Instagram、v3.5をリリース―自分の写真に写っている人(モノ)を自由にタグづけ、「あなたの写っている写真」で公開

今日(米国時間5/2)、Instagramは新しい写真へのタグ付け機能をリリースした。タグ付けはFacebookの初期の爆発的成長を支えた重要な要素だ。

今回アップデートされたv3.5(iOS版、Android版)では、ユーザーが写した写真に入っているどんな人物(あるいはブランド)でも自由にタグづけできるようになった。タグづけされた写真はその相手のページの「あなたが写っている写真」セクションに自動的に表示され、一般公開される。自分がタグ付けされると通知がプッシュされる。自分がタグづけされた写真が公開される前に自分の承認を必要とするように設定することもできる。

[注:v3.5は順次公開中なのでユーザーによってはまだダウンロード可能になっていないかもしれない。(7:59現在、日本版Play Storeではv3.4.1のままとなっている)]

新しい「あなたの写っている写真」セクションは5月16日まではユーザー本人しか見ることができない。これは自分が撮影した過去の写真をタグ付けしたり、他のユーザーがタグづけした自分の写真を検討して、必要ならそのうちの一部だけに承認を与えるなど、新機能に慣れる準備の時間を与えるためだ。

写真のタグづけとそれが通知されることはユーザーのInstagram利用を増大させるだろう。新しい「あなたの写っている写真」セクションは個人だけでなく、企業やブランドがInstagramで自己のイメージを管理する手段を与える。誰が、いつ、どんな製品をタグづけしたかのデータは企業にとって非常に有益な情報だ。

友だちがタグづけされた写真ストリームを眺めるのはFacebookでも非常に人気のある中毒性の高い活動だ。今回Instagramでも同様のことができるようになったのはいってみれば新たな金鉱を掘り当てたようなものだ。

新しい写真タグの使い方

iOSまたはAndroidでv3.5をインストールしたら、プロフィール・ページを開いて「あなたの写っている写真」をチェックしてみよう。あなたがタグ付けされた写真はすべてここに表示される。あるいは公開前に承認が必要な設定にしてある場合は、承認を求める写真が表示される。めったにタグづけされないユーザーの場合、自動的に承認する設定でもよいかもしれないが、大量のタグ付けを受けるような企業や著名人の場合、承認制にしておいたほうが安全だろう。Instagramのプライバシー管理についてはHelp Centerを参照。

自分がタグ付けされている写真を眺めて、承認するかどうか決定した後で、このセクションは一般公開もできるようになる。これはFacebookがタイムライン機能を取り入れたときに、ユーザーに自分の過去の記事や写真を検討する時間を与えたのと似ている。5月16日以降、「あなたの写っている写真」セクションは公開のプロフィールに表示されるようになる(公開する写真がなくても表示される)。

写真をアップロードするときに人物や製品をタップしてタグづけができる。また過去に撮影した写真に対しても同様にタグ付けできる。新しいタグ付け機能では、単にフォローしている相手やFacebookの友だちだけでなく、誰であろうと何であろうと写真に写っている対象をタグづけできる。ただしタグづけできるのはあくまで自分が撮った写真だけで、他のユーザーの写真にタグ付けすることはできない。

誰かの写真に自分がタグ付けされると通知が来て、その写真を(フォローしていない相手だろうと、非公開設定だろうと)見ることができる。その写真が自分のプロフィールページで公開されたくない場合、タグ付けされたユーザーはタグを削除したり、公開を承認しないことができる。また問題が深刻な場合は運営者に通知ができる。

将来は写真グラフになる?

