防ごう「サイトの不正なハッキング」

最近は日本でも、サイトのハッキングによる被害が多く見られます。

皆さんの中には、サイトが 不正なハッキング の被害を受け、コンテンツが改ざんされたり悪意のあるコンテンツが挿入されたりしてしまった、という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

Google サーチ クオリティ チームでは、ウェブマスター ヘルプ フォーラムGoogle+ Webmaster Japan コミュニティ を通して "防ごう 「サイトの不正なハッキング」キャンペーン" と題してサイトの不正なハッキングによる被害を防ぐための予防策や、被害にあった際の対策などについて、情報発信を行ってきました。

ここで、今回のキャンペーンで発信した情報を改めてご案内します。



1: ウェブマスター ヘルプ フォーラム - 「Google 社員による豆知識 : サイトがハッキングの被害を受けたときの対応方法

ウェブマスター ヘルプ フォーラムでは、フォーラムに投稿されたハッキング被害のケースなどから、被害に遭ってからその解消までのプロセスを以下の 3 つにわけ、ウェブマスターの方がつまずきやすい点を整理してご紹介しました。
  • 原因の特定
  • ハッキングの被害の確認方法
  • 問題の修正後、再発を防ぐためにすべきこと
「サイトが不正なハッキングの被害にあったらまず読んで頂きたいポイント」という観点から内容をまとめました。今まで、被害に遭われた際に初めてその対策を調べたために問題の解消までに時間がかかってしまいサイト運営上大きな影響が出た、というケースが多く見られますので、被害に遭われる前に内容を確認しておくことを強くおすすめします。


2: Google+ Webmaster Japan コミュニティ - ウェブマスター ミニ Tips

Google+ Webmaster Japan コミュニティ 上では、イラストを使ってヒントをお伝えするウェブマスター ミニ Tips 形式で、特に重要なポイントを中心にご紹介しました。
これらのフレーズをどこか頭の隅に留めておき、「サイトの不正なハッキング被害はいつ起きてもおかしくない」という意識を持って頂けたらと思います。また、「ハッキングの影響は周囲にも。みんなで防ごう、注意しよう。」とご案内していますように、ハッキングされた上でマルウェアなど悪質なソフトウェアを仕込まれた場合、被害はサイトだけでなく、そのサイトを訪れたユーザーへの感染など周囲まで及びます。ご自身だけでなく周囲のウェブマスターやユーザーの方と、不正なハッキング防止のため、常に意識し、情報を共有していくことが重要です。ぜひ周囲のウェブマスターの方に、今回の情報についてご紹介をお願いします。

今後も Google サーチ クオリティ チームでは不正なハッキングを防ぐために役立つ情報の発信を強化していきます(ウェブマスター ヘルプ フォーラムでは、マルウェアへの感染、サイトのハッキングに関するカテゴリ を新設しました)。新しい情報をご紹介した際には、ぜひご確認ください。


Google タグマネージャを使用してウェブマスター ツールでサイトを確認する

Google タグマネージャ を使用してサイト タグの追加と更新を行っている方であれば、コンテナ スニペット コード を用いてウェブマスター ツールで サイトの所有権を簡単に素早く確認 できるようになりました。

以下で方法をご説明します。
1. ウェブマスター ツールの ホームページ で、確認したいサイトの [サイトを管理] をクリックしてから、[このサイトを確認] を選択します。サイトをまだ追加していない場合は、右上にある [サイトを追加] ボタンをクリックすると追加できます。


サイトの追加を行うには、Google タグマネージャで [表示、編集、管理] の アカウント レベル権限 が必要です。

2. [確認] ページで、確認方法として [Google タグマネージャ] を選択し、画面上の指示に従います。




3. [確認] をクリックします。

これで完了です。

この確認方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラム をご利用ください。

あなたのサイトを診断します! サイト クリニック 2013


Google サーチ クオリティ チームでは 昨年 に引き続き「サイト クリニック」を実施します。「サイト クリニック」とは、実在するサイトを題材に、Google 検索と相性の良いサイト運営の方法について考え、ディスカッションをするイベントです。これまでも スペインドイツインド などで開催し、ウェブマスターのみなさまに好評を頂いています。昨年日本で実施したサイト クリニックでも「Google 検索と相性の良いサイト運営の方法が紹介されたが、大変参考になった。検索と相性の良いサイトは、わかりやすい構造や内容になっているということが具体的に理解できた。」といった感想をいただくことができました。




今年は以下の要領で、 ハングアウト オンエアー 形式でオンライン上で多くの方に見ていただける形でサイト クリニックを実施します。

  1. サイト クリニックで扱うサイトの募集
    サイト クリニックで題材としてご紹介させていただけるサイトを募集します。応募はこちらのフォーム からお願いします。

    • 募集期間:6 月 14 日(金)~ 6 月 21 日(金)
    • 対象:公益性の高い事業を行っている団体・組織のサイト(特定非営利活動法人、公益社団法人、公益財団法人、ソーシャル ベンチャーなど)
    • ご注意点
    • サイトがブログやハングアウト オンエアー上で表示され、多くの方に閲覧される可能性があります。
    • 準備のため、事前に Google サーチ クオリティ チームからご連絡をさせていただく場合があります。ハングアウト オンエアーに参加をお願いする可能性もあります。

  2. ハングアウト オンエアー形式でのサイト クリニック
    応募いただいたサイトの中からいくつかのサイトを題材として、ハングアウト オンエアー形式でサイト クリニックを実施します。
  3. 後日、ブログ記事でもサイト クリニックの様子をご紹介します。

みなさまからのご応募をお待ちしております!

スマートフォン向け検索でのランキングの変更について

スマートフォン ユーザーは、インターネット ユーザーの中でも成長が非常に早く、重要なユーザー層となってきています。そして Google ではスマートフォンから Google を利用するユーザーにデスクトップ環境と変わらない、リッチなウェブ体験を提供したいと考えています。こうした携帯端末向けのリッチなウェブ サイト作成のため、「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法(推奨事項)」や「スマートフォン サイトによく見られるミス」といった情報をご提供してきました。

こうしたスマートフォン サイトによく見られるミスを防ぐと、スマートフォン ユーザーはあなたのサイトを快適に閲覧して、サイトのコンテンツをさらに閲覧するようになるかもしれないですし、検索ユーザーは探している情報をすぐに見つけることができるようになります。スマートフォン ユーザーへの更なる検索体験の向上と、スマートフォン環境での閲覧の支障を減らすため、Google では近日中に、誤った設定をおこなっているスマートフォン向けサイトに影響のある、いくつかのランキングの変更を予定しています。

