Coinbaseからデビットカード出金が可能に、手数料は米国で最低0.55ドル、EUなどで最低0.52ユーロ

暗号通貨取引所のCoinbase(コインベース)が、Coinbaseアカウントから資金を引き出す方法を追加した。互換性のあるデビットカードを口座に追加しておけば、ほぼ瞬時にUSD、EUR、GBPを銀行口座に送金することができるようになる。

主な欠点は手数料がかかること。米国では1.5%、少額の取引であれば最低0.55ドルを差し引く。英国とヨーロッパでは、それぞれ2%の手数料、または最低でも0.45ポンド/0.52ユーロを差し引く。

そのほか、互換性のあるデビットカードを持っている必要があり、すべてのデビットカードが送金に対応しているわけではない。英国とヨーロッパではでは、Visa Fast Fundsに対応したVisaカードが必要で、米国ではそれに加えてMastercard Sendに対応したMastercardカードも利用できる。

利用している銀行やカード発行会社がこれらの機能をサポートしているかどうかを知るのは難しいので、とりあえずCoinbaseにカードを追加して、使えるかどうかをチェックするのは手っ取り早いだろう。

Coinbaseはほかの出金方法を制限しているわけではない。例えば、ヨーロッパでより安く資金を引き出す方法を探している場合、SEPAの銀行送金は1回の送金につき0.15ユーロだ。ユーザーが口座を持っている銀行が対応していれば、即時のSEPA送金をサポートしている。

また、PayPalアカウントとCoinbaseアカウントをリンクさせることもできる。数秒以内にPayPal口座に送金が完了し、Coinbase側の手数料は一切かからない。

このように銀行口座からCoinbase口座への資金移動にはさまざまな方法が用意されている。その中には、他の方法に比べて時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもある。暗号通貨と暗号通貨の取引は、トークンを送るのに必要なのは受取人のウォレットアドレスだけなので、それに比べれば少しシンプルだ。

画像クレジット:Coinbase

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:Coinbase

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Coinbaseが2020年後半か2021年初頭の上場を検討中との報道

Coinbase(コインベース)は、株式公開市場にアプローチする可能性のあるメガスタートアップの中でも最右翼にいる。デジタル通貨取引所の同社は、秘密のデータに特化するユニコーンのPalantir(パランティア)に続くかもしれない。Palantirは申請書類を非公開で提出したと発表後、同じくIPOに向かっている。

ロイター通信は米国時間7月9日、米国を拠点とする人気の高い仮想通貨取引プラットフォームであるCoinbaseが、2020年後半か2021年初めに上場デビューを果たす可能性があると報じた。それによると計画は依然流動的だが、仮想通貨に特化するフィンテック企業である同社は「複数の投資銀行や法律事務所と、起用に向け交渉を行っている」という。

Coinbaseはコメントを拒否し、TechCrunchにメールで「噂や憶測についてコメントすることはできない」と述べた。

さらにロイターは、Coinbaseが従来の株式公開ではなく株式の直接上場を目指す可能性があると報じた。企業は直接上場により、IPOで行われるブロックトレードを通じた株価の正式決定を経ずに、公開市場で取引を開始できる。直接上場はコンセプトとして近年人気が高まっている。未公開企業が資金調達手段の際にIPOに頼るケースが少なくなったこと、一部のシリコンバレーのエリートがIPOで通常起こるディスカウントに幻滅していることが理由だ。ディスカウントにより企業は数千万ドル(数十億円)、場合によっては数億ドル(数百億円)を取り損なう。

Coinbaseは直接上場を考える会社の典型的な例だと思われる。未公開企業としてこれまで5億ドル(約530億円)以上を調達し、資金が豊富でバリュエーションも非常に高い。Crunchbaseのデータによると、Coinbaseが直近で3億ドル(約320億円)を調達した際のバリュエーションは80億ドル(約8550億円)だった。高いバリュエーションと潤沢な手元資金は、以前直接上場したSlack(未訳記事)とSpotifyにも共通する。

