パーミッションマーケティング、2013年の進化

パーミッションマーケティングという言葉を懐かしく感じる方、ネット業界歴10年以上の強者(または厄介者)に違いありません。最近話題に上がる**マーケティングのベースに常にあるともいえるパーミッションマーケティングの基本概念ですが、今回は改めて2013年現在のパーミッションマーケティングについて考え直してみた記事をコピーブロガーから。 — SEO Japan

あなたは、パーミッションマーケティングというフレーズに馴染みがあるだろうか?

もしあなたがオンラインで何か(アイディアを含む)を販売しようとしているのなら、その言葉に馴染みがあるはずだ。

1999年、ある賢いマーケッターが、21世紀に入ったらどんな種類の説得的コミュニケーションが効果的なのか、そしてどんな種類がそうでないのか、に関していくつかの所見を述べた。

“パーミッションマーケティングは、個人的に関連があると予測できるメッセージを、それらを実際に手にしたいと思っている人々に届けるという特権(権利ではない)である。” ~Seth Godin

20世紀は妨害の時代だった。あなたのお気に入りのテレビ番組は、石鹸やシリアルや光り輝く新車の騒々しい広告によって“提供”されていた。テレビ、新聞、ラジオ―ほぼ全てのマスコミュニケーションが、広告によって支援されていたのだ。

インターネットは違うものをもたらした。

広告でウェブを“マネタイズ”しようとする試みには、いろいろな側面があった。数少ない輝かしい成功(そう、1つの輝かしい成功が、Google AdWordsだ―顧客が実際に探しているまさにその時にマーケティングメッセージを届けることが理由で成功している)と、たくさんの失敗があった。

もしあなたがウェブ上でしばらく過ごしてきたのなら、あることに気が付いているはずだ:あなたは、インターネット上で誰かにしたくないことをさせることはできない。

”ネットは検閲を悪と解釈し、それを避けて通る。”~John Gilmore

インターネットは、単に検閲だけでなく、ユーザーがしたいと感じることを妨げる障害を避けて通る。彼らがしたくない体験を“避けて通る”ことはインターネットの本質だ(より端的に言えば、インターネットを使用する人々の本質だ)。

あなたは、オンラインで自分に注目を払うように誰かを強制することはできない。あなたにできることは、気を引くことだけだ。

パーミッションマーケティングは、その事実を拡張した見解であり、代わりとなるものの探求だった。ますます感じ悪くなることによって注目を獲得しようとする代わりに、私たちは、メッセージを届けることについて見込み客の許しを得ることができる。

これは、全く新しいツールキットを必要とする。もし人々があなたに彼らとコミュニケーションを取ることを要求するのであれば、あなたは、価値があり過ぎて放り投げることのできないマーケティングの形を思い付かなければならない。広告コピーがコンテンツ―非常に情報に通じた顧客に語りかける情報豊富で興味深いマテリアル―に取って代わられるのだ。

パーミッションマーケティングは“Eメール”を表す単なるもう一つの用語なのか?

長い間、Eメールはパーミッションマーケティングにとって“キラーアプリ”だった。RSSは前途有望な候補者のように思われたが、決して広範囲に採用されることはなかった。もしあなたに大きな予算と豊富な経験があるなら(ほとんどのビジネスにはないが)、パーミッションとダイレクトメールを使ってできる面白いことはいくつかある。

Eメールはパーミッションマーケッターにとっては宝のツールだが、悲しいかな、大部分のEメールマーケッターはいまだにそれを間違って行っている。パーミッションの基本的教義―見込み客の注意を引き付ける十分な本質的価値を持ったコンテンツを作る必要がある―がほとんどの場合無視されているのだ。スパマーとフィッシャーが今もすり抜け、見込み客の信頼を蝕み、善良な人達のコンバージョンを台無しにしている。企業は今もEメールリストを購入し、それらを使って迷惑なゴミを送信する。

つまり、ほぼ全ての人のメール受信箱は大量のガラクタでいっぱいなのだ。だからパーミッションマーケティングが発展する時、疑問は、単に人々が選択するほどに素晴らしいコンテンツどのように作るのか?ではない。

それは、そびえ立つゴミの壁と戦って自分のメッセージを聞いてもらうにはどうすればよいのか?でもある。

どうか誤解しないでほしい。Eメールは今でも機能する。しかし、世の中には、あなたのビジネスにとって、そして、もっと重要なことにはあなたのオーディエンスにとって、もっと機能するツールが他にもあるのだ。

コンテクストを改善することによってコンテンツの力を押し上げる

2013年のパーミッションは、これまで以上にコンテクストに左右される。あなたのサイトデザインはどんなものなのか?あなたが無料で発行するマテリアル(例えば、ブログ記事やホワイトペーパーやeブックのような無料リソース)の質はどうか?あなたに対するオーディエンスの評判はどうか?同僚、仲間、競合相手の評価は?Google+やFacebookなどのソーシャルプラットフォームで人々はあなたのビジネスについてどんな話をしているのか?

そう、あなたには極めて優れたコンテンツが必要なのだ。それが、パーミッションマーケティングが走り続ける燃料なのだ。しかし、さらにあなたは、そのコンテンツを並み以上に押し上げるコンテクストにそれを置く必要がある。

影の側面に耐える

パーミッションマーケティングへの意識の高まりと共に、見せ掛けのパーミッションのあからさまな増加がある。

  • 一連のEメールを実装し、その後、それらに下手くそで面白くないコンテンツを投入する企業。
  • コンテンツマーケティングは“賢い広告”であると考える企業。
  • ブログの中身が薄い企業。
  • 自分達自身に素晴らしい部分が完全に欠けているのをカバーするために、有名で活発なスピーカーを連れて来る企業。

この全ての裏には勇気の欠如がある。企業は大きくなりすぎて、法律に縛られすぎて、もしくはベンチャーキャピタルの世話になり過ぎて、実際には何も言うことができないのだ。

もしあなたが実際に何かを支持する勇気がなければ、コンテンツはあなたにとって機能しない。そんなわけで、それは小企業(そして、たまたま、大きいがフレキシブルな企業)にそのような巨大なアドバンテージを与える。恐竜が流れ星を見て心配そうに空を見つめている間に、あなたには、サッと動いて世界を征服するチャンスがあるのだ。

学習できること、できないこと

この全ての特性の中で最も重要なのは、ボウル一杯の生ぬるい価値のないことではなく、言う価値のあること―本当のこと―を言う意欲だ。

他の全てのことは、アウトソースしたり、学習することができる。

もしあなたが非常に優れたコンテンツを作る方法を知らないのなら、あなたのメッセージに活き活きとした声を与える力強いライターを連れて来ることができる。

そして、もしあなたがそのコンテンツを宣伝する方法を知らないのなら、それを魅力的な方法で配信し、より多くのトラフィックのためにそれを活用し、それを戦術的に展開し、頑強なコンテンツ戦略を作るのだ…そのために私たちがいる。もしかするとあなたは、進化したパーミッションマーケティング戦略―より見事なオーディエンス体験を作り出すために標準的なEメールオプトインを超える方法―に関する金曜日のウェビナーに参加することから始めるかもしれない。

それに関する詳細はこちら。そこであなたに会えたら嬉しい!


この記事は、Copybloggerに掲載された「The Evolution of Permission Marketing: What You Need to Succeed in 2013」を翻訳した内容です。

パーミッションマーケティング、元々Eメールがマーケティングツールとして認識され出した中で普及した概念だけあり、内容のメール中心の話ではありました。今日ではスパマーの大量メールの脅威ばかりかGmailに代表されるようにメールサービス側であなたのメールを勝手に解析し、スパムや広告フォルダに自動振り分けしてしまう始末。SEOじゃありませんが、理想論とは別にコンテンツ、コンテキストも重要ですし、いかに様々なフィルターやノイズを掻い潜りユーザーにメッセージを見てもらえるか、ということがかつて以上に難しく重要な時代になっています。

最後は宣伝になってしまった記事でしたが、インバウンド、コンテンツマーケティングしかり、今日の時代にマーケティングを仕掛けていくことの難しさやあるべき姿を改めて考えさせられる記事でした。 — SEO Japan [G+]

リンク構築の11点の禁止事項

本日の話題もリンク関連ということで、改めてリンク構築において「すべきでない」手法を11整理した記事をサーチエンジンランドからお届けします。真っ当すぎる意見ではありますし、やり方次第でグレーにもホワイトにもなる内容もありますが、基本事項として理解しておきたい。 — SEO Japan

皆さんに伝えたいことがある。

ここ最近フラストレーションがたまっている。

Link Weekのコラム担当者は、リンク構築を適切に(そして、無償で)実行する方法を真剣に提案している。 それなのに、なぜ、いったいどうして、ゴミのように扱わられなければならないのだろうか?どうやら、リンク構築のエキスパートは、新たなアプローチを介して、「正当」なオンラインマーケティングの手法に変えていかなければいけないようだ。

We tried. We gave you all a chance, but since you little prissies can't follow instructions, I guess we'll have to try something else.

「アドバイスは出し尽くしたわ。他に何をすればいいっていうの?」- 私は自信を失い、混乱している。

そこで今回は、リンク構築において、二度と絶対にするべきではない行為を11点に絞って、紹介していく。順番に意味はない。

1. 質よりも量を優先する

グーグルのボットが見つけることが出来るかどうかも分からない25本のリンクよりも、実際に読者がいるサイトの1本のリンクを私ならとる。

2. 記事の大量投稿

記事の大量投稿がいまだに行われているのは、リンク構築業者に責任があるのかもしれない。この行為が原因で、「コンテンツは王様」と言うフレーズが、しつこく繰り返されているのだろう。この点に関しては、ある程度、責めを負うつもりだが、記事の大量投稿に対するロジックが、私にはいまだに理解することが出来ない。どこにでもあるペイデイローンでお得な契約を結ぶ方法、または、オフィス用のイスの素晴らしい点 トップ 10の記事を大量のサイトに投稿して、何を得られるのだろうか?

3. コンテンツのスピニング

2と同じように、全く同じ記事を、少し言い回しを変えて、「新しいコンテンツ」と宣言する行為は厳禁である。新しい記事のトピックが思いつかないほど創造力が枯渇しているのだろうか?サイトによってオーディエンスのタイプは異なる。自分のオーディエンスに向けて、記事を作成するべきだ。

スピニングは、同じトピックを使って、異なるメディアに向けて変換する、コンテンツの再利用とは異なる。例えば、プレゼンを行うと仮定する。この場合、コンテンツの再利用とは、スライドシェアにスライドを投稿し、プレゼンに関するブログの記事を作成し、そして、ウェブセミナーを行う取り組みを指す。コンテンツのスピニングは、作成したブログの記事を使って、意味を変えずに言葉だけを少し変更し、別のソースに売り込む行為である。

4. これ(ゲスト投稿の依頼メール):

Stop. Just...stop.

頼むから、やめてほしい。

5. 自分を無視する

愛情が注がれていないサイトやブログに向けられたリンクを何度か見たことがある。これは、赤の他人のサイトに良質なコンテンツを提供する取り組みに力を入れ、その後、ようやく自分のサイトのコンテンツの構築を始めるために発生する現象である。確かに、サイトを開設したからと言って、確実にリンクが寄せられるわけではなく、また、ビジターを獲得するために、宣伝を行う必要がある – しかし、優れたコンテンツを自分自身のサイトに構築していけば、たった1本ではなく、多くの自然なリンクを獲得するドアが開かれるようになる。

6. 「広告」(別名: 小さなテキストリンク)を買う

eメールを送信して、私にブログで“広告”を依頼するときは、細心の注意を払うべきだ。「オンライン妊娠テスト」や「安いウェブホスティング」等のワードで広告を出したいのだろう。

私をスパムするつもりなら、もう少し捻りを加えてもらいたい。

7. アンカーテキストに過剰にこだわる

2012年にペンギンが、ウェブマスター達を恐怖のどん底に落として以来、この傾向は確かに少なくなった。やはり、企業の名前よりも、完全一致のアンカーテキストの比率が高い被リンクプロフィールは、賢明な判断とは言えない。全てのウェブユーザーが、全く同じフレーズで、そのサイトを検索しているとでも言いたいのだろうか?

私なら、どんな方法でリンクを張ろうが、(質の高い)リンクを受け入れる。確かにアンカーテキストは、今でも重要であり、これがフラストレーションのたまる要因になっているのだろう。キーワードのリンクを必要としているものの、そのキーワードを必要としているように見えるのは問題なのだ。それでも、2年前と比べ、完全一致のリンクの比率は、大幅に減らす必要がある。

8. これも絶対にダメ(IP分散のプライベート・リンクネットワーク):

Does this really work for you, Josh?

Joshさん、これ本当に効果があるの?

9. ゲスト投稿

目を疑った人もいることだろう。ゲスト投稿を使って、リンクを構築するアクティビティから手を引くべきである。

私のことを偽善者と呼ぶ前に(そもそも、今、私自身がゲスト投稿を行っている)、ハッキリさせておきたいことがある。トピックについて隅から隅まで知り尽くしている自信がないなら、ゲスト投稿を控えるべきだ。一日に十本の記事を作る「記事作成専門のライター」が成功するのは不可能に近い。

ゲスト投稿をまだ行っているなら(私もその一人 – 適切に実施すれば効果はある)、時間を割いて、クライアントに質問を投げ掛けよう。SEOのエキスパートなら、様々なクライアントにサービスを提供することで、多くの異なる業界について、少し知識を持っているはずである。そこで、クライアントの取り組みに関心を持ち、記事としてタイミングが良く、適切なトピックを見つけだすべきである。

10. 「コンテンツマーケティング」の代わりとして「リンク構築」を行う

この2つの戦略は、お互いを補完するものの、大きく異なる。コンテンツマーケティングは、オーディエンスが必要としているコンテンツを与えて、購入の決定を下してもらう、言わば、リードを促すための取り組みである。リンクを構築することも可能だが、主な目的ではない。

11. 「ニュース性に欠ける」プレスリリースを配信する

パブリックリレーションズは、リンク構築の欠かせない要素の一つになっているものの、2本のプレスリリースを一ヶ月で配信しようと試みるのは、一ヶ月に50本のリンクを構築するようなものだ。現実的ではなく、ペースを維持することもできない。新しい製品の発売や地域社会への貢献等、ニュースに値することが起きたときに限って、プレスリリースを配信するべきである。

私はフラストレーションを関係のない方々にぶつけているのかもしれない。サーチエンジンランドの優秀な読者の皆さんなら、上述した行為(そして、同じくらい恐ろしい行為)は避けているはずだ。そのため、正当なリンク構築を進める運動に是非参加してもらいたい。 約束事を反故にしている人を見たら、声を上げてもらいたい。公の場で、出来れば、悪態をつきながら。

</ストレス発散>


この記事は、Search Engine Landに掲載された「11 Things We Should Never Ever Do In Link Building Again」を翻訳した内容です。

特筆すべき内容があったわけではありませんが、こうして羅列されると頭の整理にはなりますね。禁止事項とはありつつも、どれもバランス次第な内容にも読めますが、Googleのペナルティ発動が日本でも本格化している昨今、それなりの知識と覚悟がないと上記はどれも控えておいた方が無難といえそうです。 — SEO Japan [G+]

リンク構築で「コンテンツ・イズ・キング」は絶対か?