以下では、最も多く見られる設定の誤り、ミスとその解消法をご紹介します。

間違ったリダイレクト

ウェブサイトで、デスクトップ ユーザー向けページとスマートフォン ユーザー向けページに対してそれぞれ別の URL を用意しているサイトも多いかと思います。ここで取り上げる間違ったリダイレクトは、デスクトップ ユーザー向けページに訪れたスマートフォン ユーザーをスマートフォン向けサイトにリダイレクトする際に、関連性の低いページにリダイレクトしてしまう、というものです。典型的な例としては、 デスクトップ ユーザー向けページを訪れたスマートフォン ユーザーをすべてスマートフォン向けサイトのトップ ページにリダイレクトするよう設定しているという、ケースがあります。以下の図にある、赤色のリダイレクトは間違ったリダイレクトと考えられます。


このようなリダイレクト設定は、ユーザーのスムーズなサイト閲覧を阻害し、そのユーザーがサイト上のページを見ることをやめて違うサイトへと離脱しまうことにつながるかもしれません。たとえユーザーがサイトから離れなかったとしても関連性の低いページへのリダイレクトは、特に回線速度の遅いモバイル ネットワークを使っているようなユーザーにとって、とてもわずらわしいものです。こうした間違ったリダイレクト設定はウェブ ページや動画、その他あらゆるものを探しているユーザーのリッチな検索体験を妨げるものですので、ウェブ検索や、他の種類の検索(イメージ検索、ビデオ検索など)において今回のランキングの変更の影響が及びます。

関連性の低いリダイレクト設定を避ける方法は簡単です:単純に、あるデスクトップユーザー向けページを訪れたスマートフォン ユーザーをそのページに対応したスマートフォンユーザー向けページへとリダイレクトさせるだけです。もしそのコンテンツがスマートフォン向けに最適化された形で存在していない場合でも、関連性の低いページにリダイレクトするよりも、リダイレクトをしないでそのコンテンツが載ったデスクトップ環境向けページを表示させる方がよいでしょう。

リダイレクトについてはより詳しい情報を「リダイレクトとユーザー エージェントの検出」でご紹介しています。また、デスクトップ ユーザー向けページとスマートフォン ユーザー向けページに対してそれぞれ別の URL を用意している場合は「推奨事項の詳細」もご確認ください。

スマートフォンでのみエラーが発生する

デスクトップ環境でアクセスするとコンテンツが表示される URL に、スマートフォンでアクセスするとエラー ページを返すようなサイトがあります。これは様々な状況によって発生しますが、よく見られるケースとしては以下のものがあります。

  • ユーザーが携帯端末からデスクトップ向けページにアクセスしていることを識別した際に、404 ページや ソフト 404 ページ を表示しているケースがありますが、それは避けましょう。そのページに対応するスマートフォン向けページが存在する場合は、そのページへリダイレクトするようにしましょう。
  • スマートフォン向けページ自体がエラー ページではないことを確認してください。また、コンテンツがスマートフォン向けに最適化されていない場合は、デスクトップ向けページを表示してください。エラー ページを表示されるよりも、(どのような形であれ)探していたコンテンツが表示される方がはるかによいユーザー エクスペリエンスとなります。
  • Googlebot-Mobile を不適切に扱わないようにしてください。典型的なミスとしては、デスクトップ向けサイトを訪れたスマートフォン向け Googlebot-Mobile を フィーチャー フォン向けに最適化されたサイト へと誤ってリダイレクトさせているために、さらにそこから デスクトップ向けサイトへとスマートフォン向け Googlebot-Mobile をリダイレクトさせ、もとに戻らせてしまうというものがあります。結果、リダイレクトの無限ループが発生し、Google 側ではエラーとみなしてしまうことになります。

    このミスを防ぐことも簡単です:
    すべての Googlebot-Mobile ユーザー エージェント は特定のモバイル デバイスのユーザー エージェント文字列を含みます。ウェブマスターは、Googlebot-Mobile ユーザーエージェントを特別扱いせず、それらのデバイスに対するのと同様に取り扱うようにしてください。例えば、スマートフォン向け Googlebot-Mobile は現在、iPhone のユーザー エージェント文字列を含むので、iPhone ユーザーに対するのと同じレスポンスを返してください。
  • 多くのウェブサイトがデスクトップ環境ではうまく再生できるのにスマートフォン端末で再生できない動画をページ上に埋め込んでいるのをよく見かけます。 例えば、再生に Adobe Flash が必要なコンテンツは iPhone やバージョン 4.1 以上の Android 端末で再生できません。

ここでは 2 つのよく見られるミスをご紹介しましたが、ウェブマスターにとって、「スマートフォン サイトによく見られるミス」で挙げているミスを防ぐことはとても重要です。可能な限り多くの種類のモバイル端末やオペレーション システム、またはそれらのエミュレーターで、掲載した動画の閲覧も含めたテストを行ってみてください。そうしたテストをすることで、モバイル ウェブがさらにリッチになり、サイトを訪れるユーザーがハッピーとなり、さらには検索ユーザーやあなたのサイトの訪問ユーザーがコンテンツをフルに楽しめることにつながります。

ご質問がありましたら ウェブマスター ヘルプフォーラム にお寄せください。


Original version: Changes in rankings of smartphone search results

イベント 「ウェブマスター1年生のための『ホワイトハットSEO』」 に参加しました

先日 こちらのブログ記事 でもご紹介しましたが、Google サーチ クオリティ チームでは「ウェブマスター 1 年生のための『ホワイトハットSEO』(主催:CSS Nite 実行委員会、クリーク・アンド・リバー社)」に参加しました。今回はそのイベントの様子をご紹介します。



当日は 100 名以上の方にご参加頂き、熱気あふれる時間となりました。Google サーチ クオリティ チームは、新しくウェブマスターになった方に向けて 3 つのセッションを行いました。

「Google 検索の基本的な考え方」というセッションでは Google 検索がどのような方向を目指して開発されているか、そしてその上で Google 検索と相性の良いサイト運営とはどのようなものとなるかについてご紹介しました。

その次の「Google のウェブマスター向けリソース(情報源)の紹介」では、新ウェブマスターの方にまずはご利用いただきたい Google 公式の情報源、ツールを 5 つご紹介しました。
  1. 検索の仕組みサイト で Google 検索を知る
  2. ウェブマスター ツール でサイトが Google にどのように見えているか確認する
  3. ウェブマスター ヘルプ フォーラムで質問する
  4. ウェブマスター セントラル ブログで最新情報をチェックする
  5. Google+ 上でウェブマスターと交流する、ウェブマスター ハングアウト を見る
「Live Webmaster Hangout (Live Q&A Session)」では、サーチ クオリティ チームでよく頂くご質問についてご紹介、回答させていただきました。
質問例:
質問:日本のサーチ クオリティ チームはどのような仕事をしているの?海外のコンテンツの翻訳だけ?
回答:Global のサーチ クオリティ チームと常に連携しながら合同で情報発信を行っているのと同時に、日本独自の情報発信も行っています。(具体例:ウェブマスター ヘルプ フォーラムでの「Google 社員によるウェブマスターの豆知識」シリーズ、Google+ 上での ウェブマスター ハングアウト 、など)