ほとんどの企業はいまだにIPOで公開市場を目指す。この数週間のAccolade(未訳記事)やVroom(未訳記事)などで見られた伝統的なデビューだ。TechCrunchは米国時間7月8日、さらに2つのIPO(未訳記事)、GoHealth(ゴーヘルス)とnCino(エヌシーノ)の株価の初期的レンジ(仮条件)について採り上げた(未訳記事)。両社はいずれも直接上場モデルを避け、未公開市場からのイグジットで資金調達を選好した。

結果

現在のCoinbaseの規模ははっきりしない。同社の過去の財務数値はベールに包まれており(未公開企業では通常のこと)、(漏れてくる情報による規模は)少し不揃いだ。メディアの報道によると、2017年の売上高は仮想通貨ブームに乗り約10億ドル(約1070億円)に達した(Vox記事)。2018年の正確な実績は明らかではないが、メディアの報道によるともう少し小さい規模であることがうかがえる(THE BLOCK記事)。

Coinbaseが直接上場か従来のIPOのいずれを選択するかに関係なく、S-1(上場前に米証券取引委員会に提出する書類)を見ることはできる。S-1は同社の過去の財務実績に関して詳細な情報を提供する。同社が数々の仮想通貨のブームとその崩壊をどう乗り切ってきたのかもわかる。

史上最高水準の株式市場と、過去の常識的な水準をはるかに上回るハイテク株の株価をみて、非常に評価の高い一部のユニコーンが株式市場でのデビューに向け準備していることは驚くにあたらない。果たして何社がやってのけるのか見物だ。

画像クレジット:Chesnot / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

CoinbaseがVisaの主要メンバーとなりデビットカード利用を促進

Coinbase(コインベース)はPaysafeと提携し、Coinbaseアカウントの残高と連動するVisaデビットカードであるCoinbase Cardを発行している。そして同社は現在、Visaのプリンシパルメンバーとなり、Paysafeへの依存を減らしつつカード決済スタックの大部分をコントロールできるようになる。

Coinbaseによると、このレベルのステータスを得た暗号通貨関連企業は同社だけだという。Coinbaseは今後、より多くの市場でCoinbase Cardを提供する予定だ。この新しいステータスは、より多くの可能性と機能を開く可能性がある。

Coinbaseは当初、英国でCoinbase Cardをローンチし、現在はヨーロッパの29カ国で利用できる。カードはVisa対応の決済端末やATMと連携し、決済にどのウォレットを使用するかをアプリ内で決め、10種類の仮想通貨を支払いで利用できる。

またCoinbaseでの取り引きと同じように、コンバージョン手数料が存在する。それに加えて、多額のお金を引き出したり、海外で購入したりすると、追加手数料がかかる場合がある。詳細はこちらに記載されている。

xそれでも、カードを注文したユーザーの半数は積極的にカードを利用している。これまでのところ、主な市場は英国、イタリア、スペイン、フランスだ。Bitcoin(ビットコイン)などの暗号化通貨は、まだVisaやMastercardに取って代わるものではないかもしれないが、今のところは従来のデビットカードの優れた代わりの選択肢となっている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

コインベースがCoinbase Proのモバイル版をリリース

仮想通貨取引所のCoinbase(コインベース)は米国時間10月10日、上級ユーザー向けのモバイルアプリをローンチした。Coinbase ProはiOS向けにダウンロードが始まっており、Android版も間もなく登場する。

Coinbase Proは、指値注文などの高度な注文を設定できる取引所。これらは暗号通貨の取引では標準的な機能だ。しかしCoinbaseは、メインサイトのCoinbase.comでの取引ができるだけシンプルでわかりやすいものになるように、別の「Pro」プラットフォームを用意した。

そしてこれからは、Coinbase Proをスマートフォンでも使える。いろいろ試してみたが、アプリは期待どおりの機能を備えている。最初のタブには、取引ペアのリストが表示される。

ひとつのペアをタップすると、リアルタイムのローソク足、注文帳、アクティブな注文、およびこのペアの取引履歴が表示される。また、各取引ペアのページから暗号通貨の売買注文を設定することもできる。