自分がタグ付けされたという通知が来れば、たいていのユーザーはすぐにInstagramをチェックしに行くだろう。これはFacebookを急成長させた手法同じ、非常に巧みなバイラル戦術だ。Instagramにはすでに1億人のユーザーがいるが、新機能のおかげで利用はさらに活発になるはずだ。また自分がどのようにタグ付けされているか知りたいので新たにInstagramを使いはじめるユーザーも出るだろう。

私の取材に対してInstagramは「この機能を長期的にマネタイズにどう生かしていくか、まだはっきりしたことは考えていない」と答えた。しかし人物や製品に対するタグ付け情報がやがて何らかの形で広告のベースとなることは疑いない。

海に沈む夕陽やラテ・アートは見て美しいが、本当にユーザーを惹きつけ利用の中心となるのはやはり人物だ。「あなたの写っている写真」の公開でInstagramはますますユーザーの写真ライフの中心的役割を果たすようになるだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook Home、5日間で50万ダウンロードを達成。InstagramのAndroid進出時と比べると見劣り

どうやらFacebook Homeは、5日前の4月16日にGoogle Playでデビューして以来、50万ダウンロードを越えたようだ。同アプリのGoogle Playランキングにこのマイルストンが表示されている他、TwitterでBen Evansが正式に認めた。

Facebook Homeは、スマートフォンのユーザーインターフェースとして特別なアプリではないが、Androidユーザーのスマートフォン体験のど真ん中にFacebookを配置する。Facebook Homeのユーザーはロック画面から直接近況をアップデートしたりニュースフィードを読んだりできるほか、チャットヘッドのおかげで一切割り込まれることなくメッセージをやりとりできる。

要するに、これはFacebookを他のいかなるアプリよりも前面に押し出し、スマートフォンの中心であるランチパッドにするものだ。その期待の高さは、発表イベントでのZuckerbergの熱演ぶりから見てとれたが、発表当日言われていたのは、ユーザーはあまりFacebook Homeに注目していないということだった。

それが真実でなかったことは、公開1日後に10万ダウンロードを達成したことから明らかだ。とはいえこれは爆発的な数字ではない。InstagramがAndroidで公開された時、1日で100万ダウンロードを記録したことを覚えているだろうか。そして6日間で500万ダウンロードを越えたことを。あれが爆発的な数字だ。

もう一つ、Facebookには10億人以上ユーザーがいることを考えれば、50万というのは実際大勢に影響を与えない数値だ。

しかし、Facebookを擁護して言うと、Homeアプリは限られた端末でしか利用できない。Samsung Galaxy S III、Galaxy Note II、HTC One X、HTC One X+、およびFacebook PhoneたるHTC Firstだけだ。

そしてもちろんFacebookは、InstagramがAndroidで成功していることを大いに喜んでいる。たったの10億ドルで買収した後になってみれば。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebookが依然トップだが、ティーンの間で既存ソーシャル・メディアの人気は退潮ぎみ(Piper Jaffray調べ)

十代の若者は依然としてFacebookが好きだ。その点は変わっていない。有力投資銀行のPiper Jaffrayの調査によれば,、調査対象の5200人のティーンエージャーの33%がFacebookを「自分にとってもっとも重要なソーシャルネットワーク」だと答えている。2位はTwitterで30%、Instagramという回答が17%で3位だった。

しかし興味深いのは、ティーンの間でのFacebookに対する関心が急速に低下していることだ。なるほどティーンはソーシャルネットワークとしてはFacebookを依然重視しているが、Piper Jaffrayのレポートによれば、ソーシャルなウェブサイトとしてのFacebookに対する興味は減退している。

過去1年でFacebookがもっとも重要なソーシャル・メディア・サイトだと回答したティーンの割合は30%から20%をやや上回るレベルまで低下した。しかしこれはFacebookだけに限った現象ではない。ほとんどの既存ソーシャル・メディアが退潮、または頭打ちとなっている。

YouTubeはもうすぐFacebookを抜いてもっとも重要なソーシャル・メディア・サイトとなりそうだが、YouTube自身も重要性の割合を落としている。YouTubeは現在22%だ。ただし関心の減少の割合はFacebookに比べれば少ない。


逆にInstagramとTwitterの重要性は増加している。これはおそらく春になってティーンの活動が活発になったせいもあるだろう。

しかしいかにも気まぐれなティーンらしく5200人の対象の多くは「もっとも重要」なソーシャル・サイトをトップのリスト外から選んだ。レポートによるとWanelo、Vine、Snapchat、Kik、4chanの順で人気.があったという。

