NBCとSnapchatが東京五輪コンテンツ制作で提携

Snapchat(スナップチャット)とNBC Olympicsは、米国のユーザー向けのオリンピックコンテンツ制作で再びタグを組む。今回は、今夏開催される東京五輪のものだ。2社は2016年のリオ五輪と2018年の平昌五輪でもコラボしている。平昌での冬季五輪では4000万人超の米国ユーザーにコンテンツを提供し、この数はリオ五輪から25%増となった。

加えて、そうしたユーザーの95%は35才以下だった。

多くの人が購読型の有料テレビや従来の放送局の視聴をやめ、Netflixのようなオンデマンドストリーミングサービスを利用するコード・カッティングの時代にあって、若い世代に視聴してもらうことは難しくなりつつある。これは広告主の視聴者へのアクセスを制限し、NBCの収支に影響を及ぼす。

この問題を改善するのにSnapとの提携が役立つ。というのも、テレビをさほど、あるいは全く観ない若年層のファンにアクセスしたい広告主から広告を出してもらう方法としてNBC Olympicsを提供できるからだ。今日では、米国の13〜24才の90%がSnapchatを利用している。そして2億1000万人がSnapchatを毎日使用している。

Snapとの提携による、競技に関するカスタマイズされた新たなコンテンツの独占セラーだ、とNBC Olympicsは話す。

今年はこれまでよりも多くのコンテンツを扱う。五輪開催前と開催期間中に、4つのデイリーSnapchat番組で70超のエピソードをリリースする計画だ。この数字は2018年に提供したエピソードの3倍となる。

そして今回初めて、2つのデイリーハイライト番組をSnapchat向けに制作する。これはほぼリアルタイムでアップデートされる見込みだ。この番組にはオリンピックでのその日の必見シーンが含まれる。

加えて、2つの台本なし番組が期間中に放送される。それぞれ1日あたり2つのエピソードを扱う。1つは、平昌五輪でデビューした「Chasing Gold」で、米国選手団をフォローする。もう1つは、Snapchatユーザー向けに精選された最も心に残る場面のデイリーリキャップで、今年初めての試みだ。どちらもNBCUniversal Digital Labがプロデュースする。

今回の提携ではまた、五輪期間中にSnapがデイリーのOur Storiesを精選する。こちらは以前の五輪でも行なった。Storiesにはファンからの写真やビデオ、そしてNBC Olympicsからのコンテンツが含まれる。

「Snapのオーディエンスがオリンピックゲームを好きなことはわかっている」とNBC Olympics会長のGary Zenkel(ゲーリー・ゼンケル)氏は声明文で述べた。「2つの五輪での成功を受け、提携を次のレベルにもっていき、より多くのコンテンツやSnapchatユーザー向けの番組を制作することを楽しみにしている。Snapchatユーザー向けのコンテンツは、若年アクティブ層へのアクセスを模索している多くのNBC Olympics広告主に直接恩恵をもたらすはずだ」。

しかしオリンピックのコンテンツが視聴できるのはSnapchatだけではない。NBCとTwitterは、限定されたライブのイベント放送やハイライト、デイリーオリンピック番組をストリーミングすることですでに提携している。NBCがSnapchatの代わりにTwitterを選んだのか、提携が発表された時点では明らかではなかった。そして今日、そうではなかったことがはっきりした。実際、Snapとの提携はこれまでよりも大規模だ。

これより前に、NBCUはNBCやNBCSN、オリンピックチャンネルなどでも放映される2020年東京五輪の広告売上として12億ドル(約1300億円)超を期待していると述べている。

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(翻訳:Mizoguchi

今度のオリンピックでNBCが全85時間のVR放送を行う、ただし対応機はSamsung Gear VRのみ

BOSTON, MA - OCTOBER 17:  Fans attend Team USA's Virtual Reality Experience Powered by Samsung Gear VR during the 2015 Road to Rio Tour at the Head of the Charles Regatta on October 17, 2015 in Boston, Massachusetts.  (Photo by Scott Eisen/Getty Images for Samsung)

NBCはVRへの関心が盛り上がっていることに乗じて、オリンピックの完全中継ではその形式も提供する、と示唆していたが、今回初めて、リオ支局がその具体的なやり方を少し明かした。

まず、対象機はGear VR「のみ」である。VRのコンテンツは計85時間放送されるが、それを見るためにはSamusungのVRヘッドセットと、それを操作するGlaxyスマートフォンが必要である。VR番組の視聴はNBC Sportsというアプリから行う。開会式と閉会式もあるし、種目の選択も、男子バスケットボール、陸上(トラックとフィールド)、体操、ボクシング、ビーチバレー、フェンシング、ダイビング等と、ほぼ妥当と思われる。

コンテンツはほぼ一日遅れで提供されるから、全試合を見られる。どの種目も、VR向けに事前の編集が行われる。開会式は8月5日金曜日だ。

Samsungは、なぜか、この夏季オリンピックのOfficial Smartphone Partnerだ。一方NBCは、“これまででもっともライブなオリンピック放送”と称して、アプリへリアルタイムストリーミングする全4500時間の一部を4Kと8K対応にする、と発表している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GitHubに特化したプロジェクト管理サービスZenHubがGitHub Enterpriseにも対応…GitHubとの“直接統合”が売り

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ZenHubはチームがGitHub上のプロジェクトを、Trello的なドラッグ&ドロップのタスクボードで管理するサービスで、GitHubのアカウントを持っていれば誰もが利用できる。しかし今日(米国時間8/8)からは、GitHub Enterpriseをオンプレミスで使っているユーザも、ZenHubを利用できるようになった。

ZenHubのこのエンタプライズバージョンは、GitHub Enterpriseと直接に統合するコラボレーションとプロジェクト管理のサービスで、すでにImgurやICON Health & Fitness、日本の旅行企業Ikyuなどの協力でベータテストを終えている。今ではNBC、Facebook、Sony、Microsoftなどもこのサービスのユーザだ。

ZenHubのファウンダAxiom Zenによると、今回の新サービスは“大企業がGitHubの利用を一箇所で集中管理できるためのもので、あちこちでプロジェクトごとにいろんなサードパーティツールを使っている状態を一掃する”、という。ZenHubはGitHubに特化され、GitHubのいろいろな機能を便利に使えるようになるので、チームの一日の労働時間が従来に比べて1時間半は減るそうだ。

GitHub、そしてGitは、今、企業による採用が急速に進んでいる。そのため企業向けのサービスも続々登場しており、たとえばwaffle.ioはGitHub Enterpriseにも対応し、MicrosoftやAtlassianにもGitのためのプロジェクト管理ツールがある。それらの中でZenHubが際立つのは、GitHub Enterpriseと直接に統合しているため、プロジェクト管理のためにまた別のツールを動かす必要がないことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa