iOS 8.1は火曜に公開―目玉はApple Pay、iCloud写真ライブラリー、カメラロールも復活

今日(米国時間10/16)、Appleのクパチーノ本社のタウンホール・オーディトリアムで開かれたプレスイベントで、ソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長のCraig FederighiがApple PayとiCloud Photo Libraryを始めとするiOS 8.1の新機能について説明した。iOS 8.1の一般公開は月曜日〔日本時間火曜〕となる。

Federighiによれば、8.1でiCloud Photo Libraryを利用する場合、5GBまでは無料、20GBまで月額0.99ドル、 200Gまで月額3.99ドルだという。プランは最高1TBまで用意されている。

もうひとつの良い知らせは、8.0で削除されて不評だったカメラロール・ギャラリーが8.1で復活したことだ。

Federighiは「この点についてAppleに苦情が押し寄せたのでわれわれは改善を決断した」とジョークを飛ばした。つまりカメラロールの削除を取りやめたわけだ。.

iOSデバイスのユーザーは8.0にアップデートした後、カメラロールとフォトストリームが見つからず、アップデートによって削除されたと知って強い不満を訴えていた。この問題に対する問い合わせと苦情でAppleのサポートスレッドはパンクしてしまった。iOS 8.0でAppleはカメラロールの代わりに「最近追加された写真」というセクションを用意したのだが、古い習慣は根強く、新しい仕組みはユーザーに受け入れられなかった。

iOS 8.1にはiCloud Photo Libraryのベータ版が追加され、すべてのAppleデバイスで写真を閲覧、編集できるようになる。またContinuityという新機能はユーザーがひとつのAppleデバイスで始めた作業を他のAppleデバイスで続けることができるようにする。デスクトップ、ノート、スマートフォン、タブレットがすべてシームレスにつながるという。またContinuityにはMacで電話を受ける機能が含まれている。

アップデート:iOS 8.1の一般公開は月曜という発表があったので本文をそのように修正した〔日本では火曜〕。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple、新しいMac Miniを発表、ベースモデルは499ドルに値下げ

サプライズだ! みんな新しいiPadとMacが来ることは知っていたが、Appleはもう一つちょっとしたニュースを今日の発表の最後に隠し持っていた。新しいMac Miniだ。

で、何が新しいのか? 一番はっきりしているのは価格で、ベースモデルは599ドルから499ドルに下がった。世代間で20%近い価格低下だ。

どうやらAppleはFirewireポートを外し、代わりに・・・第2のThunderbolt 2ポートを載せたようだ。これで、Thunderbolt 2ポートが2基、USBポートが4基、LANポート、SDXCスロット、およびHDMI出力を備えることになった。

Appleは、同社の他の製品と同じく、WiFiチップを802.11acに(802.11nから)アップグレードし、WiFiの最大理論速度を866 Mb/sとした(もちろんあなたのルーターが追いつければの話だが)。
モデルは以下の3種類:

  • 499ドル:1.4 Ghz CPU、500GB 回転するディスクドライブ、4GB RAM、Intel HD Graphics 5000
  • 699ドル:2.6 GHz CPU、1TB 回転するディスクドライブ、8GB RAM、Intel Iris Graphics
  • 999ドル:2.8 Ghz CPU、1TB 半導体ドライブ、8GB RAM、Intel Iris Graphics

これは言っとおくべきだことだが、相当安いとはいえ499ドルのベースモデルはどうみても・・・最先端ではない。「最先端」は、市場最安値のMacを買う人が求めるものではないとはいえ、上位モデルとの格差は驚くほど大きい。ベースモデルでのみ使用されているIntel HD 5000チップは、2年以上前の製品だ。そしてCPUは? 次に上位の機種の約半分のスピードだ。言い換えれば、みなさんが欲しくなるのは少なくとも真ん中のモデルだと言うことだ。

新しいMac Miniは今日から出荷される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、Retinaディスプレイ付iMacを発表

iPadシリーズの新装に加えて、Appleは今日(米国時間10/16)、iMacの新製品を発表し、Appleのデスクトップ機に初めてRetinaディスプレイが塔載された。

過去何世代かのiMacと同じ薄型ボディに身を包まれた、新しいオールインワンは、27インチのRetina 5Kディスプレイ、14.7 メガピクセル(4Kより67%多い)を備え、Appleが去る6月のWWDCで発表したオペレーティングシステム、Mac OS X Yosemiteと共に出荷される。

この新しいiMacは、これまでAppleが発表しオールインワン機の中で、群を抜いてパワフルだ。3.5 GHz Intel Core i5とAMDのモバイルRadeon 290Zグラフィクスチップを塔載し、どちらも(それぞれ4.0 GHz Core i7およびモバイルRadeon 295 GPUに)アップグレード可能できる。価格は2499ドルからで、Appleのハイエンドデスクトップ機、Mac Proとほぼ同じ価格帯に入った。

コンピュータにそんなお金を注ぎ込むつもりのある人は、長く待つ必要はない。Appleは、新しいiMacの予約を今日から受け付けると言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook