Clubhouseに高音質のオーディオモードが登場

Clubhouse(クラブハウス)は10月11日の週に、ソーシャルオーディオを中心に据える方針を強化するものとして、新しい「ミュージックモード」を追加した。このミュージックモードにより、Clubhouse上でライブ演奏をするミュージシャンが音質を最適化するツールを使えるようになる。このモードはAndroidよりも先にiOSで提供される。

Clubhouseが今回の発表でオーディオマニアの世界に近づいていったわけではないが、この新機能によってユーザーは豊かなリスニング体験に必要な「高音質の優れたステレオサウンドでのブロードキャスト」をすることができると同社は述べている。同社によれば、ミュージックモードではミキシングボードやマイクなどプロレベルのオーディオ機材もClubhouseで利用できるという。

画像クレジット:Clubhouse

Clubhouseは2021年8月の終わりに空間オーディオにも対応していた。これはグループオーディオルームにいる複数の話者がそれぞれの場所から話しているように聞こえる機能だ。これにより、実際の場で会話をしているかのように感じられる。

話者がミュージックモードをオンにするには、右上にある3点のアイコンをタップし「Audio Quality」をタップして「Music」を選択する。リプレイ可能なクリップの録音も高品質オーディオに対応する。ミュージックモード以外の変更としては、検索バーがフィードの上部へ移動し、iOSで検索するとつながっている人と手を振って挨拶を交わせるようになった。

画像クレジット:NurPhoto / Contributor / Getty Images

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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Kaori Koyama)

Candeeが空間音響技術のクレプシードラと業務提携、立体的でリアルな音質の動画コンテンツをライブ配信

Candeeが空間音響技術のクレプシードラと業務提携、視聴環境に左右されにくいその場にいるかのような音質の動画コンテンツをライブ配信

ライブ配信や動画制作を中心にデジタルマーケティングを手がけるCandeeは7月19日、空間音響技術のイノベーターであるクレプシードラとの業務提携を発表した。これにより、視聴環境に左右されにくく、その場で聴いているかのような音質の動画コンテンツの提供・ライブ配信を実現する。両社は、検証用の動画コンテンツを複数制作し、今後はライブ配信やVR動画での検証・制作も行う予定。

2015年2月設立のCandeeは、「おいしい、共感をつくる。」をミッションに掲げ、設立以来3万5000本以上のライブ配信や動画制作について、企画から配信までワンストップで手がけてきた。その中で同社は、空間音響という、より人間の聴覚体験に近く、より立体的でリアルな音の再現が可能となる技術に着目し、同動画コンテンツやライブ配信での可能性について検討を重ねてきたそうだ。

2020年2月設立のクレプシードラは、独自の空間音響収録・再生技術およびAIなどを用いた新規開発技術(特許出願済み)により、圧倒的なクオリティの空間音響体験を提供するイノベーター。「Creativity for All. Create a Culture.」をミッションに掲げ、空間音響に関する高い技術力と専門性を通じて、新しい文化創造を追求している。同社の空間音響技術は、様々な現場で取り回しが良い独自マイクで録音が可能で、360度あらゆる方向からの音の到来や遠近感までも表現し、従来の2chステレオにはない空間を感じられる音響体験を提供可能という。

クレプシードラでは、空間音響の技術を生かし、企業・クリエイターとコンテンツを受け取るユーザーが一体となった新しいエンターテインメント文化の創出を目指していることから、両社の創造的な志向とニーズが一致し協業に至ったとしている。

動画制作・ライブ配信実績のあるCandeeと、クレプシードラの持つ人間の聴覚体験をリアルに再現する空間音響技術とが協業することで、動画・ライブ配信を通して、まるで自分がその場・その世界に居ると「錯覚」するような、ユーザー体験を視聴者に届けることを目標とし、実現するという。例えば、プロ野球のバッターボックスでホームランを打った時のバットの音や、実際にアーティストのライブをその場で視聴している音など、限られた人しか体験しえない主観の音を、動画・ライブ配信を通じ提供する。

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NTTSportictがアマチュアスポーツの自動撮影・自動配信が可能な「Stadium Tube Lite」を発表

NTTSportictがアマチュアスポーツの自動撮影・自動配信が可能な「Stadium Tube Lite」を発表

「あなたの頑張る姿を、あなたの誰かに届ける」をミッションとするNTTSportict(エヌティーティー・スポルティクト)は6月16日、アマチュアスポーツの自動撮影と自動配信を行うAIソリューション「Stadium Tube Lite」(スタジアム・チューブ・ライト)を7月16日より提供開始すると発表した。