質問:スマートフォン向けサイトを作成しようと思っているけど、Google からの情報は何かある?
回答:Google Developers Site 内の「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」に最新の情報を掲載しています。また、ウェブマスター セントラル ブログでも関連記事を掲載ていますし、先日は「携帯端末向けのサイトの構築」というテーマでウェブマスターハングアウトを実施しました。
Google サーチ クオリティ チームによるセッションの後、Web 担当者 Forum 編集長の安田英久氏、楽天株式会社 楽天市場事業 サーチエンジンマーケティング グループの近谷康氏と共にトーク セッションも行いました。トーク セッションの中では、よく言われている SEO に関する噂やテクニックについて、Google 検索と相性の良いサイト作りという観点からの回答をさせていただいたり、他のスピーカーの方と共に検索エンジン最適化(SEO)を行う際のポイントについてお話をしました。トーク セッションは大変盛り上がり(例えば 検索エンジン最適化(SEO)についてのヘルプ記事 には SEO 業者に施策を委託する際の Tips が参加者の方々の想像よりも詳しく含まれていたようです :) )、予定時間を延長しての実施となりました。



今回のイベントを通してわたしたちが新ウェブマスターの方にお伝えしたかったメッセージをここで改めてご紹介したいと思います。
  1. ユーザーに魅力あるコンテンツを作ることが何より重要。
  2. まずは ウェブマスター ツール に登録を。
  3. 日本のみなさまに向けた公式の情報発信を強化しています。噂に惑わされず公式情報の確認を。


今後も、Google サーチ クオリティ チームではイベントを通してみなさまと直接お話する機会を持つことができればと思っています(オンライン上では ウェブマスター ヘルプ フォーラムでいつでもお待ちしております!)。イベント参加予定の情報は Google+ Webmaster Japan コミュニティ でいち早くお届けしていきますので、ぜひコミュニティにご参加ください。


構造化データを活用しよう! – 2 つのアップデート

Google がウェブサイトのコンテンツを構造的に把握できれば、より的確な、しかも人目を引くコンテンツとして Google ユーザーに提示することができます。たとえば、あるページの商品リスティングやイベント、レシピ、レビューなどが構造化されたデータだとわかると、Google のアルゴリズムは「リッチ スニペット」を追加して検索結果を拡張します。さらにそうしたデータは、 ナレッジグラフ のパネルや Google Now カードに表示されることもありますので、コンテンツについて広く知らせることができます。

今回、構造化データが今までよりもっと簡単に利用できるようになる 2 つのアップデートを紹介します。1 つ目は、データ ハイライターでの 7 種類の新たな構造化データのサポート開始、2 つ目は、新しいツール、構造化データ マークアップ支援ツールの提供開始です。


データ ハイライターが商品、お店やサービス、レビューなどにも対応

データ ハイライター は、ウェブサイトに掲載される構造化データのパターンを簡単なマウス操作で(サイトの HTML を編集しなくても)Google に伝えることができるツールとして、2012 年 12 月(日本語では 2013 年 2 月) に公開されました。 公開時には イベント に関する構造化データのみをサポートしていましたが今回、サイト上のその他の構造化データについてもデータ ハイライターで扱えるようになりました。具体的には、商品地域のお店やサービス記事ソフトウェア アプリケーション映画レストランテレビ番組のエピソード に関する構造化データです。

データ ハイライターを使用するには、ウェブマスター ツール にアクセスしてサイトを選択し、左側の [最適化] をクリックして [データ ハイライター] をクリックします。サイト内の構造化データを含むページ(たとえば、商品ページやイベントの詳細ページなど)の URL を入力し、主要なフィールドをマウス操作で「タグ付け」していきます。




1 つのページに対して行う場合、タグ付けにかかる時間は約 5 分、形式が共通した複数のページに対して行う場合は約 15 分です。タグ付け作業が終わったら、Google で構造化データが正しく認識されているかどうかを確認し、問題がなければ Google に「公開」します。その後しばらくしてサイトが再クロールされると、価格、レビュー、評価などの情報が Google の検索結果とともに表示されるようになります。


構造化データ マークアップ支援ツールの提供開始

データ ハイライターは、サイトの構造化データについて HTML を編集することなく簡単に Google に伝えることができる便利な手段です。しかし、構造化データを含むコンテンツがすべての検索エンジンで正しく認識されるようにするには、結局はウェブページに構造化データ マークアップを直接埋め込む方が望ましいとも言えます。ウェブページの作成者がこの作業を行う際に役立つよう、Google は新しく 構造化データ マークアップ支援ツール の提供を開始します。

このツールもデータ ハイライターと同様に、まずウェブページ(URL または HTML ソース)を指定してから、目的のデータ タイプの主要なプロパティをマウス操作で「タグ付け」します。タグ付けが終わると、microdata 形式のマークアップが追加されたサンプル HTML コードが構造化データ マークアップ支援ツールによって生成されます。このコードをダウンロードして、ウェブサイトに構造化データを実装する際の参考用として使用できます。


Structured Data Markup Helper


構造化データ マークアップ支援ツールは、データ ハイライターがサポートしているすべてのデータ タイプに加えて、Gmail に構造化データを埋め込む(英語) ための数種類のデータ タイプに対応しています。スキーマの詳しいドキュメントについては、schema.org (英語)をご覧ください。

Google では構造化データの機能の拡張を進めています。この 2 つのツールによって、すべてのウェブサイトがこれらの機能を気軽に利用できるようになることを願っています。ご不明な点やご意見・ご感想などありましたら、ウェブマスター ヘルプフォーラム に投稿してください。


Posted by Justin Boyan, Product Manager
Original version: Getting started with structured data

Google+: モバイル サイトでのコンテンツおすすめ機能

サイト内の優れた記事を見つけやすいようにすると、ユーザーに喜ばれるだけでなく、サイトにより親しんでもらったり、より活発な利用をしてもらうことにつながります。Google では、適切なコンテンツを適切なタイミングでモバイル サイトからおすすめできるよう、Google+ と Google 検索の機能の統合を進めています。

たとえば Forbes のサイト訪問者は、作者情報 シグナルやさまざまな Google+ アクティビティ(+1 や共有など)に基づいて Forbes サイト内の他のおすすめ記事を簡単に見つけることができます。おすすめコンテンツの関連性を高めるため、おすすめコンテンツは訪問者がその時に閲覧しているページに基づいて決定されます。また、おすすめコンテンツの情報は、詳しく知りたいユーザーがタップした場合のみ画面下部に表示されるため、ブラウジングを妨げることはありません。仕組みは次のようになっています:




おすすめコンテンツはサイトの訪問者が Google にログインしているかどうかに関係なく表示できますが、Google にログインしている訪問者には、訪問者が設定しているサークル内の友人等が +1 したコンテンツや共有したコンテンツが表示されます。


これらのおすすめコンテンツの追加や設定を簡単に行うための方法も用意されています。モバイル サイトに JavaScript を 1 行追加するだけで、ウェブ エディタを使わずに、Google+ ページ ダッシュボードの [サイト向け] セクションで変更を加えることができます。