Vineは登場してから数ヶ月しかたたないのにApp Storeのトップに立っている。毎日2000万枚アップされている写真の大半がティーンからのものだということを考えるとSnapchatの人気もうなずける。

FacebookにとってはTwitterも脅威だが、それに劣らずこうした新興ソーシャル・サイトもライバルとなるだろう。

新しく発表されたFacebook Home(Facebook専用のAndroidスキン)はティーンの興味をつなぎ止めるのに有効かもしれない。Facebookの機能を常にユーザーの前に表示するだけでなく、どのユーザーがいつどのようにさまざまなアプリを使用したかモニタすることができるのでライバルの動向についてリアルタイムで深い知識を得られるわけだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Instagram写真をシート型磁石にするInstantgram.Me。世界の冷蔵庫を埋め尽くせるか?!

Instagramに投稿した写真を印刷するサービスは数多く登場している。今では印刷する素材も多岐にわたる。Post-itサイズに印刷するところもあれば、キャンバスの上に印刷するサービスもある。変わったところでは木やグラスファイバーに印刷してくれるサービスもある。ほとんど何にでも印刷できるという状況のようだ。

今回紹介するのも、やはり「素材」面に新しさのあるサービスで、名前をInstantgram.meという。こちらはInstagram写真をシート型の磁石にしてくれるというサービスだ。5cm x 5cmのシート型マグネットを17ドルで作成してくれる。おまけに送料は世界中どこでも無料となっている。

もちろん価格的にはいずれも同じくらいのものであり、とくに目新しさはないかもしれない。しかし「磁石」というのはなかなか良い目に付け所なのではなかろうか。たいていの場合、Instagramの写真というのは、壁の上に永久的に飾っておくようなクオリティではないことが多いだろう。綺麗に印刷して目立つところに置いておくというようなものでもないだろう。しかし磁石であれば簡単に付け外しができるし移動も簡単だ。新鮮味がなくなれば、すぐに他の写真と取り替えてみることもできるわけだ。

ちなみにInstantgram.meでは、磁石でなく、普通の紙に印刷するメニューも用意している。プロダクト名をSquareといい、5″ x 5″なら24枚、2.5″ x 2.5″なら48枚を、やはり17ドルで提供している。マグネット版にせよ、このSquare版にせよ、オーダー時にはとくに気に入っている写真の枚数を簡単に変更することができるようになっているのも嬉しい。何枚も印刷しておいて、ちょっとした機会に人にプレゼントしたりもできるわけだ。

考えてみれば、こうした多くのビジネスが完全にInstagramに依存した形で展開しているのも面白い。Instagram自身は、Facebookに10億ドルで買収されるまでは、売り上げなどなかったのだ。しかしそのInstagramを利用して、印刷サービスやクローンサービスなどが展開されているのだ。

Instagram上に構築されたサービスで、誰でも知っているサービスにまで成長したものはまだ存在しないと言って良いだろう。しかし急成長して多くの人が使うようになるサービスが生まれないと限ったものでもないだろう。

Instantgram.meはCanvasPopPrinstagram、あるいはKanvessInstaThisないしはInstacanvasなどと同様に、なかなか面白いサービスではある。これらの中から、抜きん出るサービスが生まれてくるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H)


Android版リリースから1年後、Instagramの1億のユーザーの半数がAndroidに

このごろではInstagramは大昔から存在していたような気がする。しかしiOS専用アプリだった時間が長く、Androidにドアを開いたのはかなり後になってからだ。

公式ブログの記事によると、実は今日(米国時間4/4)がAndroid版リリースの1周年に当たるのだそうだ。このわりあい短い期間に、ユーザーのほぼ半数がAndroidとなっているということだ。

Instagramの1月の月間アクティブ・ユーザーは1億人だと最近発表された。この依然として続いている急成長の非常に大きな部分がAndroid版のリリースによるものだという。なにしろリリース後わずか24時間で100万ダウンロードを記録したほどだ。当時、InstagramのiOSインストール数は3000万くらいだった。

