アップルのHomePodの新機能「インターコム」で家庭内ボイスメッセージが実現

Apple(アップル)は米国時間10月13日、発売されたばかりのHomePod Miniを含む、HomePodシリーズで利用できる新機能「Intercom(インターコム)」を発表した。インターコムはAlexaの「アナウンス」機能と同様に、HomePodのオーナーがスマートスピーカーや他のアップルデバイスを活用して、家族全員と一度にコミュニケーションをとる手段だ。

ユーザーはiPhoneやiPad、Apple Watch、Mac、さらにはAirPodsとCarPlayによりインターコムを使用できる。この機能はすでにアップルのエコシステムに購入している家庭にとって、最もメリットのあるものとなる。

インターコムではアップルがデモしたように、親は下階にあるアップルデバイスを使って外出の時間だと家族に伝え、家族は近くにあるアップルデバイスを使って返信できる。

インターコムを使用する場合、ユーザは「Hey Siri, tell everyone…」と言ってから、送信したいメッセージを続ける。メッセージの受信者は「Hey Siri, reply…」と応答することになる。

原則的には、すべてのデバイスにメッセージが届くわけではない。アップルによると、インターコムのメッセージは家庭のHomePodスピーカーとユーザーのAirPodsで再生され、個人のデバイスには代わりに通知が表示されるという。

アップルが自社のエコシステムを活用して、インターコムのような機能を展開する能力は、すでに同様の機能を自社のスマートスピーカーとディスプレイに提供しているライバルかつ市場をリードするAmazon(アマゾン)やGoogle(グーグル)に対する、スマートスピーカー分野における競争上の優位性を証明できるかもしれない。

HomePod miniは99ドル(約1万1000円)という価格設定で、より購入しやすくなっている。また消費者は、アップルが音声録音の処理方法に関してプライバシーをサポートしていることから、製品を購入しようとするかもしれない。

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(翻訳:塚本直樹)

iPhone 12 Proのカメラは撮影後に写真をいじくりまわすのが好きな人が喜ぶ機能が満載

アップルが発表したiPhone 12 Proシリーズは、すでに強力だったカメラシステムにさらに改良を加え、「本格的な」写真家、つまり撮影後に写真をいじくりまわすのが好きな人が喜ぶ機能を追加した。もちろんこのアップグレードは、私たちのような「興奮して忘れる」撮影者にとっても注目すべきものだ。

最も目に見える変化は、背面カメラの3つのレンズシステムのうち2つの再設計だろう。iPhone 12 Pro Maxは、より奥行きのある新しい望遠カメラが搭載されており、従来の52mm相当ではなく65mm相当となっている。この近接光学レンズは多くの人が重宝するだろう。結局のところ、52mmはポートレート撮影ではまだかなり広角寄りだった。

iPhone 12シリーズの全モデルに共通する改良された広角レンズは、レンズを7つの要素に簡素化し、光の透過性を向上させ、F/1.6と同等の口径を実現している。特に改良された「ナイトモード」では、多くの光を取り込めるようになっている。

iPhoneのカメラ分解図

そして、おそらくより重要なハードウェアの変化は、センサーレベルの手ぶれ補正が広角カメラに導入されたことだろう。このシステムは、デジタル一眼レフカメラで初導入された仕組みで、動きを検出し、それを補正するために1秒間に何千回もセンサーを少しずつ移動させる。これはレンズ自体をシフトする手ぶれ補正よりもシンプルな代替手段だ。

実際のところ、各社のどのスマートフォンでもフラグシップモデルにも何らかの手ぶれ補正機能が搭載されているが、重要なのはその実装方法。アップルはiPhone 12 Proの手ぶれ補正機構を「ゲームチェンジャー」と表現したが、それは実際のテストで判断したい。いずれにしても、これが今後のiPhoneカメラシステムの標準になることが予想される。ちなみに本日のバーチャルイベントのプレゼンターは、約2秒間の手持ち撮影を可能にする機能を紹介していたが、私はこの機能については話半分に聞いておく。

iPhoneで処理された写真のレイヤーを示す画像

ソフトウェア面では、Apple ProRAWが発表された。iPhoneをプライマリまたはセカンダリのカメラとして使用している写真家にはありがたいフォーマットだ。通常、iPhoneで撮影した画像は、センサーが収集した情報のほんの一部しか画面に表示されない。余分なデータの削除、色のパンチング、良好なトーンカーブの検出など、大量の処理が必要になる。これらの処理によってカスタマイズ性を犠牲にしつつも、見栄えのいいイメージが作成されるわけだ。しかし「余分な」情報を捨てると、色とトーンの調整範囲が大幅に狭くなるというデメリットもある。

iPhoneのカメラアプリでRAWモードで撮影した画像

デジタル一眼レフカメラを扱う写真家なら当然知っているように、RAWファイルがその答えだ。RAWでは、センサーが収集するものを最小限に処理した表現となり、写真の見栄えをよくするための作業ををユーザーが実行できるようになる。 RAWフォーマットで撮影できるようになると、iPhoneのデフォルトの画像処理に縛られていると感じていた写真家を解放できるわけだ。もちろん、iPhoneの画像処理を回避する方法は以前にもあったが、アップルはiPhoneのカメラアーキテクチャへの低レベルのアクセスが可能なサードパーティ製アプリよりも当然優位性があるため、Apple ProRAWはおそらく新しい標準になるだろう。