新会社設立等で更新が止まっていたSEO Japanですが、翻訳記事も溜まっていますし今後は質優先できちんと更新いきます!ということで、まずはリンクに関する話題を。今後のリンク構築には「コンテンツの質が重要」という話はよくありますが、素直に納得してしまいそうなこの「コンテンツ・イズ・キング」説を改めて考え直してみた記事を米国SEOエキスパートのブログから。リンク獲得の具体的手法も満載、SEO担当者にはきっと役立つ内容です。 — SEO Japan

コンテンツが全てではない。コンテンツ以外にも力を入れるポイントはある。実際に、コンテンツが全く重要ではないケースもある。

「コンテンツは王様」と言う格言は的を射ているとは思うが、世界で君主制を用いる国は44ヶ国のみであり、世界のごく一部でしかこのシステムの意図は伝わない

私が以前投稿したコンテンツのリンクの効き目に関する記事を読んだことがあるなら、リンク構築全般に対して、コンテンツに過大な期待をする行為が、いかに滑稽であるかを理解しているはずだ。例えば、保険に関するウェブサイトで、最高のコンテンツを作成しても、 I Can Haz Cheeseburger(動物の面白い写真を紹介するサイト)の最高のコンテンツと同じ結果が得られるわけではない。実際に、「良質なコンテンツを作る」以外の様々な要素によって、リンク構築は構成されている。そもそも、「コンテンツは王様」と言う考え方によって、実際の功績よりも遥かに多くの功績をコンテンツに与えている。その結果、最低限レベルのコンテンツを使って、しかも、お金をかけずに大量のリンクを構築する実力を持つ、クリエイティブなリンク構築のエキスパートが適切に評価されない事態に発展している。

価値提案が王様

リンク構築における「王様」はコンテンツではない。確かに、コンテンツは重要だが、重要度が高いのは、ソーシャルメディアが活躍する分野においてである。しかし、本当のリンク構築の王様は、全体的な価値の提案だ。リンクを求めて、リンクを得られるかどうかは、価値の提案 – つまり、コンテンツとマーケティングの組み合わせにかかっている。そして、価値の提案が、実際のウェブサイトとは全く関係のないケースが非常に多い。そのため、「コンテンツは王様」と唱えながら朽ち果て、多くのリンクを見逃しているサイトが続出している。

リンクを獲得するモデルを構築する

「コンテンツは王様」と言う考え方の甘さを、合理的に理解したなら、リンクを獲得する方式、つまり、リンク構築モデル全般について話を進めていこう。リンク構築モデルには、2つの側面 – 価値の提案 & ウェブマスターの心理 – で構成されており、ハイパーリンクを獲得するかどうかは、この2つの側面にかかっている。

価値の提案

まずは、価値の提案から見ていく。価値の提案は、リンクを独占的に獲得するポテンシャルを持っている – 親交があるかどうかで、あるいは、良質なウェブサイトを持っているかどうかで決まる。しかし、大方、リンクの価値を判断する上で、この2つの側面は連動して作用する。例えば、事業保険のウェブサイトのオーナーが、ニューヨークタイムズに1000ドルを提示しても、良い返事はもらえないだろう。しかし、100万ドルを用意したら、サイトをフィットさせるべく、努力するのではないだろうか。同様に、サンフランシスコ在住で、優れた営利目的のウェブサイトを運営しているなら、サンフランシスコに関するブログからリンクを得られる可能性は高い – 一方、サンフランシスコ在住ではなく、また、良質なウェブサイトも持っていないなら、リンクを獲得することは不可能に近い。

マネー

価値提案の中で、最も問題視されており – 間違いなく、最も効果が高いのは、マネーである。その他の価値提案とは、一線を画している。当然ながら、グーグルは、この手法に真っ向から反対しており、追放される可能性がる。先週のSMXカンファレンスで、ビングは必ずしも有料リンクを敵対視しているわけではなく、テーマとは全く関係のないリンクを問題視していると指摘していた。身に覚えがあるだろうか?

倫理および潜在的なリスクに対する直感を基に、どんな結論を出すにせよ、価値提案としてのマネーは、今後もリンクを獲得する手法として、その他の手法をリードしていくだろう。 キャッシュが提示される状況では、コンテンツの重要性は非常に低い – 許容の範囲内であること、または、妥当であることぐらいしか問われないはずだ。「質の高さ」は重要視されない。

お金を使ってリンクを獲得する上でのヒント:

  • グーグルアラートで「Sponsorship opportunity」、「Thanks to our sponsors」 & 「donate to our charity」を設定する。この3つの検索は、素晴らしい慈善活動を支援する、自然で有償の“無料”のリンクに対する最新の結果を提供する。
  • スポンサーにイベント/チャリティーを提示する際は、プライスアンカリングを利用する。プライスアンカリングとは、すなわち、購入を交渉する際の基本価格を設定する手法である。サイトにスポンサー料金を掲載していても、まるで相手の基本価格を見ていないかのような雰囲気で、大幅に低い価格を提示して、交渉に入るべきである。価格を高くすると同意してもらえなくなると恐れ、この価格を受け入れてもらえることは多い。また、反対されても、通常よりも低い価格を提示されるはずだ。
  • スタンブルアポンの広告プログラムを使って、バイラルトラフィックを獲得する。ソーシャルメディア向けが良いコンテンツなら、スタンブルアポンの広告機能を使って、コンテンツのページビューを増やし、その後、売り込むと、バイラル化に大きく貢献する。
  • BBBTRUSTe & PR.comを持つリスティングを買う。BBBとTRUSTeは、もともと大きな価値を持つ強力なリンクを提供している – しかし、ユーザーの信頼を高めて、コンバージョンを改善する効果が見込めるバッジも提供している。ブランドのシグナルを重要視しているなら、この2本のリンクによって、サイトの登録に求められるスタンダードを満たしていることがユーザーに伝わり、さらにサイトをプッシュする効果が見込める。PR.comは、ターゲットを絞ったアンカーテキストを用いて、プロフィールのリンクを掲載し、さらに、追加料金を払えば、プレスリリースを広めてもらえる。

場所

ほとんど利用されていない価値提案もある。その一つが、場所である。場所は、地域のブログ、地域のディレクトリ、商工会議所、フォーラム等のリンクを獲得するために、利用することが出来る。

場所を使って、リンクを獲得する上でのヒント:

 

アウトバウンドコンテンツ

アウトバウンドコンテンツとは、自分のサイト以外の場所に提供する、何らかのコンテンツやアイテムを指す。アウトバウンドコンテンツには、ゲスト投稿、インフォグラフィック、ホワイトペーパー、ウィジェット等が該当する。自動車保険のウェブサイトを運営していようが、ニューヨークタイムズを運営していようが、提供するコンテンツが十分なパワーを持っているなら、劣悪なウェブサイトを上回り、リンクを獲得することが出来る可能性がある。

アウトバウンドコンテンツを使って、リンクを獲得する上でのヒント:

  • インフォグラフィックを使ってリンクを構築する方法」を紹介したジャスティン・ブリッジズ氏の投稿に目を通そう。
  • 出来るだけ大きなマーケットに対して、アウトバウンドコンテンツを作成する。例えば、「一流の子育てブログ」に対するウィジェットは規模が大きく、成功する確率は高くなる。一方、「一流のNY ジェッツのブログ」のウィジェットの規模は小さく、手に入れられるリンクの本数は遥かに少なくなるだろう。範囲を出来るだけ広くすることで、見返り、そして、キャンペーンを成功に導く可能性を高めることが出来るのだ。しかし、ウィジェットが、「格好いい音楽のサイト」並に一般的なら、ターゲットのサイトに対して、特別なグループの一つに盛り込まれていることを伝えるべきである。あまりにも範囲を広くすると、逆効果なのだ。ウィジェットが「音楽サイト – Top 25」であったら、“エゴ”ベイトとして十分に機能するだろう。
  • 出来るだけコンテンツの掲載を容易にする。私はデザイナーに対して、ウィジェットの配信プラットフォームを作る際の参考として、SEOMozのWeb2.0バッジのページを紹介したことがある。様々なサイズと形のバッジを作り、さらに、切り取り & 貼り付け用のコードを提供することで、投稿する際のハードルを出来るだけ低くすることが出来る。ブログの記事に対しては、グーグルドキュメントを使って、誰でも – マイクロソフトのオフィスを持っていないユーザーも – アクセスすることが可能にするか、もしくは、単純にコンテンツをeメールで送信することを薦める。

友情/事業提携

ビジネス上の付き合いであれ、個人的な付き合いであれ、親しい人にリンクを要請しよう。関係が強ければ強いほど、サイトに掲載してもらいやすい。

友情/ビジネスを使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • ブログのアーカイブのリンクを要請する。確かに疑わしいものの、このタイプのリンクは、友人のワインに関するブログで、事業保険のサイトにリンクを張る行為に対して感じる抵抗を少し下げられるだろう。たいした価値をもたらさないが、Wine Library TVHealthy Hearing等のオーソリティサイト上のリンクを獲得することが出来るなら、話は別だ。
  • 時々リンクを求める。友人に毎回リンクを求めるべきではない。良好な関係を壊したくないなら、たまに要請するべきである。そして、その他の価値提案を加える必要がある – 例えば、私は友人のインターネットマーケティングに関するサイトで、自分のウェブサイトを自然に取り上げる手段として、ゲスト投稿を提案したことがある。こうすることで、抵抗を抑え、複数の価値提案を活用することが可能になる。
  • エクセル文書を作って、リンクのチャンスを記録する。この点は、サーチエンジンランドに投稿した記事「ブラックリスト」で触れたことがある。ハード(実際に面会する)であれ、ソフト(eメール)であれ – 関係構築を介して、最終的にリンクを獲得することが出来る、リンクの機会を積極的に管理する。エクセル文書で整理することで、リンク構築のポートフォーリオに新たにウェブサイトを加えた際に、チャンスを逃さない環境を作り出すことが出来る。構築した関係から価値を入手するため、この文書を何度も利用することが可能だ。

エゴベイト / Ego Bait

価値の提案の中で、最も目立つ(そして、最も効果が高い)重要度の高いエゴを引き出す取り組みは、リンクを獲得する上で、大いに役立つ。リンクを求めるメールで相手のサイトをべた褒めする行為、業績を認めるバッジ、そして、コンテンツで言及し、その後、作者に知らせる手法は、効果的である。

エゴベイトを使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • 「エゴリンクベイト」を作る。大きなグループに適用可能なウィジェットを作り、潜在的な見返りを最大化する。これは、アウトバウンドコンテンツの「出来るだけ大きなマーケットに向けてウィジェットを作成する」の項目で言及した点と同じである。例えば、AdAgeは、ブログ – トップ 150を作成し、自分のブログに掲載することが可能なウィジェットを利用している。ブログの数を20サイトに限定していたら – Adageのページビューは大幅に少なく、実際にバッジを掲載するサイトは3つ、あるいは、4つ程度であったはずだ。

  • 一風変わった褒め方をする。「君のブログはすごいね」と言うのではなく、具体的で、焦点が絞られた褒め言葉を贈るべきである。例えば、「ロスさんは、チャップマン大学を卒業しているんですね。私の友達にもチャップマン大学の卒業した人がいますよ。以前から、ロスさんのリンクの評価の投稿を参考にしたことがありますが、とっても役に立ちました。ありがとうございます! – と言い、次にSEOソフトウェアに関する宣伝を受けたら、私は、恐らく、詳しくその製品をチェックするだろう。片や、「面白いブログですね!」と言われたら、その言葉を信じることも、気に掛けることもしない。同様に、新たにウィジェット「マーケティングブログ – トップ 150」を作っても、このウィジェットを利用するブログは一つも現れないだろう。アプローチを工夫するべきである – 別のウィジェットが掲載されているサイトを見たら、同じ「Top –」を利用するのではなく、別の固有の価値提案を考えてみることを薦める。

ウェブサイトのコンテンツ

コンテンツを忘れていたわけではない。ウェブサイトのコンテンツも価値提案の一つであり、重要度は高い。サイトで優れたコンテンツを構築すれば、- 多分 – 優れたリンクを幾つか獲得することが出来る。最高のコンテンツであってもリンクを得られないこともあるが、質の高いオンページのコンテンツの存在は、ユーザーをコンバートさせる力があるため(これこそが最も重要)、大切である。

コンテンツをリンクを獲得する上で利用する際のヒント

  • 売り込みとは関係のない用語を使って、コンテンツを売り込む。多くのページが、「リンクを張って下さい」と表現している。この類の表現は、利益を意図していることが明白である。「シェアしましょう」等の表現の利用は、些細な違いだが、リンクに加え、共有と言う選択肢を与えているため、表現を和らげる効果が見込める。同様に、リンクを求めるeメールを送信する際は、「私のサイトにリンクを張って下さい」と懇願するのではなく、例えば、「ウィジェットベイトのリソースをとても楽しませて頂きました。私のウィジェットベイトのリソース W-I-D-G-E-T-B-A-I-T.tvに関する感想を聞かせて頂けると幸いです」と表現するべきである。こうすることで、厚かましい態度を取ることなく、さらに、信頼感を醸し出す効果があり、リンクを獲得する確率を高めることが出来る。
  • 社会的な規範を意識する。利益を交換するためではない故、この方法でリンクを獲得することが出来るケースがある。社会的な規範は、奇妙な存在である – 感謝祭の夕食では、無料でご馳走を振る舞うものの、食後に10ドルを払おうとすると、怒られ、つまみ出されてしまう。同じように、リンクを望んでいないような態度を取る、もしくは、(おまけ等)付加的な価値提案を提示しない等して、ウェブサイトとのつながりを断ち切ると、リンクを獲得する確率が上がる可能性がある。この件の詳細は、提供するものを増やすと、得られるリンクが減る仕組みで確認してもらいたい。

ウェブマスターの心理

提案する価値を理解したら、次に片っ端からウェブマスター達に価値を提案したくなる。これは、失敗に一番つながりやすい過ちである。価値の提案だけでは、リンク獲得の公式を完成させることは出来ないのだ。ウェブサイトにリンクを掲載する判断を下すのはウェブマスターであるため、価値の提案を行う方法を決める際に、ウェブマスターの気持ちを考慮しなければならない。

行動力

価値提案を用いて、ウェブマスターに接触する際に、タイミングが重要なカギを握る。ウェブマスターは、ピッチを受けたタイミングで、価値の提案に対して行動を起こすことが出来る可能性は、どれだけあるだろうか?スマートフォンを使って、金曜日の夜11時にメッセージを開いてもらいたいなら、かなりハイレベルな価値提案を行わなければ、行動を起こしてくれないだろう。しかし、火曜日の午後2時の眠くなった時間にメッセージを送信する場合、リンクを張ってもらえる確率は遥かに高くなる。

リクエスト付きの重要ではないメールを旅行に出かける前夜に受け取った状況を想像してもらいたい – 旅行から帰ってきた後にリクエストに応える可能性はどれだけあるだろうか?重要ではないなら、自分の仕事に関係ないなら、そして、再びリクエストされないなら、0に近いのではないだろうか。私の例は大げさだが、皆さんが実際にeメールをウェブマスターに送信する際は、この点を考慮してもらいたい。同様に、価値の提案が十分に魅力的であり、事実上、確実にリンクを張ってもらえるなら、タイミングは関係なくなるため、あまり心配する必要はない。

「行動力」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • ウェブマスターへの接触を、ウェブサイトのトラフィックが多い時期に合わせる。ウェブサイトのトラフィックが最も多くなるのが、月曜日-木曜日の昼間なら、接触する相手がコンピュータのそばにいて、リンクを張る準備が出来ているのも同じ時間帯である可能性は高い。この時間帯は、大半の分野に共通しているが(月-木の午前から夕方になる前)、例外もあるため、サイトに応じて調節してもらいたい。大規模なリンク構築を行っていないなら、特定のウェブマスターを考慮して、例えば、相次いでツイートが投稿されるまで待ってから、あるいは、時差を考慮して、リンクを要請するメッセージを送ることが可能だ。
  • リンクを要請するメールを目立たさせる。もちろん、難しいが、朝に多くのメールが届くことを気にせずに、朝にメールを送信すると、あとで見るアイテムに分類されてしまう可能性はとても高くなる。昼間に注目を独占することが出来るなら、リクエストに応えたいと言う欲求は高くなる。

