ボールと選手全員にセンサーをつけてバスケの試合をリアルタイムで分析するShotTracker、ファン用アプリもある

今週のクールなスポーツハードウェアは、こいつだ:

カンザスシティーのShotTrackerが作ったチーム用のシステムは、バスケットボールの試合の最初から最後までの経過データをリアルタイムで収集分析する。そのデモが、今週カンザスシティーで開催されているトーナメントNAIA D1 Men’s National Championshipの、31の出場チームすべてに対して行われている。トーナメント戦用のリアルタイムの自動化データ収集システムは、これが初めてだ。

まず、各選手は自分の靴紐に小さなセンサーを結びつける。ボールの内部にも、センサーがある。そしてコートの周囲にも、垂木の高い位置にセンサー〔受信器?〕があり、ボール内と各選手のセンサーの位置を追う。10名の選手とボールがコート内にあるかぎり、それらの位置をリアルタイムで追い続ける。

そのデータから、各瞬間の選手とボールの位置と動きが三次元で分かるが、システムはそれらのデータをリアルタイムで分析する。そしてユーザーには、シュートチャートや、シュート試投、その成功、失敗、ターンオーバー、アシスト、スチール、リバウンド、などがいつどこで起きたか分かる。

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監督とチームはそれらのデータにリアルタイムでアクセスでき、観客のファンたちもShotTrackerのアプリで見られる。以前はデータの収集も分析も複数の人間による人力だったので、お金のないチームにはできなかった。

ShotTrackerが最初にローンチしたのは、アマチュアの選手がシュートのフォームを改善するためのハードウェアデバイスだった。そしてそのあと、今の、リアルタイムでデータを分析するチーム用製品に方向を変えた。

同社は最近、Magic Johnsonと元NBAのコミッショナーDavid Sternから500万ドルのシード資金を調達した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

今期行われるNBAのVR放送予定表

vr-basketball

NBAは先週、NextVRと組んで1週間に1試合ずつVRストリーミングを行うとアナウンスしていた。

そして本日、このVRストリーミングの詳細予定が発表となった。嬉しいことに、すべてのチームがシーズン中に1度は登場することとなっている。

ただし、すべてのチームが同じ回数だけストリーミングされるということにはなっていない。たとえばWarriorsは4回登場する予定であるのに対し、Sixersの登場は1度だけだ。

ストリーミングされるのは毎週火曜日だ(シーズン末の1試合に例外がある)。

毎週火曜日に定期的に放送するというのは、視聴者にとっても覚えやすくて便利だろう。火曜日には必ずVRモードのNBA中継があるわけで、時間とチームを確認して興味をもてばすぐに見ることができる。ちなみに時間についてだが、これもNBAが良い仕事をしていて、さまざまなタイムゾーンにおける試合を中継することとしている。すなわち特定の地域の人は深夜でないとゲームを見られないなどということもないわけだ。

NextVRでは、試合開始から終了までの放映の他に、ゲーム後にはハイライトや短縮版も流すことにしているのだとのこと。もちろん観戦するにはNBA League Passに申し込んでいる必要があり、League Passのアプリケーションの他に、Gear VR向けのアプリケーションも必要だ。シーズン後半には、他のVRヘッドセットもサポートする予定であるとのことだ。