その後InstagramはFacebookに10億ドルで買収されたが、昨年4月9日の買収以後もiOS版、Android版ともにユーザー数を着実に伸ばした。実際、買収のわずか2週間後にInstagramは毎週新たに500万人が加入中で、ユーザーは5000万人を突破したと発表した。Android版がリリースされて5ヵ月後にはユーザーは8000万人に達した。

このInstagramなどは典型的な「こんな簡単なアイディアをなんで自分は思いつかなかったのだろう」と思わせるタイプのアプリだ。しかしその成長戦略は非常に周到なものだった。Instagramは写真の見栄えを大きくアップするフィルタ機能と共有の簡単さで他のライバルすべてを打ち負かした。モバイル・テクノロジーの歴史に残るシンプルだが決定的なソリューションといえるだろう。

またInstagramはiOSのみの環境で1年近く改良と準備を重ねてからAndroidに門戸を開いた。これらの戦略は1年後に大きな見返りをもたらすこととなった。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


いよいよ収益化へ:Facebookのエミリー・ホワイト、Instagramの事業運営責任者に就任。第2のサンドバーグになるか?

Instagramが事業運営責任者を雇った。これは巨大スケールの写真共有アプリを収益化し、ブランド提携による無限の可能性を拡大するための第一歩だろう。Facebookのモバイル提携担当ディレクター、Emily Whiteは、2月にユーザー数1億人を突破した20名足らずのチームに内部異動する。

Emily White自身がInstagramで就任を発表している。

ある筋が「実に行動的な人物」と呼ぶWhiteは、Goolgeの早期メンバーで、従業員わずか200名の時に入社し、2万2000人の時に退社した。Googleでは、AdWordsの開発などを手がけた。Whiteは2010年2月にFacebookに入社、ローカルおよびモバイルのディレクターを務めた。できるだけ多くのデバイスにFacebookを載せることに集中しその数は2500機種に上った。ヨガウェア最大手のLululemonの取締役を兼務している。

Sheryl Sandbergの弟子ともいえるWhiteは、若きInstagramチームを率いる、最初の著名で経験豊かな指導者となる。実際Whiteは写真アプリのShryl Sandbergになるかもしれない。Instagramの活用しきれていない人気を、ユーザー体験を大きく損うことなく本格的収入源へと変えることが彼女の使命だ。共同ファウンダーのKevin SystromとMike Kriegerは、事業運営をWhiteに任せることによって、モバイルおよびウェブの開発に専念できるだろう。

「Emily WhiteをInstagramチームに迎えたことを嬉しく思う。1億人を超えるアクティブユーザーをサポートするわが社の事業を今後もスケーリングしていくために、パートナー作りと事業運営に関する彼女の経験は、今後の成功の鍵を握っている」とWhiteの就任にあたってSystromは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Instagram、スタートから28ヵ月でアクティブユーザー数1億人を達成(売却は成功だったのか?!)

Instagram 100 million2人で間借りしつつ始めたサービスが、Facebookに7億1500万ドルで買収されるようなサービスになった。Android版でも人気を集め、プライバシー絡みの騒動も乗り切った。そしてInstagramの月間アクティブ利用者数が1億人を突破したのだそうだ。InstagramはiOS環境での成功の後、サービスを売却することでサービス拡充をはかった。Instagramが何を売り渡したのかについてはいろいろ言われるところもあるが、ともかくサービスが成功をおさめていることについては議論の余地はない様子だ。

困難な時期も振り返りつつ、共同ファウンダーでCEOのKevin SystromがInstagramのこれまでについてブログ記事に書いている。曰く「写真により世界中が繋がり、そして相互理解も進んでいます」とのこと。

今回のブログ記事には記されていないが、Android版をリリースした4月3日の直後に、Instagramは重大な発表を行なっている。そう、Facebookにサービスを売却したのだ。Android版をリリースする頃、InstagramはiOS環境で3000万台にインストールされていた。そしてInstagramとしては、デザイン性を重視したiOS環境の外に出ても成功をおさめることができるかどうか、全くのギャンブルだと考えていたようだ。利用者が減ってしまい、競合他社に打ちのめされてしまう可能性も考えていた。実のところ、Android版は最初の12時間で100万人の新規利用者を獲得したのだが、大失敗になるリスクもあると考えていた。そこにFacebookから10億ドルの買収オファー(現金と株式)があった。従業員13名のビジネスにとっては十分過ぎるものだった。さまざまなリスクのことを考えつつ、Facebookへの売却を決めたのだった。