この最新の機能を試してみるには、お気に入りの iOS 搭載端末や Android 搭載端末で Forbes サイト内のいずれかの 記事ページ にアクセスしてみてください。この機能については、デベロッパー ドキュメント(https://developers.google.com/+/features/recommendations)でも詳しくご紹介しています。

Google では、Google+ のコンテンツおすすめ機能と Google+ ログイン機能についてより多くの方に使って頂くための改善を計画しており、先日開催した Google I/O では Google+ ログイン機能を利用している 50 社以上の企業の中からいくつかの事例について詳しくお話を伺うことができました。

「Google+ ログインは、当社の Android アプリで最も利用されているソーシャル ログイン機能です。ソーシャル ログイン経由のユーザーの 41% が Google+ ログイン経由です。」
- Tom Grinstead、Guardian News プロダクト マネージャー
「Google+ ログインの統合による最初の成果には大変満足しています。当社の分析では、ウェブ、Android、さらには iOS でも、Google からの膨大なログインがその他の一般的なソーシャル ネットワークを圧倒していることは明らかです。この成功により、他のログイン ソースを廃止して、この新しく成長著しいチャネルをさらに活用していくことを検討しています。」
- Haisoo Shin、Fancy エンジニアリング ディレクター

組織のロゴの schema.org マークアップのサポートを開始しました

このたび、Google では組織のロゴについての schema.org マークアップのサポートを開始いたしました。このマークアップによって、組織を象徴する画像とサイトを結び付けることができます。ウェブマスターの皆様は、Google 検索結果で組織のロゴとして使用される画像を指定することができます。

schema.org の Organization マークアップ (英語)を使用すると、使用したいロゴが存在する場所を Google のアルゴリズムに示すことができます。たとえば、ホームページが www.example.com である企業は、ページ上での表示に関わる要素を使用して次のマークアップをホームページに追加できます:

<div itemscope itemtype="http://schema.org/Organization">
  <a itemprop="url" href="http://www.example.com/">Home</a>
  <img itemprop="logo" src="http://www.example.com/logo.png" />
</div>

この例では、「この画像が、(マークアップにも含まれている)ホームページのロゴ画像として指定されており、可能ならば、この画像を Google 検索結果で使用できるものである」ということを Google に示しています。このようなマークアップは、たとえば Google がユーザーのクエリに基づいて右側にナレッジ グラフを表示するときに、他よりも優先してこの画像を表示してほしいという、Google アルゴリズムへの強いシグナルとなります。

ご不明な点がある場合はウェブマスター ヘルプフォーラムからお問い合わせください。

イベント 「ウェブマスター1年生のための『ホワイトハットSEO』」 に参加します


クリ☆ステ特別編:ウェブマスター1年生のための「ホワイトハットSEO」 (2013年4月13日開催)


Google+ Webmaster Japan コミュニティ では既にご紹介していましたが、Google サーチ クオリティ チームでは、5 月 16 日(木)に下記のイベントに参加いたします。
  • イベント名:クリ☆ステ特別編:ウェブマスター1年生のための「ホワイトハットSEO」
  • 日時:2013年5月16日(木)14:00-17:00(開場13:30)
  • 会場:クリーク・アンド・リバー社セミナールーム
  • 定員:120名
  • 出演:(順不同) 金谷 武明(Google)、田中 清隆(Google)、村越 隆之(Google)、成田 幸久 (インフォバーン)、近谷 康(楽天)、安田 英久(Web担当者 Forum 編集長)
  • 主催:CSS Nite実行委員会、クリーク・アンド・リバー社
  • 共催:Web担当者Forum
  • 参加費:5,250円(事前決済)

今回のイベントでは、Google サーチ クオリティ チームからは新ウェブマスターの方を対象に、Google 検索の基本的な考え方、最新情報のご紹介、そして Q&A セッションを行う予定です。また、コンテンツ作成や検索エンジン最適化に実際に関わっていらっしゃる方もスピーカーとして参加され、一緒にトークセッションをさせて頂きます。

東京での開催となりますが、ご興味がありましたらぜひご参加ください。また、こちらのスレッド で質問を募集していますので、ご質問がありましたらお気軽にご投稿ください(質問は当日参加されない方からも大歓迎です。後日質問への回答は公開予定です)。

今後も、Google+ Webmaster Japan コミュニティ ではイベント情報などをいち早くお届けしていきますので、ぜひご参加ください。

rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

ウェブページで rel=canonical 属性 を指定することは、検索エンジンが 重複ページ の中からどのページをインデックスに登録するかを判断する上で重要な手がかりとなります。Yahoo!Bing、Google など複数の検索エンジンがこれに対応しています。rel=canonical 属性は、重複ページから、外部からのリンクなどのインデックス登録に関連する属性を集約するとともに、検索結果に表示させたい URL を指定します。しかし、このように便利な rel=canonical 属性ですが、設定する際には少し注意が必要です。

検索エンジンは、右側のソースコードにあるように「blue velvet(ブルー ベルベット)」カップケーキのページへの rel=canonical を優先的に表示させたいページとして認識するので、左側の「red velvet(レッド ベルベット)」カップケーキのページは検索結果には表示されないことになります。このように、rel=canonical の設定の方法により検索結果に大きな影響を与えます。

この記事では、rel=canonical を使用する上での推奨事項をご紹介します。:
  • 重複ページに含まれるコンテンツの大部分を含むページを canonical ページとしましょう。
  • ここで、コンテンツが自分の知らない言語で書かれていると仮定してみましょう。重複ページと canonical ページを左右に並べて見たときに、重複ページ内の文字の大部分が canonical ページにもあるでしょうか?その言語を理解できる人でなければ 2 つのページが類似していると判断できない場合、たとえば扱っている内容は類似しているけれども文章自体はさほど似ていないという場合は、canonical 指定をしても検索エンジンで無視される可能性があります。
  • rel=canonical のリンク先ページが確かに存在すること(エラーや ソフト 404 ページではないこと)を確認しましょう。 
  • rel=canonical のリンク先ページに noindex メタ タグがないことを確認しましょう。
  • 検索結果に表示させたいページが(重複 URL の方ではなく)rel=canonical で指定する URL であることを確認しましょう。
  • rel=canonical リンクをページの <head> タグ内または HTTP ヘッダー内に入れましょう。
  • rel=canonical を 1 つのページで 2 つ以上指定することは避けましょう。2 つ以上指定されていると、すべての rel=canonical が無視されます。

間違い 1: 複数ページにまたがるコンテンツの 1 ページ目を rel=canonical のリンク先とする

次のような複数ページにまたがる記事があるとします:
  • example.com/article?story=cupcake-news&page=1
  • example.com/article?story=cupcake-news&page=2
  • 以降同様
2 ページ目(またはそれ以降のページ)に 1 ページ目への rel=canonical リンクを指定するのは rel=canonical の正しい使用法ではありません。このようなページは重複ページではないからです。このように rel=canonical を使用すると、2 ページ目以降のコンテンツがまったくインデックスに登録されなくなってしまいます。

