Uber、家族の移動状況をリアルタイムで追跡できるTrip Trackerを公開

triptracker_screenshot

Uberは今日(米国時間5/17)、家族や大切な人たちが同サービスの利用している状況を跡できる新しいツールを発表した。”Trip Tracker” と呼ばれるこの機能は、Uberが3月に発表した、家族や友達の乗車料金を一括で支払えるプログラム、Family Profilesと連携している。

Family Profilesを使うと、ユーザーは他のUber利用者をグループに追加して、他のグループメンバーの料金を同じカードで支払うことができる。

しくみとしては、誰でもFamily Profileに追加することができる。ただし、その名前が示すようにこれは少人数の信頼できるグループの中で使うためのしくみだ。例えば、親が大学生の子供の乗車料金を払う、あるいは、経済的に恵まれていない親戚や、高齢のために自分で動けない人たちを運ぶためにも使える。

Trip Trackerがあれば、Family Profileを管理する人は、今行われている移動の状況を詳しく知ることができる。

この機能の提供開始に伴い、Family Profileのメンバーの誰かが乗車すると、いつでも自動的に通知が送られ、地図上で移動の様子を確認できるようになった。メンバーの出発時刻、通った経路、到着時刻も見ることができる、とUberは説明している。

FamilyTripTracker

この情報は、Uberの領収書メールには今でも記載されているが、Trip Trackerは、これを移動中リアルタイムに見ることを可能にし、メールや電話の手間を省くことができる。

料金はこれまで通りFamily Profile登録されたカードに自動的に請求される。

Family Profileは、当初アトランタ、ダラス、およびフェニックス等限られた地域で提供され、その後広く展開された。現在は、かなりよく使われている機能で、世界60ヵ国でFamily Profileが作られておりその半分以上は米国外だと、Uberは言っている。

米国、ブラジル、メキシコ、インドネシア、およびコロンビアが、Family Profileの多い国の上位で、ロサンゼルスは最もFamily Profileの多い都市だ。

またUberは、Family Profileの利用状況に関する初期のデータを公表した。

Family Profile利用の50%以上が、週末(金曜から日曜の間)に発生しており、通勤よりも社交的な外出に使われることが多いことを示している。

また、大きな子供の乗車料金を払うことは、利用場面の一つではあるが、最も多いわけではない。Family Profileの利用の大半は、配偶者と同じカードを共有する場合だ。しかし一部の市場ではそうではない。例えば、中南米ではこの機能か、18歳以上の子を持つ家族でよく使われていて、それは殆どの家庭でクレジットカードが1枚しかないためだ。

Trip Trackerは最新バージョンのUberアプリをダウンロードすれは、世界中の乗客が利用できるとUberは言っている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

UberとLyft、住民投票に敗れてオースチン市での営業を一時停止

shutterstock_312749525

今日(米国時間5/8)テキサス州オースチンの有権者は、同市の新たなUberおよびLyftのドライバーに、指紋による犯罪歴検査を義務付ける法案の撤廃を要求する提案(Proposition 1)に票を投じた。

結果は、投票者の56%がProposition 1に反対し、提案は成立しなかった。これは、指紋による犯罪歴検査を必要とする法案がそのまま通過し、新しいドライバーが同市で運転すためには検査を受けなくてはならないことを意味している。

このニュースを受け、UberとLyftは同市内での営業を停止すると発表した ― 少なくとも一時的には。

UberとLyftは、会社独自の履歴調査は十分厳格であり、指紋による検査(オースチン市が行うこのになる)は不必要な手間と費用を生み、ドライバーの雇用を難しくすると主張している。

この敗北は、有権者に提案の支持を訴える広告に計800万ドルを費したUber、Lyft両社にとって大きな痛手だ。一方、反対派の政治活動委員会が提案反対の宣伝に使った費用は、10万ドル以下だった。

提案を支持していなかったオースチン市のスティーブ・アドラー市長は結果について、「住民の意見は今夜明らかになった。われわれはUberとLyftを観迎する」とツイートした。

今後、全員にとって有効な解を見つけられるかどうかは、Lyft、Uber、およびオースチン市にかかっている。両サービス共、今後の発表があるまで市内での営業を停止し続ける。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

私のUberドライバーは、電気製品の闇ディーラーを副業にしているらしい

uber-trunk1

Uberに乗っていて、突然新しいAndroidタブレットやDell Latitude E6420の緊急な必要性に駆られたことはあるだろうか?

もちろん、私もない。

それでも、ある野心的なUberドライバーは、乗車中の私に製品を売ろうとすることをやめなかった。私は、修復済みiPhoneからエレキギターまで、様々な電気製品の載ったラミネートされた販売資料を見せられた。

uber-electronics

何が一番いいかって? その電気製品は後日配達される。送料無料で!

私はこれについて2つのことを思った。一つは、UberやLyftに乗車中の後部座席体験を収益化する可能性は間違いなくあること。この10年間タクシーがやっているのと同じように。

もう一方で、UberとLyftには、どうかドライバーが生活できる給料を払ってほしい。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Flytenow、飛行機相乗りを禁止する裁定を受けサービス閉鎖

4616869012_ef167d9024_o

飛行機相乗りスタートアップのFlytenowは今日(米国時間12/22)、サービスの終了を発表した。裁判所が最近、商用航空運行に該当するか(しないか)を決定するFAAの権力を支持する決定を下したためだ。

Flytenowは、自家用操縦士と、一緒に乗りたい人々を結びつけようとした。しかし開始当初から、FlytenowやAirpooler等の類似のスタートアップは、多くの困難に遭遇した。

FAA(連邦航空局)は、自家用操縦士はフライトを宣伝して報酬を受け取ることができないと言い続けてきた。わずかな例外(例えば、誰かと同じ 会議に出席するために飛ぶ場合は、費用を折半できる)はあるが、FAAは、どこかへ飛ぶ予定があり燃料費を分担したい、と宣伝することさえできないと常に言っている。

昨年、FAAは規制を再検討し、その立場を変えなかった。そこでFlytenowは規制の見直しを求め、裁判所は先週これらの規則を基本的に支持した。自家用操縦士の免許しか持たない者は、Flytenowのようなサービスで飛行経費を分担したいと宣伝することができない。,

これでFlytenowのようなサービスはほぼ行き詰まった。Uber等の乗り合いサービスは事実上あらゆる都市に乗り込んでいて、現地の規制が運行を認めてない場合すらある。FAAがこれを許さないのは驚きではない。Flytenowチームはこの決定を上訴する計画だと言っているが、飛行機相乗りに関するFAAの規則が破壊される可能性は当分ありそうにない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook