カナダ運輸省がAT-ATにリコールを命令―スターウォーズ・ファンは大喜び

今日(米国時間5/4)、われわれが愛するある巨大組織は映画にも造詣が深いことを証明した模様だ。カナダ運輸省は 全地形対応装甲車両にリコールを命じた。この四脚装甲車はAll-Terrain Armored Transportの頭文字を取ったAT-ATウォーカーというニックネームでよく知られている。

AT-ATはスターウォーズ・ファンには前の世代からおなじみだ。最初にその禍々しい姿を現したのは『帝国の逆襲』における惑星ホスの戦いだった。 その後『ローグワン』でスカリフを反乱軍の小部隊から守るためにも登場する。カナダ運輸省ではAT-ATをSTAR WARSというカテゴリーに分類している。リコールの理由は「惑星ホスないしカナダ北部のような厳寒気候における能力の不足」だそうだ。

このリコールは1万台のAT-ATに影響するはずだが、リコール指令は公文書では「その他」に分類されている。カナダ運輸省は通常リコールのような大きな影響を与える文書を「その他」などには分類しない。またAT-ATの製造者は「銀河帝国」とされているが、この点についてはわれわれのほうが詳しい。AT-ATの実際の製造者は帝国と独占契約を結んだ兵器メーカー、クワット・ドライブ・ヤード社だ。ともあれカナダ運輸省にもスターウォーズ・ファンのジョーク好きがいた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

必見! AIが映画脚本を書いたらこうなった

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スマホの予測変換を続けていくとヘンテコな文章ができあがっていくことがあるが、そのような機能でできあがるのは不条理な詩だけではないらしい。Sunspringのチームは、この技術(正確にはLSTMニューラルネットワークという)を使用して脚本を書き上げた。

それ自体かなり愉快なことではあるのだが、同チームはさらに優れたアイデアがあった……。なんと、ドラマ「シリコンバレー」でPied PiperのCEOであるリチャード・ヘンドリクスを演じたトーマス・ミドルディッチをはじめとする俳優を起用して本当に映画にしてしまおうというのである!

チームはAIに大量のSF映画脚本、さらに幻覚成分を与えて脚本の執筆を依頼した。

チームはAIに大量のSF映画脚本、さらに幻覚成分を与えて脚本の執筆を依頼した。

計画は実行に移され、とにかく、馬鹿げていて、面白くて、わけがわからなくて、魅力的なものに仕上がった。「良い映画」とまでは言えない。(従来的な意味でいえば視聴に耐えうるレベルにさえない)。しかし、もしAIに触れたことがある人なら(あるいは自動変換で遊んだことがある人なら)、AI脚本家が陥りがちな流れを見て取れるだろう。

しかし、映画の見どころは、俳優たちのセリフが全く。意味を。なさない。ところだ。だが、これはカルト的な傑作だ。ぜひ観てもらいたい。

(注: 訳者が字幕をつけようと試みたところ、現段階では設定上手動で字幕をつけられなかったので、YouTube画面右下の字幕機能から日本語の自動翻訳をONにして雰囲気を味わっていただきたい)

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(翻訳:Nakabayashi)