しようとする試みには、いろいろな側面があった。数少ない輝かしい成功(そう、1つの輝かしい成功が、Google AdWordsだ―顧客が実際に探しているまさにその時にマーケティングメッセージを届けることが理由で成功している)と、たくさんの失敗があった。

もしあなたがウェブ上でしばらく過ごしてきたのなら、あることに気が付いているはずだ:あなたは、インターネット上で誰かにしたくないことをさせることはできない。

”ネットは検閲を悪と解釈し、それを避けて通る。”~John Gilmore

インターネットは、単に検閲だけでなく、ユーザーがしたいと感じることを妨げる障害を避けて通る。彼らがしたくない体験を“避けて通る”ことはインターネットの本質だ(より端的に言えば、インターネットを使用する人々の本質だ)。

あなたは、オンラインで自分に注目を払うように誰かを強制することはできない。あなたにできることは、気を引くことだけだ。

パーミッションマーケティングは、その事実を拡張した見解であり、代わりとなるものの探求だった。ますます感じ悪くなることによって注目を獲得しようとする代わりに、私たちは、メッセージを届けることについて見込み客の許しを得ることができる。

これは、全く新しいツールキットを必要とする。もし人々があなたに彼らとコミュニケーションを取ることを要求するのであれば、あなたは、価値があり過ぎて放り投げることのできないマーケティングの形を思い付かなければならない。広告コピーがコンテンツ―非常に情報に通じた顧客に語りかける情報豊富で興味深いマテリアル―に取って代わられるのだ。

パーミッションマーケティングは“Eメール”を表す単なるもう一つの用語なのか?

長い間、Eメールはパーミッションマーケティングにとって“キラーアプリ”だった。RSSは前途有望な候補者のように思われたが、決して広範囲に採用されることはなかった。もしあなたに大きな予算と豊富な経験があるなら(ほとんどのビジネスにはないが)、パーミッションとダイレクトメールを使ってできる面白いことはいくつかある。

Eメールはパーミッションマーケッターにとっては宝のツールだが、悲しいかな、大部分のEメールマーケッターはいまだにそれを間違って行っている。パーミッションの基本的教義―見込み客の注意を引き付ける十分な本質的価値を持ったコンテンツを作る必要がある―がほとんどの場合無視されているのだ。スパマーとフィッシャーが今もすり抜け、見込み客の信頼を蝕み、善良な人達のコンバージョンを台無しにしている。企業は今もEメールリストを購入し、それらを使って迷惑なゴミを送信する。

つまり、ほぼ全ての人のメール受信箱は大量のガラクタでいっぱいなのだ。だからパーミッションマーケティングが発展する時、疑問は、単に人々が選択するほどに素晴らしいコンテンツどのように作るのか?ではない。

それは、そびえ立つゴミの壁と戦って自分のメッセージを聞いてもらうにはどうすればよいのか?でもある。

どうか誤解しないでほしい。Eメールは今でも機能する。しかし、世の中には、あなたのビジネスにとって、そして、もっと重要なことにはあなたのオーディエンスにとって、もっと機能するツールが他にもあるのだ。

コンテクストを改善することによってコンテンツの力を押し上げる

2013年のパーミッションは、これまで以上にコンテクストに左右される。あなたのサイトデザインはどんなものなのか?あなたが無料で発行するマテリアル(例えば、ブログ記事やホワイトペーパーやeブックのような無料リソース)の質はどうか?あなたに対するオーディエンスの評判はどうか?同僚、仲間、競合相手の評価は?Google+やFacebookなどのソーシャルプラットフォームで人々はあなたのビジネスについてどんな話をしているのか?

そう、あなたには極めて優れたコンテンツが必要なのだ。それが、パーミッションマーケティングが走り続ける燃料なのだ。しかし、さらにあなたは、そのコンテンツを並み以上に押し上げるコンテクストにそれを置く必要がある。

影の側面に耐える

パーミッションマーケティングへの意識の高まりと共に、見せ掛けのパーミッションのあからさまな増加がある。

  • 一連のEメールを実装し、その後、それらに下手くそで面白くないコンテンツを投入する企業。
  • コンテンツマーケティングは“賢い広告”であると考える企業。
  • ブログの中身が薄い企業。
  • 自分達自身に素晴らしい部分が完全に欠けているのをカバーするために、有名で活発なスピーカーを連れて来る企業。

この全ての裏には勇気の欠如がある。企業は大きくなりすぎて、法律に縛られすぎて、もしくはベンチャーキャピタルの世話になり過ぎて、実際には何も言うことができないのだ。

もしあなたが実際に何かを支持する勇気がなければ、コンテンツはあなたにとって機能しない。そんなわけで、それは小企業(そして、たまたま、大きいがフレキシブルな企業)にそのような巨大なアドバンテージを与える。恐竜が流れ星を見て心配そうに空を見つめている間に、あなたには、サッと動いて世界を征服するチャンスがあるのだ。

学習できること、できないこと

この全ての特性の中で最も重要なのは、ボウル一杯の生ぬるい価値のないことではなく、言う価値のあること―本当のこと―を言う意欲だ。

他の全てのことは、アウトソースしたり、学習することができる。

もしあなたが非常に優れたコンテンツを作る方法を知らないのなら、あなたのメッセージに活き活きとした声を与える力強いライターを連れて来ることができる。

そして、もしあなたがそのコンテンツを宣伝する方法を知らないのなら、それを魅力的な方法で配信し、より多くのトラフィックのためにそれを活用し、それを戦術的に展開し、頑強なコンテンツ戦略を作るのだ…そのために私たちがいる。もしかするとあなたは、進化したパーミッションマーケティング戦略―より見事なオーディエンス体験を作り出すために標準的なEメールオプトインを超える方法―に関する金曜日のウェビナーに参加することから始めるかもしれない。

それに関する詳細はこちら。そこであなたに会えたら嬉しい!


この記事は、Copybloggerに掲載された「The Evolution of Permission Marketing: What You Need to Succeed in 2013」を翻訳した内容です。

パーミッションマーケティング、元々Eメールがマーケティングツールとして認識され出した中で普及した概念だけあり、内容のメール中心の話ではありました。今日ではスパマーの大量メールの脅威ばかりかGmailに代表されるようにメールサービス側であなたのメールを勝手に解析し、スパムや広告フォルダに自動振り分けしてしまう始末。SEOじゃありませんが、理想論とは別にコンテンツ、コンテキストも重要ですし、いかに様々なフィルターやノイズを掻い潜りユーザーにメッセージを見てもらえるか、ということがかつて以上に難しく重要な時代になっています。

最後は宣伝になってしまった記事でしたが、インバウンド、コンテンツマーケティングしかり、今日の時代にマーケティングを仕掛けていくことの難しさやあるべき姿を改めて考えさせられる記事でした。 — SEO Japan [G+]

リンク構築で「コンテンツ・イズ・キング」は絶対か?

新会社設立等で更新が止まっていたSEO Japanですが、翻訳記事も溜まっていますし今後は質優先できちんと更新いきます!ということで、まずはリンクに関する話題を。今後のリンク構築には「コンテンツの質が重要」という話はよくありますが、素直に納得してしまいそうなこの「コンテンツ・イズ・キング」説を改めて考え直してみた記事を米国SEOエキスパートのブログから。リンク獲得の具体的手法も満載、SEO担当者にはきっと役立つ内容です。 — SEO Japan

コンテンツが全てではない。コンテンツ以外にも力を入れるポイントはある。実際に、コンテンツが全く重要ではないケースもある。

「コンテンツは王様」と言う格言は的を射ているとは思うが、世界で君主制を用いる国は44ヶ国のみであり、世界のごく一部でしかこのシステムの意図は伝わない

私が以前投稿したコンテンツのリンクの効き目に関する記事を読んだことがあるなら、リンク構築全般に対して、コンテンツに過大な期待をする行為が、いかに滑稽であるかを理解しているはずだ。例えば、保険に関するウェブサイトで、最高のコンテンツを作成しても、 I Can Haz Cheeseburger(動物の面白い写真を紹介するサイト)の最高のコンテンツと同じ結果が得られるわけではない。実際に、「良質なコンテンツを作る」以外の様々な要素によって、リンク構築は構成されている。そもそも、「コンテンツは王様」と言う考え方によって、実際の功績よりも遥かに多くの功績をコンテンツに与えている。その結果、最低限レベルのコンテンツを使って、しかも、お金をかけずに大量のリンクを構築する実力を持つ、クリエイティブなリンク構築のエキスパートが適切に評価されない事態に発展している。

価値提案が王様

リンク構築における「王様」はコンテンツではない。確かに、コンテンツは重要だが、重要度が高いのは、ソーシャルメディアが活躍する分野においてである。しかし、本当のリンク構築の王様は、全体的な価値の提案だ。リンクを求めて、リンクを得られるかどうかは、価値の提案 – つまり、コンテンツとマーケティングの組み合わせにかかっている。そして、価値の提案が、実際のウェブサイトとは全く関係のないケースが非常に多い。そのため、「コンテンツは王様」と唱えながら朽ち果て、多くのリンクを見逃しているサイトが続出している。

リンクを獲得するモデルを構築する

「コンテンツは王様」と言う考え方の甘さを、合理的に理解したなら、リンクを獲得する方式、つまり、リンク構築モデル全般について話を進めていこう。リンク構築モデルには、2つの側面 – 価値の提案 & ウェブマスターの心理 – で構成されており、ハイパーリンクを獲得するかどうかは、この2つの側面にかかっている。

価値の提案

まずは、価値の提案から見ていく。価値の提案は、リンクを独占的に獲得するポテンシャルを持っている – 親交があるかどうかで、あるいは、良質なウェブサイトを持っているかどうかで決まる。しかし、大方、リンクの価値を判断する上で、この2つの側面は連動して作用する。例えば、事業保険のウェブサイトのオーナーが、ニューヨークタイムズに1000ドルを提示しても、良い返事はもらえないだろう。しかし、100万ドルを用意したら、サイトをフィットさせるべく、努力するのではないだろうか。同様に、サンフランシスコ在住で、優れた営利目的のウェブサイトを運営しているなら、サンフランシスコに関するブログからリンクを得られる可能性は高い – 一方、サンフランシスコ在住ではなく、また、良質なウェブサイトも持っていないなら、リンクを獲得することは不可能に近い。

マネー

価値提案の中で、最も問題視されており – 間違いなく、最も効果が高いのは、マネーである。その他の価値提案とは、一線を画している。当然ながら、グーグルは、この手法に真っ向から反対しており、追放される可能性がる。先週のSMXカンファレンスで、ビングは必ずしも有料リンクを敵対視しているわけではなく、テーマとは全く関係のないリンクを問題視していると指摘していた。身に覚えがあるだろうか?

倫理および潜在的なリスクに対する直感を基に、どんな結論を出すにせよ、価値提案としてのマネーは、今後もリンクを獲得する手法として、その他の手法をリードしていくだろう。 キャッシュが提示される状況では、コンテンツの重要性は非常に低い – 許容の範囲内であること、または、妥当であることぐらいしか問われないはずだ。「質の高さ」は重要視されない。

お金を使ってリンクを獲得する上でのヒント:

  • グーグルアラートで「Sponsorship opportunity」、「Thanks to our sponsors」 & 「donate to our charity」を設定する。この3つの検索は、素晴らしい慈善活動を支援する、自然で有償の“無料”のリンクに対する最新の結果を提供する。
  • スポンサーにイベント/チャリティーを提示する際は、プライスアンカリングを利用する。プライスアンカリングとは、すなわち、購入を交渉する際の基本価格を設定する手法である。サイトにスポンサー料金を掲載していても、まるで相手の基本価格を見ていないかのような雰囲気で、大幅に低い価格を提示して、交渉に入るべきである。価格を高くすると同意してもらえなくなると恐れ、この価格を受け入れてもらえることは多い。また、反対されても、通常よりも低い価格を提示されるはずだ。
  • スタンブルアポンの広告プログラムを使って、バイラルトラフィックを獲得する。ソーシャルメディア向けが良いコンテンツなら、スタンブルアポンの広告機能を使って、コンテンツのページビューを増やし、その後、売り込むと、バイラル化に大きく貢献する。
  • BBBTRUSTe & PR.comを持つリスティングを買う。BBBとTRUSTeは、もともと大きな価値を持つ強力なリンクを提供している – しかし、ユーザーの信頼を高めて、コンバージョンを改善する効果が見込めるバッジも提供している。ブランドのシグナルを重要視しているなら、この2本のリンクによって、サイトの登録に求められるスタンダードを満たしていることがユーザーに伝わり、さらにサイトをプッシュする効果が見込める。PR.comは、ターゲットを絞ったアンカーテキストを用いて、プロフィールのリンクを掲載し、さらに、追加料金を払えば、プレスリリースを広めてもらえる。

場所

ほとんど利用されていない価値提案もある。その一つが、場所である。場所は、地域のブログ、地域のディレクトリ、商工会議所、フォーラム等のリンクを獲得するために、利用することが出来る。

場所を使って、リンクを獲得する上でのヒント:

 

アウトバウンドコンテンツ

アウトバウンドコンテンツとは、自分のサイト以外の場所に提供する、何らかのコンテンツやアイテムを指す。アウトバウンドコンテンツには、ゲスト投稿、インフォグラフィック、ホワイトペーパー、ウィジェット等が該当する。自動車保険のウェブサイトを運営していようが、ニューヨークタイムズを運営していようが、提供するコンテンツが十分なパワーを持っているなら、劣悪なウェブサイトを上回り、リンクを獲得することが出来る可能性がある。

アウトバウンドコンテンツを使って、リンクを獲得する上でのヒント:

  • インフォグラフィックを使ってリンクを構築する方法」を紹介したジャスティン・ブリッジズ氏の投稿に目を通そう。
  • 出来るだけ大きなマーケットに対して、アウトバウンドコンテンツを作成する。例えば、「一流の子育てブログ」に対するウィジェットは規模が大きく、成功する確率は高くなる。一方、「一流のNY ジェッツのブログ」のウィジェットの規模は小さく、手に入れられるリンクの本数は遥かに少なくなるだろう。範囲を出来るだけ広くすることで、見返り、そして、キャンペーンを成功に導く可能性を高めることが出来るのだ。しかし、ウィジェットが、「格好いい音楽のサイト」並に一般的なら、ターゲットのサイトに対して、特別なグループの一つに盛り込まれていることを伝えるべきである。あまりにも範囲を広くすると、逆効果なのだ。ウィジェットが「音楽サイト – Top 25」であったら、“エゴ”ベイトとして十分に機能するだろう。
  • 出来るだけコンテンツの掲載を容易にする。私はデザイナーに対して、ウィジェットの配信プラットフォームを作る際の参考として、SEOMozのWeb2.0バッジのページを紹介したことがある。様々なサイズと形のバッジを作り、さらに、切り取り & 貼り付け用のコードを提供することで、投稿する際のハードルを出来るだけ低くすることが出来る。ブログの記事に対しては、グーグルドキュメントを使って、誰でも – マイクロソフトのオフィスを持っていないユーザーも – アクセスすることが可能にするか、もしくは、単純にコンテンツをeメールで送信することを薦める。

友情/事業提携

ビジネス上の付き合いであれ、個人的な付き合いであれ、親しい人にリンクを要請しよう。関係が強ければ強いほど、サイトに掲載してもらいやすい。

友情/ビジネスを使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • ブログのアーカイブのリンクを要請する。確かに疑わしいものの、このタイプのリンクは、友人のワインに関するブログで、事業保険のサイトにリンクを張る行為に対して感じる抵抗を少し下げられるだろう。たいした価値をもたらさないが、Wine Library TVHealthy Hearing等のオーソリティサイト上のリンクを獲得することが出来るなら、話は別だ。
  • 時々リンクを求める。友人に毎回リンクを求めるべきではない。良好な関係を壊したくないなら、たまに要請するべきである。そして、その他の価値提案を加える必要がある – 例えば、私は友人のインターネットマーケティングに関するサイトで、自分のウェブサイトを自然に取り上げる手段として、ゲスト投稿を提案したことがある。こうすることで、抵抗を抑え、複数の価値提案を活用することが可能になる。
  • エクセル文書を作って、リンクのチャンスを記録する。この点は、サーチエンジンランドに投稿した記事「ブラックリスト」で触れたことがある。ハード(実際に面会する)であれ、ソフト(eメール)であれ – 関係構築を介して、最終的にリンクを獲得することが出来る、リンクの機会を積極的に管理する。エクセル文書で整理することで、リンク構築のポートフォーリオに新たにウェブサイトを加えた際に、チャンスを逃さない環境を作り出すことが出来る。構築した関係から価値を入手するため、この文書を何度も利用することが可能だ。

エゴベイト / Ego Bait

価値の提案の中で、最も目立つ(そして、最も効果が高い)重要度の高いエゴを引き出す取り組みは、リンクを獲得する上で、大いに役立つ。リンクを求めるメールで相手のサイトをべた褒めする行為、業績を認めるバッジ、そして、コンテンツで言及し、その後、作者に知らせる手法は、効果的である。

エゴベイトを使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • 「エゴリンクベイト」を作る。大きなグループに適用可能なウィジェットを作り、潜在的な見返りを最大化する。これは、アウトバウンドコンテンツの「出来るだけ大きなマーケットに向けてウィジェットを作成する」の項目で言及した点と同じである。例えば、AdAgeは、ブログ – トップ 150を作成し、自分のブログに掲載することが可能なウィジェットを利用している。ブログの数を20サイトに限定していたら – Adageのページビューは大幅に少なく、実際にバッジを掲載するサイトは3つ、あるいは、4つ程度であったはずだ。

  • 一風変わった褒め方をする。「君のブログはすごいね」と言うのではなく、具体的で、焦点が絞られた褒め言葉を贈るべきである。例えば、「ロスさんは、チャップマン大学を卒業しているんですね。私の友達にもチャップマン大学の卒業した人がいますよ。以前から、ロスさんのリンクの評価の投稿を参考にしたことがありますが、とっても役に立ちました。ありがとうございます! – と言い、次にSEOソフトウェアに関する宣伝を受けたら、私は、恐らく、詳しくその製品をチェックするだろう。片や、「面白いブログですね!」と言われたら、その言葉を信じることも、気に掛けることもしない。同様に、新たにウィジェット「マーケティングブログ – トップ 150」を作っても、このウィジェットを利用するブログは一つも現れないだろう。アプローチを工夫するべきである – 別のウィジェットが掲載されているサイトを見たら、同じ「Top –」を利用するのではなく、別の固有の価値提案を考えてみることを薦める。

ウェブサイトのコンテンツ

コンテンツを忘れていたわけではない。ウェブサイトのコンテンツも価値提案の一つであり、重要度は高い。サイトで優れたコンテンツを構築すれば、- 多分 – 優れたリンクを幾つか獲得することが出来る。最高のコンテンツであってもリンクを得られないこともあるが、質の高いオンページのコンテンツの存在は、ユーザーをコンバートさせる力があるため(これこそが最も重要)、大切である。

コンテンツをリンクを獲得する上で利用する際のヒント

  • 売り込みとは関係のない用語を使って、コンテンツを売り込む。多くのページが、「リンクを張って下さい」と表現している。この類の表現は、利益を意図していることが明白である。「シェアしましょう」等の表現の利用は、些細な違いだが、リンクに加え、共有と言う選択肢を与えているため、表現を和らげる効果が見込める。同様に、リンクを求めるeメールを送信する際は、「私のサイトにリンクを張って下さい」と懇願するのではなく、例えば、「ウィジェットベイトのリソースをとても楽しませて頂きました。私のウィジェットベイトのリソース W-I-D-G-E-T-B-A-I-T.tvに関する感想を聞かせて頂けると幸いです」と表現するべきである。こうすることで、厚かましい態度を取ることなく、さらに、信頼感を醸し出す効果があり、リンクを獲得する確率を高めることが出来る。
  • 社会的な規範を意識する。利益を交換するためではない故、この方法でリンクを獲得することが出来るケースがある。社会的な規範は、奇妙な存在である – 感謝祭の夕食では、無料でご馳走を振る舞うものの、食後に10ドルを払おうとすると、怒られ、つまみ出されてしまう。同じように、リンクを望んでいないような態度を取る、もしくは、(おまけ等)付加的な価値提案を提示しない等して、ウェブサイトとのつながりを断ち切ると、リンクを獲得する確率が上がる可能性がある。この件の詳細は、提供するものを増やすと、得られるリンクが減る仕組みで確認してもらいたい。