NTTSportictは、ローカルスポーツの映像化・事業化を目指して、NTT西日本と朝日放送グループホールディングスの共同出資により2020年に設立された企業。先に「Stadium Tube Pro」(スタジアム・チューブ・プロ)をリリースしており、一部体育館や競技場において、特に新型コロナ禍での無観客試合の中継などに活用されている。

「Lite」は、イスラエルのAIカメラメーカー「Pixellot」(ピクセロット)と、メディア向けソフトウェアソリューションを提供する米国「Twizted design」(トゥイステッド・デザイン)との包括契約によって共同開発された。「Pro」の廉価版であり、「世界トップクラスのスポーツチームで使われるAIアルゴリズム」により、誰にでもスポーツ試合の映像化、録画配信の事業化などが行える。試合中継のみならず、アマチュアスポーツや学校スポーツの資金不足やDXの遅れで滞っている、練習やチーム強化に関する映像・データ活用、オンライン化にも貢献する。対応するスポーツは、サッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、フットサル、アイスホッケー、ビーチバレーボールの7種目。

利用料金は月額2万9678円(税込)。7月16日より提供開始予定。6月16日から事前予約を受け付けている。200台限定で最大3カ月間月額料金無料キャンペーンも実施される。

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ライブ配信「ツイキャス」が音声SNS機能を強化、最大101人の会話を10万人規模で一斉視聴可能に

ライブ配信「ツイキャス」が音声SNS機能を強化、最大101人の会話を10万人規模で一斉視聴可能に

モイは5月26日、ライブ配信サービス「ツイキャス」において、配信者が「ホスト」となり、最大100人までの「リスナー」が参加して会話を配信できる新機能「ツイキャス・コール」をリリースしたと発表した。

ツイキャス・コールは、最大同時100人までが1つの配信に音声で参加し、ホストや他の参加者(リスナー)と会話できる機能。

視聴者は、ツイキャス・コールモード中のライブ配信でリクエストを送り、ホストに承認されると音声で参加できるようになる。ホストは、いつでもスピーカーの募集と停止を行え、配信スタイルに合わせて会話に参加できるリスナーを自由に選択可能。

ツイキャス・コールは、PC、iOS、Androidの全プラットフォームに対応(iOS・Android版からは「参加」のみ。iOS、Android版ツイキャス・コールの「ホスト」機能は、近日公開予定)。ブラウザー配信はもちろん、動画配信ソフト「OBS」などを利用したツール配信・超高画質配信でも利用できる。

ツイキャス・コールの音声データは、高音質・低遅延で伝達されるため、円滑なコールアンドレスポンスが可能。また、発言する人の音声に合わせて画面上のアイコンがぴょこぴょこと動く「コールUI」を搭載することで、視聴者は現在誰が話しているかを直感的に理解できるという。またこれにより、視聴者と直接対話したり、視聴者参加型のイベントを行うなど、よりインタラクティブな配信が気軽に行えるようになる。

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カテゴリー:ネットサービス
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Instagram Liveに音声ミュートやビデオをオフにする新機能追加、Clubhouseに対抗

Facebook(フェイスブック)はこれまで、Messenger Rooms(メッセンジャー・ルームズ)内にClubhouse(クラブハウス)の競合となる機能を導入したり、ウェブ上でClubhouseのようなQ&Aプラットフォームのテストを行ってきたが、新たにもう1つの同社最大の製品であるInstagram(インスタグラム)の「Live(ライブ)」機能を活用して、Clubhouseの脅威に立ち向かおうとしている。米国時間4月29日、InstagramはユーザーがInstagram Liveの使用中にマイクをミュートしたり、カメラをオフにしたりできる新機能を追加すると発表した。

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この新機能を使えば、ホストはライブストリームをより柔軟に行うことができると、Instagramは説明する。つまり、ライブ配信中に自分の声や姿を晒さなければならないというプレッシャーを軽減できるというわけだ。確かにそうかも知れない。だが、その本当の目的は、Clubhouseのやり方を参考に、ビデオをオフにすることで、思いがけず発見された幸運な会話を楽しむことを促しているのだ。