営利目的

営利的なコンテンツにはリンクを張らない方針を持っているウェブマスターがいる。このタイプのウェブマスターに接触するなら、強力な価値を提案しなければ、無視されてしまうだろう。 このケースに当たるサイトを判断するのは難しいが(営利目的のサイトにリンクを張ったことがなくても、今後も張らないとは限らない)、接触を行う際は、やはり考慮する必要がある。接触するサイトから距離を置く手がある – 先ほど紹介した社会的な規範を利用した手法を介して、営利目的のサイトのオーナーではなく、“友達”として近づくことで、リンクを得られるときもある。

「営利目的」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • 女性の名前を使って、匿名のeメールで接触し、その後、リンク切れを見つける。SEER Interactiveのリンク切れに関する投稿(そして、記事の中で紹介されているツール)を使って、リンクを張ってくれそうなサイトでリンク切れを見つける。ウェブサイトを褒めた後、リンク切れを指摘し、最後に、リンクに値する2つのサイト – 環境に恵まれた/競合者以外のサイトと自分のサイト – を提案する。2つのサイトを提示することで、営利目的のサイトと関係があるとは思えなくなり、ウェブマスター側は、“正当な理由”でリンクを張ると言う感覚になる。また、女性の名前を適当なeメールのアカウントで利用することで、- 通常、女性の方が悪意を持っている人は少ないと考えるため – リンクを獲得しやすくなる。当然だ。

バーティカル/ウェブサイトの特徴

インフォグラフィックを持っているなら、ブログ以外の場所では掲載してもらえない可能性が高いため、ブログに焦点を絞って、接触するべきである。同様に、企業からリンクを要請するのは至難の業である – 価値提案の相手を選ぶ際は、このような特徴を考慮しなければならない。癌に関するリソース、あるいは、その他の悲しいタイプのポータル等 – 分野によっては、成功を収める上で検討しなければならない奇妙な特徴が存在する。

陽気な表現や誤った言葉遣いによって、リンクの獲得が失敗に終わることもある – なぜなら、テーマに対して、冷たい、あるいは、不適切だと見られてしまうためだ。

「分野/ウェブサイトの特徴」を使って、リンクを獲得する上でのヒント

  • マイク・パントリアノ氏が策定した「エクセルをSEOに活用する」ガイドを使って、タイプごとに被リンクを分割する。自動的にオリジナルの被リンクリストを分類すると、特定のターゲットを見つけやすくなり、ターゲットのタイプ間で、そして、提供するコンテンツに対して、大幅に考えを変える必要がなくなる。私は「ブログ」、「リンク」、そして、「リソース」に分類することを薦める – また、マイク・パントリアノ氏のリソースを使って、オープンサイトエクスプローラを介して、タイトルタグからこの情報を入手することで、URL以外で、ブログ/リンクリストを判断することが可能になる。 「リンク/リソース」ページを見つけたら、先ほど触れたリンク切れツールを使って、ROIを高め – 時間を節約しよう。

リンク構築: モデル

この“モデル”は科学的な根拠があるわけではなく、条件の多くは変わる可能性がある。しかし、このモデルでは – リンクを獲得しようと試みる度に – 手法の多くを利用しているが、他の戦略に頼る必要はない。

一番大事なことは、「良質なコンテンツを作れ」と言うメッセージに固執する単一のリンク構築モデルに頼っているわけではない事実である(大勢のウェブマスターが闇雲に依存しているようだが) – これではあまりにも短絡的であり、私はあくまでも実践的なリンク構築を目指したい。


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「A Model For Link Building: Beyond “Great Content」を翻訳した内容です。

私もSEO Japanで様々な記事を過去発信してきましたが、個人的に「質が高い」と思う記事が必ずしもより人気を博し、トラフィックやリンクを得るわけでは無いことも十分体感しており、単純にコンテンツ・イズ・キングという話でもないよな、ということは感じていました。今回の記事、コンテンツより(コンテンツを通じた)価値を提案することが鍵、という内容にはナルホドと納得する点も多くありました。

内容に関してもかなり具体的な、リンク獲得に使える様々なテクニックが網羅されていましたし(若干グレーなものも含めて)、これからのリンク構築を考える上でかなり参考になる記事だったと思います! — SEO Japan [G+]

お盆の渋滞タイミングが分かるインフォグラフィック

これまでもインフォグラフィックを定期的に公開しているソニー損保が、新しいインフォグラフィックを公開しました。お盆の渋滞タイミング予測やトラブルに関する情報がまとまっています。出かける前にチェック!– SEO Japan

お盆の帰省に関する調査2013インフォグラフィック※画像をクリックすると「ソニー損保」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

お盆の帰省に関する調査2013インフォグラフィック

グラフをみると8月10日(土)が帰省のピーク、Uターンは15日(木)がピークのようです。まだ予定を決めていない人は、うまく渋滞を避けて時間を有効に使えるよう、この情報を活用してみては?

インフォグラフィックには、渋滞タイミングの他にも「渋滞時には左側の車線を選んで走る人が多い」という調査結果や、ドライブ中のトラブルに関する情報、熱中症対策など、お盆休みに入る前に確認しておきたいポイントが満載です。

お盆の帰省に関する調査2013インフォグラフィック

※本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

お盆の帰省に関する調査2013

お盆休みを7日以上とる人が30%というのは意外と多かったですね。また車で外出する人の約半数が事故やパンクなど何らかのトラブルに合った経験があるようなので、気を付けて良い旅を! — SEO Japan [G+]

図解1分でわかるシリーズ「動物で見る富士山」(インフォグラフィック)

「図解1分でわかる富士山」シリーズでおなじみのフジヤマNAVIさんの新作!!第三弾は「動物で見る富士山」をご紹介します。標高別に見られる主要な動物をまとめています。富士山には日本にいる哺乳類の種類のうち約半分が住んでいるんですね。Please enjoy!– SEO Japan

動物で見る富士山※画像をクリックすると「フジヤマNAVI」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

五合目まで車で行くものだと思っていたのですが、多くの哺乳類は5合目付近までを中心に住んでいるんですね。頂上付近(高山帯)の環境の過酷さが垣間見れます。

動物で見る富士山

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動物で見る富士山(フジヤマNAVI)

動物で見る富士山、いかがでしたでしょうか?様々な視点から富士山をインフォグラフィックで理解する「図解1分で分かる富士山シリーズ」続編もご期待ください! — SEO Japan [G+]

様々な「記録」から富士山の雄大さを実感するインフォグラフィック

7月1日に世界遺産登録後はじめて山開きした、お祭りムードあふれる富士山。今回はインフォグラフィックを連載している「フジヤマNAVI」が新作を公開したのでご紹介します。標高差3000mの登山競争の最高タイムは?5合目から頂上まで16マイルをホッピングした記録保持者は誰!?など、富士山にまつわる「記録」を集めたインフォグラフィックです。– SEO Japan

様々な「記録」から富士山の雄大さを実感するインフォグラフィック※画像をクリックすると「フジヤマNAVI」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

101歳で富士山に登った五十嵐さんもすごいですが、75日間連続で1日2回登った登山家の實川さんもすごい。。富士山は日本一の山だからこそ、人々をさらなる記録更新へ魅惑するのでしょうか。

様々な「記録」から富士山の雄大さを実感するインフォグラフィック

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様々な「記録」から富士山の雄大さを実感するインフォグラフィック

上の画像では紹介しきれなかったのですが、吉田ルートは5合目から山頂まで6時間が目安となっているのにもかかわらず、麓の市役所から山頂まで最短記録「約2時間半」で駆け上がってしまう富士登山競争(毎年約半数が脱落する)の過酷さを想像すると正直ゾッとします。 — SEO Japan [G+]

知って楽しい!花火の「いろは」を詰め込んだインフォグラフィック

日本の夏の風物詩である花火。今年も連日各地で花火大会が催される季節になりました。花火の形を表す「割物」「ポカ物」って何?4尺玉の大きさはどのくらい?など、花火大会がより楽しめる豆知識が詰まったインフォグラフィックを紹介します。花火大会に出かける予定のある人は必見!– SEO Japan

※画像をクリックすると「保険の窓口インズウェブ」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

何気なく見上げていた花火に「昇小花八重芯変化菊」なんて美しい名前があるとは知りませんでした。花火師さんの技術と一つ一つの作品への思い入れを感じます。この他にも、花火大会までの移動手段や、許せない!と思うマナー違反などについてもアンケートを行った結果をインフォグラフィックで紹介しています。

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知って楽しい!花火の「いろは」を詰め込んだインフォグラフィック

インフォグラフィックの最後には、全国の主要花火大会一覧も掲載されているので参考にしてみてください。公開元の「保険の窓口インズウェブ」が行ったアンケートによれば、花火大会には「虫よけ」が必須のようですのでお忘れなく! — SEO Japan [G+]

セマンティックとナレッジグラフが変える検索の未来

単純なウェブ検索で始まったGoogleもデバイスの多様化か検索サービス利用シーンの増加、そしてソーシャルメディア上の様々な情報を取り入れて急激に進化を遂げつつあります。今回はそんなGoogleの検索サービスの進化をナレッジグラフに代表される検索に影響を与える要素と交えて深く掘り下げてみた大変興味深い記事をサーチエンジンランドから紹介します。検索マーケッターに限らず、未来のウェブを知る上で誰でも読んでみたい内容です。 — SEO Japan

様々なサービスが、ナレッジグラフのようなアセットを持っているが、その中でも、グーグルは、ナレッジグラフの検索を巧みに活用している。ナレッジグラフがSERPを変えていくにつれ、グーグルは、セマンティックテクノロジーの採用を進め、徐々にリンクをベースとした従来のSERPを置き変えつつある。検索業界をリードする同社は、未来の検索を導く役割を担っているのだ。

グーグルナウが良い例である。グーグルナウは、シリの目的を果たしており、また、シリが生まれたDARPA PALプログラムに近い。現在、アップルはシリに対する取り組みをステップアップさせており、先週行われたワールドワイド・ディベロッパーズ・カンファレンスで、シリに新たに男性と女性の声が加わった点、ツイッター検索が統合された点、ウィキペディアが組み込まれた点、そして、ビングのウェブ検索がアプリに導入された点を発表していた。グーグルが進む方向に、その他の企業も進んでいくのだ。

ナレッジカルーセル

最近、グーグルは、ナレッジカルーセルを始めとする、付随する検索および関連する検索、想定した答え、新しいタイプの情報カード等、視覚的な情報の表示の形式に関して、多くの実験を積極的に行い、ユーザーエンゲージメントをテストしている。例えば、グーグルは、先日、ローカル検索向けのナレッジグラフカルーセルをリリースしていた。さらに、ナレッジグラフを拡大して、1000を超える食品に栄養素の情報を加えている。グーグルが指摘していたように、これはほんの序の口である。

Enhanced Knowledge Crousel-TTDISD

面白いことに、「ナレッジグラフ」は商標化されていない。ビングは、「スナップショット」(現在はサファリに拡大されている)、フェイスブックは、エンティティグラフ、そして、ヤフー!は「ヤフー!ナレッジグラフ」を持っている。この専門的なフレーズは急速に普及しつつある。

グーグルナウは、ナレッジグラフを効果的に活用しており、ユーザーに対して、検索の質問への具体的な答えを提供している。「OK、グーグル」と伝え、質問を投げ掛けるだけでいい。グーグルナウは、リアルタイムで質問に対する答えを提供する「スタートレック」のコンピュータに急速に肉薄している。グーグルナウの機能は素晴らしく、また、その進化と発展を目にするだけでワクワクする。

セマンティックテクノロジーを採用する検索

このグラフ検索 – セマンティックウェブのような人工知能タイプのアプリによって提供される答えは、どのくらい現在の検索に影響を与えているのだろうか?また、意図したオーディエンスが、情報を「発見することが出来る」ようにするには、情報をどのように形式化すればいいのだろうか?

基本的に答えはシンプルである。この複雑なテクノロジー、そして、SemTechBizで、グーグルがウェブ上でアイテムをランク付けするために用いているメカニズムが議題に上った際に、グーグルのジェイソン・ダグラスが言及した、216点の奇妙な“シグナル”を理解すればいい。この答えは、SEOのアナリストにとって、別の疑問を提起することになる – 自分の会社、または、代理でSEOを行っている会社を、ナレッジグラフに反映させるにはどうすればいいのか?

控えめに言ってもこれは割と面倒なタスクである。そのため、誰でも理解することが出来るメトリクスを見ていこう。まず、キーワードよりも、コンセプトやエンティティが優先されつつある。信じ難いだろうか?以下に比較的新しいグーグルトレンドのトップチャートを掲載する。このチャートは、現在、(キーワードではなく)エンティティによってグループ分けされている。

Top Charts

このエンティティは、Dbpediaとフリーベースとして始まった、グーグルのナレッジグラフから引き出されている。この2つのサービスは、セマンティックウェブコミュニティによって管理されている、リンクトデータ(リンクが張られたデータ)のクラウドの中心に存在し、また、schema.orgのエンティティのインスタンスを用いて拡大されている。

2011年版のリンクトデータクラウドのイメージを以下に掲載する(参照資料と共に)。ご覧のようにDBPediaが中心に陣取っている(DBPediaは、恐らく、ウィキデータに取って代わると考えられている)。この図表は、若干古いが、情報を通して過去を振り返ってみると、このテクノロジーの爆発的な成長が色濃く表れていることが分かる。

検索エンジンは、このリンクが張られた、構造化されたデータを、例えば、魅力的で視覚的な各種フォーマットを介して、表示を改善するため、クエリに直接答えを出すため、娯楽等の領域におけるファインダビリティに改善するため等、多くの方法で活用することが出来る。これは、取り込まれた、もしくは、有効な認証済みの構造化データにおいて、直接的な検索を活用することで、魅力的なユーザーエクスペリエンスを生み出すために用いられるメカニズムの一部に過ぎない。

イベントやエンターテイメント等のカテゴリから、グーグルショッピングやeコマース自体に至るまで、ユーザーのインタラクションやエンゲージメントの増加のために、このようなエンティティグラフを活用する考えは、ますます拡大を続け、また、検索エンジンに利用されていくだろう。グーグルでトレンドになっている別のセクションを取り上げた画像を以下に経済する。今回、私は「shopping」の選択肢を採用した。

Top Trends Shopping Ecommerce

また、会社のページ、または、会社のエンティティ(さらには、グーグルナウを完全に活用したいなら、個人においても)で、グーグル+を活用することがますます重要になりつつある。

グーグル+もまたグーグルが活用する優れたメカニズムである。このソーシャルネットワークを利用しない状態では、ナレッジグラフでビジビリティを確立することは、事実上不可能である。

「検索」する行為よりも「見つける」行為が重要視されている点は明白である。昔の10本の青いリンクが提供される検索は、フラストレーションの溜まる作業になるが、代わりに、自分専用のアシスタントが、個人のコンピュータ(スマートフォン)として、どこまでもついてきてくれる贅沢を考えると、思わずワクワクする。この問題は、解決されたわけではないが、徐々に解決に近づきつつある。

しかし、検索結果での、個人的な答え(グーグルナウでは、カードとして提供される)、そして、グーグルナウ経由の情報の提示は、それぞれのユーザーに合わせて行われるため、ある程度ユーザーに犠牲を強いることになる。スマートフォンが、持ち運ぶセンサーとして、様々な役割を果たし、多くのアクティビティ/行動を記録する点を忘れないでもらいたい(このデータは、後に適切な情報を、適切なタイミングで提供するために用いられる可能性がある)。

個人的には、メリットはリスクを大幅に上回り、また、素晴らしい時代になったと思う(例えば、私は方向音痴であり、見知らぬ土地では、コンピュータのナビに依存している)。しかし、とりわけPRISMのリーク問題の後、プライバシーの侵害を警戒する人達が現れていることも事実である。

検索ではグラフの右に出る者はなし

大規模なソーシャルエンジンや通常の検索エンジンは、ソーシャルネットワークの形式であれ、ナレジグラフであれ、エンティティグラフであれ、関連するエンティティ等のグラフを用意している。グラフはユビキタスであり、大抵、ビッグデータとグラフ分析に関して、多くの興味深い分析データのベースを構築している。

SEOの観点から考えると、検索エンジンが、内部の構造化されたナレッジグラフとして取り入れ、その後、好みに合わせて問い合せを行うことが可能な、HTMLまたは構造化マークアップの“作成”については、議論の余地が多く残されていると思う。しかし、例えば、グラフのデータベースに問い合せを行い、ユーザーのクエリに対する答えを生成するため、セマンティックウェブクエリ言語(SPARQL(リレーショナルデータベースに対するSQLに似ている)を利用するアプローチが存在する点は、注目に値する。

SemTechBizカンファレンスで、ヤフー!のナレッジグラフが話題に上がった時、ヤフー!のエンティティグラフのトピックが、次の順序で表れることが明らかになった: ニュース、ファイナンス、スポーツ等。スナップショットを持つビングは、リンクトインを売りにしており、よりソーシャルな色が濃い。リンクトイン自体が、ユーザー自身のネットワークのグラフを閲覧する優れた手段を用意している。そこで、私のリンクトインのグラフの例を作ってみた(自分のグラフを見たいなら、ここをクリック)。.