2番目のタブでは、暗号資産のポートフォリオとアセットを法定通貨で表示できる。また、モバイルアプリケーションから暗号通貨を預けたり引き出したりもできる。しかし残念なことに、特定の通貨(ドルやユーロ、ポンドなど)を預けたり引き出したりする場合には、ウェブサイトに行くように指示される。そして、過去および現在の注文、手数料と制限が確認できる。

Coinbaseは先週、取引量の少ないCoinbase Proの顧客の手数料の一部を引き上げた。30日間で5万ドル(約540万円)以下の取引の場合、Coinbase Proでのトレードはより高くなっている。また、30日間で1万ドル(約110万円)未満の取引の場合、メーカーとテーカーの手数料が0.5%かかる。

Krakenでは過去30日間の取引額が5万ドル未満の場合、手数料として0.26%がかかる。Binanceでは、取引手数料として0.1%を徴収する。新たな取引手数料を設定することで、Coinbaseは確かにプロユーザーをターゲットにしているようだ。

なお、本記事を執筆したRomain Dillet(ロマン・ディレ)記者も、さまざまな暗号通貨を少量保有している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Coinbaseが大口保有者の売買動向を提供へ

Coinbaseはその膨大なユーザーベースを活かして、人々の取引行動と価格の相関についてより詳しい情報を提供しようとしている。現在Coinbaseでは15種類の暗号通貨の取引が可能であり、この新機能から何らかの兆候をに読み取れるかもしれない。

価格と変動情報に加えて、ユーザーはCoinbaseの大口顧客が今どんな動きをしているかを見ることができる。それぞれの通貨について、買い/売りの比率がわかる。

舞台裏でCoinbaseは、保有残高が上位10%に入るユーザーの行動を追跡し、そのうち何人のユーザーが過去24時間に順位を上げたか下げたかを数える。データは2時間毎に更新される。

Coinbaseは他にも2種類のデータポイントを算出する。各通貨の平均保有期間と支持率だ。ここではCoinbaseの全ユーザーを対象に、特定の通貨を売ったり別のアドレスに送金したりする前にどれだけの期間保持しているかを調べてデータを提供する。

ただし、ユーザーがハードウェアウォレットやその他のセキュアなウォレットに資金を移動した場合はアカウントから消えてしまうので、Coinbaseはユーザーがもはやその資金を「保有」しているとは見なさない。

さらにCoinbaseは、価格データを監視することで、複数の通貨の間に価格の相関があるかどうかを調べる。この機能を使ってユーザーはバランスのとれた暗号通貨ポートフォリオを作ることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Coinbase、仮想通貨のVISAデビットカードをUKで開始

Coinbaseで仮想通貨を手に入れても、それらをどう利用するべきかわからないユーザーも多く存在するだろう。だが、英国のCoinbase利用者たちに朗報だ。今後はプラスチックのカードを手に入れ、店内やオンラインショップで仮想通貨を使うことができる。

このカードはVisaカードなので、Visaネットワーク上のどの店舗でも機能する。そして同社は、仮想通貨残高を管理するために、「Coinbase Card」と呼ばれるモバイルアプリを立ち上げた。例えば、カードでBitcoin、Ethereum、Litecoinのどれを使うかを選ぶことができるようになる。

同アプリでは現在Coinbaseで利用可能な仮想通貨を全てサポート。既存のCoinbaseアプリからCoinbaseCardアプリに仮想通貨を移す必要はない。カードはCoinbaseアカウントから直接、仮想通貨を取得する。

そして、このカードは、非接触型決済、ならびに、ATMからの引き出しもサポート。取引の情報は、為替レートの詳細と一緒にアプリに即座に表示される。

では、コストについて話そう。カードを注文するには4.95ポンド(6.50ドル)かかるが、最初の1000人は無料。各取引の手数料は2.49%、変換手数料は1.49%、取引手数料は1%。英国の外のヨーロッパ諸国で使うなら、2.69パーセントの料金が発生する。ヨーロッパ以外では、1トランザクションあたり5.49%の費用がかかるので、そのような状況では別のカードを使用することを検討するべきなのでは。

チャージバックの処理の手数料は20ポンド(26.20ドル)と同様にかなり高価だ。 1ヵ月あたり200ポンド未満の引き出しであれば、メンテナンス料やATM引き出しのための追加費用はない。

背景についても説明しよう。カードの発行はPaysafe、 以前はShift Paymentsとして知られていたApto PaymentsがCoinbase Cardアプリを開発している。もしかすると、以前、CoinbaseがShift Paymentsと提携して米国でカードを発行したことを覚えているかもしれないが、米国ではもうCoinbaseカードを入手することはできない。

コインベースはCoinbase Cardを他のヨーロッパ諸国でも展開する予定だ。

(本稿は米国版TechCrunchの記事を翻訳・編集したものです)

[US版TechCrunchの記事はこちら]

スタートアップの資本構成を管理するCartaが創業6年でシリーズD $80Mを調達

スタートアップを支援するスタートアップが、VCからの支援を得て新しいジャンルを確立しつつある。

The WingThe Riveterのようなコワーキング(co-working)スペースが今年は資金をかき集めたし、またBrexの場合のようにスタートアップ専用コーポレートカードのプロバイダーも新たに資金を獲得した。

そして今度は、企業のキャップテーブル(cap table, 資本構成表)や評価額、ポートフォリオ投資、エクィティプランなどの管理を助けるCartaだ。同社はこのほど、評価額8億ドルで8000万ドルのシリーズDを発表した。前はeSharesという名前だった同社は、リード投資家のMeritechとTribe Capital, さらに既存の投資家たちから、この資金を調達した。

このラウンドでCartaの総調達額は1億4780万ドルになる。同社の既存の投資家には、Spark Capital, Menlo Ventures, Union Square Ventures, そしてSocial Capitalなどがいるが、Social Capitalは今回のシリーズDに参加しなかった。ただし新しいVC企業Tribe Capital(前掲)を立ち上げたArjun Sethiは、以前Social CapitalのCartaへの投資をリードし、また彼と共にSocial Capitalのパートナー三人組と呼ばれたJonathan HsuとTed Maidenbergは、VCを‘卒業’してテクノロジー企業専門のホールディングカンパニー(持株会社)を立ち上げた。一方Tribeは、自らの立ち上げファンド2億ドルを目下調達中と言われる。

2012年にHenry Ward(上図)がパロアルトで創業したCartaは、今回の資金を、同社のトランスファーエージェント(transfer agent, 名義書換代行業務)とエクィティアドミニストレーション方面のプロダクトとサービスの開発に充てて、スタートアップの公開企業への遷移をより良くサポートしていきたい、としている。また、投資家たちが自分のポートフォリオ企業からデータを集め、彼らのバックオフィス(事務管理部門)を管理していくためのプロダクトも、計画している。

Wardはラウンドの発表声明でこう述べている: “弊社は、プライベート企業のオーナーシップ管理を変えていく道のりをここまで歩んできた。その間、証券の電子化とキャップテーブル普及させ、監査対象となる409A*と組み合わせてきた。しかし弊社の意欲は、プライベートに保有されベンチャーが支援する企業のサポートにとどまるものではない”。〔*: 409A, 参考記事

Cartaの顧客にはRobinhood, Slack, Wealthfront, Squarespace, Coinbaseなどがいて、現在およそ5000億ドルのエクィティを管理している。今年Cartaは社員数を310名から450名に増やし、また取締役会管理やポートフォリオ分析などのプロダクトを立ち上げ、さらに#Angelsとの共同調査により、女性スタートアップの社員たちにおける大きなエクィティギャップという差別実態を明らかにした。

9月に発表されたその調査は、女性はスタートアップのエクィティ保有社員の35%を占めるにもかかわらず、女性のファウンダーと社員の保有額は9%にすぎないことを明らかにした。しかも、スタートアップのファウンダーの13%が女性なのに、彼女らはファウンダーエクィティのわずか6%、男性1に対し0.39ドルしか保有していない。

関連記事: The Gap Table: Women own just 9% of startup equity(未訳)