ウェブマスターの心理

提案する価値を理解したら、次に片っ端からウェブマスター達に価値を提案したくなる。これは、失敗に一番つながりやすい過ちである。価値の提案だけでは、リンク獲得の公式を完成させることは出来ないのだ。ウェブサイトにリンクを掲載する判断を下すのはウェブマスターであるため、価値の提案を行う方法を決める際に、ウェブマスターの気持ちを考慮しなければならない。

行動力

価値提案を用いて、ウェブマスターに接触する際に、タイミングが重要なカギを握る。ウェブマスターは、ピッチを受けたタイミングで、価値の提案に対して行動を起こすことが出来る可能性は、どれだけあるだろうか?スマートフォンを使って、金曜日の夜11時にメッセージを開いてもらいたいなら、かなりハイレベルな価値提案を行わなければ、行動を起こしてくれないだろう。しかし、火曜日の午後2時の眠くなった時間にメッセージを送信する場合、リンクを張ってもらえる確率は遥かに高くなる。

リクエスト付きの重要ではないメールを旅行に出かける前夜に受け取った状況を想像してもらいたい – 旅行から帰ってきた後にリクエストに応える可能性はどれだけあるだろうか?重要ではないなら、自分の仕事に関係ないなら、そして、再びリクエストされないなら、0に近いのではないだろうか。私の例は大げさだが、皆さんが実際にeメールをウェブマスターに送信する際は、この点を考慮してもらいたい。同様に、価値の提案が十分に魅力的であり、事実上、確実にリンクを張ってもらえるなら、タイミングは関係なくなるため、あまり心配する必要はない。

「行動力」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • ウェブマスターへの接触を、ウェブサイトのトラフィックが多い時期に合わせる。ウェブサイトのトラフィックが最も多くなるのが、月曜日-木曜日の昼間なら、接触する相手がコンピュータのそばにいて、リンクを張る準備が出来ているのも同じ時間帯である可能性は高い。この時間帯は、大半の分野に共通しているが(月-木の午前から夕方になる前)、例外もあるため、サイトに応じて調節してもらいたい。大規模なリンク構築を行っていないなら、特定のウェブマスターを考慮して、例えば、相次いでツイートが投稿されるまで待ってから、あるいは、時差を考慮して、リンクを要請するメッセージを送ることが可能だ。
  • リンクを要請するメールを目立たさせる。もちろん、難しいが、朝に多くのメールが届くことを気にせずに、朝にメールを送信すると、あとで見るアイテムに分類されてしまう可能性はとても高くなる。昼間に注目を独占することが出来るなら、リクエストに応えたいと言う欲求は高くなる。

営利目的

営利的なコンテンツにはリンクを張らない方針を持っているウェブマスターがいる。このタイプのウェブマスターに接触するなら、強力な価値を提案しなければ、無視されてしまうだろう。 このケースに当たるサイトを判断するのは難しいが(営利目的のサイトにリンクを張ったことがなくても、今後も張らないとは限らない)、接触を行う際は、やはり考慮する必要がある。接触するサイトから距離を置く手がある – 先ほど紹介した社会的な規範を利用した手法を介して、営利目的のサイトのオーナーではなく、“友達”として近づくことで、リンクを得られるときもある。

「営利目的」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • 女性の名前を使って、匿名のeメールで接触し、その後、リンク切れを見つける。SEER Interactiveのリンク切れに関する投稿(そして、記事の中で紹介されているツール)を使って、リンクを張ってくれそうなサイトでリンク切れを見つける。ウェブサイトを褒めた後、リンク切れを指摘し、最後に、リンクに値する2つのサイト – 環境に恵まれた/競合者以外のサイトと自分のサイト – を提案する。2つのサイトを提示することで、営利目的のサイトと関係があるとは思えなくなり、ウェブマスター側は、“正当な理由”でリンクを張ると言う感覚になる。また、女性の名前を適当なeメールのアカウントで利用することで、- 通常、女性の方が悪意を持っている人は少ないと考えるため – リンクを獲得しやすくなる。当然だ。

バーティカル/ウェブサイトの特徴

インフォグラフィックを持っているなら、ブログ以外の場所では掲載してもらえない可能性が高いため、ブログに焦点を絞って、接触するべきである。同様に、企業からリンクを要請するのは至難の業である – 価値提案の相手を選ぶ際は、このような特徴を考慮しなければならない。癌に関するリソース、あるいは、その他の悲しいタイプのポータル等 – 分野によっては、成功を収める上で検討しなければならない奇妙な特徴が存在する。

陽気な表現や誤った言葉遣いによって、リンクの獲得が失敗に終わることもある – なぜなら、テーマに対して、冷たい、あるいは、不適切だと見られてしまうためだ。

「分野/ウェブサイトの特徴」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • マイク・パントリアノ氏が策定した「エクセルをSEOに活用する」ガイドを使って、タイプごとに被リンクを分割する。自動的にオリジナルの被リンクリストを分類すると、特定のターゲットを見つけやすくなり、ターゲットのタイプ間で、そして、提供するコンテンツに対して、大幅に考えを変える必要がなくなる。私は「ブログ」、「リンク」、そして、「リソース」に分類することを薦める – また、マイク・パントリアノ氏のリソースを使って、オープンサイトエクスプローラを介して、タイトルタグからこの情報を入手することで、URL以外で、ブログ/リンクリストを判断することが可能になる。 「リンク/リソース」ページを見つけたら、先ほど触れたリンク切れツールを使って、ROIを高め – 時間を節約しよう。

リンク構築: モデル

この“モデル”は科学的な根拠があるわけではなく、条件の多くは変わる可能性がある。しかし、このモデルでは – リンクを獲得しようと試みる度に – 手法の多くを利用しているが、他の戦略に頼る必要はない。

一番大事なことは、「良質なコンテンツを作れ」と言うメッセージに固執する単一のリンク構築モデルに頼っているわけではない事実である(大勢のウェブマスターが闇雲に依存しているようだが) – これではあまりにも短絡的であり、私はあくまでも実践的なリンク構築を目指したい。


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「A Model For Link Building: Beyond “Great Content」を翻訳した内容です。

私もSEO Japanで様々な記事を過去発信してきましたが、個人的に「質が高い」と思う記事が必ずしもより人気を博し、トラフィックやリンクを得るわけでは無いことも十分体感しており、単純にコンテンツ・イズ・キングという話でもないよな、ということは感じていました。今回の記事、コンテンツより(コンテンツを通じた)価値を提案することが鍵、という内容にはナルホドと納得する点も多くありました。

内容に関してもかなり具体的な、リンク獲得に使える様々なテクニックが網羅されていましたし(若干グレーなものも含めて)、これからのリンク構築を考える上でかなり参考になる記事だったと思います! — SEO Japan [G+]

SEO業者はコンテンツマーケッターに鞍替えするべきか?

2週間近く、SEO Japanの更新をご無沙汰してしまい失礼しました。新サービスのリリースで忙しかったのに加え、SEO関連でも色々動きがありまして。。。そんな状況でタイムリーな話題を1つ。従来行われていたSEOが最近注目のコンテンツマーケティングに取り込まれつつある、今後のSEOはコンテンツマーケティングの一環として扱われるべき、という動きや論調が業界内でありますが、今回はそんな業界の方向性に関して米国のサーチマーケティング会社が1つの見解を。 — SEO Japan

今月の初め、ガーディアンは、グーグルが「旧知の仲のSEOを嫌いになり、新たに台頭しつつあるコンテンツマーケティングとの関係を深めている」と指摘していた。しかし、SEOは今でもグーグルと良好な関係にある。また、ガーディアンが何と言おうと、グーグルはSEOなしでは生きていくことは出来ない…その上、コンテンツマーケティングは「新たに台頭」しているのではなく、検索エンジン業界にとって、新しいだけである。

この記事の著者(DBD Mediaのジョナサン・ピギンズ氏)は「SEOは、質の高い記事の作成とPR等、以前よりも遥かに広範なスキルが必要とされている..」と示唆しているが、この指摘は必ずしも正しいとは言えない。検索エンジンは、健全なウェブサイトを上位にランク付けすることを望んでおり、非常に多くのブランドが、コンテンツマーケティング戦略よりも、ウェブサイトのカノニカルタグから多くのメリットを得ている。


テクニカルSEOの担当者が、デザイナーになるべく勉強する必要がないように、コンテンツマーケッターに鞍替えする必要もない。フリーランサーの場合は別だが、全ての役割を一人でこなさなくてもよい。ちなみに、「とんでもなく魅力的なコンテンツ」を作る方法に加え、コーディングもマスターしているなら、高額な料金を請求することが出来るだろう。

Google is not trying to turn you into Shakespeare

グーグルは、SEOのエキスパートをコンテンツマーケッターに変えようと試みているわけではない。

このサイト(Branded3)の検索部門を統括するティム・グライスは、3月に開催されたBrightonSEOBranded3のデジタルマーケティングセミナーで行ったプレゼンで、「既に上位にランクインしているなら、リンクはあまり関係がない」と指摘した。

グーグルの検索結果で上位に君臨するサイトは、必ずしもリンクの数が多いわけでも、あるいは、優れたリンクを持っているわけでもない。ただ単にその他のサイトよりも質が遥かに高いだけである。良質なリンクやコンテンツの量が多くても、ユーザーエクスペリエンスがひどいなら、トップ3に食い込むことは難しい。だからこそ、SEOが今でも重要な鍵を握っているのだ。

コンテンツマーケティングは、ブラックハットSEOに対するリアクションなのか?

SEO業界の関係者が「ビッグデータ」と言うフレーズを聞くと「今SEO業者が計測しているデータであり、グーグルがますます巧妙にSEOから隠そうとしている」と考えてしまう。同じように、「コンテンツマーケティング」に関しては、デジタルマーケティング業界が、グーグルが積極的に与えるペナルティに反応し、もともと有効に働くべきではなかった以前のSEOの戦略から距離を置きたがるだけであり、あっさりと退けてしまいたくなる。事実上、これはスパム行為を行わないようにするための専門用語に過ぎない。

SEO、そして、私達(SEO業界)が「コンテンツマーケティング」と呼ぶ取り組みは、目的は似ているものの、内容は全く異なる。リンク構築、オンラインPR、そして、コンテンツマーケティングは、全て、SEOの一部である。コンテンツマーケティングは、他の取り組みよりも、よりグーグルの管理下に置かれていると言えるだろう – 良質なコンテンツを作成すると、自然にリンクを張ってもらえる。オンライン PRは、コンテンツを活用して、リンクを獲得するアプローチだが、リンクが関わらない場合でもPRは行われいる。そのため、グーグルを操作しているわけではないと考えられるのだ。

最近でも、昨年の11月、マット・カッツ氏が、SEOを「アクセス可能であり、クロール可能な優れたサイトを作り、ほぼマーケティングと同じような取り組みを行い、知ってもらう試み」だと定義していた。カッツ氏が、オンページSEOとアウトリーチ(外部への宣伝/接触)をSEOの重要な要素と見なしていることは明らかであり、なぜ、突然、テクニカルSEOのエキスパートが、キャリアを変える必要があるのか私には分からない。

SEOのエキスパートとコンテンツマーケッターは持ちつ持たれつの関係

ピギンズ氏は、次のように結論付けている:

「コラボレーションが、今後の鍵を握っている。コンテンツマーケティングとSEOの関係は、共存を目指すとき、最高のポテンシャルを発揮する。つまり、ブランドは、強固な内部のナビゲーション等、SEOの戦略を使って、コンテンツを支える必要があるのだ。」

The future of SEO

「コラボレーション」と言う用語は、一人で双方の取り組みを担当しなくても良いと示唆している。また、ウィル・クリッチロー氏が、「万能型のマーケッター」になることを薦めているが、現実には、スキルを拡大することは不可能である – 大企業の場合、2つの領域を把握している1名の人材ではなく、SEOを得意にする人材とコンテンツを得意にする人材を雇用する方が、効率が良い。

コンテンツマーケッターはSEOのエキスパートから学ぶ点が多い

これはどちらにも言えることである。SEOは、長年に渡って、コンテンツを濫用してきたが(今もなお濫用を続けている)、一流の広告代理店やマーケティング企業は、効果的なSEM戦略に多額の予算をどのように割り当てればいいのか、理解していない。

リー・オデン氏は、「コンテンツマーケティングは、SEOの一部ではない」と主張している。その通りだ。コンテンツマーケティングは、SEOの実行を望む全ての会社が実施するべき取り組みだが、だからと言って、一人で全て背負い込まなければいけないわけではない。

リンク構築は、クライアントが持つマーケティング素材を使っているなら、それがオフラインの取り組みであれ、あるいは、既に作成しているコンテンツであれ、自然に実施しやすい。しかし、特にコンテンツをリンクに値する作品にする時間は限られている場合、この素材を得ることは難しい。だからこそ、コンテンツマーケッターにはSEOの知識が求められているのだ。

…そして、SEOのエキスパートは、すぐそばに待機し、指示を送る必要がある。さもなくば、グーグルのような、収益性の高いチャンネルは無駄になり、また、その優れたコンテンツを誰にも活用してもらえなくなってしまう。


この記事は、Branded3に掲載された「Should SEOs become Content Marketers?」を翻訳した内容です。

立場がサーチマーケッターということもあるでしょうが、どちらが上というより持ちつ持たれつで協力・共存しながらより効果の高いウェブマーケティングを目指すべき、というお話でした。ま、私もどちらが重要か、という点には余り興味がありませんし、SEOをやってきた人はSEOにコンテンツマーケティングの視点を、コンテンツマーケッターはSEOの視点をより自身のウェブマーケティングに活かせればより良い結果が期待できる、ということかと思います。言葉は流行っているものの、未だ実施しているサイトの数は少ない、特にそれがSEOと連携したものは皆無のコンテンツマーケティングですが、さて今後どのように発展していくのでしょうか。そしてSEOは今までの形を変えてどのように進化していくのでしょうか。 — SEO Japan [G+]

Googleペンギン2.0を見据えたゲスト投稿講座

Googleのペンギンアップデートが年内にアップデートされることが既にGoogle自身から名言されていますが、その中で影響を受けると考えられているSEO手法の1つがゲストブログ。他の人気ブログにゲスト記事を投稿してそこから被リンクやオーソリティを構築していく仕組みですが、重複コンテンツ諸々、考慮すべきリスクはあるものの、これまでSEO&ソーシャル共に効果的な手法として特に英語圏では幅広く活用されてきました。日本でもBlogosやハフィントンポストなど多種多様なメディアが増えている現在、ゲスト投稿の是非について改めて考えた記事をQuick Sproutから。 — SEO Japan

penguin 2.0

ゲスト投稿は、数あるリンク構築の手法の中でも特に人気が高い。SEOの効果が大いにあるため、ブロガーの下には、ゲスト投稿を受け入れているかどうかを問う多数のeメールが寄せられている。

そんな中、ペンギン 2.0が発動されたが、ゲスト投稿の効果はまだ落ちていないようだ。しかし、ゲスト投稿を介してリンク構築を行う仕組みは、ペンギン 2.0の影響を受けると思われる。

以下に、ペンギン 2.0がゲスト投稿に及ぼすインパクトを挙げていく:

変化 #1: ソーシャルシグナル

ツイート、共有、さらには、フェイスブックのいいね!が多ければ多いほど、プラスに働くはずであるこのルールは今でも大半のケースに当てはまるものの、裏でFiverrを使ってこのシステムを操作している人達がいる。

5ドルで100本のツイート、いいね!、あるいはその他のソーシャル共有を買うことが出来るのだ。

検索エンジンがソーシャルシグナルに着目し、ウェブサイトのランキングを決めている点はご存知だとは思うが、ペンギン 2.0が発動された結果、検索エンジンはソーシャルシェアのカウント数ではなく、誰がシェアしているかを重要視するようになると私は見ている。例えば、200名の影響力のある(そして、ロボットではない)人物のネットワークを持つユーザーが記事を共有する場合、2000名のボッタやスパム提供者のネットワークを持つユーザーよりも重視されるだろう。現時点ではカウントのみが重視されていても、やがて共有するユーザーの質が反映されるようになるはずだ。

また、グーグルは、ユーザー自身が、自分のソーシャルプロフィールで投稿した記事をシェアしているかどうかにも注目する可能性が高い。自分のゲスト投稿をツイートする、または、いいね!していないなら、質の低い記事を作成していると推測されるためだ。

解決策: 自分のソーシャルプロフィールで共有したくなるほど優れた記事を作成しよう。また、ソーシャルメディアのフォロワーが多いインフルエンサーとのネットワーク作りを始める必要がある。コンテンツの質が本当に高いなら、共有してもらえる可能性は十分にある。さらに、ソーシャルメディアのファンが多い同業界のサイト全てに連絡を取るべきである。リンクを張ってもらうよりも、ツイートやいいね!してもらう方が遥かに確率は高いからだ。

変化 #2: オーサーランク

オーサーランクを利用するライター達が増え始めている。オーサーランクを使うと、グーグルは、コンテンツをどこで配信しているのか、また、ウェブ上でどのように評価されているのかを把握することが出来るようになる。

継続して優れたコンテンツを作成しているなら、どのサイトに投稿しているかに関わらず、グーグルにコンテンツを重要視してもらえるようになる。

一方、劣悪な記事ばかり投稿している場合もグーグルは把握し、投稿内のリンクの価値を軽視する。ハッフィントンポストで投稿していようが、知名度の低いブログに寄稿していようが、リンクを得るためだけにゲスト投稿していることがグーグルに伝わると、リンクを張る全てのページの価値が下げられてしまう。

つまり、グーグルは、サイトだけではなく、オーサーの価値も下げていくのだ。

解決策: 投稿する記事を今以上に厳しく選別する。 並外れて優れたコンテンツを書く方法が分からないなら、コピーブロガープロブロガー等のブログを参考にしよう。記事の作成に必要な知識を全て得られるはずだ。私がコンテンツを作成する方法を知りたいなら、このガイドラインに従うか、あるいは、 ビジネス向けのゲスト投稿に対するこのガイドに目を通してもらいたい。

変化 #3: リンクを低く評価する

ご存知のように、オーサーのバイオグラフィー経由のリンクの効果は、以前と比べると落ちている。このタイプのリンクは、さらに軽視されるようになるだろう。

また、グーグルは、重要視するリンクを選ぶ基準を高くしていくだろう。

キーワードが詰まったアンカーテキストのリンクをゲスト投稿の1~2行目に掲載している場合、このリンクの価値は低く見積もられる可能性がある。同じインフォグラフィックを複数のブログで繰り返し投稿している場合も、やはりリンクは軽視されるだろう。

コンテンツを容易に投稿することが出来るため、このように規制を強化せざるを得ないのだ。ただ、料金を支払い、マッシャブルやハッフィントンポスト等の人気の高いブログでインフォグラフィックを投稿して被リンクを獲得することが出来るものの、このタイプのリンクが、有名なサイト側から張ってもらえたリンクと、同一視されてしまう

解決策: 容易なリンク構築のメソッドに頼るのではなく、価値を提供することに焦点を絞るべきである。素晴らしいコンテンツを作成すれば、自然にリンクを張ってもらえるはずだ。また、インフォグラフィック等、デザインのスキルを活かし、コンテンツと組み合わせることで、基本的なインフォグラフィックを共有することで得られるリンクよりも、遥かに質の高いリンクを得られるだろう。4万5,000ワード以上で構成されるインフォグラフィック、上級者向けのSEOガイドが典型的な例である。

変化 #4: サイトの価値を低く評価する

一貫して一つのサイトにリンクを張っているサイトは、ペナルティーを受ける可能性がある。グーグルは、ウェブマスターに様々なサイトにリンクを張ってもらうことを望んでいる。とりわけ、オーソリティサイトへのリンクは理想である。優れたコンテンツを作成しているなら、自然にこの取り組みを実施しているはずである。

例えば、私はウィキペディア、フォーブズ、そして、その他の複数のオーソリティサイトに何度もリンクを張っている – これはグーグルを操作しようと試みているからではなく、このようなサイトが良質な情報を提供しているためだ読者にメリットがあるなら、リンクを張る価値はあるはずだ。

また、関連しないコンテンツを投稿しているサイトは、今後、ペナルティーの対象になるか、あるいは、リンクを軽視されるようになる。例えば、ドッグフードに関するブログが、ローンのサイトにリンクを張っているなら、明らかに問題がある。どう考えても筋が通らない