Linkedin Graph

ハッシュタグ & トピックベースの検索

ハッシュタグは、どのトピックベースの検索が役に立つのか、そして、どのリンクトデータが引き出されるのかを把握する上で、注目を集め始めている。グーグルは、以前、グーグル+でのハッシュタグのオートコンプリート機能の発表を行っていた。また、先日のI/Oカンファレンスでは、グーグル+の投稿が、自動的に分類されるトップ3のハッシュタグでタグ付けされると新たに発表していた。フェイスブックもまた、2013年6月12日に、ハッシュタグを加えて、公開されている会話の整理を促すと発表している。

従って、ハッシュタグもまたユビキタス化している – ツイッター、ピンタレスト、グーグル+等々。リンクトデータとハッシュタグ、そして、自動的にアノテーションを付ける、セマンティックウェブの関係を詳しく知りたい方はここをクリックしよう。

現実の難題に話を戻す。自分の会社、または、SEOの取り組みを代理で行っている会社を、ナレッジグラフに掲載してもらうには、どうすればいいのだろうか?適切なマークアップとschema/エンティティおよびアトリビュートをサイトに用意している点をどのように確認すればいいのだろうか?

グーグルはマークアップの利用を求めている

グーグルは、マークアップをサイトに加える方針を大きくプッシュしている。最近の取り組みの例を幾つか紹介していくが、この点からも、グーグルが構造化マークアップを積極的に求めており、有益で信頼に値するナレッジグラフを拡大すようとする姿勢が窺える。

structured markup helper recent tools

また、グーグルが、構造化マークアップ、そして、ナレッジグラフの領域に関連すると考えている情報にも注意してもらいたい。

Related Information

上の画像にリストアップされているように、構造化マークアップに関連するアイテムとして、次のアイテムが挙げられている:

  • マイクロデータ
  • グーグルの基礎(そのまま)
  • グーグル+のページ
  • リッチスニペット
  • サイトマップ

重要なポイント

このトピックに関しては、もっと徹底した調査が必要だが、以下に重要なポイントを挙げていく:

  • ページが適切にマークアップされている点、そして、適切なエンティティを活用している点を確認する。
  • グーグルやセマンティックウェブコミュニティ等が提供する適切なリソースに真剣に目を通し、活用する。
  • セマンティックウェブの会合やSEOの会合は基本的に無料であり、様々な地域で開催されている。meetup.comにアクセスし、「Semantic Web」と入力しよう。

リソースに余裕があるなら、セマンティックウェブおよびSEOのエキスパート、あるいは、専門家が作ったツールを採用して、ナレッジグラフおよび検索エンジンでのビジビリティを確保する。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Search, Answers & Knowledge Graphs Galore」を翻訳した内容です。

未来というか既に現実の話でもあったわけですが、しかしGoogle検索もいよいよ本格的にキーワードではなくエンティティ(日本語で書くと意味不明になるので、テーマやジャンルというイメージの方がわかりやすいかもです)レベルでセマンティック化しつつあるようです。キーワード単位で考えるSEOの時代は終わり、、、というわけではないと思いますが、検索エンジンが大きく変化していくのに合わせて検索マーケッターもその変化に対応していく必要はありそうですね。 — SEO Japan [G+]

SEOを批判する人達が抱える矛盾

検索エンジンがインターネットで普及し始めた15年以上前から存在し続けてきたのがSEO。その手法は時代と共に大きく変わってきましたが、検索エンジンというネットにおける大きな集客チャンネルからユーザーを誘導したいというニーズは常に存在しますし、検索広告市場が巨大化(=Googleが世界最強レベルの企業に成長し)すると共にSEOも一定の成長を遂げてきました。にも関わらず、いつまでたってもSEOがイマイチ評価を受けないのもまた事実。検索アルゴリズムの裏をかいて順位操作しよう、というその姿勢やその過程で実施される手法が疑問視されがちなことは理解できますが、最近は肝心のSEO業界の中心的存在でもあったSEO Mozがその名からSEOを取りMozとしてリブランディングに取り組み中な始末。彼らの場合は、出資も受けている企業を成長させるうえでSEOを超えたさらに上位階層、最近話題のインバウンドマーケティングの枠組みに入っていきたい思惑があることが理由とは思いますが、いずれにしてもSEOで頑張ってきた私からすると少し悲しい話でもあります。今回はそんなSEOやインバウンドマーケティングにまつわる旬な話題をSEO Bookが書き綴った興味深いエッセイ的な記事を。 — SEO Japan

ジョン・ヘンショー氏が、インバウンドマーケティングに関して“メッセージ”を発する人物が、薦めている行為に反する行為に及んでいるとして、批判した。 よく目にするインバウンドマーケティングの多くは、“何もわかっていない素人”の戯言か、何らかの有料プッシュマーケティングのいずれかである。

先週、まさに何も分かっていない素人にツイッターで遭遇した。(ツイッターのプロフィールによると)「HubSpotに承認されたパートナー」である、この人物は、私がフォロワーをもっとフォローするべきだと批判し、その後、SEOに関する自分の記事を読んだかどうかを尋ねるスパム行為に及んでいた。

当該のSEOの記事は、まったく役に立たない。「あからさま」な行動は避け、「自然」にリンクを集めるべきだと示唆していた。しかし、この記事自体が、薄っぺらいゲスト投稿であり、アンカーテキスト「search engine optimization」を使って、自分のサイトの奥深くにリンクを張っていた。この人物は、ファインダビリティ: SEOが消滅する理由と題された本まで出版している。

SEOが消滅しつつあると考えているなら、なぜ、ファインダビリティをアンカーテキストに使って、リンクを張らなかったのだろうか?SEOは使えないと断言している本人が、利用可能な解決策を用いることなく、今でも、消滅しつつあるSEOを利用しているのだ。

アンカーテキストが効果的だと主張したいなら、あるいは、プッシュマーケティングが、成功を収める上で欠かせないと思うなら、この手法を当人が否定していては、何が言いたいのかさっぱり分からなくなる。しかし、アンカーテキストを過剰に利用しているなら、「自然な行動」および「成り行きに任せる」というメッセージは、的外れである。だからこそ、Shitbound.orgのようなサイトが存在しているのだ。 ;)

肩書きからSEOを外したいと望む人達は、SEOが悪者扱いされていると主張している。そして、方向転換をした日の翌日、これからもSEOを大切に扱うと主張していた人達が、既にSEO業者を追放する行動に出ている。

「従来型」のSEOが、ブラックハット、または、効果がないと主張している人達は、実在する人間を中傷し、スパムの標的にすることを全く意に介していない。実在する人間がどのように扱われるかに関する考え方を示す上で、所謂「ブラックハット」な手法が用いられているのだ。

それだけではない。インバウンドツールのベンダーのせいで、SEOは評判を落としている。SEOの宣伝マシンがPPCに関してついた嘘(誰も見ていないとき)と題された記事に目を通してもらいたい。

その後、大げさな「インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング」ツールベンダーの説明に従ったところで、何も成果が出なかったと述べた。「先月のビジターは528名で、今月は587名です。」1000名を集めたいなら、一生懸命作業を行い、1、2年後には何とかなると待ち続ける必要がある。10000名を集めたいなんて、冗談はほどほどにしてもらいたい

インバウンドマーケティングのおとぎ話が現実になると待っていては、あっという間に年老いてしまうだろう。

当然ながら、私はこの記事にコメントを投稿し、記事のタイトルに「インバウンドマーケッター」を加えてもらいたいと要請した。なぜなら、大げさなSEOのソリューションを宣伝しているのが、明らかにインバウンドマーケッターだからだ。

インバウンドマーケティングをインコンリートマーケティング(中途半端なマーケティング)と呼んだヘンショー氏の投稿((& 数本の重要コメント)に応える形で、ダーミッシュ・シャー氏が、次のように見解を述べた:

マーケティングに関して話をする際、弊社は、従来型のアウトバウンドの手法を、長期的にみると、効果が薄い(そして、高価)だと表現する。ただし、全く役に立たないわけではない ? 全盛期よりも効果が低下しており、この傾向が続くことを言いたいだけだ。」

オンライン風刺漫画作家のヒュー・マクラウド氏が、核心を突いた作品を発表している。マクラウド氏は、言葉を変えても、真意を残すスキルを持っている。同氏の仕事は、メッセージの中核を抽出することだ。マクラウド氏は、HubSpotに対して次のように述べている。

  • 運よく、2006年に従来のマーケティングを抹殺することに成功した。
  • 従来型のマーケティングは簡単だ。うまくいく素振りを見せればいいだけだ。
  • 幸いにも、顧客は、従来型のマーケティングと同じぐらい、頭が悪い。
  • 従来型のマーケティングがうまくいっていた時代は、何年前だったか覚えているだろうか?私は忘れた
  • 従来型のマーケティングは、役に立たない。今までも役に立たなかった。


「従来型のマーケティングが役に立たない – 今までも役に立たなかった」と主張するのは、従来のマーケティングの手法が、無力であり、使い物にならないと言っているようなものだ。

「効果がない」なら、「役に立たない」ことになる。

「この金槌はすごい役に立つよ。使い物にならない!」と言う人はいない。

やはり、言葉よりも、行動に注目するべきである。

言動が一致しないなら、行為をまねするべきである。

これは、「自然なSEOを心掛けろ」と主張する記事にキーワードが豊富に詰められたアンカーテキストが掲載されているケース、そして、新しい名前をつける一方、批判している取り組みを自分達が実施している人達にも当てはまる。

「従来のマーケティング」の効果がなく、反対しているなら、なぜ今でもその従来のマーケティングを実施しているのだろうか?

金になるからだ。


この記事は、SEO Bookに掲載された「Inbound, Outbound, Outhouse」を翻訳した内容です。

ほぼ雑感を書き殴っただけに近いアーロン・ウォールの雑文でしたが、SEOに10年以上携わっている人間として気持ちはよく分かる記事でしたね 笑 インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング、旬レベルではSEOを遥かに凌駕していますし、SEOはその一部と言い切ることは簡単ですが、実際に結果につながるマーケティングができるかは、また別問題。もちろんSEO業者も従来型のSEOだけに固執していてはGoogle&時代に取り残されるのへ目に見えていますし、インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング的な幅広い視点を持ってSEOに取り組みたいですね。 — SEO Japan [G+]

ビールをよく飲む都道府県ランキング(インフォグラフィック)

夏と言えばビール!というのが日本人の感覚だと思いますが(今は若い人たちはそうでもないのかな・・・)、グルメ情報サイト「ぐるなび」さんがビール消費量を都道府県別ランキングにしたインフォグラフィックを公開したのでご紹介。Please Enjoy! – SEO Japan

都道府県別 ビール好きランキング(インフォグラフィック)※画像をクリックすると「ぐるなび」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

成人ひとりあたりの消費量(ℓ)を都道府県別にランキングしています。
注釈に、年間ビール消費量/成人数を都道府県別に計算していて、「消費量は県外からの移動者によるものも含まれます」とあります。東京が一位なのは県外に住む人が東京で飲むことが多いからでしょう。

それにしても驚いたのは、東京、大阪など大きな都市がある県に続いて高知が4位ということ。さすが酒豪のイメージが強い県です。

※本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

ビールをよく飲む都道府県ランキング(ぐるなび)

個人的には日本海側の新潟から福井付近も比較的消費量が多いことも気になります。日本酒が作られる場所ではビールも良く飲まれてるんでしょうかね。 — SEO Japan [G+]

世界4大ロゴ – Android、Apple、Starbucks、NASA – はどうやって作られたのか?

SEOの話題が続いたので一休みなネタを。世界に名だたるスーパーブランドのロゴがどうやって作られたのかという面白記事をThe Next Webからどうぞ。 — SEO Japan

あなたがデザイン学校を卒業したばかりの新人であると仮定しよう。ここで私が言っている学校とは、あなたがすべきことと言えば、ただ姿を現して、ギア付自転車と一緒にふんぞり返って歩き回り、戦略的に入れた汚い偽タトゥーを見せびらかしながら無関心なふりをするだけの偽の認可を受けた流行の最先端を気取っただけの学校ではない。

あなたは一生懸命勉強をして、デザインの原則を理解した。そして、無頓着なぼったくり業者として見られないように、巧みにクライアントに対応する方法や込み入った請求すべき金額を簡単に取り扱うことが自分にはできるように感じている。あなたは、完璧なクライアントとの初めてのミーティングにこぎつけることに何とか成功し、圧倒的に素晴らしいロゴの再デザインのための自分のアイディアをきめ細やかに売り込んだ。

そのミーティングの最中、あなたは、レトロ感を出すために投げ込まれた手書きでスケッチされたロゴのプロトタイプが書かれた―もちろん、全て正真正銘の6Bの鉛筆で書かれている―革表紙の手帳を持ち出すことさえできた。あなたは自分がそれを上手くやったと確信している。あなたの改良アイディアは素晴らしい―目立つ新しいカラーパレットを備え、オリジナルロゴに対する細心の注意を払った微調整はその微妙さが実際に気付かれるものであるように適切な量にし、母親(あなたの母親も含む)にうれし泣きをさせるようなフォントを選択している(もし、バカらしいほどに高い授業料を支払った後に、母親が、ドルマークの付いた本物の仕事をあなたが手に入れること以外のことを心配するとしたら)。

あなたは絶対に、間違いなく、クライアントが“いつ始めることができますか?”とか“あなたは光り輝くデザイナーの女王です。あなたにお願いしますよ!”や“私たちは、今すぐに、この椅子であなたにデザインの仕事をして欲しい!”というようなコンファメーションの壮大な一斉攻撃と共にあなたに連絡をしてくることを疑わない。このとてもありがたい称賛(当然のことながら、その再デザインは完全に最高の出来であるため)は、Squareでスワイプされる大量のクレジットとこのロゴ再デザインを開始するために照らされた青信号を伴うことになる。

本当に?