画像クレジット: Carta

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Coinbaseで暗号通貨同士の交換が可能に

信じられないことに、現在CoinbaseでETHを買うためには、BTCを一旦USドルに変えなくてはならない。同社はようやく暗号通貨同士の直接交換機能を追加する。

同機能は、Bitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)、0x(ZRX)、およびBitcin Cash(BCH)で利用できる。今は米国ユーザーのみ利用可能だが、他の国々にも展開する予定だと同社は言っている。

手数料を詳しく見てみよう。ヨーロッパまたは米国に住んでいる人は、USドルまたはユーロで暗号通貨を売買するたびに、スプレッド(買値と売値の差)に加えて1.49%以上の手数料を支払う。クレジットカードやデビットカードを使うと手数料はさらに高くなる。

Coinbaseは、不換通貨と暗号通貨のスプレッドは0.5%前後だが通貨の組み合わせや注文待ち行列によって変わると言っている。

取引高が200 USドル(または相当)以下だと手数料はずっと高くなる。たとえば、10ドルの売買では手数料が0.99ドルすなわち9.9%になる。100ドルの手数料は3%だ。

しかし良いニュースは、これがトークンとトークンの取引ではまったく別の話になることだ。Coinbaseは手数料を取らない——スプレッドは避けられない。そして、特殊な組み合わせ(ZRXをBCHと交換するなど)では、スプレッドに1%前後支払うことにもなる。それでも、Coinbaseで取引したいだけの人にとっては、ずっと良いユーザー体験だ。

他の交換所の話を持ち出すまでもなく、Coinbase Proのユーザーは遠い昔から暗号化同士の取引が可能だ。しかし多くの新しい暗号通貨ユーザーにとっては今もCoinbaseが入り口だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Coinbase CEO、暗号通貨慈善ファンドを設立、目標は10億ドル

Coinbaseが暗号通貨インデックスファンドを米国投資家向けに開放してから間もなく、同社CEOが独自のファンドを発表した——ただし、今回は慈善事業に焦点を絞っている。

GiveCrypto.orgは今年中に1000万ドルの調達を目標にしている。同組織はすでに350万ドルを集めており、今後2年間で総額10億ドルを目指す。

Coinbase CEOのBrian Armstronは、Gates Foundationや暗号通貨コミュニティーの慈善活動に触発されたと言った。Rippleは数百万XRPを学校に寄付し、Pineapple FundOMGがGiveDirectlyに100万ドルの寄付をするなど、いずれも暗号通貨が世界中にポジティブな影響を与えられることを知らしめる行動だと彼は言った。

「早期に暗号通貨に投資した人たちは、比較的短い時間に膨大な冨を蓄えた。しかし暗号通貨コミュニティの評判は、ランボルギーニに乗った男たちのイメージに支配され、その異様な行動が注目を集めている。これはわれわれのコミュニティーの真実の姿ではない。私が知る暗号通貨エコシステムに関わる人のほとんどは、このテクノロジーをもっと広く人々に届ける責任があると信じている」。 GiveCrypto.orgに個人で100万ドルを寄付したArmstronがMediumに投稿した記事に書いた。

The fund is open for donations at givecrypto.org/donate

CoinbaseのCEOによると、同ファンドは現金による直接支払いと、暗号通貨-暗号通貨支払い——あるいは”hodling” [売らずに持っておく]も——のいずれにも対応して、資金を必要とする人たちに届ける。

その件についてArmstrongは、しかるべき時がきたらGiveCrypto.orgは、地域の信頼できる「アンバサダー」を探して支払い手続きを依頼するつもりだと語った。ほかに、NPOとの協調、金銭フローを追跡するシステムの開発などGiveDirectlyなどの組織がすでに行っている活動も行う。

大きな焦点は非銀行利用者層とみられるが——暗号通貨は伝統的金融世界以外の人たちにもリーチ可能で、直接取り引きによって不正行為の可能性を排除している——、寄付金の贈呈先をどうやって選ぶのかはまだ明らかになっていない。いずれにせよ、慈善ファンドはまだ構築中であり、現在ファンド形成などを行う事務局長を募集中だ。