また、コンテンツ内でスパムリンクをプッシュするブログも、価値を低く評価される可能性がある。1度や2度程度なら、特に問題視されないと思うが、定期的に実施している場合、グーグルに睨まれるだろう。

解決策: ゲスト投稿を実行するブログを選ぶ際は、スパムサイトにリンクを張っているサイトを候補から外し、関連性の高いサイトを選ぼう。また、ゲスト投稿を行う際は、読者にプラスに働くその他のサイトにリンクを張るように心掛けてもらいたい – たとえそのサイトが競合者であっても

変化 #5: 共起

自分のウェブサイトを話題に上げてもらっても、リンクを張ってもらえないケースがよくある。私にとっては日常茶飯事であり、とりわけオーソリティレベルの高いブログによく見られる。

フォーブスやその他のニュースサイトの多くは、Quicksprout(私のサイト)に言及してくれても、リンクを張ってくれないことが多い。

事実、検索を実施し、最近私のサイトに言及した100のサイトを調べた結果、私のサイトにリンクを張っていないサイトが29%に達していたことが分かった。

継続的にゲスト投稿を行い、自分のサイトに被リンクを張っていると、最終的にサイトにマイナスの影響を与える可能性がある。グーグルは、自然なリンクの比率を把握しており、この範囲を飛び出してしまうと、損害を及ぼすリスクがあるのだ。

解決策: 毎回自分のサイトにリンクを張らないように注意する。読者に情報を与え、自分が学んだことを他の人達と共有するために、優れたコンテンツを作成するべきである。この方針は、言及してリンクを張ってくれるサイト、そして、言及するもののリンクを張ってくれないサイトの比率を改善する上でも有効である。

結論

今回紹介した変化の一部は、ペンギン 2.0とは関係ないが、今後のアルゴリズムのアップデートの対象になっていると私は考えている。現段階では問題視されていなくても、グーグルが永遠に見逃すとは考えにくい。


この記事はQuicksproutに掲載された「Penguin 2.0: How Guest Blogging Will Be Affected」を翻訳した内容です。

ゲスト投稿は集客やオーサリティ確立の手法として重要であるものの、余りSEOを意図しすぎた記事作成・拡散方法は今後、特にペンギン2.0の襲来を前に、危険だというお話でした。ゲスト投稿に限らない話ですが、手法レベルでSEOを意識しすぎると、Googleの厳しいペナルティやフィルターにかかる可能性が高い今日現在のSEOなんですよね。これまで必死にテクニカルなSEOを研究・実施してきた努力はどうなるんだ、という話ですが、皆が皆がSEOを意識し、一部以上の人が過激なSEOに手を染め順位操作を目論んでいる時代ですから仕方ないといえば仕方ありません。

大枠の戦略・戦術レベルでSEOを意図・理解・活用したプランニングを行い、後は余り詳細にこだわりすぎず日々潜在&既存個客に対する積極的な情報発信を行っていく、というのが定番ながら絶対的な勝利への最短ルートのようです。 — SEO Japan [G+]

究極のAuthor Rank(オーサーランク)講座

コンテンツマーケティングの台頭やGoogle/SEOの進化で注目されるAuthor Rank(オーサーランク)の概念。過去にも幾つか記事で紹介してきましたが、今回はコンテンツマーケティングの巨頭CopyBloggerから初心者から上級者まで参考になる決定版的な記事を。 — SEO Japan

“Author Rank(オーサーランク)”という言葉を口にすると、オンラインライターは大抵、首をかしげるか、片方の眉を上げる。

彼らは恐らくそれについて聞いたことはあるが、それは全く異なる動物だと定義している

なぜなら、それは現実よりも伝説のように思え、しばしば混乱を引き起こすことがある不明瞭なGoogleアルゴリズムについて言及しているからだ。

しかし、もしあなたが私が書いた過去の記事を読んでいるのなら、Author Rank(Google+、Search + Your World、オーサーシップ・マークアップ)の背後にある開発が、あなたのウェブサイトにより多くのトラフィックをもたらし、あなたのオンライン・ビジビリティを高め、オンライン・オーソリティを確立するということに恐らく気が付いているだろう。

つまり、Author Rankと呼ばれるものには確固たるメリットがあるのだ。しかし、それらのメリットを活かすのは手ごわいかもしれない。あなたは、もしかすると以下のような疑問を持っているのでは…

  • どこから始めればいいのか?
  • 自分は技術的なスキルを持っているのか?
  • それは自分にとって効果があるのか?
  • それが機能していることをどうやって知るのか?
  • 自分は何を成し遂げようとしているのか?
  • これをする時間があるのか?

このアルゴリズムに取り組むのに必要なリソースを持つことができない(もしくは、持っていない)ために、注目やオーソリティやリードを棚上げにする恐れがあるという考えをこれらの心配と合わせると・・・不安が高まる。

うまくいけば、この記事が(このシリーズの前の記事と同様に)その不安をいくらか解消するだろう。

Author Rankの概要

最初から始めよう。

Author Rankは、2005年にGoogleが申請したAgentRankと呼ばれる特許から生まれた。私は、Google+でオーソリティを築く7つの方法(日本語)の中でこう書いた:

AgentRankは、本来、“エージェント”(ライターやその他のコンテンツクリエイターのこと)のためのデジタル署名を作って、その後、彼らのコンテンツ(コメント、ソーシャルシェア、リンク)への大衆の反応に基づいて評判を蓄積するものだ。

ここでの重要な特徴は、このスコアが“ポータブル”だったことだ。それはサイトには結びついておらず(つまりウェブを横断しない)、人(それを作る人)に結びついていた。しかしながら、あなたが“エージェント”を特定するプラットフォームを確立しない限りは、それをするのは不可能だ。

上記特許の1つの問題は、アイデンティティがポータブルではなかったことだ。それは可動性のものではなかったのだ。だから、Googleはその特許をAuthor Rankへとアップデートして、オーサーがGoogle+のアカウントとオーサーシップ・マークアップを埋め込んでいる限りは、オーサーのアイデンティティをウェブ中で追跡できるようにしているのだ。

うん、自分の言葉を引用してみた…

Googleは、スパマーが検索ランキングを操作することを許していたPageRankの抜け道に迫っていた。コンテンツは間違いなく王様だったが、王座は空っぽだった。

つまり、GoogleアルゴリズムをAuthor Rankのようなものでアップデートすることの背後にある目的は、証明されたオーサーに高いビジビリティとクリックスルーを与えて報いつつ、匿名プレイヤーにペナルティーを科すことなのだ。

AJ Kohnは彼のAuthor Rankに関する記事の中でこんなことを言った:

…Google+(アイデンティティのプラットフォーム)のローンチとrel=author(デジタル署名)を一緒にして、アクティビティとエンゲージメントを採掘する2つの会社(PostRankとSocialGrapple)の買収を加えると、Googleがデジタルコンテンツの殺到に対処するためにAuthor Rankを使用することを切望しているのは明白だ。

ついに…目的と手段が正しく並んだ

Author Rankスコアとはどんなものなのか

Author Rankは理屈のままであるが(それをサポートする強力な証拠はある)、コンテンツクリエイターは恐らくPageRankでページ持っていたスコアによく似たスコアを持つことになるだろうと言ってもよいだろう。

あなたのAuthor Rank(以後“AR”と呼ぶ)のスコアは何に基づくのだろうか?

それは、オーサーがもたらす価値が全てだ。そして、その価値は、あなたが誰で、あなたが誰と付き合い、あなたが何を作るかに基づく。まず、あなたのGoogle+アカウントから始めよう:

  • 参加の度合い – Google+での参加が多いことは、高いARスコアを意味する。Googleはあなたが共有するコンテンツを詳細に評価することさえあるかもしれない:あなたはテキストを投稿しているのか、動画なのか、画像なのか?オリジナルの作品を作っているのか、他の人の作品を再シェアしているだけなのか?リンクをしたり、コメントをしたりしているか?受け取ったコメントに返答しているか?ハングアウトをしているか?コミュニティに参加しているか?それらのチャンネル内であなたの参加具合はどんな風に見えるのか?プロフィールを具体化しているか、Circleを作ったか?
  • オーディエンスの規模 – Google+上にどれくらいのコネクションを持っているのか?何人の人があなたと繋がっているか?それらのコネクションのクオリティは?あなたと繋がっているソートリーダーはいるか?
  • コンテンツとのやり取り – Googleは恐らく、あなたが他のコンテンツとどのようにやり取りするかも見ている。あなたは質の高いコメントを残しているか?人々はあなたのコメントやレビューに返答しているか?あなたのコメントは+1を獲得しているか?

もちろん、あなたのスコアはGoogle+アカウントだけと結びついているわけではない。Googleは、自分たちのソーシャルネットワークの外部にあるコンテンツの要素も利用する。

例えば、Googleは以下のようなことを見る:

  • あなたが発行したコンテンツの平均PageRank – PageRankのコンセプトについて知識がないなら、Danny Sullivanの記事、What Is Page Rank? A Guide for Searchers & Webmastersをチェックしよう。
  • 他のソーシャルメディアプラットフォームでのオーソリティ – Googleは、他のソーシャルメディア上のあなたのプロフィールを、それらのサイトから受け取る限られたデータを基に因数分解しようとするだろう。
  • トップレベルのオーソリティの指標WikipediaThe New York Times、大学または政府のサイトなどの権威あるウェブサイトにおける言及は、あなたがその分野で著名なエキスパートであるということをGoogleに示す。

しかし、Googleはあなた自身のウェブサイト上のコンテンツも見るということを忘れないこと:

  • コンテンツの質 – あなたのコンテンツは便利で、オリジナルで、超具体的か?読者はあなたを見つけると、しばらくそこにいるか?Pandaはそれを罰するだろうか?誰があなたのコンテンツを共有しているか?それはどれくらいの頻度なのか?権威あるサイトがそれにリンクしているか?
  • コンテンツの量 – あなたは自分のサイトにどれくらいの頻度で投稿するか?他のサイトはどうか?そのコンテンツの質はどうか?他のサイトに投稿する時、同じクオリティのシグナルを獲得しているか?

ここから核心に移る。

Author Rankのカンニングペーパー

以下のリストでは、あなたはAuthor Rankの要素を活用する方法を知ることになる:

  • Google+アカウントを作成する – これは簡単だ。必ず堅実な略歴を作ること。自分の専門知識の分野を特定するキーワードを使用すること。そして、Google+で私たちをフォローするのを忘れないこと。
  • オーサーシップ・マークアップを埋め込む – Googleが初めてオーサーシップ・マークアップを公開した時、それは手ごわかった。私は、クライアントのためにこのプロセスを説明しようとしていくつかのガイドを書いたが、それは簡単ではなかった。Googleは、オーサーシップ登録ツールを用いてこのプロセスを簡略化した。しかしながら、もしあなたがWordPress用のGenesis Frameworkを使用しているなら、ほんの数分でやってのけることができる。必ず、自分のGoogle+プロフィールと関連付け、見栄えのいい顔写真を使用し、リッチスニペット・ツールを使って自分のステイタスをチェックすること。
  • ソーシャルサイトでの活動を増やす – ソーシャルメディアサイト、特にGoogle+での交流にいくらかの充実した時間を注ぐこと。自分のトップ3に焦点を合わせるのだ。例えば、私にとってそれは、自分のブログとTwitterとGoogle+になる。あなたにとっては、それはGoogle+とPinterestとLinkedInを意味するかもしれない。
  • インフルエンサーと繋がる – 友人やソートリーダーからコンテンツを再共有する習慣を身に付けること。彼らの投稿に“+1”したり、知的なコメントをする。Google+に面白い投稿を書いたり、これらのインフルエンサーを名前付きで引用する。彼らがすでに作ったコンテンツを足場として、再共有の中でそれに追加したり、彼らの仕事に食ってかかるのだ。
  • 優れたコンテンツを作って配信し続ける – あなたは最終的にこれに基づいて判断される。これは、Author Rankの裏にいるライターの質的な経歴を中心となって後押しする。よく考えられた、役に立つブログ記事を書いて配信し、権威あるひとそろいのコンテンツを築き続けるのだ。

現在、オーサーシップ・マークアップの埋め込みの採用率はあまり振るわないが、自分のコンテンツを主張することには、はっきりとしたメリットがある。だから、ためらわずに、より高いクリックスルーから恩恵を受けようではないか。

あなた次第

あなたがGoogle+アカウントを開くまでは、誰もあなたを水の中に押し込むことはない。彼らは、あなたがオーサーシップ・マークアップで自分の記事を主張するまでは、定規であなたの拳をたたくことはない。彼らは、あなたが優れたコンテンツを作るまでは、あなたから睡眠を奪うことはない。

素晴らしいライターになること、そのライティングによって功績を認められることは、あなた次第だ。

そこでお願いがある。もしあなたが、偉大になるという願望をほんの少しでも持っているライターなら、pull a Cortez、自分の後ろにいる船を沈めるのだ。そうすれば、もう後戻りはできない。

今年は、あなたがストーリーの主人公になる年になると宣言するのだ…今年は、あなたが采配を振るう年なのだと宣言するのだ。

全てはあなた次第だ。


この記事は、CopyBloggerに掲載された「The Writer’s Author Rank Cheat Sheet?」を翻訳した内容です。

基本概念から各種ティップス、実践法までうまくまとめた、少し肉付けすれば十分本一冊分のなりそうなレベルで充実した記事でした。オーサーランクを言葉は知っていても何となく漠然と理解していた方もこの記事で大分その意味や重要性、使い方が理解できたのではないでしょうか。記事の最後にもあるように、後はあなた次第です。 — SEO Japan [G+]

最新版Pinterestの現状:今コンテンツマーケッターが知るべきこと

一時、Pinterestに関する記事を多く紹介していたSEO Japanですが最近はご無沙汰していました。しかし米国を中心にユーザー数も着実に伸びており、さらには最近企業向けツールの拡充などマーケティングチャンネルとしても相当進化してきている、ということで改めてPinterestの現状を最新版の機能と共に紹介します。 — SEO Japan

Pinterestについての噂はここ数か月で少し落ち着いたように思えるが、それは今もコンテンツマーケッターとってかなり強力なツールだ。

ソーシャルメディアアナリティクス会社Simply Mesuredの調査によると、今では世界のトップ100ブランドうち69ブランドがPinterestアカウントを持っていて、Pinterestは今も、TwitterやLinkedInやGoogle+やYouTubeよりも多くのトラフィックをウェブサイトやブログにもたらしている。

今のところ、Pinterestがどこかへ行ってしまうようには思えないし、マーケッターにとってそのデータはとても励みになる。Pinterestユーザーの5人に1人が、このサイト上で見たものを購入したことがあり、彼らは1回の購入でおよそ80ドルを費やす―それはFacebookで購入する人の2倍だ。

そして今、Pinterestは大改造をしている―ここ数か月でこのサービスに興味深い変化があった。

それでは、これらの最近の追加と修正に目を向け、それがコンテンツマーケッターにとってどんな意味があるのかを見てみよう。

企業向けに新しいツールをローンチ

Pinterestは、自分の会社を売り込むためにピンを使用したいと思っているブランドのために、新しい企業アカウントを追加した。あなたは、自分の既存の個人アカウントを企業アカウントに変えることもできるし、企業として全く新しいアカウントを始めることもできる。

アカウントの変更は簡単だ―Pinterestの新しいビジネスセンターへ行き、“Convert My Account” をクリックするだけだ。または、新しい企業アカウントを作るなら、“New to Pinterest? Join as a business”をクリックする。

企業アカウントとして、あなたのプロフィールは通常のPinterestと違って見えるわけではなく、ボードやピンは同じように見える。

Pinterestは、企業アカウント所有者に、ウェブサイトやブログ用にいくつか新しいボタンとバッジとウィジェットを与えると同時に、ビジュアルマーケテイングのベストプラクティスとケーススタディへのアクセスを与える。

もしあなたが企業アカウントを始めることを考えているなら、実行する前に新しいTerms of Serviceを必ず読もう―それらは通常のPinterestのTOSとは異なる。

これはコンテンツマーケッターにとって何を意味するのか…

今すぐに企業アカウントに移行する大きな動機はない―特にあっと驚くようなことが手に入るわけではない―が、私は、近い将来Pinterestがブランドやビジネスオーナーのためにもっとツールをリリースすると見込んでいる。私は、ブロガーやビジネスオーナーにPinterestの企業アカウントを獲得する(またはそれに移行する)ことを奨励している。

新しい外観になる

Pinterestは、ユーザーのために全く新しいインターフェースを広げるプロセスの最中で、あなたは自分のタイミングでいつでも新しい外観に変更することができる。しかし、忠告がある―新しい外観に一度変えると、それは永久的な変更で、古い外観に戻すことはできない。

新しいインターフェースは少しバグが多いという噂があるため(ユーザーがこの変更をした後にボードへのピンに問題があるという報告を聞いた)、実行する前に慎重に検討しよう。

新しい外観に変更したいのなら、Pinterestウィンドウの左上にある自分の名前(企業名)にカーソルを持って行き、“Switch to New Look”までスクロールダウンする。

Pinterestがあなたの選択を確認するので、“Get It Now”をクリックする。

新しい外観からあなたはいくつか新しいものを手にする:

  1. 拡大されたピン。変更すると、自分のピンが全て大きく表示されるのが分かるだろう。大きな画像はあなたのPinterestホームページに取り上げられ、ピンをクリックすると拡大する。拡大されたピンは、幅735ピクセル(前のバージョンは600だった)だ。Pinterestは、よりはっきりとした見やすいインターフェースを提供するためにこの変更をしたが、画像が大きすぎると文句を言っているユーザーも目にしている―特に、ノートパソコンの小さな画面でPinterestを見ている場合だ。
  2. より良い発見。ピンをクリックして拡大すると、ピンの右側にはそのエリア内の関連コンテンツなどの新しいものがたくさんある。あなたは以下のようなものを目にする:
    • 同じボードからのピン―このユーザーによって、同じボード上に分類された画像
    • 同じソースからのピン―同じウェブサイトからピンされたもの
    • 同様にピンされたもの―この画像をピンしたのと同じユーザーによってピンされた画像

これらの新しい発見機能を用いて、Pinterestは、あなたが現在見ているピンと類似したコンテンツを見つける手伝いをする。この機能を気に入って、これがなければ見つけることができない新しいコンテンツをPinterest上で発見するのに役立つと言うユーザーもいれば、この機能がユーザー体験を乱すと言うユーザーもいる。

  1. “Repin”ボタンがなくなった。古いPinterestのインターフェースでは、各ピンの上にマウスを置くと“Repin”ボタンが左上の角に現れた。Pinterestは、その“Repin”ボタンを“Pin It”と書かれたボタンに置き換えた。
  2. 設定が別々になった。今は、Pinterestの設定を2つの異なる場所で編集する必要がある―アカウント設定(Eメール通知など)は右上のドロップダウンメニューの中にまだあるが、ウェブサイトや写真などのプロフィール設定は違う場所にある。プロフィール設定を編集するには、プロフィールの左下の角にあるペンシルアイコンをクリックすればいい。

これはコンテンツマーケッターにとって何を意味するのか…

この新しい外観は、様々なレビューを獲得している。私は、大小のバグ(全ては、自分のボードにピンすることができないというインターフェースの問題から来る)の報告を目にしているし、残念なことに、Pinterestのヘルプデスクは反応がとても早いとは言えない―だから、もし問題があっても迅速な回答は得られないかもしれない。

Pinterestの新しい外観は、ユーザーにとって発見をより簡単にする―これは、あなたがピンする画像が目立って人々にクリックしてもらうためには、魅力的で興味深いものでなければならないことを意味する。

必ず、興味深く魅力的な写真とバッジをブログ記事に埋め込んで、読者がそれらをPinterestにピンするようにするのだ(そうすれば、あなたは自分のサイトにより多くのトラフィックを獲得するだろう)。

さらに、Pinterestにオリジナルコンテンツをピンすることがとても重要だ(他の人のピンをリピンするだけでなく)。統計によると、Pinterest上のコンテンツの80%が他のPinterestユーザーからリピンされたものだ―つまり、あなたが外のソースから興味深いコンテンツをピンする時、それは本当に目立って、あなたがフォロワーを獲得するのに役立つのだ。

ウェブサイトの立証とPinterestのアナリティクス

あなたは今、自分のPinterestアカウント内で自分のウェブサイトのオーナーシップを立証することができる。ウェブサイトが立証されると、他のPinterestユーザーは、あなたのPinterestプロフィール内のドメインの隣にチェックマークを見る。

確かに、自分のウェブサイトを立証するのは良いことだ―しかし、それは絶対的に重要なことではない(あなたがオプラやマット・デイモンでない限り)。そうは言っても、自分のウェブサイトを立証することが、他の重要なPinterest機能にアクセスすることを可能にするため、それをするのは良い考えだ。

HTMLウェブサイトを持っているなら、自分のサイトを立証するためにPinterestから出ているこれらの指示に従う。WordPressウェブサイトを持っているなら、このプラグインを使用して自分のサイトにメタデータを追加してそれを立証する。

このプラグインに惑わされないこと―あなたはただ、Pinterestから提供されるほんの少しのタグを入力する必要があるだけだ(content属性内の英数字の文字列)。

自分のサイトを立証して新しい外観に変更したなら、あなたは優れた新しいPinterest機能へのアクセスを手にする―新しいアナリティクスモジュールだ。Pinterest画面上の右上の角で自分の企業名をスクロールして、ドロップダウンメニュー内の“Analytics”を選択する。

すると、アナリティクスデータページへと連れて行かれる。この画面から、あなたは以下のようなデータを見ることができる(ダウンロードも可能):

  • あなたのウェブサイトからのピンとピンした人の数
  • Pinterest内からのリピンとリピンした人の数
  • Pinterestから送られたウェブサイト訪問者数
  • あなたのサイトからピンされた最近の画像
  • 最もリピンされた画像と、最もクリックされた画像
  • あなたのピンがサイト上に表示された合計回数とそれらが閲覧された回数(インプレッション)

この新しいAnalyticsツールの使用についてもっと詳しく教えてくれる優れた動画を見たければ、Pinterest Web Analyticsページをチェックしよう。

これはマーケッターにとって何を意味するのか…

この新しいPinterestアナリティクスツールがあれば、私たちは素早く簡単に自分のPinterestアクティビティに関するデータを見ることができるし、自分がピンしているものがウェブサイトへのトラフィックに違いを生んでいるかどうかを知ることができる。

あなたは、どのピンがPinterest上で上手くいっているかを知ることができる(そして、何が上手くいっていないかも)。どんな種類のコンテンツが最もリピンを獲得するかを知ることもできるし、ピンするのに一番良い時間を知ることもできる。

それは、Pinterest上で異なることをテストして、それらが成功しているかどうかを測定するよりもずっと簡単だ―だから、このアナリティクスモジュールは、絶対に手に入れる価値がある!