間違っている。もし歴史(そして実際の事例)が証明するとしたら、ロゴをデザインするプロセス―それが既存デザインの修正を介するにしろ、出来立てほやほやの新しい棚から落ちてきたタイプであるにしろ―は、はるかに困難でもっと複雑だ。例えば、セレンディピティのストーリー、こそこそしたこと、世界的に有名なロゴの歴史を引き締める検閲を考えてみるのだ。超有名なテックアイコンから世界的なコーヒーハウスのブランドまで、それぞれのロゴには、ロゴをデザインすることをピクニックというよりは列車事故のように見せる明白な陰謀の泡がついてくるのだ。

Android: 可愛らしい、緑色、独占されていない

まずはAndroidに目を向けることによって、ロゴデザインの歴史という好奇心をそそる世界にゆっくりと入っていこう。それは、私たちが後で分析する予定の他の制作物にしたたるあらゆる醜い争いと血の復讐を避けてきたように思えるロゴだ。

Androidロゴの起源が本当は別のデザインソースから創造的に作られたのかどうかということになると、それはあたかも虫干しを必要とする唯一の汚いデザインの洗濯物であるかのように見える。簡易化したR2D2なぞらえられた可愛らしい小さな緑色の奴と共に、最初のロゴがリリースされて以来、Androidロゴの着想に関する憶測が存在している。

Androidロゴのオリジナリティに対する真の中傷は、このロゴが実際は‘Gauntlet: The Third Encounter’と呼ばれるAtraiのテレビゲームから引用されたという主張だ。

幸いにも、このロゴを考案したAndroidデザイナーのIrina Blokは、この小さなBugdroid(ドロイド君)がどこから生まれたのかという疑問を明らかにしている:

このロゴはAndroidのインターナショナルシンボルとなるように設計され、そのプラットフォーム自体のようにオープンソースだ。他のどんなキャラクターや文化の象徴とも文化的関係はない…そのプロセスはとてもシンプルだった―私たちは、Androidの創設者と話をし、Android/ロボット全体のテーマに関して調査をした。ロゴが名前と関連する必要があることは明らかだったため、最初のステップは、あらゆる種類のアンドロイド、Androidオペレーションシステムにインスパイアされたロボットを含んだ巨大なムードボードを作成することだった。次のステップは、ピクセルベースから写実的なものから漫画的なものまで、様々な視覚的言語と方向を探索することだった。これに取り組んでいるデザイナーは2人いたが、最終的には私のスケッチが選ばれた…最も基本的なシンボルが選ばれたのは皮肉なことだ。実際、これは、私が5分で作った最初のスケッチだったのだ。そしてその後、私達はもっと多くを想像してスケッチをするのに何週間も費やした。私が思うには、このマークの簡潔さが、これがAndroidのインターナショナルシンボルになるということを表現したのだ(空港のサインのように:男性、女性、アンドロイド)…

さらにBlokは、完成したロゴの制作に関与したオリジナルの“視覚表示”も提供している。それが、本当に様々な視覚的アプローチを示している(ロボットへの郷愁に対する大きな敬意も含む)。

完成したAndroidロゴ制作に関与した“視覚表示”(画像クレジット: Irina Blok)

Blokは、オリジナルのAndroidデザインの目的は、完全に製品を捕えた描写(オープンソースという見方を含む)とブランドとの感情的繋がりを形成するための戦略を生み出すことだったと言った。最初、このロゴは真っ向からデベロッパー向けで、Linux Penguinと同じ重み付けを持つことを目的としていた。

結果的には、このロゴは消費者とデベロッパーの両方に強く支持されている。Googleは“従来マーケティングに類似するものは、嘘っぽくて注目に値しない…”と見なすので、典型的な略式プレゼンテーションではうまくいかないため、Blokと彼女のチームは、そのロゴがちゃんとした人の手に渡るように茶目っ気のあるディスプレイ方法を思い付いたのだ、とBlokは言う。

このゲリラ作戦は、Googleオフィスにある特定のテーブルにこのロゴを含んだ1枚の紙を残すことだった。その場所なら、気付かれることも、確実にGoogle技術者を激怒させることも分かっていた。案の定、そうなった。そんな訳で、ロゴは噂になって広まったのだという。Blokは、仕事場に向かう運転中に巨大なAndroid像を見つけた時、“自分が作ったものがこんなに目立つなんてなんてすごいんだ”と思い、それが大きな成功だったことを知った。

Androidロゴの進化における次のステップは、Google内でのソースデザインのリリースだった。エンジニアは、以下のような独自のバージョンを作るためにこのデザインを修正したり取り入れたりすることができたのだ。種々雑多のGoogleエンジニアによって生み出されたこれらのバージョンは、少し不格好に思える。特にグレーっぽい青色のバージョンは、頭にミキシングボウルが逆さまにかぶさった不幸にも目の見えない強硬症患者の太くて短い脚をした寝まきを着たおばあさんのように見える。

デザインスキルを練習するGoogleエンジニア(画像クレジット: Irina Blok)


Androidロゴに採用された緑色に関して、標準的な印刷カラーはPMS 376C、HEXカラーは#A4C639であり、“それが選ばれたのは、懐かしいコードカラーを(私たちに)思い出させ、暗い背景に映えるからだ”、とBlokは言っている。素晴らしい。

Apple Schmapple: オリジナルのAppleロゴデザイナーはApple製品を所有したことは一度もない

次にロゴの歴史解剖台に上るのは、(あなたの想像の通り)テック史上最も有名なテックアイコンの1つだ。Androidと違って、Appleロゴの起源は、陰謀のボックス全てにチェックが入る:それはその進化的な血管を通って編み込まれた哀愁と不正を持つ。

まず最初に、Appleの共同創設者でありデザイナーのRonald Wayneによって1976年にデザインされたオリジナルロゴを分析してみよう。このロゴは、Wayneが自分の持ち株をたったの800ドルで売ってしまう前の総計11日間、彼がAppleの共同創設者だった時に生み出された。ビクトリア風の木工木版もしくは彫刻を連想させるこのデザインは、リンゴの木の真下に腰を下ろしたアイザック・ニュートンと彼の頭上にある今のところは重力に逆らってぶら下がっている果物を描いている。

このロゴは、“Newton…a mind forever voyaging through strange seas of thought…alone(ニュートン…彼の心は永遠に見知らぬ至高の海を漂う…たったひとりで)”と言っている額縁の周りにあしらわれたWilliam Wordsworthの詩と、“Apple Computer Co.”という文字の入った別の垂れ幕も含んでいる。Jobsは、これは知的すぎるしAppleを正確に象徴していないと考えて、このロゴを決して好きにはならなかった、と噂されている。

Wayneによるこの最初のロゴは、Jobsが求めていたものよりももっと旧式な会社の見方を示していた―実際、このロゴの化身は、JobsがRob Janoffを再デザインのために連れて来た時にミニマリスト・レーザーをそれに向ける前、最後にほんの少しだけAppleのデザインレーダー上で急上昇しただけだ。そして、Wayneのロゴは新しいものが作られた年に置き換えられた。Wayneは、デザインに関することであっても古傷は根深いということを裏付けて、自分は決してApple製品を買うことはないとCNNのインタビューでうっかり口走った。これを踏まえると、Wayneが、使った時には恐らく頻繁に最新のフォークで自分の目を突き刺すに相当する感情になるデバイスと引き換えに、自分で一生懸命稼いだお金をAppleに渡そうという気にならないのも不思議ではない。

都市伝説が暗示するAlan Turingへのトリビュートとしてではなく、尺度(Byte)を示すために使われた今では悪名高い噛み跡(Bite)と虹模様で仕上げられた実在のAppleのシルエット画を押し出した最初のAppleロゴデザイナーが、Janoffだった。2011年、Revert To Savedとのインタビューの中で、Janoffは、ここでもデザインブリーフの仕様書におけるJobsの影響力を示している:

私は、“可愛くするな”以外にロゴの仕事における正式なブリーフをほとんど持っていなかった。しかし、Apple Computerのセールスポイントは知っていたし、その中で最大のポイントの1つが色の可能性であることを知っていた。私にとって、それは画面上の色のバーのように見え、それがロゴのストライプになった。ストライプの順番は、言うのが申し訳ないが、その順番が好きだったという以外に特に大きな計画はなかった。もちろん、緑のストライプは、葉っぱのある一番上に来る…噛み跡は、尺度とリンゴに噛みつくという共通の経験を表している。‘バイト’がコンピューター用語であるというのは嬉しい偶然だった。

面白い。そして、Appleロゴの次の化身はJanoffの再デザインのミニマリストバージョンだった。ロゴに対するこれらの変更は、JobsがAppleに再び加わったすぐ後に行われ、Janoff版のトレードマークだった色を取り除いて、iMacの発売を引き立たせた淡い青色へと置き換わった。今日まで使用されている薄い色のついた反射ガラスっぽい修正は2003年に導入された。

Starbucks: 胸をあらわに誘惑する女性から小奇麗な人魚へ

私たちは皆、スターバックスのロゴの最新の形態を見たことがある:緑色(デザイナーは緑が好きなようだ)の漫画スタイルおよび人魚の曲線美―下の動画とは異なり、最新のロゴバージョンはテキストと周囲の境界線を完全に取り去っている。

あなたは、描かれた海の娘が猫をかぶっていると思うかもしれない:彼女はファミリー向けで、趣味よくレンダリングされ、彼女の厄介な女っぽい部分が大衆にさらされることがないことを保証する謙虚さを持っている。

しかしながら、これが常にスターバックスのデザイン哲学全体を示してきたわけではない:古いスターバックスロゴの最初の演出に関して言うと、その原型は実際に(そして皮肉にも)、裸の胸と女性のおへそが見えていて、今日の検閲基準によればかなり際どかった。この最初の茶色いロゴは、下にあるロゴの進化を描いたスターバックスのプロモーション画像に見られるように、胸を露わにしたセイレーンをノルウェーの木版画スタイルで決定的に表現していた:

スターバックス:イラストで見る歴史(画像クレジット:Starbucks Propaganda Machine)

著書の“Pour Your Heart Into It: How Starbucks Built a Company One Cup at a Time”の中で、Howard Schultzはこのオリジナルロゴを“…この店の元々の名前、Sturbucks Coffee, Tea and Spiceに囲まれたセイレーン。その初期の頃のセイレーンと裸の胸とルーベンス風の女性は、コーヒーそのものと同じ位に魅惑的であるはずだった。”と説明している。Schultzの解釈が正しかろうとなかろうと、スターバックスロゴの最初の演出は、間違いなく神話に登場するヌードのサイレーン、もしくは、ヘビ/ドラゴンに姿を変えることができるという能力を持ちながら伝統的に男性を誘惑したメリュジーヌを表しているという事実はそのままだ。

最初のスターバックスロゴの内容―行儀が悪く早熟な素材を含む―は、長年にわたって後に続くアップデートの中を生き残ったのだろうか?いいや。1987年、1992年、2011年に発生した再デザインは、その露出度の高い脚のポーズを、見た人が“一体これは何なの?”と尋ねなければならないほどに広範囲にトリミングをして再配置をすると同時に、乳首とへその削除を通じて、メリュジーヌの画像から賛否両論のある性的な特徴を全てそぎ落とした。あなたは、その変更は、ロゴを現代的にしつつも、オリジナルのデザイナーのビジョンをいくらか維持するという条件を満たしたと思うかもしれない。

率直に言おう:もし会社が、そのロゴに入っている露わになった胸と女性のへそに結びついた意味を巧みに扱うことができないのであれば、一体どうやって彼らは、足が完全に広がった半分女性で半分獣の検閲されていない画像を説明することができるのだろうか?どんな会社にとってもシンボルとして使われる意味は、そのような描写の芸術的なメリットにもかかわらず、私たちの現在のビジネスの風潮の中を進むのは難しいだろう。ビジュアル・アイデンティティ・システムにフィットするように芸術的な裸に欠けている極めて易しい、視覚的に好ましいマーメイドのような形を熟考するのはとても残念なことだが、それが今あるスターバックスロゴのまさに皮肉的な現実なのだ。

NASAのロゴ、突然の変更: ワーム対ミートボール

私たちは皆、弱者の勝利に関する興味をそそる話が大好きだ。たとえ、この話の中では、正確に誰が弱者であるかについて曖昧であるとしても。問題になっているどちらの弱者候補も、NASAのために根本的に異なるデザインを生み出した。

1950年代後半、James Modarelliが、以前に存在していたNASAのロゴを現在“ミートボール”と呼ばれるものに修正した。

“ミートボールl” (画像クレジット: NASA Archives)

当時、ModarelliはNASAのLewis’ Research Reports Divisionの頭だった。彼は、画像を簡略化して上に示したような白い文字を追加することによって、当時最新のNASAの紋章を様式化した。Modarelliにとって残念なことに、このロゴは、印刷時に発生した色の問題によって再現するのが難しかった。

2番目のNASAのデザインチーム―Richard DanneとBruce Blackburn―は、1974年、“ワーム”として知られる新しいロゴを生み出した際に、これらの問題に取り組んだ。ワームは、NASAという言葉を書いた―“A”と言う文字が装飾された―赤いテキストのラインから成る。2011年に発売された回想録の中で、Danneは、ロゴは置き換わると考えられていたと言っている:

…より便利な新しいロゴタイプを持ったNASA Insignia(あだ名は“ミートボール”)。ミートボールは複雑で、再現するのが難しく、“バック・ロジャーズ”のイメージに苦しんでいた。明らかにそれは、誇大広告とファンタジーが理論と現実を支配した古い飛行士シンドロームから生まれた。私たちのロゴタイプはそれと全く反対だった:それはクリーンで進歩的で、1マイル先からでも読むことができ、全てのメディアで使用するのが簡単だった。

1975年から1984年までの“ワーム”の使用例を示しているNASA Graphic Standards Manual (画像提供:Richard Danne)

DaneeとBlackburnのロゴバージョンは、NASAのマニュアル(上の画像参照)や実際の宇宙船を含め、組織全体で広く使用された。1992年、以前のデザインの方を選んだことによってワームがお払い箱になったというニュースをDanneが聞くまでは…。ミートボールが帰ってきたのだ。

デザインの観点から見ると、その選択は面白いものだ:ロゴを時代遅れの審美眼によって古くなった以前のものと取り換えることは、どんな組織にとっても大胆な手段だ。ミートボールには、レトロに傾斜するかもしれない確かなビンテージ感があるが、それがミートボールを正式なNASAのロゴとして復帰させた人々の意図だったかどうかは定かではない。

NASAのワームの切り捨てとミートボールの復帰からの急展開は、今でもDanneにとっては触ると痛いことだ:

NASAのプロジェクトは、これらの歳月が過ぎ去った後でさえも、とても嬉しく、とても痛みを伴うもののままだ。私はそれについて話すことに疲れ切っている。こんなにも良くでき、広く使われ、称賛を受けたプログラムが見捨てられたなんてことはこれまでなかったと思う!Bruceと私の正当性を唯一裏付けるのは、世界中のデザイナーとジャーナリストが私たちのプログラムを生かし続けるためにキャンペーンをし続けていることだ。何はともあれ、それは気分のいいことだ。そして、そのロゴは今でも世に出ている…宇宙に浮かんでいる機体の上で!