注記:本稿の執筆者は少額の暗号通貨を保有している。理解を得るには十分、生活を変えるには不十分な金額。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

仮想通貨取引所のCoinbase、取引中止から復旧も断続的停止状態

米国最大の仮想通貨取引サイトであるCoinbaseは、仮想通貨価格暴落後の一時的取引中断状態から復旧した。

今日は、売買が「断続的に」オフラインになると同社は顧客に伝えている。

今日(米国時間12/22)午前の同社ウェブサイトの告知には「本日の大量トラフィックの影響により、売買は一時的にオフラインになることがある。復旧にむけて作業中」と書かれている。

この前には、取引を一時的に中止する旨の発表があった。

年末のトラフィック増加を受け、仮想通貨ウォレット/取引所にとって狂乱の数週間が続いている。

システム停止は、昨日本誌が報じた仮想通貨暴落に続いて起きた。この暴落によってbitconの価値は一時4000ドル以上消失した。これはbitcoinにとって今年最大の価値損失(パーセーテージベース)だ。

1月以来、世界一有名な仮想通貨の価格は998ドルから今週には2万ドル近くまで急騰した。

bitcoinの突然かつ急激な価値低下についての説明はないが、ブロックチェーンに基づく通貨の値下がりはこれだけではない。

[仮想通貨の暴落はbitcoinだけではない。トップ100の仮想通貨のうち2つを除いて過去24時間に価値が下がっている]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

CoinbaseのCEO曰く「投資は道理をわきまえて」

人気の暗号化通貨取引所、CoinbaseのCEOはMediumへの投稿で、もっと道理をわきまえて投資するようユーザーに呼びかけている。「デジタル通貨の取引きには一定のリスクがともなうことも改めて伝えたい」とCEOのBrian Armstrongは言う。「デジタル通貨は変動が激しく価格は大きく上下する」。

現在企業価値16億ドル(このトレンドが続けば間違いなくもっと高値がつくことは間違いない)といわれる同スタートアップは、昨日急増した取引きの影響でシステムがダウンし大変な一日を過ごした。長時間にわたりアプリは利用不能となり、口座の残高照会さえできないユーザーが多数発生した。CoinbaseアプリがApp Storeで無料アプリのダウンロード数トップになった結果だ。

Armstronは、bitcoinの人気沸騰と最近の驚異的な値上がりによって、同社のシステム基盤に負荷がかかったが、直ちにスケーリングして需要に答えようとしていると語った。同社によると、ピーク時の取り扱い可能取引き数を40倍に引き上げ、サポートチームを640%増員し、電話サポートなどの機能も追加したという

それでも、サービスの混乱は続くかもしれないとArmstronは言う。「システム基盤と技術スタッフの強化を続けているが、価格変動が激しく取引量が増えた際には、Coinbaseがサービスレベル低下あるいは利用不能に陥る可能性があることを理解してほしい。一定期間売買ができなくなるかもしれない」。

Coindeskによると現在bitcoinの価格は1万5000ドル前後で安定しており、過去24時間で11%近く下がっている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Bitcoin、3000ドル超えで史上最高値を更新

Bitcoinの価値が過去最高の1 coin当たり3000ドルに達し、待望の分裂に始まった激動の一週間を終えた。

CoinbaseKrakenといった人気の取引所の何か所かで1 bitcoinの価値が3000ドルを超え、一カ月前より485ドルの高値となった。今年5月、Bitcoinは急騰して初めて2000ドルを超え、6月には3000ドル近くまで上がったが、後に暴落した

過去12時間、分裂によって30%下げていたbitcoinの価値は10%以上跳ね上がった。中国のOkCoinなどいくつかの取引所は、1 bitcoin当たり3200ドル以上の値を付けている。

結局、この急騰によってbitcoinの時価総額は500億ドルを超えた ―― Coinmarketcap.comによると本稿執筆時点で $51,737,289,581。

bitcoinの価値が1 coin当たり3000ドルを超えた時のグラフ

この通貨の主たる不安要素は、分裂の可能性を巡る不確定さだ。bitcoinコミュニティーの一部が、bitcoinの処理速度低下を防止するための変更を要請した。その結果がBitcoin Cash(BCH)と呼ばれる分裂で、8月1日に起きた。