Pinterestはマーケッターにとって今も最高のツールだ

去年、私たちは、あなたのビジネスを売り込むためにPinterestを使用する方法の長いリスト(日本語)取り上げた記事を配信した。あなたは今もそれらの手法全てを利用することができるが、今あなたは、Pinterestプラットフォームに対する最新の変更をふまえて、自分の進化を追跡し自分の戦略の計画を立てる方法を改善したのだ。

コンテンツキュレーションは、Pinterestで最も重要なことだ。Pinterestで上手くやっている人(そして大きな支持を得ている人)は、優れたキュレーターである。それはつまり、彼らが、自分の分野で最高のコンテンツを選択し、それをきちんと整理された魅力的なボード上で共有しているということだ。

Pinterestは、ブロガーやコンテンツクリエイターにとって、トラフィックおよびエンゲージメントの素晴らしいソースになり得る。だからこそ、このビジュアルマーケティングツールを試しに使ってみて、自分の進化を追跡し、それが自分にとってはどのように機能するか確かめるのだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The State of Pinterest: What Content Marketers Need to Know Now」を翻訳した内容です。

かなり充実した記事でこれを読めば最新のPinterest事情はほぼ理解できる内容でした。企業用アカウントの設置や解析機能の充実はPinterestのマーケティング活用が進んでいる米国では当然の進化ともいえますが、今からPinterest活用を考えている日本企業にもありがたい話でしょう。若干、設定は面倒そうですが、最初から以前に比べかなりの効果測定が行えるのは魅力ですね。最近日本で流行っているのかイマイチ不明なPinterestですが、世界的には利用は進んでいるようですし、これらの機能拡充が日本での利用を後押ししていくでしょうか? — SEO Japan [G+]

ジャーナリストが教える良質なストーリーテリングの要素

コンテンツマーケティングが注目されていますが、コンテンツをマーケティングする時に参考にしたいのが、長年ストーリーを伝えてきたプロのジャーナリストの発想。本質を失わず、わかりやすく、時に大胆に伝えるストーリーテリングの技術を学んでみませんか。 — SEO Japan

SEOでは良質なコンテンツが、そして、アウトリーチ(接触)では関係構築が重要視されるようになるにつれ、その一方では、リンク構築とジャーナリズムの間のギャップが埋まりつつある。ジャーナリストのキャリアを呪ったこともあるが(仕事が少ないため)、現在は、優れたストーリーを伝える方法を教えてくれたため、この道を選んだことに満足している。

ストーリーテリングはマーケティングにおいて欠かせない要素である。優れたストーリーは良質なリンクをもたらすためだ。

マーケティングと同じように、ストーリーテリングもまた、アートでありサイエンスでもある。コピーライティング & 創造力はある意味才能であり、発展させ、磨き上げることは可能だが、必ずしも教わる類の技術ではない。しかし、科学的な計画および実行なくして、芸術性は発揮されない。

ジャーナリストは、このポイントを最初に学ぶことになる。事実、テッド・スパイカー氏、マイク・フォレイ氏、ノーム・ルイス氏、ベティ・コルティナ氏、ビル・マキーン氏等、ジャーナリズム業界の天才達によって、私は優れたストーリーを伝える方法を学ばせてもらった。この優秀なジャーナリスト達のアドバイスが、皆さんの役に立つことを願っている。

ちなみにフロリダ州に住んでおり、ストーリーテリングを復習したいなら、フロリダ大学が主催するデジタルストーリーテリング・ワークショップに参加してみてはいかがだろうか?

キャラクターに焦点を絞る

最終的にストーリーを作るのはキャラクターである。製品やサービスに対してマーケティングやリンク広告を行うのは皆さん自身であっても、例えば、ローンに関するストーリーを伝えるなら、オーディエンスとのつながりをなかなか見出せないのではないだろうか。

「実際に三次元で見ることで、つながりを見出す」とテッド・スパイカー氏(「YOU: The Owner’s Manual」の著者の一人であり、Runner’s WorldでBig Guy Bloggerを担当し、そして、 Men’s Healthで編集者を務めた経験を持つ)は述べている。「優れたストーリーテラーは、強烈なキャラクターを作り上げ、読者を没頭させる。」

SEOmozは、ロジャー(オンラインツール)に対してこの取り組みを巧みに実施している。どれだけこのツールが素晴らしくても – 実際に素晴らしい – この可愛らしい小さなロボットがいなければ、ここまでユーザーが熱中することはなかったはずだ。オンラインツールに親しみを感じたことはあるだろうか?それでは、このロボットには親しみを感じるだろうか?

storytelling in marketing

そうだと思った!

私達が提携を結んでいる無料のオンライン資金集めツールのYouCaringは、提供するサービスに焦点を絞るのではなく、資金提供者が支援する人達をアピールしている。

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「人間のストーリーの共有こそが、オーディエンスを没頭させる上で、最も効果があり、妥当である」とベティ・コルティナ-ウェイス氏(NBCLatino.comのコンサルティング・シニア・プロデューサー)は指摘している。「苦労や大成功でも、あるいは幸せや絶望でも構わない。人間のストーリーを介して、事実上、何にでも息吹を与えることが可能になる。」

基本的な人間のニーズを利用する

リアリティ番組に視聴者が夢中になるには、理由がある。進展が気になるからだ。悪い手本ではあるが、手法は高く評価するべきである。

「ライターのトム・フレンチが指摘しているように、優れたストーリーは「次に何が起きるのかを知る」人間の基本的なニーズを活用する」とマイク・フォレイ氏(フロリダ大学のジャーナリズム学部で博士課程の講師を務める)は述べている。「当然、良質な文章を書く必要もある。」

優れたストーリーは、冒頭で好奇心を掻き立てて読者の注目をつかみ、中盤で読者がもっと知りたくなるように導き、そして、最後に読者が納得し、他の人達に伝えたくなるような結論を与える。

このアプローチを採用するマーケティングとリンク構築は成功する。オーディエンスの知りたいと言う欲求を活用するのだ。

野外フェスのボナルーフェスティバルは、 RooCluesでこの取り組みを見事に行っている。この音楽フェスティバルに出演するバンドの情報は、コーラの作り方以上に厳重に外部に漏れないように管理されている。しかし、発表の約6週間前から、参加するミュージシャンの手掛かりを提供していく。

storytelling marketing

Tame Impalaはボナルー・フェスティバル2013でパフォーマンスを披露する。

オーディエンスは手掛かりの意味を知りたくなるため、サイトに戻り、自分なりの推測を行い、友達に伝える。

感情を込める

どんな媒体を利用しているにせよ – 友達に伝えるストーリー、読んでいる本や記事、見ている映画、または、吸収しているマーケティングのメッセージ – 良質なストーリーテリングの要素は同じである。

「ドラマ、愛、幸せ、悲しみ、衝撃、不安、期待、矛盾、障害、ユーモア、サプライズ。つまり、教訓を与えるストーリー、有益な情報を与えるストーリー、そして、その他の人、場所、アイデア、出来事の理解を深めるストーリーである」とジョン・シュランダー氏(タンパベイ・タイムズのオンラインエディター)は指摘している。「そのストーリーを盛り込むことが出来るか否かはジャーナリストの実力次第である。」

例:

YouTube Preview Image

有用性を忘れずに

このような感情、そして、反射的な行動を巡って私達は競っている。しかし、リアクションのために、取り組みを実施する理由を犠牲にするべきではない。

「感情と実用性の双方を持ち合わせるストーリーを求めている」とノーマン・ルイス氏(フロリダ大学ジャーナリズム学部の准教授)は述べている。「どのように役に立つのかを説明し、同時に感情に訴えかける必要がある。」

ルイス氏は、ジャレッド・フォーゲル氏によるサブウェイのダイエットキャンペーンを例に挙げている。これは実用的であり、尚且つ刺激的であった。ジャレッド・フォーゲル氏との感情面でのつながりを見出していたため、オーディエンスは熱中した – ダイエットの成功を願ったのだ。サブウェイの製品が好きでなくても気になってしまう。

もう一つ良い例を紹介する(ちなみにスーパーボウルのCMを全て流すつもりはない)。

YouTube Preview Image

この農業従事者のCMを見て何も感じない人は、感情を持っていないと言わざるを得ない。

さて、皆さんの会社はどのようなストーリーを伝えているだろうか?

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Art & Science Of Storytelling As Told By Journalists」を翻訳した内容です。

ジャーナリズム101のクラスで学びそうな内容でしたが、普通に勉強してきた人もこういうことは学んでいない人が大半でしょうし、実際、十分コンテンツマーケティングにもきっちり活かせそうなものばかりでした。キャラクターの活用に関しては一歩間違えるとキャラクターに(悪い方向に)左右されてしまいそうなケースもあると思いますが、例で出ていたPRキャラクターでなくとも、ストーリー自身のキャラクターをいかに読者に共感づけるかというのは大事なポイントですよね。 — SEO Japan [G+]

SEO業界の異端児、アーロン・ウォールに学ぶSEOの未来

ウェブコンサルタントとして最近注目を浴びているロス・ハッジス、彼のブログはSEO始め、CRO(コンバージョン最適化)、コンテンツ戦略など非常の濃い内容の記事が多いことに最近気づき、今回から定期的に翻訳していきたいと思います。第一弾は、なんとあのSEO業界で誰もが一目置くカリスマ、SEO Bookの翻訳記事でSEO Japanでもお馴染みのアーロン・ウォールのインタビュー記事を。そのハイレベルな内容をただただ楽しむべし。 — SEO Japan

私はアーロン・ウォール氏を深く尊敬している。ウォール氏は間違いなくSEO業界で最も優秀な人物の一人である。それだけでも、ウォール氏が運営するSEOBookを読む価値があると言えるだろう。ウォール氏の見解は、賛否両論を呼ぶこともあるが、常に説得力がある。また、私は以前から同氏が抱えるレベルの高いコミュニティに参加するかどうか検討しているが、恐らく、間もなく参加することになるだろう。賛否両論の意見を持つ優秀な人達と議論をする場所は少なく – だからこそSEOBookは、私にとって読む価値のあるブログの頂点に君臨している。アーロン・ウォール氏は、私が言いたいことを代わりに言ってくれているのだ。このインタビューに応じてくれた同氏に感謝の意を伝えたい。ツイッターでSEO Bookをフォローし、ブログをブックマークしておこう。

1. SEOコミュニティは「SEOは終わった」と言う主張を「SEOは進化した」と言う主張に変えることに成功しました。その結果、大勢の人達が「インバウンドマーケティング」によって、SEOの影が薄くなる、あるいは、SEOにとって代わると考える、または望むようになりました。しかし、この推測は外れるはずでしょう。「インバウンドマーケティング」が用語として定着するかどうかは未知数です。このアイデア、「インバウンドマーケティング」が、現在、多くの「SEO」サイトが得ているマーケットのトラフィックの大半を共食いする可能性はあるのでしょうか?多くのSEOの活動の基盤となっており、そして、大勢の人達が「ザ SEO」と見ているSEOMozでさえ、SEOから撤退してでも、さらなる成長を求めて長期的にブランドの再構築を行う方針について揺れているように見えます。マーケットの規模が大幅に縮小した場合、「SEO」のトラフィックは別の用語に食われるかもしれませんが、あるいは、SEOの支持者によるメカニズムのおかげで食い止められる可能性もあります。SEOBookは、5年後、10年後に(基本的に)今とほとんど変わっていないと思うでしょうか?(期間は短いですが)SEO業界に参入してから、目立つ変更はサイトのデザイン変更だけだったように思えます。また、どのようなマーケットの状態になったら、ビジネスを行うアプローチを部分的に変えるのでしょうか?あるいは、推測を無視し、その場その場で対応していくのでしょうか?

特定の企業や人物や言葉を考慮しない状態では、マーケティングを実施する価値はありません。過去のコンセプトに捻りを加えて新しい何か(http://www.youtube.com/watch?v=suRDUFpsHus)を作り出す行為が行われており、これには幾つか意図があります:

  • 言い換え & 新鮮 + 関連しているように見せる:
  • 毎日(あるいは毎週でさえ)新しいことを考えるのは容易ではありません。新たなコンセプトを考案するよりも、過去のコンセプトを改称し、新しい包装紙に包む方が遥かに簡単なのです。
  • 特定の行為をスパムと見なす「高度」なSEOを実施し、半年間、または、1年間待って、同じ行為を最先端の「ホワイトハット」戦略と指摘する人達は大勢います。真意は火を見るよりも明らかです。
  • 悲しいことに、SEO業界の関係者の多くは無知であり、このようなトレンドを理解することが出来ず – 新しさが感じられる手法に乗っかり、より深い背景を理解する努力をせずに、撤退する傾向が見られます。私は以前から一番利益になるのは素人だと主張していますが(http://www.seobook.com/images/customer-pyramid.gif)、SEOBookのメンバーの大半は、マーケットの玄人に偏りがちです。
  • 短く & 簡単な記事を投稿すると、多くのコメントが寄せられます。しかし、読み終えるまでに長時間を要する記事を投稿すると、メンバーのフォーラムでは話題になるものの、ブログでは、ツイッターで「絶対に読むべき」等のコメントが寄せられる以外、リアクションは起きません。
  • 支持者の流れを作る:
    • マーケットに参入したばかりの素人の記憶に留まるようなキャッチーなフレーズを作り、自分のサイトを無償で宣伝してもらうのです。その一方で、残りの無知な人達は、マーケティング戦略のサクラになってくれます。
    • 今年の「____マーケティング」は5年/10年前の「_____の規定」と何ら変わりありません。
    • 倫理的なPRを説くエドワード・ベルナイスが、グアテマラでクーデターを起こしてクライアントの利益を高め(http://www.youtube.com/watch?v=jnYZVNVqBgU)、自由への灯火キャンペーンにより大勢の女性を肺ガンにした点をブログで取り上げたことがあります。
  • 伸びを証明する:
    • このSERP(http://www.seobook.com/images/newyorkhotels.png)を見ると、SEOの効果を証明するのは至難の業です。グーグル自身が検索結果に侵入し、SEOの推測が困難になりつつあるため、マーケッター達は異なる呼び方を必要としているのでしょう。
    • 投資家が資金を調達する企業に対する価値を高く見積もるべきだと言う見解を促すため、投資家に対して対応可能なマーケットに関する見解/範囲を広めることが、異なるキーワードの主な狙いだとデブラ・マスタラー氏(http://www.alliance-link.com/)が指摘していた気がします。

    マーケティングの認識を変えるために、マーケティングのコンセプトを練り直す新たな用語が近いうちに登場するとは思いませんが、長年に渡って、小さな変化が積み重なっていくのではないでしょうか。

    この点について心配しているかと問われれば、特に心配していないと答えます。それには、幾つか理由があります…

    • 新しいコンセプトが生まれないほど(あるいは古いコンセプトが新しいコンセプトとして再び登場するほど)マーケットが停滞しているなら、マーケットは動かない状態で収益化されていることを意味します。
    • 短期間においては痛みを伴いますが、パンダアップデート等の出来事は、参入のハードルが上がり、より頻繁に学習しなければならくなることから仕事の機会が確保され、プロのSEOにとってはプラスに働くでしょう。
    • ウェブの構造が変化するにつれ、様々な分野の最適化 & 投資の最適水準も変わります。
  • 数年前、SEOマーケットの用語の変化について、メンバー専用のセクションで触れたことがあります。
    • 私自身、SEO業界で複数のキーワードを造り、または、広めたことがあります – 今年は以前と比べ、大幅に登場する機会が少ないだけです。新しい用語は、現れては、消えていくのです。
    • トレンドを一度理解したら、その他のマーケットで起きる変化の一部を推測しやすくなります。
  • また、SEOのキーワードをごり押ししたところで、仕事の機会が増えるわけではありません。
    • SEO業界の商取引は、主に口コミマーケティング(http://www.seobook.com/word-of-mouth-marketing)を中心に動いています。
    • アドワーズにはスパムと詐欺がまん延しており + 検索エンジンのアドバイスは誤解を招くものが多く、検索結果をSEOの客観的な情報源として信頼することが出来ないアドバイスが、多く出回っています(http://directmatchmedia.com/googles-trust-us-penalty.php )。
    • 中にはSERPを信頼している人達もいますが、私自身は、成功または失敗の分岐点ではなく、潜在的な信頼性と考えるようになるでしょう。

    あらゆるマーケティングの用語における大きな問題は、ある程度成功すると、SEOを見直そうとするアプローチ(普通、そして、正当に見える戦略をスパマーや詐欺師がマネしようと試みる)と同じアプローチで見直される点です(http://www.johnon.com/293/seo-consulting-2.html)。詐欺師も信用を必要としているため、信頼性のバッジ、業界機関のバッジ等をウェブサイトに表示しているのではないでしょうか(http://www.benedelman.org/publications/advsel-trust.pdf)。

    SEOBookに関しては、このサイトを立ち上げた時(2003年)、3年から5年間、運営する予定でした。毎年、期限を延ばす傾向があります。1年後のことは心配していません – ただし、2年後、3年後には全てが消えると考えるようにしています。そうすることで、短期において全力を尽くす気になるからだ。年末になると、私はあと2、3年は維持できると考えます。しかし、SEOBookのようなサイトは、間違いなくいずれ姿を消し & 最終的にSEO業界から撤退することになるでしょう(5年後、または、それ以降になるかもしれません)。個人的に重要だと考えているのは、刺激/動機/意図です。昨年は、この3つの領域において物足りなさを感じていましたが、予想外の展開を迎えることがあります。最低の取り組みがうまく行くと感じることもあれば、大きく失敗に終わっても、意外なほど晴れ晴れとした気分になることもあるのです。

    2. ここ最近、SEOBookで、グーグルが、アフィリエイトや同様のサービスを絶えず抹殺しているため、SEO目的で新たなサイトを作ることはないと宣言していました。この点に関して、意見は変わっていないのでしょうか?コミュニティ/ソフトウェアにおいて、SEOBookほどの地位を確立していない人達にとって、高額なSEOはどこに向かっているのでしょうか? 優秀なSEOの人材、そして、ブルーグラス等の元アフィリエイトを抱えている企業は、(見たところ)高額のコンサルティングのみに絞っており、新たにサイトを構築した後の持続性について不安を感じる人達がいます。自分のサイトを構築する試みを行う代わりに、このようなルートを選択する方針は、「SEOの新たな自衛」の手段として得策なのでしょうか?自分自身を価値の高いSEOと言う「ブランド構築」を行い、大企業の顧客を集める方が、瓦礫を掻き分けて進み、自分独自のネットワークを構築するよりも、理に適っているのでしょうか?