もしSystromが未来を予見できたのであれば、売却は見送っていただろうか。Androidアプリケーションは大ブレイクし、そしてiPhone版も大いに人気を集め続けた。Facebookの力などなくとも、あるいはFacebookのCameraと競合していったとしても、Instagramの独走は続くこととなったかもしれない。

売却時に比べた利用者数は3倍以上となっている。Instagramの地位が直ちに揺らいでしまうようなことはなさそうに見える。今、売却するとすれば、価格は20億ドルないし30億ドルになるという可能性すらあるのかもしれない。まだInstagramが独立した存在であったならば、誰か数十億ドルの購入資金の調達に動くだろうか。ちなみにInstagramの買収は、FacebookのIPO前のことだった。上場によって大金を手にするのが普通であると考えられていた時期でもあった。

しかしSystromは賭けに乗るよりも、目の前にある成功を掴むという選択を行った(従業員にとっても「成功」を掴み取ることのできる選択だった)。世界最大のソーシャルネットワークと協業することで、サービスの影響力拡大を狙ったわけだ。結局、今でもInstagramはFacebookと独立して動いているところもある。すなわちSystromにとっては一石二鳥ということになったのかもしれない。

Twitterの共同ファウンダーであるEv Williamsは先週「会社を売る3つの理由」という記事(英文)を寄稿してくれている。3つの理由のうち、1つがあれば売却を考えて良いのだそうだ。挙げられているのは、企業価値を大幅に上回る提案が成されたとき、ないし切迫した危機を乗り越えるためであるときといったものだ。また、創業者として手放してしまいたくなったのなら売れば良いとも言っている。Instagramについて見ると、Android版で壊滅的失敗をしてしまう可能性を考えた上での保険的意味、またFacebookそのものから仕掛けられるであろう競争を避ける意味、そしてまたザッカーバーグのように、広い世界を相手にしてみたいというSystrom本人の望みもあった。これを考えれば、1億のアクティブユーザーを抱えることになった10ヵ月後から見ても、売却は成功であったのかもしれない。

1億ユーザーを記念するKevinのブログ記事を転載しておこう(英文ママ)。

Instagram’s first office had few redeeming qualities—and insulation was not one of them. There were only two of us, so we rented desks in a co-working space on a pier over San Francisco Bay. At night, it was common to find us working in winter jackets huddled over our laptops where the air was so cold we could see our breath. It was October 2010 when we launched Instagram, and San Francisco had dealt us a particularly unforgiving and chilly fall.

One night soon after launch, about a half-mile away, Giants Stadium was full of fans cheering on their team in a race for the NLCS against the Philadelphia Phillies. You see, having so little insulation in the office had an unintended consequence of being able to hear the crowd roar every time someone hit a long ball out towards McCovey Cove. Back in the office, we’d lift our heads up from code with every eruption of the fans, wondering who was at bat, what had happened, and whether the ball had made it or not. We never knew, but that wasn’t the point.

While we may only have had a few thousand people around the world using Instagram that night, we had a sense that maybe through Instagram we could tune in to what was happening just a few steps away. With a few quick commands at his terminal, my co-founder Mike’s screen filled with images of the game: the bullpen, dugout, concession stands, cheering fans and a panoramic view from somewhere up high. In a matter of hours, the people in that stadium had recorded moments in time through Instagram and allowed us to tune into an event while we sat a half a mile away, working—winter coats and all.

For the first time, we understood why Instagram was going to be different. We understood the power of images to connect people to what was happening in the world around them. And, although Instagram had a fraction of the user base it does today, that night we saw a preview of what Instagram would enable at a much larger scale down the road.

Now, nearly two and a half years later, over 100 million people use Instagram every month. It’s easy to see this as an accomplishment for a company, but I think the truth is that it’s an accomplishment for our community. Now, more than ever, people are capturing the world in real-time using Instagram—sharing images from the farthest corners of the globe. What we see as a result is a world more connected and understood through photographs.

