Pixel 2の眠れるVisual CoreチップがAndroidの今度のデベロッパープレビューで可利用になる

残念なことにGoogleの旗艦機Pixel 2はそのローンチ以降、必ずしもすべてのサプライズが良いことではなかった。それでも、同社のカスタムSoC Visual Coreは良い方だと思われるが、でもそれはこれまで、同機の中でほとんど休眠状態だった。

同機が市場に出たとき、それはまだ十分に可利用ではなかったみたいだが、でも今度やっとそのチップは、自分の仕事ができるようになった。

今日(米国時間11/27)リリースされるAndroid 8.1デベロッパープレビューでは、Pixel 2とPixel 2 XLのチップの初期的サポートが提供される。それにより、すでに評価の高いカメラが、さらに性能アップするようだ。まだ、生産の問題は尾を引いているけど。

Googleによると、Pixel Visual Coreには、画像処理ユニット(IPU)コアが8つあり、演算ロジックユニットが512ある。機械学習を利用することにより、これらのハードウェアにより5倍のスピードアップが可能になり、電力消費は1/10になる。Android Camera APIがこのチップにアクセスするようになると、サードパーティの写真アプリもこのシステムの高速なHDR+を利用できるようになる。

すばらしいことではあるけど、またプレビューだから非公開ベータにアクセスできるデベロッパーが利用できるだけだ。まだまだ、バグ退治などが必要だろう。一般公開の日程は発表されていないが、8.1の公開ベータは12月からだ。

今のところPixel 2とPixel 2 XLだけの機能だが、今後の新製品ではすべての機種に当然載るのだろうね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

問題相次ぐGoogle Pixel 2、電話のノイズの問題は数週間後にソフトウェアのアップデートで解決

Googleのハードウェアチームは今年は休暇を取れない。本誌も含めて全般に好評だった同社のPixel 2ハンドセットは小さなトラブルがいくつかあり、その中には電話をしているときブーというノイズが聞こえる、というのがある。

PixelユーザーのためのGoogleのフォーラムに生じた長いスレッドに投じた短いレスでGoogleは、ソフトウェアのアップデートを数週間後にインターネットから行う、と言っている。

そのノイズの問題はしかし、単独の問題ではない。先月の終わりごろに同社は、色の調整の問題を解決するためのソフトウェアのアップデートを約束した。同社としては、あえて選んだ言い方だったけど、多くのユーザーには不満だった。画面の焼きつきについても、同社は調査を約束した。

これら以外にも、ビデオで音の録音が良くない、とか、タッチスクリーンの反応が不安定、などの苦情もある。さらにHome Miniにはプライバシーの問題まであるので、パッチが必要になった。また第一世代のPixel BudsにはBluetoothの同期の問題がいろいろあり、期待された製品なのに人気は盛り上がらなかった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Pixel 2、カメラランキングでiPhone 8 PlusとGalaxy 8から王座を奪取

いや、早かった! カメラテストグループのDxOMarkに「これまでテストした中で最高のスマートフォンカメラ」と評された iPhone 8 Plusの天下は短かった 。Galaxy Note 8がわずか数週間後に同点に追いつき、今度はGoogleのPixel 2が両者を打ち負かした

完璧なビデオ性能、最高のカラーとシーンの再現性、驚くべき速さと精度のオートフォーカス、そして素晴らしいとまではいかなくても良くできた人工的な背景ボケで、Pixel 2は総合スコア98を上げて、94だった2機を抜いた。

さて、DxOMarkの人たちはエキスパートであり、私は彼らの評価を信頼している。Pixel 2が驚くべきカメラであることに疑いはない。しかし、デジタル一眼レフやゲーム、映画などの総合スコアと同じく、この大きい数字は全体の一部しか表していない(ほかの大きい数字とごく近い場合はなおのこと)。

Pixel 2はこのように部分拡大した画像ではiPhone 8 Plusを少しリードしている。

各社のフラグシップ機で撮影した写真を見比べていくと、好みは様々にわかれる。私はAppleのポートレートモードはほかより断然いいと感じているし、難しい場面での色度ノイズも気に入っている。しかし、Pixel 2のカラー再現性はすばらしい(OLED画面で見た写真も)。そして、やはりNote 8のズーム機能は優れている。