    新しいサイトを作らないと断言したかどうか、ハッキリとは覚えていません。好奇心 & 新旧/大小/営利非営利等の分野を理解するプロになりたいと言う欲求により、新しいものをどうしても作りたくなります。その結果、どうしても新しいサイトを作らざるをえなくなるのです。SEOBookと(「SEOの生活のイメージ」を売るものの、現場の知識に欠ける)その他の有名なSEOサイトの大きな違いは、Bookは新しいプロジェクトを次々と立ち上げ & その多くが、それぞれ異なる発展の段階にあることです。統計データを持つ会社は、様々な規模のウェブサイトを熟知している会社と同じように、SEOの仕組みを理解することに苦戦しています。

    SEOコンサルティングは、今後の3年または4年間で、価格決定力に関して、大打撃を負うでしょう。コンサルタントの仕事の多くは、関係会社 & 外部のコンサルタントよりも報酬が少ないインハウスに流れていく可能性があります。このトレンドは既に進行しています。優秀なSEOのプロが、フォーチュン 500のマーケットでのサービスの提供を狙うのは当然です。グーグルが徹底的にアルゴリズムを大手企業に有利に働くようにバイアスをかけており(http://www.seobook.com/learn-seo/infographics/brand-branding-brands.php)、さらに、小規模な会社に何層ものリスクを与えている状況では(http://www.seobook.com/learn-seo/infographics/affiliates.php)、企業のマーケットに力を入れる方針は合理的だと言えるでしょう。雪だるまを山の頂上まで転がしながら登るよりも、山腹の雪片を吹き飛ばす方が簡単なのです。

    しかし、グーグルがアルゴリズムを大企業に有利になるように仕向けていたとしても、企業のコンサルティングが、必ずしも楽に実施することが出来るわけではありません – 巧みにプロジェクトを管理し、駆け引きに対処し、内部のチームから支持を引き出す必要があります。また、このような支持を得るニーズにより、時折、外部のエキスパートを招き、SEOの必要性を説いてもらう必要があるのです。.

    3. SEOBookコミュニティの購読サービスは、私が知る限り、この業界では独特のサービスであり、ウォールさん自身のような、価値の高いメンバーによる貢献があってこそ存続しているコミュニティだと思います。「コミュニティ」ベースモデルは、どの程度伸びしろがあるのでしょうか?当初は十分に成長させることが出来ると感じましたが、コントロールするためにはメンバー/優秀なSEOの適切なバランスが求められるのではないか、また、数ヶ月間で退会する人が続出する可能性もあるのではないかと思うこともあります。同様に、価格が300ドル丁度と言う点も際立っています – 299ドルのような心理的な価格設定は行っていません。これは意図的な方針なのでしょうか?「意図的」と言えば、SEOBookブログは「意図的」(最適化したURLの文字列/アフィリエイトのコードに関する製品のレビュー)なコンテンツと「非意図的」(業界の発展を説明するランダムな投稿)なコンテンツが組み合わされているように思えます。このように「意図」を意識し過ぎない方針は、ブログを必要以上に営利目的に見せない効果があり、ブログにとって必要不可欠な戦略なのでしょうか?それとも、「特に気にしていない。どちらでもよく、書きたいことを書くだけ」と言うハッカーニュースコミュニティの思考過程に似た、単純な方針なのでしょうか?ラーメンの利益程度まで金銭的なインセンティブが下がったとしても、SEOに関する記事を作成するのでしょうか?

    基本的にソフトウェアベースをモデルとしたウェブサイトは、規模を変幻自在に変えることが可能です。主にインフラを維持するだけでよく、関係構築および維持を行う必要がないためです。 また、ソフトウェアモデルは、リスクを軽減し、製品を出来るだけ多くのオーディエンスに見てもらうために実施する、無料のお試し期間等を楽に提供することが出来ます。一方、コミュニティベースのサイトを主に運営し、無料のお試し期間を提供すると、無料と言うワードに飛びつく人達が集まり、サイトが汚染され、既存のメンバーに対する価値が破壊されてしまいます。

    コミュニティベースのウェブサイトは、ベンチャーキャピタル投資を獲得し、大幅に拡大することが可能なビジネスとは異なり、「身の丈に合った」ビジネスだと言えるかもしれません。慌てて成長させようとすると、チャーンを増やし、サービスの価値を低下させてしまう可能性があります。そのため、成長を考慮して、SEOBookでは、最適化を試みているのではなく、小規模なエキスパートのコミュニティを運営することに満足しています。

    SEOBookのブログで統一感が取れていないのは、主に私自身の関心とグーグルのアルゴリズムのバイアスが原因です:

    • 自分のアイデアを具体的に表現し、フィードバックを得ることが、記事を作成する目的の一つです。私自身へのメモとも言えるかもしれません … 一部の読者は嫌がるかもしれませんが、小規模な事業を自立させる程度なら、万人に受け入れられなくても問題はありません。
    • グーグルの意向により、大企業なら5%ほどの努力で上位に格付けされる状態では(これはグーグルがパンダアルゴリズムを実施した動機です – 小規模なウェブサイトを一掃しつつ、その一方で、大企業のウェブサイトを優先したのです)、特定のアドバイス & 手法を公の場で紹介する上での金銭的なインセンティブは存在しなくなります(共有することで、得られるものよりも、失うものの方が遥かに大きくなる可能性があるため)。短期的に作業の機会を作るものの、その一方で、今後の収益の機会を破壊してしまうなら、有名なサイトであるかどうかは、大きな意味を持たなくなります。
    • このように、特定の業界のトレンドに関する記事を作成しても、前向きな情報を共有する金銭的なインセンティブが欠けるため、必要以上に皮肉の多い記事が完成してしまいます(マーケットメーカーに不当な扱いを受けている状況で、公の場で自分のアドバンテージを明かしたくはないのです)。
    • レビュー等に関しては、ブログをミックスし、多様性を与えるために行っています。レビューの多くは、記事の中にアフィリエイトのリンクを掲載せず、また、大半のレビューは無償で行っています。基本的にSEOBookにとっては単なるコストですが、メンバー、そして、SEOコミュニティ全体に対するサービスとして実施しています。
    • とは言ったものの、価値がある情報を共有することもあります。しかし、大半の場合、SEOBookは、全てをさらけ出すのではなく、読者に行間を読むよう求めています。奥の深い記事を作成するのは、SEOBookと適当なことばかり主張するブロガー達との差別化を行うこと、そして、SEO業界の優秀な人材をコミュニティに集めることが目的です。SEOBookのメンバーの多くは私よりも年齢が高く、私よりも遥かに大きな成功を収めています – 私達のコミュニティには大勢の優秀な人材が揃っているのです。

    4. 少し軽い話題を取り上げます。ウォールさんは、どのサイトを定期的にチェックしているのでしょうか?SERPには直接影響を与えないものの、SEOの取り組みを改善する効果はある「間接的なSEO」の記事はあるのでしょうか?また、SEOBookの取り組みやIMを実施していない時、何をしているのでしょうか?

    私にとっては、軽い取り組みがSEOに当たるかもしれません。経済に関する多くの記事に目を通していますが & 米国が数年後に主要通貨のイベントを行うと私は睨んでいる。iTulip、Ritholtz.com、Market-ticker.org & OfTwoMinds.com等のサイト/ブログは、マーケット、トレンド、そして、経済を理解する上で有益な情報を得ることが可能であり、マーケティングの手法を適用する方法に応用して、黒字の事業を構築する上で役に立ちます。

    残念ながら、社会は封建的になりつつあり、財産を盗み、一般市民の人生を破壊しておきながら、バンクスターには何の責任も問われない状態です( http://www.bloomberg.com/news/2012-03-23/mf-global-s-corzine-ordered-funds-moved-to-jpmorgan-memo-says.html)。バンクスターが権力を持っている限り、私達は破滅に向かって進んでいると言わざるを得ません。

    会計は基本的に抽象的な概念です – どうすれば多くの国々が同時期に借金を抱える状況になるのでしょうか?誰に借金をしているのでしょうか?誰かがこの詐欺ゲームで勝っているはずです。なぜ、ほぼ全ての通貨が借金としてマーケットに入ってくるのでしょうか?なぜ、民間に利子をつけて貨幣を作らせ、マーケットの民間の団体の一部からレバレッジ制限を取り払うのでしょうか?また、所得の不均衡が問題なら、犯罪に手を染めたバンクスターを救済し、不正に作った借金を一般市民に押し付ける行為は、八方塞になるペースを早める以外に何の効果があるのでしょうか?

    私は経済に関する出来事への無関心や無知に怒りを感じています。しかし、米国では、子供の頃から無関心や無知を徹底されており、また、この方針は、文化に深く根付いています。米国は過剰消費に基づいた社会を形成しているのです。

    経済の構造は私達が功績を認める以上に重要です。しかし、昨年の北アフリカで起きたような状態になるまでは、感謝しようとはしないでしょう。

    少なくとも、興味深い時代に生きていると言えます。

    5. 30年後には、SEOBook、またはSEOBookが進化したプロジェクトから引退しているかもしれません。 しかし、ブランドを基にSEOBookは構築されており、コミュニティは、個人のブランドのおかげで繁栄しています。この点を考慮すると、ウォールさんが引退した時点で、このサイトの価値の多くはは消えてしまいます。ランド・フィッシュキン氏は、SEOMozで同じような問題に直面しているが、ブログの取り組みの多くをその他の優秀なブロガーに「移転」することに成功しており、現在、コミュニティを活用して、独自のブランドを築こうと試みています。SEOBookでも、時折、他のブロガーが記事やコラムを投稿しているものの、このブログのレベルおよび多様性は限られており、今でもSEOBookは「アーロン・ウォール」そのものと言う印象を私は持っています。その多くは、真似することが出来ない独自の見解と関係があるのでしょう。SEOmozのようにコミュニティを解き放つ/拡大する上で、記事に対する多様性を高める取り組みを検討したことがあるでしょうか?将来的にこの方向に進み、SEO Bookから距離を置く、または、その他のプロジェクトに力を入れるつもりはあるのでしょうか?

    寄稿を増やす方針は検討したことがありますが、慎重に行う必要があります。大勢のマーケッターが、SEOブログを支援するのではなく、経路として利用しようと試みています(http://www.seobook.com/reddit-distilled-virante)。そのため、この類の人達には注意しなければいけません。また、頻繁に読むブログのことを考えると、ブログを開設した人物が関与しない状況になると、面白味がなくなると言わざるを得ません。例えば、マイケル・アーリントン氏が辞めた後、テッククランチは魅力の半分近くを失ってしまいました & また、この独自の魅力にページランク、リンク、コンテンツ、勢い、注目等が左右されるのです。

    30年後には間違いなくSEOから距離を置いているはずです。しかし、サイトの更新を止めても、オンラインに残しておくつもりです。私は1年間に1000ドル支払って、Threadwatchを数年前からホスティングしています。このサイトを引退させた後も、インターネット上で引き続き提供しているのです。

    私は常に複数のプロジェクトを並行して運営しています – 一つのプロジェクトから得た知識を別のプロジェクトに活かすことが出来るからです。また、各種のプロジェクトの宣伝 & 取り組みの加減を頻繁に調整しています。SEO Bookを閉鎖したくなったら、まずはスタッフと協議し、その他のサイトにより積極的に関わってもらうようにするでしょう。ただし、現時点では、うまくいっており、何かを変える必要はありません。

    時々、多少モチベーションを失うことはありますが、その他の一般的な仕事と比べると、SEOはとても魅力的です。また、SEO Bookのコミュニティには、優秀な人材が揃っています。私があまり乗り気ではない時は、他のメンバーが素晴らしい情報を提供し、私がいなくてもコミュニティに多くの価値を与えてくれます。また、スタッフを雇うことで、私が仕事を休んでも、サービスを継続することが出来ます。幸いにも、SEO Bookは大勢の優れたメンバーに、そして、私は優秀なスタッフに囲まれているのです。

    6. 第二の検索エンジンに対する注目が高まってきているようです。事実、投資家がDuck Duck Goやその他のソリューションに熱い視線を送っています。グーグルの有料検索結果が増え、その他の大手検索エンジンが発展する中、新たな検索エンジンが近いうちにマーケトシェアを浸食する可能性はあるのでしょうか?5年後には大きく進展しているのでしょうか?台頭する検索エンジンがあるとすれば、それはどこからやって来るのでしょうか?

    グーグルの最大の競争上の脅威はグーグル自身です。誰とでも競い & プライバシーにおいてユーザーを騙す欲求により、やがて痛い目を見るでしょう。最終的に、グーグルは、政界の大物に睨まれ & その結果、様々な行動が引き起こされるでしょう – 今の段階では、これ以上予測することは出来ません。

    素晴らしい答えを提供してくれたこと、そして、SEOコミュニティへの貢献に感謝している。SEOBookツイッター、そして、SEOBookブログでアーロン・ウォール氏に注目してもらいたい。


    この記事は、Ross Hudgensに掲載された「Interview With SEO Book’s Aaron Wall」を翻訳した内容です。

    アーロン・ウォール、翻訳が難しい文章・話し方の人で、直訳調で恐縮です。しかし普段チェックしているブログが経済系なのが目の付け所が違います。内容自体もじっくり考えたくなってしまう重みのあるコメントが多かったですね。業界の人間としてはSEOMozの話も興味深く読みましたが、さてSEO業界、このインタビュー記事を参考にあなたなりの今後の発展の方向性について考えてみてはいかがでしょう。 — SEO Japan [G+]

    コンテンツマーケティング・メトリクス

    最近、コンテンツマーケティング関連の記事を紹介すると妙に緊張する私ですが 汗、さて今回は、コンテンツマーケティングの効果測定を考えてみようという記事を。単純なアクセス数やコンバージョン数だけではその価値を測りきれないコンテンツマーケティング、様々なメトリクスをチャート形式で紹介することにチャレンジした内容をHeidi Cohenから。 — SEO Japan

    あなたのコンテンツマーケティングは順調?

    コンテンツマーケティングがそのビジネスゴールを確実に達成するように、あなたは進捗状況と結果を測定しなければならない。コンテンツマーケティング・メトリクスは、従来のトラッキング分析とコンテンツ制作に関連したより具体的な質問の組み合わせを包含する。

    制作に関連したコンテンツマーケティング・メトリクス

    あなたのコンテンツマーケティングプログラムにおける、従来のマーケティング・メトリクスにはないソフトな要素をトラッキングすることから始めよう。これらの因子は、あなたのプログラムのコンテンツがあなたのゴールとターゲット市場のニーズを基にしたそのビジネス目標に見合っていることを確かめるために検証することを目的とする。ここでは、あなたのコンテンツマーケティングの量と質を評価するための7つのコンテンツマーケティング・メトリクスを紹介する。

    1. どんな種類のコンテンツが作られるのか? 情報カテゴリを明確に考え、種類ごとにコンテンツをトラッキングする。どれくらいの頻度でコンテンツは作られるのか?もしくは、アップデートされるのか?これらのアップデートは何によって決まるのか?
    2. どんなコンテンツの形式が作られるのか? 例えば、ブログ記事、写真、動画など。
    3. 誰がコンテンツを作るのか? 具体的に誰がコンテンツ開発に責任を負うのか?これには、部署による社内リソース、外部代理店、顧客、大衆が含まれる。顧客もしくは大衆がコンテンツに貢献するのか?もしそうなら、どんな種類のコンテンツで、どれくらいの量で、どれくらいの頻度なのか?コメント、採点、レビュー、投票、アンケート結果を見落とさないこと。
    4. コンテンツはどこに置かれるのか? オウンドメディアなのか、サードパーティメディアなのか、ソーシャルメディアなのか。 全てのオンラインコンテンツとソーシャルメディアと同様に、コミュニケーション、製品パッケージ、店舗情報のようなオフラインコンテンツも含めること。
    5. コンテンツにブランドが組み込まれているか? あなたはこのブランド・インパクトをどのようにトラッキングするのか?このブランディングは、それがあなたの会社の情報として認識されることを確実にするためにさらなるクリエイティブな作業を必要とするのか?
    6. コンテンツマーケティングがどのように製品もしくはオンラインプレゼンスと結びついているか? これは、ウェブサイトまたはブログまたはQRコードへのリンクかもしれない。他に必要とされるコンテンツはあるか?
    7. 見込み客をコンテンツマーケティングに引き付けるために関連したマーケティングが必要とされるか? もしそうなら、このマーケティングは全体的なマーケティングプランに組み込まれるか?そのコストは予算に含まれるか?

    既存のトラッキング項目によるコンテンツマーケティング・メトリクス

    これらは、既存のトラッキングシステムを使用してモニターされるコンテンツマーケティング・メトリクスだ。それらは、5つの基本的なメトリクスカテゴリに分類される。


    コンテンツマーケティング・メトリクス

    カテゴリ

    トラッキングする要素

    メトリクス

    - 1つのコンテンツにどれくらいの訪問者/閲覧者がいるのか?ユニークビジターの数は?

    - コンテンツマーケティングはリード生成を改善したのか?

    - 訪問者数、ユニークビジター数

     

    - 販売見込み客の数

    行動

    - 訪問者はコンテンツでどれくらいの時間を過ごすのか?

    - 彼らはコンテンツを共有するか?

    - 彼らは継続中のコンテンツに登録するか?

    - 彼らはあなたが求める次の行動をするか?(あなたは相応しい行動喚起を用意しているか?)

    - サイト滞在時間、ページ滞在時間

    - ツイート数、Facebookいいね!の数、友人へのメールの数
    - Eメールニュースレター、RSS、ダウンロードなど

    - アクションの数(固有のプロモコードが重要!)

    ブランド・インパクト

    - あなたのコンテンツのブランド・インパクトは何か?コンテンツマーケティングはブランディングを改善したか?

    - 改善されたブランド・センチメント、購入の意思、ブランド・リコールなど

    収益

    - コンテンツマーケティングに関連した売り上げはどうか?

    - コンテンツマーケティングはコンバージョン率を改善したか?

    - アーンド・メディアの価値は何か?

    - コンテンツマーケティングが返品商品を減らしたか?

    - 合計売上、合計販売数、平均注文数

    - コンバージョン率
     
     
    - アーンド・メディアのドル価値

    - 返品商品の数、返品商品の金額

    費用

    - コンテンツ制作のコストは?(クリエイティブ、テクニカルサポートなどを含む)

    - コンテンツマーケティングは検索マーケティング費用を減らし、結果を改善したか?

    - 合計コスト(社内コストに対する社外コストの発生)
     
     
    - 検索マーケティング費用、キーワードごとの検索ランキング

    あなたがどこから始めるとしても、コンテンツマーケティングプログラムがそのゴールに見合っていることを確かめるために、コンテンツマーケティングプログラムのソフトとハードの両方のメトリクスをトラッキングすることが大切だ。たとえあなたのメトリクスが完璧に満たないとしても、コンテンツマーケティングの結果を測定し始めて、やっていくうちにそれらを洗練していくのだ。

    このリストに追加したいその他のコンテンツマーケティング・メトリクスはあるだろうか?もしあるなら、以下のコメント欄に投稿して欲しい。


    この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Content Marketing Metrics」を翻訳した内容です。

    現状のアクセス解析ツールでは上記のメトリクスを調べるのも手間がかかりそうですが、いずれはダッシュボード化されて簡単にコンテンツマーケティングの効果測定が行えるサービスが登場してくるのでしょうか。今を生きるウェブマーケッターの皆さんはできるところから地道に効果測定しつつ、コンテンツマーケティングに励んでいくしかなさそうですが。。。無駄に思える作業も増えるかもしれませんが、そこから得るものは大きいはず。 — SEO Japan [G+]

    「コンテンツマーケティングが新しいSEO」である理由

    先日、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という記事を紹介した所、思った以上に反響がありました。その中で、Web Shufuさんに書いていただいた「「コンテンツマーケティングが新しいSEO」ではない理由」の内容が大変興味深く、また諸々改めて考える点もありましたのでSEO Japanでは珍しく下記に意見記事に対するレス記事として私の意見を書いてみたいと思います。尚、Web Shufuさんの記事を事前に読まないと全く意味不明な内容ですのでまだの方はお先に是非。 — SEO Japan

    まずWeb Shufuさんの記事ですが、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という物言いが嘘であり、それを私がわかったままSEOの権威を守るためにあえて掲載している、というような指摘をいただきました(ざっくり&個人的視点すぎてゴメンナサイ)。記事全体の書かれている内容自体は同意できる点も多かったのですが、この記事タイトルが嘘である、という点について私の意見を述べさせていただきます。

    記事の前段の説明によれば嘘の理由は「SEOはコンテンツマーケティングの手段であるから」、ということかと思いますが、もちろんそれはそうかと思いますが、SEOをずっと行ってきた人間からすると「コンテンツマーケティングはSEOの手段」でもあります。コンテンツマーケティングを昔から実践していた!と偉ぶるつもりはありませんが、サイトへの集客窓口を広げるためのコンテンツ提案やコンテンツ作りはSEOの作業範囲で過去も10年前からやっています。

    あくまで私自身の考えですが、SEOは検索エンジン、コンテンツマーケティングはコンテンツを主軸に置いているだけで、基本マーケティング施策という意味では似たような話かとは思っています。検索エンジンじゃなくて検索ユーザーだろう、という話もありますがそういう面倒な議論は省きます。コンテンツマーケティングの定義はもっと拡い、SEOは集客だけで視点が狭い、という意見もありますが(その前提でWeb Shufuさんの記事も書かれていると思いますが)、SEOはSEOなりに集客だけでなくその後のコンバージョンや顧客育成、ブランディング等もそれなりに考えています。コンテンツマーケティングが言葉として話題になる以前は、SEOの範囲は集客に加えどこまでが含まれるのかという話がSEO界隈でよく議題になりましたし、実際、集客以降の施策を行っているSEO会社やSEO担当者も少なからずいるとは思います。

    最も、現時点でもSEOは主に検索エンジン経由の集客のみをさす言葉ですし、どちらかというと普及以前に定義に関する議論がされているようなコンテンツマーケティングに比べるとマーケティング施策としての定義や体系化はきちんとされていません。本当は検索マーケティングの中核手法であり、立派に体系化できるマーケティング概念のはずなのですが、検索広告と分けて取り扱われていたり、SEOサービス会社も部分的手法の提供に従事し自らの範囲を狭めてきた点は否めませんし(反省)、特に日本では検索エンジンマーケティング(Search Engine Marketing / SEM)が検索広告とほぼ同一視されSEOと分けて考えられただけでなく(私は元々SEOというよりSEMを提唱していたのですが)、ネット広告市場の成長ドライバーだったので仕方ありませんが、検索広告部分のみ注目され、集客以降の施策は余り注力されてこなかったこともあり、Web Shufuさんのような批判が展開されるのは十分理解できます。

    同時に、またこれも個人的な印象になってしまいますが、大規模事業者の場合はSEOを集客のみの1パーツとして扱う場合も多いですが、中小規模サイトなどではSEOからウェブマーケを始め、同じ担当者がそのままマーケ全般をやりきっている場合も多いと思いますし、ユーザーの検索行動調査から始まる全体のマーケ活動全てをSEO(検索マーケティング)で括ってしまっている場合もあると思います。その観点からいえばコンテンツマーケティングもその一部と考えることができなくはないのでは、と思っています。

    私自身も自身が15年前、お金が無かった時にベンチャーを起こして検索エンジン経由で集客を始め成功したのが今の仕事のきっかけですし、SEOサービス以外にもウェブメディアやECサイトを運営していますが、それこそ企画の段階から常に検索ユーザーを意識してそこから最後まで考えていきますのでコンテンツマーケティング的なこと(&顧客育成的なこと&ブランディング的なこと諸々)もその過程で実施していますが、実際にやっていることはともかく全てSEO(正確に言うと検索マーケティングですが)起点で考えてしまっています。浅はかな奴といわれればそれまでですが、とりあえずどうにか各事業回っていますし個人的にはネットの検索行動自体が衰退するまではその路線で進めて今後も良いと思ってはいます。

    元記事の筆者はその代表格のような人間で、B2Bのサービスサイトで長年ウェブマーケに取り組み、結果サイトの集客の大半を検索エンジン経由で獲得し、そこから多くの顧客を得続けているからこそ、検索エンジン経由の集客を最重視しており、それを実現するためのマーケティング施策をSEOと呼び、その手法として今後はコンテンツの活用が重要と考えており、そのままタイトルにした、という話かと思います。多少キャッチ―さは意識したかと思いますが、嘘をついているつもりはないと思いますし、私自身そのタイトルが嘘にも思えません。私はSEO屋ですから「SEOの権威を守るため」といわれても仕方ありませんが、元記事の筆者はウェブサービス運営会社の経営者ですし。そういう記事を掲載したのはお前だろ、といわれるかもしれませんが、記事の内容を読んでいただければ分かりますが、どちらかというとSEOよりコンテンツマーケティングを大絶賛している内容ですし。。。過去のSEOに頼り続けたければそもそもこんな記事は載せません 汗

    2000年代検索マーケティング全盛時代からウェブマーケに取り組んできた事業者の中にはソーシャルメディアの活用や、コンテンツ等を活用した中期長期型の顧客育成や手法に対応できていない所も多くありますし、SEO Japanでもそんなサイトやウェブマーケッターさんを支援、そして私自身が勉強する意味でもSEO以外の幅広い記事を日々紹介しています。ただ元々紹介するソースにしても私のコメントにしても検索・SEOよりの視点になりがちなので、今回のご指摘は逆にありがたく読ませていただきました。

    本来は、SEO/SEM側の人間が、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングに対抗できるようなサーチマーケティング論や体系を構築・提示・実践していくべきなのでしょうが、現状、私のそこまでの覚悟も知力も体力もありません。批判は甘んじてお受けいたしますが、自分の価値を守るため嘘と知りつつ釣りタイトルの記事を掲載する奴と思われるのに耐えられなかったので 汗 私の考えを一筆書かせていただきました。所詮SEO屋の枠を抜け出せない奴。。。と思われればその通りかと思いますが、嘘で人を欺くつもりはなかったことはご理解いただきたく思います。Web Shufuさんはじめ、今後も皆様から様々なご意見いただければ嬉しく思います。


    実は上の記事、元々、Web Shufuさんの記事のコメント欄に投稿しようと思ったのですが、長くなりすぎたのでさらに加筆してSEO Japanに投稿することにしました。今回のタイトルもWeb Shufuさんの記事タイトルにからめたバズ狙いタイトルではありますが、上に書いたように私自身は「コンテンツマーケティングが新しいSEO」と思っているので特に嘘をついているつもりはありません。

    またこういう記事を書くと「コンテンツマーケティングとSEOの主導権争い」と思われそうで怖いのですが、そういう意図は一切ありません。その点に関しては結論からいうとどうでもいいですし、主導権なら喜んでお譲りいたします。パンダアップデートにしろ、最近のコンテンツマーケティングブームにしろ、皆さんに心配される程、ビジネスへの影響もありませんし、所詮その程度のレベルでやっていますので。私自身がSEOに長年取り組んできた人間ですし、このブログも名前通りSEO Japanですし、SEOに興味がある読者の方を想定してSEO起点に視点がなりがちというだけという話です。重要なのは「検索エンジンで検索しているユーザーの集客と顧客化」のみであり、SEO Japanではそれに効果がある手法は積極的に紹介しています。

    結果、SEO Japanでも日本でコンテンツマーケティングという言葉が騒がれる前から見出しの書き方から記事のソーシャル拡散方法までコンテンツマーケティング系の記事を大量発信していますし、逆にリンク関連の記事やテクニカルなSEO手法の解説記事は最近は余り紹介していません。SEO屋がコンテンツマーケティングをPRしてどうする?という話もありますが、その点は特に余り気にしていません。そもそも私自身はコンテンツマーケティングは人に教えられたり、人や会社に代行させるものではなく、自らが日々のマーケティング活動の中で体感し、会得していくものだと思っており、その部分をビジネスにするつもりもありませんし、SEO Japanが基礎知識習得の参考になればそれで十分です。結果、私の会社のSEOサービスを利用しない会社さんも出てくるかもしれませんが、それはその会社さんの事業にも貢献できた&自身の「大人の余裕ブランディング」にプラスになったとむしろ喜びたいです。

    私の会社も総合マーケティングサービスを手掛けられるにこしたことはありませんが、リソースも限界がありますし、ピンポイントでのサービス(インフォグラフィックLPOなど)しか提供していません。このブログが直接的にビジネスに役立つことは多分他の業種特化型ブログに比べると少ないでしょうし、コンテンツマーケティング・インバウンドマーケティング的には正しくないアプローチな気もしますが(実際、趣味?のスタートアップ系の記事も多く会社の人にSEOの記事を増やして!と怒られることも多々あります)、まぁ多少なりとも会社のブランディングには役立っていますし(と、信じたい)、幅広い種類の記事も多少は最近話題のフィルターバブルを打ち破るきっかけにもなり良いのでは勝手に納得しています。何より、私自身が興味があることじゃないと長続きしませんし。経営者だから許される道楽ともいえますが、少なくとも今日食べた豪華ディナーの自慢をするよりは多少は価値のあることを提供できているのではと思いたいです。

    ダラダラと長文かつ何故か最後は自虐的になってしまい恐縮ですが 汗 私の一意見ということでWeb Shufuさん始め皆様今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m — SEO Japan [G+]

    プロでも犯すコンテンツマーケティングの5つの間違い

    コンテンツマーケティングの重要性がかつてない程、叫ばれる今日ですが、効果的なコンテンツマーケティングを実践するには様々な課題があるのも事実。今回はベテランマーケッターでも間違えかねないコンテンツマーケティングの過ちを5つ指摘した記事を天才マーケッターのニール・パテルが語る。 — SEO Japan

    あなたはコンテンツマーケティングで埋め尽くされているように感じるだろうか?コンテンツ制作があるのと同じだけそれと関連したマーケティングがあるということは簡単に忘れてしまう。一般的に、このタスクはマーケティング部門の肩に直接のしかかる。もしこれがあなたのコンテンツマーケティング戦略が乗っている軌道のように聞こえるなら、あなたは手に入れるよりも多くの顧客を失っているかもしれない

    では、どうやって自分が信頼のおける実行可能なコンテンツマーケティングプランを開発していることを確かめることができるのだろうか?まず、あなたは以下に挙げる間違いを避けなければならない。それらはあなたのコンテンツ戦略を狂わせる…。

    間違い1: マーケティング部門に完全に頼ること

    最初の最もよくある間違いは、マーケティング部門に全てを押し付けることだ。社内の他の部門に比べて、これは外面から見ると最も筋が通っている。あなたの会社がこれをしているとしても、それはあなただけではない:

    しかし、コンテンツマーケティングは、マーケティングやエディトリアルやパブリックリレーションの単なる延長として考えるべきではない。それは、デザインやエンジニアリング、さらにはセールスを含む様々な部門から召集するべきだ。

    なぜって?マーケティング部門が、あなたが作るべき一番のコンテンツの種類を常に知っているわけではないからだ。例として、KISSmetricsで、エンジニアリングおよびデザイン部門が推奨したコンテンツの種類をいくつか紹介する:

    • 人々を追跡する方法 – KISSmetricsで受ける最もよくある質問の1つは、“私たちがどうやって人々を追跡するのか”だ。これには私たちの技術の深い理解が必要とされるため、マーケティング部門はこのような記事を書くことができない。
    • デザインがどのようにコンバージョンに影響を与えるか – 私たちの理想的な顧客の多くがコンバージョン率を上げようとしており、デザインチームはこのような記事を書くのに適しているだけでなく、デザイン事例をつくることもできる。
    • 外部JavaScriptの読み込みを遅らせる方法 – 多くの人が自分のウェブサイトの読み込み時間を気にしているが、これを改善する1つの方法は外部JavaScriptを遅らせることだ。エンジニアはこれをする方法を説明することができるだけでなく、このタスクを完了するために使う必要のあるコードを書き出すこともできる。

    上の例を見て分かるように、マーケティング部門はそれらのコンテンツ全てを書くことができるわけではない。そのような理由から、社内の多くの部門をコンテンツマーケティング戦略に関わらせることが重要だ。ここでは、他の部門を関与させる方法を紹介する:

    • 他の部門に働きかける – 会社にとってのコンテンツマーケティングの利点と同様にそれが彼らにとって個人的にどのような恩恵があるのかを伝えること。それには、パーソナルブランドを向上することなどがある。これをする簡単な方法は、すでに顧客とコミュニケーションを取っている人を社内に探すことだ。なぜなら、彼らはブログを書くことによりオープンだからだ。
    • 全てのコンテンツ記事にエディトリアルボードを作る – これは、アイディアのきっかけ、および、全てのコンテンツマーケティングチャンネルを介してブランドと声を一貫させることの両方の役割を果たす。
    • Eメール・エイリアスもしくはSkypeグループを作る – これら全てのメンバーを追加して、アイディアがひらめいた時や1つのコンセプト記事が完了した時にお互いに簡単に意思疎通ができるようにする。

    間違い2: 活力を失うこと

    チームが一緒になった今、あなたはコンテンツそのものに焦点を合わせる必要がある。戦略がローンチされたばかりの時は、たくさんの素晴らしいアイディアを量産し、それらを現実にする仕事にすぐに取り掛かるのはとても簡単だ。しかし、ある時点で、あなたはアイディアを失い、クオリティに苦しむのだ。

    それが起きる時、私は以下のことをする:

    • ストーリーテリング – 人々はある種のストーリーに引き付けられる:勝利のストーリー、意欲をかき立てるストーリー、インスパイアするストーリー。あなたのコンテンツは共有されるストーリーを伝えるのにどのような役割を果たすのだろうか?ただし、ストーリーテリングをストーリーセリングと間違えていないことを確かめること。
    • 顧客が尋ね方の分からない疑問に答える – 人々があなたの製品で直面する最大の課題は何だろうか?どうやって彼らはそれに対する成功率を上げることができるだろうか?
    • 人間的な味わいを加える- 大部分のコンテンツマーケティングの常とう手段における最大の問題の1つは、人間を完全に取り去って会社とそれがしていることにのみ焦点を合わせることだ。
    • 競合相手に注意を払う – ホットな新しいコンテンツアイディアを獲得する簡単な方法の1つは、競合相手に目を向けておくことだ。ここでクリエイティブなアイディアを思い付くために競合相手を調査する私のプロセスをチェックすることができる。

    上の4つの項目に注目を払っていたことを念入りにチェックした今、あなたはGEのコンテンツマーケティングの例の何が間違っているか分かるだろうか?

    それは、全てがGEとそのテクノロジーに関することで、彼らが助けたり影響を与えた人々に関することではない。それこそ彼らは、自分達の理想の顧客のためになるコンテンツを作るべきだった。

    間違い3: コンテンツを会社ブログからのみマーケティングすること

    ここまでで、あなたは自分のブログだけでコンテンツをマーケティングすることが効果的ではないということを知ったはずだ。自分の顧客が使用しているチャンネルを含めるために、手を伸ばし、焦点を広げる必要があるのだ。

    ソーシャル、動画、ドキュメント、スライド、インフォグラフィックなど、コンテンツがシェアされる可能性のある手段全てに目を向ける必要がある。コンテンツマーケッターは多くの場合、ソーシャルメディアに焦点を絞り、自分たちのオーディエンスが他のサイトも読んでいるかもしれないことを全く忘れてしまう。あなたは、それらのサイトを他の形のコンテンツを作ることによって活用できるのだ。

    以下のことを試してみよう:

    • 動画をゲスト投稿に変える。
    • ブログ記事をインフォグラフィックに変え、それを他の誰かのサイトに投稿する。
    • ポッドキャストを介して業界エキスパートにインタビューし、彼らにそれを自分のブログで配信してもらう。

    上記のコンテンツを作ったなら、以下のEメール・アウトリーチ・テンプレートを使用して業界関連ブログに自分のコンテンツを配信することができる:

    件名:[あなたのゲストブログ記事のトピックを挿入]に関するブログ記事のお知らせ

    [相手の名前]さん、[相手のサイト名]の熱心な読者である私は、[ブログ記事のトピック]について読むのを大変楽しみにしています…そして、他の読者も同様だと思います。

    [相手のウェブサイトの既存記事その1、相手のウェブサイトの既存記事その2、相手のウェブサイトの既存記事その3]に関するあなたのコンテンツは最高ですが、[ゲストブログ記事]に関するブログを書くことによって全てを結びつけることができると思います。

    あなたが忙しくてそれについてブログを書く時間がないかもしれないと思い、私はあなたが断れないような申し出をするつもりです。私があなたのために書くというのはどうでしょうか?大丈夫です、私は優れたブロガーで、[以前のゲスト記事のURLその1]と[以前のゲスト記事のURLその2]に私の投稿が取り上げられました。

    興味があればご連絡ください。私はすでにあなたのブログスタイルを知っているし、あなたの読者が何を好むかも知っています…私もその中の1人ですから。

    お返事をお待ちしています。
    [あなたの名前]

    あなたが定期的にゲストブログを書くべき理由は、それがあなたの検索トラフィックに驚くべき効果を発揮するからだ。例えば、私は59件のゲストブログを書き、それらがQuick Sprout上の30の記事に117個のリンクを追加で築くのに役立っている。

    上の画像を見ると分かるように、ゲスト記事からリンクした記事は、多くのリンクを獲得しなかった記事よりもたくさんの検索エンジントラフィックを受け取った。そして、それらのゲスト記事が生み出したリード数や販売数を追加すると、ROIは膨大だった。

    間違い4: 顧客を納得させないこと

    あなたにはコンテンツがある。しかし、それは本当に顧客を納得させているのだろうか?誠意を持って作られるコンテンツマーケティングのよくある間違いの1つは、全ての記事を肯定的な雰囲気で言うことだ。というのも一つには、あなたの顧客はそれを買っていない。あなたも顧客も、その製品もしくはサービスに欠点があること、または全ての人に適しているわけではないことを知っている。全てのコンテンツマーケティングの取り組みは、どちらかというとセールスピッチのように感じる

    これを避けるのを手助けするために、自分のコンテンツマーケティングの取り組みにユーザーに参加してもらいたい。バーモントのスキーリゾート、Jay Peakは、この山のどこが好きかを説明するInstagram写真をJay Peakにタグ付けすることをユーザーに促した。Jay Peakに関する話は、そこでスキーをすることのどんなところが好きなのかを強調しているユーザーの二次的な派生ではあるが、このキャンペーンは、この場所を誇大宣伝せずに熱狂を共有するという素晴らしい仕事をしている。

    では、あなたはどうやってそれをするのか?こんなやり方がある:

    • ユーザーにあなたの製品と一緒に写真を撮ったり、普通とは違った方法であなたのブランド名を紹介することを奨励する。Nylaboneユーザーはこの製品を使用している犬の写真を投稿して、それらに独自のキャプションを付けるように要請し、マーケティング動画や写真ではできない方法で本当のソーシャルプルーフを提供している。
    • 投稿者にあなたが彼らのコンテンツを投稿する時に知らせる。彼らがコンテンツとあなたの返答の両方を自分の友人に見せる可能性はとても高い。
    • ブランドそのものよりも感情に焦点を合わせる。コカ・コーラのHappiness is…のTumblrページChobani Greek YogurtのPinterestページは、常に製品そのものについて語るのではなく、そのページでやりとりすることによって、顧客はブランドとそれらの感情を結び付けるようになる。

    しかし、ユーザー生成コンテンツに完全に頼り切るという間違いをしないこと。アップロードされた写真や動画のソースを投稿する前に必ずチェックし、顧客が送信するどんなコンテンツもあなたの会社の所有物になり、あなたが好きなようにすることができるということを事前に知らせておくこと。これは、キャンペーンが一つの形になった場合に不意に現れるかもしれない議論を呼ぶ問題や法的な問題を防ぐのに役立つだろう。

    もしあなたが本当にユーザー生成コンテンツの利点を生かしたいのなら、良いも悪いも含めたレビューを求めることだ(そして、返答する)。多くのユーザーにとって、企業が気にかけているということ、そして問題を解決するためにユーザーと一緒に取り組む意思があるということを知ることが、あらゆる怒りやフラストレーションを発散することとなり、それが口火となって他の不満な顧客も周囲のみんなと同じことをするようになる。

    間違い5: 結果を測定しないこと

    役に立つコンテンツマーケティングのメトリクスを集める簡単な方法は、どのページもしくはプロモーションが顧客に最も大きな影響を与えたのか、そしてその理由を見つけ出すことだ。クリックスルー率、サイト滞在時間、直帰率、ユニークビジター数のようなことを測定することは、全てセールスに焦点を合わせたメトリクスだ。あなたは以下のようなことにも目を向けるべきだ:

    • 顧客が最も関与したメディアの種類 – これは最も基本で、詰まるところ、ページ数、ダウンロード数、その他の生データということになる。Googleアナリティクスのような基本ツールを使ってこれを決定することができる。
    • コンテンツがどこでどのようにソーシャルに共有されたか – ソーシャル共有の数や、コンテンツが共有されたチャンネルを追跡するためにHootsuiteのようなサービスを使用することができる。
    • コンテンツが顧客にコンバートしたか否か – もしお金を支払う顧客に変わらなければ、あなたの全てのコンテンツマーケティングの取り組みは無駄になる。あなたのサイトで誰が何をしているのか、どれくらいの頻度で参加するのか、どれくらいすぐに購入をしたのかを知ることから始めよう。

    ここでは例として、私たちがKISSmetricsブログで追跡していることを紹介する:

    上の画像を見て分かるように、コンテンツURLが左側に配置され、それらのURLの1つを読んだ後に人々がブログを訪問した回数が示されている。パーセンテージが高い方が、より良いコンテンツということだ。もしあなたが、再訪問のパーセンテージの低いコンテンツを書いているのなら、それは、あなたが人々が読みたいと思わないコンテンツを配信していることを意味する。

    KISSmetricsでは、再訪問のためにブログを最適化しようとしている。なぜなら、それはブランドロイヤルティを作り出すのに役立ち、長期的に見るとそれらの訪問者が顧客に変わる可能性がより高いからだ。

    最後に

    効果的なコンテンツマーケティング戦略を作るのは決して簡単ではないが、上記の間違いを避ければもっと良い状態になるだろう。

    私が上に挙げた全ての間違いのうち、最もよくあるのが、結果を測定しないことだ。前向きなROIを生み出すことができなければ、たくさんの時間やお金をコンテンツマーケティング戦略に投げ捨てることはできない。それは単にダウンロード数やシェア数が全てではなく、コンテンツを消費することから獲得した顧客数も重要だ。

    あなたが最近目にしたコンテンツマーケティングの間違いは何だろうか?あなたならどうやってそれらに対処するだろうか?