複数ページにまたがるコンテンツの 2 ページ目以降に 1 ページ目への rel=canonical リンクを指定すると、良いコンテンツ(例: 2 ページ目と 3 ページ目のコンテンツ)が登録されなくなってしまいます。

ページ指定されたコンテンツ の場合は、記事全体を 1 ページにまとめたページへの rel=canonical リンクを各分割ページに指定する か、ページ指定マークアップ rel="prev" と rel="next" を使用する ことをおすすめします。

全体表示ページへの rel=canonical リンクを各分割ページに設定

ページ指定されたコンテンツで全体表示ページへの rel=canonical リンクを指定しない場合、マークアップ rel=”prev” と rel=”next” を使用できます。

間違い 2: 絶対 URL のつもりで相対 URL を記述してしまう




<link> タグでは、他の多くの HTML タグと同様に、相対 URL と絶対 URL のどちらも使用できます。相対 URL とは、リンク元のページを基準とした「相対的な」パスのことです。たとえば、「images/cupcake.png」は、リンク元ページと同じディレクトリの中にあるサブディレクトリ「images」の中にある「cupcake.png」を指します。絶対 URL は、「http://」といったスキームを含めたパス全体を記述したものです。

<link rel=canonical href=“example.com/cupcake.html” />(「http://」が付いていないため相対 URL です)と指定すると、canonical URL としては、実際にはそのような意図でないことがほとんど確実であっても、「http://example.com/example.com/cupcake.html」と指定していると見なされてしまいます。このような場合、Google のアルゴリズムでは rel=canonical の指定が無視されることがあります。どのような意図でこのように rel=canonical を指定したとしても、結果的に目的を達成できないことになります。

間違い 3: rel=canonical を意図しない形で指定している、または 2 つ以上指定する

時々、意図した結果ではないと思われる rel=canonical の指定が見られることがあります。単純なタイプミスもごくまれにありますが、よくあるのはページ テンプレートの rel=canonical のリンク先を変更し忘れたまま使用しているケースです。この場合、サイト運営者のページにテンプレート作成者のサイトへの rel=canonical リンクが設定された状態になってしまいます。

ソースコードから、プラグインがどのように HTML に反映されたかをチェックし、意図しないrel=canonical リンクが無いことを確認します。

間違い 4: カテゴリ ページまたはランディング ページで特集記事への rel=canonical リンクを指定する

たとえば、デザートについてのサイトを運営していると想定します。そのサイトでは「pastry」(ペストリー:ケーキなどのお菓子類)や「gelato」(ジェラート)といったカテゴリ ページがあり、それらのカテゴリ ページでは日替わりで特集記事を紹介しています。たとえば、「pastry」のランディング ページで「red velvet cupcakes」(レッド ベルベット カップケーキ)を紹介するとします。「pastry」カテゴリ ページには「red velvet cupcake」のページと同じコンテンツがほとんど全部含まれているため、カテゴリ ページにその特定の特集記事への rel=canonical リンクを追加したとします。

仮にこの rel=canonical 指定が Google で認識されるとすると、「pastry」カテゴリ ページは検索結果に表示されないことになります。rel=canonical を指定することで、重複ページの代わりに canonical URL を検索結果に表示させたいという意思を示すことになるからです。これに対して、カテゴリ ページと特集記事のどちらも検索で見つかるようにしたい場合は、カテゴリ ページにそのページ自身をリンク先とした rel=canonical を指定するか、あるいは rel=canonical をまったく指定しないかのどちらかにするのがベストです。

canonical として指定すると、表示させたい URL を指定することになる点にも注意が必要です。カテゴリ ページまたはランディング ページで特集記事への rel=canonical リンクを指定することは避けましょう。

間違い 5: <body> タグ内に rel=canonical を入れる

rel=canonical 属性タグは、HTML ドキュメントの <head> タグ内にのみ記述します。さらに、HTML の構文解析時に問題が発生しないようにするには、<head> タグ内の上部に、rel=canonical を配置し、できるだけ早い段階で読み込まれるようにしましょう。rel=canonical の指定が <body> タグ内にあると Google では無視されます。

この間違いは簡単に修正できます。rel=canonical リンクが必ずページの <head> タグ内にあることと、できるだけ早い段階で出現することを念入りに確認します。

rel=canonical 指定は <head> タグ内では認識され、<body> タグ内では認識されません。

まとめ

有益な rel=canonical 指定を行うには:
  • 重複ページの本文コンテンツのほとんどが canonical ページにもあることを確認する。
  • rel=canonical の指定は1ページで1つとし、かつページの <head> タグ内で指定する。
  • rel=canonical のリンク先が、有効なコンテンツが含まれている URL であること(404 やソフト 404 ではないこと)を確かめる。
  • 特集記事が検索結果に表示させたい URL と見なされてしまうため、ランディング ページまたはカテゴリ ページで特集記事への rel=canonical リンクを指定することは避ける。
ご質問がありましたら ウェブマスター ヘルプフォーラム にお寄せください。

選挙活動における検索エンジンを対象とした施策について

インターネットを活用した選挙活動の解禁で、多くの候補者の方が国政選挙や地方選挙において情報発信にウェブサイトや様々なインターネット上のツールを使う機会が増えていくと思われます。その中には、検索エンジンからの集客や認知度の向上を狙った施策をされる方、もしくは、そういった施策を業者に委託するケースが増加することが考えられます。

Google は、ユーザーが探していることについて、最も関連性の高い情報を検索結果に表示するために、機能の開発・提供、アルゴリズムの改善等に日々取り組んでいます。その一方で、Google をはじめとする検索エンジンの検索結果を故意に操作するための施策を行う方がいるのも事実です。このような施策は、ユーザーにとって不利益であるだけでなく、Google が推奨するウェブマスター向けガイドラインに抵触します。そのような施策を実施したウェブサイトは、検索結果に表示されにくくなる可能性が高くなります。

Google では検索結果の品質、公平さを維持するため、ウェブサイトを管理するウェブマスター向けガイドラインにおいて、検索結果を人為的に操作しようとする不正な手法を具体的に示し、注意喚起を行っています。
最近では、特に施策を業者に委託したケースで、依頼主が知らない間に業者が実施した悪質な施策により、逆に検索結果に表示されにくくなってしまう事態が発生していることがわかっています。Google では、そのような事態にならないために、知っておいていただきたい事、気をつけていただきたい事を、ブログ記事を公開しています。ぜひご一読ください。
ブログ記事「サイトの制作や集客を外注しているサイト オーナーのみなさまへ」 http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2012/06/blog-post_04.html

ウェブマスター向けガイドラインと違反への対応

Google では検索結果を人為的に操作する悪質な手法をウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインとして公開し、それを遵守するようお願いしています。Google では、ガイドライン違反に対しては、Google 検索の品質、公平性を維持するためアルゴリズムや手動で掲載順位を下げる、または検索結果から削除する、などの対応をさせていただく場合があり、その場合、逆に検索結果に表示されにくくなってしまうため、こうした事態を重く受け止めています。


Google 検索について詳しい情報はこちら


ウェブマスター セントラル
http://www.google.com/webmasters/?hl=ja
Google 検索に関する詳しい情報を掲載しています。ここには以下のような情報へのリンクをまとめています。

Google ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラム http://productforums.google.com/forum/#!forum/webmaster-ja
ユーザー同士での問題解決、情報共有のための Google 公式のユーザー フォーラムです。Google 検索は公平性を重視しており、そのため、個別のお問い合わせ窓口は現在のところございません。代わりにこのユーザー フォーラムがありますので、こちらをご利用ください。経験豊富なウェブマスターが多く参加されていますし、Google 社員も参加しております。 投稿される際は、具体的な URL を掲載してご質問いただくのが一番ですが、個人名や具体的な URL がなくても回答が可能な場合があります。必要に応じてそうした情報を削除し、一般的な質問としてご投稿ください。

Google ウェブマスター向け公式ブログ
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/
Google 検索の公式情報を定期的に配信しています。Google 検索に関する最新の情報やサイト運営上役立つ情報をお伝えしていますのでぜひご覧ください。

ウェブマスター向けガイドライン
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35769
品質に関するガイドラインにおいて、アルゴリズムまたは手動によるスパム対策が実施される可能性のある不正行為について説明しています。スパム対策が実施されたサイトは、Google.co.jp や Google のパートナー サイトの検索結果に表示されなくなることがありますのでご注意ください。

ウェブマスター ツール
http://www.google.com/webmasters/tools/?hl=ja
Google 検索上でのサイトの状態について様々なデータを閲覧できるツールです。サイト運営の施策を外部に委託する際も、その施策が適切なものか確認するためにご利用されることをおすすめします。

検索エンジン最適化 (SEO)スターターガイド
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2010/09/seo.html
検索エンジン最適化(SEO)の初心者向けの Tips がまとめてあります。こちらのページから PDF ファイルでダウンロードできますのでぜひご一読ください。

最後に、こちらの記事を PDF ファイルとして公開いたしました。関係者のみなさまへのお知らせにはこの記事を共有して頂くか、この PDF ファイルを印刷し、ご回覧いただくか FAX 等で共有していただければと思います。

配布用ファイル(PDF):Google 検索を選挙活動に快適にご活用いただくために


多言語、多地域向けウェブサイト向けの新しいアノテーションのご紹介

多言語、多地域向けのウェブサイトのホームページは、リダイレクトや訪問したユーザーの表示言語に合わせてコンテンツを変更する方法で、ローカライズされたページをユーザーに表示するよう設定している場合があります。この記事では、Google のアルゴリズムでこうしたホームページを認識できるようにする新しい rel-alternate-hreflang アノテーションについてご紹介します。
具体的には次の例をご覧ください。ウェブサイト example.com には、次のように世界各地のユーザーを対象としたコンテンツがあります:

Map of the world illustrating which hreflang code to use for which locale

  • http://example.com/en-gb : 英国在住の英語を話すユーザー向け
  • http://example.com/en-us : 米国在住の英語を話すユーザー向け
  • http://example.com/en-au : オーストラリア在住の英語を話すユーザー向け
  • http://example.com/ : 国を選択するメニューが表示されるホームページで、全世界のユーザー向けのデフォルト ページ
この場合、ウェブマスターは サイトマップ または HTML リンク タグで rel-alternate-hreflang を使用して、次のようにこのページ セットにアノテーションを付けることができます:

<link rel="alternate" href="http://example.com/en-gb" hreflang="en-gb" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/en-us" hreflang="en-us" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/en-au" hreflang="en-au" />
<link rel="alternate" href="http://example.com/" hreflang="x-default" />

新しい属性値 x-default hreflang では、このページが特定の言語や地域を対象としておらず、他に適切なページがない場合にデフォルトで表示するページであることを Google のアルゴリズムに知らせることができます。たとえば今回の例では、フランス語を使う全世界の検索ユーザーや、英語を使う google.ca の検索ユーザーに対してはこのページ(http://example.com/)が表示されることになります。
このアノテーションは、検出されたユーザーの現在地や Accept-Language ヘッダーに基づいて動的にコンテンツが変化するホームページにも適用できます。こうしたページには対象としている特定の言語や地域がないため、そのことを x-default hreflang 値により Google のアルゴリズムに知らせることができます。
ご不明な点やご意見・ご感想などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラム にてお聞かせください。


新年度からウェブマスターになった方へ贈る 『知っておきたい Google 検索 5 つの最新情報』

4 月になり多くの学校、会社では新年度がスタートしているのではないかと思います。入学、入社と新しいスタートをきった皆さん、おめでとうございます!


皆さんの中には、新年度からウェブマスター業務を担当することになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、新年度をきっかけに、改めてサイト運営について学びなおそうと考えているウェブマスターの方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、新年度からウェブマスターとなった方を想定して、Google 検索と相性の良いサイトを作る上で役立つ最新情報を 5 つご紹介したいと思います。このブログ記事が皆さんのウェブマスターとしてのスタートダッシュにお役に立ちましたら幸いです。また、きっとベテラン ウェブマスターの皆様にもお役に立つ内容、新たに知る情報も含まれているかと思いますのでぜひご覧ください。

1. 「検索の仕組み」サイトを公開しました。
Google 検索がどのようなテクノロジーに支えられて動いているのか、そうした疑問にお答えするために「検索の仕組み」サイトを公開しました。このサイトでは、クロール、インデックス、アルゴリズムに基づいたランキングと検索結果の配信やウェブ スパム対策などについて詳しく紹介していますので、Google 検索についての理解を効率的に深めることができるかと思います。

関連ブログ記事:検索の仕組み: 毎日の莫大な数の検索に一瞬で答えを出すために


2. 携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法ついて最新情報の提供を開始しました。
スマートフォンやモバイル端末からの閲覧ユーザーへの対応は最近、最も注目度の高いトピックの一つでしょう。先日日本語版を公開した「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」に Google からの最新の推奨事項がまとまっています。また、こちらの ウェブマスター ハングアウト でも携帯端末(主にスマートフォン)向けサイトの構築方法の基本的な考え方についてご紹介しています。

関連ブログ記事:「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」日本版をご紹介します


3. 「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」を公開しました。
ウェブマスターになってまだ日の浅い方や、検索エンジンと相性の良いサイト デザインにあまり馴染みのない方に向けて、サイトのコンテンツを Google や他の検索エンジンが認識しやすくし、視認性を高めるためのコツを簡単にまとめたチェックシート「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート(pdf ファイル)」を公開しました。検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド など従来の資料よりもさらに手軽な、わかりやすい内容となっていますので、ご自身の確認用としてはもちろん、検索エンジン最適化(SEO)について馴染みのない方へご紹介して頂く資料としてもご利用頂けるかと思います。

関連ブログ記事:「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」が完成しました。あなたのお友達やご家族にもどうぞ!