また、iPhone 12 Proシリーズでは、Dolby Visionで撮影することも可能になる。Dolby Visionのグレーディング(補正)は、映画やコマーシャルをデジタルシネマカメラで撮影した後の、いわゆるポストプロダクションで使われるものだ。iPhone 12 ProをBカメラ(2台目のカメラ)として使う場合に、このフォーマットは便利かもしれない。実際にiPhone 12 Proを使ってDolby Visionで撮影した撮影監督のEmmanuel Lubezki(エマニュエル・ルベツキ)氏が認めれば、地球上のほぼすべての人にとって十分な映画を作れるだろう。まぁ、スマートフォンのカメラで一緒に仕事をする人がいるとは思えないが。

Apple ProRAWとDolby Visionという2つの進歩は、新搭載のSoC(System-on-a-chip)であるApple A14 Bionicチップによって写真処理に多くの余地を残していることを示している。前にも書いたように、SoCは現在のイメージングワークフローの中で最も重要な部分であり、アップルはおそらく最新チップが提供するパワーを活用するためにあらゆる方法を考え出すだろう。

カメラやレンズの大型化は通常のiPhoneシリーズには望めない利点だが、その逆もまた然りだ。そして、iPhoneが映画のようなクオリティを提供できるようになればなるほど、携帯性と使いやすさといった利点も大きくなる。アップルは熱心な写真家をターゲットにしてきたが、彼らは高機能カメラ付きのスマートフォンに加えて、一眼レフやミラーレスを買いたいのかどうか確信が持てない。アップルは、こういった層に向けてスマートフォンとしての側面をアピールし、世代ごとにユーザー数を増やしているに違いない。

もちろん、iPhone 12 Proシリーズは通常のiPhoneよりも高価で、10万円を超えるプレミアムな価格だ。しかし、これらの改良店は、将来的にローエンドモデルに搭載することも困難ではないはず。おそらく来年のiPhoneにはProシリーズの一部の機能が通常のiPhoneシリーズでも使えるようになるはずだ。もちろんそれまでに、アップルはProシリーズ向けにまったく新しい機能セットを用意するだろう。まあ、写真家にとって計画的なカメラの陳腐化はライフスタイルの一部だ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、iPhone、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

iPhone 12 ProのLiDARスキャナーを使ったAR体験一番乗りはSnapchat

Apple(アップル)は、米国時間10月13日に行われたiPhoneイベントにて、最新のフラグシップモデルiPhone 12 Proと12 Pro Maxを発表した。その他の新型iPhoneと異なり、これらの機種にはLiDARスキャナーが搭載されている。より没入感の高い拡張現実(AR)体験をもたらすものだ。Snapchat(スナップチャット)は同じく米国時間10月13日、このLiDAR対応カメラを使う新技術を、他社に先駆けてアプリに採用することを明かした。

同イベントでアップルが説明していたとおり、LiDAR(光検出と測距)スキャナーは、光が目標に到達して戻ってくるまでの時間を計るものだ。

iPhoneの機械学習技術と開発フレームワークを使うことで、iPhoneはLiDARを通じて周囲の世界を理解できるようになる。

アップルは、この技術をiPhone 12 Proに採用し、その「暗闇でも見える」能力を応用して暗い場所での写真の画質を向上させている。

画像クレジット:Appleのプレゼンテーション(スクリーンショットはTechCrunch)

この技術を使えば、アプリ開発者はiPhoneの周囲の正確な深度マップが作れるようになり、即応性が向上するためARは高速化し、ARを応用した新しいアプリ体験が可能になる。

具体的にいえば、アプリ開発者はこの技術を使うことでオブジェクトや部屋のスキャンが可能になるということだ。例えばAR買い物アプリ、家のデザインツール、ARゲームなどが考えられる。

写真や動画のエフェクトにも使える。iPhoneは部屋の奥行きや物の位置を「見る」ことができるため、画像の中に正確にARオブジェクトを配置するといったことも可能になる。

画像クレジット:Appleのプレゼンテーション(スクリーンショットはTechCrunch)

これは、Snapchatが準備しているような新しいAR体験の原動力となる。すでに最上級のAR写真フィルターで知られる同社は、iPhone 12 Pro専用のLiDARを利用した「レンズ」をすぐにローンチすると話している。

アップルは今回のiPhoneイベントでLiDARを説明する際に、SnapchatのLiDARを使った機能をちらりと紹介していた。

上の写真は、SnapchatアプリのARレンズのものだ。テーブルや床の上が花と葉っぱで埋め尽くされ、ユーザーの顔に向かって小鳥が飛んでくる。部屋の奥に置かれた植物は、手前のものよりも遠くにあるように見える。さらにキッチンの戸棚を蔓が覆っている。物理的な空間のどこにテーブルや戸棚があるかを、認識している証拠だ。

Snapchatレンズの小鳥は、人の背後に回ったときには陰に隠れて見えなくなる。また、人の手の上に正確に止まる。

これがまさに、Snapchatが開発中のレンズだとわかるが、今のところ同社はそれ以上の詳細は公表していない。しかし、LiDARを使ったSnapchatの体験がどんなものかを感じることはできる。