    この記事は、Quick Sproutに掲載された「5 Content Marketing Mistakes that Even the Pros Make」を翻訳した内容です。

    間違いを指摘というか、こうすればもっとうまくいく的なアドバイス集にも読めましたが、やっぱりその感性と経験を元にした内容は視点が鋭いですし、最近増えている自称コンテンツマーケティング啓蒙家によくある表面的なアドバイスと違って実践的ですよね。。。。4月1週目からとっても感心してしまった&自身のコンテンツマーケティング戦略にも生かしたいと心から思えた記事でした。 — SEO Japan [G+]

    コンテンツマーケティングが新しいSEOである理由

    日本は昨日からネット業界の扉を開けた新社会人の方も多いのでしょうか。新社会人、転職組問わず検索マーケティングの世界に新しく入った方であればリスティングからSEOまで覚えることはたくさんありますが、SEOに限れば絶対的な正解がないものも多く、また最近はコンテンツを活用したマーケティングが真のSEOといわれ、混乱に拍車をかけかねない状況、、、。ベースの知識を元に、経験を通して自らの答えを導き出していくしかないのがSEOの世界ですが、今回は、私が個人的に米国No.1のウェブマーケッターと評価しているニール・パテルがコンテンツマーケティングとSEOの関係について説明した初心者はもちろんベテランマーケッターにも気になる記事を。– SEO Japan

    SEOはかつての姿と同じではない。醜いウェブサイトを開き、二流のコンテンツを放り投げ、いくつかのリンクを築いて、上位に表示されることを期待することはできない。近頃では、あなたは実際に良いウェブサイトを作って、人々の問題を解決するハイクオリティなコンテンツを書き、何千ものリンクを築き、何千ものソーシャルシェアを獲得しなければならない。

    しかし、1つ大きな問題がある。この全てを拡大するのは困難だ。数千ものハイクオリティなリンクを手動で築くのには相当なお金がかかるし、たとえお金を持っているにしても、それらのリンクを築くのには数年までいかないにしても数か月はかかるだろう。そして、もしあなたがソーシャルウェブ上で共有する価値のあるものを持っていなければ、スパムのようなアカウントからそれらを買わない限り、あなたがソーシャルシェアを獲得することはない。

    それでは、どのようにして数千ものリンクを自然に築き、数千ものソーシャルシェアを獲得するのだろうか?コンテンツマーケティングを介してだ。

    コンテンツマーケティングは、近頃、SEOをするための最も安くて最も効果的な手段だ。ハイクオリティなコンテンツは、手動でリンクを築くよりも早いペースでリンクを生み出すだけでなく、より安価だ。さらに、あなたのコンテンツは自然にTwitterやFacebookやGoogle PlusやPinterestでシェアされるだろう。

    私のコンテンツマーケティング体験

    私は常にコンテンツマーケティングからオーガニック検索トラフィックを築いてきた。なぜかって?それはより安価で、より早く結果を出すからだ。

    私たちは、KISSmetricsをローンチして、ブログを書くことおよびインフォグラフィックを作ることだけを介して、1年も経たないうちに月100,000のオーガニックビジターを獲得することができた。私たちは1つたりとも手動でリンクを築かなかった…ただコンテンツマーケティングに時間とお金を費やしただけだ

    私は同じことをQuick Sproutでもした。Googleはこのブログに月90,000人近くのビジターをもたらし、私は1つたりとも手動でリンクを築く必要がなかった。ただハイクオリティなコンテンツをたくさん書いただけだ…正確に言うと311件のブログ記事である。

    それでもまだあなたがコンテンツマーケティングを新しいSEOだと思わないのなら、数字に目を向けてみよう:

    数字で見るコンテンツマーケティング

    KISSmetricsでは、合計で47個のインフォグラフィックを作成した。1つのインフォグラフィックには平均して600ドルかかるため、私たちは、過去2年間で28,200ドルをインフォグラフィックに費やしたことになる。

    2年という期間の中で、私たちは、それら47個のインフォグラフィックから、3741のユニークドメインからの2,512,596人のビジターと、41,142のバックリンクを生み出した。

    そして、この過去2年間をソーシャル的な観点から見れば、これらのインフォグラフィックは41,359のツイートと20,859のいいね!をもたらした。

    もしあなたが、2,512,596人のビジターを買おうとしたら、ビジター1人につき5セントを払う場合は125,629ドルかかる。もしSponsored Reviewsのようなサイトからリンク当り20ドルで41,142個のリンクを買ったなら、882,840ドル支払うことになる。そして、それはあなたにハイクオリティなリンクを与えすらしない。私たちはHuffington PostやForbesのようなサイトからも自然にリンクを獲得した。

    もしあなたが41,359のツイートを買おうとしたら、ツイート当り2ドル支払うと仮定して82,718ドルかかる。もしも、いいね!当り2ドルを支払うとしたら、さらに41,718ドルかかる。

    つまり、もしあなたがGoogleを操作して私たちがKISSmetricsで得たのと同じ結果を得ようとするなら、合計1,072,905.80ドルを支払うことになる。それは大金だ。私たちがインフォグラフィックを作るために費やした28,200ドルと比べると特に…。

    コンテンツマーケティングと有料SEOの大きな違い

    上記全てのことをするためにお金を支払うこととコンテンツマーケティングにお金を費やすことには1つの大きな違いがある。それが何だか想像つくだろうか?

    いいや、それは1,047,705.80ドルという価格の違いではない。もう一度考えよう…

    コンテンツマーケティングはアルゴリズムのアップデートによって影響を受けないが、有料SEOは影響を受ける。検索エンジンは、あなたが価値を提供する時を見分けることができ、長い目で見ると、それはランキングで上位を維持するサイトに対して彼らが確かめたいことなのだ。

    だから、全体的なランキングやトラフィックを上げるかもしれない短期的なソリューションに投資をするのではなく、コンテンツマーケティングという長期的なソリューションに投資をするのだ。

    結論

    コンテンツマーケティングが新しいSEOであることを知った今、それにお金を費やすことが結果を保証するわけではない。過去数年にわたって、私は様々なタイプのコンテンツをテストし、あるタイプが他よりも良い結果を生み出すことが分かった。

    • 詳細なコンテンツ – 短いブログ記事は、徹底した詳細なコンテンツよりも獲得するリンクが少ない傾向がある。Huffington Postの真似をして毎日数百もの新しいコンテンツを生み出そうとしないこと…クオリティに焦点を合わせるのだ
    • 消化されやすいインフォグラフィック – 複雑なデータを理解しやすいビジュアル形式にすることができれば、あなたは自分のウェブサイトに何百万ものビジターを獲得することができるだろう。
    • ソーシャルプロフィール – コンテンツマーケティング戦略の成功の重要要件は、力強いソーシャルプロフィールを持つことだ。TwitterおよびFacebookのプロフィールを必ず築くこと。自分のコンテンツを広めるためにはそれらが必要になる。
    • Eメールを集める – オプトイン形式のメール配信をサイドバーに用意し、より多くのEメールを集めるためにポップアップを活用する。確固たるEメールリストを持っていれば、あなたが新しいブログ記事やコンテンツを発行するたびに彼らにEメールを送ることができる。これは、バイラリティーのプロセスを促進する簡単な方法だ。
    • 着実に – もしあなたが定期的にコンテンツを配信することができなければ、コンテンツがどんなに良いものだろうと、コンテンツマーケティングから優れたROIを獲得するのは難しい。必ず定期的にコンテンツを配信すること。
    • 見出しが重要 – あなたのコンテンツがどんなに良いものだろうと、魅力的な見出しを書くことができなければ、誰もあなたのコンテンツを読まない。優れた見出しを書く方法を学ぼう。

    あなたはコンテンツマーケティングについてどう思うだろうか?それは新しいSEOなのだろうか?


    この記事は、Quicksproutに掲載された「Why Content Marketing is the New SEO」を翻訳した内容です。

    内容はタイトル以上にシンプルで、インフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティングと有料リンクを比較した記事でした。とはいえ、有料リンクが中心に行われてきたこれまでの日本のSEO市場だからこそ、コンテンツマーケティングの価値と可能性について考えるべき、と改めて思わせられる内容でもありました。言葉としては話題になっていますが、実際の導入はまだまだ進んでいない日本のコンテンツマーケティング。昨日のエイプリルフールでは米国以上に様々な企業がネタ発表をしていて驚きましたが(個人的には辟易気味ですが・・・)、そのコンテンツ企画力・開発力を日常的なウェブマーケティングにもっともっと活用していってほしいと願う私でした。これからどうなる、日本のコンテンツマーケティング。 — SEO Japan [G+]

    科学的根拠に基づいたコピーライティングの7つの秘訣

    コンテンツマーケティング全盛時代、マーケッターにもコピーライティング技術がかつて以上に求められるようになったわけですが、ともすれば文章のセンスや表現能力など右脳的要素が重要視されがちになるこの分野。今回はあえてコピーライティングを科学的観点から見つめ直し、ライティングレベル向上のヒントになることがないか考えて記事をコンテンツマーケティングの大御所コピーブロガーから。 — SEO Japan

    製品、サービス、アイディアをオンラインで販売したいのなら、説得力のあるコピーライティングの実施が必要不可欠だ。

    優れたライティングはまさに一つの技術ではあるのだが、コピーライターとして自分の作品を改善したいと思っている人達は、行動心理学と神経科学の研究から多くの助けを見つけることができる。

    唯一の問題は、多くの場合良いライターは忙しく、興味深い金の塊を見つけるために事実に即した研究報告に苦労して取り組む時間がないことだ。

    幸運にも、私があなたのために重労働を行ったので、今日あなたは7つの素晴らしい研究を目にすることになる…そして、それらの発見をより説得力のあるコピーを生み出すためにどのように適用するのかを知るのだ。

    いい話ではないだろうか?

    では、早速始めよう!

    1. 何かを感じさせる

    私と一緒に想像しよう…

    あなたはアメリカンフットボールの試合を見ている。あなたが応援するチームのクオーターバックが骨までしびれるタックルを食らい、あばら骨が折れる。

    おおお…

    それを考えると自分自身の身がすくむように感じることができるのでは?

    それがミラーニューロンの力であり、そうやって人間の脳に影響を与える。

    このテーマに関する調査によると、この神経細胞は、あなたが何かが起きているのを“観察する”時に活性化し、その感情の一部(もしそれが十分に強力であれば)をあなたに伝達する。

    それは、共感や“他の人の立場になって考えること”のような、必要な進化的特徴に生物学的に役立ちそうである。

    ミラーニューロンに関する現在の調査の大部分は、文字通りの観察に焦点を合わせているが、優れたライターも、強い感情は言葉を通して伝えられることができることを知っている。

    私の最初の例について考えてみるのだ…もしあなたがあばら骨を折った男のことを考えて身がすくんだのなら、あなたはすでにこの効果を経験している!

    説得力のあるコピーを書く時には、自分の読者を夜寝かせないでおくことが何であるのかを理解しなければならない。

    私が“これを想像するのだ…”と書くのは簡単だが、人々に注意を払わせるのは簡単ではない。

    あなたは、読者にある感情を強いようとするのではなく、すでにそこにある感情に話しかけなければならない。

    もしあなたが、コンテンツ最適化の面倒なことを引き受けるソフトウェアを販売しているのなら、Googleのあら探しをしたり操作したりすることに疲れている、そして書くことに戻りたいと思っている、不満を抱いた起業家候補生に語りかける必要がある。

    もしあなたが、ビールを販売しているのなら、よく冷えたビールを飲みながら友人と良い時間を過ごした記憶を思い起こさせる必要がある。

    望ましい感情を読者に移すためにミラーニューロンに関するこの情報を使うことは効果的であるが、それはあなたが、何が彼らを動かすのかを知っている場合にのみ機能するのだ。

    2. 節約を“売りにすること”に注意する

    あなたが知っておくべきことがある…もしあなたが自分の低価格について胸をたたくために高価な不動産を引き合いに出しているのなら、あなたは間違っている。

    顧客に価格を直接比較してもらうことは悪い考えであるということを示した調査があるというだけでなく、スタンフォード大学の新しい調査が、“時間”を売りにすることはお金を売りにすることよりもずっと効果的である(大部分のビジネスにとっては)ことを明らかにした。

    主任調査員のJennifer Aakerは、なぜMillerのような会社が以下のようなスローガンを使用するのかを説明しようとした…

    It’s Miller Time! (ミラーの時間だ!)

    安価なビールなのだから、代わりにその手頃な値段を宣伝すべきではないのか?

    しかし、そうではないのだ…

    人の製品体験は、それとの個人的つながりの気持ちを強める傾向があり、時間に言及することは、一般的により好ましい態度とより多くの購入を導く。

    これが優れたコピーを書くことにどう関係するのか?

    シンプルだ…購入者にとって本当に大切なこと、彼らの時間、問題、目的に語りかけるのに役立つ。

    私たちは、顧客が並外れたサービスにはもっと支払う意思があるということを知っている。しかし、顧客が成し遂げたいと望むことに自分が価値を置いていることを示すやり方で語りければ、彼らがあなたの示した価格を支払うつもりがあることを理解する必要もある。それは、最低金額で売ろうとするよりもずっと誠実な(そして効果的な)やり方だ。

    もしくは、Mogliner教授ならこう言う

    結局のところ、時間がより乏しいリソースなのである―それは一度過ぎてしまえば、戻って来ない―だから私たちにとってより意義のあるものなのだ。

    3. わずかなことを気にする

    これはコピーライターとコンバージョンの専門家にとってものすごく重要な研究だ。

    カーネギーメロン大学の素晴らしい調査は、特にコンバートするコピーを生み出すこととなると、悪魔は本当に細部に宿るということを示した。

    この研究の中で、調査員たちは1つのフレーズの変更が長い目で見てコンバージョンにどのように影響を及ぼすかを検証した。

    彼らは、顧客が登録することができる無料DVDトライアルプログラム(DVDを覚えている?)を設定し、2つの異なるフレーズを検証することによってこれを行った…。

    1. “a $5 fee(料金5ドル)”
    2. “a small $5 fee(料金わずか5ドル)”

    …ちょっと待って、本当に?そう、ここからがいいところだ:

    2つ目のフレーズが登録率を20%増やすことができたことが分かったのだ。

    その科学的根拠は、実際とても興味深い:“small(わずか)”な料金を重視することが、お金を使うことに保守的な人つまり“けちな”客が取引をするのをずっと簡単にしたのだ。

    しかしながら、優れたコピーライティングのこととなると、この教訓は“科学”というよりも優れたライティングの技術の中にある。

    あなたは、自分の作品の出来を測定し、改善し、追跡する時間を取らなければならない。今日の優れたライターが自分の仕事を検証しないことに弁解の余地はない。わずかなことを気にして、それがどう機能するのか把握しているようにすることだ。

    4. 自分の悪の側面を受け入れる

    多くのコピーライターがおかす大きな過ちは、本物であるための努力をほんの少ししかしないことだ。

    世界はハイレベルだ:多くの消費者は、ひたすら褒め言葉で覆われたコピーに心を奪われることはなく、常にあなたのコピーに上塗りをかけ斜めに見る。

    答え?

    彼らの目的に真っ向から取り組む力強いコピーを作るのだ。

    あなたは、主張を裏付けるためにあえて賛成をしない“悪魔の代弁者”という言葉に馴染みがあるかもしれない。

    かつてカトリック教会が誰かを聖人に美化する時に“列聖調査審問検事”と呼ばれる人間を使っていたことは、あなたは知らないかもしれない。彼らの仕事は、その人物の欠点を見つけて、それらに関する議論を公平にすることだった。

    彼らはその慣行を止めた…もっともな理由で。なぜならあなたは、悪魔の代弁者のように振る舞うことが、実際にはもともとの主張の説得力を強化するのを目にすることになるからだ!

    社会心理学者Charlan Nemethによる研究では、“悪魔の代弁者”スタイルの中で形作られた主張は、聞き手を反対意見よりも元々の主張を支持するように説得する可能性が高いことを示すことができた。

    Nemeth(および何人かの他の調査員)は、これが起こるのは、悪魔の代弁者スタイルで関与する時には、話し手もしくは無意識的に聞き手のどちらかによって潜在的な欠陥と懸念が持ち上がる(そして後で対処される)からだと結論付けた。

    説得力のある主張を聞いている時に、あなたはこう考える:

    でもそれは____に対処するのだろうか?

    …もし話し手がこんなことを言えば、あなたが説得される可能性はかなり高くなる:

    多くの人は今____について心配しているかもしれません。

    …なぜなら、あなたの懸念が決して取り上げられないのではなく、脚光を浴びているからだ。

    コピーライターの皆さん、聞いているだろうか?

    絶対確実なオファーを言葉で表現しようとするのではなく、顧客が持っているかもしれない共通した懸念について指摘し、心配する必要はないという事実と証拠で彼らを安心させるのだ。

    5. 形容詞だけに頼らない

    これに賛成しないライターもいるかもしれないが、大学生はあなたにこう言うだろう:入学願書はあなたが書くことができる説得力のあるコピーであり、もっともストレスフルなものの1つだ。

    それは正真正銘の販売促進コピーなのだ―あなたは自分の未来の運命を決める人に自分を売り込んでいるのだ。

    面白いことに、説得力のある入学願書の分析では、入学願書を読むハーバードMBAの入学選考ディレクターによって説明されているように、動詞が形容詞に勝ることが多い。

    動詞は具体的でより無視しにくい。特に、みんなが同じ陳腐な形容詞を使って自分を説明するつまらない世界では。

    こんな例はどうだろう…

    私は、賢く、勤勉で、本当に洞察力に飛んだBrian(註:CopyBlogger創業者)という男を知っている。

    それはすごい。

    ではもし私が、彼は成功を収めた企業を創立し、人気ブログを作り、才能のあるチームを率いている、と言ったらどうだろう。

    もっと印象的なのでは?