BCHは従来のbitcoinブロックチェーンを踏襲する、すなわちBTCを持っている人は誰でもBCHを利用できる。しかし、当初は分裂後の通貨に対応していない取引所もあり、 Coinbaseもその一つだ。顧客らはCoinbaseからcoinを引き出し、法的行動をとるという脅しもあったため、Coinbaseは方針を変更し、1月1日までにBCHの引き出しを可能にすると約束した。ただし現時点で取引きが可能になるかどうかは不明だ。

BCHは最初の一週間、bitcoin基準からみてもかなり激しく変動した。

新通貨は555ドル前後で誕生し、水曜日には727ドルでピークを迎えた。その後現行価格の220ドルへと下落し、対照的にbitcoinは3000ドルの大台を超えた。

Bitcoin Cash、一週目の取引状況(via Coinmarketcap.com)

専門家はBCHの長期的未来に対して懐疑的だ。それは現時点では不安定な価値をつける以外に何もできることがないからだ。将来十分な数の企業やデベロッパーを引き寄せることができれば変わる可能性もあるが、BCHの採掘がbitcoinと比べて困難であることは多くのマイナー(採掘者)にとって理にかなっていない。それも将来調整される可能性はあるとCoindeskの最新記事が示唆しているが、現時点ではまだbitcoinの方が実入りの良い選択だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

東京銀行などから投資を受けたCoinbaseがシンガポールに次いで日本進出をねらう

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世界最大のbitcoin企業のひとつであるCoinbaseが、東京銀行やTwitterの日本進出を助けた企業など日本の一連の投資家たちから資金を獲得し、同社の市場としての日本にも焦点を定めた。

アメリカの企業であるCoinbaseは、 Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ(BTMU)とのパートナーシップを発表し、“その長期的な国際展開努力を支援していく”ことになった。つまり同社から見れば、サービスを日本に拡張する、という意味だ。Coinbaseはさらに、BTMU, Mitsubishi UFJ Capital(MUCAP), およびSozo Venturesからの投資を確保したことを開示した。Sozoはアメリカと日本にまたがるファンドで、TwitterやLinkedInにも投資している。

Coinbaseはbitcoinを買い入れるための消費者ウォレットサービスと、それを費消するための多様な商業者パートナーを提供しているが、同時にまた、機関投資家たちのためのプラットホームも運用している。これまで同社は投資家たちから1億ドル以上を調達しており、もっとも最近では2015年1月の、DFJがリードした7500万ドルあまりのラウンドがある。Reutersの記事によると、日本からの投資は1050万ドルだ。

サンフランシスコに本社のある同社は昨年、アジアの最初の拠点としてシンガポールに進出したが、アジア最初の取引所は日本に開く。シンガポールでの開設は、当局の認可を要するからだ。

“日本ではまだデジタル通貨の取引所サービスを提供していないが、弊社は国際展開の継続にコミットしており、BTMUとの協力のもとに、アジアとグローバルの主要市場を強力にサポートしていきたい”、とCoinbaseは声明文で言っている。

日本は2年前の、自爆したが窃盗や詐欺の噂もあるMt. Goxの一件で、bitcoinの世界で派手に有名になってしまったが、今ではBitflyer, Kraken, Quoine, Coincheckなど複数の取引所がある。Mt. Goxのメルトダウンに対応して日本は、bitcoinを監督するための新しい法律を今年成立させた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Coinbaseは、Bitcoinのビジネス利用をリードする


メモリアルデーの祝日には最新テクノロジーを試すしかないとばかりに、私はBitcoinをいくらか購入した。午後にはDotsをプレイし、もしかしたら3Dプリンターで耳を作っているかもしれない。

私がBitcoinを .1(13.17ドル)買ったのは、それがCoinbaseというスタートアップであり、この会社がTechCrunch編集者でBitcoinマニアのJohn Biggs言うところの「怪しくなさそうなところ」だったからだ。「これはおふくろにも薦められるものの一つ」とBiggsは強調する。実際、もし母親が銀行口座をFidelityやCharles Schwabのアカウントにリンクして投資信託を買う方法を知っていれば、Coinbaseを通じてBitcoinを買うのも同じようなものだ。口座情報を入力していくつかの取引を承認すれば、ママもSilk Road[アングラ売買サイトの一つ]に一歩近づく。