Apple iPhoneイベントの動画の59分41秒あたりで、実際にSnapchatのレンズの動作を見ることができる。

【更新情報】米国東部時間10月13日午後4時47分、ここで公開されているレンズが、実際にローンチされるものだとの確認がとれた。

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カテゴリー:ネットサービス
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画像クレジット:Denis Charlet / AFP / Getty Images

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(翻訳:金井哲夫)

アップルがフラグシップとなる5GモデルiPhone 12 ProとPro Maxを発表

米国時間10月13日に開かれたApple(アップル)のiPhoneイベントで、一連の新型iPhoneが公開されたが、その筆頭は発表されたばかりのフラグシップモデルであるiPhone 12 Pro(10万6800円〜)と、iPhone 12 Pro Max(11万7800円〜)だ。5Gに対応したこの新型モデルは、全面が画面となるRetina XDRディスプレイ、A14 Bionicチップ、セラミックシールドのフロントカバー、LiDARスキャナーそしてもちろんiPhoneで最上級のカメラシステムを備えている。

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxには128GB、256GB、512GBの3つの仕様があり、仕上げはグラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルーという4種類から選べる。

画像クレジット:Apple

当然ながら、5Gが最大のセールスポイントだ。この新技術によりスピードが格段に上がる。つまり、ダウンロードとアップロードが速くなり、ストリーミングの画質が上がり、ゲームのレスポンスが向上し、アプリの反応も速くなるなど、さまざまな恩恵がある。

もちろん新しい5Gスマホの当面の需要は、特に新型コロナウイルスがいまだに手の付けられない状態にある米国などの市場では、パンデミックによって沈静化される恐れがある。自宅勤務をしているユーザーたちも、パンデミック前とは違い、今すぐ5Gにアップグレードする必要性を感じていないだろう。1日の大半を自宅で過ごす人たちの多くは、Wi-Fiが使える環境にあるからだ。

米国では、iPhone 12 Proは人が混み合う場所であっても、最大4Gbpsの速度で使えるとアップルは話している。データ使用量とバッテリーパワーのバランスをリアルタイムでインテリジェントに調整するSmart Data(スマートデータ)機能が、さらにデータ転送の高速化を助ける。

この新型iPhoneの内部には、16コアのNeural Engine(ニューラル・エンジン)を採用したA14 Bionic(バイオニック)チップが搭載され、性能は80%向上したとアップルは主張している。これは、1秒間に11兆回の演算が行える処理能力だ。以前のモデルよりも高速で効率性も高い。

美的観点からも、この新型iPhoneはどこか違っている。

6.1インチのiPhone 12 Proと6.7インチのiPhone 12 Pro Maxは、フラットエッジデザインとなり、縁が狭く、端から端まで有機ELディスプレイが広がっている。エッジが「より四角く」なったことで、昔のiPhoneのデザインを思い起こさせる。

Pro Maxには、これまでで最大の画面が搭載され、解像度もほぼ350万ピクセルと最高になった。

背面はマットなガラス仕上げで、エッジにはステンレス製のベルトが巻かれている。しかし、新しいのはアップルが「Ceramic Shield(セラミックシールド)」と呼ぶものだ。いわば「ひび割れしにくい」頑丈なフロントカバーで、落としたときの耐久性はiPhone 11 Proの4倍だとアップルはいう(これは確かめなければ!)。

画像クレジット:Apple

iPhone 12 Proは、水深6メートルで30分間耐えられる防水性も備えている(IP68等級)。

もうひとつ、このハイエンド機の大きな魅力といえば、もちろんカメラシステムだ。

今度のカメラは、新しい画像信号プロセッサー(ISP)とA14 Bionicに支えられ、2020年中に「Apple ProRAW」形式に対応するとのことだ。この形式は、アップルのマルチフレーム画像処理技術と計算写真学的性能にRAWの汎用性を組み合わせたものだ。具体的には、iPhone上でネイティブに、あるいはサードパーティー製の写真編集アプリを使って、色、ディテール、ダイナミックレンジをクリエイティブに調整できるようになる。

iPhone 12 Proにはさらに、絞り値ƒ/1.6の新しい7枚構成の広角カメラが搭載された。処理速度はiPhone製品の中では最高となり、暗い場所での動画や写真の画質の向上が期待される。超広角カメラは視野角が12度となり、焦点距離52ミリの望遠カメラには4倍の工学ズームが備えられた。

iPhone 12 Pro Maxではさらに、センサーが47%大きくなり、ピクセル幅が1.7μmとなったことで、暗い場所での画質が87%向上するとアップルは話している。超広角カメラと焦点距離65ミリ、工学ズーム5倍の望遠カメラも備える。

ナイトモードがフロントのTrueDepthカメラと超広角カメラでも使えるようになり、タイムラプスをナイトモードにすれば、より鮮明な動画が撮影できる。iPhoneを三脚に固定すれば、光の軌跡や露光の変化もさらに滑らかに撮れる。