VR放映される試合予定は以下の通り。

  • Oct. 27, 2016 – San Antonio Spurs at Sacramento Kings – 10:30 p.m. ET
  • Nov. 1, 2016 – Los Angeles Lakers at Indiana Pacers – 7:00 p.m. ET
  • Nov. 8, 2016 – Phoenix Suns at Portland Trail Blazers – 10:00 p.m. ET
  • Nov. 15, 2016 – Brooklyn Nets at Los Angeles Lakers – 10:30 p.m. ET
  • Nov. 22, 2016 – Portland Trail Blazers at New York Knicks – 7:30 p.m. ET
  • Nov. 29, 2016 – Cleveland Cavaliers at Milwaukee Bucks – 8:00 p.m. ET
  • Dec. 6, 2016 – New York Knicks at Miami Heat – 7:30 p.m. ET
  • Dec. 13, 2016 – Golden State Warriors at New Orleans Pelicans – 8:00 p.m. ET
  • Dec. 20, 2016 – Denver Nuggets at LA Clippers – 10:30 p.m. ET
  • Dec. 27, 2016 – Memphis Grizzlies at Boston Celtics – 7:30 p.m. ET
  • Jan. 3, 2017 – Toronto Raptors at San Antonio Spurs – 8:30 p.m. ET
  • Jan. 10, 2017 – Cleveland Cavaliers at Utah Jazz – 9:00 p.m. ET
  • Jan. 17, 2017 – Minnesota Timberwolves at San Antonio Spurs – 8:30 p.m. ET
  • Jan. 24, 2017 – Boston Celtics at Washington Wizards – 7:00 p.m. ET
  • Jan. 31, 2017 – Sacramento Kings at Houston Rockets – 8:00 p.m. ET
  • Feb. 7, 2017 – Portland Trail Blazers at Dallas Mavericks – 8:30 p.m. ET
  • Feb. 14, 2017 – Toronto Raptors at Chicago Bulls – 8:00 p.m. ET
  • Feb. 23, 2017 – Portland Trail Blazers at Orlando Magic – 7:00 p.m. ET
  • Feb. 28, 2017 – Utah Jazz at Oklahoma City Thunder – 8:00 p.m. ET
  • March 7, 2017 – Washington Wizards at Phoenix Suns – 9:00 p.m. ET
  • March 14, 2017 – Philadelphia 76ers at Golden State Warriors – 10:30 p.m. ET
  • March 21, 2017 – Golden State Warriors at Dallas Mavericks – 8:30 p.m. ET
  • March 28, 2017 – Miami Heat at Detroit Pistons – 7:30 p.m. ET
  • April 4, 2017 – Minnesota Timberwolves at Golden State Warriors – 10:30 p.m. ET
  • April 11, 2017 – Charlotte Hornets at Atlanta Hawks – 7:30 p.m. ET

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(翻訳:Maeda, H

シュート練習の成績を自動的に記録する、バスケットボール専用のスマートウォッチ登場

バスケットボールが上手だとは言えないが、それでもプレイするのは面白い。熱心に練習していた頃に、Hoop Trackerスマートウォッチがあれば、もう少しましなプレイヤーになれたのかもしれない。このHoop Trackerは一般的なスマートウォッチとは違って、バスケット専用のものとなっている。シュート回数や成功率などの分析を行ってくれるものなのだ。現在は、Kickstarterキャンペーンを展開中。説明によれば、練習時間および消費カロリーといった一般的なものに加え、3ポイント、フリースロー、フィールドゴール成功率なども記録・分析してくれるそうだ。

連続使用でバッテリー持続時間は7時間。重さは65gほどしかない。オフハンド(シュートする側でない腕)に装着して利用する。実際の練習にあたっては、バスケットゴールに「Shot Detector」というハードウェアも取り付ける。これによりシュートが入ったかどうかをチェックするわけだ。これをセットしておくことで、シュートの成否を自分で記録したりする必要がなくなる。リングないしバックボードには当たったものの、ネットを通過しないものをシュート失敗としてカウントしている。すなわちエアボールとなったものは失敗として記録されないことになる。

データ記録の有効範囲は14mほどとなっている。データはHoop Trackerのデスクトッププログラムにも送られる。ここで自分の友人と成績を競ってみることなどもできる。またコーチモードではダッシュボードにて同時に15名までのデータを管理できるようになっている。ダッシュボードにはどのエリアからのシュートが最も入りやすいのかなどのデータが表示される。シュート位置毎の成功率記録をチェックすることもできれば、あるいは一度のシューティング練習セッション中の成功率を過去のデータと比較したりすることもできる。

データは、アプリケーションを使わずともスマートウォッチ上で確認することができる。但し、さまざまな分析を行いたいのであれば、データをネットワークにアップロードしておくのが便利だ。得意なプレイを繰り返して時間を潰すのではなく、練習が必要なポイントを明確にして、より効率的な練習を行うことができるようになる。

Hoop Trackerの目標調達額は10万ドルだ。本Kickstarterキャンペーンでは、スマートウォッチおよびUSBコネクター、シュート検知のためのデバイス、そして検知用デバイスをリングに取り付けるためのポールも含めて99ドルからの価格で入手することができる。キャンペーン後の価格は199ドルを予定しているのだとのこと。キャンペーン成功の暁には、9月からの出荷を予定しているのだそうだ。こうした単一目的のデバイスは確かにニッチなものではある。しかしバスケットボール関連市場は大きなものであるし、またプロの世界に広がっていく可能性もあるだろう。こうしたニッチデバイスも、ウェアラブルのひとつの方向性として広がっていくのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H