どんな写真を撮るか? フォトグラファーとして求めるものは何か? ズームは重要か、それとも超広角レンズが必要なのか? フラッシュはよく使うか? HDRモードを活用するつもりはあるか? もしあなたにとってスマートフォンがメインカメラになるのであれば、ストレージや画面解像度や色と同じくらい、カメラの質と弱点に気を配る価値がある。

そして最後に言っておきたいこと。カメラはこれからも良くなる一方だ。上記の結果を今のミラーレス一眼と比べると、(フラグシップ携帯よりずっと安いレンズを付けたとしても)まだまだ力不足だということがわかるだろう。改善の余地はまだいくらでもある。そしてDxOMarkが言っているように、スコアが100を超えてはいけない理由などない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Pixel 2 XLのディスプレイ側写真がリーク――今週の発表イベントは期待できそう

GoogleのPixel 2発表イベントは今週、10月4日〔日本時間10/5〕に迫っており、関心も一段と高くなってきた。Googleがイベントで正式に発表するはずの新モデルのものとみられる写真がリークし、ハイプも最高潮だ。連続リーク(ほとんどが本物だった)で知られるEvan Blassが投稿した写真によれば、新しいGoogle Pixel 2 XLは、われわれが予想してきたとおり、大型でベゼルの幅は最小限のスマートフォンのようだ。

Blassが公開した写真はデバイスを正面から撮ったもので、どちらもベゼルは黒だ。こちらはケースに入った状態、こちらはケースから出した状態。 2枚の写真から判断するとディスプレイはSamsung Galaxy S8に似ており、コーナーは丸められている。左右両側のベゼルは非常に細く、天地のベゼルはとやや厚みがある。本体のディスプレイ上部にはスピーカーと裏向きカメラが収められているようだ。下部にもグリルがあり、ここにもうひとつのスピーターと通話用マイクがあるのだろう。

ディスプレイに表示されているウォールペーパーは驚くほどリアルな立体感があり、色彩も派手だ。もしこれがGoogle自身がマーケティングのために用意した画像なら、表示できる色彩の鮮やかさや背面のメインカメラの描写能力をデモするためのものに違いない。スマートフォンカメラの画像としては異例な美しいボケ味を出している。

前回われわれが入手したPixel XL 2のリーク写真は背面を撮ったもので、白黒のツートンカラーは新しいが、本体デザインは現行モデルに似ていた。

FCC〔連邦通信委員会〕への提出書類その他の情報からするとPixel XLは韓国のLGのOEMだ。本体デザインはLG G6やもっと最近のV30に似ているように思える。いずれにせよこの写真が本物かどうかはすぐに分かる。私はおそらく本物だろうと思っているが、そうであればGoogleのAndroidスマートフォンのフラグシップモデルにふさわしいプロダクトだ。

TechCrunchではこのGoogleのイベントを現地で取材し、ライブで報告する予定だ。イベントは10月4日の太平洋時間午前9時にスタートする〔日本時間10/5 AM 1:00〕

画像: Evan Blass

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

発表イベントを控えてGoogleのPixel 2 XLがリークか――849ドルで2色との情報

Googleのビッグ・イベント、Pixel 2のプレス発表は10月4日に予定されている。Droid LifeはPixel 2 Xのものとされるリーク写真を掲載した。カラーバリエーションは黒と白、黒とグレーのツートンで、プロダクト名もPixel 2 XLで公式決定らしい。

写真のスマートフォンはオリジナルモデルによく似ているがいっそうスリムになっている。背面はツートン、上部はガラス、下部はアルミのケースというのは既存モデルから変化なし。「黒と白のツートン」は新しいOS、Android Oreoとのタイアップでチョコレートサンドイッチをイメージしたものかもしれない。

黒と白のバージョンには側面に赤い電源ボタンが配置されていて、なかなかクールだ。背面カメラはシングルだが、ハイエンド・スマートフォンのメイン・カメラがますますデュアル方式を採用する中、かえって珍しい。

GoogleはPixel 2 XLの製造をLGに委託しているようだ(一方HTCは小型バージョンのPixel 2を手がけるという)。XLは64GBと128GBモデルがあり、Droid Lifeによれば、それぞれ849ドルと949ドルだという。

このリーク画像が正確だとして、私は新しいPixelのデザインは割合気に入った。手に取って試してみるのが楽しみだ。Googleの最初のPixelはプレミアム・スマートフォンの入門編プロダクトしてしっかりした出来栄えだった。アップデート版はベゼルがさらに細くなるなどの改良を受けるようだが、これも良い後継プロダクトとなるだろう。

画像: Droid Life

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+