Deep Fusionも高速化され、スマートHDR 3の画像はより実際に近いものみなるとアップルは説明している。

画像クレジット:Apple

動画は最大60fpsのDolby Vision対応HDRの撮影が可能となり、安定度が増した。4K Dolby Visionの動画は、AirPlayで共有できる。

その上、新たにLiDARスキャナーが搭載された。AR(拡張現実)に対応するための機能だ。

これは、暗い場所でも6倍速くなったオートフォーカスとの組み合わせで、より高速でリアルなARを提供するも。これを使うことで、Snapchat(スナップチャット)のフィルターのような、おもしろいアプリやアプリ内体験が現れる可能性がある(特に解説はなかったが、デモの中でSnapchatがちらりと見えた)。

もうひとつ、この新型iPhoneの消費者にとってうれしい機能は、MagSafe(マグセーフ)だろう。これは、無線充電を可能にするものであり、同時に、磁石でくっ付くアクセサリーを使えるようにするものだ。新しいアップルのMagSafe対応iPhoneレザーウォレットなどがそれにあたる。米国時間10月16日にはMagSafe充電器、iPhone 12 Pro用シリコンケースとクリアケースのセットが発売される。Leather Caseの発売は米国時間12月6日。MagSafe Duo ChargerとLeather Sleeveが、その後に発売が開始される。

画像クレジット:Apple

iPhone 12 Proの米国での予約は、米国太平洋夏時間で10月16日金曜日午前5時から受付が開始される。米国での販売は米国時間10月23日より。iPhone 12 Pro Maxの予約受付は米国太平洋夏時間11月6日午前5時から。米国での販売は米国時間11月13日からとなる(日本ではPro、Pro Maxともに10月16日午後9時から予約開始)。

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(翻訳:金井哲夫)

ライブ配信を見逃した人のためのアップル新iPhone発表イベントまとめ、iPhone 12シリーズ、HomePod mini、MagSafe復活

9月のイベントから1カ月弱でApple(アップル)はまたビッグイベントを開催した。誰もが今度こそは新しいiPhoneが登場すると期待していたはずだ。期待は裏切られず、アップルはiPhone 12を4モデル発表した。また新しいHomePod miniもリリースされた。

イベントをライブで見なかった読者のために発表の内容を簡単にまとめておこう(詳しくは私たちの個別記事を参照)。

HomePod Mini

画像クレジット:Apple

アップルは新しいHomePod Miniの紹介からイベントをスタートさせた。名前のとおりこれはHomePodスマートスピーカーのミニ版だ。

Home Pod miniの狙いは、消費者に複数買わせて家のあちこちに配置してもらうことのようだ。アップルはまずSiriのスマートホーム機能の説明から始め、続けてインターコムという新機能を紹介した。ユーザーは他のHomePodをはじめiPhone、Apple Watch、CarPlayからHome Podに音声メッセージを送ることができる。また1部屋にHome Podを2台置けば、自動的にステレオ再生が設定されるとという。

HomePod Miniは日本では1万800円(税別)、カラーバリエーションは標準サイズのHome Podと同じく、ホワイトとスペースグレーの2種類だ。予約受付は11月6日から開始され、出荷は11月16日からスタートする。

iPhone 12シリーズ4モデル

iPhone 12シリーズ(画像クレジット:Apple)

アップルは新しいiPhoneを1種類のみならず4モデルも発表した

機種が多くなり、製品構成がややわかりにくくなったかもしれない。アップルがイベントで発表したiPhoneは、12 Mini(7万4800円〜)、12(8万5800円〜)、12 Pro(10万6800円~)、12 Pro Max(11万7800円〜)の4モデルだ(いずれも日本での価格、税別)。どのモデルも驚くほどではないが少しずつ改善され、少しずつ大きくなり、少しずつ価格が高くなっている。簡単に各モデルを比較してみよう。

セールスポイントはすべてのモデルで5G接続をサポートする点であり、それに加えてディスプレイも改良された。カメラは超広角がサポートされ、広角に夜間モードが追加された。筐体のデザインは、以前のiPhone 4、5を思わせるフラットな側面となっている。

iPhone 12 Miniのディスプレイは5.4インチ、12は6.1インチ、12 Proは12と同サイズの6.1インチだが、筐体がステンレス製となる(他のモデルはアルミ製)。またカメラアレイに12メガピクセルの望遠カメラが搭載される。12 Pro Maxは6.7インチの大型ディスプレイとLiDARセンサーを備える。これにより低照度状態でも高速で精密にフォーカスを合わせることが可能となり、また室内を3Dスキャンすることができるという。

新しいiPhoneのディスプレイにはCorningと提携して開発されたCeramic Shieldテクノロジーが使われている。アップルによれば、従来のモデルと比べて4倍の落下耐久性があるという。iPhone 12、12 Miniのカラーバリエーションはブルー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラックの5色だ。一方、12 Pro、12 Pro Maxはブルー、ゴールド、ブラック、ホワイトとなっている。

IPhone 12の全モデルはアップル製のA14 Bionicを搭載する。これは2020年8月に発表されたiPad Airと同じチップだ。

iPhone 12、12 mini、12 Pro各モデルとも予約受付が開始されているが、Pro Maxの予約は11月6日からとなる。また、アップルは価格を下げてiPhone 11の販売を続けると発表している(詳細はアップルサイトを参照)。

MagSafe

iPhone 12 Proシリコーンケース、MagSafeレザーウォレット(画像クレジット:Apple)