これなら人々は外見を気にしなくて済むので、ボイスチャットに参加しやすくなる。さらに、音声のみのチャットであれば、クリエイターはカメラを見つめていることができない家事や移動中など、他のことをしながらでもコミュニティに参加することができる。今までこれは、Clubhouseがライブビデオチャットと比べて使いやすい利点の1つだった。Clubhouseの音声チャットでは、常に会話に全神経を集中させる必要がなく、また、周囲の雑音も気にすることなく参加できる。

現時点で、Instagram Liveのホストは、ライブストリーム中に他の参加者のビデオをオン/オフしたり、音声をミュートしたりすることはできないが、Instagramはこのような機能をライブ配信者に提供することにも取り組んでおり、近日中に導入する予定だという。

Instagramによれば、今週初めに行われたFacebookのCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏と、Instagramの責任者を務めるAdam Mosseri(アダム・モセリ)氏によるInstagram Liveで、これらの新機能を公開テストしたとのことだ。

クリエイターのコミュニティを、Clubhouseや他の競合他社ではなく自社のプラットフォームに呼び込むために、Instagramがこの数週間で初めて機能を追加したわけではない。3月には、最大4人が同時に配信できる「Live Rooms(ライブルーム)」という新機能を導入。このLiveルームは、トークショーやQ&Aなど、Clubhouseでよく見られるようなライブを開催したいクリエイターにアピールするためのものだった。また、ファンがバッジを購入してホストをサポートする機能も追加され、収益化を目指すプロのクリエイターのニーズにも応えている。

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Instagramの親会社であるFacebookは、すでにLive Audio Rooms(ライブオーディオルーム)というより直接的なClubhouse類似機能をFacebookとMessenger(メッセンジャー)用に開発中だが、そのテストは2021年の夏にならないと始まらない。また、最初は一般ユーザーではなく、グループや公人にのみ提供される。

一方、Instagram Liveの新機能は、発表同日よりiOSとAndroidの両方で、世界中のユーザーが利用できるようになっている。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Instagram音声ソーシャルネットワークClubhouseライブ配信ソーシャルメディア

画像クレジット:Instagram

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

動画配信ソフト「OBS」がNVIDIAの音声ノイズ除去機能を取り込み、キー打鍵音やマイクのホワイトノイズなど低減

動画配信ソフト「OBS」がNVIDIAの音声ノイズ除去機能を取り込み。キー打鍵音やマイクのホワイトノイズなど低減

RyanKing999 via Getty Images

子どもたちの「将来やりたい職業ランキング」に毎度ランクインするようになった”ユーチューバー”ですが、そのYouTuberやその他プラットフォームのストリーミング配信者がよく使っているのが、OBS Studio。OBSはOpen Broadcaster Softwareの略で、アップロード動画の録画にもライブ配信にも無料で使える優良ソフトウェアです。

このOBSの最新ベータ版(v.27 Beta)にて、以前はRTX Voiceと呼ばれていたNVIDIAのAIオーディオノイズリダクション技術が利用可能になりました。

RTX Voiceに対応するグラフィックスボードを搭載したPCが必要ですが、これによりOBSは配信中のキーボード打鍵音の低減、マイクのホワイトノイズやその他の様々な雑音を自動的に排除するようになります。

またこれらは、すべてOBSネイティブでサポートするようになるのもポイント、外部ソフトとの連携ではないため、配信者は複数のソフトウェアを切り替える手間が軽減されます。

ただし、元はNVIDIAの技術なのでOBS単体だけでなく、NVIDIA Broadcast Audio Effects SDKと最新のGeForce Game Readyドライバーの導入が必要です。

少々面倒そうですが、セットアップのしかたはNVIDIAのブログ記事に記されています。一度やってしまえばあとはかんたんなので、対応する環境をお持ちなら導入しない手はありません。

NVIDIAのGame Readyドライバーにはほかにもゲーム『Mortal Shell』でのレイトレーシングとDLSSのサポート、『Valorant』のReflex遅延低減設定などいくつかのアップグレードが含まれています。さらに2021年のLG製テレビなど、G-SYNC対応ディスプレイ6機種のサポートが追加されました。

(Source:NVIDIANVIDIA Developer。Coverage:OBSEngadget日本版より転載)

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動画ライブ配信アプリ「Periscope」の2021年3月末終了をTwitterが発表

