ラズパイとレゴのコラボによる拡張ボード「Raspberry Pi Build HAT」をスイッチサイエンスが発売開始

ラズパイとレゴのコラボによる拡張ボード「Raspberry Pi Build HAT」をスイッチサイエンスが発売開始

Raspberry Pi財団は、LEGO Educationとのコラボレーションによる新しい拡張ボード「Raspberry Pi Build HAT」を発表。スイッチサイエンスが12月24日より同社ウェブショップでの発売を開始した。価格は3718円(税込)。

概要

Raspberry Pi Build HATは、LEGO Technicのモーターやセンサーを、ワンボードコンピューターRaspberry Piで制御するための拡張ボード。Raspberry Piのコンピューティング環境とLEGO Educationのハンズオン学習のコラボにより、「楽しくて創造的な学びの体験」が可能になるという。これは、Raspberry Pi Picoに続く2つ目のRP2040(Raspberry Pi財団によるインハウスデザインマイコン)搭載製品となる。

対応するLEGO製品は、LEGO Education SPIKEプライムセットおよびSPIKE プライム拡張セットに含まれるアンギュラーモーター、距離センサー、カラーセンサー、フォースセンサーなど(Getting Started with Raspberry Pi Build HATを参照)。なお、モーターを使う場合には追加の電源が必要。電源入力仕様は2.1mmバレルジャック、センタープラス、DC8V(±10%)となっている。

「Raspberry Pi Build HAT」の特徴

  • Raspberry Pi 4やPi ZeroからLEGO Technicのモーターとセンサーが4つまで制御可能
  • LEGO Education SPIKEプライムセットおよびSPIKE プライム拡張セットに含まれるアンギュラーモーター、距離センサー、カラーセンサー、フォースセンサーなどが利用可能
  • LEGO Technicデバイスを制御するための使いやすいPythonライブラリーを用意
  • Raspberry Pi 4およびRaspberry Pi Zeroを含むすべての40ピンGPIO Raspberry Piボードで動作

66の国・地域から200チーム以上が参加、小中高生の国際ロボットコンテスト「WRO 2021国際大会」で日本の4チームが入賞

66の国・地域から200チーム以上が参加、小中高生の国際ロボットコンテスト「WRO 2021国際大会」で日本の4チームが入賞小中高校生のための世界最大規模のロボットコンテスト「WRO」(ワールド・ロボット・オリンピアード)に日本から7チームが出場し、4チームが入賞を果たした。シンガポール・サイエンスセンターの提案で2004年から始まったこのロボット競技会には、7万5000人以上の参加者があるという。今回の「WRO 2021国際大会」は、66の国・地域から200チーム以上が参加した。

日本では、2008年にNPO法人となったWRO Japanが、科学技術振興財団と協力して子どもたちの科学技術への興味と意欲の向上や、ものづくり人材育成を目的とした活動を行っている。

WRO 2021国際大会は、11月18日から21日の4日間、コロナ禍の影響でオンラインで開催された。入賞したチームは以下のとおり。

レギュラーカテゴリー

レギュラーカテゴリーは、自律型ロボットをチームで製作し、それを使って競技を行うというもの。SSS(名古屋市立猪高中学校、名古屋市立香流中学校、名古屋市立守山北中学校)がジュニア部門5位、YTHS 60 tomes(愛媛県立八幡浜工業高等学校)はシニア部門5位を獲得した。

ジュニア部門5位入賞:SSS(名古屋市立猪高中学校、名古屋市立香流中学校、名古屋市立守山北中学校)

SSS(名古屋市立猪高中学校、名古屋市立香流中学校、名古屋市立守山北中学校)

シニア部門5位入賞:YTHS 60 tomes(愛媛県立八幡浜工業高等学校)

YTHS 60 tomes(愛媛県立八幡浜工業高等学校)

オープンカテゴリー

オープンカテゴリーは、テーマに従ったロボットを製作し発表するというもの。Y&E(札幌市立西野第二小学校、札幌市立平岡公園小学校)がエレメンタリー部門4位入賞、Deer Japan -Memories-(奈良教育大学附属中学校)エレメンタリー部門4位入賞となっている。
エレメンタリー部門4位入賞:Y&E(札幌市立西野第二小学校、札幌市立平岡公園小学校)

Y&E(札幌市立西野第二小学校、札幌市立平岡公園小学校)

ジュニア部門6位入賞:Deer Japan -Memories-(奈良教育大学附属中学校)

Deer Japan -Memories-(奈良教育大学附属中学校)

またDeer Japan -Memories-は、大会プレミアムスポンサーであるレゴデュケーションから、Creativity Awardも受賞した。

ラズパイがレゴとコラボ、LEGO Technicモーターやセンサーを制御する拡張基板を発表・スイッチサイエンスで近日発売予定

ラズパイとレゴがコラボ、LEGO Technicモーターやセンサーを制御する拡張基板発表・スイッチサイエンスで近日発売予定
Raspberry Pi財団は10月19日、LEGO Educationとのコラボレーションによる新製品「Raspberry Pi Build HAT」を発表した。これは、LEGO Technicのモーターやセンサーを制御できるRaspberry Pi用の拡張基盤(HAT)。スイッチサイエンスでは、直販価格3718円(税込)で近日発売予定となっている。ラズパイとレゴがコラボ、LEGO Technicモーターやセンサーを制御する拡張基板発表・スイッチサイエンスで近日発売予定