MagSafeが復活した。少なくともこの名前は復活した。

以前のMacノートの充電システムから名前を借りたものだが、iPhoneのMagSafeは無線充電器にiPhoneを載せると、自動的に最適な位置に密着する。これはMagSafe対応のiPhoneケース、クレジットカードホルダーなども同様だ。

MagSafe Duoは折りたたみ式でiPhoneとApple Watchを同時に充電できる。またBelkinなどのサードパーティがMagSafe対応の製品を準備中だと発表された。

MagSafe Duo Charger(画像クレジット:Apple)

充電アダプター、イヤフォンは同梱されず

しばらく前から噂として出ていたが、公式に確認された。アップルは今後イヤフォン、充電アダプターを同梱しない。同社は理由として環境に対する負荷を挙げているが、同時に、互換性ある充電器などが市場に「無数に出ている」とも述べている。ただし新しいiPhoneにはUSB-CとLightningの変換ケーブルは同梱される。

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滑川海彦@Facebook

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

Apple(アップル)は10月14日、スマートスピーカー新製品「HomePod mini」を発表した。価格は税抜1万800円。発売は11月6日予定。本体色はホワイトとスペースグレイの2色。

HomePod miniは、音声アシスタントSiriを搭載するHomePodファミリーの新製品。高さ84.3×幅97.9mmの球形デザインを採用しており、重量は345gとなっている。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

コンパクトなデザインながら、Apple設計のフルレンジドライバーを内蔵しており、ネオジム磁石と一対のフォースキャンセリングパッシブラジエーターを備え、深い低音域とクリアな高音域を実現するという。

さらに、Appleが設計したアコースティックウェーブガイドにより、音の流れをスピーカーの底部に導き、底部から音を響かせることで、360度の臨場感あふれるオーディオを楽しめるようにしている。またこれにより、HomePod miniを部屋のどこに置いても一貫したサウンドを聴けるそうだ。

大音量のサウンドを実現するために、Apple S5チップを搭載。再生する音楽の特性を解析し、複雑なチューニングモデルを適用して音量を最適化し、ダイナミックレンジの調整を行い、そしてドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムで制御する。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

また「Hey Siri」という呼びかけを3つのマイクアレイでを聞き取り、4つ目の内向きのマイクがスピーカーからの音を分離することで、音楽再生時の音声検出を向上させた。

このほか、複数のHomePod miniを同期させることで、音楽やPodcastを複数の部屋にストリーミング可能。ひとつの部屋に2台のHomePod miniを置くと、ステレオペアとして音声コンテンツを再生できるようになる。

HomePod miniは、インターコム機能もサポート。家に2台以上のHomePodシリーズを置くと、同機能機能を使って家族同士で声のやり取りが行える。Siriに話しかけるだけで、メッセージが家中に、または部屋ごとに届けることができる。Siriへの音声コマンドだけで、消灯・室温の調整・ドアの施錠など、スマートホームアクセサリーとの連携も行える。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

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iPhone 12とHomePod miniの画像が流出
10月14日午前2時からのアップルスペシャルイベントはこちらから視聴可能

iPhoneイベント開催中にアップル株は下落、ベライゾン株は急上昇

米国時間10月13日、Apple(アップル)はいくつかの新しいハードウェアを発表した。主な内容は、約1万円のSiri内蔵スマートスピーカーのHomePod mini、5G対応のiPhone 12シリーズ、MagSafeの復活、環境保護をうたったいくつかのコスト削減などだ。

おそらく通信業界の投資家が今回のバーチャルキーノートを注視している中で、アップルはプレゼンテーションの一部にVerizon(ベライゾン)のCEOを務めるHans Vestberg(ハンス・ヴェストバーグ)を連れ出した。ベライゾンはTechCrunchの親会社だ。

市場の反応

アップルの株価はイベント前は上げ下げを繰り返していたが、イベント前の午前中の取引で何とか横ばいに持ち直した。イベントが始まると株価は少し上昇したが、進行するにつれて下落し、イベント終了後には少し持ち直した。アップルの株主にとっては、この件について詳しくあまり書く価値はないだろう。

今回のイベントはベライゾン大きな影響を与えたようだ。ベライゾンがこのイベントに参加した時点の株価を確認してほしい。ベライゾンの株価の動きは、この種のイベントで我々が望む反応だ。イベントに登壇した会社が株価が大幅に上昇するほど注目すべきことが発表されたということだ。

最近のアップルのイベントは事前にリークされることが多いので、アップルの株価があまり動かないのは当たり前なのかもしれない。

アップルとは対照的に、ベライゾンの発表内容は驚きだった。The Vergeの言葉を借りれば、ベライゾンは「全米5Gネットワークを発表」したのだ。投資家はこのニュースを好感したが、その後にベライゾン株は少し下がって売られた。

Apple iPhone Event

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タグ:Apple、Verizon、iPhone、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

アップルが7万4800円からのiPhone 12シリーズ、10万6800円からのiPhone 12 Proシリーズ発表

アップルが7万4800円からのiPhone 12シリーズ、10万6800円からのiPhone 12 Proシリーズ発表

Apple(アップル)は米国時間10月13日、スペシャルイベントを開催。5G対応のiPhone 12シリーズ、iPhone 12 Proシリーズを発表した。iPhone 12シリーズの価格は税抜7万4800円から、iPhone 12 Proシリーズは税抜10万6800円から。予約注文開始は、iPhone 12とiPhone 12 Proが10月16日午後9時から、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは11月6日からとなっている。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

iPhone 12シリーズは、6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」を用意。iPhone 12の価格は税抜8万5800円から、iPhone 12 miniは税抜7万4800円から。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

iPhone 12シリーズは、OLED(有機EL)のSuper Retina XDRディスプレイを採用。最大解像度については、iPhone 12が1170×2532ピクセル(460ppi)、iPhone 12 miniは1080×2340ピクセル(476ppi)で、それぞれコントラスト比200万:1、最大輝度625nit(標準)、最大輝度1200nit(HDR)となっている。

またiPhone 12シリーズは、iPhone 11と比較し11%薄型化、15%小型化、16%軽量化も実現。iPhone 12は、サイズ:幅71.5×高さ146.7×奥行7.4mm、重量:162gとなった。iPhone 12 miniは、サイズ:幅64.2×高さ131.5×奥行7.4mm/重量133gとなっている。

ディスプレイのカバーガラスとして、コーニングの協力のもと新たなガラス素材Ceramic Shieldを開発。カバーガラスとアルミニウムボディのエッジを同じ高さにしたことで、耐落下性能が4倍向上した。

プロセッサー(SoC)は、10.9インチ「iPad Air」と同じく5nmプロセス製造のApple A14 Bionicチップを採用。内蔵の4コアGPUによる画質向上、16コアのNeural Engineによる機械学習の高速化が行われている。ストレージは64/128/256GB。

また背面カメラとして、絞り値f1.6の広角カメラと、絞り値f2.4/視野120度の超広角カメラを搭載しており、超広角カメラでもナイトモードが利用可能となった。写真に写っている被写体をA14 BionicのNeural Engineによる機械学習で識別し、必要に応じてシャープネス、色、ホワイトバランスを調整するスマートHDR3もサポートしている。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

動画撮影では、背面カメラ・前面カメラ(TrueDepthカメラ)とも、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)が可能。

このほか、防水性能はIP68(最大水深6mで最大30分間)に対応した。

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6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

iPhone 12 Proシリーズでは、6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」が登場。iPhone 12 Pro Maxの価格は税抜11万7800円から、iPhone 12 Proは税抜10万6800円からだ。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

SoCとしては、Apple A14 Bionicチップをそれぞれ採用。ストレージは128/256/512GB。最大解像度は、iPhone 12 Pro Maxが1284×2778ピクセル(458ppi)、iPhone 12 Proは1170×2532ピクセル(460ppi)。

背面カメラとして、絞り値f1.6の広角カメラ、絞り値f2.4/視野120度の超広角カメラ、絞り値f2.0の望遠カメラを搭載。また、広角および超広角カメラではLiDARスキャナー活用ナイトモードポートレートをサポート。LiDARスキャナーは、物体に向かって照射した不可視光線がレシーバーに返ってくるまでの時間を計ることで、絶対深度(距離など)を計測するというもの。これをナイトモードで活用することで、暗所でのオートフォーカスが最大6倍高速化した。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

iPhone 12 Pro Maxでは、広角カメラ向けにセンサーシフト手ぶれ補正を採用。デジタル一眼レフカメラ同様に、センサーだけを動かすことで精密な手ぶれ補正を行える。

動画撮影では、背面カメラ・前面カメラ(TrueDepthカメラ)とも、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)が可能。

このほか、防水性能はIP68(最大水深6mで最大30分間)に対応した。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

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今後iPhoneにイヤフォンや電源アダプターはついてこない

壊れたイヤホンや余分な電源アダブターでいっぱいの引き出しは、新しいiPhone 12を買うことにすればこれ以上ひどくならないだろう。Apple(アップル)は再強化した環境フットプリント削減への取り組みの一環として、今後この種の部品を製品パッケージに含めなくなる。

米国時間10月13日に開催されたiPhoneイベントで、アップルのLisa Jackson(リサ・ジャクソン)氏は2030年までに全世界で「温暖化ガス排出量ネットゼロ」を目指していることを説明した。これは、製造、組み立てから梱包、デバイスのリサイクルまですべてをカーボンニュートラルにするという意味だ。これを達成するためには、ソーラー発電の利用や運用効率化を進めることはもちろん、ムダを省くことが必要となる。

そのために同社は、iPhoneの初期から見慣れたあの白いイヤホンと電源ケーブルをつなぐための標準電源アダプターを付属品から取り除く。

「Lightningイヤフォンはすでに7億個出回っていて、多くのユーザーがワイヤレス充電に移行しています」とジャクソン氏は説明。「さらに世界には20億個のアップル製電源アダプターがあり、それ以外にサードパーティのアダプターが数十億個あります」と続けた。

幸いなことに、電源ケーブルはついてくる。標準のUSB-C-Lightningケーブルで古い電源アダプターやノートパソコンに繋げられる。

その結果は箱の中身が減っただけではなく、箱そのものが小さくなり、パレットにこれまでより多くの製品を積めるようになる。大した効果ではないと思うかもしれない。「箱を小さくして世界を救うって、それ本当?」 しかしAppleほどの規模になると、1回の出荷に1.5倍積めることは何千もの運送便を減らせることを意味している。これはAppleによると、年間45万台の自動車を減らすことに相当するという。

Appleは、完璧ですばらしい端末を不必要かと思われる毎年のサイクルで作り続けていることや、ヘッドホンジャック廃止などの選択によって何百万ものアクセサリーを無用にしていることについては言及しなかったが、それは当然のことだ。彼らは問題に一役買っているかもしれないが、それは他の主要家電メーカーすべてに言えることであり、少なくともAppleは帳尻を合わせる努力をしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルが「MagSafe」でアクセサリーとワイヤレス充電器の新エコシステムを構築

Apple(アップル)はiPhone 12を発表したが、その背面にはいくつかの新機能が隠されていた。磁石の力でアクセサリーをiPhoneにピタッとつけられる。同社はこの磁石システムを利用した新しいアクセサリーを発売し、新しいケースやワイヤレス充電器にカードホルダーがある。

本体の背面には何層もの仕掛けが重なっていて、磁力計、銅グラファイトシールド、シールドが2つ、複数の層の磁石、NFCアンテナなどが入っている。

しかしアップルは磁石をつけるためだけに磁石を内蔵したのではない。これによってアクセサリーのまったく新しいエコシステムが築かれ、そこにはアップルブランドのアクセサリーもある。

同社は2種類のワイヤレス充電器を発売する。同社がワイヤレス充電器を発表するのはこれが二度目だ。前回発売予定だったAirPower充電器ではなんらかの製造問題に見舞われ、開発が頓挫した。

新しいMagSafe充電器はiPhoneに磁力でくっつくシンプルなワイヤレス充電器だ。MagSafeデュアル充電器はiPhoneとApple Watchを同時に充電可能なうえ、折り畳めるので持ち歩くのに便利だ。

新しいiPhone 12用ケースは背面にピタッとつく。アップルはMagSafeを使ったシリコン、クリア、レザーのケースを販売する。磁力でくっつくので画面の縁を覆う必要がない。

ケースをつけたままでワイヤレス充電やほかのMagSafeアクセサリーを使うこともできる。例えばアップル純正カードホルダーは別のケースを買うことなく本体の後ろにカードを収納できる。

サードパーティのアクセサリーメーカーはすでにMagSafeアクセサリーに取り掛かっている。Belkin(ベルキン)はカーマウントとマルチ充電ドックを近々発売する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルが約1万円のHomePod miniを発表

米国時間10月13日、iPhoneのハードウェアイベントが開催され、アップルは99ドル(約1万円)のHomePod miniを発表した。

11月6日に予約受け付けが始まり、11月16日の週に出荷を開始する。本体色はホワイトとスペースグレイの2色となる。

HomePod miniは、その大きな親戚であるMac Proのゴミ箱のようなデザインを捨てて、メッシュの布で覆われた、より球体のような形をしている。ユーザーがSiriを呼び出したり、音量を調整したりできるオンボードスクリーンを搭載しており、他社のスマートデバイスよりも面白いビジュアルを提供している。また、Apple S5チップが搭載されており、HomePod miniの「計算されたオーディオ」を実現するのに役立っていると同社は述べている。

オリジナルのHomePodと同様に、ユーザーは2台のHomePod miniをステレオペアにすることが可能だ。

HomePod miniは、明らかに幅広い新規ユーザーに向けた製品だ。初代HomePodはオーディオファンに感動を与えたが、その高い価格は、新しいスマートスピーカーを探している新しいユーザーにとっては参入障壁が高いものとなっていた。「スマートスピーカー」という呼称を複雑にしているのは、SiriがAmazon AlexaとGoogleアシスタントの両方の知能に数年遅れており、完全なスマートホームエコシステムを導入したいと考えているユーザーにとっては、より妥協の余地のある選択肢となっている。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

iPhone 12とHomePod miniの画像が流出

驚くのが好きな人はこの記事を読まないほうがいいかもしれない。しかし、すでに見出しを読んで最初の画像を見ているはずなので手遅れかも?この記事を呼んだとしても、今回のイベントでのサプライズはいくつか残っているだろう。我々がいま持っているのは、今回のアップルのビックイベント「Hi Speed」の画像のみだ。しかし、今回のイベントでiPhone 12とHomePod Miniが登場することは、長年のスマートフォンのリーカーのEvan Blass(エヴァン・ブラス)氏が公開した画像で確認できる。

そこに添付されている情報は多くはない。しかし、これまでの噂やリークのおかげで、我々は今回のイベントでも十分な事前情報を得ている。真正面と背面のレンダリング画像から見る限り、アップルがここ数年採用しているノッチは依然として前面上部の中心にあり、側面はiPad Proのソリッドなデザインに似ているようだ。

ラインアップはやはり、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの4つバージョンはすべて存在するようだ。価格は699ドル〜1,99ドルの範囲になると予想される。一方、画面サイズは5.4〜6.7インチで、iPhone 12とiPhone 12 Proは6.1インチとなる。iPhone ProとiPhone Pro Maxは3つのカメラ、iPhone 12とiPhone 12 miniは2つのカメラを背面に搭載する。また、iPhone ProとiPhone Pro Maxには、今年初めにiPad Proに加わったLiDARセンサーも搭載されているようだ。