4. ウェブマスター アカデミーを公開しました。
Google 検索と相性の良いサイト運営をおこなっていく上で欠かせないウェブマスター ツールの活用方法やビジネスに役立つサイト運営のヒントなどを学ぶことのできる ウェブマスター アカデミー を公開しました。学んだ項目にチェックを入れて自分の学習進捗を把握しながら、ウェブマスターとして必要な知識を効率的に得ることができるサイトです。幅広い内容を扱っているため、既に知っている内容もあるかもしれませんが、「この点については知らなかった」といった発見があるはずです。ぜひご利用ください。

関連ブログ記事:日本のウェブマスターの皆様へ!ウェブマスター アカデミーへようこそ。


5. Google+ での情報発信を拡大しています。
サーチ クオリティ チームでは、日本のウェブマスターに向けて Google+ 上での情報発信をスタートさせました。ウェブマスター ハングアウト で最新のトピックについて皆さんからの質問にお答えしたり、ウェブマスター同士のカジュアルな情報交換の場として ウェブマスター コミュニティ ページも作成しました。ウェブマスター コミュニティでは、Googlebot-kun のイラストを使ったミニ Tips のご紹介「ウェブマスター ミニ Tips」 も開始しています。まずは Google Japan for Business ページ をフォローして、ウェブマスター コミュニティ にもご参加ください。今後も様々な情報を発信していきますのでチェックしてみてください。

関連ブログ記事:ウェブマスター ハングアウト、始まりました!


いかがでしたでしょうか?今後も Google ではウェブマスターの皆さまに役立つ情報やツールの提供を進めていきます。ぜひ最新の情報を当ブログでご確認ください。また、もしサイト運営でお悩みの際は、ウェブマスター ヘルプ フォーラム をご利用ください。経験豊富なウェブマスターの方がたくさん参加されているので、有益なアドバイスを得ることができるでしょう(Google 社員も参加しています)。

それではウェブマスターとしての楽しいスタートを!


「サイトの確認」が管理しやすくなりました

Google では、ウェブマスターの皆さんが ウェブマスター ツール 上で 確認済み のサイト所有者を管理しやすくなるように、3 つの新しい機能を導入しました。
  • 確認の詳細ビュー: サイト所有者の確認に用いられている方法が閲覧可能になりました。サイトの [所有者の管理] ページには、[確認の詳細] へのリンクが表示されます。下のスクリーンショットは、サイトにアップロードされている HTML ファイルとメタ タグの両方によって確認されているユーザーの例です。

    確認の詳細ビュー

    [確認の詳細] には適宜、確認方法に応じてその現状を把握できるリンクが表示されます(例:サイト上の確認用 HTML ファイルへのリンク等)。
  • 所有者を削除するには、使用した確認方法をサイトから削除することが必要に: ウェブマスター ツールから 所有者を削除する 前に、その所有者の確認に使用した確認方法をサイトから削除することが必要になりました。ウェブマスター ツールは、サイトの所有権を確認するのに所有者が使用していた方法をチェックし、その確認方法がまだ有効な場合は、エラー メッセージを表示します。例えば、ドメインの DNS レコードに DNS CNAME による確認方法がまだ有効な状態で所有者を削除しようとした場合は、次のようなエラー メッセージが表示されます。

    DNS CNAME レコードがまだ残っています

  • CNAME の確認文字列を短縮: CNAME の確認文字列に関して、少し修正を加えました。文字列を短くしたことで、いままでよりも多くの DNS プロバイダをサポートできるようになっています。システムによっては、DNS レコードで使用できる文字数を制限しているため、CNAME による確認方法 を使用できないユーザーがいました。そこで今回、CNAME による確認方法で利用する文字数を少なくしました。なお、従来の CNAME による確認方法は、引き続き有効です。

今回の変更によって、ウェブマスター ツールが皆さんにとってさらに使いやすいものになれば幸いです。ご質問やご意見がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラム にお寄せください。


日本のウェブマスターの皆様へ!ウェブマスター アカデミーへようこそ。

昨年 5 月に英語版での提供を開始したウェブマスター アカデミー は、初級から上級まで様々なレベルの 100 万人近くのウェブマスターの方々にご利用いただいています。

ウェブマスター アカデミーは、ウェブマスターの皆さんが Google 検索と相性の良いサイトを制作、運営するためのガイドとして開設いたしました。ここでは、ウェブマスター ツール の基本的な機能の紹介や、Google の検索エンジンがコンテンツを発見し、きちんと理解できるようにするためのサイトの設定といった初級レベルのトピックから、より上級レベルのウェブマスター向けの様々な情報や、みなさまのビジネスのオンライン上での存在感を高めるためのヒントなど幅広い内容を扱っています。

そして今回、全世界のウェブマスターの皆さまに向けて、ウェブマスター アカデミーを日本語を含む 20 言語で公開しました。日本語のウェブマスター アカデミーはこちらからご覧ください!(ウェブマスター アカデミーはウェブマスター セントラル からもアクセス可能です)。

ご利用になられたご感想やご質問がありましたら、ぜひ ウェブマスター ヘルプ フォーラム までお知らせください。

「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」日本版をご紹介します

スマートフォンの普及やタブレット ユーザーの急激な増加に伴い、みなさんのサイトのユーザーのアクセス環境も大きく変わってきているのではないでしょうか。Google は、これまで モバイルサイトの構築方法 について様々な情報を公開して来ましたが、本日は スマートフォン最適化の記事 の中でご紹介していた 「携帯端末に最適化されたウェブサイトの構築方法」について日本語版をご用意しましたのでご紹介します。

このサイトではスマートフォンやタブレット、そして従来の携帯電話を組み合わせたサイトについて Google が推奨する構築方法や Tips を、一箇所にまとめています。スマートフォンやタブレットを組み合わせたサイトの構築方法に関心のある方は、ぜひご覧ください。

また、今回 日本語 以外にも アラビア語ポルトガル語オランダ語フランス語ドイツ語イタリア語ポーランド語ロシア語中国語(簡体)スペイン語 にも対応しましたので必要に応じてセレクトメニューより言語を選択してご利用いただければと思います。

この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」が完成しました。あなたのお友達やご家族にもどうぞ!