Of the 100 million people on Instagram, there are stories that awe us: stories like Kathryn Mahoney’s (@nineteenfiftyone). Kathryn is an aid worker for the United Nations in the most remote refugee camp in Southern Sudan. She shares vivid photos of the day-to-day life of the people who live in Yida as well as the struggles and triumphs of the UN’s work there. From thousands of miles away, Kathryn reminds us of the power of images to educate and inspire.

There are love stories that move us, like the story of Cory (@withhearts) and Bethany (@bethanyolson) who began following each other a year and a half ago at the suggestion of a mutual photographer friend. After trading likes on photos, meeting for coffee, and finally joining up for a photowalk, a mutual interest in photography turned into dating. To this day, they still go on photography adventures and explore the world together with Instagram in tow.

And there are inspiring stories of small businesses and artisans. Mission Bicycle (@missionbicycle), a small, independent manufacture in san Francisco, has amassed nearly 50,000 followers as they share the photos from their daily work of making beautiful bicycles by hand. Similarly, Sightglass Coffee (@sightglass) shares photos from their harvesting grounds in El Salvador and Ethiopia to remind us that even a local business has global connections.

Images have the ability to connect people from all backgrounds, languages and cultures. They connect us to aid workers halfway across the world in Sudan, to entrepreneurs in San Francisco and even to events in our own backyards. Instagram, as a tool to inspire and connect, is only as powerful as the community it is made of. For this reason, we feel extremely lucky to have the chance to build this with all of you. So from our team to the hundred million people who call Instagram home, we say thank you. Thank you for sharing your world and inspiring us all to do the same.

Kevin Systrom

Co-founder, Instagram

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(翻訳:Maeda, H)

Instagram、ウェブフィードを実装。コメントの閲覧・投稿も可能で、個々の写真へのリンクも簡単

instagram-logoInstagramのフィードがウェブでもアクセスできるようになった。スマートフォンで専用アプリケーションを使わなくてもコンテンツにアクセスでき、またコメントを閲覧したり、会話に参加することができるようになったわけだ。

ウェブフィードはデスクトップ版およびモバイル版がある。つまり公式アプリケーションのないBlackBerryなどからでもInstagramを閲覧することができるようになるわけだ(写真の投稿はできない)。Instagramはしばらくモバイルのみのサービスとして運用されていたが、ついにウェブからも使えるようになった。

Capture

上の写真をご覧いただけばわかる通り、ウェブフィードも基本的にはモバイルアプリケーションで閲覧するのと同じような感じになっている。モバイル版のウェブフィードもまた同様な感じだ。写真のダブルクリックでお気に入りに登録することができ(ハートボタンのクリックでもOK)、コメントはインラインで表示される。またウェブフィードはiPadやAndroidタブレットでの閲覧にも便利だ(サードパーティーのプロダクトもあるが、不便なところがあった)。閲覧だけを考えるならばウェブフィードで必要十分とも言える。

New Instagram web feed viewed in mobile Safari.

2012年11月にウェブプロフィールをリリースしたときから、今回の閲覧フィードの実装は計画済みだったようだ。当時から「利用者からの要望は非常に強い」と述べており、今回のリリースもその「強い要望」に応じてのものだろう。

フルフィードが実現されたことにより、特定の写真にリンクを張るのも容易になった。これまでは利用者のプロフィールページにいき、そこで写真を見つけてリンクを張るという手順だった。これからはそうした面倒から解放されることになる。フィードページの写真したに表示されているメニューから「写真ページを表示」のメニューを選べば当該写真のページが開き、そのページのリンクを利用すれば良いのだ。

今回実装されたウェブフィードはかなり便利なものだと思うが、しかし共同ファウンダーのKevin Systromは「目の前の現実を写真に撮り、リアルタイムで投稿していくことこそがInstagramの魅力であると思います」と述べている。そうした彼の信念からも、ウェブ版には写真投稿機能が実装されていないのだろう。

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(翻訳:Maeda, H)