1つのビジュアルアイコンにコンセプトや会社のエッセンスをまとめることは、デザイナー側に膨大な量のスキルを要する明確なチャレンジだ。しかし、すごいロゴをたたき出す最高の才能を持つことは、戦いの半分にすぎない:デザイン制作の間にクライアント交渉のための才覚を開発することとなると、ものすごい量の世渡りのうまさ、外交術、先見の明が本当に役立つように思える。だから、未来の新人デザイナーたちに警告する:自分のデザイン経験を列車事故よりもピクニックに例えたいのなら、上に詳しく説明したようなことに似たシナリオに対処する準備を整えるだけでなく、以下のこと(Blokによって打ち明けられた)を覚えておこう:

クリエイティブのプロセスは発見が全てだ。自分が宣伝している製品についてできる限り多くのことを学ぶことが重要で、価値命題を理解することが大切だ。その製品は競合相手と比べてどうなのか?何がユニークなのか?そこから、これをどのように伝えるかに関して視覚的言語を探索し始めるのだ。それは、色かもしれないし、メタファーかもしれないし、タイポグラフィかもしれない。基本的に、デザインとは、要素をページの中で移動させてストーリーを伝えるのを手助けすることが全てなのだ。:)


この記事は、The Next Webに掲載された「Android, Apple, Starbucks & NASA: What inspired these four world-famous logos?」を翻訳した内容です。

小ネタレベルではない、デザイナーではない私さえも思わず読み込んでしまった記事でした。たかがロゴ、されどロゴ、というかそもそも「たかが」と軽視するつもりもありませんが、会社や創業者、ブランドの考えやこれまでの歩みが詰まっていて面白くもあり、そこに詰まった思いに、考えさせられることが多くありました。 — SEO Japan [G+]

未来を見据えたリンク構築

人口リンク頼みのSEOもそろそろ日本でも終焉に近づきつつあるのをリアルに感じている最近です。とはいえ、リンクはやっぱり大事ということで、来年、いや3年後5年後10年後も通じるであろうリンク構築の在り方について考えた記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

リンク構築は、オンラインマーケティングのその他の領域とは、一線を画している。独自であり、常に変化している。理解しようと試みたところで、勘違いしてしまうマーケッターは多く、また、SEOエージェンシーに至っては、距離を置こうとする有様である。

リンク構築は、運が良ければ当たる、動く標的であり – 再び挑戦すると、そこにあるはずの標的は既に別の場所に移動していたり、カモフラージュして見えなくなっていたり、あるいは、大きさが半分程度に縮んでいたりする。

また、リンク構築は、一筋縄ではいかず、サプライズに満ちている。これは、既に死んでおり、調理されているにも関わらず、そのままの形を残した、活きイカの踊り丼のようなものだ。醤油をイカにかけると、ナトリウムによって、神経が反応し、触手が荒々しく動くのだ(実際の活きイカの踊り丼の映像を見て確認しよう – 心臓が悪い人は見ない方がいい)。何が来るのか分からない状態で、この料理が運ばれてきた状況を想像してもらいたい。

全てのリンク構築の手法、戦略、あるいは、スキームは、ホワイトハットであれ、グレイハットであれ、あるいは、ブラックハットであれ、得られる見返りは減りつつある。ゲスト投稿、インフォグラフィックの埋め込み、リンク切れ構築 – 使い方によっては、まだ十分に効果的である。しかし、すべて、いずれは朽ちていく運命にある。

リンク構築の手法やスキームが失敗に終わっても、驚く必要はない。たった99ドルで買うことが出来た、ウェブ 2.0とソーシャルメディアのブックマークリンクのネットワークを覚えているだろうか?(信じられないかもしれないが、一部のサービスは今もなお順調である)。あるいは、アーティクルスピニングのソフトウェアを見つけ、ようやくチャンスが巡ってきたと喜んだことがあるだろうか?いずれにせよ、心の奥深くで、容易なリンク構築の時代は、やがて幕を閉じることになると分かっていたはずである。

そのため、出来るだけ廃れにくい手法を用いて、出来るだけ質の高いリンクを構築することが重要である。以下に、まっとうなリンク構築を行う上で役に立つ3点の原則を挙げていく。

組み合わせて勝つ — 手を掛けずに成果を出す

コンテンツマーケティングスタイルのリンク構築の効果が高いのは、あらゆるコンテンツが、様々な目標を達成することが出来るためだ。一本のブログの投稿が、リンク構築から、ロングテールのトラフィック、リードの生成、オーディエンスのエンゲージメント、ソーシャルメディアでの共有、さらには、契約の締結に至るまで、多くのメリットをもたらすのだ。慎重に作成すれば、そのコンテンツは、ウェブマスターに代わって、長時間働いてくれるだろう。

これはコンテンツの計画プロセスにも言えることである。新たなコンテンツのアイデアが浮かばずに苦労しているだろうか?インフルエンサー、つまり、ターゲットのリンクパートナーに尋ねてみよう。作成している記事が、目的を達成するかどうか不安だろうか?リンクを張って欲しい人達と共有し、意見を求めよう。コンテンツ戦略をリフレッシュさせる必要があるだろうか?アイデアの考案、計画、ブレインストーミング、さらには、戦略のディスカッションにリンクパートナーを参加させよう。

一流のリーダー達は、難問を歓迎する – 問題の解決を得意にしているのだ。従って、望むものを与えよう。また、アドバイスに従う際は、アイデアを実行に移す必要がある。前向きな、未来志向の質問(トレンド、5年後の業界の状況等)を投げ掛け、問題と成功について誠実に伝え、包み隠さずに明らかにしよう。リーダー達は、当該の取り組みを気に入り、プロジェクトの一翼を担う点を満足気に自慢するようになるだろう – その後、リンク構築に取り掛かる。

グーグルを出しぬくことが出来ない点を理解する

信じ難いことに、リンク構築コミュニティは、いまだに、“安全”な完全一致のアンカーテキストの割合について、わざわざ時間を割いて議論し、そして、このアンカーテキストが上位にランク付けされる上で必要だと考えている。

しかし、現実に目を向けると、ある明白なトレンドが見えてくる: グーグルのアルゴリズムが、大幅に賢くなっているのだ。グーグルの優秀な従業員達は、SEO業者を愕然とさせる、機械学習アルゴリズムの作成および改善に励んでいる。

ここで分かりやすいパンダアップデートの比喩を提供する。まず、原子力発電所の制御室を思い浮かべてもらいたい。熟練したエンジニア達が、発電所の核反応によって、メルトダウンが発生し、危険な放射線を外部に排出しないようにモニタリング、そして、調節を行うための、多数のダイヤルを利用している。

nuclear power plant

イメージ: Shutterstock

次に、今度はグーグルのアルゴリズムを制御する制御室を思い浮かべてもらいたい。この制御室にも多数のダイヤルがあり、それぞれのダイヤルが、検索の要素 – つまりソーシャルシグナル、リンクの真偽性、キーワードの濃度、サイトの構造等 – を担当している。

従来、グーグルのエンジニア達は、この制御室を歩き回り、一度に1つか2つのダイヤルを調整して、小規模なアップデートを実際に導入する前に、検索結果とユーザーエクスペリエンスに与えるインパクトをテストしていた。

パンダアップデートは、従来のプロセスとは異なるプロセスを採用している。複数のダイヤルに対する変更ではなく、パンダアルゴリズムは、新しい機械学習エンティティ(人工知能)であり、全てのダイヤルを学び、各種の品質のメーターに応じて、事実上、全てのダイヤルで調整を行うことが出来るのだ。

つまり、グーグルは、大量のデータを消化することで、毎日賢くなるサイボーグを作り上げたようなものである。この半分人間、半分機械のシステムは、365日、休むことなく、グーグルのランキングの要素を学習し、さらに効率を上げる作業のみに従事している。

グーグルを改善する方法を2週間連続で考え、大量の情報を処理し、星の数のどの可能性を精査した後、このサイボーグは、本物の人間にエンジニアに対して、一連の推奨する変更点を提示する。その後、エンジニアは、稼働中のグーグルのアルゴリズムにリリースする前に、サイボーグの推奨を見直す。

2008年、リンクスキームのスキルで、数名のグーグルの優秀なエンジニア達を、翻弄し、操作することが可能であった。しかし、エンジニアに勝つことが出来ても、パンダサイボーグ、そして、ペンギンサイボーグを相手にすることは出来るだろうか?

そして、現在、パンダは、(ほぼ)リアルタイムでアルゴリズムに統合されている。「参りました」と言うしかない。

それで良い。健全な恐れは、悪いことではない。心の中に留めておくべきものである。そのおかげで、的確に状況を分析し、懸命にではなく、賢く働くことが出来るのだ。

賢く働く: 慎重に何を求めるべきかを決める

かつて、特定のリンクを獲得するため、懸命に働く時代があった – 特定のアンカーテキストを使って、オーソリティのレベルが高いページを求めていた。その後、私達は“賢くなり”、一部キーワードを用いたブランドのリンクをより多く獲得するようになった。優秀なリンク構築のエキスパートは、リンクが必要な本数、そして、利用するべきテキストを完全に特定する公式を持っていた。

リンクを求めることのみが、現在、最も安全で、最も効果的な方法だと言えるだろうか?関係を構築し、リンクを求め、そして、(出来るだけ)リンクのパートナーに、リンクを張るアプローチを決めさせるべきではないだろうか?

この考えが常軌を逸していると思うなら、次の問いに答えてもらいたい: 自然なリンクプロフィールを作ろうと思っているだろうか?リンクを張る方法を相手に選ばせるアプローチよりも、自分で指定するアプローチの方が、どれだけ「自然」なリンクプロフィールになるのだろうか?

このコンセプトが的外れだと思うなら、コメントを残してもらいたい。どこが納得できないのか(またはできるのか)是非教えてもらいたい。

構築するリンクを「コントロール」するレベルを下げると、それだけ価値の高いトラフィックがサイトに流れてくるケースを、実際に私は何度か目の当たりにしている。偶然だろうか?その可能性もある。しかし、グーグルが、あらゆる「不自然なリンク」の形式に対して、敏感になりつつある点は、全てのSEOの専門家に納得してもらえるのではないだろうか。

前進し、リードを維持する

SEOコミュニティが胸を躍らせる、あらゆるリンク構築の手法は、2-12ヶ月の間に滅亡する。そのため、一つの戦略に全てを託すべきではない。カーブの先に何が待っているのかを考え、「どのリンクが、永遠にサイトを上位にランク付けさせる上で、効果があるのか?」自問してもらいたい。要するに、グーグルのスパム対策を統括する、マット・カッツ氏から言われたことにもっと力を入れる必要があるのだ: 優れたコンテンツを作成することが、“自然なリンク”の獲得につながる。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「3 Principles Of Future-Focused, No-Surprise Link Building」を翻訳した内容です。

日本と英語圏のGoogleのリンクSEOに対する基準や管理に差が無くなってきた最近、色々と納得&学ばなければと思った記事でした。コンテンツマーケティングをSEOに活用していく手法は手間暇がかかりますし結果も保障できないため、中々導入に踏み切れないサイトも多いようですが、これまでのリンク手法は日に日に通用しなくなりつつある最近、コンテンツマーケティングに真剣に取り組む時代はすぐそこまで迫っている、、、というか既にそういう時代なんですよね。この過渡期をどうにか乗り切ってGoogleと共存共栄できる次世代SEOを構築していきたいものです。 — SEO Japan [G+]

SEO業者はコンテンツマーケッターに鞍替えするべきか?

2週間近く、SEO Japanの更新をご無沙汰してしまい失礼しました。新サービスのリリースで忙しかったのに加え、SEO関連でも色々動きがありまして。。。そんな状況でタイムリーな話題を1つ。従来行われていたSEOが最近注目のコンテンツマーケティングに取り込まれつつある、今後のSEOはコンテンツマーケティングの一環として扱われるべき、という動きや論調が業界内でありますが、今回はそんな業界の方向性に関して米国のサーチマーケティング会社が1つの見解を。 — SEO Japan

今月の初め、ガーディアンは、グーグルが「旧知の仲のSEOを嫌いになり、新たに台頭しつつあるコンテンツマーケティングとの関係を深めている」と指摘していた。しかし、SEOは今でもグーグルと良好な関係にある。また、ガーディアンが何と言おうと、グーグルはSEOなしでは生きていくことは出来ない…その上、コンテンツマーケティングは「新たに台頭」しているのではなく、検索エンジン業界にとって、新しいだけである。

この記事の著者(DBD Mediaのジョナサン・ピギンズ氏)は「SEOは、質の高い記事の作成とPR等、以前よりも遥かに広範なスキルが必要とされている..」と示唆しているが、この指摘は必ずしも正しいとは言えない。検索エンジンは、健全なウェブサイトを上位にランク付けすることを望んでおり、非常に多くのブランドが、コンテンツマーケティング戦略よりも、ウェブサイトのカノニカルタグから多くのメリットを得ている。


テクニカルSEOの担当者が、デザイナーになるべく勉強する必要がないように、コンテンツマーケッターに鞍替えする必要もない。フリーランサーの場合は別だが、全ての役割を一人でこなさなくてもよい。ちなみに、「とんでもなく魅力的なコンテンツ」を作る方法に加え、コーディングもマスターしているなら、高額な料金を請求することが出来るだろう。

Google is not trying to turn you into Shakespeare

グーグルは、SEOのエキスパートをコンテンツマーケッターに変えようと試みているわけではない。

このサイト(Branded3)の検索部門を統括するティム・グライスは、3月に開催されたBrightonSEOBranded3のデジタルマーケティングセミナーで行ったプレゼンで、「既に上位にランクインしているなら、リンクはあまり関係がない」と指摘した。

グーグルの検索結果で上位に君臨するサイトは、必ずしもリンクの数が多いわけでも、あるいは、優れたリンクを持っているわけでもない。ただ単にその他のサイトよりも質が遥かに高いだけである。良質なリンクやコンテンツの量が多くても、ユーザーエクスペリエンスがひどいなら、トップ3に食い込むことは難しい。だからこそ、SEOが今でも重要な鍵を握っているのだ。

コンテンツマーケティングは、ブラックハットSEOに対するリアクションなのか?