    実際、あなたが彼に対して非難すべき唯一のことは、彼がかつて弁護士だったことだけだ。

    動詞はあなたの前に姿を見せる。そして、あなたのライバルは類語辞典の中で見つけた形容詞を使って自分たちのコピーを膨らませるため、あなたは自分が実際にすることを説明することによって人々の賛同を得ることができるのだ。

    6. “パワー”ワードを含める

    賢いコピーライターは、他の言葉よりも幅をきかせる説得力のある言葉が存在することを知っている。

    あなたは、そのトップ5が以下のようになることをCopybloggerの以前の記事(日本語)から思い出すだろう:

    1. “あなた”(実際は、Eメールを送る時のように、相手の名前)
    2. 無料
    3. なぜなら
    4. すぐに
    5. 新しい

    詳しく説明すると…

    “あなた” – 脳の活動を検証した最近の調査によると、印刷物の中もしくはスクリーン上に自分の名前を見ることのように、いくつかのことが私たちを生き生きとさせる。名前は本質的に自己認識と結びついており、自分の名前が登場すると、私たちはより関与するようになり、そのメッセージをもっと信用するようになる。

    無料 – Dan Arielyは、著書のPredictably Irrationalの中で、チョコトリュフとハーシーズのキスチョコを使った研究がかなり驚くべきものだったことを明らかにした:キスチョコが無料と宣伝された時に、トリュフよりもそっちを選んだ人が38%増えたのだ…キスチョコがたったの1ペニーだった時にはほとんどの人がトリュフを選んだのに!

    なぜならRobert Cialdiiの古典的研究では、“なぜなら”という言葉を使った場合には、要求(この場合は列に割り込むこと)を進んで聞き入れる傾向が強いことが分かった。たとえその要求が理不尽なものだったとしても(例えば、“コピーを取らなければならないので、コピー機を先に使ってもいいですか?”)。

    すぐに – 私たちは物事を大至急欲しがる。あるMRIの研究によると、素早い報酬を呼び起こすような言葉が中脳を照らし出す。人々にあなたが彼らの問題を素早く解決することを知らせれば、人々が購入する傾向は高くなる。

    新しい – 目新しさは、脳の報酬中枢を活性化して自分の買い物に満足させ続けることにとても重要な役割を果たす。認識された“新しさ”は製品にとって重要であるが、実際にはブランドにダメージを与えることがあるということを調査が示している(人々は長く存在してきたブランドを信頼する)。

    7. 説得のための輸送手段を利用する

    なぜ良いストーリーは私たちを完全に夢中にさせるのか?

    ストーリーのように真夜中まであなたを寝かせない(積極的に!)文章形態は他にない。

    社会心理学者Melanie GreenとTimothy Brockの調査によると、ストーリーにこんなにも説得力があるのにはとても簡単な理由がある:

    輸送手段が説得力をもたらす。

    人々はセールス・ピッチをブロックすることができる…しかし、誰もがストーリーを聞くことを好む。

    彼らの調査は、ストーリーは“気付かれないように”差し込んで、私たちを別の場所へと連れて行く傾向があり、この場所では、私たちは厳しい“現実世界”では一蹴するかもしれない物事を受け入れるかもしれないことを示した。

    これは魅力的な話を伝えることに熟達している人にとっては素晴らしいニュースだが、それ以外の私達はどうやってより説得力のあるストーリーを書くことができるのだろうか

    この2人によるさらなる調査によると、以下のような戦術がうまく機能する:

    1. きめ細かいイメージ: イメージはストーリーを生き生きと説明する。トールキンが不毛の地や滅びの山の迫りくる存在やナズグルの身の毛もよだつ叫び声を詳しく説明しなかったら、モルドール(指輪物語の国)がどれだけ恐ろしいかを理解するのは難しい。
    2. サスペンス: あなたはどのようにして人々にストーリーを終わりにしてもらうだろうか?最初に最後を知りたい気持ちにさせるのだ。注意を引く物事を終わらせないことは難しいため、後ではなく先にワクワクすることで導くのだ。
    3. 比喩と皮肉:動物農場のような小説がいまだに人気があるのは、彼らが比喩を通して隠された話を伝えるからだ(スターリンの台頭を描いているように)。多くの良いストーリーは、これらの要素を含んでいるために、読者は“なるほど”という瞬間を経験することとなり、著者のメッセージを掴むことを可能にするのだ。
    4. モデル提示: もしあなたが誰かの行動を変えさせたい(または望ましい行動を取って欲しい)のなら、ストーリーを介してその行動を“モデル提示する”ことができる。調査によると、私たちが変身物語を聞く時、私たちは自分が主人公であるように想像し、それがその行動を理解しやすいものにする。

    この記事は、CopyBloggerに掲載された「7 Scientifically-Backed Copywriting Tips」を翻訳した内容です。

    どこまで科学的かはともかく、アプローチとして面白い記事でしたし、内容も普段目にしない種類のものも多くそれなりに参考になりました。特に2番目の「価格を売りにすることに注意」は、単純な価格訴求の危険性を再認識。もちろん価格が商品購入の重要要素であることは疑いないと思いますが、それが何らかのメッセージと連動していることが重要なのかな、、、と感じました。形容詞より動詞、という言葉も響きましたし、実はもうすぐ新規ECサービスを始めようと思っている私ですが、ここに書かれたメッセージを心に留めてライティングに励みたいと思います。 — SEO Japan [G+]

    科学的根拠に基づいたコピーライティングの7つの秘訣

    コンテンツマーケティング全盛時代、マーケッターにもコピーライティング技術がかつて以上に求められるようになったわけですが、ともすれば文章のセンスや表現能力など右脳的要素が重要視されがちになるこの分野。今回はあえてコピーライティングを科学的観点から見つめ直し、ライティングレベル向上のヒントになることがないか考えて記事をコンテンツマーケティングの大御所コピーブロガーから。 — SEO Japan

    製品、サービス、アイディアをオンラインで販売したいのなら、説得力のあるコピーライティングの実施が必要不可欠だ。

    優れたライティングはまさに一つの技術ではあるのだが、コピーライターとして自分の作品を改善したいと思っている人達は、行動心理学と神経科学の研究から多くの助けを見つけることができる。

    唯一の問題は、多くの場合良いライターは忙しく、興味深い金の塊を見つけるために事実に即した研究報告に苦労して取り組む時間がないことだ。

    幸運にも、私があなたのために重労働を行ったので、今日あなたは7つの素晴らしい研究を目にすることになる…そして、それらの発見をより説得力のあるコピーを生み出すためにどのように適用するのかを知るのだ。

    いい話ではないだろうか?

    では、早速始めよう!

    1. 何かを感じさせる

    私と一緒に想像しよう…

    あなたはアメリカンフットボールの試合を見ている。あなたが応援するチームのクオーターバックが骨までしびれるタックルを食らい、あばら骨が折れる。

    おおお…

    それを考えると自分自身の身がすくむように感じることができるのでは?

    それがミラーニューロンの力であり、そうやって人間の脳に影響を与える。

    このテーマに関する調査によると、この神経細胞は、あなたが何かが起きているのを“観察する”時に活性化し、その感情の一部(もしそれが十分に強力であれば)をあなたに伝達する。

    それは、共感や“他の人の立場になって考えること”のような、必要な進化的特徴に生物学的に役立ちそうである。

    ミラーニューロンに関する現在の調査の大部分は、文字通りの観察に焦点を合わせているが、優れたライターも、強い感情は言葉を通して伝えられることができることを知っている。

    私の最初の例について考えてみるのだ…もしあなたがあばら骨を折った男のことを考えて身がすくんだのなら、あなたはすでにこの効果を経験している!

    説得力のあるコピーを書く時には、自分の読者を夜寝かせないでおくことが何であるのかを理解しなければならない。

    私が“これを想像するのだ…”と書くのは簡単だが、人々に注意を払わせるのは簡単ではない。

    あなたは、読者にある感情を強いようとするのではなく、すでにそこにある感情に話しかけなければならない。

    もしあなたが、コンテンツ最適化の面倒なことを引き受けるソフトウェアを販売しているのなら、Googleのあら探しをしたり操作したりすることに疲れている、そして書くことに戻りたいと思っている、不満を抱いた起業家候補生に語りかける必要がある。

    もしあなたが、ビールを販売しているのなら、よく冷えたビールを飲みながら友人と良い時間を過ごした記憶を思い起こさせる必要がある。

    望ましい感情を読者に移すためにミラーニューロンに関するこの情報を使うことは効果的であるが、それはあなたが、何が彼らを動かすのかを知っている場合にのみ機能するのだ。

    2. 節約を“売りにすること”に注意する

    あなたが知っておくべきことがある…もしあなたが自分の低価格について胸をたたくために高価な不動産を引き合いに出しているのなら、あなたは間違っている。

    顧客に価格を直接比較してもらうことは悪い考えであるということを示した調査があるというだけでなく、スタンフォード大学の新しい調査が、“時間”を売りにすることはお金を売りにすることよりもずっと効果的である(大部分のビジネスにとっては)ことを明らかにした。

    主任調査員のJennifer Aakerは、なぜMillerのような会社が以下のようなスローガンを使用するのかを説明しようとした…

    It’s Miller Time! (ミラーの時間だ!)

    安価なビールなのだから、代わりにその手頃な値段を宣伝すべきではないのか?

    しかし、そうではないのだ…

    人の製品体験は、それとの個人的つながりの気持ちを強める傾向があり、時間に言及することは、一般的により好ましい態度とより多くの購入を導く。

    これが優れたコピーを書くことにどう関係するのか?

    シンプルだ…購入者にとって本当に大切なこと、彼らの時間、問題、目的に語りかけるのに役立つ。

    私たちは、顧客が並外れたサービスにはもっと支払う意思があるということを知っている。しかし、顧客が成し遂げたいと望むことに自分が価値を置いていることを示すやり方で語りければ、彼らがあなたの示した価格を支払うつもりがあることを理解する必要もある。それは、最低金額で売ろうとするよりもずっと誠実な(そして効果的な)やり方だ。

    もしくは、Mogliner教授ならこう言う

    結局のところ、時間がより乏しいリソースなのである―それは一度過ぎてしまえば、戻って来ない―だから私たちにとってより意義のあるものなのだ。

    3. わずかなことを気にする

    これはコピーライターとコンバージョンの専門家にとってものすごく重要な研究だ。

    カーネギーメロン大学の素晴らしい調査は、特にコンバートするコピーを生み出すこととなると、悪魔は本当に細部に宿るということを示した。

    この研究の中で、調査員たちは1つのフレーズの変更が長い目で見てコンバージョンにどのように影響を及ぼすかを検証した。

    彼らは、顧客が登録することができる無料DVDトライアルプログラム(DVDを覚えている?)を設定し、2つの異なるフレーズを検証することによってこれを行った…。

    1. “a $5 fee(料金5ドル)”
    2. “a small $5 fee(料金わずか5ドル)”

    …ちょっと待って、本当に?そう、ここからがいいところだ:

    2つ目のフレーズが登録率を20%増やすことができたことが分かったのだ。

    その科学的根拠は、実際とても興味深い:“small(わずか)”な料金を重視することが、お金を使うことに保守的な人つまり“けちな”客が取引をするのをずっと簡単にしたのだ。

    しかしながら、優れたコピーライティングのこととなると、この教訓は“科学”というよりも優れたライティングの技術の中にある。

    あなたは、自分の作品の出来を測定し、改善し、追跡する時間を取らなければならない。今日の優れたライターが自分の仕事を検証しないことに弁解の余地はない。わずかなことを気にして、それがどう機能するのか把握しているようにすることだ。

    4. 自分の悪の側面を受け入れる

    多くのコピーライターがおかす大きな過ちは、本物であるための努力をほんの少ししかしないことだ。

    世界はハイレベルだ:多くの消費者は、ひたすら褒め言葉で覆われたコピーに心を奪われることはなく、常にあなたのコピーに上塗りをかけ斜めに見る。

    答え?

    彼らの目的に真っ向から取り組む力強いコピーを作るのだ。

    あなたは、主張を裏付けるためにあえて賛成をしない“悪魔の代弁者”という言葉に馴染みがあるかもしれない。

    かつてカトリック教会が誰かを聖人に美化する時に“列聖調査審問検事”と呼ばれる人間を使っていたことは、あなたは知らないかもしれない。彼らの仕事は、その人物の欠点を見つけて、それらに関する議論を公平にすることだった。

    彼らはその慣行を止めた…もっともな理由で。なぜならあなたは、悪魔の代弁者のように振る舞うことが、実際にはもともとの主張の説得力を強化するのを目にすることになるからだ!

    社会心理学者Charlan Nemethによる研究では、“悪魔の代弁者”スタイルの中で形作られた主張は、聞き手を反対意見よりも元々の主張を支持するように説得する可能性が高いことを示すことができた。

    Nemeth(および何人かの他の調査員)は、これが起こるのは、悪魔の代弁者スタイルで関与する時には、話し手もしくは無意識的に聞き手のどちらかによって潜在的な欠陥と懸念が持ち上がる(そして後で対処される)からだと結論付けた。

    説得力のある主張を聞いている時に、あなたはこう考える:

    でもそれは____に対処するのだろうか?

    …もし話し手がこんなことを言えば、あなたが説得される可能性はかなり高くなる:

    多くの人は今____について心配しているかもしれません。

    …なぜなら、あなたの懸念が決して取り上げられないのではなく、脚光を浴びているからだ。

    コピーライターの皆さん、聞いているだろうか?

    絶対確実なオファーを言葉で表現しようとするのではなく、顧客が持っているかもしれない共通した懸念について指摘し、心配する必要はないという事実と証拠で彼らを安心させるのだ。

    5. 形容詞だけに頼らない

    これに賛成しないライターもいるかもしれないが、大学生はあなたにこう言うだろう:入学願書はあなたが書くことができる説得力のあるコピーであり、もっともストレスフルなものの1つだ。

    それは正真正銘の販売促進コピーなのだ―あなたは自分の未来の運命を決める人に自分を売り込んでいるのだ。

    面白いことに、説得力のある入学願書の分析では、入学願書を読むハーバードMBAの入学選考ディレクターによって説明されているように、動詞が形容詞に勝ることが多い。

    動詞は具体的でより無視しにくい。特に、みんなが同じ陳腐な形容詞を使って自分を説明するつまらない世界では。

    こんな例はどうだろう…

    私は、賢く、勤勉で、本当に洞察力に飛んだBrian(註:CopyBlogger創業者)という男を知っている。

    それはすごい。

    ではもし私が、彼は成功を収めた企業を創立し、人気ブログを作り、才能のあるチームを率いている、と言ったらどうだろう。

    もっと印象的なのでは?

    実際、あなたが彼に対して非難すべき唯一のことは、彼がかつて弁護士だったことだけだ。

    動詞はあなたの前に姿を見せる。そして、あなたのライバルは類語辞典の中で見つけた形容詞を使って自分たちのコピーを膨らませるため、あなたは自分が実際にすることを説明することによって人々の賛同を得ることができるのだ。

    6. “パワー”ワードを含める

    賢いコピーライターは、他の言葉よりも幅をきかせる説得力のある言葉が存在することを知っている。

    あなたは、そのトップ5が以下のようになることをCopybloggerの以前の記事(日本語)から思い出すだろう:

    1. “あなた”(実際は、Eメールを送る時のように、相手の名前)
    2. 無料
    3. なぜなら
    4. すぐに
    5. 新しい

    詳しく説明すると…

    “あなた” – 脳の活動を検証した最近の調査によると、印刷物の中もしくはスクリーン上に自分の名前を見ることのように、いくつかのことが私たちを生き生きとさせる。名前は本質的に自己認識と結びついており、自分の名前が登場すると、私たちはより関与するようになり、そのメッセージをもっと信用するようになる。

    無料 – Dan Arielyは、著書のPredictably Irrationalの中で、チョコトリュフとハーシーズのキスチョコを使った研究がかなり驚くべきものだったことを明らかにした:キスチョコが無料と宣伝された時に、トリュフよりもそっちを選んだ人が38%増えたのだ…キスチョコがたったの1ペニーだった時にはほとんどの人がトリュフを選んだのに!

    なぜならRobert Cialdiiの古典的研究では、“なぜなら”という言葉を使った場合には、要求(この場合は列に割り込むこと)を進んで聞き入れる傾向が強いことが分かった。たとえその要求が理不尽なものだったとしても(例えば、“コピーを取らなければならないので、コピー機を先に使ってもいいですか?”)。

    すぐに – 私たちは物事を大至急欲しがる。あるMRIの研究によると、素早い報酬を呼び起こすような言葉が中脳を照らし出す。人々にあなたが彼らの問題を素早く解決することを知らせれば、人々が購入する傾向は高くなる。

    新しい – 目新しさは、脳の報酬中枢を活性化して自分の買い物に満足させ続けることにとても重要な役割を果たす。認識された“新しさ”は製品にとって重要であるが、実際にはブランドにダメージを与えることがあるということを調査が示している(人々は長く存在してきたブランドを信頼する)。

    7. 説得のための輸送手段を利用する

    なぜ良いストーリーは私たちを完全に夢中にさせるのか?

    ストーリーのように真夜中まであなたを寝かせない(積極的に!)文章形態は他にない。

    社会心理学者Melanie GreenとTimothy Brockの調査によると、ストーリーにこんなにも説得力があるのにはとても簡単な理由がある:

    輸送手段が説得力をもたらす。

    人々はセールス・ピッチをブロックすることができる…しかし、誰もがストーリーを聞くことを好む。

    彼らの調査は、ストーリーは“気付かれないように”差し込んで、私たちを別の場所へと連れて行く傾向があり、この場所では、私たちは厳しい“現実世界”では一蹴するかもしれない物事を受け入れるかもしれないことを示した。

    これは魅力的な話を伝えることに熟達している人にとっては素晴らしいニュースだが、それ以外の私達はどうやってより説得力のあるストーリーを書くことができるのだろうか

    この2人によるさらなる調査によると、以下のような戦術がうまく機能する:

    1. きめ細かいイメージ: イメージはストーリーを生き生きと説明する。トールキンが不毛の地や滅びの山の迫りくる存在やナズグルの身の毛もよだつ叫び声を詳しく説明しなかったら、モルドール(指輪物語の国)がどれだけ恐ろしいかを理解するのは難しい。
    2. サスペンス: あなたはどのようにして人々にストーリーを終わりにしてもらうだろうか?最初に最後を知りたい気持ちにさせるのだ。注意を引く物事を終わらせないことは難しいため、後ではなく先にワクワクすることで導くのだ。
    3. 比喩と皮肉:動物農場のような小説がいまだに人気があるのは、彼らが比喩を通して隠された話を伝えるからだ(スターリンの台頭を描いているように)。多くの良いストーリーは、これらの要素を含んでいるために、読者は“なるほど”という瞬間を経験することとなり、著者のメッセージを掴むことを可能にするのだ。
    4. モデル提示: もしあなたが誰かの行動を変えさせたい(または望ましい行動を取って欲しい)のなら、ストーリーを介してその行動を“モデル提示する”ことができる。調査によると、私たちが変身物語を聞く時、私たちは自分が主人公であるように想像し、それがその行動を理解しやすいものにする。

    この記事は、CopyBloggerに掲載された「7 Scientifically-Backed Copywriting Tips」を翻訳した内容です。

    どこまで科学的かはともかく、アプローチとして面白い記事でしたし、内容も普段目にしない種類のものも多くそれなりに参考になりました。特に2番目の「価格を売りにすることに注意」は、単純な価格訴求の危険性を再認識。もちろん価格が商品購入の重要要素であることは疑いないと思いますが、それが何らかのメッセージと連動していることが重要なのかな、、、と感じました。形容詞より動詞、という言葉も響きましたし、実はもうすぐ新規ECサービスを始めようと思っている私ですが、ここに書かれたメッセージを心に留めてライティングに励みたいと思います。 — SEO Japan [G+]