本体色は、黒、白、ネイビーブルーがあり、低価格モデルにはミントグリーン、PRODUCT(RED)バージョン、高価格モデルにはゴールドとグラファイトが用意されるようだ。

新型HomePod miniの概要も判明した。アップルはプレミアムなスマートスピーカーであるHomePodで素晴らしいサウンドを提供してきたが、3万6000円のSiri内蔵スマートスピーカーシステムは多くの人にとって価格が高くて手が出せなかった。99ドル(約1万500円)と噂されているHomePod miniは、HomeKit Hubを家庭に導入するためのより身近な手段を提供してくれるだろう。しかし、Google(グーグル)やAmazon(アマゾン)のスピーカーのミニバージョンのように、サイズと価格のために音質面でトレードオフはかなり高いようだ。

HomePod miniは新しいEchoのように球形で、標準的なHomePodと同様のメッシュスピーカーグリルを備えている。また、カラフルなSiriアイコンが上部で点灯するほか、音量ボタンもある。

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画像クレジット:Evan Blass

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(翻訳:TechCrunch Japan)

10月14日午前2時からのアップルイベントで発表されるモノ

まず、新型iPhoneの発表は当然だ。同社は新型コロナウイルスの感染拡大の影響による生産の遅れを理由に、先月のApple Watchのイベントでは新しいモバイルデバイスを披露しなかった。また、今回もイベントはすべて録画のバーチャルイベントになるだろう。世界中から報道関係者などを呼び寄せて開催するこれまでのイベントで実現できなかったが、飛行機での移動が制限されている現在、アップルは新製品の発表イベントを複数に分割して容易に開催できるようになった。

だからといって、単なるiPhoneの発表イベントにはならないだろう。アップルがより小規模なイベントを開催する可能性は残っているが、今回のイベントはクリスマス前に開催する最後の大型イベントになるはずだ。

イベントの主役がiPhone 12であることは間違いない。同社はAndroidのライバルに比べて、5Gを搭載したデバイスについてはやや出遅れている。例えば、サムスンは5G対応端末をすでに複数台ラインアップしているほどだ。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、5Gは予想されていたよりも展開が遅い。だからある意味、アップルはいいタイミングで5G端末を発表できる。米国では、ミリ波(mmWave)とサブ6GHz帯の5G技術の両方を提供すると言われている。もちろん、世界各国で販売されるiPhone 12シリーズは、特定の市場のニーズによって異なる場合がある。

iPhone 12シリーズには、さまざまなモデルが用意されているという噂だ。結局のところ、アップルのような企業がプレミアムデバイスだけを提供して、それで終わりにできる時代は終わった。ハイエンド端末の売り上げは、新型コロナウイルスが登場してスマートフォンの売り上げが一時的に大きく落ち込む前から、すでに底を打っていた。ユーザーは、いま持っているスマートフォンが問題なく機能している限り、1000ドルを超える新しい端末の購入にうんざりしているのだ。

具体的には、4つのサイズが発表されるだろう。6.1インチと6.7インチのハイエンドデバイスと、6.1インチと5.4インチの低価格デバイスだ。価格帯はかなり広く、iPhone 12 miniの699ドル、iPhone 12の799ドル、iPhone 12 Proの999ドル、iPhone 12 Pro Maxの1099ドルのラインアップになりそうだ。Apple Watchのラインアップが拡大されたことに加えて、アップルは今回、iPhoneにもあらゆる選択肢を用意している。

これまでの報道をまとめると、同社はすべてのモデルに有機ELディスプレイを導入する予定だ。液晶パネルを採用していた時代からすると大きな変化だろう。またこれらの新モデルは、歓迎すべきデザイン変更がある。iPhone 5に沿ったデザインに戻ると報じられている。具体的には、丸みを帯びたエッジ部分は削られ、iPad Proのようなフラットなデザインが採用される見込みだ。

そのほかの興味深い追加機能としては、過去のMacBookシリーズに採用されていたMagSafeの名称が、純正ワイヤレス充電パッドで復活することが挙げられる。この充電パッドは、失敗に終わったAirPowerの記憶を消し去ることになるだろう。1〜2台のデバイスで利用でき、iPhone 12シリーズが背面に内蔵する磁石を利用して適切な位置に取り付けられるようだ。

音楽関連事業は常にアップルの要となっているが、同社は長い間オーディオ製品のアップデートが遅れていた。今回、待望のオーバーイヤーヘッドフォンAirPods Studioが登場するかもしれない。モデルには2つのバリエーションが用意されており、注目ポイントはその素材だ。また、スマートスピーカーの小型版も開発中かもしれない。HomePodは長い間、多くの人にとって高価格すぎて手が出なかったため、廉価な小型版なら人気が出るかもしれない。

さらに長らく噂されてきたものの、何度も発表が延期されてきた忘れ物防止タグのAirTagsもついに登場するかもしれない。Apple TVについても同じことが言える。同社のApple TV+のサブスクリプションサービスがもうすぐ1周年を迎えるので、ハードウェアのアップデートがあってもおかしくはない。なお、Apple Siliconを搭載した新しいMacの登場も期待したいところだが、同社はこのMacのために2020年内にもう1つのイベントを計画しているようだ。

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画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)