SEO業界の関係者が「ビッグデータ」と言うフレーズを聞くと「今SEO業者が計測しているデータであり、グーグルがますます巧妙にSEOから隠そうとしている」と考えてしまう。同じように、「コンテンツマーケティング」に関しては、デジタルマーケティング業界が、グーグルが積極的に与えるペナルティに反応し、もともと有効に働くべきではなかった以前のSEOの戦略から距離を置きたがるだけであり、あっさりと退けてしまいたくなる。事実上、これはスパム行為を行わないようにするための専門用語に過ぎない。

SEO、そして、私達(SEO業界)が「コンテンツマーケティング」と呼ぶ取り組みは、目的は似ているものの、内容は全く異なる。リンク構築、オンラインPR、そして、コンテンツマーケティングは、全て、SEOの一部である。コンテンツマーケティングは、他の取り組みよりも、よりグーグルの管理下に置かれていると言えるだろう – 良質なコンテンツを作成すると、自然にリンクを張ってもらえる。オンライン PRは、コンテンツを活用して、リンクを獲得するアプローチだが、リンクが関わらない場合でもPRは行われいる。そのため、グーグルを操作しているわけではないと考えられるのだ。

最近でも、昨年の11月、マット・カッツ氏が、SEOを「アクセス可能であり、クロール可能な優れたサイトを作り、ほぼマーケティングと同じような取り組みを行い、知ってもらう試み」だと定義していた。カッツ氏が、オンページSEOとアウトリーチ(外部への宣伝/接触)をSEOの重要な要素と見なしていることは明らかであり、なぜ、突然、テクニカルSEOのエキスパートが、キャリアを変える必要があるのか私には分からない。

SEOのエキスパートとコンテンツマーケッターは持ちつ持たれつの関係

ピギンズ氏は、次のように結論付けている:

「コラボレーションが、今後の鍵を握っている。コンテンツマーケティングとSEOの関係は、共存を目指すとき、最高のポテンシャルを発揮する。つまり、ブランドは、強固な内部のナビゲーション等、SEOの戦略を使って、コンテンツを支える必要があるのだ。」

The future of SEO

「コラボレーション」と言う用語は、一人で双方の取り組みを担当しなくても良いと示唆している。また、ウィル・クリッチロー氏が、「万能型のマーケッター」になることを薦めているが、現実には、スキルを拡大することは不可能である – 大企業の場合、2つの領域を把握している1名の人材ではなく、SEOを得意にする人材とコンテンツを得意にする人材を雇用する方が、効率が良い。

コンテンツマーケッターはSEOのエキスパートから学ぶ点が多い

これはどちらにも言えることである。SEOは、長年に渡って、コンテンツを濫用してきたが(今もなお濫用を続けている)、一流の広告代理店やマーケティング企業は、効果的なSEM戦略に多額の予算をどのように割り当てればいいのか、理解していない。

リー・オデン氏は、「コンテンツマーケティングは、SEOの一部ではない」と主張している。その通りだ。コンテンツマーケティングは、SEOの実行を望む全ての会社が実施するべき取り組みだが、だからと言って、一人で全て背負い込まなければいけないわけではない。

リンク構築は、クライアントが持つマーケティング素材を使っているなら、それがオフラインの取り組みであれ、あるいは、既に作成しているコンテンツであれ、自然に実施しやすい。しかし、特にコンテンツをリンクに値する作品にする時間は限られている場合、この素材を得ることは難しい。だからこそ、コンテンツマーケッターにはSEOの知識が求められているのだ。

…そして、SEOのエキスパートは、すぐそばに待機し、指示を送る必要がある。さもなくば、グーグルのような、収益性の高いチャンネルは無駄になり、また、その優れたコンテンツを誰にも活用してもらえなくなってしまう。


この記事は、Branded3に掲載された「Should SEOs become Content Marketers?」を翻訳した内容です。

立場がサーチマーケッターということもあるでしょうが、どちらが上というより持ちつ持たれつで協力・共存しながらより効果の高いウェブマーケティングを目指すべき、というお話でした。ま、私もどちらが重要か、という点には余り興味がありませんし、SEOをやってきた人はSEOにコンテンツマーケティングの視点を、コンテンツマーケッターはSEOの視点をより自身のウェブマーケティングに活かせればより良い結果が期待できる、ということかと思います。言葉は流行っているものの、未だ実施しているサイトの数は少ない、特にそれがSEOと連携したものは皆無のコンテンツマーケティングですが、さて今後どのように発展していくのでしょうか。そしてSEOは今までの形を変えてどのように進化していくのでしょうか。 — SEO Japan [G+]

スタートアップ企業がロゴをデザインする前に考えるべき7つのこと

スタートアップブームが続く日本ですが、ロゴデザインの需要もそれと同時に高まってきているのか、最近はクラウドソーシングを使った格安のロゴデザインサービスも登場して人気を博しているようです。もちろん安ければ良いというわけではないですし、デザイナーに任せずに事業者側はきっちりとコンセプトやベースのイメージを考えておくことも重要。今回は、スタートアップがロゴデザインする際に気をつけるべきことを、的確にまとめてくれたThe Next Webの記事を紹介します。 — SEO Japan

あなたが一流のデザイン会社と一緒に取り組んでいようと、CS5の埃っぽいコピーを使って一人でそれをやっていようと、ロゴの作成は誰にとっても困難なプロセスになり得る。これは、あなたが自分自身のスタートアップのロゴをデザインしている場合は特に当てはまる―たった1つのロゴにそのアイデンティティ全体を入れることは言うまでもなく、会社を経営するのは十分に難しいことだ。

しかし、全ての企業がロゴデザインを必要とする。そして、もしあなたが顧客を引き寄せることに興味があるのなら、魅力的なものを作りたい。この冒険に乗り出す前に、スタートアップ・ロゴを作る前に考えておくべき7つのことをチェックしよう。

1. 名前は何?

まだ名前さえ確定していない場合は、あなたがPen Islandのような退屈な名前に行き詰る前に、ユーザーテストが最終決定をするのに役立つ。例えば、オンライン眼鏡通販で急成長中のWarby Parkerは、自分たちのニーズに完璧にフィットするものを見つけるまで何百もの名前をテストした。もしあなたがすでにこれを解決しているなら、No.2へ進もう。

2. トレンドに依存するな

デザイントレンドは移り変わるし、インターネットはトレンドの急転を加速化する一方だ。90年代のグランジタイプからWeb 2.0への傾斜から今日のフラットなスタイルまで、今流行っていることにあまりにも依存しているデザインは、ほんの数年で時代遅れに見えるようになる。

流行りから学ぶ代わりに、クラシックなデザインのルールに焦点を合わせ、長く続くものを作るのだ。自分のアイデンティティを最もシンプルな方法で伝える力強いデザインが欲しい。

3. 白黒

Timall68によるロゴデザイン

必要最小限と言えば、かなり多くのデザイナーが、まずは白黒でロゴをデザインし、プロセスの最後に色を付けることを推奨している。

歴史的に見ると、その必要性は印刷の限界に起因する。デザインは、白黒の印刷や忠実性の低いファックスや名刺などでも機能しなければならなかった。最近では、印刷はそれほど重要ではないが、白黒のルールは今でも従うに値する。色を画像から取り除くことによって、デザインの構造と余白に完全に焦点を合わせることができる。デザインプロセスの初期段階では、色がこれらの要素の邪魔になることがあるのだ。

4. 柔軟性

JacobParrによるロゴデザイン

先の白黒のアドバイスと合わせて、ロゴデザインの柔軟性が非常に重要だ。素晴らしいロゴは、壮大なランディングページからプレスリリース上のサムネールサイズのマークまで、様々なサイズで機能する。

私たちは、異なるサイズやさらには明るい背景と暗い背景用にロゴのバリエーションを作ることを推奨する。これを解決することが、長期的にあなたの役に立つだろう。

5. ロゴタイプとロゴマークの違い

JacobParrによるロゴマークとロゴタイプのデザイン

全ての企業が、ロゴタイプ―文字で作られたロゴ―を必要とすると言っても過言ではない。シンボルを使ってブランドを伝えるロゴマークは、いつも必要とされるわけではない。例えば、“Nike”と書かれたロゴはロゴタイプだが、Nikeのチェックマークはロゴマークだ。

特にもしあなたが外部のデザイナーと一緒に取り組んでいるのなら、このような用語を知ることがプロセスをより簡単にする。

6. ロゴタイプが何を伝えるのか?

pfunderによるロゴデザイン

アルファベットを伝える以上に、全ての書体には個性がある。あなたのブランドは大学生向け?それはモダン?それともクラシック?それはティーンエイジャーをターゲットにしている?それとも40代後半の既婚の社会人をターゲットにしている?

自分の会社の全体的なパーソナリティと自分が築きたい印象についてよく考え、それに同調する書体を見つけるのだ。筆記体は、あなたの会社にアーティスティックな感じを与え、セリフ書体は堅苦しく感じることが多く、丸サンセリフ体には遊び心がある。分かっただろうか。

7. インスピレーション

当たり前のことだが、これもリストに含めなければならなかった。好みは人それぞれだが、有名な素晴らしいロゴを研究することが、あなたを正しい決断へと押し出す。

Paul Randのような偉人からDribbble上の驚くほど才能のあるデザイナーまで、できる限り全てのことを吸収し、何が機能するかを学ぶのだ。私たちは特にNiiceのようなサイトを好む。十分にインスパイアされて上記全てのことを検討したなら、美しいものを作り始めようではないか。

ヘッダー画像クレジット: Thinkstock


この記事は、The Next Webに掲載された「7 things to think about before creating a logo for your startup」を翻訳した内容です。

改めて読むと基本的なことばかりですが、ロゴやデザインの基本知識がそもそもないスタートアップ起業家には役立つ内容だったのではないでしょうか?意外とデザイナーでもデザイン優先でこういった基礎知識を理解していない人もいる気がしますし、ロゴデザインを内製・外注するに関わらず基本知識は押さえた上で、外さないデザインをしたいですね。 — SEO Japan [G+]

Instagramの動画投稿サービスを徹底検証

日本でもすっかり定番写真アプリと化したInstagram、Facebookに買収された後、余り変化もなく、このままどうなるんだろう、と思っていた人も多いと思いますが、突然の動画投稿サービスをリリース!ということで、その内容を早速検証した記事をThe Next Webから。 — SEO Japan

そう、そうなのだ。Instagramに動画をアップロードすることができるようになったのだ。本日現在、Facebookが所有する写真共有ネットワークは、15秒のクリップに対応し、13種類の動画専用フィルターを提供し、“Cinema”と呼ばれる新しい手ぶれ補正機能を組み込んでいる。

もちろん、Instagramファンはこの変更について良い意味で気に掛けるだろう;Instagramは単純さで成功してきたが、動画は物事を複雑にする性質を持つからだ。

このアップデートはまだ発表されたばかりなので、まずは何が新しいのかを見ていこう。その後で、この変更に対する私たちの考えを述べることにする。

アプリを使ってみよう

Instagramで動画を撮影する時に最初に気が付くことは、写真が今も主役であるということだ。大きな写真撮影ボタンはそのままに、その隣にある新しいビデオカメラアイコンが目に入る。それをクリックすると、動画を撮影するように促される。

Instagramでは、15秒の動画を録画させてくれるが、それは実際にやってみるとかなり長く感じる。もちろん、自分の好みで短い動画を記録することもできるし、Vineのように複数のクリップを組み合わせることも可能だ。しかしながら、Vineと異なるのは、基本的な編集機能が、全体的にやり直さずにクリップを削除させてくれる点だ。

初めてのInstavidを撮影しようと思った時、あなたは直感的にランドスケープモードで撮ろうとするかもしれない。残念なことに、Instagramは現在のところ、横向きで録画した動画を反転させない。Facebookは、これはバグであり、すぐに修正される予定だと言っている。

Instagramの新しい動画フィルターを使ってみる

Instagramの創設者Kevin Systromが、Instagramが13種類の新しいフィルターを提供すると発表した時、恐らく、流行を追っかけるのを嫌う人達はみんな大きなうめき声を放ったことだろう。しかし、これらのフィルターを試してみると、Instagramはちゃんと分かっているようである。

フィルター使用に読み込みは必要なく、動画を再生するとすぐに適用される(上記写真参照)。たった1つの不満は、これらのフィルターの多くが似たり寄ったりだということだ;どれもが、一般的だがどこかノスタルジックなタッチのある似たような年代感を持っているのだ。

InstagramのCinema機能を実行中

ここで、Cinema機能に話を移す。フィルターオプションの上にある小さなアイコンが、手ぶれ補正機能‘Cinema’のONとOFFになる。デフォルトではONになっていて、これが驚くほど良く機能する―あまりにも良すぎて、私たちはOFFをタップするまでそれがONであることに気が付かなかった。それをOFFにする時には注意しないと、ひどく揺れた画面にびっくりさせられることになる。もしくは、ただ私の手が震えているだけかもしれない。

先に進んで、動画をフィルターにかけた後は、カバーフレームを選択するように言われる。これは、ユーザーがあなたの動画をスクロールする際に何を目にするかを決めるものだ。そこから、記録した動画はアップロードされ、「Like」の準備が整う。

カバーフレームを選択する

それは効果的なのか?

この動画機能はまだ非常に新しいが、私たちの第一印象はかなりポジティブだ。とは言うものの、自分のストリーム内にいくつかの動画を目にした後、ほぼすぐに、あなたのInstagram観は変わり始めるだろう。

動画はより摩擦の高いメディアだが、写真よりも興味をそそる。このような方法では、動画がこのネットワーク上での写真の重要性を小さくするように思える。これは必ずしも悪い変化ではないが、それは全ての人が好む変化でもない。

言い換えれば、もしあなたがVineを好きではないなら、今現在あなたがInstagramに満足することはないだろう。

フィード内では、動画の自動再生がデフォルトになっているが、これは設定で変えることができる。それらの動画は、右上の角に置かれたアイコンを除いては、あなたの写真にしっくりと溶け込む。

ビジネスチャンス

比較的短い時間の間に、Urban OutfittersやOreoといったブランドが、新規顧客と繋がることを期待してVineに押し寄せた。Vineのように、Instagram上の動画は、製品を販売する新しい方法を提示するし、企業があなたの注目を集めるための方法を素早く見つけ始めることは間違いない。

どのようにしてブランドがこの新しい機能を刺激的な方法で利用するかは容易に想像できる。実際に、LululemonやBurberryのような企業がすでにこの機能を試し始めている。

今現在、このシステムは完全にオプトインだ:あなたが企業の写真や動画を見るためにはその企業をフォローしなければならない。しかし、ストリーム内の広告や販売促進投稿が将来見込まれれば、動画は、一般の人々にとってよりもブランドにとって非常に有益なものになる可能性がある。

このような大きな変化には、反発がつきものだが、それはほんの少しのユーザーからのものになるだろう。動画は、ユーザーが他の人に自分の人生を共有したり自分自身を表現するための新しい方法をもたらす。私は、大部分のユーザーがそれを拒絶するとは思わない。

あなたは、可愛い子猫の動画や、プールサイドでくつろいでいる動画や、ハッと息をのむような動画を撮る準備はできているだろうか?準備はいいか、あなたのフィードはがらりと変わる。

画像クレジット: Ryan McVay / Thinkstock


この記事は、The Next Webに掲載された「Instagram video first look: Good for people, better for brands」を翻訳した内容です。

私もたまたま動画機能がアップデートした日にInstagramを新しいスマホ用にダウンロードしたのですが、動画をさくっと撮ってフィルターで色々遊べるのは楽しいですね。海外ではTwitterのVine、そしてこのInstavidも利用が着々と進んでいるようです。Instgaramファンは海外に負けじと多い日本、この動画機能はどこまで普及するでしょうか? — SEO Japan [G+]

Googleが面接試験で出題する超難問は単なる時間の無駄だったことが発覚

Googleといえば入社時の面接試験で、ほとんど意味不明に近い(でも頭が良い人が必死になって考えれば何かそれらしい答えが出てきそうな)超難問奇問を尋ねることでも有名です。実効果はともかく、ある種、Googleのブランディングにも大きく貢献している要素だったとも思いますが、この度、とあるインタビューでそれらの難問が面接時の質問としては全く意味が無かったことをGoogleの人事部門の責任者自身が答えていた記事を発見したのでご紹介。 — SEO Japan

Googleは、就職希望者に驚くほど難しい面接プロセスを受けさせることで有名だ。この会社は、非常に聡明な人材を探していて、答えるのが不可能に近い難問を付き付けることで知られている。

その中から私たちのお気に入りをいくつか紹介する:‘あなたの身長はニッケルの大きさに縮められ、あなたはブレンダ―の中に投げ込まれました。質量も減らされたため、密度はこれまでと一緒です。ナイフの刃は60秒以内に動き始めます。あなたはどうしますか?’‘4分間の砂時計と7分間の砂時計だけを使って、9分を正確に測定してください。’‘全ての親が男の子を欲しいと思っている国を想像してください。全ての家族は、男の子が生まれるまで子どもを産み続け、男の子が生まれたらストップします。この国における女の子と男の子の比率はいくつですか?’

