GoogleがモバイルWebページをAMP形式に変換するRelay Mediaを買収

【抄訳】
モバイルのWebページのロードを高速化するGoogleの共同プロジェクトAMPが、今日(米国時間10/9)さらにテコ入れされた。Googleの元社員が創った、WebページをAMP形式に変換するサービスRelay Mediaを、Googleが買収したのだ。

Relay Mediaはこのニュースを、同社のホームページで顧客に対し発表しているが、本誌にそれを教えてくれたのは、PhillyのリードデベロッパーRussell Heimlichだ。彼の記事はPhillyのブログBillyPenn.comに載っているが、彼もまたRelay Mediaの顧客だ。彼のLinkedInのページにも、載ってる。かんじんのGoogleには、目下問い合わせ中だ。

今のところわかっているのは、買収の一環としてGoogleがRelay Mediaを閉鎖するかもしれないが、Googleへの技術移転が完了するまではサービスを維持する、ということだ。ただし新規ユーザーの登録は、一時保留になるようだ。

Relay Mediaはこう述べている; “GoogleがRelay MediaのAMP Converter技術を買収したことは喜ばしい。その技術がGoogleのインフラストラクチャへ移行するまでは、現在の顧客へのサービスは中断なく継続される。ただしその統合化努力の間は、新規ユーザーの登録は停止する”。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleがモバイルWebのデベロッパー資格認定事業を開始、4時間の試験を受けるのだ

Googleが今日(米国時間9/5)、モバイルのWebデベロッパーを認定する事業Mobile Web Specialist Certification立ち上げた。デベロッパーは、これまでどうやって学習したかにかかわらず、この認定により自分にモバイルWebの開発スキルがあることを、世の中に対して示せる。この事業は、Androidデベロッパーやクラウドアーキテクト、データエンジニアなど、Googleの既存の資格認定事業の一員になる。

試験は辞書参考書など持ち込み自由で、受験料は99ドル、インドでは6500インドルピーだ。さまざまなコーディング(プログラミング)の問題があり、最後に10分間の面接がある。面接では、試験の問題に対し自分が選んだ解の根拠や理由を述べる。制限時間は4時間で、最大三回までトライできる。問題の範囲は、Webサイトのベーシックなレイアウト、スタイリング、先進的なWebアプリケーション、パフォーマンスの最適化、キャッシング、試験とデバッグなどだ。

Googleはこの試験のための学習案内を提供している。これで、受験勉強をしよう。

試験に合格したらバッジをもらえるので、それを履歴書やソーシャルメディアのプロフィールなどに表示できる(資格証明のため)。説明には、バッジはGoogle+のプロフィールでも使える、と書いてあるるが、いちいちそれを書く理由がよく分からない。もちろんこれは、いわゆるデジタルバッジではない。主な目的は、求職の際などに自分のスキルを強調するためだ。まだGoogle自身のテストを経ていない事業だから、この資格が求職の際の本人評価にどんな影響を及ぼすか、それは現時点ではまだ分からない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleがモバイルサイトのデベロッパーのための資格認定事業を開始、ページロードのスピードに重点

Googleが今日(米国時間4/31)、モバイルサイトのデベロッパーのための資格認定事業を立ち上げた。試験の範囲は、モバイルサイトの特殊性、モバイルサイトのスピード向上策、モバイルの効果的なUXデザインなど。先進的なWebアプリケーション、といった高度なトピックも含まれる。

この試験に合格することの意義は、Googleによると、“高品質なサイトを作ったり最適化できる能力を示し、自分をGoogle公認のモバイルサイトデベロッパーとして宣伝できる”、だ。

学習案内(study guide)は、サイトのスピードに関する内容が多い。Googleによれば、モバイルサイトを訪れる人の多くが、ロードに3秒以上かかるサイトからは逃げてしまうが、モバイルのランディングページ(サイトの入り口ページ)の平均ロード時間は22秒だ。サイトが完全にロードされないでユーザーが逃げていけば、Googleの主要収入源である広告もクリックされない。

なお、試験はAndroidやiOSなど、特定のモバイルオペレーティングシステムを対象としてはいないが、Google独自のAccelerated Mobile Pagesプロジェクトはカバーしている。Google独自といっても、最近は多くの他社がこれをサポートし始めている)。

この新しい資格認定は、前からあるAdWordsやAnalyticsの試験と並んでGoogleのパートナー事業の仲間入りをする。ただしAdWordsは、試験が複数あるので、やや面倒だ。


[ページをスクロールさせるなどのアニメーションを実現するJavaScriptは何ミリ秒以内なら妥当か]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleがもうすぐプログレッシブウェブアプリ(Progressive Web Apps)をAndroidに本格的に統合

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プッシュ通知やローカルキャッシュなどの機能が使えて、ユーザーにネイティブ的な体験を与える、より高度なWebアプリケーションの規格Progressive Web Appsプログレッシブウェブアプリ)は、数年前からGoogleのレーダーに映っていた。しかしWebアプリケーションのルック&フィールがネイティブアプリそっくりになるにも関わらず、Androidに完全に統合されるには至らなかった。それが、今度から変わるようだ

もうすぐ、ユーザーのホーム画面にPWAアプリケーションのリンクを置けるだけでなく、それを一度でも保存したら、そのアプリケーションはAndroidに、これまでなかったほど深く統合される。たとえばアプリケーションはホーム画面だけでなく、ドロワー(app drawer)にもあるようになる。設定メニューにも表示されて、
ネイティブアプリと同じ通知をもらえるようになり、ほかのアプリからのインテントも受け取れる。

今日の発表声明の中でGoogleのYaron Friedmanはこう述べている: “ホーム画面への付加機能([Add to Home])が新しくなったことにより、デベロッパーの能力が増して、最良のユーザー体験を構築できるようになる。私たちはAndroid上のすべてのブラウザーで確実にProgressive Web Appsをインストールできるよう、真剣に努力している”。

ユーザーにとっては、今よりもずっと良いユーザー体験になる。今のWebアプリケーションでは、リンクが衣装を着たブックマークにすぎないけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))