先日の報道を受け、Periscope(ペリスコープ)は2021年3月に単体アプリとしての運営を終了することが、米国時間12月15日に発表された。Twitter(ツイッター)に属する同社は、同日投稿された公開書簡(Periscopeリリース)の中で、現在の運営を「持続不可能」と言及。近年の利用率の低下をその要因として挙げている。

「現在の状態のままにしておくことは、現および旧Periscopeコミュニティやツイッターにとって、正しいことではない」 と、同社では指摘している。

2015年にこのライブストリーミングアプリを買収したツイッターは、ここ数カ月の間に独自の動画配信機能を構築してきた。これによって単体アプリとしてのPeriscopeの機能は不必要なものになっていた。先週、ツイッターアプリのコードから見つかったある行は、最終的にPeriscopeが閉鎖されることを示唆しているように思われた。しかし当時、ツイッターはこれに関するコメントを拒否していた。

Periscopeはまだ創業間もない頃、ツイッターが競合他社であるMeerkat(ミーアキャト)の急速な成長に対処の必要性を感じて買収した。もちろん、ライブ動画の分野は近年飛躍的に進化しており、最終的にそのような機能を直接ツイッターのネイティブなアプリに組み込むことは最も理にかなっている。しかし、ライブストリーミングが成長しても、Periscopeのスタンドアロンアプリとしての地位は数年前から低下していたと同社は指摘している。

このようなことはもっと早くに起こっていたかもしれなかったと、同社では付け加えているが、最悪の年は彼らの計画を狂わせた。「2020年の出来事のためにプロジェクトの優先順位の変更を余儀なくされていなかったら、おそらくもっと早くこの決断をしていたでしょう」とツイッターは説明している。

モバイルアプリ関連調査会社のSensor Towerによれば、PeriscopeはApp StoreとGoogle Playを含め、これまでに約1億100万件のインストール数を記録しているという。また「2019年1月から12月14日までの1年間で、Periscopeは世界的に約680万件のインストールを記録しており、前年同期の約730万件から7%減となっている」ことも、同調査会社はTechCrunchに語った。

Periscopeは2021年3月に各アプリストアから削除され、次のソフトウェアアップデートで新しいアカウントを作成する機能が無効になる。ツイッターでシェアされた既存のブロードキャストは、リプレイとしてそのアプリ上に残る。また、同社は3月にすべてがなくなる前に、ユーザーにコンテンツのアーカイブをダウンロードする機能を提供している。

関連記事:Twitterアプリのコード内からライブ配信アプリPeriscopeの閉鎖案内を発見

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画像クレジット:20th Century Fox

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(翻訳:TechCrunch Japan)

キャスコードがYouTube Live配信用コミュニティ運営サービス「CastCraft」の正式デスクトップ版公開

CastCraft YouTube Live ライブ配信 キャスコード

YouTube Live配信者向けコミュニケーションサービス「CastCraft」(キャストクラフト)運営のキャスコードは7月31日、WindowsおよびmacOS向け正式デスクトップ版を公開した。ダウンロードは、公式サイトよりダウンロード可能なほか、チュートリアルも公開されている。

CastCraft YouTube Live ライブ配信 キャスコード

CastCraftは、YouTube Liveを利用する配信者が、視聴者との関係強化、またコミュニティー活性化を行えるサービス。2019年のブラウザー版公開以来、個人のゲーム実況者、VTuber、eスポーツプレイヤーなどに利用されているという。特に、雑談タイプの配信や参加型ゲーム配信での稼働例が多く、これまでに1.3万回のライブ配信で利用された。

今回公開の正式デスクトップ版では、タブ機能を利用してCastCraftのメイン画面にあたるライブダッシュボード(Live Dashboard)画面と、YouTube Live管理画面とを切り替えられるため、配信中に複数アプリを確認する必要がなくなった。

CastCraftでは、YouTube Live用コメントビューアーとして導入した場合、視聴者すべてのコメントデータを記録・蓄積し、視聴者ごとにメモを作成しひも付け可能。コメント分類機能によりフォローすべきコメントが把握可能なほか、チャットボットによる自動返信機能も設定できる。

CastCraft YouTube Live ライブ配信 キャスコード

 

またチャンネルページ機能を利用すると、視聴者向けアプリ「CastCraft」(iOS版Android版)を介して、視聴者側から配信者に対して画像などを投稿できる。特定コメントや投稿にスポットライトを当てて配信で取り上げたい場合、オーバーレイを設定することで目立たせることも可能。

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