しかし、これらの質問は、実際にGoogleがより良い候補者を見つけるのに役立つのだろうか?それは、この会社の質の高いスタッフに関する迷信の一部なのだろうか?それとも、個人の既成概念にとらわれない考えをテストする合理的な方法なのだろうか?

Google人事部のシニア・バイス・プレジデントであるLaszlo Bockが、The New York Timesとの最近のインタビューの中で、全体的に見て、それは無駄な取り組みだった、と打ち明けた。

“私たちは、難問が全く時間の無駄であることを悟った”、と彼は言った。“飛行機にゴルフボールをいくつ詰め込むことができますか?マンハッタンにはガソリンスタンドはいくつありますか?これらの質問は完全に時間の無駄だった。候補者の能力を何も予測できない。主として、面接官を賢い気分にさせるのに役立っていただけだ。”

それは驚くに当たらないが、Googleを必要以上に高尚な台座に置きたい人達にとっては少しがっかりすることだ。Bockは、この会社は候補者がどのように評価されるかに関していくつかの一貫性を提供する構造化された行動面接によって大きな成功を手にしていると説明した。

“行動面接も機能する―仮説に基づいた事柄を与えるのではなく、‘あなたが難しい問題を分析的に解決した例を教えてください’のような質問で始める。‘と、彼は付け加えた。”

“行動面接の興味深い点は、相手にその人自身の経験を話すようにお願いする時、あなたが2種類の情報を手にすることだ。一つに、あなたは現実世界のシチュエーションで彼らが実際にどのように行動したかを目にし、候補者についてあなたが得る価値のある‘メタ’情報は、彼らが何を難しいと考えるかについて教えてくれる。”

そういうことだ。完全な現実とはいえ、Googleによって投げられる騙しの質問は、実際には雇用の最終決定にほとんど貢献していなかったのだ。

画像クレジット:Adam Berry/Getty Images


この記事は、The Next Webに掲載された「Google reveals that its near impossible interview brainteasers were a ‘waste of time’ for hiring」を翻訳した内容です。

採用担当者ではなく人事全体の責任者の発言だけに実際、今は余りこういう質問は尋ねられなくなっているのでしょうか。しかし、面接担当官を賢く見せるだけ、というのは思わず笑ってしまいますが、これはこれで密かにGoogleブランディングには貢献していたとも思いますが、、、。記事にもあるように、これまでこれらの超難問奇問をGoogleの凄さと絶賛していた人も結構いたと思うのですが、その人たちの立場は?!と余計な心配をしてしまう私でした。 — SEO Japan [G+]

世界遺産の登録間近!数字で見る富士山(インフォグラフィック)

世界遺産への登録も間近、日本で一番高く美しい山「富士山」にまつわる数字をあつめたインフォグラフィックをご紹介。初心者にも玄人にも新しい発見があるかも!?必見です。– SEO Japan

数字で見る富士山(インフォグラフィック)※画像をクリックすると「フジヤマNAVI」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

富士山の世界遺産登録が迫る中、予測される様々な問題やその解決策が盛んに議論されていますが、「富士山」そのものの魅力をもう一度探ってみましょうよ!ということで、デザインをお手伝いさせて頂いたフジヤマNAVIさんのインフォグラフィックです。

数字で見る富士山(インフォグラフィック)

富士山の裾野面積は沖縄本島とほぼ同じだった!富士山の体積は日本の年間水使用量17年分!?など、富士山の大きさをいろいろな視点から分析しているほか、各登山ルート比較、気象情報や、世界遺産に登録されるまでの7年以上の軌跡を、一枚の絵にまとめています。

数字で見る富士山(インフォグラフィック)

基本的な情報ですが、その数字を違う視点から比較してみると新しい発見があるのではないでしょうか?個人的には、有名な吉田ルートより富士宮ルートの方が距離もかかる時間も短いんだなという発見がありました。それだけ傾斜がきついということみたいです。世界遺産登録を機会に、登頂に挑戦してみてはいかがでしょう? — SEO Japan [G+]

寿司屋で使える専門用語をまとめたインフォグラフィック

知っていると便利かも!?寿司職人の間で使われる符牒(ふちょう)をまとめたインフォグラフィックを、グルメ情報サイト「ぐるなび」からご紹介。– SEO Japan

寿司屋で使える専門用語をまとめたインフォグラフィック※画像をクリックすると「ぐるなび」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

インフォグラフィックは弊社がデザインお手伝いさせて頂きました。

今回の”ネタ”は「寿司用語」。寿司屋で変に玄人ぶるのも微妙ですが、職人さんたちの掛け声の中に知っている用語が聞こえたら楽しいのではないでしょうか。単純に一覧にしているだけでなく、『昔醤油は紫色だったからムラサキって言うらしいよ』とか話しのネタに使える解説もある(笑)、便利なインフォグラフィックです。

上の画像にある数字の呼び方は勘定時に聞いたことがあるかもしれませんが、他の客に金額が分からないように確認するための配慮だそうです。例えば「ダリバン」と聞こえたら4800円、時には酔っ払いの事を指すこともあるようですよ。

寿司屋で使える専門用語をまとめたインフォグラフィック

寿司屋で使える専門用語をまとめたインフォグラフィック

「お愛想」は本来客側が使わない言葉なんですね。。まあ今は一般用語化しているような気もしますが、意外と知らなかった情報もあったでしょうか?用語の使い方はお店によってもそれぞれですし、寿司の楽しみ方も自由なように、専門用語も楽しく使ってみてはいかがでしょうか。 — SEO Japan [G+]

拝啓。世界のデジタル広告の約半分はGoogle様が支配しています。

ネット広告。少し拡げてデジタル広告。その市場を過去10年でほぼ制覇してきたGoogleとそのライバル達の現状を改めて数値で見る。 — SEO Japan

私は暇を見つけると、株式会社の財務報告書を読む。大きなトレンドだけでなく、小さなトレンドが、この文書の中にハッキリと表れている。世界のデジタル広告への支出の55%は、グーグル、ヤフー!、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン、そして、AOLに集約されている。そして、コムスコア社によると、この6つの企業は、トラフィックが多いウェブサイトのトップ 6に該当する。

先日のアドエクスチェンジャーの記事は、GroupMが世界全体のデジタル広告への支出を1135億ドルと算出している点を指摘していた。その他のデータは、この6つの企業のフォーム-10k(年次報告書)を調べたララ・フィッシャーゼーニン氏の情報をベースにしている。

Ad Spend Chart

2011年にも同じようなレポートに遭遇していた。興味がある方はこのページで確認し、比較してもらいたい。

2013年、グーグルが目覚ましい勢いで成長する一方、ヤフー!は後退している。グーグルは、デジタル広告の41%を独占しており、2位のヤフー!は4%に留まっている。グーグルは、最大のライバルになんと10倍の差をつけているのだ。

アマゾンとフェイスブックが広告ビジネスを確立しているのは良い兆候と言えるだろう。しかし、どこから広告マネーは出ているのだろうか?そして、両社の代わりに、どこがシェアを失ったのだろうか?(もしくは広告への支出が全体的に増加しているのだろうか?)


この記事は、Darren Hermanに掲載された「These 6 Companies Controlled 55% of Worldwide Digital Ad Spend in 2012」を翻訳した内容です。

元記事の原題は「6社がデジタル広告の55%を独占する」というタイトルでしたが、そのうち40%がGoogle先生な状況に思わずタイトルも変えてしまいました。日本では圧倒的な存在の天下のD様も日本の広告市場のシェアは25%程度ですし、Googleの余りの圧倒的存在感が改めて浮き彫りになる数字ですよね。現状はあくまで「デジタル広告」と「広告」がわかれていますが、全てにおいてデジタル化が進む今日、数十年後の世界では一体どうなっているのでしょうか。。。 — SEO Japan [G+]

ネット広告代理店を雇う前に知っておくべき6つの鉄則

アベノミクス効果で経済も活性化された日本(と、信じたい)、自前でネット広告やマーケティングを管理するのを諦めてことから飛躍してネットに精通したマーケティングエージェンシー、ま、早く言うとネット広告代理店、の力を借りようと思っている企業さんも多いのではないでしょうか?とはいえ、信頼して仕事を任せられる代理店がどれだけあるかというと私も正直に答えられないわけですが、、、悩める企業の皆様がより優れたネット広告代理店を雇っていただくためのアドバイスを全米最強クラスのデジタルマーケッターがアドバイスします。 — SEO Japan

“あなたは私のために何ができますか?”

疑いようもなく、これは、Twist Imageに電話をかけてくる見込み客に私がされるナンバー1の質問だ。私たちのビジネス開発の最前線において、毎年70近いイベントでの講演を通して、過去7年間世界中で、他のデジタルマーケティングエージェンシーにいる仲間との率直な会話の中で、デジタルマーケティングエージェンシーと関わるとはどういうことかをしっかりと把握しているブランド(大、中、小を含む)は数少ないということが私にははっきりと分かっている。

デジタルマーケティングエージェンシーを雇う前に、あなたが考えるべきことは6つある:

  1. DNA: あなたの血にデジタルは流れているのか。デジタル世代の人である必要はないが、新しい消費者および彼らがどのように繋がっているのかを鋭く把握していなければならない。ブランドは自分のDNAを見て、自分が本当にデジタルマーケティング戦略に力を注ぐ準備が整っているのかどうかを自問自答しなければならない。もしあなたが1つか2つのプロジェクトで様子を伺うつもりなら、それが失敗に終わる可能性は高い。デジタルマーケティングの力は、あなたのDNAをキャンペーン広告の発想からコミットメントに転換することからやって来るのだ。
  2. プラン: デジタルマーケティングエージェンシーに電話をかける前に、自分が求める結果および予測する結果について自分独自のプランもしくはビジョンを作る時間を取ること。プラン―それが単純なものであろうとプロフェッショナルなものであろうと―は、デジタルマーケティングエージェンシーにあなたが持っている(もしくはあなたに欠けている)知識のレベルに関していくらかのアイディアを与える。これは大部分のブランドが耳にしたくないことだ。彼らは、自分がバカに見えることや、自分が洗練されていないことが理由でエージェンシーが有利に立つことを心配する。それは誤りだ。プランを立てることには、自分が確実に適切なエージェンシーと会うために下調べをすることも含まれる。周りに話を聞いたり、照会をチェックしたり、たくさんのオンライン調査をすることに時間をかけること。そこから、可能性のあるパートナーのリストを作成するのだ。練習だけでは完璧にはなれない。計画と練習が完璧を作るのだ。
  3. 予算: “これにはいくらかかるのですか?見積もりを下さい。私たちは予算がいくらなのか分かりません。” これらは、確実にあなたが最高の結果を手に入れなくする3つの簡単な方法だ。もしマーケティング予算がないのなら、エージェンシーパートナーに電話をする前に予算を作るのがベストだ。その予算全体のうち何パーセントをデジタルに費やしたいのかを把握すること。それに全力を注ぐのだ。そこから少し深く掘り下げる。この予算を使って何をしたいのか(これが上記No.2で述べたプランの一部になるべきだ)?新しい顧客のために何を支払うつもりなのか(これは顧客獲得単価としても知られる)?確かに、賢いデジタルマーケティングエージェンシーは、あなたがこのようなことを把握するのを手助けしてくれるが、あなたはまず自分で下調べをしなければならない。予算は確定されたものでなくていい。エージェンシーにいくらかのレールを与えるつもりで考えるのだ…共に働くためのしっかりとした範囲を。
  4. 人: Jim Collinsは、賢い人に自分のベストを尽くしてもらうことの婉曲表現として、バスで適切な席に適切な人間を置くことについて話す。現代では、デジタルマーケティングエージェンシーに頼ることが理にかなっていることは間違いない。ブランドは、全てのことを自分でするために時間やリソースを費やすことはできない(それができるブランドは、とても幸運だ)。そうは言っても、ブランドは、自分たちが何を購入しているのかを知り、リードすることができるように、適切な(賢く、プロフェッショナルで、経験豊富な)リーダーシップを持たなければならない。ブランドとエージェンシーの最高の関係は、並外れたものを作るために、常に両者が並んで一緒に仕事をしている関係だ。残念ながら、ブランドは、自分たちのエージェンシーパートナーが成功できるようにするために、適切な人を適切な場所に置いていない。これはブランドに対して根拠もなく反対しているわけではなく、デジタルマーケティングとは、四半期ごとに計画して、毎週状況をチェックするものではないのだ。これは、年中無休24時間リアルタイムの環境なのだ。これを正しく行うためには努力と献身が必要であり、全てはイタラティブでオーガニックで生のエンゲージメントから生じる。ウェブは今起きているのだ。
  5. 知識: これは全く新しい。20年という歳月は、この領域にいるには長い時間のように思えるが(私のような人にとって)、それはマーケティングのプロにとってはまだまだ新しいのだ。優れたエージェンシーパートナーとは知識を持っているエージェンシーではない。優れたエージェンシーパートナーは、知識を共有する。簡単に言うと、私たちは皆、時間とともに学び、進化している。私たちがFacebookが全てであると考え始めると、スマートフォンとiPadが表れ、それは、私たちのマーケティングは今後数年でどんなふうになるのかと一歩下がって疑問に思うことを強いる。それは正常であり、それは恐ろしい。私たちは皆、もっと知識豊富になって、その知識をお互いに共有しなければならない。もしあなたのブランドがその学習体験の一部になる意思がないのであれば、あなたがデジタルマーケティングエージェンシーから優れたサービスを得ることはますます難しくなるだろう。それは1つの簡単な理由からだ:正確に、自分が何を購入しているのかを、あなたが心から理解することはないからだ。
  6. パートナー: デジタルマーケティングエージェンシーをベンダーとして考えないこと。戦略パートナーとして考えるのだ。これがあなたのブランドがデジタルを自分のDNAの一部にするのを手助けし、それが戦略プランがどのように進化するかの最新情報を全ての人に絶えず伝え、そしてそれが予算とゴールを理解するのをより簡単にするだろう。それにも増して、全ての人が、一緒に、より賢くなるだろう。ブランド側のシニアマーケティングのプロフェッショナルと、エージェンシーがとっかえひっかえされている回数に関して言えば、私たちの業界が劇的な入れ替わりが激しい一番の理由は、真のパートナーになっているブランドとエージェンシーがほとんどいないという事実に直接関係していると私は信じている。

何か見逃していることはあるだろうか?デジタルマーケティングエージェンシーを雇う前にブランドが知っておくべき重要なことは他に何があるだろうか?


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Before You Hire A Digital Marketing Agency」を翻訳した内容です。

元々、原文ではDigital Marketing Agencyという言い方だったのですが、日本語の場合はベタながらネット広告代理店が一番置き換えられる言葉かと思いそうしました。書かれていることは、別にネットに詳しくなくとも理解できる真っ当&当然の内容だったと思います。問題は正しいパートナー選定ができない会社はそもそもこの文章の内容自体を理解できないというか余りピンとこなさそうな感じがしなくもないことですが・・・。

日本企業のネット化の遅れが問題であることは良くいわれますが、それ以前にマーケティングに対する基本知識や概念を理解している企業が少なすぎることの方が問題なのかもしれません。だからこそ、意味不明・搾取のみが目的の悪質ネット広告代理店(&SEO会社)に騙される会社が後を絶たないわけで。ネットやネット広告の普及がそういう状況を、数年で(ま、既に10年は立っていますけど)打破はできないまでも少しずつ改善していければまた少しでも日本経済復興のプラスにはなるのでは?と思う私でした。なんて偉そうにいっている私も日々常に勉強です。 — SEO Japan [G+]