Bitcoinのウォレット、両替サービス、および支払いシステムとして、Coinbaseは最も「合法」でユーザーフレンドリーなBitcoinスタートアップの一つであり、Twitterの投資家、Fred WilsonらからBitcoinスタートアップで過去最大の500万ドルを調達していることによって、そのポジションを確固たるものにしている。Wilsonは投資すべき製品と計画を持つBitcoinスタートアップを見つけるまでに2年以上を費した。そしてCoinbaseのファウンダーらは実に由緒ある血統の持ち主だ。Brian ArmstrongFred Ehrsamは、それぞれAirbnbとGoldman Sachsに在籍した経験をもつ。

投資家の関心だけでなく、このスタートアップは一定の牽引力を見せつつある。1月に同社はBitcoin-米ドルの両替サービスをスタートし、100万ドル相当のBitcoinが入出金された。2月にはそれが250万ドルになり、4月は1500万ドルだった。数字はBitcoinの交換レート上昇に伴い必然的に増加する。Armstrongは、同社の手数料を全取引の1%に設定し、取引高、売上、ユーザーの新規登録は毎週15%の早さで伸びている。「CoinbaseはBitcoinで最も信頼のおける消費者ブランドになりつつある」と投資家のBobby Goodlatteは私に言った。

あらゆる抽象的通貨は ― 金であれ不換紙幣であれKloutであれ ― 、内在的価値を持つ資源であり通貨と交換することが可能だ。世の中の多くの物と同じく、通貨は裸の王様に似ている。サンフランシスコでスターバックス・ラテに3.5ドルの価値があると全員が信じている限り、それが続く。今このトリックは、人々にそれが 0.03BTCの価値でもあることも納得させようとしている。

いつそれが起きるかに関して、まだ審判は下されていない。人々はランダムな数字の列を信じなくなるのか? BitcoinはRippleがFacebookならFriendsterになるのか?時価総額20億ドルの通貨の交換から1%の手数料を取るビジネスがどこまで大きくなるのか?

そして忘れてならないのが、いつパロアルトのCoupa CafeでBitcoffeeが簡単に買えるようになるのかだ。今日Coupaに電話したところ、最初に出た人物は何も知らなかった。Coinbaseを使ってCoupaのウォレットに「送金」する必要があるらしい。CoinbaseのiOSアプリ経由ではそれができない。

Bitcoin Revolutionの著者、Max WrightはBitcoinが本流になると予想している。即ち、今後2~3年で殆どのニッチ市場において複数の会社がBitcoinによる支払いを受け入れるようになるという。なるほど。「Bitcoinの伝統的銀行や信用システムに対する優位性は否定できない。Bitcoinの取引コストはゼロであり、これは既存のクレジットカードやオンライン支払い方式が取引毎に2~5%の手数料をとっているのと比べると厖大な利点だ」

Andreessen Horowitzのパートナーで OpenCoinの投資家、Chris Dixonは、TechCrunch Disrupt NYでデジタル通貨を「レッドピル」と呼んだが、 Bitcoin普及の正確な時期に関しては慎重だ。「この手のことは驚くほど予測が難しい。Bitcoinは完全消滅するかもしれない。本流になるかどうかは、技術者や起業家がBitcoinを使いやすく、統合しやすく、信頼性を高く、信用を高くする等々のインフラを作れるかどうかにかかっている。これは、バックエンド技術および、対消費者の販売サービス両方を意味している。私の予想を言えば、それは起き始めている」

給料をBitcoinで払っているAmrstrongは、懐疑派に対してこう語る。「われわれが思うに、重要なのは手数料を下げること。低い手数料は消費者のポケットに入るお金が増えることを意味し、それはスモールビジネスのポケットにも多くのお金が入ることを意味している」

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(翻訳:Nob Takahashi)