ラズパイとレゴがコラボ、LEGO Technicモーターやセンサーを制御する拡張基板発表・スイッチサイエンスで近日発売予定

「Raspberry Pi Build HAT」の特徴

  • Raspberry Pi 4やPi Zeroから、LEGO Technicのモーターとセンサーを4つまで制御可能
  • LEGO Education SPIKEプライムセットおよびSPIKEプライム拡張セットに含まれるアンギュラーモーター、距離センサー、カラーセンサー、フォースセンサーなどが利用可能
  • LEGO Technicデバイスを制御するためのPythonライブラリーを用意
  • Raspberry Pi 4およびRaspberry Pi Zeroを含むすべての40ピンGPIO Raspberry Piボードで動作
  • RP2040(Raspberry Pi財団初のインハウスデザインマイコン)を搭載

また、モーターには外部電源が必要となる。電源入力用に、センタープラスの21mmバレルジャックを搭載(8ボルト)。リボンケーブルなどの延長デバイスを追加すると、Raspberry Pi 400でも使えるようになるとのこと(このボードからの電源供給は不可)。

Raspberry Pi Build HAT

型番:RPI-SC0622
価格:3718円(税込)

ぶちまけたレゴブロックを確認、おすすめの作品を提案するiOSアプリを公式は買収すべき

LEGOは長年Appleと緊密に連携し、iOSの未公開のテクノロジーを実験したり、WWDCなどの発表イベントでデモをしたりしてきた。その中にはかなり調整したARKitプラットフォームとレゴのセットの連携があり、実物のおもちゃにデジタルのエクスペリエンスを追加していた。

iOSのテクノロジーと実物のレゴブロックを統合した見事なアプリがApp Storeで公開されている。それはファンが作ったものだ。「Brickit」というこのアプリはLEGO Groupが作ったアプリより優れたものを目指していて、コンピュータービジョンのテクノロジーで大量のブロックをすばやく認識する。

ユーザーは、レゴブロックを重なり合わないように床にぶちまけるだけでいい。するとアプリがすぐに解析してブロックを特定し、ユーザーが持っているブロックで完全に、あるいはだいたい作れるちょっとした作品をいくつか提示する。このアプリの驚くべきところはスピードだ。数百個のブロックをほんの数秒で認識できる。

筆者自身は残念ながら大量のレゴブロックをすぐに試すことはできなかったが、TechCrunchの同僚がiOSでアプリを試してみたところ、デモと同様に順調に動作した。ブロックを特定してからおすすめの作品をスクロールして見られるようになるまでに、デモよりは少し時間がかかった。組み立てている間は、大量のブロックの中から必要なピースがある場所も教えてくれる。

Brickitのチームはこの極めてニッチなユースケースでの驚くほど効果的な使い方という形で、iOSの最新バージョンに備わっている物体認識のパワーを示している。

現状では、このアプリはサードパーティーが作ったものであるためちょっとした制限がある。App Storeには免責として、このアプリはLEGO Groupが作ったものではなく、同社の従業員でもないLEGOのファンが作ったものだと記載されている。このように記載してあるのだからLEGO Groupが過剰に反応して弁護士を立てるようなことにならないように願うが、このアプリがAppleのハードウェアを見事に活用していることを考えれば、LEGO Groupがこのアプリを買収すればいいように思える。

LEGO Group自体の関与によってBrickitでできるようになることはたくさんある。主にLEGOの組み立て説明書のライブラリとの統合だ。LEGOが2019年にBrickLinkを買収したのは、購入後の市場の創出に関してファンのコミュニティをもっと活用しようという狙いだったことは明らかだ。ユーザーが自分の持っているブロックのデータベースを作れるようにすれば、同社はユーザーが所有するコレクションに対する洞察を深め、間違いなく同社にとって価値のあるデータになるだろう。

Brickitアプリは今のところiOS版のみだが、同社のウェブサイトには2021年秋までにAndroid版を公開する予定と記載されている。

関連記事
レゴスーパーマリオの世界が拡張、カスタムツールやマリオのパワーアップ、新キャラも登場
レゴが「警察セット」のマーケティングを一時中止、人種差別に対する抗議活動に配慮
LEGOが国際宇宙ステーションの公式キットを発売、スペースシャトルやロボットアームも付属

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:LEGOAppleiOSアプリコンピュータービジョン

画像クレジット:Brickit

原文へ

(文:Lucas Matney、翻訳:Kaori Koyama)