みなさんの周りにこんな方はいらっしゃいませんか? Blogger などでブログを始めたばかりの方、WordPress を初めてインストールした方、あるいはウェブ サイトを持っているけれども検索経由のアクセスをあまり意識したことがない方。そんな方々に向けて、私たちは「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート(pdf ファイル)」を作成しました。これは検索エンジンと相性の良いサイト デザイン 、つまり、サイトのコンテンツを Google や他の検索エンジンが認識しやすくし、視認性を高めるためのコツを簡単にまとめたチェックシートです。日本語を含む 13 の言語で公開していますので、ぜひご覧いただき、印刷、共有、コピーして配布するなどして、みなさんの周りの方々にご紹介ください。

このシートが、ウェブマスターになってまだ日の浅い方や、検索エンジンと相性の良いサイト デザインにあまり馴染みのない方の助けになれば幸いです。さらに詳しく知りたい場合は、より詳細な説明が掲載された 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド をおすすめします。

また、ウェブマスター ヘルプフォーラム では他のウェブマスターとサイト運営などについて情報交換をすることができます。経験豊富なウェブマスターが多く参加されていて様々なアドバイスが得られますし、Google 社員も参加しています。どうぞご気軽にご参加ください。

PageRank を渡す有料リンクについて覚えておいて頂きたいこと


このブログ記事は、ガイドライン違反となるリンクの売買を行っているサイトの運営者に向けて、サーチ クオリティ チームの Matt Cutts が英語版のウェブマスター セントラル ブログで掲載したメッセージです。日本においても、悪質なリンク操作を行っているサイトに対して厳格に対処を行っていますので、ブログ記事をご確認の上、サイトの運営状況について改めてご確認ください。

Google では以前から PageRank を渡すリンクを売買することは Google の ウェブマスター向けガイドライン (品質に関するガイドライン) の違反となるとお伝えしてきました(ブログ記事前段後段)。このポリシーについてご理解いただき、日頃のサイト運営時に忘れないで頂くために、繰り返し情報発信を行ってきました(記事下部の関連ブログ記事一覧をご覧ください)。

もし、誰かが PageRank を得るために、「あなたのサイトからのリンクを購入させて欲しい」、「リンクを含んだ PR 記事を掲載してほしい」といった問い合わせをしてきたらご注意ください。PageRank を渡すリンクを売買することやそうした有料リンクの埋め込まれた PR 記事は Google のガイドライン違反となり、Google はそうしたガイドライン違反に対して、対策を講じます。その結果として、Google ツールバーで表示されるサイトの PageRank の減少や、それだけでなく、Google 検索上でのそのサイトの信頼が失われる事態が起こりえます。もちろん、サイトの検索結果上での掲載順位の低下につながることもあるでしょう。

もしあなたのサイトから他サイトへの不自然なリンクに関して Google ウェブマスター ツール 上に警告が届いた場合、その警告には PageRank を操作する意図で設定された可能性のある、自サイトからの人為的または不自然なリンクがないかどうかを確認するようにというメッセージが含まれているはずです。このメッセージが届いたということは、あなたのサイトが Google 検索のインデックス上での信頼を失ったということを意味します。

この問題を解決するには、あなたのサイト上にある、有料リンクや PageRank を操作する目的の PR 記事から PageRank が他のサイトへと渡らないように設定してください。それらを削除するか、あるいは各リンクに rel=”nofollow” 属性 を指定してください。修正が完了し、サイト上から PageRank を渡す有料リンクがなくなったことを確認した上で、再審査リクエスト を送信してください。もしあなたのサイトに手動によるスパム対策がされていた場合、Google はリクエストを審査します。審査が完了すると、審査結果がウェブマスター ツール上に届きます。

Google はこの問題を非常に深刻にとらえています。Google 検索のインデックス上での信頼の喪失、Google ツールバー上での PageRank の低下、検索結果の掲載順位の降下や、極端なケースでは Google 検索上からサイトが削除されるといった事態を避けるためにも、ウェブマスターのみなさまには PageRank を渡すリンクの売買を避けることを強くお勧めします。


関連記事
有料リンクについて
Google が有料リンクを信頼しない理由
有料リンクでガイドライン違反にならないために


ウェブマスター ヘルプフォーラム ユーザー アンケート 2013

ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラム は、3 月 6 日で開設から 4 周年を迎えました。この 4 年間でヘルプ フォーラムも大きく成長し、今では 4,000 名を超えるユーザーにご利用いただいています。これもひとえに、ウェブマスターの皆さまが、日頃活発にディスカッションに参加してくださっているおかげです。本当にありがとうございます!



さて、今年もウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラムをご利用の皆さまを対象としたアンケートを実施します。毎年アンケートでお寄せいただいく回答はウェブマスター ヘルプ フォーラム チームにとって大変貴重な情報となっています。昨年はアンケートでいただいたご意見をもとに、ヘルプ フォーラムでの豆知識の投稿 や、 Google Webmaster Central YouTube Channel に日本語字幕を追加 するなどの取り組みへとつながりました。今回のアンケートの結果も今後のフォーラム運営や、ウェブマスター ハングアウト で取り上げるトピックの参考にさせていただきたいと思います。

アンケートに回答してくださった方の中から抽選で 20 名様に Google オリジナル グッズをプレゼントいたします。そして今年はさらに、アンケート回答者の中から 5 名の方を Google 東京オフィスにお招きし、直接ウェブマスター フォーラムへのご意見を伺えればと思っています。なお、日程は 4 月 1 日を予定しています。詳細はアンケートフォームをご確認ください。

より便利なウェブマスター向け公式フォーラムのために皆さまのご意見をお聞かせください。

アンケートのご回答はこちらからよろしくお願いいたします。 (アンケートは終了いたしました。ご回答いただきましたみなさま、ありがとうございました。)
*回答受付期間: 2013 年 3 月 7 日(木) ~ 3 月 27 日(水)

みなさまのご回答、お待ちしております!

検索の仕組み: 毎日の莫大な数の検索に一瞬で答えを出すために

みなさんが情報を探そうと Google にアクセスしたとき、少しでも簡単に、直感的に検索できるようにしたいと Google は考えています。質問を入力すると答えが表示されますが、この間、見えないところで多くの Google のテクノロジーが動いています。Google ではユーザーの意図をより正確に把握し、探しているものをお届けできるよう、常にこのテクノロジーの向上に努めています。Google 検索を支えているテクノロジーについては、たくさんご質問をいただきます。それにお答えするために、この度 Google では、検索の仕組みに関する新しいウェブサイ を公開しました。

このサイトにアクセスすると、ウェブから始まって、クロール、インデックス、アルゴリズムに基づいたランキングと検索結果の配信、ウェブ スパム対策まで、1 つの検索キーワードがたどるサイクルを知ることができます。このサイトは、このブログ、ヘルプセンターヘルプ フォーラムウェブマスター ツール、詳細な 研究報告書 (英語)といった既存の資料を補完する内容となっています。

たとえば、次のような情報をご覧いただけます:

  • Google 検索に関するインタラクティブな図解(英語)
  • 主な検索アルゴリズムと検索機能に関する詳しい説明
  • 検索結果の評価方法を説明した 43 ページのドキュメント(英語)
  • 最近対策を行ったスパム サイトのライブ スライドショー
  • ウェブスパムの問題とその対策について示すグラフ
  • 法的な理由による削除など、コンテンツの削除に関するポリシーのリスト

この新しいサイト をご覧いただければ、検索結果が表示されるまでのほんの一瞬の間に起きていること、仕組みについてご理解いただけることと思います。アニメーションを用いたサイトは英語版のみですが、テキスト バージョンは 43 か国語でご利用いただけます。