レゴスーパーマリオの世界が拡張、カスタムツールやマリオのパワーアップ、新キャラも登場

LEGOと任天堂のパートナーシップは、2020年初めにインタラクティブなレゴ スーパーマリオ スターターコースで十分に素晴らしいデビューを果たしたが、今回はそれを補完するようにデザインされた追加セットが登場した。このセットには新しいMaster Your Adventure Maker Setが含まれており、3つの新しいブロックを使ってレゴマリオの反応を微調整するカスタマイズオプションが追加され、各レベルのルールをシャッフルする新しい方法が追加された。またレゴと任天堂からは追加のテーマ別拡張セット、マリオ用の新しいパワーアップ、レベルビルドに組み込むことができるミステリーキャラクターの第2シリーズも登場する。

画像クレジット:Nintendo

Master Your Adventure Maker Setには合計366個のピースが含まれており、59.99ドル(約6300円)で販売される。拡張セットにはジャングルをテーマにしたプレイセットのChain Chomp(19.99ドル、約2100円)、Piranha Plan(29.99ドル、約3100円)、Piranha Plan(29.99ドル、約3100円)、そしてWigglerをテーマにしたマリオが探検できるPoison(39.99ドル、約4200円)が含まれる。レゴマリオの2つの新しいパワーアップは、ペンギンスーツとタヌキスーツで、それぞれ9.99ドル(約1000円)だ。

シリーズ2の新キャラクターパックは、それぞれ4.99ドル(約520円)で販売される。シリーズ2のキャラクターパックは開封するまで中身が見えないパッケージに入っていて、どのキャラクターが入手できるかは確率で決まっている。シリーズ2のキャラクターはSpiny Cheep Cheep(トゲプク)、Ninji(ハックン)、Foo(キリフキー)、Parachute Goomba(パラクリ)、Fly Guy(プロペラヘイホー)、Poison Mushroom(毒キノコ)、Para-Beetle(パタメット)、Thwimp(コトン)、Bone Goomba(ほねクリボー)などだ。

画像クレジット:Nintendo

これらはすべて、レゴ直販および小売パートナーから2021年1月1日より発売される。ホリデーシーズンの直後ということもあり、人気のギフトセットとしては少し物足りないようにも思えるが、任天堂はオリジナルのスターターコースや他のキットも販売している。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:LEGO任天堂
画像クレジット:Nintendo

原文へ

(翻訳:塚本直樹 / Twitter

NES35周年を記念してスーパーマリオが走る2646ピースのレゴが登場

あなたにもそんな感覚がわかるだろうか。ファミコンの海外版であるNES(ニンテンドーエンターテインメントシステム)の35周年があなたにそっと近づいてくるときに、熱い血が駆け巡るような過ぎ去った青春を懐かしむ紛れもなく圧倒的な感覚を。元祖NESは7月15日に35歳を迎える。我々自身がいつか死ぬ運命にあることを衝撃的なかたちで思い出させ、またそのことを祝福するために、Lego(レゴ)はこの夏発売予定の感動的なセットを発表した。

画像クレジット:Lego/Nintendo

短い予告を経て、NES Building Kit(NES組み立てキット)が正式に発表された。組み立て可能なコンソール、カートリッジ、コントローラーを備えており、コンソール側面にアナログ音声端子もある。ゲームをシステムに差し込むことができ、コントローラーにはシステム正面に接続するコードがある。しかし、最も魅力的なのはあの時代にふさわしいテレビだ。手動ハンドルを回すと、組み込んだ2次元のマリオがスクロールするステージを走ったりジャンプしたりする。

画像クレジット:Lego/Nintendo

正直、出来栄えは素晴らしい。本当にうまい。クラシックコンソール上の角ばった8ビットグラフィックスを背景に動く。そのかわいい相棒にすでに発表されたレゴのマリオセット(未訳記事)が加わる。相乗効果の力は強い。レゴセットからマリオをテレビの上に差し込み、2Dの相棒がステージを進むと、スピーカーからBGMと効果音が流れる。

画像クレジット:Lego/Nintendo

価格については何も公表されていないが、多くのファンにとって最終的な価格は問題にならないことは間違いない。また、レゴに関して知られていることを踏まえれば、安くはならないと推測するのが無難だと思われる。セットには2646ピースある。筆者が見た中で技術的に最も印象的なレゴセットの1つだ。精巧なコンソールから始まり、回転システムで背景を前進させると、棒に刺さったマリオが上下に弾みながら実際に段差を登る。一方、レゴセットのマリオはテレビの上からさまざまなブロックの色を認識して、対応する音を出すようだ。

正直なところ、これは人間のあらゆる郷愁のツボを巧みにかつ同時に刺激する。あなたが抗うことはできない。だからそれなりに資金を用意し、棚の場所を確保しておいたほうがいいだろう。あえて推測するなら、ざっくり300ドル(約3万2000円)くらいだろう。子供が遊べるマリオセットで、元祖NESで遊んで育った両親が子供と話せる材料だと考えてほしい。スーパーマリオセットとともに、8月からレゴサイト(およびオープンしている実店舗)で入手可能。来年のどこかでもっと多くの小売店で入手可能になっているはずだ。 

画像クレジット:Lego/Nintendo

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi